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キャリアコンサルティング 相談事例2

相談を頂いてから、お客様に合わせたアドバイスまで。実際のご相談内容をご紹介。

海外営業の仕事がしたい!
今の会社は辞めた方がいい?

【相談者】 飯野百合さん 
(仮名・25歳・商社・営業事務)
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新卒で医療機器関係の商社に入社して2年目です。学生時代から英語を使った仕事がしたくて、医療機器を輸入販売する現在の会社に入社しました。

入社面接では、”海外営業の仕事がしたい”と伝え、人事部もそれを了承してくれていたのに、入社してみたら、女性の営業職はゼロ。結局、他の女性の先輩と同様に、男性の海外営業職をサポートする事務を任されています。

思い余って人事部に訴えたところ、『1年以内に欠員が出たら、海外営業の仕事に転換させる』との答え。でも、欠員が出るかどうかは未知数。会社の社風がすぐに変わるとも思えず、辞めようかどうか迷っています。ただ、今度、初めて海外出張へ同行することになりました。上司が私の気持ちに配慮してくれたようで、その点は嬉しいのですが…」

初の海外出張で上司に
意欲をアピール

海外出張への同行は、上司が飯野さんの気持ちを汲もうとしていることの表れ。この出張を通して、いろいろと見て、感じてから今後のことを考えてみては?

まず、今回の出張では、「海外で営業として仕事をするということはどういうことなのか」を見てくるといいですね。さらに、せっかく上司と長時間一緒に過ごすのですから、この機会に「海外営業として働きたい」という思いや、自分にできることを率直にたっぷりと語ることも大事です。この思いを理解してもらえれば、今後、上司も何かしら動いてくれるはずです。

転職は3年目まで待って。
英語力を鍛えよう

人事部が「1年待ってほしい」と言っていることですし、飯野さんは、まだ入社2年目。
転職活動はもう少し待ってもいいでしょう。

ひとまず、今から9カ月後あたりから転職活動を始めてみて。1年後に良い企業が見つかって、かつ、飯野さんの希望が人事部のほうで相変わらず受け入れられないようなら、転職を。

そして、チャンスが巡ってきたときのために、英語力は鍛えておきましょう。
一般に海外営業の仕事をするなら、TOEIC800点以上のスコアは欲しいところです。さらに、社内の海外営業の人たちの話を聞いて、仕事内容をイメージしておくことも重要ですよ。

営業の人の話を聞く!
今の仕事の質もあげて

海外営業に限らず、営業職の人の話や、海外で仕事をしている人の話を社内外問わずに積極的に聞き、大変さや楽しさをあらかじめ情報として仕入れておくのもポイント。
その上で、どういう力を身につけておけば良いのかをそれぞれの人に聞き、自分なりに納得できた点を取り入れるように努力しましょう。今のうちから、チャンスが巡ってきた時にすぐに活躍できる状態を作るんです。

一方で、今の仕事を「単なる事務作業」と思わずに、上司をうならせるくらいの気遣いをしたり、短時間で効率的に業務を終わらせたり、付加価値を付けて業務を行ってみて。評価されれば、それだけ飯野さんの本気度が会社や上司に伝わり、次への道が広がる可能性があります。  

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今月のアドバイス

今は力をためる時期。
日々の仕事の質を底上げし、英語力を磨いて

【キャリアコンサルティングを受けて…】
(相談者談)

自分の希望を普段から周りに伝えたり、行動で本気度を示したりすることで、少しずつ状況が変化することもあるのでしょうね。
日本人女性で海外営業として活躍されている方とあまりお会いしたことがないので、今後お会いしてお話する機会を作っていきたいです。