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人間関係・仕事に対する不安
「仕事が辛い」は甘えじゃない!悩みの原因と解決方法

「仕事が辛い」は甘えじゃない!悩みの原因と解決方法

仕事をしていれば誰でも一度は「辛い」「もう働きたくない」と思ったことがあるのではないでしょうか。同時に「こんな感情は甘えだ」と感じて、自分を責めてしまう人も多いかもしれません。 しかし仕事が辛いという感情は甘えではなく、悩みを抱えている心のサイン。サインに気づいたら仕事が辛いと感じる原因を探り、悩み解決に向けて行動することが大切です。 この記事では、仕事が辛いと感じる主な原因や辛い状況から抜け出すための対処法、悩んでいるときにやってはいけないNG行動を解説します。   仕事が辛いという悩みは甘えじゃない 仕事が辛いと感じると「こんな感情を抱く自分は考えが甘いのではないか」と不安になり、さらに落ち込む人もいるでしょう。しかし日々仕事をこなすなかで体調や気持ちに波が生じるのは当然であり、働いていれば時には「辛い」「苦しい」「しんどい」といったネガティブな感情を抱くこともあります。 また、辛いと感じる物事や感じる度合いには個人差があり「他の人が辛くないから自分も辛くない」とは限りません。 仕事が辛いという気持ちは働く人の多くが抱く感情であり、さらに物事をどう感じるかは人それぞれなので「自分は甘いんだ」「精神的に未熟なんだ」と思う必要はないのです。 辛いと感じるのは甘えだと捉えると、自分を責めたり心のSOSサインを見逃したりして、悩みがより大きくなることもあります。仕事が辛いと悩んだときは、甘えだと自分に追い打ちをかけるのではなく、どうすれば辛くなくなるかを考えることが大切です。   仕事が辛いと悩むのはどんなとき? 仕事が辛いのは甘えではないとわかったところで、辛いと感じる原因を探っていきましょう。原因がわかれば効果的なアプローチ方法も見つかりやすくなり、悩み解決に近づけるはずです。 ここからは、仕事が辛いと悩む原因になりやすい、5つの瞬間を紹介します。   職場の人間関係が悪いとき 職場の人とはほとんど毎日顔を合わせ、どちらかが異動・退職しない限りは関係が切れません。だからこそ、一緒に働く人と良い人間関係が築けないと、仕事そのものまで辛く感じることがあります。 パワハラ・セクハラ・いじめはもちろん、小さな嫌がらせや悪口などが横行している職場では、働き続けることを辛いと感じるでしょう。他にも、指示がコロコロ変わる上司、仕事をサボってばかりの同僚のような「トラブルメーカー」と一緒に働く場合も、小さなストレスが積み重なって大きな悩みへと発展しやすいです。 なお、職場の人間関係が悪いとチームワークがうまく機能しないため、仕事の効率も下がってしまう傾向にあります。   仕事ができないとき 大きな失敗をしてしまう、同じミスを繰り返す、成果が出ない…このように、「自分は人より仕事ができない」と感じたときも仕事が辛いと感じて悩んでしまうでしょう。 とはいえ、失敗したときや成果が出ない期間も経験値は蓄積されており、経験から学びを得ればいずれ立派なスキルになります。 しかし、やはり仕事では結果を出すことも求められるため、思うように仕事ができないと労働そのものを「辛い」「しんどい」と感じやすいです。また、仕事がスムーズに進まないと周囲に迷惑をかけてしまうこともあり、そこから自信をなくして悩みにつながる場合も。 「もう失敗できない」「今度こそちゃんとしないと」と自分で自分にプレッシャーをかけてしまうことも多く、その重圧で仕事を辛いと感じるケースもあります。   業務内容ややり方に問題があるとき 一人でこなすのが難しい大量の業務を任せられる、タイトすぎるスケジュールを組まれる、現実的ではないノルマを課せられるなど、業務内容・やり方に問題があるときも仕事を辛いと感じます。 また、やることが多いと脳がキャパオーバーを起こして、判断能力も鈍りがち。本来であればしないようなミスをしてしまったり、「仕事をうまく遂行できないのは自分の能力不足だ」と事実は異なるのに自分を責めたりして、負のループに陥るケースも少なくありません。 業務内容ややり方に問題があると長時間労働も起こりやすく、心だけでなく体の疲労にもつながることから深刻な悩みに発展しやすいです。   仕事にやりがいを感じないとき 仕事にやりがいを感じないと、「自分は何のために働いているんだろう」という漠然とした疑問を抱きやすくなります。労働に意義を見出せないため、仕事を辛いと感じることが増え、「会社に行きたくない」「働きたくない」という悩みへとつながっていくでしょう。 しかし仕事にやりがいを感じないときは、社風が合わない、思っていた仕事と違った、適性がないなど、別の部分に根本的原因が隠れていることも少なくありません。 そのため、仕事にやりがいがなく辛いと思ったときは、なぜやりがいを感じられないのか、なぜ辛いと感じるのかなど、自分の心とじっくり向き合ってみることが大切です。   会社から評価されていないと感じたとき 自分なりに頑張っているつもりでも、会社からあまり評価されていないと感じれば、働くモチベーションを失って仕事を辛いと感じやすくなります。 特に、年功序列で評価する企業で働くと、成果を出しても勤務歴を重ねなければ評価されず悩みに発展するでしょう。職場を選ぶ際は企業の評価制度にも目を向け、自分の考え方と合致する企業を選ばなくてはいけません。 ただし、どれだけ頑張ったとしても会社から求められることをしなくては、努力は評価されないので要注意。会社から正当に評価されず辛いときは、頑張りの方向性がずれていないかを一度立ち止まって考えてみることも重要です。   仕事が辛い…悩みの解決方法 ここでは、仕事が辛いと悩んだときに実践してほしい、具体的な対処法を解説します。解決方法の選択肢は複数あるため、悩みの原因や状況に応じて自分に合う方法を選んでください。   上司や周囲の人を頼る 悩みを誰かに打ち明けると、気持ちが軽くなり解決のヒントが見つかることがあります。上司や周囲の人を頼りにして、まずは話を聞いてもらいましょう。 思っていることを口に出すだけで感情が整理されますし、他者の視点を得ることで新たな気づきが得られる場合も多いです。また、職場内の人に相談した場合は、その後の仕事をサポートしてもらえる可能性もあります。 信頼できる人であれば職場外の人でも問題ないので、一人きりで悩みを抱えないことが大切です。   専門部署や窓口に相談する パワハラやセクハラ、いじめがある、労働基準法に反した就業規則があるといった場合は、人事部やコンプライアンス担当部門、公的な相談窓口などに相談しましょう。一人で立ち向かうよりも、専門知識を持っていたり仲介役を担ってくれたりする第三者に間に入ってもらったほうが、早く問題解決に辿り着けます。 ただし、職場の実情を知らない第三者に状況を正しく理解してもらうには、証拠や具体的な事例を提示しなくてはいけません。「いつ、どこで、どんな状況だったか」を明確に伝えられるように準備してから相談してください。   プライベートを充実させる 中には、仕事が辛いという悩みが大きすぎて、仕事終わりや休日などの勤務時間外までつい仕事のことを考えてしまうという人もいるのではないでしょうか。 しかし、プライベートまで仕事のことを考えていては心が休まらず、さらに辛い感情が膨らみやすくなります。仕事が辛いと悩んでいるときこそ、趣味を満喫したり家族・友人と楽しい時間を過ごしたりして、プライベートを充実させることが大切です。 仕事で辛いと感じることがあっても、仕事終わりや休日に思いきり気分転換できれば、大きな悩みに発展しにくくなります。また、プライベートの予定が詰まっていると「予定を楽しみに仕事を頑張ろう!」と思えるため、仕事のモチベーションも維持しやすいです。   小さい目標を設定して達成感を得る 仕事が辛いと悩んでいるときは、自分に自信をなくして自己肯定感も下がりがちです。そのため、自分にできることに目を向けて、小さな達成感から自信を取り戻すことも重要となります。 特に、仕事ができないと悩んでいるときややりがいを見失っているときは、小さな目標を立ててちょっとした達成感や楽しさを得るのが効果的。たとえばいつもやってる仕事でも、「いつもより1分でも早く終わらせよう」「いつもよりもきれいに仕上げよう」などと目標設定し、目標が達成できたら自分を褒めてあげましょう。 こうすることで、失いかけていた自信も復活し、モチベーションが向上しやすくなります。また、小さな努力を継続していれば大きな結果がついてくることもあり、好循環が生まれやすいです。   キャリアコンサルティングを受ける 辛いときは周囲の人や専門部署に相談するのがいいとお伝えしましたが、身近な人にはなかなか相談しづらかったり、窓口に行って問題が大きくなるのを避けたかったりする場合もあるでしょう。 そんなときは、キャリアコンサルティングを受けるという選択肢もあります。 「キャリアコンサルティングだと、キャリアの相談しかできないのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。キャリア・コンサルティング・ラボでは、キャリアのことはもちろん、辛いと感じていること、誰にも話せないモヤモヤなど、仕事にまつわるあらゆる悩みを相談できます。専門知識を持ったキャリアコンサルタントのアドバイスは的確で、悩みの早期解決につながるはずです。   転職活動をしてみる 自分と合わない会社で働いている場合、どんな対処法を試しても辛さが解消されないことがあります。「自分なりに工夫してみたけど、仕事の辛さがなくならない」という場合は、思い切って転職を検討するのもありでしょう。 どんな企業があるのか少し調べてみるだけでも、自分が勤める会社との違いを知れて視野が広がります。 ただし、職場を離れるのも一つの手ではあるものの、今の仕事が辛いからと勢いで転職するのは避けてください。仕事が辛いと思うことは誰しもにあり「辛いから転職!」を当たり前にすると辞め癖がついてしまう可能性があります。   仕事が辛いと悩んだときのNG行動 仕事が辛いという悩みが大きくなると、冷静さを欠いてつい取ってはいけない言動に出てしまうことがあります。ここからは、注意してほしいNG行動をチェックしていきましょう。   悩みを一人で抱える 今は専門の公的窓口やキャリアコンサルタントなど、相談相手の選択肢も広がっています。仕事が辛いという悩みは一人で抱えるのではなく、誰かに相談しましょう。一人きりで思い悩むと、ネガティブな感情がどんどん大きくなって、心身ともに疲弊するリスクが高くなります。 また、一人で考えているとどうしても視野が狭くなることから考え方も極端になり「辞める」「辞めない」の二択しかないと勘違いして突発的な行動に出てしまう場合も。 誰かに話を聞いてもらうだけでも心の負担は軽くなりやすいので、辛い気持ちを一人で抱えないでくださいね。   無断欠勤 仕事が辛いと悩んでいると、「会社に行きたくない」と思うこともあるでしょう。 しかし、どうしても行きたくないからと、会社に連絡を入れず休んでしまうのはNG!無断欠勤すると次の日から会社に行きにくくなり、そのまま辞めざるを得なくなる場合が多いです。また、何とか次の日に復帰できたとしても、職場や取引先からの信用を落としてしまいます。 仕事が辛すぎて会社に行くのが難しいなら、せめて会社に休むと連絡を入れましょう。 なお、行きたくないと思う頻度が高いなら、長期の有給休暇を取ってリフレッシュする、転職を検討するなどしてみてもいいかもしれません。   他人と自分を比較する 「同僚は楽しく働いているのに自分は辛い」「あの人はできるのに自分はできない」「同年代の人よりも自分のほうが給料が低い」 このように、他人と自分を比べても良いことは一つもありません。 それどころか、誰かと自分を比べることでさらなる自信喪失やモチベーション低下につながり、仕事の辛さが倍増しやすいです。 悩みを抱えると「他の人はどうなんだろう?」と、つい他人のことが気になるかもしれません。しかし、悩みから抜け出すためには自分の価値観を明確に持ち、人と比較しないことがカギとなります。   仕事が辛いと感じる原因を探って、悩みから抜け出そう 働いていれば仕事が辛いと感じる日もあり、それは甘えではありません。しかし辛いと感じる日が何日も続くなら、それは「解決するべき悩み」を抱えている証拠といえます。 仕事が辛いと感じる原因を丁寧に深掘りし、ベストな解決策を探してみましょう。今の自分にできることに精一杯取り組めば、しんどい現状から必ず抜け出せるはずです。

2024/07/10
人間関係・仕事に対する不安
女性が抱えやすい働き方の悩みとは?仕事選びで後悔しないポイント

女性が抱えやすい働き方の悩みとは?仕事選びで後悔しないポイント

女性の社会進出が進んだ現代では、バリバリ仕事を頑張る女性や、結婚・出産後に仕事復帰する女性が増えました。 しかし、働く女性が増加したことにより「女性の働き方」に関する悩みも急増。 「自分に合う働き方がわからない」「育児と両立できる働き方ってあるの?」など、現在進行形で働き方に悩んでいる女性も多いのではないでしょうか。 この記事では、女性が抱えやすい働き方の悩みや、働き方選びで後悔しないコツを紹介します。 女性が働き方に悩む原因 どんなことが原因で、女性は働き方に悩むのでしょうか?まずは、女性の働き方において悩みの種になりやすい要素を理解しましょう。 人間関係 職場の人間関係に悩むのは男性も同じですが、女性のほうが人間関係の悩みに深刻になりやすいです。女性は男性よりも協調性を重要視する傾向があり、一緒に働く人と良い関係が築けないとひどく落ち込んだり悩んだりします。 しかし今は、テレワークやフレックスタイム制、個人事業主など、人間関係と距離を取りながら働くことも不可能ではありません。 人間関係に悩んだら、それをきっかけに働き方を見直して、今とは異なる働き方にシフトするのもありでしょう。   キャリア 女性には結婚や出産、介護など、なかなか予測が難しいライフイベントがたくさんあります。そのため自分のキャリアプランを明確に描けず、働き方に悩んでしまう女性が多いです。 また、男性に比べると収入が低くなりやすい、昇進のチャンスが少ないなど、日本の労働環境にはまだまだ働く女性に不利な部分があります。 着実にキャリア形成していきたいと思っても、安定した収入やキャリアアップが見えにくいことから「今の働き方を続けて本当に大丈夫なのか」と不安を感じ、そこから働き方の悩みにつながるのです。   ワークライフバランス 「家事育児は女性の役割」という考え方は、薄れつつある風潮にはなっていますが、現実にはまだ残っており、女性が家庭や育児と仕事を両立させるのは簡単なことではありません。家事育児のためにやむなく正社員のキャリアを諦めたり、仕事をセーブしたりするケースも珍しくなく、ワークライフバランスは女性が働き方に悩む大きな原因となっています。 また、一見うまくワークライフバランスが取れているように見えても、本人は「仕事も家庭も中途半端になっているのでは」とジレンマを抱えているケースも多いです。   働き方の種類 かつては「正社員」または「アルバイト・パート」くらいしか働き方の種類がありませんでしたが、今はさまざまな働き方や制度が生まれ、選択肢が一気に増えました。一人ひとりのライフスタイルや考え方に合わせた働き方が叶いやすくなり、「働きたいのに働けない」という女性の減少にもつながっています。 しかし一方で、選択肢が増えたからこそ「自分にはどんな働き方が合うのか」と悩んでしまう女性も増えました。各働き方の特徴を理解するだけでも時間がかかり、悩みが長期化しやすいのも懸念点といえます。   女性に人気の働き方とは? 女性と一口にいっても、仕事に求めるものや生活スタイルに応じて、合う働き方は異なります。 ここからは、女性から支持の高い働き方をご紹介。さまざまな働き方を知ることで「こんな選択肢もありかも」と、視野が広がるはずです。   正社員として働く 正社員は、しっかり稼ぎたい女性やキャリアアップを目指す女性、安定志向の女性に人気の働き方です。裁量の大きい仕事を任されやすいのでプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、そのぶんやりがいや達成感も大きくなります。 他の働き方に比べて時間の融通が利きにくいのがネックですが、今は「女性が長く働ける環境」に力を入れる企業が増加傾向にあります。従業員のライフイベントに理解のある企業で働けば、家事や育児と正社員の仕事を両立できるはずです。   多様な制度を利用して働く 働く女性にとってマイナス要素となりやすいのが「時間」と「場所」です。時間・場所に縛りがあると私生活と仕事を両立しにくく、キャリアを諦めざるを得ない場合もあります。 しかし働き方の多様化により、今は時短勤務やフレックスタイム制、テレワークといった制度・取り組みを導入する企業が多いです。 このような制度を利用すれば、育児や介護といったライフイベントと仕事を両立しやすくなり、ワークライフバランスが保てるでしょう。   非正規雇用で働く パートタイム・派遣社員・契約社員といった非正規雇用は、家庭を優先したい女性から特に支持されている働き方です。非正規雇用は働く日や時間の融通が利きやすく、プライベートを最優先にしながら働けます。 また、ダブルワークでしっかり稼ぐ、空いた日に1日だけ超短期で働くなど、自分の希望に合わせて柔軟に働き方を変えられる点も魅力です。 「未経験OK」「年齢制限なし」という条件での募集も多く、仕事にブランクがある主婦でも挑戦しやすいでしょう。 個人事業主として働く 自分のスキルや経験を活かして、個人事業主という働き方を選ぶ女性も増えてきました。 案件の獲得から税金の支払いまで全て自分一人で行わなくてはいけませんが、仕事量を自分で調節できるのが個人事業主の強み。労働時間や収入をコントロールしやすく、ライフイベントに合わせて働き方を大きく変えられるので、無理なく長期的に働けるでしょう。 また、働く場所も問わないので、自宅で育児や介護をしながら仕事をすることも可能です。 女性が働き方を選ぶうえで重視したい基準 女性が働き方を考える際、いくつか「重視してほしい基準」があります。自分に合った働き方を見つける際にも役立つので、以下の点に注目してみましょう。 やりがい 条件面を考慮することは大切ですが、「希望条件を満たしているから」という理由だけで働き方を選ぶと、途中でモチベーションが尽きてしまう可能性が高いです。選択した働き方を長く続けるためには、「やりがい」を見出すことが欠かせません。 やりがいがあれば、私生活と仕事の両立が大変でも気持ちが折れにくく、仕事が長続きしやすくなります。 やりがいは「やっていて楽しいと思えるか」「興味・関心のある分野か」「ある程度自分のアイデアを活かして働けるか」などに注目すると、見極めやすくなるはずです。   プライベートやライフイベント 仕事だけが人生ではないため、家族や友達、趣味といったプライベートの時間をきちんと確保できるかも、働き方を選ぶうえで重視しないといけません。働き方を選ぶ際は、企業の考え方や福利厚生から、従業員のプライベートを大切にしてくれるかを判断しましょう。 また、従業員のライフイベントに理解がある企業かという点も要チェックです。企業に理解があれば大きなライフイベントに直面しても、無理なく働き続けられる取り組みや工夫をしてもらえる可能性があります。 育休産休の取得率、女性従業員の平均年齢などを確認し、安定的に働けるかを考えてみましょう。   賃金や評価 男女平等が当たり前になったとはいえ、昇給や昇進において、意識レベルで男女格差が残っている企業があることも残念ながら事実です。「男女格差はあるものだから」「女性だから仕方ない」と自ら言い聞かせることで、自分に合わない働き方を選択してしまう危険性もゼロではありません。 近年は、成果に応じて性別関係なく正当に評価する企業が増えつつあります。また、男女ともにワークライフバランスが保てるよう職場環境を整備している企業も多いです。 働き方を選ぶ際は、企業の賃金や評価制度にも注目して「女性が働きやすい環境か」を判断してください。   選択肢の豊富さ ライフスタイルや考え方は年々変化するもので、今選択した働き方が将来的にもずっと合うとは限りません。特に女性は、結婚・出産でライフスタイルが大きく変わりやすく「10年後の自分に合う働き方」を予想することすら困難です。 そのため「働き方の選択肢が豊富」という点も、働き方を選ぶ際にぜひ意識したいポイント。 テレワークや時短勤務、週休3日制といった制度・取り組みを自分で自由に選択できれば、状況に合わせた働き方が可能となり、長期的なキャリア形成ができるでしょう。   女性の働き方選びで後悔しないコツ 女性が働き方を選ぶ際に重視すべきポイントをお伝えしましたが、ここからは自分に合う働き方を選ぶ具体的な方法を紹介します。後悔しない働き方をするために、以下のことを実践してみてください。   勇気を出して行動する 「今とは違う働き方がしたい!」と思いつつも不安や面倒くささに負けて、今の働き方を続けてしまう女性は少なくありません。 しかし、合わない働き方を続ければ仕事のモチベーションが下がりやすいうえ、そのまま年齢を重ねて働き方の選択肢が狭まってしまう恐れがあります。ゆくゆく後悔したくないなら、今の働き方に悩みや疑問を持った時点で、勇気を出して行動しましょう。 行動するといっても、いきなり転職のような大きなアクションを起こすのではありません。どんな働き方がしたいか条件を考えたり、働き方や企業の情報を集めたりすることも立派な行動の一つです。 小さなアクションを積み重ねることで大きな決断もしやすくなり、働き方を変えることへの不安も和らぎます。   悩み・キャリアプランを明確にする これまでの働き方を振り返り、「自分が負担に感じやすいこと」「悩みの種になりやすいもの」を明確にしましょう。嫌だ、辛いと感じるものを把握しておかなくては、また同じような働き方を選択してしまう可能性があるためです。 なお、悩みが把握できたら理想のキャリアプランについても考えてみてください。 今抱えている悩みから解放されることや、理想の働き方をすることはあくまで通過点であり、「理想の働き方ができたらどうなりたいか」を明確にするのが最終的なゴールです。 キャリアプランがはっきり描ければ、そこから逆算して「今やるべきこと」も見えてきます。   情報収集は徹底的に 家事育児をしている女性でも働きやすいよう、今はさまざまな働き方が登場しています。後悔しないためには、事前に一つ一つの働き方をよく調べることが大切です。 たとえば、最初はAという働き方が合っていると思っても、調べるうちにBの働き方のほうが理想に近いと発見するケースは少なくありません。 あらゆる可能性を探ることにもつながるため、情報収集は徹底的に行いましょう。   条件に優先順位をつける 自分に合った働き方を考えると、同時に「自分の理想を実現するための条件」も見えてきます。 条件は、働き方や企業を選ぶ際の基準となるため、明確にしておいて損はないでしょう。しかし、自分の理想が全て叶う好条件の企業はなかなか現れません。 大量の条件を挙げたり、過剰に条件にこだわったりすれば、適合する働き方がゼロになり悩みから抜け出しにくくなるため注意してください。 条件にこだわりすぎないようにするコツは、優先順位をつけることです。「絶対に譲れない」「あると嬉しい」「なくてもいい」と3つくらい指標を決めておけば、働き方に迷ったときも軸がブレにくくなります。   キャリアコンサルティングを受ける ここまで働き方を選ぶ具体的な方法を紹介してきました。しかし中には「一人で考えてもよくわからない」「忙しくてうまく情報収集できない」という女性もいるでしょう。 このような女性は、キャリアコンサルティングを受けるのがおすすめです。 プロのキャリアコンサルタントに相談すれば、抱えているモヤモヤを吐き出せて悩みが明確になるだけでなく、経験やデータに基づいた正確な情報を提供してもらえます。 具体的かつ大きな悩みを抱えている女性はもちろん、漠然と働き方に悩む女性にとっても、問題解決のヒントが見つかるはずです。   多様化する女性の働き方、自分の理想を見つけよう 人間関係やキャリア、ワークライフバランスなど、働く女性の悩みは尽きません。現状に悩みや違和感を持ったら、今とは違う働き方にも目を向けてみてください。 女性の働き方は時代と共に大きく変わり、今はさまざまな選択肢の中から自分の価値観に合うものを自由に選べるようになりました。 じっくり悩みと向き合い、理想の働き方について考えれば、自分に合うキャリアが見つかり悩みから抜け出せるはずです。

