都市部で転職活動をする場合、転職情報サイトや転職エージェントに登録すれば効率的に起業の情報を集めることができます。
では地方で転職する場合、転職情報はどこで手に入れたらいいのでしょうか。
今回は、地方で働きたくなる企業に出会うための4つの情報収集手段を紹介いたします。
1:大手の転職情報サイトや転職エージェントに登録する
地方で転職活動をする場合にも、全国展開しているリクナビやDODAなどの大手転職情報サイトを活用しましょう。大手転職エージェントに登録するのも有効です。
「全国展開している大手転職情報サイトや転職エージェントでは、地方企業の求人が少ないのではないか。」
というイメージがあるかもしれませんが、大手の転職情報サイトや転職エージェントには、同じように大手企業の地方支社や工場勤務の求人がある可能性が高いのです。
大手企業の支社や工場勤務の求人はハローワークに出ていることもありますが、こうした民間サイトや転職エージェントのほうがより最新の情報を持っています。さらに応募するなら、面接日程調整や応募フォローをしてもらえる転職エージェントを活用するほうが、転職活動はスムーズです。
他にも、大手転職情報サイトや転職エージェントでは、地元の優良企業の求人を探すことができます。大手転職情報サイトや転職エージェントは、企業側からみると「応募集団が形成しやすい反面、コストがかかる」というデメリットがあります。それでも利用できる企業は、経営・業績が安定している優良企業がほとんどです。
こうした企業に出会うためにも、まずは大手転職情報サイトや転職エージェントに登録してみましょう。
2:地元密着型の転職エージェントに登録する
数は多くないですが、県庁所在地などを中心に、地域で展開している地元の転職エージェントもあります。全国展開をしている転職エージェントだけでなく、地元の転職エージェントにも登録してみましょう。
地域密着型の転職エージェントは、大手転職エージェントの支社の営業に比べて、地元の中小企業とコネクションが強く、より多くの中小企業の求人を開拓していたり、情報を持っていたりする可能性が高いです。
大手の転職エージェントは、地方でも応募者が集まりやすい、大量採用ニーズや知名度のある企業を中心に開拓を進めるため、無名の中小企業の求人開拓がどうしても手薄になってしまうからです。
今は地方でもIT化、グローバル化が進んでおり、「やりたい仕事」が中小企業で見つかる可能性もあります。
可能性を広げるためにも、も職先の地元に地域で展開している転職エージェントがあれば、ぜひ活用しましょう。
3:ハローワークで探す
地方の場合、ハローワークを中心に採用を行っている企業も数多くあります。地方企業にとってハローワークは、無料で利用できる採用手段であり、条件を満たせば行政から補助金が支給されることもある、重要な採用手段です。
都市部と異なり、地方ではハローワークを使ってコア人材の採用に成功することもあるため、活用されているという面もあります。
ただし、ハローワークの求人は情報が更新されていないこともあるので、求人情報や各種条件は、応募の際に再確認することがとても重要です。ハローワークの求人票は、記載されている情報にも限りがありますので、必ず企業ホームページなどで応募企業をチェックするようにしましょう。
4:企業に直接問い合わせてみる
意外に有効なのが、この「直接問い合わせてみる」という手段です。可能性は高くありませんが、ハローワークや転職情報サイトに求人を出していなくても、潜在的に人材が欲しいと思っている可能性もあります。自分の経験が活かせると思う企業があれば、会社に直接問い合わせてみましょう。
「中途採用は行っているけれど、自分の経験が活かせる職種はない。」
「中途採用も行っていないけれど、この会社の事業内容なら、今までの自分の経験が活かせると思う。」
そう思ったら、問い合わせてみれば可能性が広がるかもしれません。特に、中途採用は行っている場合なら、検討してもらえる可能性があります。採用の連絡先や申込先がホームページに記載されている場合にはその連絡先に、ない場合には代表電話や「問合せ先」と記載されている連絡先に連絡してみましょう。
非常に勇気がいる行動ではありますが、礼儀と熱意を持って連絡すれば相手に失礼になることはありません。
「地方にどんな企業があるかわからない。」という場合は、その市町村の商工会議所のホームページで、会員企業のリストを見て探すことができます。
あらゆる手段を使って可能性を広げよう
そもそも都市部に比べて、地方は求人案件数そのものが数多くありません。都市部での転職であれば、転職情報サイトか転職エージェントに登録すれば、多くの情報を得て転職活動を進めることができますが、地方ではそうはいかないこともあります。
各情報収集手段には、それぞれ得手不得手な分野があるため、1つの手段に絞ってしまうと「求人がない」という状況になりかねません。だからこそ、最初は様々な手段で情報を集め、「ここで働きたい」と思える企業に出会う可能性を広げましょう。