ワーキングマザーに聞く!ワークもライフも大満足の時間管理術

仕事も子育ても頑張るワーキングマザーの24時間には、時間管理のヒントがいっぱい。
とっておきのコツを教えてもらいました。

2012年7月のワーキングマザー
加倉井さおりさん

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[加倉井さおりさん]

株式会社ウェルネスライフサポート研究所

代表取締役


1968年生まれ。神奈川県内にある財団法人に18年間、保健師・心理相談員として勤務。

企業や自治体、学校などの健康づくりの事業企画や講師、カウンセリングなどを行う。

独立し、10年にウェルネスライフサポート研究所設立。

プライベートでは、中2、小4、6歳、3人の男子の母。

http://wellness-happydream.com/



Q加倉井さんの現在のお仕事内容を教えてください。

 

A 「笑顔になる、元気になる、幸せになる」をモットーに、企業や自治体で、メンタルヘルスやコーチング、コミュニケーション・健康づくりなどをテーマにした講演や研修を行っています。また、自分の夢・ビジョンを描くワークショップや「愛して・学んで・仕事をする女性塾」などの講座も開催しています。執筆活動も行っており、昨年、これまでの経験を元にした著書『小さなことにクヨクヨしなくなる本』(かんき出版)を出版しました。

 

Q加倉井さんの平日24時間の過ごし方を教えてください。

 

3:30~ 起床

【時間管理のコツ】朝時間をフル活用する

※夜は6歳の三男と一緒に2130分頃には就寝。翌朝は、明け方から活動を開始する。

 

3:30~5:00 メール返信&ブログ・FBのアップ

【時間管理のコツ】ブログ・FBのアップは一日1回

※日中はほとんどパソコンを触れないので朝時間にまとめて、メールチェックと、ブログやフェイスブック(FB)の更新。ブログやFBの更新は、やり始めるとキリがないので一日1回と決めている。その日の研修の準備やto doの書き出しなどもこの時間に。

 

5:00~6:00 洗濯、朝食、お弁当の準備

【時間管理のコツ】洗濯は朝夜2回に分けて、時間短縮

【時間管理のコツ】朝食はおにぎり&お味噌汁で簡単に

※洗濯は朝夜2回に分けることで、1回あたりの洗濯時間を短縮。朝食はおにぎり、お味噌汁、卵焼きなど簡単に作ることができるものを用意している。

 

6:00~6:30 仕事

【時間管理のコツ】スキマ時間を見逃さない!

※子どもが起きてくるまでの時間を使って、早朝の仕事時間で終わらなかったメール返信やブログ・FBのアップを行う。

 

6:30 子どもが起床&朝食

【時間管理のコツ】朝食は子どもより早く食べ終える

※3人の子どもたちよりも早く朝食を食べ終えて、洗濯物を干す。子どもたちが食べ終えた頃に、汚れた食器をまとめて食洗機へ!

 

7:30 次男が登校

7:30~8:00 自分の身支度と三男の登園準備

8:00 長男が登校

8:00~8:30 三男を保育園へ送る

 

8:30~ 講演・研修先へ移動/オフィスへ出社

【時間管理のコツ】移動時間は貴重なブレストタイム

※移動中の電車内も徹底活用!携帯メールの返信や、手帳片手に週、月単位でのスケジュール確認など。「次年度のアイデアを一人でブレストし、書き出したりもします」

 

【時間管理のコツ】打ち合わせは日中にまとめて

※打ち合わせや会食はランチやお茶と兼ねて日中にすべて済ませる。「夜間に外出することは月1回あるかどうか。その際は夫に子どもたちの面倒を見てもらいます」

 

16:00 帰宅&メールチェック

【時間管理のコツ】メールの返信は溜めない

※帰宅後すぐにメールチェック。「返信は溜めずに、ひとまず拝受のご連絡だけでもするように心がけています」

 

17:30 保育園へお迎え、曜日によっては次男のサッカー教室へのお迎え

18:00~ 夕食の支度

19:00~ 夕食

19:30~20:00 資料準備

20:00~洗濯、入浴など

21:30 就寝

 

 

 

Q 加倉井さんにとっての時間管理アイテムは?