2024/07/04
キャリアコンサルティングの利用法
仕事の悩みがある人必見!プロに相談できるサービス【無料あり】

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人間関係や仕事内容、お金のこと、将来について…。仕事をしていると、このようなあらゆる悩みに直面します。そんなとき、あなたは誰かに相談しているでしょうか? 「心配をかけると悪いから」「誰に相談していいかわからないから」という理由で、仕事の悩みを誰にも相談できないという人は少なくありません。 しかし、仕事の悩みを一人で抱えることには、多くのリスクがあります。 この記事では、仕事の悩み相談におすすめの相手や、相談に乗ってくれるプロのサービスを解説。適切な相手に相談してアドバイスが得られれば、悩み解決の糸口がきっと見つかるはずです。 悩む原因は?よくある仕事の相談内容 誰かに相談することを踏まえて、まずは自分の悩みの原因を整理しておきましょう。仕事の悩み相談でよくある原因を紹介するので、自分に当てはまる項目はないかチェックしてみてください。 人間関係がうまくいかない 仕事は「どんな仕事をするか」も大切ですが、「誰と一緒に働くか」も大切ですよね。職場の人全員と友人のように親しくなる必要はないものの、お互い相手に配慮し気持ちよく働けるよう工夫しなければ、悩む原因となります。 また、職場の人間関係がうまく構築できないと、頼るべきシーンで頼れず一人で業務を抱えすぎてしまったり、確認や相談ができずに失敗したりすることにもつながるでしょう。 人間関係の悩みは、パワハラやいじめなど、攻撃性が高く早急に対処したほうがいい場合も少なくありません。誰にも相談せず悩みを一人で抱えると、相手からの攻撃がどんどんエスカレートする恐れがあります。   給与が低い 「長く勤めても給与が上がらない」「昇進したのに手当が出なかった」 相談窓口には、このようなお金にまつわる悩みも多数寄せられています。給与は生活に直接的な影響を与える重要な要素だからこそ、悩みも深刻になりやすいです。最初のうちは「仕事を頑張ればいつか」と前向きな気持ちを維持できるかもしれませんが、給与が上がらない期間が長引けば希望も打ち砕かれ、大きな悩みになるでしょう。 また、思うように給与が上がらないということは「正当に評価してもらえていない」と感じる原因にもなり、仕事のモチベーション低下を招く可能性があります。   労働環境が悪い 休日出勤や残業が多い、パワハラ・セクハラが横行している、トップダウン方式が過剰で上司が意見を聞いてくれないといった労働環境の悪さも、「ずっとこの職場で働き続けるべきか」という悩みを生むでしょう。 ブラック企業は淘汰されつつありますが、グレーな企業運営で労働環境を改善しようとしない企業もまだまだ現存しています。また、労働環境の悪さに耐えて働き続けると、心身に不調をきたして新たな悩みにもつながりやすいです。 労働環境の悩みは、しかるべき機関・窓口に相談することで指導してもらえるケースもあります。「職場の人も我慢しているから」「これくらい堪えないと」と思わず、勇気を出して相談することが大切です。   やる気が出ない、やりがいがない 仕事はほとんど毎日繰り返し行うものなので、常にやる気全開!というわけにはいきません。長い社会人生活の中では、「今日は何だかやる気が出ない」と感じる日だってあるでしょう。 しかし、やる気が出ない状態が長く続くと、日々に虚しさを感じるようになったり仕事でのミスが増えたりして、深刻な悩みになることがあります。特に、ある程度仕事で経験を積んだ30代以降に多い悩みで、やる気が出ないからこそどんな仕事をしていてもやりがいを感じられず、毎日が無味乾燥に思えてしまうのです。 やる気が出ない、やりがいを感じないという悩みは、同じ会社の人には相談しづらく、一人でぐるぐると考えて「自分の気合いが足りないんだ」と自分で自分を責めてしまいがち。 ですが、悩みの根底にはモチベーション低下を引き起こした別の原因があることも珍しくないので、多角的に考えることが求められます。   会社や自分の将来が不安 会社や自分の将来についての悩みは、30~50代の働く人に多いです。30代以降は結婚・子育て・親の介護などライフイベントが起こりやすいため、未来のことを考えて不安になったり、一度立ち止まってキャリアを見つめ直したりする人が増えるのでしょう。 「自分が定年を迎えるまで、会社が存続しているか心配」「今のままで自分が思い描くキャリアプランは実現できるのか」 このように考え、キャリアチェンジすべきか否かで悩む人が少なくありません。 また、未来について考えるのは悪いことではないものの誰にも正確には予想できないため、明確な答えが出しにくく悩みが長期化する傾向にあります。   仕事の悩みを相談しないと起こること 仕事の悩みはなかなか相談しにくく、つい一人で抱え込んでしまうケースも少なくありません。 しかし、仕事の悩みを相談しないことには、主に3つのリスクが伴います。相談しないままだとどのようなことが起こりやすくなるのか、把握しておきましょう。   悩みが長期化する 自分一人だけで悩みを抱えると、どうしても視野が狭くなりがちです。そうすると何度も同じことを考えて悩む時間が延びてしまい、結果的に解決するまでに時間がかかります。 また、悩みが長期化すると判断能力が落ちやすくなるので、よく考えずに決断や行動して後悔することも。 しんどい時間の短縮、後悔しない選択をするためにも、悩みはできるだけ初期段階で誰かに相談するのがおすすめです。   ストレスが心身に影響を与える 悩んでいる間はずっとモヤモヤした気持ちを抱えて、ストレスを感じている状態が続きます。誰にも気持ちを吐き出せないとストレスはさらに膨らみ、心身に悪影響を与える危険性があるため注意しましょう。 数日休めば回復するような軽度のものならまだしも、取り返しのつかないような病気を招くこともあるため、ストレスは侮れません。特に仕事の悩みは暮らしや人生を大きく左右するため深刻になりやすく、ストレスも大きいです。   仕事のミスが増える 誰にも相談せず一人で悩んでいると、意識が悩みに引っ張られやすく集中力が下がり、仕事のミスが増える傾向にあります。明らかにミスが増えたりトラブルが重なったりすれば、自信喪失や自己嫌悪も起こりやすくなり、新たな悩みを抱える可能性もゼロではありません。 このように、仕事の悩みを誰にも相談しないことには悪循環を生むリスクがあるため、できるだけ第三者に相談して早期解決を目指しましょう。   仕事の悩みを相談すべき相手 仕事の悩みはシリアスな話題だからこそ、相談相手をよく選ぶ必要があります。ここからは、仕事の悩みを相談するのにおすすめの相手を解説していきましょう。   家族や友人 信頼できる家族や友人には本音を話しやすく、共感してもらうことで心の支えにもなります。元からあなたのことを知っている相手だからこそ、言葉にできない思いも汲み取ってもらえるかもしれません。 また、既に信頼関係が完成している間柄なので、忖度なくズバッとアドバイスしてくれる可能性が高いところも頼りになるでしょう。 「職場のことを何も知らない家族や友人には相談しにくい」と思う人もいるかもしれませんが、職場に全く関係がない第三者の意見を聞くことで客観的視点が得られる場合も多いです。   職場の人 職場の相談窓口や上司、同僚などに仕事の悩みを相談するのもありでしょう。同じ労働環境で働いているからこそ、職場の人はあなたの状況や悩みを理解してくれやすいです。 ただし相談する相手を間違えると、真剣に向き合ってもらえなかったり思わぬ噂を立てられたりして、余計に悩みが増える可能性があります。 職場の人に相談する場合は相手を見極めて、本当に信頼できるかをよく考えてください。   SNS ネットやSNSで相談すれば、多くの人からの意見を一斉に集めることができます。「身近な人に相談すると心配をかけそう」という人でも、お互いに顔が見えないネットでなら相談しやすいと感じるのではないでしょうか。 しかし、ネットやSNSを使って仕事の悩みを相談する際は、プライバシーに十分注意しなくてはいけません。この他、正確性に欠ける情報を提供する人がいる可能性もあるため、全てのアドバイスを鵜呑みにするのは厳禁です。   相談窓口やサービス 公的な相談窓口や転職エージェント、キャリアコンサルタントといった仕事の悩みのプロも、頼りになる相談相手です。専門知識を持つ相手ならアドバイスも的確で、悩みの早期解決に期待できるでしょう。 また、カウンセラーやコンサルタントには守秘義務があるので、人に言いにくいことや知られたくないことも気兼ねなく相談できます。   仕事の悩みを相談できる窓口やサービス ここからは、仕事の悩みをプロに相談できる窓口やサービスを紹介します。無料で相談できるサービスもあるので、ぜひ活用してみてくださいね。   総合労働相談コーナー 総合労働相談コーナーは、全国の労働基準監督署内に設置されている相談専用窓口です。予約不要かつ無料で個別相談に乗ってもらえ、出向くのが一般的ではあるものの電話でも相談できます。 労働基準関係法令に関する問題解決に向けた窓口であり、労働条件に悩む人におすすめ。 パワハラやいじめといった人間関係の悩みはもちろん、不当な賃金の引き下げや解雇、長時間労働など、働く上で起こる幅広い悩みを相談可能です。 また、こちらが適切に訴えかけても会社側が何もしてくれない場合は、指導・あっせんを行うケースもあります。   働く人の「こころの耳電話相談」 働く人の「こころの耳電話相談」は、専門のカウンセラーに電話で相談できるサービスです。「働く人の~」とついていますが、働く人の家族や人事労務担当者からの相談にも対応してもらえます。また、話すのが苦手な人や電話する時間がない人のため、メールやLINEでも相談可能です。 相談できる内容は主にメンタルの不調やストレス、過重労働による健康障害についてで、仕事のプレッシャーや人間関係に悩む人に適しているといえるでしょう。   キャリア形成・リスキリング支援センター キャリア形成・リスキリング支援センターは、厚生労働省が運営する、無料のキャリア形成支援施設です。各都道府県に拠点を構え、キャリアやスキルアップに関する悩み相談に乗ってもらえます。 スキルアップ目的の職業訓練を支援してもらえるケースもあり、キャリアの悩みを抱える人や、ライフワークバランスについてアドバイスを得たい人におすすめです。 ただし、キャリアコンサルティングを受けるには公式サイトから事前予約に申し込み、日程調整する必要があります。いきなり施設を訪れても相談には乗ってもらえないため注意しましょう。   キャリア・コンサルティング・ラボ キャリア・コンサルティング・ラボは、働き方や人間関係、職場環境、転職などについて相談できる、コンサルティングサービスです。 仕事に関するあらゆる悩みに対応しているため「悩みが複数ある」「どこに相談すればいいかわからない」という人にもおすすめ。また、相談者と一緒に悩みの原因を探し解決を目指すことを目的としているので「モヤモヤした思いや漠然とした不安がある」という人でも相談しやすいでしょう。 全国どこからでもオンラインで相談できるので、自分の都合に合わせやすい点も魅力といえます。   就職だれでも相談 就職だれでも相談は、就職・転職活動にまつわる悩みを相談できるサービスです。専門のアドバイザーが電話、LINE、オンラインにて、仕事の選び方や履歴書の書き方、面接対策などを行ってくれます。 また、キャリア相談にも対応しているので、働き方に関する悩みや疑問がある人にもおすすめ。 匿名で利用できるのもポイントで、自分のプライバシーを守りつつ相談したいと考えている人にぴったりです。   仕事の悩みは誰かに相談して、早期解決を目指そう 仕事の悩みからいち早く抜け出して自分らしく働くためには、誰かに相談することが大切です。 悩みは相談を遅らせれば遅らせるほど深刻になりやすいので、早い段階で打ち明けるのがベスト。 誰に話していいのかわからないときや、身近な人に言いにくいとき、専門的なアドバイスが欲しいときは、プロに相談するという手もあります。 あなたの悩みに耳を傾け、気持ちに寄り添ってくれる人は必ずいるので、一人で悩みを抱えずに勇気を出して相談してみましょう。

2024/06/23
人間関係・仕事に対する不安
働き方や仕事の相談をするのが苦手…原因&克服方法を解説

働き方や仕事の相談をするのが苦手…原因&克服方法を解説

選択肢が豊富で明確な正解がないからこそ、働き方の悩みは大きくなりがち。仕事をしていると、働き方に対して悩みや不安を抱き「誰かに相談したい」と思うこともありますよね。 しかしそんなとき、つい「相手の迷惑になるのでは」「どうせ何も変わらない」と考えて、悩みを相談できない人もいるのではないでしょうか。 本記事では、働き方や仕事の相談をするのが苦手な人に向けて、原因、克服方法、うまく相談するコツを解説します。 働き方の悩みを相談できない原因 なぜ、働き方や仕事の悩みを人に相談できないのでしょうか?まずは「相談できない」「相談するのが苦手」という人が抱えやすい原因を解説します。   人に気を使いすぎる性格 優しくて、人に気を使いすぎてしまう性格の人ほど、相談できずに一人で悩みを抱えやすいです。このような人は悩みがあっても「相談すると心配をかけるのでは」と遠慮したり「今は忙しそうだから相談しないでおこう」と相手に配慮したりします。 自分よりも相手を尊重し、他人に迷惑をかけたくないという気持ちが強いため、悩みや迷い、トラブルに直面しても一人で乗り切ろうとするのでしょう。 しかし、気配り上手で自立心が強いからこそ「自分で何とかしないと」と自分で自分にプレッシャーをかけてしまい、一度悩むとそこからなかなか脱出できません。   プライドが高い プライドが高い人は「人からどう見られるのか」を強く意識して、本当の自分以上に自分を良く見せようとすることがあります。 このような人にとって、相談して悩んでいる姿を人に見せることは自分の弱さを人に見せることと同じであり、プライドが邪魔をして人に相談できないのです。 また、プライドが高い人は自分のプライドを傷つけられることを極端に怖がり、臆病な一面があります。「話を聞いてほしいと言って断られたらどうしよう」「相談に共感してもらえなかったらどうしよう」と考えてしまい、相談する勇気を持てません。   思考が閉鎖的 働き方について悩んだとき、誰にも会いたくない気分になったり、人から放っておかれたいと強く思ったりする人は、閉鎖的な思考の持ち主かもしれません。 考え方が閉鎖的な人は、悩めば悩むほど自分の殻に閉じこもり、人に相談しようという発想すら抱かない傾向があります。また、自分とは異なる考え方や別角度からの見方を受け入れられず、自分の考えに固執して頑なになってしまうのも、閉鎖的な思考を持つ人の特徴です。 しかし、思考が閉鎖的だと客観的視点が得られず極端な考え方に陥りやすいため、悩みがさらに長期化するリスクがあります。   過去の相談経験にトラウマがある 相談は、持ちかける相手やタイミングを間違えるとちゃんと話を聞いてもらえなかったり、見当違いなお説教をされたりすることがあります。 そして、このような相談失敗の経験がトラウマになって、働き方や仕事について相談できなくなってしまう人も多いです。 「人に相談する」という行為は決して簡単ではなく、勇気が必要なもの。せっかく勇気を出して相談したのに誠実に向き合ってもらえないと「相談には何の効果もない」「相談しても無駄」だと感じて、相談することの大切さを見失ってしまうでしょう。   働き方の悩みを相談する効果 働き方や仕事の相談をするのが苦手な人は「相談しても意味がない」という考えを持っていることが多いです。 しかし、悩みを誰かに相談することには、さまざまな良い効果があります。ここからは、働き方の悩みを人に相談する効果・メリットを紹介しましょう。   気持ちが軽くなる 悩んでいる期間は、不安や不満、迷いが心に負荷をかけ、ストレスになっています。そんなとき、相談を通じて自分の胸の内を誰かに話すと、心の中にあるモヤモヤを排出できるのでストレス軽減になり気持ちが軽くなるでしょう。 また、相談すると相手から「わかるよ」「それはつらいね」など、共感が得られることもあります。他人に共感してもらえると「自分は一人ではないんだ」と思えて孤独感が和らぐので、自然と気持ちが前向きになるはずです。 気持ちが軽くなって前向きになれば考え方もポジティブになり、悩みや迷いからも抜け出しやすくなります。   客観的視点が得られる 一人で悩んでいるとどんどん頭が混乱してきて、問題を事実以上に大きく捉えてしまうことがあります。 しかし、誰かに相談するとなれば「現状に起きていること」や「自分の希望」を誇張なしに言語化する必要があり、問題を客観的に捉えられるでしょう。 さらに、物事を順序だててわかりやすく説明しようとすることで、悩みの原因や自分の気持ちを整理できるのも相談による効果です。 客観的に悩みや問題を捉えられれば解決方法も見つけやすく、悩みの長期化防止にもつながります。   アドバイスが得られる 人に相談すると、自分とは違った視点や知識、経験を持つ人からのアドバイスがもらえます。 時には「そのアドバイスは、自分の考えとは合わないかも」と思うこともあるかもしれません。しかし、合う・合わないの判断材料にはなっていることから、自分の意見と異なるアドバイスにも価値はあるのです。 働き方に関する悩みは根深いことも多く、多くの人から意見を聞いて多角的に物事を判断したほうが、後悔しない答えに辿り着ける可能性が高まります。相談によってアドバイスが得られれば、自分が持つ知識・情報の枠を広げられるはずです。   「働き方・仕事の相談が苦手」を克服する方法 相談したり人を頼ったりするのが苦手な人は、いざ誰かに悩みを相談しようと思っても「どうやって相談すればいいのかわからない」という新たな悩みにぶつかることがあります。 ここでは、苦手を解消するための克服法を解説するので、ぜひ実践してみてください。   情報を整理する 相談しているうちに自分でも何を言っているのかわからなくなり、相手にうまく悩みが伝わらなかった…という経験をしたことがある人は多いはず。このような事態を避けるため、相談はいきなりするのではなく、前もって情報を整理してから行うのがおすすめです。 「何があったのか」「どんなことに困っているのか」「何を求めているのか」の3つの観点で情報を整理しておけば、悩みや自分の希望を言語化しやすくなります。 頭で考えるだけだとうまく整理できないときは、一度紙に書き出してから必要な情報だけをピックアップしてみてください。   具体的なエピソードを振り返る 「何があったのか」「どんなことに困っているのか」「何を求めているのか」という相談の要点がまとまったら、話の肉付けに必要な過去の事例も振り返りましょう。 相談は、具体的なエピソードを盛り込んだほうが伝わりやすく、共感や適切なアドバイスが得られます。そのため、悩んでから起きた事象や悩む前と悩んだ後の心境の変化などを、相談前にしっかり振り返り把握することが大切です。 ただし「あれもこれも」とエピソードを詰め込みすぎると、聞き手に冗長な印象を与えるので要注意。起きたこと全てを話すのではなく、自分にとって大きな出来事や重要なエピソードだけを簡潔にまとめてください。   相談を後回しにしない 働き方や仕事の相談が苦手な人は「うまく話せないかも」「相談したい相手が忙しそうだから」などの理由で、相談するのをためらったり後回しにしたりすることがよくあります。 しかし「また今度でいいや」と考える癖がつくと、何かと理由をつけてまた今度、またまた今度…と後回しを繰り返して、結局いつまで経っても相談できません。 「報告・連絡・相談は早めに」とはあらゆる場面で言われていますが、それは働き方に関する相談でも同じです。悩みを長期間一人で抱えることには苦痛が伴い、さまざまなリスクがあるので、相談を後回しにするのはやめましょう。   不利なことも隠さず話す 相談時は本音で話すのが鉄則なので「こんな本音を話すと、相手から悪く思われるのではないか」と不安になることがあるかもしれません。 しかし、たとえ自分にとって不利なことであっても、相談の場では隠さず話したほうがいいです。全ての情報を正しく伝えなければ、相手からのアドバイスも的外れなものになってしまいます。何より、わざわざ時間を使って心を砕いてくれた相談相手を騙すような行為は、単純に失礼ではないでしょうか。 隠していたことがバレて情報を後出しすると、その後で気まずくなる可能性もあります。相談に乗ってもらう際の最低限のマナーとして、正直な態度を貫きましょう。   キャリアコンサルタントを頼っても◎ 働き方の悩みを相談する相手は、家族や友人、上司、同僚など、信頼できる人であれば誰でも構いません。ですが、中には「身近な人には相談しにくい」「誰に相談すればいいかわからない」という人もいるのではないでしょうか。 働き方や仕事にまつわる話は、キャリアコンサルタントに相談するという方法もあります。 キャリアコンサルタントは、じっくり話を聞いて最適な答えを一緒に考えてくれる、働き方・仕事の悩みに関するスペシャリスト。相談者が抱える悩みや問題を丁寧に深掘りしてアドバイスを授けてくれるので、口下手でちゃんと話せるか心配な人でも安心です。 相談相手が見つからないときや、プロの助言で効率的に問題解決したいときは、ぜひキャリアコンサルタントを頼ってみてください。   働き方について上手に相談するコツ よりわかりやすく相談するためには、いくつか押さえたいポイントがあります。働き方について上手に相談するコツを掴んで、相談力をより高めてください。   「上手に伝えなくちゃ」と思わない 相談する際、聞き手のためにわかりやすく伝える工夫をすることは大切です。 しかし、絶対に上手に伝えないといけないわけではありません。伝え方にこだわりすぎると「まだうまく話せないから相談しないほうがいい」と考えて、相談を先延ばしにしやすくなるので注意しましょう。他にも「上手に話さないと」と強く思う気持ちがプレッシャーになり、余計に話せなくなってしまうというケースも。 事前に情報やエピソードをまとめていれば、大きく本筋からずれた内容が伝わる可能性は低いですし、多少わかりにくい部分はコミュニケーションを通して補完できます。「上手に伝えなくちゃ」と身構えるのではなく、リラックスして本音で話すことが大切です。   相談するときは事前にオファーを出す 聞き手の都合によっては、今すぐ相談に乗れないこともあります。そのため相談する際は「今度、相談に乗ってくれませんか?」と、前もって相談したい相手にオファーを出しておきましょう。 事前に約束を取り付けておけば、急に相談を持ち掛けて相手を驚かせる心配がありませんし、相手の時間に余裕があるタイミングで話を聞いてもらえるはずです。 相談して話を聞いてもらうということは、相手の時間を自分のために使ってもらうということでもあります。だからこそ相手の都合に配慮して、できるだけ負担にならないよう予定を合わせてください。   遠慮せず質問する 相談とはコミュニケーションの一種であり、こちらが一方的に悩みを話したり、相談された人が一方的にアドバイスしたりするものではありません。「聞く」「話す」をバランスよく繰り返し、その対話の中で悩み解決の糸口を見つけるのが、相談の正しい形と言えます。 よって、相手の話にわからない点や誤解がある場合は、臆することなく質問・訂正をしましょう。 もちろん聞き方や伝え方に配慮は必要ですが、遠慮は必要ありません。事実を伝えてお互いの認識のずれをなくし、そこから解決策や着地点を考えたほうが、働き方の悩みから早く抜け出せるはずです。   悩みやすい働き方。相談する大切さを知ろう 現代の働き方は多様化しており、種類や選択肢が増えたからこそ、迷ったり悩んだりする人も増えました。働き方の悩みは深刻化しやすく、一人で長期間抱えると心身に悪影響を及ぼす恐れもあります。悩んだときは「自分の力で何とかしよう」と考えるのではなく、その悩みを誰かに相談してみましょう。 最終的な答えを見つけるのは自分自身ですが、話を聞いてもらうだけでも心は軽くなりますし、新たな視点が得られれば一人で悩むよりも早く答えに辿り着ける可能性が高いです。 相談スキルは人生のあらゆるシーンで役立つので、まずは相談する大切さを知って、ぜひ一歩踏み出してみてください!

2024/05/30
人間関係・仕事に対する不安
「仕事に飽きた…」それでも転職をおすすめできない30代はどんな人?

「仕事に飽きた…」それでも転職をおすすめできない30代はどんな人?

