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就活がうまくいかない原因は?選考過程別・見直しのポイント

就職活動がなかなかうまくいかない。

そんな悩みを抱えていたら、自分は選考過程のどの段階で
不採用になることが多いのか、振り返ってみましょう。

エントリーシートの書類選考がそもそも通過しないのか。
それとも一次面接が突破できないのか。
グループ面接が苦手なのか。または、どうしても最終面接の壁が高いのか。

選考のどの段階で不採用となることが多いのかで、
うまくいかない原因や、直すべきポイントは異なります。

ここでは選考フローごとに、選考のポイントと見直すべきポイント、
そして対策を紹介します。自分の状況に合わせて、
就職活動の軌道修正のポイントを見つけてみてください。

エントリーシートが「ありきたりの言葉」になっていないか確認

ありきたりの言葉

まずはエントリー段階で不採用になってしまうことが多いケースです。

エントリーシートの段階で不採用になることが多い場合には、志望動機や自己PRが「ありきたりの無難な言葉」になっていないか、見直してみましょう。

担当者は多くのエントリーシートを目にします。だから、志望動機や自己PRが「ありきたり」の内容だったり、「どの企業の志望動機としても何となく通用してしまいそう」な当たり触りのない言葉が続いていたりすると、「この学生は志望動機と自己PRを使い回しているな。」「本気で入社したいと思っていないな。」とすぐにわかってしまいます。

「面倒くさいから」とコピーペーストで志望動機や自己PRを複数の応募企業に対して使い回してしまっていませんか。

就職関連本や就職関連サイトで紹介されているような例文を、そのまま微修正して使っているような志望動機や自己PRになっていませんか。

誤字・脱字はありませんか。

人柄や志望動機を裏付ける、具体的な体験談・エピソードはきちんと入っていますか。

志望動機や自己PRから人柄が伝わり、採用担当者が「会ってみたい」と思わなければ、書類選考は通過しません。

これは自分ではなかなか判断することが難しいので、もしエントリーシートの段階で不採用になることが多いのであれば、一度第三者に自分の人柄や思いが伝わる内容になっているかどうか、チェックしてもらいましょう。

1次面接は「話し方」と「話す内容」を見直そう

一次面接では、「一緒に働きたいと思えるか」「社内で活躍できそうか」など、人柄やコミュニケーションスキルなどを中心に採用判断をしていきます。

一次面接がなかなか通過しないようであれば、志望動機や自己PRの「話し方」と「話す内容」を見直してみましょう。

特に意外に多くの学生が意識していないのが、「話し方」です。面接の場で、面接官の顏を見てきちんと話せていますか。表情が硬くなりすぎていませんか。暗記してきた志望動機や自己PRを、一気にまくしたててしまっていませんか。

「話し方」は面接の印象を大きく左右します。早すぎず、適切なスピードで思いの強弱を込めながら語れているか、自分の面接を振り返ってみましょう。

そして「話す内容」も思い出してみてください。自分の人柄がわかる体験談やエピソードを盛り込んでいますか。

志望動機が表面的な美辞麗句になっていませんか。

特に志望動機は、その動機が「自分軸」の判断かどうかが重要です。「自分はこんなことをやりたい(こんな価値を社会に提供したい)から、この会社を選んだ。」と語れていますか。

「親や先生に勧められたから。」「安定している企業だから。」「社会的信用があるから。」などは他人や企業の価値が判断軸になっている志望動機です。もちろんいくつかある志望動機の1つでこうした理由があってもいいのですが、メインは「自分軸」でなければなりません。

一次面接で不採用になることが多いようであれば、この点を再確認してみましょう。

※特に一次面接で気を付けたい「話し方」と「話す内容」については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
就活の面接でマナーよりも面接官が気にする3つのこと

グループディスカッションでは「気おくれ」しないで

最近はグループワークや、グループディスカッションを選考過程に取り入れる企業も増えてきました。このグループディスカッションでは、「学生同士」という「面接官と学生」という状況よりも学生の個性が表れやすい場で個人の適性や能力を確認するとともに、社内で仕事を進める時に、どんな役割を果たしてくれそうかを判断していきます。

このグループディスカッションがどうも苦手、という人も少なくありません。主張の強い学生に気後れして思うように発言できない・・・なんてこともあるでしょう。

しかしグループディスカッションでは、その場を仕切れてリーダーシップを発揮できればいいというわけではなく、

□チームで結論を出すため(目的を達成するため)に協力できていたか。
□自分の意見をきちんと言えていたか。
□他人の話を聞けていたか。
□議論に積極的に参加できていたか(相手の話を積極的に聞くのも「参加」です)。
□独自の視点、意見を持っているか。
□論理的な思考を持っているか。

など様々な視点から判断して、企業に合う人材を採用していきます。

そのため、グループディスカッションではいろんな役割での関わり方があるので自分らしく積極的に関わっていけばよいのです。

ただし全く意見がないのはマイナスですから、話すことが苦手でも、1度くらいは自分の考えを主張しましょう。あとは話し手の顔を見て積極的に聞く、グループで結論がまとめやすいようにサポートする、という関わり方ができます。

反対に話し過ぎて失敗してしまっているようであれば、意見していない人に発表を促したり、人の話をよく聞いたりなど、他人への配慮を意識してみましょう。

最終面接は「思い」をきちんと伝えよう

最終面接では、本当に入社する意思があるか、社風に合うかどうかを経営者の視点から判断します。ここで確認されるのは思いの強さであり、人柄です。

最終面接まではいけるのであれば、基本的な志望動機や自己PR、話し方は問題ないといって過言ではありません。ではどうして最終面接で落ちてしまうのかというと、主に次の3つの理由が考えられます。

1)他の学生に比べて、入社の熱意が感じられなかった。
2)価値観が社風に合わなかった。
3)一緒に働きたいと思えなかった。

2)と3)の「合わない」というのは、相性ですから実はどうしようもありません。これは直す直さないの問題ではなく、価値観の合わない企業に入社してもお互いによい結果にならないから、ここは仕方ないのです。

だから最終面接を突破できないのであれば、見直すべきポイントは「入社したい。」という「思い」の伝え方です。

最終面接で、「本気でこの企業に入りたい。」という思いで語れていますか。

丁寧でそつのない無難な対応をしてしまうあまり、「思い」や「本音」がわからないから不採用ということもよくあります。入社への思いを迷いなく、気持ちを込めて語れているか、振り返ってみましょう。

うまくいかない原因がわかれば対処もできる

就職活動がなんとなくうまくいかないと「自分はダメな人間ではないか。」と自信を失ってしまい、自信喪失した状態で面接に行き、自信がないからいい結果に繋がらずさらに落ち込む・・・という悪循環になってしまいます。

しかし「選考のどの過程で落ちることが多いのか?」を冷静に振り返り、原因を分析できれば、その原因を解消するための対処もできますし、就職活動の軌道修正もできます。

就職活動がうまくいかない時にはこのように、冷静に就職活動を振り返ってみましょう。

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