 

A A5サイズの手帳と、付箋です。スキマ時間があれば、to doやアイデアを付箋に書き、パソコンや手帳に貼っています。to doに関しては、優先順位を明確にし、「これだけは絶対に今日終わらせる3つのこと」を決めるようにしています。「プラスアルファでもう1項目できたらラッキー」という気持ちでいると、心理的な負担が減ります。ただ、無理しないことも大切で、どうしても体力的に厳しい日は、朝5時ぐらいに起きることもあります。

 

Qとってのおきの時短ノウハウやツールがあれば教えてください。

A 息子たちの家事への協力と、ママ友との"お迎えシェア"でしょうか。我が家では、布団の上げ下げとゴミ出しは長男、洗濯物をたたむのは次男、洗濯物を物干しハンガーから外すのは三男...と、役割を決めています。これ以外に息子たちに家事を手伝ってほしいときも、「お助けマン、お願いします!」「どっちが早いか競争しよう!」などと声を掛け、楽しみながら手伝ってもらえる工夫をしています。こうして少し家事を手伝ってもらうだけでも、本当に助かるんです。

 それから、ママ友との助け合いの関係も大きいですね。次男は週4日、サッカー教室に通っており、その日は18時もしくは18時半に現地までお迎えにいかなくてはいけないんです。そこで仲の良いママ友と、携帯メールで連絡を取り合い、"お迎えのシェア"をしています。どちらか都合がつくほうが、子どもたちをピックアップして互いの家まで送り届けるようにしているんです。

 

Q子どもを持ったことによる一番の変化は何ですか?

 

A 集中力が付きましたね。まとまった時間を確保するのが難しくなるので、15分や30分というスキマ時間の中で、集中して物事に取り組むようになりました。産めば産むほど集中力が身に付いたような... ()。また、同時に複数の物事に効率よく取り組めるようにもなりました。洗濯物を干すためにベランダに出たついでに窓ふきをするとか、お風呂の残り湯を洗濯に使った流れで浴槽を掃除してしまうとか...。

 

Qスムーズに産休・育休から復帰するためのポイントは何でしょう?

 

A 私は財団勤務時代に、3度の産休・育休と、母の介護休暇も取得しています。前職の上司や同僚には本当に感謝しています。

 妊娠前から真摯に仕事に取り組み、一定の成果を挙げていれば、周囲は産休・育休からの復帰を待っていてくれますし、スムーズに職場復帰できるのではないでしょうか。復帰後も一年程度は、子どもの病気などで仕事を突発的に休まざるをえない状況が続きます。不測の事態に備えて前倒しで早めに仕事を終えておくこと、上司や同僚に仕事の進捗状況や資料の置き場所を共有しておくことも大切だと思います。また、日ごろから周囲に対して感謝の気持ちをしっかり伝えることも、重要ですね。

 

 

Q 子どもを産んで良かったことは何ですか?

 

A 私はどちらかと言うと、仕事が大好きなので"昼夜関係なく働くタイプ"なんですよ。でも、子どもを持ったことで、バランスの取れた働き方ができるようになりました。

 子どもを持ったことで自分の仕事の幅も広がりました。母親の視点を取り入れた講演や研修を依頼されることもしばしばあります。子どもを持っていなかったらできなかった仕事や、人との出会いがたくさんあるんです。

 また、子育てって自分の思い通りにならないことの連続ですから、発想も随分と柔軟になった気がしています。

 私は、子育てこそが、最高の"人材育成の場"だと感じています。人として成長していく上で、子ども時代は、土台となるとても重要な時期ですから。同時に、子育てには時間管理やモチベーションの管理、最適な人の配置など、様々な"マネジメント能力"が求められます。子育てをしていることに、誇りを持って取り組めたらいいですよね。子育てをしながら「愛して、学んで、仕事をする」女性として、さらに自己成長できたらと思っていますし、私自身がロールモデルとして、働くママを応援できたらと思っています。これも、子どもを産んだからこそ、強く思えたことですね。

 

(スタッフクレジット)

取材・文/田中美和

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