「最近仕事がつまらない」「そろそろ違う仕事してみたいな」 そのように考えている30代の方は、たくさんいるのではないでしょうか。30代は仕事にも慣れてきて部下の教育もしなければならない立場になってきます。そしてそのような状況で自分自身の成長を感じられず、やりがいを感じられないこともあります。 ここでは30代で陥りやすい、仕事がつまらないと感じてしまう状態と上手く付き合う方法をご紹介していきます。転職に向いている人の特徴や、転職はちょっと考え直した方がいい人の特徴も紹介しているので、ぜひ確認してみてください。 30代が仕事に飽きる原因は? 30代は働き盛りと言われますが、実際には20代で燃え尽きてしまい、仕事に飽きてしまっている人もいます。そんな30代が「仕事に飽きた」と感じやすい原因をご紹介していきます。 思い返すと当てはまるものがある方もいるのではないでしょうか。ご自身を振り返りながら、読み進めてみてくださいね。   日々同じ業務をこなしている 日々同じ業務を担当する方が楽と感じたり、性に合っていると感じる人もいますよね。しかし、それが仕事となると負担に感じたり、マンネリを感じたりする人も多くいます。 たとえば自分は同じような業務をずっと担当しているのに、隣の部署では製品開発や営業部が毎日新しいことに挑戦して楽しそうに見えるということもあるかもしれません。同じ部署でも、同僚や後輩が担当している業務が面白そうだな、と感じることもあるでしょう。 同じ年代の社員が新しいことに挑戦して、評価されているところを見ると、自分は同じことばかりやっていて大丈夫なのかと不安になることもありますよね。 もちろん今の仕事も誰かが担当しなければならない業務ですし、自分の業務も隣の部署が担当している業務もそれぞれの良さがあるのですが、当事者はそのことを実感するのが難しいのが現状です。 30代になると数年は同じ業務を担当していることが多いので、業務内容にも慣れていて、効率的にこなせるようになっているでしょう。業務として考えれば「慣れている人が効率よくこなせるようになっている」というのは、もっともパフォーマンスがよい状態なのです。 しかし一方で、業務を担当する身としては、隣の芝生が青く見えやすく、自分自身の立ち位置に不安を感じることもよくあるのです。   仕事で成長を実感できない 30代まで同じ会社に勤めている人の多くは、中間管理職になっていたり、部下ができて教育を担当したりしているのではないでしょうか。 自分自身はまだまだ挑戦して最前線に立っていたいと思っていても、実際は年齢を重ねていくことで立場が少しずつ上になってくるのが一般的です。 全ての責任を負わなければならないとまではいかなくても、後輩や部下をマネジメントするようになると、他の人のミスも自分のチェック漏れのせいにされたりと、理不尽なことが起こりやすくもなってしまいますよね。 自分の業務に集中したくても、なかなかそれだけに集中することができず、新しい情報や知識をインプットする時間を確保できない状態になります。自分の業務に時間を費やしたいのに、新人や部下の教育に時間を取られてしまい、結果的に業務で成果を出し切れず、評価が落ちてしまうこともあるのではないでしょうか。 自分が今まで教育してもらってきたものを返さなければならない立場ではあるのですが、教育は時間がかかってもなかなか評価されないものです。 頑張っているにも関わらず評価されにくい業務をしていると、自分自身が成長している実感を感じにくくなり、仕事がつまらなくなってきてしまいます。 仕事の待遇に満足していない 20代では仕事内容が好きで、新しいことに挑戦する毎日だったかもしれませんが、30代ではそれが少し落ち着いてきます。 そうなってくると周りの友人や他社の待遇が気になってきますよね。そんな時、あなた自身が収入にも不満がなく、福利厚生なども満足しているのであれば全く問題ありません。 しかし、数年昇給していなかったり同業界の他社と比べても給与水準が低いことを知ってしまうと不満に直結しやすくなります。 働いていく上で、仕事内容やそのやりがいはとても大事です。しかしそこで得られる待遇も、長く続けていくためにもとても大事な要素になってきます。 好きで続けていても生活が厳しかったり、趣味に費やすお金が確保できなかったり、あるいは忙しすぎてプライベートの時間が確保できなかったり、今後を考えても貯蓄はできないと感じたりすると、転職なども視野に入ってきます。 30代では今までやりがいや人間関係で続けていた仕事を一度立ち止まって、このまま続けていていいのかと考えるタイミングになる人が多いのです。   転職しない方がいい人の特徴 30代で仕事が飽きたと感じやすい主な要因を紹介してきましたが、心当たりのあるものはありましたでしょうか。ただ、仕事に飽きたからと転職するのは簡単ですが、新しい仕事内容や人間関係に馴染めないなど、大きなリスクがあることもあります。 もしあなたが、これからご紹介する内容に当てはまる場合は、少し立ち止まって転職するのがよい選択なのかどうか、考え直した方がいいかもしれません。   刺激が欲しいが仕事に大きな不満はない なんとなく今の仕事に飽きていると感じていたり、もっと楽しいことしたいと感じている人は、今の仕事自体に不満はあるのかどうかを考えてみてください。 就業時間や待遇面、仕事内容など絶対に変えたい部分はありますか?「飽きている」以外に大きな不満がなければ、転職は一度考え直したほうがいいかもしれません。 転職は簡単に仕事内容や職場環境を変化させることができますが、その代わりに大きなリスクが伴います。新しい会社で働き始めてから、前の方が良かったと感じても簡単に元の場所に戻ることはできません。職務経歴書にも転職回数が刻まれますし、それは一生涯消えることはないのです。 もし大きな不満はないけれど、今の仕事がつまらなかったり、飽きたと感じているのであれば、今の環境でできる変化を考えてみてください。 たとえば、上司に「職務範囲を変えて欲しい」「業務範囲を広げたい」と提案するだけで、大きな変化があるかもしれません。上司に「こうしたい」と言い出すのは気が引けるかもしれませんが、これからもキャリアに悩むことがあるはずです。その度に相談できない環境だとストレスが溜まりやすくなります。今の仕事内容に変化が欲しいと思っているのであれば、勇気を出して相談してみましょう。 また、ビジネス本を読んだり、スキルアップのための社外の講座に参加したりするなどして、新たに学ぶ機会を設けてみるのもよいでしょう。今の業務にどんなに「慣れている」とはいえ、どんな業務にも改善とレベルアップの余地は必ずあります。今の自分の業務をブラッシュアップするための視点や知識を吸収することで、「仕事に飽きた」という状態が解消できるのではないでしょうか。 職場の人間関係がとても良い 転職をする際に1番のリスクとなるのが、「転職先の職場の雰囲気に馴染めない」「人間関係があまりよくない」というものです。転職活動中に面接で会って話ができるのは、一般的には人事や直属の上司、担当役員や社長だけ。職場の同僚や先輩に転職前に会う機会はないので、「新しい職場の雰囲気に自分が馴染めるのか?」は、なかなか見抜くことができません。 そのリスクを考えると、今働いている会社で人間関係に全くストレスがないのであれば、それは大きなメリットになります。 また、転職すると人間関係を1から築いていかなくてはなりません。今までの経験を活かせる仕事に転職したとしても、仕事の進め方などは1から覚える必要がありますし、人間関係や職場の信頼関係も最初から築かなければなりません。これを新たに挑戦する刺激ととらえるか、ストレスと感じるか、あなたはどちらのタイプでしょうか。 もしストレスに感じるタイプであり、今の職場の人間関係に問題がないのであれば、もう少し慎重にキャリアを考えてみてもいいかもしれません。   今の職場で仕事内容を変えられる可能性がある 今の仕事がつまらないと感じている人は、今の会社で異動や担当業務の変更ができるのか確認してみてください。仕事内容以外に不満がないのであれば、職場を変えずに担当業務を変えるのが1番リスクが低い方法だからです。 たとえば、「今営業だけれど、人事に挑戦したい」と思っているのであれば、今の会社で人事になった方が社内のことも理解していて早期に活躍できる可能性がありますよね。 新しい会社で人事をするのであれば、各職種の仕事内容や担当者を覚えていくところから始めなければなりません。それにそもそも、30代で全くの未経験の仕事に転職するのは、かなりハードルも高くなります。 そこで30代まで働いている今の環境でのアドバンテージを最大限活かして、新しい職種に挑戦することができれば負担も最小限に抑えられます。 新しい環境でのストレスを少しでも抑えたいと思っている人には、おすすめの選択肢です。   転職をおすすめできる人の特徴 転職を考え直した方がいい人の特徴をご紹介しましたが、もちろん転職を考えたほうがいい人もいらっしゃいます。職場環境だけが全てではありませんが、今の環境を変えた方があなたにとって成長に繋がる可能性があることもあります。 今の現状に疑問がある人は、下記の要件に当てはまるものがないか、確認してみてください。 会社や仕事の仕方に不満がある 30代になると、会社全体のことや部署のことがわかってきますよね。もし仕事に飽きているだけでなく、会社の方針に納得できていない部分があったり、部署での仕事の仕方などに不満があったりする場合は、転職を考えてもいいかもしれません。 会社員である以上、会社の方針に納得できていない場合は、会社の業績アップに向けて仕事を頑張るモチベーションが保てないですよね。 経営の方針だけでなく、社員への対応が良くなかったりすると、このままこの会社で働き続けるのは難しいという気持ちになります。 経営方針というのは、よほどのことがない限り、簡単には変わりません。いくらあなたが声を上げたとしても、それは経営陣に届くかわかりませんし、取り入れてくれるかもわかりません。 また、「仕事の仕方」も会社の方針や部署のやり方などがあり、「提案すれば、改善できるケース」と「しっかり根付いていて簡単には変えられないケース」があります。前者であれば、改善のための努力をしてみることをおすすめしますが、後者の場合には転職して場を変えたほうがいいかもしれません。 「仕事の仕方」だけでなく、仕事内容にも不満があり、異動などの希望も受け入れてもらえなそうな場合も同様です。 会社には「個人が頑張って変えられること」と、「個人が頑張ってもどうにも変えられないこと」があります。もしあなたが不満を感じている対象が後者ならば、現状を変えるのではなく、新しい環境に行く選択をするほうが得策でしょう。 プライベートとの両立が難しい 自分のプライベートの時間が取れないほど忙しかったり、趣味に費やす時間もなくなってしまうような状態だと、たとえ仕事に楽しさを感じていたとしても、その楽しさもやがて薄れていくことになってしまいます。 それが「仕事に飽きている」と感じているのに業務だけは忙しく、職場と家の往復だけで1日が終わってしまうような状態であれば、なんのために働いているのかという虚無感に襲われることもあるでしょう。 そのような場合、業務量の調整を上司と相談できる余地があるならば、できるだけ早く相談しましょう。しかし、どうしても改善の見込みが難しいならば、職場を変える決断をするのもいいかもしれません。 仕事は大切ですが、休息の時間やプライベートももちろん大切です。業務で疲弊しすぎないバランスを考えてみてください。 正当な評価をしてもらえない 真面目に業務に取り組んでいても、今の職場では正当に評価されていないと感じるのであれば、それは職場の体制に問題があるかもしれません。「正当な評価がされていない」と感じるのは、 1.自己認識や自己評価と、上司の評価と認識にズレがある2.上司があなたの業務や頑張りを正確に理解/把握できていない3.上司との相性の問題 のいずれかの可能性が高いです。そこで「なんとなく評価が低い気がする」「もっと評価されてもよいのではないか」等、評価に疑問に思う点があれば、まずは上司に確認してみましょう。 「1.自己認識や自己評価と、上司の評価と認識にズレがある」はきちんと話すことで原因がわかり、納得が得られ、次の評価へ向けて改善点が明確になることもあります。 また、「2.上司があなたの業務や頑張りを正確に理解/把握できていない」は、上司が理解しようとしていないこともありますし、あなた自身が上司に適切な報告ができていないことも考えられます。どこに問題があるのか、認識をすり合わせることで解決できることもあるかもしれません。 しかし「3.上司との相性の問題」だったり、そもそも評価に対する疑問を確認しづらいような雰囲気であったり、聞いてもはぐらかされるような環境なのであれば、転職してきちんと評価してもらえる環境に移動するのがいいかもしれません。 毎日頑張っていても、それが理不尽な理由で評価されないと思ってしまうと、あなたのモチベーションに悪影響を及ぼします。 評価体制のせいでやる気を削がれてしまうのは、とても勿体無いですよね。あなたをしっかりと見て、評価してくれる環境の方が、自分自身の成長にも直結していくはずです。   新しいスキルを身につけたい 30代になって新しいことに興味が出てくる人も多いですよね。「新しいスキルを身につけたい」「新しいことにチャレンジしたい」と考えると、転職は確かに自分自身の可能性を広げてくれる有効な手段です。 この決断はとても安直に感じられるかもしれませんが、本気で実践的なスキルを身につけたいのであれば1番おすすめできます。 しかしちょっと興味があるからといって、すぐに転職を考えるのは少し待ってください。 確かにキャリアチェンジをするのであれば、年齢的にも急いだ方がいいかもしれません。その方が求人数も多いですし、転職先の幅は広くなります。 ただ本当にそのスキルを活かした仕事をずっとしていきたいのか、考えてみてください。 まず副業で試してみることはできないか?本を読んでみて興味が薄れることはないか?など、転職に踏み切る前にもできることはあります。しっかりと考えた上で挑戦するようにしてみてください。 もしかしたら今のキャリアのまま進んで行った方が、将来安泰かもしれないということもありますよね。新しいスキルの習得へ、新しい環境へ飛び込むことは、今と同じキャリアはもう歩めないという覚悟も必要です。 興味関心はとても大事な要素です。しかしそれは今の生活やこれからのキャリアと天秤にかけても、挑戦したいのか熟考してみましょう。 キャリアの悩みと上手く付き合おう このように30代は、仕事に慣れて飽きてしまったり、他の仕事への興味が出てきたりとキャリアの悩みが尽きない年代です。転職やキャリアチェンジを考えても、30代が最後の挑戦と考える人も多いでしょう。 そういったタイミングでは、客観的に今の自分のスキルや経験を言語化してもらったり、これからのキャリアプランを話し合うことのできる相手が必要です。 転職市場は自分でどれだけ情報を集めようと思っても、個人では限界があります。少しでも悩んだ時は、迷わずプロに相談してみるのもおすすめです。 豊富な経験と独自の情報網からあなたに適切なアドバイスをしてくれたり、あなたのキャリアについて親身に寄り添ってくれるはずです。 40代、50代と年齢を重ねてから後悔しないように、今のキャリアを活かしたり、方向転換してみたり、自分の悩みに向き合いながら納得感のある決断をしてみてください。

2024/01/09
人間関係・仕事に対する不安
新卒で仕事を辞めたい…退職理由や辞めるメリット・デメリットについて解説

新卒で仕事を辞めたい…退職理由や辞めるメリット・デメリットについて解説

新卒で働き始めたものの、すぐに仕事を辞めたいと感じることはがあります。実際に、入社1年未満で退職する社会人もゼロではありません。しかし早いうちに会社を辞めてしまうことに、不安や抵抗がある方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、新卒で仕事を辞める理由や、メリット・デメリットについて解説します。 新卒で仕事を辞めたいと思う理由 新卒で入った会社を「辞めたい」と思うのには、どんな理由があるのでしょうか。 人によって悩みの原因は様々ですが、分類化すると大きく「人間関係」「待遇」「将来性」の3つに分かれます。 人間関係についての悩み 退職理由として最もよくある理由は、「人間関係が上手くいかなかった」というものです。 自営業やフリーランスではなく会社員として働く以上、一緒に働く相手を選ぶことができません。どんなに「気が合わない」「話していると疲れる」と感じる相手でも、ほぼ毎日顔を合わせることになります。 そんなことは当たり前だと分かりつつ、日々一緒に仕事をしなければならないので少しずつストレスが溜まり、辞めたいと思うようになる人は珍しくありません。 また人間関係については、特定の人物に対してネガティブな感情を持つパターンと、全体的な雰囲気、社風が合わないと感じるパターンがあります。 前者の場合は対処がしやすく、例えば「今やっているプロジェクトが終わったら異動願いを出そう」「会社の制度を使って別のオフィスに移ろう」といった、「特定の人物から物理的に離れる」という対応ができるかもしれません。 パワハラやセクハラといったハラスメントを受けている場合は、すぐに人事課や対応する部署・委員会に通報しましょう。 「上司の方が長く会社にいるから、自分が訴えても無駄」と思うかもしれませんが、録音やメールなどの証拠を確保すれば、会社として動かざるを得なくなります。 黙殺されそうになったら、労働基準監督署に相談するという手もあります。いずれにせよ理不尽な悪意には耐える必要がないため、迅速に行動しましょう。 一方で会社の雰囲気や社風が合わない場合、異動などしても改善はあまり見込めません。 入社したばかりでまだ慣れていないだけの可能性もありますが、もし「この雰囲気にはなじめそうにない」と思うのであれば、転職を考えてもよいでしょう。 待遇についての悩み dodaの「平均年収ランキング」によると、2021年における20代の平均年収は341万円でした。この平均より下回っていると、「転職した方がもっと給料がもらえるのではないか」と思って、会社を辞めたくなる一因になります。 平均を上回っていたとしても、「残業代がもらえていない」「成果に対して対価が見合っていない」と感じれば、前向きに仕事に取り組むことは難しいでしょう。 年収が理由であるとするならば、まずはどうすればアップするのか、会社の規定を確認しましょう。年功序列で年次が進めば上がるのか、結果を出せばインセンティブがもらえるのかなど把握することがスタート地点です。 そのうえで、目標に向かって頑張れるのか、他の会社で働く方がベターかを判断します。 また、休日が少なくて会社を辞めたいと思う方もいるでしょう。多くの会社では年間休日は120日前後で、これより少ないと「仕事ばかりで疲れる」と感じるかもしれません。 体調や心の健康を損ねるようであれば一刻も早い対策が必要ですので、何かおかしいと思う点があるのであれば、医療機関で診察してもらいましょう。 医療機関に行くほどでもない場合、休みを取ってリフレッシュ期間を設けることがおすすめです。休みの間は仕事のことや将来のことを考えず、頭と体を休めることに注力してください。 目の前の仕事しか見えていないとネガティブな方向にばかり考えてしまいますが、休みを作ってすっきりした状態で考えれば、冷静に今後の計画を立てられます。 将来性についての悩み 新卒として働いていると、「この会社にいて、自分のキャリアはどうなるのか」「このままここにいて成長できるのか」など、将来について悩む瞬間は誰しもあります。考えれば考えるほど不安と焦燥感に駆られ、仕事を辞めたいと思い詰めてしまうものです。 こうした状況に陥ったら、まずは身近な先輩や上司を観察してみましょう。 仕事内容やキャリアステップ、給料などの待遇を見て、自分がなりたい姿かどうか考えてみてください。もしロールモデルになるような人がいないのであれば、あなたは今の会社と合っていないのかもしれません。 また、会社そのものの将来性に不安がある場合もあります。 これから伸びる業界もあれば長年右肩下がり状態の業界もあり、「自分はここで40年も働けるだろうか」と自信がなくなることもあるでしょう。もし別の業界・企業に転職した方が将来性があると感じるのであれば、無理に今の会社にいる必要はありません。 新卒で仕事を辞めるメリット・デメリット 新卒で仕事を辞めることに関してネガティブな考えを持っている方が多いですが、実際にはメリットとデメリットの両面があります。 具体的にどんなことがあるか、解説します。 メリット① 第二新卒として可能性を広げられる まだ年次が浅いうちに転職する人材を、新卒採用と同様に考えて採用に積極的な企業もあります。そのターゲットとなる「第二新卒」として転職するには一般的に、新卒3年以内、もしくは25歳以下である必要があります。 この場合、新卒採用に近く、意欲やポテンシャルを重視され、特定のスキルや経験が問われることが少ない点も魅力です。中途採用ではこれまでどんな仕事をしてきたかや、どのような役職に就いているか、どんなスキルや資格を持っているかなどが重視されますが、第二新卒であればそういったことは不問なことが多いです。 第二新卒を歓迎するコメントが記載されている求人を、チェックしてみましょう。 ただし、専門性は不要ですが、社会人としての一般的な常識やマナーは求められます。採用する企業からすると、ビジネスマナーを一から教える必要がないことが第二新卒を採用するメリットになるため、そういった部分ができないとなかなか内定に繋がりません。 メリット② 未経験から業界や職種を変えやすい 年齢が高くなるにつれて、未経験として新しい業界や職種への転職は難しくなります。一般的に企業は、相応の年齢には相応の経験を求めるからです。 しかし新卒で転職する場合は年齢が若く、未経験歓迎の募集に通りやすくなります。いわゆるポテンシャル採用です。自分の強みや弱みを改めて自己分析することが役立つので、しっかりと準備しましょう。 また、傾向として、伸び盛りの業界では未経験の募集がよくかけられています。現在であれば、コロナ禍を背景にIT系や医療業界が業績を伸ばしています。 市場が大きくなっている分野は人手不足になりやすいため、積極的に考えてみてください。 メリット③ ストレスから解放される 転職をすることで、現在の職場から離れることができます。 社会人になると人生の大半は仕事をしている時間になるため、仕事がストレス源だと非常につらい毎日になってしまいます。そういった現状から脱出するだけでも、大きな意味があるでしょう。 基本的には在職中に転職活動をして、次の転職先を決めてから退職することがおすすめですが、もし心身ともに疲れていて少し休息が必要であれば、数か月のインターバルを取るのも悪いことではありません。 何も考えず旅行をしたり地元でゆっくり過ごしたりしても良いですし、前向きな気持ちで取り組めるなら、次の職場で役立つ資格の勉強をしても良いでしょう。 デメリット① またすぐに辞めるのではと思われがち 次に、新卒で仕事を辞めるデメリットもみていきましょう。まず大きなデメリットとしては、転職活動で「この人を採用しても、またすぐやめてしまうのでは」と思われがちな点が挙げられます。 これを防ぐためには、「なぜ会社を辞めるか」を明確に説明する必要があります。 この時「給料が安いから」「休みが少ないから」といった点を真っ先に挙げるのは得策ではありません。あくまでも、前向きな内容にしてポジティブに伝えるようにしましょう。 例えば、実際は「ルーティンワークばかりでやりがいが感じられず、仕事がつまらない」という理由で転職するとします。 これをポジティブに言い換えるなら、「御社では若手のうちから新しい仕事にチャレンジできる環境が整っていると知り、積極的に企画を提案していきたいと思いました」といった内容になります。 ただし、こうした言い換えは必要ですが、嘘をつくことはやめましょう。 面接で色々と話すうちに一貫性がなくなってバレてしまいますし、取り繕って入社しても結局はミスマッチになる可能性が高いです。 デメリット② 転職理由を明確にしないと同じ失敗を繰り返す なんとなく今の仕事を辞めたいという気持ちのまま転職してしまうと、新しい職場でも二の舞になってしまうかもしれません。 転職活動を始める前に、「自分はなぜ辞めたいと思ったのか」「どこが我慢できないのか」「仕事に対して何を求めているのか」「どのような優先順位なのか」といった点を整理してください。 例えば「休みが少なくワークライフバランスが取れないのは耐えられない」という理由で転職するのに、「給料が1.5倍になる」「社風が合いそう」といった理由でまた休みの少ない企業に転職しても、上手くいきません。 また、転職理由があいまいなことは、面接での受け答えでバレてしまいます。 「この人は仕事に対して熱意がない」「目先のことしか考えられないタイプだ」と判断されてしまうと、なかなか内定を得ることはできません。 何を聞かれても自信を持って答えられるよう、入念に準備を整えましょう。しかし、自分で考えをうまく整理できないこともあるでしょう。そんな「答えがみつからない」「考えが整理できない」というモヤモヤを整理するのには、キャリア相談がとても有効です。ぜひ気軽に活用してみてください。 デメリット③ キャリアアップの転職にはなりにくい メリットの部分で、未経験の職種や業界に転職しやすい点を挙げました。その一方で、キャリアアップの転職にはつながりにくいというデメリットがあります。 1社目で十分な実績を残していれば話は別ですが、入社したての頃は仕事を覚えることがやっとで、なかなか大きな成果を出すことはできません。 だからこそ、「自分は前の会社で、こんな成功を収めた」といったアピールポイントが作りにくくなってしまいます。 もし、転職を機に大きく年収を上げたり役職をランクアップさせたりしたいのであれば、もう少し長く今の環境で働くことをおすすめします。 仕事を辞めたい方が転職活動で準備すべきこと まずは、今の会社に対する不満は転職しなくても解決するのではないかと考えてみてください。 人間関係が問題であればチームや部署を移ることで事足りるかもしれませんし、給与が少ないのであれば資格を取るなどして昇給できるかもしれません。こういったことを考えた上でも転職が最善だと判断したなら、まず自己分析をしましょう。 先述の通り、新卒での転職活動は第二新卒の枠になりやすく、ポテンシャル採用がメインになります。そのため、改めて自分の強みや働く上で大切にしたいことを明確化することが大切です。 また、新卒のうちはまだ狭い視野でしか自分や仕事が見えていない可能性もあるので、周りの方に積極的に相談してみてください。上司には転職したいと言いにくいかもしれませんが、同期や学生時代の友人などはきっと話を聞いてくれるでしょう。 客観的なアドバイスをもらうことで、意外な気付きがあり今後の転職活動やキャリア形成に役立つかもしれません。 また、キャリアのプロであるキャリアコンサルタントへの相談もおすすめです。専門性のあるアドバイスがもらえますし、どんな風に転職先を決めればいいか、何を優先すべきかといった具体的な相談をすることもできます。 一番大切なのは心と体の健康 新卒で仕事を辞めたいと言うと、周りから「根性がない」「逃げ癖がつく」など言われるかもしれません。 しかし、結局は自分がどう感じるかが一番大切です。 周りの意見を聞くことはもちろん大切ですが、それよりも自分自身がストレスなく健康に過ごせる環境を整えることを重視しましょう。 そのために転職が必要だと判断したら、ぜひ行動に移してください。新しい環境で頑張ることができれば、今の仕事を辞めることに何も問題はありませんよ。

2023/12/06
人間関係・仕事に対する不安
仕事が不安でたまらない…モヤモヤをすっきりさせるための6つの方法

仕事が不安でたまらない…モヤモヤをすっきりさせるための6つの方法

「ああ、明日仕事に行きたくないなあ」「今の会社で続けられるのか不安でたまらない……」 そんな思いを抱えているのは、あなただけではありません。男性・女性、若手・中堅・ベテランなど、立場など関係なく、誰でも不安な瞬間はあるものです。 そこで今回は、少しでも不安な気持ちがなくなりすっきりできるよう、6つの方法について解説します。今、モヤモヤした気持ちを抱えている方は、ぜひ気軽に試してみてください。 まずは何が不安かを明らかにする 仕事に対してネガティブな気持ちを持っている方は、まず何を不安に思っているのかを明らかにしましょう。 実は、これといって大きな不安要素がないのに、なんだかモヤモヤするという方は少なくありません。 明らかに大きな問題があれば、その解決のために具体的な行動ができます。でも原因が不明瞭の場合、どうすればいいかわからず、不安な気持ちをズルズル引きずってしまうものです。 多くの場合、仕事の不安は以下の3つに分類されます。自分の悩みはどれに当てはまるか、もしくはどれに近いかを考えてみましょう。 人間関係が上手くいっていない 職場に苦手な方がいたり、誰かともめていたり、いつも嫌なことを言ってくる人がいたり……。誰でも大なり小なり、人間関係の悩みはあるものです。 また、そこまで大きな問題がなくても、「なんだか、自分だけ浮いているな」など思う方もいます。 「若年者の離職状況と離職後のキャリア形成」によると、初めての正社員勤務先を離職した理由として、3割近くの方が「人間関係がよくなかった」と回答しました。 職場の人との人間関係の問題は根深く、「自分が我慢すればいいかな」と思ってしまう方も多いので、じわじわとストレスになります。 また、相手が上司や先輩などだった場合、自分は間違っていなかったり、周りの方も「これは相手がおかしい」と思っていたりしても、何も助けられないこともあります。 その結果、会社に行けなくなってしまったり、うつ病などに発展してしまったりというケースが起きています。 業務時間や賃金に不満がある 働き方改革という言葉がこれだけ浸透しても、まだまだ長期労働や低賃金の問題は解決されていません。 「終電まで残業した翌日7時には出社しなければならず、家にいられる時間はせいぜい数時間程度」「休日出勤もしたのに大した手当も出ず、ボーナスも一度ももらっていない」、そんな環境で働いていれば、不安でたまらないと思うのも当然です。 会社に対して交渉しようと思っても、「自分より先輩も似たような環境で我慢しているし」「何か言ってもどうせ変わらないだろう」と考え、結局同じ状態が続くということも多いです。 長期的なキャリアを描けない 今の会社にいていいのだろうか、自分はこのままキャリアアップできるのか、それとも時間を消費してしまうのか。現在の職場に対して不安があると、このような悩みは尽きません。 特に女性の場合、産休・育休から復帰した人がいなければ、「もし結婚、出産したら自分はここを辞めなくてはいけないのだろうか」という問題も抱えることがあります。 いくら制度上こういったものが使えると言われていても、実際に使った人がいなければ、「本当に大丈夫だろうか」と不安でたまらなくなるのは当然です。 最近は男性でも育休を取る人も増えていますが、社内で取得実績がなければ「休みはもらえても、その後の昇進に響くかもしれない」と不安に思ってしまいますよね。 また、会社の業績が芳しくない場合、「このままここにいて、潰れたらどうしよう。再就職できるのか」「倒産する前に転職した方がいいかもしれない。でも、今のスキルでどこに入社できるのだろう」という悩みも生まれます。 仕事が不安でたまらない方におすすめの行動・考え方 このように、仕事が不安でたまらない気持ちになるのには、いくつかの理由があります。まずは自分がなぜ不安なのかを考え、それが明確になったところで以下の6つの対処法を試してみてください。 不安を言語化して解決法を明確にする 上記を参考に、自分がどんなことを不安に思っているのかざっくりわかったら、その内容を細かく言語化してみてください。 例えば「上司の○○さんとそりが合わない」というところから、「言葉遣いや喋り方が荒く圧を感じてしまう」「質問すると面倒そうに答えられるので話がしにくい」といったレベルに落とし込んでいきます。 そうすることで、「質問の回数を最低限にするため、自分なりのマニュアルを作っておく」などの具体的な対策が立てられます。 誰でも「どうすればいいかわからない」という状況は不安でたまらないものですが、対策さえ立てられれば、あとはそれを実行するだけになるので気が楽になります。どんな風に対応するかを考えるためにも、なるべく細かく言語化してみましょう。 一気に解決しようとしない 目の前に問題があると、その状況がストレスになり一刻も早く解決したくなりますよね。しかし一気に解決しようとするとハードルが高く、「絶対にどうにもならない……」と諦めてしまうことも。 これでは本末転倒なので、まずすべてを一気に解決しようとすることをやめましょう。先ほど「不安を言語化して対策を考える」と説明しましたが、モヤモヤとした不安の対策を細分化するのがおすすめです。 いくつかのステップにわけて考えることで、一つひとつの難易度が下がり、少しずつでも確実に前進することができます。 例えば「これからのキャリア形成に不安があるから、簿記1級を取る」と決めても、現在簿記の勉強をしたことがなければなかなか1級合格には手が届きません。そこで「簿記の参考書を買う」「今年中に簿記3級を取る」「簿記について解説した動画を毎日見る」など、最終ゴールの手前に途中にある目標を設定し、それをクリアしていくという方法がおすすめです。 誰かと比べるのをやめる 人が不安を感じる時、多くの場合ほかの誰かと比べてしまっています。 例えばSNSや雑誌などで「子育てをしながら働いて管理職に昇進!理想のママの働き方!」といった特集などを目にすると、「あの人はあんなにすごいのに、自分は全然だめだ」と落ち込んでしまうものです。 身近な人でも「あの先輩は入社3年目で結果を出したのに、自分は5年目で足元にも及ばない」など比べてしまうことはあるでしょう。 しかし、他人と自分ではおかれた立場が違いますし、得意なことや苦手なこと、環境などすべて異なります。 また、周囲の方から100%好かれている人もそうそういません。端から見ていると完璧な人に見えても、意外と「あの人、仕事は速いけど雑だな」など思われているケースもあるものです。 あなたが嫉妬しているあの人も、そんな一面があるかもしれません。 これは「人の嫌なところ見つける」という話ではなく、誰でもできることとできないことがあるという話です。 あなたは今、自分のできないところと、人のできるところにばかり目が行っているのかもしれません。そうではなく、自分の得意なことや人に票かされること、楽しくできることなど、ポジティブな面に目を向けてみてください。 人に嫉妬してしまうのは自然な感情ですし、それが「自分も負けないぞ!」と良い作用になることもあります。だから無理に嫉妬をやめるのではなく、自分の長所を自分で褒めながら頑張ってみてはいかがでしょうか。 スキルアップを目指す 「自分で自分を褒めるといっても、どうすればいいかわからない」「褒めるところなんてない」と自信が持てない方は、スキルアップに向けて具体的な行動をしてみましょう。 現状維持をしているだけでは将来への不安がぬぐえなくても、自分が成長していると感じられれば不安は少しずつ解消されます。まず自分の職種でどんなスキルアップができるかを考え、大きすぎない目標を作ってみましょう。 社外のセミナーに参加してみたり、資格を取ってみたり、最近では動画で学ぶこともできます。 身近な先輩がいればその方にアドバイスをもらうと、職場で役立つスキルを効率的に身につけることができるでしょう。 休みをとる 何をしていてもネガティブになる、不安でたまらないから眠れない、集中力が落ちてミスが頻発している……。 そんな方は、一度休みを取りましょう。 問題があるときあれこれ考えることは必要ですが、余裕がないのに考えても時間の無駄になる可能性があります。まずは気持ちをリフレッシュさせ、すっきりした思考で考えた方が、不安の解消につながるものです。 思考がクリアになれば、自分が何を不安に思っているのかはっきりしたり、そもそも不安が小さくなったりすることもあります。 休み中はなるべく仕事のことを考えず、趣味に打ち込んだり、自然の中でぼうっとしたりしてみてください。 人に相談する 自分だけで不安を抱えるのではなく、人に相談することも一手です。 一人ではぐるぐると同じことを考えてしまい負のスパイラルに入ってしまうことも多いですが、人に話すことで思考が整理されます。 また、自分以外の客観的な視点が入ることで、今まで思いもよらなかったような考えにたどり着いたり、新しい考えのきっかけになったりすることもあるでしょう。 単に愚痴を聞いてもらうだけでも、気分がすっきりするかもしれません。 相談する相手は、誰でも構いません。 似たような立場の同僚などがいれば、その人と話すことで「辛いのは自分だけではない」と思えることがありますし、先輩に相談したら具体的な解決方法を提示してくれるケースもあります。 また、職場とは関係ない友人に思いっきり話してみてもいいでしょう。会社の人には言いにくい本音も、仕事の関係がない相手にははっきり言うことができます。 また、これからのキャリアについてアドバイスがほしいなら、キャリアコンサルタントもおすすめです。今の会社でどう頑張ればいいか、どんな会社に転職すればいいかなど細かいことから大きな視点での話まで、広く相談にのってくれます。 不安を感じやすい人の特徴 仕事で不安を感じやすい人もいれば、まったく感じない人もいます。その違いは、大きく3つの特徴があるかどうかです。 自己肯定感が低い 自己肯定感が低いと、できることよりできないこと、得意なことより苦手なことに目を向けてしまいがちです。「自分にはあれもできない。これもできない」とネガティブになり、不安でたまらない気持ちになってしまいます。 こういった方がいきなり自信を持つのは難しいので、まずは小さいことでも自分ができたことに注目してみてください。 自分を褒めるというと大げさな成果が必要な気がしますが、「頼まれたタスクを締切より少し早く終わらせられた」といった程度のことで構いません。 そうした小さいことも積み重ねていくと、だんだん自分を認められるようになります。 完璧主義者 常に完璧を求めていると、できているところよりできていないところが目についてしまいます。普通の人はおおむね満足できる結果だったとしても、「どうして100%上手く行っていないのかと悩んでしまい、それが不安の種になります。 自己肯定感と同じく急に完璧主義をやめるのは難しいですが、仕事に対してできたこととできなかったことをリスト化し、できていることの方が多ければそこは認めるといった作業をしてみると効果的です。 睡眠時間が足りていない 国立精神・神経医療研究センターの調べによると、1日4時間半の睡眠が続くと不安を感じやすくなることがわかりました。もともとの性格や仕事の環境は関係なく、寝不足が不安感と直結するということです。 今、不安でたまらない気持ちになっていて睡眠が足りていない方は、まず十分に寝るようにしましょう。 仕事が忙しい方もいるかもしれませんが、睡眠不足はうつ病や統合失調症の原因になるとも言われています。 このまま精神を患ってしまえばこれから働くこと自体が難しくなってしまうかもしれないので、定時での帰宅や有休の取得などにより、身体を休めてください。 仕事が不安でたまらない時は冷静に対応を 不安感が強くなると、「どうしよう」「自分はだめだ」という思考にとらわれてしまいます。 しかしこういった考えは原因を明らかにするなど冷静に対応すれば、少しずつでも解決することがほとんどです。 まずは焦る気持ちを捨てて、心と体をリフレッシュさせましょう。

2023/11/09
人間関係・仕事に対する不安
仕事で何がしたいかわからない30代が多いのはなぜ?その理由と対策を解説!

仕事で何がしたいかわからない30代が多いのはなぜ?その理由と対策を解説!

「何がしたいかわからない」 「今の仕事を続けていくのが正解かな?」 30代になるとキャリアに悩む人が多くなってきます。この年代になると、周りからの刺激やプライベートでの変化など、悩み始めるきっかけがたくさんありますよね。 何がしたいかわからない状態に疑問を持ったということは、今がまさに仕事を見直すタイミングです。ここで自分のキャリアを考えることで、その結果は40代、50代のこれからのキャリアに大きく影響するでしょう。 この記事では、仕事で何がしたいかわからない30代に向けてその理由や対策を解説していきます。キャリアに悩む30代ももうすぐ30代になる20代もぜひ参考にしてください。 30代でキャリア悩み始める理由 多くの人が仕事に慣れてくる30代ですが、その分キャリアに悩む人が多いのも30代です。ではなぜ30代になるとキャリアの悩みが多くなるのでしょうか。 ここでは、30代でキャリアに悩み始める理由をご紹介していきます。あなたにも当てはまるものがあるかもしれません。 周りの変化を感じる 30代になると、周りにもキャリアにも変化が起きていることが多いのではないでしょうか。同期入社の同僚も転職や起業など、様々なキャリアを歩み始めているのも目にするはずです。 周りで新しいキャリアへの挑戦をしている友人知人、同期を見ると、自分は同じ会社でこのまま過ごしていてもいいのかと疑問に思ってしまうかもしれません。結婚や子育てを理由に、地元に帰るという人もいますし、収入を上げるために転職するという人も出てくるでしょう。 違う一歩を踏み出している人を見ると、なんだか魅力的に感じることがあるのではないでしょうか。自分もそろそろ違うことに挑戦したり、これからのキャリアを考えなければならないような気がしてきます。 30代になると周りからの刺激が多く、自分の現状に焦りが出てくることが多いのです。 仕事に飽きたり成果を出せていない 規模の大きな会社でない限り、部署異動もなかなかありませんよね。同じような業務が続いていると、もっと刺激が欲しくなったりモチベーションが下がってきたりします。 また同じ業務でもしっかりと成果が出ていれば問題ないのですが、成果が出ていない状態だとキャリアへの悩みも膨らんでしまうのではないでしょうか。30代であれば後輩社員も複数いるでしょうし、その後輩に成果が抜かれてしまうということもあり得る話です。 今まで自分の方が長い期間頑張ってきたのに、仕事に向いていないのかもしれないと感じるかもしれません。成果が出ていない状態だと、仕事が嫌いでなくても苦手意識が芽生えやすいのです。 待遇への不満を感じる キャリアの悩みと密接に関係してくるのが、待遇の問題です。 何となくキャリアに不安があっても、待遇に満足している場合はそのまま続けるのもよいかなと思えます。しかし今のキャリアも不安で待遇にも不満があるのであれば、「このままでいいのかな」という不安や迷いは高まってしまうのではないでしょうか。会社全体を通して待遇が低めの設定なのであれば、あなたの努力だけではすぐに不満を解消するのは難しいからです。 同業界の同職種と比べても、明らかに給料が低い場合などは環境を変える選択をしてもいいかもしれません。 長期的なキャリアが心配になる 待遇への不満と関連して、長期的なキャリアパスも心配になることがあります。 ただ年齢を重ねていけばそれに応じた役職に就けたり、待遇が上がっていったりする会社は少なくなっていますよね。年齢を重ねていても、それに応じたスキルや経験がついてきていないと感じてしまう人もいらっしゃるかもしれません。そのような状態では、今のまま勤め続けて定年まで頑張っていけるのかは、不安になるでしょう。 さらに今の時代は、同じ会社に勤め続けていても、いつまでも経営や雇用が安定しているとは限りません。雇われて働いている以上、いつ何が起こるかはわからないのです。 もし転職活動をしないといけなくなったら?と想像して不安になってしまうかもしれません。 そしてあなたの上司をみた時に、出世したいと感じるかどうかという点も重要です。役職が上になればなるほど責任を負わないといけないのはどこも同じですが、上の立場の人たちがみんな辛そうにしているのであれば出世欲もなくなるかもしれません。 今の会社で出世欲がなくなった場合の仕事に対する目標設定やモチベーションの維持はとても難しく、キャリアの悩みへと繋がるでしょう。 プライベートでの変化がある 20代後半から30代にかけて、結婚や出産、子育てなどのライフイベントが発生する場合があります。家庭の事情と仕事の話は別だと思っている人もいますよね。しかし実際にプライベートに変化があると、気持ちにまで変化があることが多くあります。 結婚を決めた相手と住む場所で揉めてしまう可能性もありますし、親の介護が必要になり勤務時間を調整しないといけなくなる可能性もあるのです。 20代では、がむしゃらに仕事を覚えて一人前になることを目指していたかもしれません。しかし30代になることで自分や周りの人のプライベートの変化が起こり、あなたにも大きく影響することもあるのです。 そしてこれは予期しないタイミングで起こることがほとんどであり、今のキャリアかプライベートかを選択しなければならないことも起こり得ます。あなたが仕事でどれだけ評価されていても、やりがいを感じていても、キャリアの軌道修正を余儀なくされるかもしれません。 30代はまだまだ働き盛りですが、プライベートでの変化を想定して柔軟な働き方を求めたり、キャリアチェンジを考える人が多くなります。 キャリアの悩みを放置すると何が起きる? キャリアに悩んでいてもすぐに行動する人は一握りです。今の仕事が忙しくて悩んでいる時間も取れない場合もありますよね。 ここではキャリアの悩みを放置していたときに起こる可能性があるものをご紹介していきます。今キャリアに悩んでいるのであれば、もう自分自身が感じているものがあるかもしれません。 体調不良になる 悩みを放置すると、そのストレスから多くの人に身体の不調が現れ始めます。悩みすぎると夜に眠りづらくなり日中も集中できなくなったり、イライラしやすくなったりしやすくなってしまいます。 今はちょっと気になるという程度でも、日々仕事から完全に離れることが難しい環境だと仕事の悩みはどんどん大きくなっていくのです。 周りは頑張っているのに自分は頑張れていないと感じて、自己嫌悪に陥ることもあります。 日々頑張って働いているのですから、不調が現れる前に適度に休息をとるよう心がけましょう。有給休暇を取れないような環境だとしても、あなた自身が不調に陥る前に勇気を出して休んでみてください。 モチベーションが下がる キャリアに悩みながらの仕事は、仕事に対してなかなか集中ができません。集中できていないと、当然成果も出しにくくなりますよね。成果が出ないことでもっとモチベーションが下がってしまうという、負のループに陥ってしまいます。 周りからもやる気がないように感じられてしまいますし、上司からの評価も低くなってしまうかもしれません。さらに成果が出ないことで今の仕事に向いていないと感じてしまうと、悩みもどんどん大きくなってしまいますよね。 成果が出ていないことにイラつき始めると、周りとのコミュニケーションもうまくいかなくなってしまったりと、モチベーションが下がると小さな悩みだったものが、大きな問題になっていくのです。 仕事で何がしたいかわからない時の対処法 仕事で何がしたいかわからないという状態の人はたくさんいます。まずはどんな行動をすると効果的なのかを確認してみてください。 やりたくないことを考える 何がしたいかわからない状態だと、「したいことを考える」というのは難しい作業です。そういった状態だと本当にしたいことが思い浮かばず、余計にストレスを感じてしまいます。 一度考えてみてしたいことがわからないときは、「したいことは何か」という問いを一旦置いておきましょう。自分が仕事でもプライベートでも「したくないこと」「するのが苦痛なこと」を思い浮かべてみることで、したいくないことをしていないという状態になることができれば、ストレス緩和にもなります。 したいことをやっている状態が正しいと思いがちですが、したくないことをしないために努力するということもモチベーションにすることができます。「〇〇したくないから仕事を頑張る」というようなモチベーションでも全く問題ないのです。 家族や友人と話してみる なんとなくしたいことがないという状態なのであれば、まず家族や友人に話してみることで気が楽になるかもしれません。人に話すことで自分の悩みの程度がわかることもありますし、思いがけない解決策が出てくることもあります。 自分の話をするのはちょっと気が引けるという場合には、友人のしている仕事についてやしたいことはあるか、などの話を聞いてみると参考になるのではないでしょうか。 人と話すことは自分とは違う価値観に触れられるため、何がしたいかわからない状態であれば何らかの刺激を貰ういい機会です。 しかし話す相手は慎重に選ぶことをおすすめします。あなたの話を頭ごなしに否定するタイプの人や、自慢ばかりするような人は話していると逆にしんどくなってしまう可能性があるのです。 話していて自分がしんどくならない相手を選ぶようにしてみてください。 自己分析をしてみる 何がしたいかわからない状態で、今からやりたいことばかりに目を向けていても本当に納得感のある選択が出てくるかはわかりません。そんな時は少し立ち止まって、自己分析をしてみるのがおすすめです。 これからのことを考えるために、過去の自分の選択を分析してみることで、何を基準に仕事を選んでいるかなどを改めて確認できるかもしれません。どのような基準で高校や大学を選んだかでもいいですし、習い事やサークルをどうやって決めたかなども参考になります。 過去の経験なので、それが正解だったと感じるのか、もっとよく考えておけばよかったと感じるのかも重要な指標です。後悔が残っているのであれば、その時どうすればよかったのかをよく思い返してみてください。 周りに流されてした決断に後悔が残っているのであれば、周りの意見を気にしすぎるのはやめておいた方がいいかもしれませし、周りに全く相談しなくて後悔したのであれば積極的に相談した方がいいかもしれません。 自分の決断のクセを知っておくことで、今後のキャリアで選択が必要になった時も落ち着いて対応できるようになります。 転職サイトを見てみる 今の仕事をそのまま続けるのは不安だという場合は、他の仕事を探してみるというのも一つの手段です。転職サイトだと今すぐ転職するつもりがなくても、自分の情報を登録するだけでたくさんの求人をみることができます。 この時にただ眺めるのではなく、自分が求める待遇に就くためにはどのようなスキルや経験が求められるのかという点も確認するのがおすすめです。 今よりも年収100万円上げたいと考えるのであれば、その年収帯の求人に目を通すことでマネジメント経験が求められることがわかったりとこれからやった方がいいことがわかってきます。もし自分が理想とする条件や待遇での求人が全くないような状態なのであれば、求めているものが高すぎると気づけるかもしれません。 何か行動をしないといけないというわけではないので、転職サイトやインターネット検索を活用して様々な情報に触れてみるのはいかがでしょうか。 その結果、今の環境からは離れた方がいいと判断するかもしれませんし、案外今の環境は恵まれていてこのまま続けていた方がいいと感じるかもしれません。 キャリアコンサルティングを受けてみる 転職する人が受けるというイメージがあるかもしれませんが、キャリアに関するあらゆる相談に乗ってくれるのがキャリアコンサルティングです。 「何がしたいかわからない」というだけでキャリアコンサルティングを受けるなんて恥ずかしいと、感じる人もいるかもしれません。しかしモヤモヤしている段階で、プロの意見を聞くことはとても大事なのです。 30代は世間的に働き盛りだと言われますよね。転職やキャリアチェンジをするにも30代までの求人が1番多いのです。このタイミングで今後のキャリアの方向性を決めておくことで、40代・50代になった時に納得して働いていられる可能性は高くなるでしょう。 長く続くキャリアのなかで、30代の決断はとても重要だと考えてください。 重要なキャリアの決断をしたり、今後の方向性をしっかりと決めていきたいという場合には、プロのキャリアコンサルタントに相談することで、安心もできますよね。自分で考えていた選択肢にはなかったようなアドバイスも、もらえるかもしれません。 今後何か決断をしなければならないタイミングや、また悩んでしまったタイミングで、プロに相談するという選択肢を持っておけるのもメリットですね。 まとめ 仕事を続けているなかで何がしたいかわからなくなる人が多い30代ですが、心身共に影響が出る前に人に相談したり、転職を考えてみたり、行動を起こしてみることが大切です。 キャリアに関しての悩みは、働き続けている以上尽きることはないでしょう。 悩み始めた時に、自分に合った対処法を知っておくことで理想的なキャリアを歩んでいく手助けになるはずです。

2023/11/04
人間関係・仕事に対する不安
「仕事を辞めたい…」疲れたあなたがやるべき5つのこと

「仕事を辞めたい…」疲れたあなたがやるべき5つのこと

仕事をしていると、上手くいく日もあれば、そうでない日もあります。ミスが続いたり、やりがいを感じなかったりすると、「仕事を辞めたい」と思うこともあるでしょう。 そこで今回はそんな疲れたあなた、今何をすべきかという5つの対処法と、気持ちをリフレッシュできるおすすめエンタメ作品をご紹介します。 仕事を辞めたいと思ったらやるべき5つのこと 仕事を辞めたいと思いつつ、行動を起こすのが億劫でそのまま働き続けている方は多いです。毎日の業務に疲れている中で、急に色々な行動を起こすことは大変でしょう。だからこそ、簡単にできる以下の5つのことに取り組んでみてください。 1. なぜ辞めたいのか問題を細分化する どんな悩みでも、内容が漠然としているうちはなかなか解決できません。単に「嫌だ」「つらい」という思いばかりに支配され、ストレスが増えるばかりです。これを打開するには、悩みを細分化して一つひとつ対応するとよいでしょう。 そこで、まずはなぜ仕事を辞めたいと思っているのか、原因をリストアップしてみてください。「勤務時間が長く、休みがない」「社風に馴染めない」「上司とそりが合わない」「給料が安い」など、いくつかの理由があるかもしれません。 悩みの要素を具体的に認識できれば、対処法が見えてきます。また、頭の中にあるうちはもやもやしていても、紙に書きだしてみると「それだけのことか」と思えて気持ちが和らぐケースもあるようです。 2.転職サイトに登録する 転職サイトに登録したからといって、必ずしも転職しなくてはならないわけではありません。とりあえず登録だけしておいて、どんな求人が出ているか見てみるのもよいでしょう。そのうち、「こんないい求人があるなら、本当に転職してもいいかもしれない」「意外と、自分の環境は恵まれているのかもしれない」といった気持ちが生まれます。 もし気になる求人があれば、実際に面接を受けてみてください。そこで内定をもらえるかどうかで、自分の市場価値を冷静に判断することができます。また、別の企業の方と話すことで刺激を受けられるというメリットもあるでしょう。 3.友人やキャリアコンサルタントに相談する 人に相談することで、新しい観点から考えられるようになり道が開けることもあります。相談相手としては、友人やキャリアコンサルタントがおすすめです。友人は自分のことをよく知ってくれているため、今の職場が合っているかどうか、このまま頑張り続けた方がいいのか、転職した方がいいのかなど、自分とは違う視点からアドバイスをくれるでしょう。 また、自分が思っていなかったような強みや特徴を指摘してくれることもあります。 キャリアコンサルタントへの相談も、キャリアのプロという観点から具体的な提案をしてくれるのでおすすめです。「転職するかどうかなど、しっかり決めてから相談しないといけない」と思っている方もいるのですが、実際はそういったことはありません。 とりとめのない思いや不安な気持ちを話すだけの方もたくさんいます。人に話すことで気持ちが楽になりますし、人事や採用の経験豊富なプロの視点からアドバイスがもらえるので、次の一手を決めかねている方にとっても非常に役立つものです。 4.休みを取る 仕事に疲れすぎて、上記のようなことを考えることも難しいという方はいるでしょう。そういった場合、まずは休みを取りましょう。旅行に行ってもいいですし、家でゆっくり過ごしても構いません。まずは仕事や職場から距離をとり、心と体を休めてください。 「周りに迷惑をかけるから休みなんか取れない」という方もいるかもしれませんが、このまま体調を崩して入院などということになり、長期の休養を強いられる方が大きな迷惑をかけてしまいます。どうしても言い出せないのであれば、病院で現在の状況を話してみてください。医師によっては会社にドクターストップの形で休ませるよう連絡をしてもらえる場合があります。 5.映画や小説などエンタメ作品でモチベーションを上げる 仕事ばかりしていると、どうしても疲れが溜まってしまいます。そんな時は、映画や小説、ドラマなど、エンタメを楽しむことでストレス発散するのがおすすめです。科学的にも、映画を見て泣くことで前頭前野の血流が増えることがわかっています。 お気に入りの作品を視聴するのもよいですし、お仕事モノを見てやる気を出すという活用法もあります。何を見ればよいかわからない方のために、今回は「感動して気持ちがすっきりする泣ける作品」「モチベーションが上がるお仕事モノの作品」のおすすめをご紹介します。 疲れた時に楽しみたいおすすめのエンタメ作品 仕事を辞めたいと感じるくらい疲れたときには、映画や小説を楽しんでゆっくりした時間を過ごしましょう。 おすすめの映画 https://youtu.be/Tf4Xr_doJ24 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(2011) アスペルガー症候群の少年が、9.11によって亡くなった父親の面影を追いかける話です。少年が冒険の旅に出て様々な人物と会い、多くの壁を乗り越える様は、見ているこちらも思わず応援したくなります。一つの目標に向かって試行錯誤をしながら努力を続ける姿勢は、仕事で悩んでいる方にとっても感じるものがあるでしょう。 https://youtu.be/Cl1eogSd1lM 「チョコレートドーナツ」(2014) ゲイのカップルが自閉症の少年を育てるも、社会の偏見にさらされる話です。主人公のルディが周りを巻き込みながら”家族”を守ろうと行動する姿は、非常に感動的。ハッピーエンドとは言えない作品ですが、とにかく映画を見て泣きたいという方におすすめです。 https://youtu.be/xN0Q6A-7I_M 「LIFE!」(2014) うだつのあがらない主人公が、廃刊となる雑誌の表紙を飾る写真を撮影するため、世界中を旅する話です。今、仕事にやりがいを感じずつまらないと思っている方は、思わず主人公に共感するはず。映画を観終わった後には、「自分も積極的に頑張ってみよう」と思えるかもしれません。 おすすめのドラマ 「愛し君へ」(フジテレビ 2004) 視力を失っていくカメラマンの男性と、彼を支える小児科医の女性によるラブストーリー。すれ違いながらも心を通わせる2人と、病に侵され目が見えなくなっていく悲しさに満ちたドラマです。最後に2人がどんな選択をするのか、きっと涙を流すはずです。【出演】菅野美穂、藤木直人 「ここは今から倫理です」(NHK 2021) 淡々と授業をする倫理教師と、彼の授業を受ける生徒たちによるストーリー。主人公が引用する哲学者の言葉は含蓄があり、「誰もが自分の視野の限界を世界の視野の限界だと思っている」など、悩みを抱えている方がドキッとするセリフがたくさんあります。【出演】山田裕貴、茅島みずき 「大豆田とわ子と三人の元夫」(関西テレビ 2021) 建設会社の社長を務める女性と、彼女の3人の元夫たちによって繰り広げられる話です。恋愛ものともお仕事モノとも言い難く、メインとなる4人と、彼らを取り巻く人物たちの人間関係を楽しむ作品だと言えるでしょう。キャリアに悩む女性は、主人公と自分を重ねられるかもしれません。【出演】松たか子、岡田将生、角田晃広、松田龍平 おすすめの小説 「カラフル」(森 絵都著 文春文庫) ある魂が、生まれ変わりの権利を得るために少年の体に入り、その少年の家族と生活する話。少年の家族は、意地悪な兄、不倫している母、無関心な父といった散々な人たちですが、少しずつあり方が変わっていきます。最後の展開にはきっと思わず泣いてしまうでしょう。 「いま、会いにゆきます」(市川 拓司著 小学館文庫) 亡くなったはずの妻が帰ってきて、息子と3人でつかの間の時を過ごすラブストーリー。映像化されたことでも有名なこの作品は、純愛モノで感動したい方におすすめです。また、死や人生というテーマも扱っているので、仕事に悩んで自分の人生を改めて考えたい方にも気づきのある話でしょう。 「火花」(又吉 直樹著 文藝春秋) あるお笑い芸人の、芸人生活を描いた小説。お笑い芸人は職業というより生き様であるということが感じられ、今の自分の仕事の取り組み方を振り返るきっかけになるかもしれません。芥川賞を受賞した有名作品で、純文学を読み慣れていない方も読みやすく、著者の優しさを感じられる書き方になっています。 仕事を辞めようと決意したら準備すべきこと 休暇を取ったりエンタメ作品で癒されたりした後、冷静に「転職しよう」と決意した方に向け、どのような準備が必要かを解説します。 退職準備をする 現在の職場に退職の意向を伝えます。引継ぎや有給休暇の消化などを考慮し、1ヶ月前に伝えるのが最適です。民法上は2週間前の告知で問題ありませんが、スムーズな退職をしたい場合は1~3ヶ月前には伝えておくことをおすすめします。 自己分析をする 具体的な転職活動を始める前に、しっかり自己分析をしておきましょう。特に前述の通り、なぜ辞めたいのか、その原因を細分化することは重要です。それによって、自分が仕事や職場に何を求めているかを明らかにできます。それをもと企業選びをすることで、ミスマッチを防ぐことができます。 また、新卒時の就活とは違い、中途採用では具体的な業績や実績が求められます。自分が今までどんな仕事に取り組んできたか、プロジェクトの内容や役割を改めて整理しましょう。 情報収集をする どんな転職先が候補として考えられるのか、じっくり情報を集めましょう。手当たり次第に面接を受けているとスケジュール管理が難しくなります。特に在職中の転職活動は、どれだけ効率よく選考を受けられるかが重要です。 転職サイトを見る場合は、気になった求人を保存しておいて、1~2週間情報を集めたら、どの企業の選考を受けるか決めましょう。短期集中で一気に面接を受けるか、気になったところがなければしばらく面接を休むなどゆっくりしたペースで進めるかは、ご自身の性格や適性に合わせて判断してください。 転職エージェントを使う場合は、ヒアリングの際に譲れない点をしっかり伝え、どういった優先順位で転職先を選びたいか明確にしてください。またいつまでに転職したいかを話すことで、そこに向けて動いてもらうことができます。 必要なものを用意する 転職活動に必要なものを用意していきましょう。スーツや履歴書、職務経歴書などは必須です。また、クリエイティブ領域の方はポートフォリオがあると選考がスムーズに進みます。 転職活動は働きながらするべきか、退職してからにするべきか 今の仕事をしながら転職活動をするのか、辞めてから転職活動をするのかによって、メリット・デメリットは変わります。 在職中に転職活動をするメリット・デメリット メリットとして、なかなか転職先が見つからなくても収入が確保されているため、心の余裕を持って続けられます。なかなか転職先が決まらない焦りから、あまりマッチしていない企業に入ってしまうと、またすぐ転職したくなってしまいます。これを避けられるのは、大きな魅力です。 デメリットは、転職活動ができる時間がなかなか取れないことです。特にシフト制ではなく平日の日中が勤務時間の場合、面接などを受けるために半休などを取る必要があります。 退職後に転職活動をするメリット・デメリット メリットとして、自己分析や企業研究、面接準備などにしっかりと時間を使うことができます。また、面接も応募先企業のスケジュールに合わせることができるため、よりスピーディに選考を進められます。 デメリットは、内定を獲得するまでに時間がかかると焦りが生まれること、そして生活費の確保を計画的に行う必要があることです。 退職後の生活費は、貯金や失業手当(失業給付金)で賄うことが一般的ですが、自己都合退職の場合、失業手当が口座に振り込まれるのは約3ヶ月後になります。貯金があっても、ただ減っていく一方では余裕がなくなりますし、「このままではダメなのでは…」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。また、仕事についていない無職期間が長くなると、選考時の際にそれが懸念材料になることがあることも理解しておきましょう。 疲れたら仕事から逃げる時間も大切 まじめな人ほど、「仕事を辞めたいなんて思いながら働くのはよくない」「疲れたけど生活のために続けなくては」と思い詰めてしまいます。しかしそんな時は、休みを取ったりエンタメ作品を楽しんだりして、仕事と距離を取りましょう。 約40年以上も社会人生活をしていくうえで、少しくらい気を抜いた時間を取っても問題ありません。これから長く働き続けるためにも、上手に息抜きすることをおすすめします。

2023/11/02
人間関係・仕事に対する不安
仕事がうまくいかない…しんどい原因への対処法3選

仕事がうまくいかない…しんどい原因への対処法3選

「最近仕事がうまくいかない…」「しんどいけど、どうしたらいいんだろ?」 仕事をしているとそのように悩むことがありますよね。どれだけ好きな仕事でも、しんどさを感じることは誰にでもあります。 そんな時にしんどさを和らげる方法をご紹介していきます。しんどさが理由で転職したくなった時に気をつけることも併せて確認してみてください。 仕事がしんどいと感じる原因 なぜ今仕事がしんどいと感じているのでしょうか。必ず理由があるはずです。頑張りたいのにうまくいかないこともありますよね。そんなときは、まずは原因を明確にすることから始めてみましょう。 今のご自身の状況で、ここで挙げている「仕事がしんどいと感じる原因」に当てはまるものがあるか確認してみてください。 成果が出ない 仕事をしている中で目指している成果が出ないのは、とてもしんどいですよね。やらなければならないことをできていないと客観的に感じてしまうと、責任感のあまり、自責の念を感じてしまうタイプの方もいらっしゃいます。 周りの人はみんな目標やノルマを達成できているのに、自分だけいつも未達成だという状況になると精神的に追い込まれるかもしれません。 誰だって調子の悪い時もあれば、いい時もあります。しかし成果が出ない当事者となると、そのように考える余裕もなくなってしまうのもまた事実。上司や同僚から励まされたとしても、素直に受け入れられなくなっているかもしれません。周りに優しくしてもらっているのに、素直に受け入れられないとそんな自分に対して余計に自己嫌悪になることもあります。 仕事では成果を出すことがとても大切であるからこそ、成果が出ていないという事実は真面目なあなたをしんどくさせてしまうでしょう。 人間関係が悪い 仕事がしんどいと感じる原因は、業務内容だけではありません。一緒に働く人との関係性や職場の雰囲気も大きく影響するのです。 どれだけ好きな仕事であっても、どれだけ成果を出していても、人間関係がうまくいかないと徐々に仕事もしんどくなってきてしまいます。成果を出して喜ぶような場面でも、逆に僻んだり妬んでくるような人がいると成果を出すことも嬉しくなくなりますし、仕事へのモチベーションを保つことが難しくなりますよね。 同僚との人間関係であれば、無視すればいいということもありますが、上司との関係性が悪いと業務内容にも大きな影響を及ぼします。 指示の内容が間違っていてもあなたのせいにされたり、誰もやりたがらないような仕事を押し付けられたり、正当な評価をつけてもらえなかったりと自分ではどうにもできないことが発生してくるのです。 職場の人間関係は実際に働き始めないとわからないことなので、働き始めてから後悔する人も多くいます。 待遇に不満がある 仕事でしっかりと成果を出していても、評価されず待遇が悪いと仕事がしんどくなってきます。 誰しも仕事をする理由のひとつに待遇面がありますよね。いくら会社が好きで、仕事内容が好きだとしても仕事をするということは、無償ボランティアではないので、評価や報酬が発生します。 好きな気持ちが強いのであれば、多少待遇が悪くても耐えられるかもしれません。しかしそれはずっと耐えられるものではないのです。 1人で働いているのでない限り、他の同僚などとも待遇の話になることもあるでしょう。そんなとき自分だけ評価が低かったりすると疑問や不満が出てくるのも無理はありません。同じ仕事をしているはずなのに、同僚の方が評価が高かったりすると余計不満につながりますよね。どうせ評価が低いよね、と考えるようになると仕事に対するモチベーションも下がります。 また、同期でなくても学生時代の友人に比べて待遇があまりにも違うと、「これでいいんだろうか」と不満を感じてしまうかもしれません。 いずれにしても、モチベーションが下がると当然成果にも影響が出て、余計に評価が下がっていくという悪循環が始まります。そうなると、好きだったはずの仕事内容もしんどいと感じることが多くなってしまう…なんてことも。 そうならないためにも、確認できる環境であるのであれば、待遇や評価について人事や上司などわかる人に聞いてみてください。 過度なプレッシャーを感じる 仕事を多く任されて責任あるポジションになってくると、過度なプレッシャーでしんどくなることがあります。もちろんあなたに期待した上でポジションを任されているということなのですが、期待に応えなければならないプレッシャーはとても大きなものです。 真面目な人ほど責任感に押し潰されて、いつも通りのポテンシャルを発揮できないということもあるでしょう。 周りからの評価や期待はとてもありがたいですが、人によってはそれがプレッシャーとなりストレスの原因になるのです。 部下を持ち、組織をマネジメントする立場にあるのであれば、自分の決断や評価がたくさんの人に影響を及ぼすことになります。自分のせいで部下たちの評価が悪くなってしまうという状況になると、メンタル的にも辛いのではないでしょうか。 あなたがメンバーとして成果を上げて昇格していても、人に教えたり、組織をマネジメントするというのは別能力です。人には得手不得手がありますから、組織マネジメントには向いていないという方もいらっしゃるでしょう。 また、自分の部下からの憧れや期待を感じてしまうと、絶対にその期待に応えないといけないと自分自身でプレッシャーをより強くかけてしまうこともあります。 真面目だからこそ、そのプレッシャーを周りに相談できず、もっともっと頑張ってしまうことで、気付いた時には仕事が辛くなってしまっているかもしれません。 業務量が多い いくら仕事が好きでも、やりがいを感じていても、業務量が自分のキャパを超えてしまうと誰でもしんどくなります。毎日のように深夜までの残業が続いていたり、今の仕事がいつ終わるのかわからないという状況はしんどいですよね。また、もし「辞めたいわけではないけれど、この仕事が好きというわけでもない」という状況でしたら、業務量が多いというのはかなり辛いでしょう。 それに納期に追われながら仕事をすると、成果物のクオリティも落ちてしまいます。間に合わないことで怒られたくないという気持ちが先行すると、「とりあえず納期に間に合わせる」という、いわゆる「やっつけ仕事」になってしまいます。さらに、納期という「仕事の早さ」を優先すると、こだわるべきポイントやチェックすることが漏れてしまったり、「そこまで手が回らない」ということも発生します。結果、自分でも満足できる成果を出せないという状況になってしまうかもしれません。 仕事を任されている以上、業務量の調整をお願いするのはなかなか気が引けますよね。どうにもならないことかもしれないと感じると、しんどさを我慢してしまうことがあります。 今のあなたの業務量が正常なのか、周りの人も同じように感じていないか、確認してみるのがおすすめです。 仕事がしんどい原因への対処法3選 仕事がしんどいと感じたまま、長く働き続けるのは難しいですよね。まだこれから10年も20年も定年まで頑張らなければならないと思うと、気が遠くなります。 今働いている環境で、どうにかできることとできないことがありますが、しんどさへの対処法をご紹介していきます。ぜひ活用してみてください。 ①しんどい原因を書き出してみる なんだかしんどい!と感じたらまずは、しんどさの原因を書き出してみてください。改めて書き出してみることで、それは仕事の内容が原因なのか、それともプライベートや体調からのものなのかがわかるかもしれません。 しんどさを抱えながらそのまま同じ生活を続けていても、改善することはほぼないでしょう。しんどいと自覚できたタイミングで、原因をより鮮明にしていくことが「しんどい状況」を変える第一歩です。 明確に原因がわかっていない場合は、どんな時にしんどいと感じるのかを思い出して箇条書きにしてみてはいかがでしょうか。複数候補を出してみると、その中で共通点が見つかってくるかもしれません。 ②体調を整える 今のあなたは体調が万全だといえますか?しっかりと睡眠をとり、適度な運動をして、バランスの良い食事を取れているでしょうか? 全てを完璧にできている人はとても少ないと思います。もし、睡眠や食事、運動など何かが不足していると自覚がある場合は、それを補い、生活習慣を整えると気持ちが明るくなりストレスが和らぐかもしれません。 たとえば、毎日睡眠時間を確保できないほど残業が続いているのであれば、思い切って一度有休消化をしてみるのもおすすめです。そんなことできないと思うかもしれませんが、体調に異常をきたしてしまうと長期間休職しないといけない状況に陥る可能性があります。ぐっすり眠ると体調も楽になって、ポジティブに考える力も出てきます。運動や食事も同様に、少し仕事の時間を減らして毎日のストレッチを続けたり、バランスのよい食事をとることで気持ちが前向きになってきます。 業務量が多いと休んだり、仕事を早く切り上げたりすると「余計にしんどくなってしまう」と気になってしまう人もいらっしゃるかもしれません。しかし、体調を整えることはしんどい状況を抜け出すために自分でコントロールしやすいことでもあります。周囲に気が引けるのであれば、中期的に休むスケジュールを立ててみてはいかがでしょうか。 来月は1日休むというような具体的な目標を立てると、そこへ向けての仕事効率もアップするかもしれません。そういった目標を立てることで頑張れるのであれば、それもまたひとつの気付きとなります。 しんどい時間が続いているときこそ、体調を整えることを第一に考えてみましょう。 ③周囲に相談する 仕事がしんどいと感じているのであれば、仲のいい友人や同僚に相談してみるのもよいでしょう。具体的なアドバイスがなかったとしても、話を聞いてもらうことで気持ちがすっきりすることはよくあります。 あなたが感じていることを言葉にして、話を聞いてもらうだけでも少し気が楽になるはず。そして改めて言葉にしてみると、自分でも何に対してしんどさを感じていたのかを再度認識し、冷静になったり、解決策を思いついたりする可能性もあります。 頑張りすぎてしまうあなたの性格を知っている仲のいい人に話を聞いてもらう時間は、あなたにとってデトックスの時間になるでしょう。 転職活動は慎重に行うのが吉 仕事がうまくいかず、転職をしようと思う人もいらっしゃるでしょう。しかし、仕事がうまくいかなくて心も身体もしんどくなってしまっている時は、転職活動も自分自身が思うよりも精神的に負担になる可能性があります。 転職活動を行う場合はこの可能性も理解し、解決策は転職しかないのか?をもう一度考えて行うとよいかもしれません。 転職理由を話せるようにしておく よく考えた上で転職活動をする際には、まずは転職理由をきちんと話せるようにしておきましょう。仕事がうまくいかなかったから転職を希望しています、と採用面接で話すことはできませんよね。 業務量が多かったから、プレッシャーが辛かったから、というのが正直な理由かもしれませんが、そこから次にどうしたいかを上手く接続できるようにしておきましょう。 面接で正直に話すことも大切ですが、ネガティブな事ばかり伝えてもあなたの評価が上がることはありません。ネガティブな原因があったとしても、それはきっかけにすぎないということはしっかりと伝えるのがおすすめです。曖昧な転職理由を伝えると、またすぐに転職するのではないかという印象を持たれやすくなります。 転職理由は必ず聞かれる質問なので、慎重に準備しておきましょう。 転職先でしんどさの原因を解消できるかしっかり確認する 転職活動をするのであれば、今仕事がしんどいと思っている原因は転職によって本当に解決されるのかという点をしっかり確認するようにしましょう。 いざ転職してみても、あなたが今負担に感じている制度や体制がそのまま同じものだと意味ないですよね。 サービス残業をさせられているという現状を変えたいと思っているのであれば、面接では残業の管理方法なども確認しなければなりません。あなたが絶対に譲れない条件や環境を転職活動を始める前に固めておくのがおすすめです。 こだわりが多すぎてどこも候補がないという場合は多少妥協しなければなりませんが、今のあなたをしんどくさせている1番の原因は解消できるように確認しておきましょう。 負担にならないスケジュールで動く 少し心が疲れてしまっている状態で、転職活動に力を入れすぎると余計にプレッシャーがかかってしまい、上手くいかないことがあります。 早く転職先を見つけたいと焦るのは仕方のないことですが、焦って妥協した転職先に決めてしまったり、条件をしっかり確認できていないと働き始めて後悔することになりますよね。 仕事がしんどくてとりあえず今の環境から離れたいという状態で転職活動をしていると、最初に内定をもらったところに決めてしまいたくなります。 あなたが転職活動をしていく上で、絶対に譲れない条件がブレてしまうことのないように、転職活動は無理のないスケジュールを組んで行うようにしましょう。 プロに相談しながら進めていく 仕事がうまくいかなくて、転職したいと思っている場合は一度プロに相談してみるのはいかがでしょうか。 仕事がしんどいと、日常的にも気分が沈みがちになってしまうものです。友人などに相談することで気持ちが楽になる場合もありますが、友人に知られたくなかったり、なかなか仕事のモヤモヤを話せる友人がいないという状況もあるのではないでしょうか。 どんなに仲のいい友人がいたとしても、その友人が仕事が充実していて忙しくしていたら、自分の仕事の愚痴や相談はしづらいということもあるでしょう。相談しても気持ちはわかってもらえないだろうと思ったり、仕事で成果を出してキラキラしている人に対して劣等感を抱いてしまったりすることもありますよね。 そのようなことを恐れて人に話すことを諦めてしまうと、どんどん悩みが深くなってしまいます。どう考えても悪い環境にいるのに、現状を変えることを諦めてしまうこともあるでしょう。 そうならないために、一度客観的にプロの意見を聞いておくのは非常に重要です。あなたと知人ではないため、変な先入観もありませんし、転職するのであれば転職市場全体から見たあなたの市場価値なども知ることができます。 キャリア・コンサルティング・ラボの相談サービスならば、転職前提ではないので、プロの意見を聞いて一度立ち止まってみて現状を見直すことで、今の環境のメリットに気づくこともありますし、気持ちの整理ができて気持ちよく転職に踏み切ることもできます。 仕事がしんどくなった時にまた相談できる相手が外部にいることで、気持ちが楽になることもありますし、何より現状を変える第一歩になります。最近仕事がしんどいなぁ、と感じたらぜひ一度利用してみてください。

2023/10/16
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やってられない!職場に嫌気がさしたときにおすすめの3つの行動

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全てを完璧にできている人はとても少ないと思います。もし、睡眠や食事、運動など何かが不足していると自覚がある場合は、それを補い、生活習慣を整えると気持ちが明るくなりストレスが和らぐかもしれません。 たとえば、毎日睡眠時間を確保できないほど残業が続いているのであれば、思い切って一度有休消化をしてみるのもおすすめです。そんなことできないと思うかもしれませんが、体調に異常をきたしてしまうと長期間休職しないといけない状況に陥る可能性があります。ぐっすり眠ると体調も楽になって、ポジティブに考える力も出てきます。運動や食事も同様に、少し仕事の時間を減らして毎日のストレッチを続けたり、バランスのよい食事をとることで気持ちが前向きになってきます。 業務量が多いと休んだり、仕事を早く切り上げたりすると「余計にしんどくなってしまう」と気になってしまう人もいらっしゃるかもしれません。しかし、体調を整えることはしんどい状況を抜け出すために自分でコントロールしやすいことでもあります。周囲に気が引けるのであれば、中期的に休むスケジュールを立ててみてはいかがでしょうか。 来月は1日休むというような具体的な目標を立てると、そこへ向けての仕事効率もアップするかもしれません。そういった目標を立てることで頑張れるのであれば、それもまたひとつの気付きとなります。 しんどい時間が続いているときこそ、体調を整えることを第一に考えてみましょう。 ③周囲に相談する 仕事がしんどいと感じているのであれば、仲のいい友人や同僚に相談してみるのもよいでしょう。具体的なアドバイスがなかったとしても、話を聞いてもらうことで気持ちがすっきりすることはよくあります。 あなたが感じていることを言葉にして、話を聞いてもらうだけでも少し気が楽になるはず。そして改めて言葉にしてみると、自分でも何に対してしんどさを感じていたのかを再度認識し、冷静になったり、解決策を思いついたりする可能性もあります。 頑張りすぎてしまうあなたの性格を知っている仲のいい人に話を聞いてもらう時間は、あなたにとってデトックスの時間になるでしょう。 転職活動は慎重に行うのが吉 仕事がうまくいかず、転職をしようと思う人もいらっしゃるでしょう。しかし、仕事がうまくいかなくて心も身体もしんどくなってしまっている時は、転職活動も自分自身が思うよりも精神的に負担になる可能性があります。 転職活動を行う場合はこの可能性も理解し、解決策は転職しかないのか?をもう一度考えて行うとよいかもしれません。 転職理由を話せるようにしておく よく考えた上で転職活動をする際には、まずは転職理由をきちんと話せるようにしておきましょう。仕事がうまくいかなかったから転職を希望しています、と採用面接で話すことはできませんよね。 業務量が多かったから、プレッシャーが辛かったから、というのが正直な理由かもしれませんが、そこから次にどうしたいかを上手く接続できるようにしておきましょう。 面接で正直に話すことも大切ですが、ネガティブな事ばかり伝えてもあなたの評価が上がることはありません。ネガティブな原因があったとしても、それはきっかけにすぎないということはしっかりと伝えるのがおすすめです。曖昧な転職理由を伝えると、またすぐに転職するのではないかという印象を持たれやすくなります。 転職理由は必ず聞かれる質問なので、慎重に準備しておきましょう。 転職先でしんどさの原因を解消できるかしっかり確認する 転職活動をするのであれば、今仕事がしんどいと思っている原因は転職によって本当に解決されるのかという点をしっかり確認するようにしましょう。 いざ転職してみても、あなたが今負担に感じている制度や体制がそのまま同じものだと意味ないですよね。 サービス残業をさせられているという現状を変えたいと思っているのであれば、面接では残業の管理方法なども確認しなければなりません。あなたが絶対に譲れない条件や環境を転職活動を始める前に固めておくのがおすすめです。 こだわりが多すぎてどこも候補がないという場合は多少妥協しなければなりませんが、今のあなたをしんどくさせている1番の原因は解消できるように確認しておきましょう。 負担にならないスケジュールで動く 少し心が疲れてしまっている状態で、転職活動に力を入れすぎると余計にプレッシャーがかかってしまい、上手くいかないことがあります。 早く転職先を見つけたいと焦るのは仕方のないことですが、焦って妥協した転職先に決めてしまったり、条件をしっかり確認できていないと働き始めて後悔することになりますよね。 仕事がしんどくてとりあえず今の環境から離れたいという状態で転職活動をしていると、最初に内定をもらったところに決めてしまいたくなります。 あなたが転職活動をしていく上で、絶対に譲れない条件がブレてしまうことのないように、転職活動は無理のないスケジュールを組んで行うようにしましょう。 プロに相談しながら進めていく 仕事がうまくいかなくて、転職したいと思っている場合は一度プロに相談してみるのはいかがでしょうか。 仕事がしんどいと、日常的にも気分が沈みがちになってしまうものです。友人などに相談することで気持ちが楽になる場合もありますが、友人に知られたくなかったり、なかなか仕事のモヤモヤを話せる友人がいないという状況もあるのではないでしょうか。 どんなに仲のいい友人がいたとしても、その友人が仕事が充実していて忙しくしていたら、自分の仕事の愚痴や相談はしづらいということもあるでしょう。相談しても気持ちはわかってもらえないだろうと思ったり、仕事で成果を出してキラキラしている人に対して劣等感を抱いてしまったりすることもありますよね。 そのようなことを恐れて人に話すことを諦めてしまうと、どんどん悩みが深くなってしまいます。どう考えても悪い環境にいるのに、現状を変えることを諦めてしまうこともあるでしょう。 そうならないために、一度客観的にプロの意見を聞いておくのは非常に重要です。あなたと知人ではないため、変な先入観もありませんし、転職するのであれば転職市場全体から見たあなたの市場価値なども知ることができます。 キャリア・コンサルティング・ラボの相談サービスならば、転職前提ではないので、プロの意見を聞いて一度立ち止まってみて現状を見直すことで、今の環境のメリットに気づくこともありますし、気持ちの整理ができて気持ちよく転職に踏み切ることもできます。 仕事がしんどくなった時にまた相談できる相手が外部にいることで、気持ちが楽になることもありますし、何より現状を変える第一歩になります。最近仕事がしんどいなぁ、と感じたらぜひ一度利用してみてください。

2017/05/30
転職について
仕事の辞め癖と逃げ癖、その末路には何がある?

仕事の辞め癖と逃げ癖、その末路には何がある?

「最近仕事がうまくいかない…」「しんどいけど、どうしたらいいんだろ?」 仕事をしているとそのように悩むことがありますよね。どれだけ好きな仕事でも、しんどさを感じることは誰にでもあります。 そんな時にしんどさを和らげる方法をご紹介していきます。しんどさが理由で転職したくなった時に気をつけることも併せて確認してみてください。 仕事がしんどいと感じる原因 なぜ今仕事がしんどいと感じているのでしょうか。必ず理由があるはずです。頑張りたいのにうまくいかないこともありますよね。そんなときは、まずは原因を明確にすることから始めてみましょう。 今のご自身の状況で、ここで挙げている「仕事がしんどいと感じる原因」に当てはまるものがあるか確認してみてください。 成果が出ない 仕事をしている中で目指している成果が出ないのは、とてもしんどいですよね。やらなければならないことをできていないと客観的に感じてしまうと、責任感のあまり、自責の念を感じてしまうタイプの方もいらっしゃいます。 周りの人はみんな目標やノルマを達成できているのに、自分だけいつも未達成だという状況になると精神的に追い込まれるかもしれません。 誰だって調子の悪い時もあれば、いい時もあります。しかし成果が出ない当事者となると、そのように考える余裕もなくなってしまうのもまた事実。上司や同僚から励まされたとしても、素直に受け入れられなくなっているかもしれません。周りに優しくしてもらっているのに、素直に受け入れられないとそんな自分に対して余計に自己嫌悪になることもあります。 仕事では成果を出すことがとても大切であるからこそ、成果が出ていないという事実は真面目なあなたをしんどくさせてしまうでしょう。 人間関係が悪い 仕事がしんどいと感じる原因は、業務内容だけではありません。一緒に働く人との関係性や職場の雰囲気も大きく影響するのです。 どれだけ好きな仕事であっても、どれだけ成果を出していても、人間関係がうまくいかないと徐々に仕事もしんどくなってきてしまいます。成果を出して喜ぶような場面でも、逆に僻んだり妬んでくるような人がいると成果を出すことも嬉しくなくなりますし、仕事へのモチベーションを保つことが難しくなりますよね。 同僚との人間関係であれば、無視すればいいということもありますが、上司との関係性が悪いと業務内容にも大きな影響を及ぼします。 指示の内容が間違っていてもあなたのせいにされたり、誰もやりたがらないような仕事を押し付けられたり、正当な評価をつけてもらえなかったりと自分ではどうにもできないことが発生してくるのです。 職場の人間関係は実際に働き始めないとわからないことなので、働き始めてから後悔する人も多くいます。 待遇に不満がある 仕事でしっかりと成果を出していても、評価されず待遇が悪いと仕事がしんどくなってきます。 誰しも仕事をする理由のひとつに待遇面がありますよね。いくら会社が好きで、仕事内容が好きだとしても仕事をするということは、無償ボランティアではないので、評価や報酬が発生します。 好きな気持ちが強いのであれば、多少待遇が悪くても耐えられるかもしれません。しかしそれはずっと耐えられるものではないのです。 1人で働いているのでない限り、他の同僚などとも待遇の話になることもあるでしょう。そんなとき自分だけ評価が低かったりすると疑問や不満が出てくるのも無理はありません。同じ仕事をしているはずなのに、同僚の方が評価が高かったりすると余計不満につながりますよね。どうせ評価が低いよね、と考えるようになると仕事に対するモチベーションも下がります。 また、同期でなくても学生時代の友人に比べて待遇があまりにも違うと、「これでいいんだろうか」と不満を感じてしまうかもしれません。 いずれにしても、モチベーションが下がると当然成果にも影響が出て、余計に評価が下がっていくという悪循環が始まります。そうなると、好きだったはずの仕事内容もしんどいと感じることが多くなってしまう…なんてことも。 そうならないためにも、確認できる環境であるのであれば、待遇や評価について人事や上司などわかる人に聞いてみてください。 過度なプレッシャーを感じる 仕事を多く任されて責任あるポジションになってくると、過度なプレッシャーでしんどくなることがあります。もちろんあなたに期待した上でポジションを任されているということなのですが、期待に応えなければならないプレッシャーはとても大きなものです。 真面目な人ほど責任感に押し潰されて、いつも通りのポテンシャルを発揮できないということもあるでしょう。 周りからの評価や期待はとてもありがたいですが、人によってはそれがプレッシャーとなりストレスの原因になるのです。 部下を持ち、組織をマネジメントする立場にあるのであれば、自分の決断や評価がたくさんの人に影響を及ぼすことになります。自分のせいで部下たちの評価が悪くなってしまうという状況になると、メンタル的にも辛いのではないでしょうか。 あなたがメンバーとして成果を上げて昇格していても、人に教えたり、組織をマネジメントするというのは別能力です。人には得手不得手がありますから、組織マネジメントには向いていないという方もいらっしゃるでしょう。 また、自分の部下からの憧れや期待を感じてしまうと、絶対にその期待に応えないといけないと自分自身でプレッシャーをより強くかけてしまうこともあります。 真面目だからこそ、そのプレッシャーを周りに相談できず、もっともっと頑張ってしまうことで、気付いた時には仕事が辛くなってしまっているかもしれません。 業務量が多い いくら仕事が好きでも、やりがいを感じていても、業務量が自分のキャパを超えてしまうと誰でもしんどくなります。毎日のように深夜までの残業が続いていたり、今の仕事がいつ終わるのかわからないという状況はしんどいですよね。また、もし「辞めたいわけではないけれど、この仕事が好きというわけでもない」という状況でしたら、業務量が多いというのはかなり辛いでしょう。 それに納期に追われながら仕事をすると、成果物のクオリティも落ちてしまいます。間に合わないことで怒られたくないという気持ちが先行すると、「とりあえず納期に間に合わせる」という、いわゆる「やっつけ仕事」になってしまいます。さらに、納期という「仕事の早さ」を優先すると、こだわるべきポイントやチェックすることが漏れてしまったり、「そこまで手が回らない」ということも発生します。結果、自分でも満足できる成果を出せないという状況になってしまうかもしれません。 仕事を任されている以上、業務量の調整をお願いするのはなかなか気が引けますよね。どうにもならないことかもしれないと感じると、しんどさを我慢してしまうことがあります。 今のあなたの業務量が正常なのか、周りの人も同じように感じていないか、確認してみるのがおすすめです。 仕事がしんどい原因への対処法3選 仕事がしんどいと感じたまま、長く働き続けるのは難しいですよね。まだこれから10年も20年も定年まで頑張らなければならないと思うと、気が遠くなります。 今働いている環境で、どうにかできることとできないことがありますが、しんどさへの対処法をご紹介していきます。ぜひ活用してみてください。 ①しんどい原因を書き出してみる なんだかしんどい!と感じたらまずは、しんどさの原因を書き出してみてください。改めて書き出してみることで、それは仕事の内容が原因なのか、それともプライベートや体調からのものなのかがわかるかもしれません。 しんどさを抱えながらそのまま同じ生活を続けていても、改善することはほぼないでしょう。しんどいと自覚できたタイミングで、原因をより鮮明にしていくことが「しんどい状況」を変える第一歩です。 明確に原因がわかっていない場合は、どんな時にしんどいと感じるのかを思い出して箇条書きにしてみてはいかがでしょうか。複数候補を出してみると、その中で共通点が見つかってくるかもしれません。 ②体調を整える 今のあなたは体調が万全だといえますか?しっかりと睡眠をとり、適度な運動をして、バランスの良い食事を取れているでしょうか? 全てを完璧にできている人はとても少ないと思います。もし、睡眠や食事、運動など何かが不足していると自覚がある場合は、それを補い、生活習慣を整えると気持ちが明るくなりストレスが和らぐかもしれません。 たとえば、毎日睡眠時間を確保できないほど残業が続いているのであれば、思い切って一度有休消化をしてみるのもおすすめです。そんなことできないと思うかもしれませんが、体調に異常をきたしてしまうと長期間休職しないといけない状況に陥る可能性があります。ぐっすり眠ると体調も楽になって、ポジティブに考える力も出てきます。運動や食事も同様に、少し仕事の時間を減らして毎日のストレッチを続けたり、バランスのよい食事をとることで気持ちが前向きになってきます。 業務量が多いと休んだり、仕事を早く切り上げたりすると「余計にしんどくなってしまう」と気になってしまう人もいらっしゃるかもしれません。しかし、体調を整えることはしんどい状況を抜け出すために自分でコントロールしやすいことでもあります。周囲に気が引けるのであれば、中期的に休むスケジュールを立ててみてはいかがでしょうか。 来月は1日休むというような具体的な目標を立てると、そこへ向けての仕事効率もアップするかもしれません。そういった目標を立てることで頑張れるのであれば、それもまたひとつの気付きとなります。 しんどい時間が続いているときこそ、体調を整えることを第一に考えてみましょう。 ③周囲に相談する 仕事がしんどいと感じているのであれば、仲のいい友人や同僚に相談してみるのもよいでしょう。具体的なアドバイスがなかったとしても、話を聞いてもらうことで気持ちがすっきりすることはよくあります。 あなたが感じていることを言葉にして、話を聞いてもらうだけでも少し気が楽になるはず。そして改めて言葉にしてみると、自分でも何に対してしんどさを感じていたのかを再度認識し、冷静になったり、解決策を思いついたりする可能性もあります。 頑張りすぎてしまうあなたの性格を知っている仲のいい人に話を聞いてもらう時間は、あなたにとってデトックスの時間になるでしょう。 転職活動は慎重に行うのが吉 仕事がうまくいかず、転職をしようと思う人もいらっしゃるでしょう。しかし、仕事がうまくいかなくて心も身体もしんどくなってしまっている時は、転職活動も自分自身が思うよりも精神的に負担になる可能性があります。 転職活動を行う場合はこの可能性も理解し、解決策は転職しかないのか?をもう一度考えて行うとよいかもしれません。 転職理由を話せるようにしておく よく考えた上で転職活動をする際には、まずは転職理由をきちんと話せるようにしておきましょう。仕事がうまくいかなかったから転職を希望しています、と採用面接で話すことはできませんよね。 業務量が多かったから、プレッシャーが辛かったから、というのが正直な理由かもしれませんが、そこから次にどうしたいかを上手く接続できるようにしておきましょう。 面接で正直に話すことも大切ですが、ネガティブな事ばかり伝えてもあなたの評価が上がることはありません。ネガティブな原因があったとしても、それはきっかけにすぎないということはしっかりと伝えるのがおすすめです。曖昧な転職理由を伝えると、またすぐに転職するのではないかという印象を持たれやすくなります。 転職理由は必ず聞かれる質問なので、慎重に準備しておきましょう。 転職先でしんどさの原因を解消できるかしっかり確認する 転職活動をするのであれば、今仕事がしんどいと思っている原因は転職によって本当に解決されるのかという点をしっかり確認するようにしましょう。 いざ転職してみても、あなたが今負担に感じている制度や体制がそのまま同じものだと意味ないですよね。 サービス残業をさせられているという現状を変えたいと思っているのであれば、面接では残業の管理方法なども確認しなければなりません。あなたが絶対に譲れない条件や環境を転職活動を始める前に固めておくのがおすすめです。 こだわりが多すぎてどこも候補がないという場合は多少妥協しなければなりませんが、今のあなたをしんどくさせている1番の原因は解消できるように確認しておきましょう。 負担にならないスケジュールで動く 少し心が疲れてしまっている状態で、転職活動に力を入れすぎると余計にプレッシャーがかかってしまい、上手くいかないことがあります。 早く転職先を見つけたいと焦るのは仕方のないことですが、焦って妥協した転職先に決めてしまったり、条件をしっかり確認できていないと働き始めて後悔することになりますよね。 仕事がしんどくてとりあえず今の環境から離れたいという状態で転職活動をしていると、最初に内定をもらったところに決めてしまいたくなります。 あなたが転職活動をしていく上で、絶対に譲れない条件がブレてしまうことのないように、転職活動は無理のないスケジュールを組んで行うようにしましょう。 プロに相談しながら進めていく 仕事がうまくいかなくて、転職したいと思っている場合は一度プロに相談してみるのはいかがでしょうか。 仕事がしんどいと、日常的にも気分が沈みがちになってしまうものです。友人などに相談することで気持ちが楽になる場合もありますが、友人に知られたくなかったり、なかなか仕事のモヤモヤを話せる友人がいないという状況もあるのではないでしょうか。 どんなに仲のいい友人がいたとしても、その友人が仕事が充実していて忙しくしていたら、自分の仕事の愚痴や相談はしづらいということもあるでしょう。相談しても気持ちはわかってもらえないだろうと思ったり、仕事で成果を出してキラキラしている人に対して劣等感を抱いてしまったりすることもありますよね。 そのようなことを恐れて人に話すことを諦めてしまうと、どんどん悩みが深くなってしまいます。どう考えても悪い環境にいるのに、現状を変えることを諦めてしまうこともあるでしょう。 そうならないために、一度客観的にプロの意見を聞いておくのは非常に重要です。あなたと知人ではないため、変な先入観もありませんし、転職するのであれば転職市場全体から見たあなたの市場価値なども知ることができます。 キャリア・コンサルティング・ラボの相談サービスならば、転職前提ではないので、プロの意見を聞いて一度立ち止まってみて現状を見直すことで、今の環境のメリットに気づくこともありますし、気持ちの整理ができて気持ちよく転職に踏み切ることもできます。 仕事がしんどくなった時にまた相談できる相手が外部にいることで、気持ちが楽になることもありますし、何より現状を変える第一歩になります。最近仕事がしんどいなぁ、と感じたらぜひ一度利用してみてください。

2019/09/26
人間関係・仕事に対する不安
入社10年目でもう仕事を辞めたいと思ったら…知っておきたい対処法

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「最近仕事がうまくいかない…」「しんどいけど、どうしたらいいんだろ?」 仕事をしているとそのように悩むことがありますよね。どれだけ好きな仕事でも、しんどさを感じることは誰にでもあります。 そんな時にしんどさを和らげる方法をご紹介していきます。しんどさが理由で転職したくなった時に気をつけることも併せて確認してみてください。 仕事がしんどいと感じる原因 なぜ今仕事がしんどいと感じているのでしょうか。必ず理由があるはずです。頑張りたいのにうまくいかないこともありますよね。そんなときは、まずは原因を明確にすることから始めてみましょう。 今のご自身の状況で、ここで挙げている「仕事がしんどいと感じる原因」に当てはまるものがあるか確認してみてください。 成果が出ない 仕事をしている中で目指している成果が出ないのは、とてもしんどいですよね。やらなければならないことをできていないと客観的に感じてしまうと、責任感のあまり、自責の念を感じてしまうタイプの方もいらっしゃいます。 周りの人はみんな目標やノルマを達成できているのに、自分だけいつも未達成だという状況になると精神的に追い込まれるかもしれません。 誰だって調子の悪い時もあれば、いい時もあります。しかし成果が出ない当事者となると、そのように考える余裕もなくなってしまうのもまた事実。上司や同僚から励まされたとしても、素直に受け入れられなくなっているかもしれません。周りに優しくしてもらっているのに、素直に受け入れられないとそんな自分に対して余計に自己嫌悪になることもあります。 仕事では成果を出すことがとても大切であるからこそ、成果が出ていないという事実は真面目なあなたをしんどくさせてしまうでしょう。 人間関係が悪い 仕事がしんどいと感じる原因は、業務内容だけではありません。一緒に働く人との関係性や職場の雰囲気も大きく影響するのです。 どれだけ好きな仕事であっても、どれだけ成果を出していても、人間関係がうまくいかないと徐々に仕事もしんどくなってきてしまいます。成果を出して喜ぶような場面でも、逆に僻んだり妬んでくるような人がいると成果を出すことも嬉しくなくなりますし、仕事へのモチベーションを保つことが難しくなりますよね。 同僚との人間関係であれば、無視すればいいということもありますが、上司との関係性が悪いと業務内容にも大きな影響を及ぼします。 指示の内容が間違っていてもあなたのせいにされたり、誰もやりたがらないような仕事を押し付けられたり、正当な評価をつけてもらえなかったりと自分ではどうにもできないことが発生してくるのです。 職場の人間関係は実際に働き始めないとわからないことなので、働き始めてから後悔する人も多くいます。 待遇に不満がある 仕事でしっかりと成果を出していても、評価されず待遇が悪いと仕事がしんどくなってきます。 誰しも仕事をする理由のひとつに待遇面がありますよね。いくら会社が好きで、仕事内容が好きだとしても仕事をするということは、無償ボランティアではないので、評価や報酬が発生します。 好きな気持ちが強いのであれば、多少待遇が悪くても耐えられるかもしれません。しかしそれはずっと耐えられるものではないのです。 1人で働いているのでない限り、他の同僚などとも待遇の話になることもあるでしょう。そんなとき自分だけ評価が低かったりすると疑問や不満が出てくるのも無理はありません。同じ仕事をしているはずなのに、同僚の方が評価が高かったりすると余計不満につながりますよね。どうせ評価が低いよね、と考えるようになると仕事に対するモチベーションも下がります。 また、同期でなくても学生時代の友人に比べて待遇があまりにも違うと、「これでいいんだろうか」と不満を感じてしまうかもしれません。 いずれにしても、モチベーションが下がると当然成果にも影響が出て、余計に評価が下がっていくという悪循環が始まります。そうなると、好きだったはずの仕事内容もしんどいと感じることが多くなってしまう…なんてことも。 そうならないためにも、確認できる環境であるのであれば、待遇や評価について人事や上司などわかる人に聞いてみてください。 過度なプレッシャーを感じる 仕事を多く任されて責任あるポジションになってくると、過度なプレッシャーでしんどくなることがあります。もちろんあなたに期待した上でポジションを任されているということなのですが、期待に応えなければならないプレッシャーはとても大きなものです。 真面目な人ほど責任感に押し潰されて、いつも通りのポテンシャルを発揮できないということもあるでしょう。 周りからの評価や期待はとてもありがたいですが、人によってはそれがプレッシャーとなりストレスの原因になるのです。 部下を持ち、組織をマネジメントする立場にあるのであれば、自分の決断や評価がたくさんの人に影響を及ぼすことになります。自分のせいで部下たちの評価が悪くなってしまうという状況になると、メンタル的にも辛いのではないでしょうか。 あなたがメンバーとして成果を上げて昇格していても、人に教えたり、組織をマネジメントするというのは別能力です。人には得手不得手がありますから、組織マネジメントには向いていないという方もいらっしゃるでしょう。 また、自分の部下からの憧れや期待を感じてしまうと、絶対にその期待に応えないといけないと自分自身でプレッシャーをより強くかけてしまうこともあります。 真面目だからこそ、そのプレッシャーを周りに相談できず、もっともっと頑張ってしまうことで、気付いた時には仕事が辛くなってしまっているかもしれません。 業務量が多い いくら仕事が好きでも、やりがいを感じていても、業務量が自分のキャパを超えてしまうと誰でもしんどくなります。毎日のように深夜までの残業が続いていたり、今の仕事がいつ終わるのかわからないという状況はしんどいですよね。また、もし「辞めたいわけではないけれど、この仕事が好きというわけでもない」という状況でしたら、業務量が多いというのはかなり辛いでしょう。 それに納期に追われながら仕事をすると、成果物のクオリティも落ちてしまいます。間に合わないことで怒られたくないという気持ちが先行すると、「とりあえず納期に間に合わせる」という、いわゆる「やっつけ仕事」になってしまいます。さらに、納期という「仕事の早さ」を優先すると、こだわるべきポイントやチェックすることが漏れてしまったり、「そこまで手が回らない」ということも発生します。結果、自分でも満足できる成果を出せないという状況になってしまうかもしれません。 仕事を任されている以上、業務量の調整をお願いするのはなかなか気が引けますよね。どうにもならないことかもしれないと感じると、しんどさを我慢してしまうことがあります。 今のあなたの業務量が正常なのか、周りの人も同じように感じていないか、確認してみるのがおすすめです。 仕事がしんどい原因への対処法3選 仕事がしんどいと感じたまま、長く働き続けるのは難しいですよね。まだこれから10年も20年も定年まで頑張らなければならないと思うと、気が遠くなります。 今働いている環境で、どうにかできることとできないことがありますが、しんどさへの対処法をご紹介していきます。ぜひ活用してみてください。 ①しんどい原因を書き出してみる なんだかしんどい!と感じたらまずは、しんどさの原因を書き出してみてください。改めて書き出してみることで、それは仕事の内容が原因なのか、それともプライベートや体調からのものなのかがわかるかもしれません。 しんどさを抱えながらそのまま同じ生活を続けていても、改善することはほぼないでしょう。しんどいと自覚できたタイミングで、原因をより鮮明にしていくことが「しんどい状況」を変える第一歩です。 明確に原因がわかっていない場合は、どんな時にしんどいと感じるのかを思い出して箇条書きにしてみてはいかがでしょうか。複数候補を出してみると、その中で共通点が見つかってくるかもしれません。 ②体調を整える 今のあなたは体調が万全だといえますか?しっかりと睡眠をとり、適度な運動をして、バランスの良い食事を取れているでしょうか? 全てを完璧にできている人はとても少ないと思います。もし、睡眠や食事、運動など何かが不足していると自覚がある場合は、それを補い、生活習慣を整えると気持ちが明るくなりストレスが和らぐかもしれません。 たとえば、毎日睡眠時間を確保できないほど残業が続いているのであれば、思い切って一度有休消化をしてみるのもおすすめです。そんなことできないと思うかもしれませんが、体調に異常をきたしてしまうと長期間休職しないといけない状況に陥る可能性があります。ぐっすり眠ると体調も楽になって、ポジティブに考える力も出てきます。運動や食事も同様に、少し仕事の時間を減らして毎日のストレッチを続けたり、バランスのよい食事をとることで気持ちが前向きになってきます。 業務量が多いと休んだり、仕事を早く切り上げたりすると「余計にしんどくなってしまう」と気になってしまう人もいらっしゃるかもしれません。しかし、体調を整えることはしんどい状況を抜け出すために自分でコントロールしやすいことでもあります。周囲に気が引けるのであれば、中期的に休むスケジュールを立ててみてはいかがでしょうか。 来月は1日休むというような具体的な目標を立てると、そこへ向けての仕事効率もアップするかもしれません。そういった目標を立てることで頑張れるのであれば、それもまたひとつの気付きとなります。 しんどい時間が続いているときこそ、体調を整えることを第一に考えてみましょう。 ③周囲に相談する 仕事がしんどいと感じているのであれば、仲のいい友人や同僚に相談してみるのもよいでしょう。具体的なアドバイスがなかったとしても、話を聞いてもらうことで気持ちがすっきりすることはよくあります。 あなたが感じていることを言葉にして、話を聞いてもらうだけでも少し気が楽になるはず。そして改めて言葉にしてみると、自分でも何に対してしんどさを感じていたのかを再度認識し、冷静になったり、解決策を思いついたりする可能性もあります。 頑張りすぎてしまうあなたの性格を知っている仲のいい人に話を聞いてもらう時間は、あなたにとってデトックスの時間になるでしょう。 転職活動は慎重に行うのが吉 仕事がうまくいかず、転職をしようと思う人もいらっしゃるでしょう。しかし、仕事がうまくいかなくて心も身体もしんどくなってしまっている時は、転職活動も自分自身が思うよりも精神的に負担になる可能性があります。 転職活動を行う場合はこの可能性も理解し、解決策は転職しかないのか?をもう一度考えて行うとよいかもしれません。 転職理由を話せるようにしておく よく考えた上で転職活動をする際には、まずは転職理由をきちんと話せるようにしておきましょう。仕事がうまくいかなかったから転職を希望しています、と採用面接で話すことはできませんよね。 業務量が多かったから、プレッシャーが辛かったから、というのが正直な理由かもしれませんが、そこから次にどうしたいかを上手く接続できるようにしておきましょう。 面接で正直に話すことも大切ですが、ネガティブな事ばかり伝えてもあなたの評価が上がることはありません。ネガティブな原因があったとしても、それはきっかけにすぎないということはしっかりと伝えるのがおすすめです。曖昧な転職理由を伝えると、またすぐに転職するのではないかという印象を持たれやすくなります。 転職理由は必ず聞かれる質問なので、慎重に準備しておきましょう。 転職先でしんどさの原因を解消できるかしっかり確認する 転職活動をするのであれば、今仕事がしんどいと思っている原因は転職によって本当に解決されるのかという点をしっかり確認するようにしましょう。 いざ転職してみても、あなたが今負担に感じている制度や体制がそのまま同じものだと意味ないですよね。 サービス残業をさせられているという現状を変えたいと思っているのであれば、面接では残業の管理方法なども確認しなければなりません。あなたが絶対に譲れない条件や環境を転職活動を始める前に固めておくのがおすすめです。 こだわりが多すぎてどこも候補がないという場合は多少妥協しなければなりませんが、今のあなたをしんどくさせている1番の原因は解消できるように確認しておきましょう。 負担にならないスケジュールで動く 少し心が疲れてしまっている状態で、転職活動に力を入れすぎると余計にプレッシャーがかかってしまい、上手くいかないことがあります。 早く転職先を見つけたいと焦るのは仕方のないことですが、焦って妥協した転職先に決めてしまったり、条件をしっかり確認できていないと働き始めて後悔することになりますよね。 仕事がしんどくてとりあえず今の環境から離れたいという状態で転職活動をしていると、最初に内定をもらったところに決めてしまいたくなります。 あなたが転職活動をしていく上で、絶対に譲れない条件がブレてしまうことのないように、転職活動は無理のないスケジュールを組んで行うようにしましょう。 プロに相談しながら進めていく 仕事がうまくいかなくて、転職したいと思っている場合は一度プロに相談してみるのはいかがでしょうか。 仕事がしんどいと、日常的にも気分が沈みがちになってしまうものです。友人などに相談することで気持ちが楽になる場合もありますが、友人に知られたくなかったり、なかなか仕事のモヤモヤを話せる友人がいないという状況もあるのではないでしょうか。 どんなに仲のいい友人がいたとしても、その友人が仕事が充実していて忙しくしていたら、自分の仕事の愚痴や相談はしづらいということもあるでしょう。相談しても気持ちはわかってもらえないだろうと思ったり、仕事で成果を出してキラキラしている人に対して劣等感を抱いてしまったりすることもありますよね。 そのようなことを恐れて人に話すことを諦めてしまうと、どんどん悩みが深くなってしまいます。どう考えても悪い環境にいるのに、現状を変えることを諦めてしまうこともあるでしょう。 そうならないために、一度客観的にプロの意見を聞いておくのは非常に重要です。あなたと知人ではないため、変な先入観もありませんし、転職するのであれば転職市場全体から見たあなたの市場価値なども知ることができます。 キャリア・コンサルティング・ラボの相談サービスならば、転職前提ではないので、プロの意見を聞いて一度立ち止まってみて現状を見直すことで、今の環境のメリットに気づくこともありますし、気持ちの整理ができて気持ちよく転職に踏み切ることもできます。 仕事がしんどくなった時にまた相談できる相手が外部にいることで、気持ちが楽になることもありますし、何より現状を変える第一歩になります。最近仕事がしんどいなぁ、と感じたらぜひ一度利用してみてください。

2021/03/23
人間関係・仕事に対する不安
仕事が不安でたまらない…モヤモヤをすっきりさせるための6つの方法

仕事が不安でたまらない…モヤモヤをすっきりさせるための6つの方法

「最近仕事がうまくいかない…」「しんどいけど、どうしたらいいんだろ?」 仕事をしているとそのように悩むことがありますよね。どれだけ好きな仕事でも、しんどさを感じることは誰にでもあります。 そんな時にしんどさを和らげる方法をご紹介していきます。しんどさが理由で転職したくなった時に気をつけることも併せて確認してみてください。 仕事がしんどいと感じる原因 なぜ今仕事がしんどいと感じているのでしょうか。必ず理由があるはずです。頑張りたいのにうまくいかないこともありますよね。そんなときは、まずは原因を明確にすることから始めてみましょう。 今のご自身の状況で、ここで挙げている「仕事がしんどいと感じる原因」に当てはまるものがあるか確認してみてください。 成果が出ない 仕事をしている中で目指している成果が出ないのは、とてもしんどいですよね。やらなければならないことをできていないと客観的に感じてしまうと、責任感のあまり、自責の念を感じてしまうタイプの方もいらっしゃいます。 周りの人はみんな目標やノルマを達成できているのに、自分だけいつも未達成だという状況になると精神的に追い込まれるかもしれません。 誰だって調子の悪い時もあれば、いい時もあります。しかし成果が出ない当事者となると、そのように考える余裕もなくなってしまうのもまた事実。上司や同僚から励まされたとしても、素直に受け入れられなくなっているかもしれません。周りに優しくしてもらっているのに、素直に受け入れられないとそんな自分に対して余計に自己嫌悪になることもあります。 仕事では成果を出すことがとても大切であるからこそ、成果が出ていないという事実は真面目なあなたをしんどくさせてしまうでしょう。 人間関係が悪い 仕事がしんどいと感じる原因は、業務内容だけではありません。一緒に働く人との関係性や職場の雰囲気も大きく影響するのです。 どれだけ好きな仕事であっても、どれだけ成果を出していても、人間関係がうまくいかないと徐々に仕事もしんどくなってきてしまいます。成果を出して喜ぶような場面でも、逆に僻んだり妬んでくるような人がいると成果を出すことも嬉しくなくなりますし、仕事へのモチベーションを保つことが難しくなりますよね。 同僚との人間関係であれば、無視すればいいということもありますが、上司との関係性が悪いと業務内容にも大きな影響を及ぼします。 指示の内容が間違っていてもあなたのせいにされたり、誰もやりたがらないような仕事を押し付けられたり、正当な評価をつけてもらえなかったりと自分ではどうにもできないことが発生してくるのです。 職場の人間関係は実際に働き始めないとわからないことなので、働き始めてから後悔する人も多くいます。 待遇に不満がある 仕事でしっかりと成果を出していても、評価されず待遇が悪いと仕事がしんどくなってきます。 誰しも仕事をする理由のひとつに待遇面がありますよね。いくら会社が好きで、仕事内容が好きだとしても仕事をするということは、無償ボランティアではないので、評価や報酬が発生します。 好きな気持ちが強いのであれば、多少待遇が悪くても耐えられるかもしれません。しかしそれはずっと耐えられるものではないのです。 1人で働いているのでない限り、他の同僚などとも待遇の話になることもあるでしょう。そんなとき自分だけ評価が低かったりすると疑問や不満が出てくるのも無理はありません。同じ仕事をしているはずなのに、同僚の方が評価が高かったりすると余計不満につながりますよね。どうせ評価が低いよね、と考えるようになると仕事に対するモチベーションも下がります。 また、同期でなくても学生時代の友人に比べて待遇があまりにも違うと、「これでいいんだろうか」と不満を感じてしまうかもしれません。 いずれにしても、モチベーションが下がると当然成果にも影響が出て、余計に評価が下がっていくという悪循環が始まります。そうなると、好きだったはずの仕事内容もしんどいと感じることが多くなってしまう…なんてことも。 そうならないためにも、確認できる環境であるのであれば、待遇や評価について人事や上司などわかる人に聞いてみてください。 過度なプレッシャーを感じる 仕事を多く任されて責任あるポジションになってくると、過度なプレッシャーでしんどくなることがあります。もちろんあなたに期待した上でポジションを任されているということなのですが、期待に応えなければならないプレッシャーはとても大きなものです。 真面目な人ほど責任感に押し潰されて、いつも通りのポテンシャルを発揮できないということもあるでしょう。 周りからの評価や期待はとてもありがたいですが、人によってはそれがプレッシャーとなりストレスの原因になるのです。 部下を持ち、組織をマネジメントする立場にあるのであれば、自分の決断や評価がたくさんの人に影響を及ぼすことになります。自分のせいで部下たちの評価が悪くなってしまうという状況になると、メンタル的にも辛いのではないでしょうか。 あなたがメンバーとして成果を上げて昇格していても、人に教えたり、組織をマネジメントするというのは別能力です。人には得手不得手がありますから、組織マネジメントには向いていないという方もいらっしゃるでしょう。 また、自分の部下からの憧れや期待を感じてしまうと、絶対にその期待に応えないといけないと自分自身でプレッシャーをより強くかけてしまうこともあります。 真面目だからこそ、そのプレッシャーを周りに相談できず、もっともっと頑張ってしまうことで、気付いた時には仕事が辛くなってしまっているかもしれません。 業務量が多い いくら仕事が好きでも、やりがいを感じていても、業務量が自分のキャパを超えてしまうと誰でもしんどくなります。毎日のように深夜までの残業が続いていたり、今の仕事がいつ終わるのかわからないという状況はしんどいですよね。また、もし「辞めたいわけではないけれど、この仕事が好きというわけでもない」という状況でしたら、業務量が多いというのはかなり辛いでしょう。 それに納期に追われながら仕事をすると、成果物のクオリティも落ちてしまいます。間に合わないことで怒られたくないという気持ちが先行すると、「とりあえず納期に間に合わせる」という、いわゆる「やっつけ仕事」になってしまいます。さらに、納期という「仕事の早さ」を優先すると、こだわるべきポイントやチェックすることが漏れてしまったり、「そこまで手が回らない」ということも発生します。結果、自分でも満足できる成果を出せないという状況になってしまうかもしれません。 仕事を任されている以上、業務量の調整をお願いするのはなかなか気が引けますよね。どうにもならないことかもしれないと感じると、しんどさを我慢してしまうことがあります。 今のあなたの業務量が正常なのか、周りの人も同じように感じていないか、確認してみるのがおすすめです。 仕事がしんどい原因への対処法3選 仕事がしんどいと感じたまま、長く働き続けるのは難しいですよね。まだこれから10年も20年も定年まで頑張らなければならないと思うと、気が遠くなります。 今働いている環境で、どうにかできることとできないことがありますが、しんどさへの対処法をご紹介していきます。ぜひ活用してみてください。 ①しんどい原因を書き出してみる なんだかしんどい!と感じたらまずは、しんどさの原因を書き出してみてください。改めて書き出してみることで、それは仕事の内容が原因なのか、それともプライベートや体調からのものなのかがわかるかもしれません。 しんどさを抱えながらそのまま同じ生活を続けていても、改善することはほぼないでしょう。しんどいと自覚できたタイミングで、原因をより鮮明にしていくことが「しんどい状況」を変える第一歩です。 明確に原因がわかっていない場合は、どんな時にしんどいと感じるのかを思い出して箇条書きにしてみてはいかがでしょうか。複数候補を出してみると、その中で共通点が見つかってくるかもしれません。 ②体調を整える 今のあなたは体調が万全だといえますか?しっかりと睡眠をとり、適度な運動をして、バランスの良い食事を取れているでしょうか? 全てを完璧にできている人はとても少ないと思います。もし、睡眠や食事、運動など何かが不足していると自覚がある場合は、それを補い、生活習慣を整えると気持ちが明るくなりストレスが和らぐかもしれません。 たとえば、毎日睡眠時間を確保できないほど残業が続いているのであれば、思い切って一度有休消化をしてみるのもおすすめです。そんなことできないと思うかもしれませんが、体調に異常をきたしてしまうと長期間休職しないといけない状況に陥る可能性があります。ぐっすり眠ると体調も楽になって、ポジティブに考える力も出てきます。運動や食事も同様に、少し仕事の時間を減らして毎日のストレッチを続けたり、バランスのよい食事をとることで気持ちが前向きになってきます。 業務量が多いと休んだり、仕事を早く切り上げたりすると「余計にしんどくなってしまう」と気になってしまう人もいらっしゃるかもしれません。しかし、体調を整えることはしんどい状況を抜け出すために自分でコントロールしやすいことでもあります。周囲に気が引けるのであれば、中期的に休むスケジュールを立ててみてはいかがでしょうか。 来月は1日休むというような具体的な目標を立てると、そこへ向けての仕事効率もアップするかもしれません。そういった目標を立てることで頑張れるのであれば、それもまたひとつの気付きとなります。 しんどい時間が続いているときこそ、体調を整えることを第一に考えてみましょう。 ③周囲に相談する 仕事がしんどいと感じているのであれば、仲のいい友人や同僚に相談してみるのもよいでしょう。具体的なアドバイスがなかったとしても、話を聞いてもらうことで気持ちがすっきりすることはよくあります。 あなたが感じていることを言葉にして、話を聞いてもらうだけでも少し気が楽になるはず。そして改めて言葉にしてみると、自分でも何に対してしんどさを感じていたのかを再度認識し、冷静になったり、解決策を思いついたりする可能性もあります。 頑張りすぎてしまうあなたの性格を知っている仲のいい人に話を聞いてもらう時間は、あなたにとってデトックスの時間になるでしょう。 転職活動は慎重に行うのが吉 仕事がうまくいかず、転職をしようと思う人もいらっしゃるでしょう。しかし、仕事がうまくいかなくて心も身体もしんどくなってしまっている時は、転職活動も自分自身が思うよりも精神的に負担になる可能性があります。 転職活動を行う場合はこの可能性も理解し、解決策は転職しかないのか?をもう一度考えて行うとよいかもしれません。 転職理由を話せるようにしておく よく考えた上で転職活動をする際には、まずは転職理由をきちんと話せるようにしておきましょう。仕事がうまくいかなかったから転職を希望しています、と採用面接で話すことはできませんよね。 業務量が多かったから、プレッシャーが辛かったから、というのが正直な理由かもしれませんが、そこから次にどうしたいかを上手く接続できるようにしておきましょう。 面接で正直に話すことも大切ですが、ネガティブな事ばかり伝えてもあなたの評価が上がることはありません。ネガティブな原因があったとしても、それはきっかけにすぎないということはしっかりと伝えるのがおすすめです。曖昧な転職理由を伝えると、またすぐに転職するのではないかという印象を持たれやすくなります。 転職理由は必ず聞かれる質問なので、慎重に準備しておきましょう。 転職先でしんどさの原因を解消できるかしっかり確認する 転職活動をするのであれば、今仕事がしんどいと思っている原因は転職によって本当に解決されるのかという点をしっかり確認するようにしましょう。 いざ転職してみても、あなたが今負担に感じている制度や体制がそのまま同じものだと意味ないですよね。 サービス残業をさせられているという現状を変えたいと思っているのであれば、面接では残業の管理方法なども確認しなければなりません。あなたが絶対に譲れない条件や環境を転職活動を始める前に固めておくのがおすすめです。 こだわりが多すぎてどこも候補がないという場合は多少妥協しなければなりませんが、今のあなたをしんどくさせている1番の原因は解消できるように確認しておきましょう。 負担にならないスケジュールで動く 少し心が疲れてしまっている状態で、転職活動に力を入れすぎると余計にプレッシャーがかかってしまい、上手くいかないことがあります。 早く転職先を見つけたいと焦るのは仕方のないことですが、焦って妥協した転職先に決めてしまったり、条件をしっかり確認できていないと働き始めて後悔することになりますよね。 仕事がしんどくてとりあえず今の環境から離れたいという状態で転職活動をしていると、最初に内定をもらったところに決めてしまいたくなります。 あなたが転職活動をしていく上で、絶対に譲れない条件がブレてしまうことのないように、転職活動は無理のないスケジュールを組んで行うようにしましょう。 プロに相談しながら進めていく 仕事がうまくいかなくて、転職したいと思っている場合は一度プロに相談してみるのはいかがでしょうか。 仕事がしんどいと、日常的にも気分が沈みがちになってしまうものです。友人などに相談することで気持ちが楽になる場合もありますが、友人に知られたくなかったり、なかなか仕事のモヤモヤを話せる友人がいないという状況もあるのではないでしょうか。 どんなに仲のいい友人がいたとしても、その友人が仕事が充実していて忙しくしていたら、自分の仕事の愚痴や相談はしづらいということもあるでしょう。相談しても気持ちはわかってもらえないだろうと思ったり、仕事で成果を出してキラキラしている人に対して劣等感を抱いてしまったりすることもありますよね。 そのようなことを恐れて人に話すことを諦めてしまうと、どんどん悩みが深くなってしまいます。どう考えても悪い環境にいるのに、現状を変えることを諦めてしまうこともあるでしょう。 そうならないために、一度客観的にプロの意見を聞いておくのは非常に重要です。あなたと知人ではないため、変な先入観もありませんし、転職するのであれば転職市場全体から見たあなたの市場価値なども知ることができます。 キャリア・コンサルティング・ラボの相談サービスならば、転職前提ではないので、プロの意見を聞いて一度立ち止まってみて現状を見直すことで、今の環境のメリットに気づくこともありますし、気持ちの整理ができて気持ちよく転職に踏み切ることもできます。 仕事がしんどくなった時にまた相談できる相手が外部にいることで、気持ちが楽になることもありますし、何より現状を変える第一歩になります。最近仕事がしんどいなぁ、と感じたらぜひ一度利用してみてください。

2023/11/09
人間関係・仕事に対する不安
仕事がわからない時の聞き方・暗黙のルールを確認しよう

仕事がわからない時の聞き方・暗黙のルールを確認しよう

「最近仕事がうまくいかない…」「しんどいけど、どうしたらいいんだろ?」 仕事をしているとそのように悩むことがありますよね。どれだけ好きな仕事でも、しんどさを感じることは誰にでもあります。 そんな時にしんどさを和らげる方法をご紹介していきます。しんどさが理由で転職したくなった時に気をつけることも併せて確認してみてください。 仕事がしんどいと感じる原因 なぜ今仕事がしんどいと感じているのでしょうか。必ず理由があるはずです。頑張りたいのにうまくいかないこともありますよね。そんなときは、まずは原因を明確にすることから始めてみましょう。 今のご自身の状況で、ここで挙げている「仕事がしんどいと感じる原因」に当てはまるものがあるか確認してみてください。 成果が出ない 仕事をしている中で目指している成果が出ないのは、とてもしんどいですよね。やらなければならないことをできていないと客観的に感じてしまうと、責任感のあまり、自責の念を感じてしまうタイプの方もいらっしゃいます。 周りの人はみんな目標やノルマを達成できているのに、自分だけいつも未達成だという状況になると精神的に追い込まれるかもしれません。 誰だって調子の悪い時もあれば、いい時もあります。しかし成果が出ない当事者となると、そのように考える余裕もなくなってしまうのもまた事実。上司や同僚から励まされたとしても、素直に受け入れられなくなっているかもしれません。周りに優しくしてもらっているのに、素直に受け入れられないとそんな自分に対して余計に自己嫌悪になることもあります。 仕事では成果を出すことがとても大切であるからこそ、成果が出ていないという事実は真面目なあなたをしんどくさせてしまうでしょう。 人間関係が悪い 仕事がしんどいと感じる原因は、業務内容だけではありません。一緒に働く人との関係性や職場の雰囲気も大きく影響するのです。 どれだけ好きな仕事であっても、どれだけ成果を出していても、人間関係がうまくいかないと徐々に仕事もしんどくなってきてしまいます。成果を出して喜ぶような場面でも、逆に僻んだり妬んでくるような人がいると成果を出すことも嬉しくなくなりますし、仕事へのモチベーションを保つことが難しくなりますよね。 同僚との人間関係であれば、無視すればいいということもありますが、上司との関係性が悪いと業務内容にも大きな影響を及ぼします。 指示の内容が間違っていてもあなたのせいにされたり、誰もやりたがらないような仕事を押し付けられたり、正当な評価をつけてもらえなかったりと自分ではどうにもできないことが発生してくるのです。 職場の人間関係は実際に働き始めないとわからないことなので、働き始めてから後悔する人も多くいます。 待遇に不満がある 仕事でしっかりと成果を出していても、評価されず待遇が悪いと仕事がしんどくなってきます。 誰しも仕事をする理由のひとつに待遇面がありますよね。いくら会社が好きで、仕事内容が好きだとしても仕事をするということは、無償ボランティアではないので、評価や報酬が発生します。 好きな気持ちが強いのであれば、多少待遇が悪くても耐えられるかもしれません。しかしそれはずっと耐えられるものではないのです。 1人で働いているのでない限り、他の同僚などとも待遇の話になることもあるでしょう。そんなとき自分だけ評価が低かったりすると疑問や不満が出てくるのも無理はありません。同じ仕事をしているはずなのに、同僚の方が評価が高かったりすると余計不満につながりますよね。どうせ評価が低いよね、と考えるようになると仕事に対するモチベーションも下がります。 また、同期でなくても学生時代の友人に比べて待遇があまりにも違うと、「これでいいんだろうか」と不満を感じてしまうかもしれません。 いずれにしても、モチベーションが下がると当然成果にも影響が出て、余計に評価が下がっていくという悪循環が始まります。そうなると、好きだったはずの仕事内容もしんどいと感じることが多くなってしまう…なんてことも。 そうならないためにも、確認できる環境であるのであれば、待遇や評価について人事や上司などわかる人に聞いてみてください。 過度なプレッシャーを感じる 仕事を多く任されて責任あるポジションになってくると、過度なプレッシャーでしんどくなることがあります。もちろんあなたに期待した上でポジションを任されているということなのですが、期待に応えなければならないプレッシャーはとても大きなものです。 真面目な人ほど責任感に押し潰されて、いつも通りのポテンシャルを発揮できないということもあるでしょう。 周りからの評価や期待はとてもありがたいですが、人によってはそれがプレッシャーとなりストレスの原因になるのです。 部下を持ち、組織をマネジメントする立場にあるのであれば、自分の決断や評価がたくさんの人に影響を及ぼすことになります。自分のせいで部下たちの評価が悪くなってしまうという状況になると、メンタル的にも辛いのではないでしょうか。 あなたがメンバーとして成果を上げて昇格していても、人に教えたり、組織をマネジメントするというのは別能力です。人には得手不得手がありますから、組織マネジメントには向いていないという方もいらっしゃるでしょう。 また、自分の部下からの憧れや期待を感じてしまうと、絶対にその期待に応えないといけないと自分自身でプレッシャーをより強くかけてしまうこともあります。 真面目だからこそ、そのプレッシャーを周りに相談できず、もっともっと頑張ってしまうことで、気付いた時には仕事が辛くなってしまっているかもしれません。 業務量が多い いくら仕事が好きでも、やりがいを感じていても、業務量が自分のキャパを超えてしまうと誰でもしんどくなります。毎日のように深夜までの残業が続いていたり、今の仕事がいつ終わるのかわからないという状況はしんどいですよね。また、もし「辞めたいわけではないけれど、この仕事が好きというわけでもない」という状況でしたら、業務量が多いというのはかなり辛いでしょう。 それに納期に追われながら仕事をすると、成果物のクオリティも落ちてしまいます。間に合わないことで怒られたくないという気持ちが先行すると、「とりあえず納期に間に合わせる」という、いわゆる「やっつけ仕事」になってしまいます。さらに、納期という「仕事の早さ」を優先すると、こだわるべきポイントやチェックすることが漏れてしまったり、「そこまで手が回らない」ということも発生します。結果、自分でも満足できる成果を出せないという状況になってしまうかもしれません。 仕事を任されている以上、業務量の調整をお願いするのはなかなか気が引けますよね。どうにもならないことかもしれないと感じると、しんどさを我慢してしまうことがあります。 今のあなたの業務量が正常なのか、周りの人も同じように感じていないか、確認してみるのがおすすめです。 仕事がしんどい原因への対処法3選 仕事がしんどいと感じたまま、長く働き続けるのは難しいですよね。まだこれから10年も20年も定年まで頑張らなければならないと思うと、気が遠くなります。 今働いている環境で、どうにかできることとできないことがありますが、しんどさへの対処法をご紹介していきます。ぜひ活用してみてください。 ①しんどい原因を書き出してみる なんだかしんどい!と感じたらまずは、しんどさの原因を書き出してみてください。改めて書き出してみることで、それは仕事の内容が原因なのか、それともプライベートや体調からのものなのかがわかるかもしれません。 しんどさを抱えながらそのまま同じ生活を続けていても、改善することはほぼないでしょう。しんどいと自覚できたタイミングで、原因をより鮮明にしていくことが「しんどい状況」を変える第一歩です。 明確に原因がわかっていない場合は、どんな時にしんどいと感じるのかを思い出して箇条書きにしてみてはいかがでしょうか。複数候補を出してみると、その中で共通点が見つかってくるかもしれません。 ②体調を整える 今のあなたは体調が万全だといえますか?しっかりと睡眠をとり、適度な運動をして、バランスの良い食事を取れているでしょうか? 全てを完璧にできている人はとても少ないと思います。もし、睡眠や食事、運動など何かが不足していると自覚がある場合は、それを補い、生活習慣を整えると気持ちが明るくなりストレスが和らぐかもしれません。 たとえば、毎日睡眠時間を確保できないほど残業が続いているのであれば、思い切って一度有休消化をしてみるのもおすすめです。そんなことできないと思うかもしれませんが、体調に異常をきたしてしまうと長期間休職しないといけない状況に陥る可能性があります。ぐっすり眠ると体調も楽になって、ポジティブに考える力も出てきます。運動や食事も同様に、少し仕事の時間を減らして毎日のストレッチを続けたり、バランスのよい食事をとることで気持ちが前向きになってきます。 業務量が多いと休んだり、仕事を早く切り上げたりすると「余計にしんどくなってしまう」と気になってしまう人もいらっしゃるかもしれません。しかし、体調を整えることはしんどい状況を抜け出すために自分でコントロールしやすいことでもあります。周囲に気が引けるのであれば、中期的に休むスケジュールを立ててみてはいかがでしょうか。 来月は1日休むというような具体的な目標を立てると、そこへ向けての仕事効率もアップするかもしれません。そういった目標を立てることで頑張れるのであれば、それもまたひとつの気付きとなります。 しんどい時間が続いているときこそ、体調を整えることを第一に考えてみましょう。 ③周囲に相談する 仕事がしんどいと感じているのであれば、仲のいい友人や同僚に相談してみるのもよいでしょう。具体的なアドバイスがなかったとしても、話を聞いてもらうことで気持ちがすっきりすることはよくあります。 あなたが感じていることを言葉にして、話を聞いてもらうだけでも少し気が楽になるはず。そして改めて言葉にしてみると、自分でも何に対してしんどさを感じていたのかを再度認識し、冷静になったり、解決策を思いついたりする可能性もあります。 頑張りすぎてしまうあなたの性格を知っている仲のいい人に話を聞いてもらう時間は、あなたにとってデトックスの時間になるでしょう。 転職活動は慎重に行うのが吉 仕事がうまくいかず、転職をしようと思う人もいらっしゃるでしょう。しかし、仕事がうまくいかなくて心も身体もしんどくなってしまっている時は、転職活動も自分自身が思うよりも精神的に負担になる可能性があります。 転職活動を行う場合はこの可能性も理解し、解決策は転職しかないのか?をもう一度考えて行うとよいかもしれません。 転職理由を話せるようにしておく よく考えた上で転職活動をする際には、まずは転職理由をきちんと話せるようにしておきましょう。仕事がうまくいかなかったから転職を希望しています、と採用面接で話すことはできませんよね。 業務量が多かったから、プレッシャーが辛かったから、というのが正直な理由かもしれませんが、そこから次にどうしたいかを上手く接続できるようにしておきましょう。 面接で正直に話すことも大切ですが、ネガティブな事ばかり伝えてもあなたの評価が上がることはありません。ネガティブな原因があったとしても、それはきっかけにすぎないということはしっかりと伝えるのがおすすめです。曖昧な転職理由を伝えると、またすぐに転職するのではないかという印象を持たれやすくなります。 転職理由は必ず聞かれる質問なので、慎重に準備しておきましょう。 転職先でしんどさの原因を解消できるかしっかり確認する 転職活動をするのであれば、今仕事がしんどいと思っている原因は転職によって本当に解決されるのかという点をしっかり確認するようにしましょう。 いざ転職してみても、あなたが今負担に感じている制度や体制がそのまま同じものだと意味ないですよね。 サービス残業をさせられているという現状を変えたいと思っているのであれば、面接では残業の管理方法なども確認しなければなりません。あなたが絶対に譲れない条件や環境を転職活動を始める前に固めておくのがおすすめです。 こだわりが多すぎてどこも候補がないという場合は多少妥協しなければなりませんが、今のあなたをしんどくさせている1番の原因は解消できるように確認しておきましょう。 負担にならないスケジュールで動く 少し心が疲れてしまっている状態で、転職活動に力を入れすぎると余計にプレッシャーがかかってしまい、上手くいかないことがあります。 早く転職先を見つけたいと焦るのは仕方のないことですが、焦って妥協した転職先に決めてしまったり、条件をしっかり確認できていないと働き始めて後悔することになりますよね。 仕事がしんどくてとりあえず今の環境から離れたいという状態で転職活動をしていると、最初に内定をもらったところに決めてしまいたくなります。 あなたが転職活動をしていく上で、絶対に譲れない条件がブレてしまうことのないように、転職活動は無理のないスケジュールを組んで行うようにしましょう。 プロに相談しながら進めていく 仕事がうまくいかなくて、転職したいと思っている場合は一度プロに相談してみるのはいかがでしょうか。 仕事がしんどいと、日常的にも気分が沈みがちになってしまうものです。友人などに相談することで気持ちが楽になる場合もありますが、友人に知られたくなかったり、なかなか仕事のモヤモヤを話せる友人がいないという状況もあるのではないでしょうか。 どんなに仲のいい友人がいたとしても、その友人が仕事が充実していて忙しくしていたら、自分の仕事の愚痴や相談はしづらいということもあるでしょう。相談しても気持ちはわかってもらえないだろうと思ったり、仕事で成果を出してキラキラしている人に対して劣等感を抱いてしまったりすることもありますよね。 そのようなことを恐れて人に話すことを諦めてしまうと、どんどん悩みが深くなってしまいます。どう考えても悪い環境にいるのに、現状を変えることを諦めてしまうこともあるでしょう。 そうならないために、一度客観的にプロの意見を聞いておくのは非常に重要です。あなたと知人ではないため、変な先入観もありませんし、転職するのであれば転職市場全体から見たあなたの市場価値なども知ることができます。 キャリア・コンサルティング・ラボの相談サービスならば、転職前提ではないので、プロの意見を聞いて一度立ち止まってみて現状を見直すことで、今の環境のメリットに気づくこともありますし、気持ちの整理ができて気持ちよく転職に踏み切ることもできます。 仕事がしんどくなった時にまた相談できる相手が外部にいることで、気持ちが楽になることもありますし、何より現状を変える第一歩になります。最近仕事がしんどいなぁ、と感じたらぜひ一度利用してみてください。

2015/12/23
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キャリアコンサルティングの利用法その他人間関係・仕事に対する不安今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて仕事と家庭との両立について働き方就職活動履歴書・職務経歴書等、書類添削独立について転職について適職診断・自己分析・自分探し面接対策
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「仕事が辛い」は甘えじゃない!悩みの原因と解決方法

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仕事をしていれば誰でも一度は「辛い」「もう働きたくない」と思ったことがあるのではないでしょうか。同時に「こんな感情は甘えだ」と感じて、自分を責めてしまう人も多いかもしれません。 しかし仕事が辛いという感情は甘えではなく、悩みを抱えている心のサイン。サインに気づいたら仕事が辛いと感じる原因を探り、悩み解決に向けて行動することが大切です。 この記事では、仕事が辛いと感じる主な原因や辛い状況から抜け出すための対処法、悩んでいるときにやってはいけないNG行動を解説します。   仕事が辛いという悩みは甘えじゃない 仕事が辛いと感じると「こんな感情を抱く自分は考えが甘いのではないか」と不安になり、さらに落ち込む人もいるでしょう。しかし日々仕事をこなすなかで体調や気持ちに波が生じるのは当然であり、働いていれば時には「辛い」「苦しい」「しんどい」といったネガティブな感情を抱くこともあります。 また、辛いと感じる物事や感じる度合いには個人差があり「他の人が辛くないから自分も辛くない」とは限りません。 仕事が辛いという気持ちは働く人の多くが抱く感情であり、さらに物事をどう感じるかは人それぞれなので「自分は甘いんだ」「精神的に未熟なんだ」と思う必要はないのです。 辛いと感じるのは甘えだと捉えると、自分を責めたり心のSOSサインを見逃したりして、悩みがより大きくなることもあります。仕事が辛いと悩んだときは、甘えだと自分に追い打ちをかけるのではなく、どうすれば辛くなくなるかを考えることが大切です。   仕事が辛いと悩むのはどんなとき? 仕事が辛いのは甘えではないとわかったところで、辛いと感じる原因を探っていきましょう。原因がわかれば効果的なアプローチ方法も見つかりやすくなり、悩み解決に近づけるはずです。 ここからは、仕事が辛いと悩む原因になりやすい、5つの瞬間を紹介します。   職場の人間関係が悪いとき 職場の人とはほとんど毎日顔を合わせ、どちらかが異動・退職しない限りは関係が切れません。だからこそ、一緒に働く人と良い人間関係が築けないと、仕事そのものまで辛く感じることがあります。 パワハラ・セクハラ・いじめはもちろん、小さな嫌がらせや悪口などが横行している職場では、働き続けることを辛いと感じるでしょう。他にも、指示がコロコロ変わる上司、仕事をサボってばかりの同僚のような「トラブルメーカー」と一緒に働く場合も、小さなストレスが積み重なって大きな悩みへと発展しやすいです。 なお、職場の人間関係が悪いとチームワークがうまく機能しないため、仕事の効率も下がってしまう傾向にあります。   仕事ができないとき 大きな失敗をしてしまう、同じミスを繰り返す、成果が出ない…このように、「自分は人より仕事ができない」と感じたときも仕事が辛いと感じて悩んでしまうでしょう。 とはいえ、失敗したときや成果が出ない期間も経験値は蓄積されており、経験から学びを得ればいずれ立派なスキルになります。 しかし、やはり仕事では結果を出すことも求められるため、思うように仕事ができないと労働そのものを「辛い」「しんどい」と感じやすいです。また、仕事がスムーズに進まないと周囲に迷惑をかけてしまうこともあり、そこから自信をなくして悩みにつながる場合も。 「もう失敗できない」「今度こそちゃんとしないと」と自分で自分にプレッシャーをかけてしまうことも多く、その重圧で仕事を辛いと感じるケースもあります。   業務内容ややり方に問題があるとき 一人でこなすのが難しい大量の業務を任せられる、タイトすぎるスケジュールを組まれる、現実的ではないノルマを課せられるなど、業務内容・やり方に問題があるときも仕事を辛いと感じます。 また、やることが多いと脳がキャパオーバーを起こして、判断能力も鈍りがち。本来であればしないようなミスをしてしまったり、「仕事をうまく遂行できないのは自分の能力不足だ」と事実は異なるのに自分を責めたりして、負のループに陥るケースも少なくありません。 業務内容ややり方に問題があると長時間労働も起こりやすく、心だけでなく体の疲労にもつながることから深刻な悩みに発展しやすいです。   仕事にやりがいを感じないとき 仕事にやりがいを感じないと、「自分は何のために働いているんだろう」という漠然とした疑問を抱きやすくなります。労働に意義を見出せないため、仕事を辛いと感じることが増え、「会社に行きたくない」「働きたくない」という悩みへとつながっていくでしょう。 しかし仕事にやりがいを感じないときは、社風が合わない、思っていた仕事と違った、適性がないなど、別の部分に根本的原因が隠れていることも少なくありません。 そのため、仕事にやりがいがなく辛いと思ったときは、なぜやりがいを感じられないのか、なぜ辛いと感じるのかなど、自分の心とじっくり向き合ってみることが大切です。   会社から評価されていないと感じたとき 自分なりに頑張っているつもりでも、会社からあまり評価されていないと感じれば、働くモチベーションを失って仕事を辛いと感じやすくなります。 特に、年功序列で評価する企業で働くと、成果を出しても勤務歴を重ねなければ評価されず悩みに発展するでしょう。職場を選ぶ際は企業の評価制度にも目を向け、自分の考え方と合致する企業を選ばなくてはいけません。 ただし、どれだけ頑張ったとしても会社から求められることをしなくては、努力は評価されないので要注意。会社から正当に評価されず辛いときは、頑張りの方向性がずれていないかを一度立ち止まって考えてみることも重要です。   仕事が辛い…悩みの解決方法 ここでは、仕事が辛いと悩んだときに実践してほしい、具体的な対処法を解説します。解決方法の選択肢は複数あるため、悩みの原因や状況に応じて自分に合う方法を選んでください。   上司や周囲の人を頼る 悩みを誰かに打ち明けると、気持ちが軽くなり解決のヒントが見つかることがあります。上司や周囲の人を頼りにして、まずは話を聞いてもらいましょう。 思っていることを口に出すだけで感情が整理されますし、他者の視点を得ることで新たな気づきが得られる場合も多いです。また、職場内の人に相談した場合は、その後の仕事をサポートしてもらえる可能性もあります。 信頼できる人であれば職場外の人でも問題ないので、一人きりで悩みを抱えないことが大切です。   専門部署や窓口に相談する パワハラやセクハラ、いじめがある、労働基準法に反した就業規則があるといった場合は、人事部やコンプライアンス担当部門、公的な相談窓口などに相談しましょう。一人で立ち向かうよりも、専門知識を持っていたり仲介役を担ってくれたりする第三者に間に入ってもらったほうが、早く問題解決に辿り着けます。 ただし、職場の実情を知らない第三者に状況を正しく理解してもらうには、証拠や具体的な事例を提示しなくてはいけません。「いつ、どこで、どんな状況だったか」を明確に伝えられるように準備してから相談してください。   プライベートを充実させる 中には、仕事が辛いという悩みが大きすぎて、仕事終わりや休日などの勤務時間外までつい仕事のことを考えてしまうという人もいるのではないでしょうか。 しかし、プライベートまで仕事のことを考えていては心が休まらず、さらに辛い感情が膨らみやすくなります。仕事が辛いと悩んでいるときこそ、趣味を満喫したり家族・友人と楽しい時間を過ごしたりして、プライベートを充実させることが大切です。 仕事で辛いと感じることがあっても、仕事終わりや休日に思いきり気分転換できれば、大きな悩みに発展しにくくなります。また、プライベートの予定が詰まっていると「予定を楽しみに仕事を頑張ろう!」と思えるため、仕事のモチベーションも維持しやすいです。   小さい目標を設定して達成感を得る 仕事が辛いと悩んでいるときは、自分に自信をなくして自己肯定感も下がりがちです。そのため、自分にできることに目を向けて、小さな達成感から自信を取り戻すことも重要となります。 特に、仕事ができないと悩んでいるときややりがいを見失っているときは、小さな目標を立ててちょっとした達成感や楽しさを得るのが効果的。たとえばいつもやってる仕事でも、「いつもより1分でも早く終わらせよう」「いつもよりもきれいに仕上げよう」などと目標設定し、目標が達成できたら自分を褒めてあげましょう。 こうすることで、失いかけていた自信も復活し、モチベーションが向上しやすくなります。また、小さな努力を継続していれば大きな結果がついてくることもあり、好循環が生まれやすいです。   キャリアコンサルティングを受ける 辛いときは周囲の人や専門部署に相談するのがいいとお伝えしましたが、身近な人にはなかなか相談しづらかったり、窓口に行って問題が大きくなるのを避けたかったりする場合もあるでしょう。 そんなときは、キャリアコンサルティングを受けるという選択肢もあります。 「キャリアコンサルティングだと、キャリアの相談しかできないのでは?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。キャリア・コンサルティング・ラボでは、キャリアのことはもちろん、辛いと感じていること、誰にも話せないモヤモヤなど、仕事にまつわるあらゆる悩みを相談できます。専門知識を持ったキャリアコンサルタントのアドバイスは的確で、悩みの早期解決につながるはずです。   転職活動をしてみる 自分と合わない会社で働いている場合、どんな対処法を試しても辛さが解消されないことがあります。「自分なりに工夫してみたけど、仕事の辛さがなくならない」という場合は、思い切って転職を検討するのもありでしょう。 どんな企業があるのか少し調べてみるだけでも、自分が勤める会社との違いを知れて視野が広がります。 ただし、職場を離れるのも一つの手ではあるものの、今の仕事が辛いからと勢いで転職するのは避けてください。仕事が辛いと思うことは誰しもにあり「辛いから転職!」を当たり前にすると辞め癖がついてしまう可能性があります。   仕事が辛いと悩んだときのNG行動 仕事が辛いという悩みが大きくなると、冷静さを欠いてつい取ってはいけない言動に出てしまうことがあります。ここからは、注意してほしいNG行動をチェックしていきましょう。   悩みを一人で抱える 今は専門の公的窓口やキャリアコンサルタントなど、相談相手の選択肢も広がっています。仕事が辛いという悩みは一人で抱えるのではなく、誰かに相談しましょう。一人きりで思い悩むと、ネガティブな感情がどんどん大きくなって、心身ともに疲弊するリスクが高くなります。 また、一人で考えているとどうしても視野が狭くなることから考え方も極端になり「辞める」「辞めない」の二択しかないと勘違いして突発的な行動に出てしまう場合も。 誰かに話を聞いてもらうだけでも心の負担は軽くなりやすいので、辛い気持ちを一人で抱えないでくださいね。   無断欠勤 仕事が辛いと悩んでいると、「会社に行きたくない」と思うこともあるでしょう。 しかし、どうしても行きたくないからと、会社に連絡を入れず休んでしまうのはNG!無断欠勤すると次の日から会社に行きにくくなり、そのまま辞めざるを得なくなる場合が多いです。また、何とか次の日に復帰できたとしても、職場や取引先からの信用を落としてしまいます。 仕事が辛すぎて会社に行くのが難しいなら、せめて会社に休むと連絡を入れましょう。 なお、行きたくないと思う頻度が高いなら、長期の有給休暇を取ってリフレッシュする、転職を検討するなどしてみてもいいかもしれません。   他人と自分を比較する 「同僚は楽しく働いているのに自分は辛い」「あの人はできるのに自分はできない」「同年代の人よりも自分のほうが給料が低い」 このように、他人と自分を比べても良いことは一つもありません。 それどころか、誰かと自分を比べることでさらなる自信喪失やモチベーション低下につながり、仕事の辛さが倍増しやすいです。 悩みを抱えると「他の人はどうなんだろう?」と、つい他人のことが気になるかもしれません。しかし、悩みから抜け出すためには自分の価値観を明確に持ち、人と比較しないことがカギとなります。   仕事が辛いと感じる原因を探って、悩みから抜け出そう 働いていれば仕事が辛いと感じる日もあり、それは甘えではありません。しかし辛いと感じる日が何日も続くなら、それは「解決するべき悩み」を抱えている証拠といえます。 仕事が辛いと感じる原因を丁寧に深掘りし、ベストな解決策を探してみましょう。今の自分にできることに精一杯取り組めば、しんどい現状から必ず抜け出せるはずです。

2024/07/10
人間関係・仕事に対する不安
女性が抱えやすい働き方の悩みとは?仕事選びで後悔しないポイント

女性が抱えやすい働き方の悩みとは?仕事選びで後悔しないポイント

女性の社会進出が進んだ現代では、バリバリ仕事を頑張る女性や、結婚・出産後に仕事復帰する女性が増えました。 しかし、働く女性が増加したことにより「女性の働き方」に関する悩みも急増。 「自分に合う働き方がわからない」「育児と両立できる働き方ってあるの?」など、現在進行形で働き方に悩んでいる女性も多いのではないでしょうか。 この記事では、女性が抱えやすい働き方の悩みや、働き方選びで後悔しないコツを紹介します。 女性が働き方に悩む原因 どんなことが原因で、女性は働き方に悩むのでしょうか?まずは、女性の働き方において悩みの種になりやすい要素を理解しましょう。 人間関係 職場の人間関係に悩むのは男性も同じですが、女性のほうが人間関係の悩みに深刻になりやすいです。女性は男性よりも協調性を重要視する傾向があり、一緒に働く人と良い関係が築けないとひどく落ち込んだり悩んだりします。 しかし今は、テレワークやフレックスタイム制、個人事業主など、人間関係と距離を取りながら働くことも不可能ではありません。 人間関係に悩んだら、それをきっかけに働き方を見直して、今とは異なる働き方にシフトするのもありでしょう。   キャリア 女性には結婚や出産、介護など、なかなか予測が難しいライフイベントがたくさんあります。そのため自分のキャリアプランを明確に描けず、働き方に悩んでしまう女性が多いです。 また、男性に比べると収入が低くなりやすい、昇進のチャンスが少ないなど、日本の労働環境にはまだまだ働く女性に不利な部分があります。 着実にキャリア形成していきたいと思っても、安定した収入やキャリアアップが見えにくいことから「今の働き方を続けて本当に大丈夫なのか」と不安を感じ、そこから働き方の悩みにつながるのです。   ワークライフバランス 「家事育児は女性の役割」という考え方は、薄れつつある風潮にはなっていますが、現実にはまだ残っており、女性が家庭や育児と仕事を両立させるのは簡単なことではありません。家事育児のためにやむなく正社員のキャリアを諦めたり、仕事をセーブしたりするケースも珍しくなく、ワークライフバランスは女性が働き方に悩む大きな原因となっています。 また、一見うまくワークライフバランスが取れているように見えても、本人は「仕事も家庭も中途半端になっているのでは」とジレンマを抱えているケースも多いです。   働き方の種類 かつては「正社員」または「アルバイト・パート」くらいしか働き方の種類がありませんでしたが、今はさまざまな働き方や制度が生まれ、選択肢が一気に増えました。一人ひとりのライフスタイルや考え方に合わせた働き方が叶いやすくなり、「働きたいのに働けない」という女性の減少にもつながっています。 しかし一方で、選択肢が増えたからこそ「自分にはどんな働き方が合うのか」と悩んでしまう女性も増えました。各働き方の特徴を理解するだけでも時間がかかり、悩みが長期化しやすいのも懸念点といえます。   女性に人気の働き方とは? 女性と一口にいっても、仕事に求めるものや生活スタイルに応じて、合う働き方は異なります。 ここからは、女性から支持の高い働き方をご紹介。さまざまな働き方を知ることで「こんな選択肢もありかも」と、視野が広がるはずです。   正社員として働く 正社員は、しっかり稼ぎたい女性やキャリアアップを目指す女性、安定志向の女性に人気の働き方です。裁量の大きい仕事を任されやすいのでプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、そのぶんやりがいや達成感も大きくなります。 他の働き方に比べて時間の融通が利きにくいのがネックですが、今は「女性が長く働ける環境」に力を入れる企業が増加傾向にあります。従業員のライフイベントに理解のある企業で働けば、家事や育児と正社員の仕事を両立できるはずです。   多様な制度を利用して働く 働く女性にとってマイナス要素となりやすいのが「時間」と「場所」です。時間・場所に縛りがあると私生活と仕事を両立しにくく、キャリアを諦めざるを得ない場合もあります。 しかし働き方の多様化により、今は時短勤務やフレックスタイム制、テレワークといった制度・取り組みを導入する企業が多いです。 このような制度を利用すれば、育児や介護といったライフイベントと仕事を両立しやすくなり、ワークライフバランスが保てるでしょう。   非正規雇用で働く パートタイム・派遣社員・契約社員といった非正規雇用は、家庭を優先したい女性から特に支持されている働き方です。非正規雇用は働く日や時間の融通が利きやすく、プライベートを最優先にしながら働けます。 また、ダブルワークでしっかり稼ぐ、空いた日に1日だけ超短期で働くなど、自分の希望に合わせて柔軟に働き方を変えられる点も魅力です。 「未経験OK」「年齢制限なし」という条件での募集も多く、仕事にブランクがある主婦でも挑戦しやすいでしょう。 個人事業主として働く 自分のスキルや経験を活かして、個人事業主という働き方を選ぶ女性も増えてきました。 案件の獲得から税金の支払いまで全て自分一人で行わなくてはいけませんが、仕事量を自分で調節できるのが個人事業主の強み。労働時間や収入をコントロールしやすく、ライフイベントに合わせて働き方を大きく変えられるので、無理なく長期的に働けるでしょう。 また、働く場所も問わないので、自宅で育児や介護をしながら仕事をすることも可能です。 女性が働き方を選ぶうえで重視したい基準 女性が働き方を考える際、いくつか「重視してほしい基準」があります。自分に合った働き方を見つける際にも役立つので、以下の点に注目してみましょう。 やりがい 条件面を考慮することは大切ですが、「希望条件を満たしているから」という理由だけで働き方を選ぶと、途中でモチベーションが尽きてしまう可能性が高いです。選択した働き方を長く続けるためには、「やりがい」を見出すことが欠かせません。 やりがいがあれば、私生活と仕事の両立が大変でも気持ちが折れにくく、仕事が長続きしやすくなります。 やりがいは「やっていて楽しいと思えるか」「興味・関心のある分野か」「ある程度自分のアイデアを活かして働けるか」などに注目すると、見極めやすくなるはずです。   プライベートやライフイベント 仕事だけが人生ではないため、家族や友達、趣味といったプライベートの時間をきちんと確保できるかも、働き方を選ぶうえで重視しないといけません。働き方を選ぶ際は、企業の考え方や福利厚生から、従業員のプライベートを大切にしてくれるかを判断しましょう。 また、従業員のライフイベントに理解がある企業かという点も要チェックです。企業に理解があれば大きなライフイベントに直面しても、無理なく働き続けられる取り組みや工夫をしてもらえる可能性があります。 育休産休の取得率、女性従業員の平均年齢などを確認し、安定的に働けるかを考えてみましょう。   賃金や評価 男女平等が当たり前になったとはいえ、昇給や昇進において、意識レベルで男女格差が残っている企業があることも残念ながら事実です。「男女格差はあるものだから」「女性だから仕方ない」と自ら言い聞かせることで、自分に合わない働き方を選択してしまう危険性もゼロではありません。 近年は、成果に応じて性別関係なく正当に評価する企業が増えつつあります。また、男女ともにワークライフバランスが保てるよう職場環境を整備している企業も多いです。 働き方を選ぶ際は、企業の賃金や評価制度にも注目して「女性が働きやすい環境か」を判断してください。   選択肢の豊富さ ライフスタイルや考え方は年々変化するもので、今選択した働き方が将来的にもずっと合うとは限りません。特に女性は、結婚・出産でライフスタイルが大きく変わりやすく「10年後の自分に合う働き方」を予想することすら困難です。 そのため「働き方の選択肢が豊富」という点も、働き方を選ぶ際にぜひ意識したいポイント。 テレワークや時短勤務、週休3日制といった制度・取り組みを自分で自由に選択できれば、状況に合わせた働き方が可能となり、長期的なキャリア形成ができるでしょう。   女性の働き方選びで後悔しないコツ 女性が働き方を選ぶ際に重視すべきポイントをお伝えしましたが、ここからは自分に合う働き方を選ぶ具体的な方法を紹介します。後悔しない働き方をするために、以下のことを実践してみてください。   勇気を出して行動する 「今とは違う働き方がしたい!」と思いつつも不安や面倒くささに負けて、今の働き方を続けてしまう女性は少なくありません。 しかし、合わない働き方を続ければ仕事のモチベーションが下がりやすいうえ、そのまま年齢を重ねて働き方の選択肢が狭まってしまう恐れがあります。ゆくゆく後悔したくないなら、今の働き方に悩みや疑問を持った時点で、勇気を出して行動しましょう。 行動するといっても、いきなり転職のような大きなアクションを起こすのではありません。どんな働き方がしたいか条件を考えたり、働き方や企業の情報を集めたりすることも立派な行動の一つです。 小さなアクションを積み重ねることで大きな決断もしやすくなり、働き方を変えることへの不安も和らぎます。   悩み・キャリアプランを明確にする これまでの働き方を振り返り、「自分が負担に感じやすいこと」「悩みの種になりやすいもの」を明確にしましょう。嫌だ、辛いと感じるものを把握しておかなくては、また同じような働き方を選択してしまう可能性があるためです。 なお、悩みが把握できたら理想のキャリアプランについても考えてみてください。 今抱えている悩みから解放されることや、理想の働き方をすることはあくまで通過点であり、「理想の働き方ができたらどうなりたいか」を明確にするのが最終的なゴールです。 キャリアプランがはっきり描ければ、そこから逆算して「今やるべきこと」も見えてきます。   情報収集は徹底的に 家事育児をしている女性でも働きやすいよう、今はさまざまな働き方が登場しています。後悔しないためには、事前に一つ一つの働き方をよく調べることが大切です。 たとえば、最初はAという働き方が合っていると思っても、調べるうちにBの働き方のほうが理想に近いと発見するケースは少なくありません。 あらゆる可能性を探ることにもつながるため、情報収集は徹底的に行いましょう。   条件に優先順位をつける 自分に合った働き方を考えると、同時に「自分の理想を実現するための条件」も見えてきます。 条件は、働き方や企業を選ぶ際の基準となるため、明確にしておいて損はないでしょう。しかし、自分の理想が全て叶う好条件の企業はなかなか現れません。 大量の条件を挙げたり、過剰に条件にこだわったりすれば、適合する働き方がゼロになり悩みから抜け出しにくくなるため注意してください。 条件にこだわりすぎないようにするコツは、優先順位をつけることです。「絶対に譲れない」「あると嬉しい」「なくてもいい」と3つくらい指標を決めておけば、働き方に迷ったときも軸がブレにくくなります。   キャリアコンサルティングを受ける ここまで働き方を選ぶ具体的な方法を紹介してきました。しかし中には「一人で考えてもよくわからない」「忙しくてうまく情報収集できない」という女性もいるでしょう。 このような女性は、キャリアコンサルティングを受けるのがおすすめです。 プロのキャリアコンサルタントに相談すれば、抱えているモヤモヤを吐き出せて悩みが明確になるだけでなく、経験やデータに基づいた正確な情報を提供してもらえます。 具体的かつ大きな悩みを抱えている女性はもちろん、漠然と働き方に悩む女性にとっても、問題解決のヒントが見つかるはずです。   多様化する女性の働き方、自分の理想を見つけよう 人間関係やキャリア、ワークライフバランスなど、働く女性の悩みは尽きません。現状に悩みや違和感を持ったら、今とは違う働き方にも目を向けてみてください。 女性の働き方は時代と共に大きく変わり、今はさまざまな選択肢の中から自分の価値観に合うものを自由に選べるようになりました。 じっくり悩みと向き合い、理想の働き方について考えれば、自分に合うキャリアが見つかり悩みから抜け出せるはずです。

2024/07/04
キャリアコンサルティングの利用法
仕事の悩みがある人必見!プロに相談できるサービス【無料あり】

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人間関係や仕事内容、お金のこと、将来について…。仕事をしていると、このようなあらゆる悩みに直面します。そんなとき、あなたは誰かに相談しているでしょうか? 「心配をかけると悪いから」「誰に相談していいかわからないから」という理由で、仕事の悩みを誰にも相談できないという人は少なくありません。 しかし、仕事の悩みを一人で抱えることには、多くのリスクがあります。 この記事では、仕事の悩み相談におすすめの相手や、相談に乗ってくれるプロのサービスを解説。適切な相手に相談してアドバイスが得られれば、悩み解決の糸口がきっと見つかるはずです。 悩む原因は?よくある仕事の相談内容 誰かに相談することを踏まえて、まずは自分の悩みの原因を整理しておきましょう。仕事の悩み相談でよくある原因を紹介するので、自分に当てはまる項目はないかチェックしてみてください。 人間関係がうまくいかない 仕事は「どんな仕事をするか」も大切ですが、「誰と一緒に働くか」も大切ですよね。職場の人全員と友人のように親しくなる必要はないものの、お互い相手に配慮し気持ちよく働けるよう工夫しなければ、悩む原因となります。 また、職場の人間関係がうまく構築できないと、頼るべきシーンで頼れず一人で業務を抱えすぎてしまったり、確認や相談ができずに失敗したりすることにもつながるでしょう。 人間関係の悩みは、パワハラやいじめなど、攻撃性が高く早急に対処したほうがいい場合も少なくありません。誰にも相談せず悩みを一人で抱えると、相手からの攻撃がどんどんエスカレートする恐れがあります。   給与が低い 「長く勤めても給与が上がらない」「昇進したのに手当が出なかった」 相談窓口には、このようなお金にまつわる悩みも多数寄せられています。給与は生活に直接的な影響を与える重要な要素だからこそ、悩みも深刻になりやすいです。最初のうちは「仕事を頑張ればいつか」と前向きな気持ちを維持できるかもしれませんが、給与が上がらない期間が長引けば希望も打ち砕かれ、大きな悩みになるでしょう。 また、思うように給与が上がらないということは「正当に評価してもらえていない」と感じる原因にもなり、仕事のモチベーション低下を招く可能性があります。   労働環境が悪い 休日出勤や残業が多い、パワハラ・セクハラが横行している、トップダウン方式が過剰で上司が意見を聞いてくれないといった労働環境の悪さも、「ずっとこの職場で働き続けるべきか」という悩みを生むでしょう。 ブラック企業は淘汰されつつありますが、グレーな企業運営で労働環境を改善しようとしない企業もまだまだ現存しています。また、労働環境の悪さに耐えて働き続けると、心身に不調をきたして新たな悩みにもつながりやすいです。 労働環境の悩みは、しかるべき機関・窓口に相談することで指導してもらえるケースもあります。「職場の人も我慢しているから」「これくらい堪えないと」と思わず、勇気を出して相談することが大切です。   やる気が出ない、やりがいがない 仕事はほとんど毎日繰り返し行うものなので、常にやる気全開!というわけにはいきません。長い社会人生活の中では、「今日は何だかやる気が出ない」と感じる日だってあるでしょう。 しかし、やる気が出ない状態が長く続くと、日々に虚しさを感じるようになったり仕事でのミスが増えたりして、深刻な悩みになることがあります。特に、ある程度仕事で経験を積んだ30代以降に多い悩みで、やる気が出ないからこそどんな仕事をしていてもやりがいを感じられず、毎日が無味乾燥に思えてしまうのです。 やる気が出ない、やりがいを感じないという悩みは、同じ会社の人には相談しづらく、一人でぐるぐると考えて「自分の気合いが足りないんだ」と自分で自分を責めてしまいがち。 ですが、悩みの根底にはモチベーション低下を引き起こした別の原因があることも珍しくないので、多角的に考えることが求められます。   会社や自分の将来が不安 会社や自分の将来についての悩みは、30~50代の働く人に多いです。30代以降は結婚・子育て・親の介護などライフイベントが起こりやすいため、未来のことを考えて不安になったり、一度立ち止まってキャリアを見つめ直したりする人が増えるのでしょう。 「自分が定年を迎えるまで、会社が存続しているか心配」「今のままで自分が思い描くキャリアプランは実現できるのか」 このように考え、キャリアチェンジすべきか否かで悩む人が少なくありません。 また、未来について考えるのは悪いことではないものの誰にも正確には予想できないため、明確な答えが出しにくく悩みが長期化する傾向にあります。   仕事の悩みを相談しないと起こること 仕事の悩みはなかなか相談しにくく、つい一人で抱え込んでしまうケースも少なくありません。 しかし、仕事の悩みを相談しないことには、主に3つのリスクが伴います。相談しないままだとどのようなことが起こりやすくなるのか、把握しておきましょう。   悩みが長期化する 自分一人だけで悩みを抱えると、どうしても視野が狭くなりがちです。そうすると何度も同じことを考えて悩む時間が延びてしまい、結果的に解決するまでに時間がかかります。 また、悩みが長期化すると判断能力が落ちやすくなるので、よく考えずに決断や行動して後悔することも。 しんどい時間の短縮、後悔しない選択をするためにも、悩みはできるだけ初期段階で誰かに相談するのがおすすめです。   ストレスが心身に影響を与える 悩んでいる間はずっとモヤモヤした気持ちを抱えて、ストレスを感じている状態が続きます。誰にも気持ちを吐き出せないとストレスはさらに膨らみ、心身に悪影響を与える危険性があるため注意しましょう。 数日休めば回復するような軽度のものならまだしも、取り返しのつかないような病気を招くこともあるため、ストレスは侮れません。特に仕事の悩みは暮らしや人生を大きく左右するため深刻になりやすく、ストレスも大きいです。   仕事のミスが増える 誰にも相談せず一人で悩んでいると、意識が悩みに引っ張られやすく集中力が下がり、仕事のミスが増える傾向にあります。明らかにミスが増えたりトラブルが重なったりすれば、自信喪失や自己嫌悪も起こりやすくなり、新たな悩みを抱える可能性もゼロではありません。 このように、仕事の悩みを誰にも相談しないことには悪循環を生むリスクがあるため、できるだけ第三者に相談して早期解決を目指しましょう。   仕事の悩みを相談すべき相手 仕事の悩みはシリアスな話題だからこそ、相談相手をよく選ぶ必要があります。ここからは、仕事の悩みを相談するのにおすすめの相手を解説していきましょう。   家族や友人 信頼できる家族や友人には本音を話しやすく、共感してもらうことで心の支えにもなります。元からあなたのことを知っている相手だからこそ、言葉にできない思いも汲み取ってもらえるかもしれません。 また、既に信頼関係が完成している間柄なので、忖度なくズバッとアドバイスしてくれる可能性が高いところも頼りになるでしょう。 「職場のことを何も知らない家族や友人には相談しにくい」と思う人もいるかもしれませんが、職場に全く関係がない第三者の意見を聞くことで客観的視点が得られる場合も多いです。   職場の人 職場の相談窓口や上司、同僚などに仕事の悩みを相談するのもありでしょう。同じ労働環境で働いているからこそ、職場の人はあなたの状況や悩みを理解してくれやすいです。 ただし相談する相手を間違えると、真剣に向き合ってもらえなかったり思わぬ噂を立てられたりして、余計に悩みが増える可能性があります。 職場の人に相談する場合は相手を見極めて、本当に信頼できるかをよく考えてください。   SNS ネットやSNSで相談すれば、多くの人からの意見を一斉に集めることができます。「身近な人に相談すると心配をかけそう」という人でも、お互いに顔が見えないネットでなら相談しやすいと感じるのではないでしょうか。 しかし、ネットやSNSを使って仕事の悩みを相談する際は、プライバシーに十分注意しなくてはいけません。この他、正確性に欠ける情報を提供する人がいる可能性もあるため、全てのアドバイスを鵜呑みにするのは厳禁です。   相談窓口やサービス 公的な相談窓口や転職エージェント、キャリアコンサルタントといった仕事の悩みのプロも、頼りになる相談相手です。専門知識を持つ相手ならアドバイスも的確で、悩みの早期解決に期待できるでしょう。 また、カウンセラーやコンサルタントには守秘義務があるので、人に言いにくいことや知られたくないことも気兼ねなく相談できます。   仕事の悩みを相談できる窓口やサービス ここからは、仕事の悩みをプロに相談できる窓口やサービスを紹介します。無料で相談できるサービスもあるので、ぜひ活用してみてくださいね。   総合労働相談コーナー 総合労働相談コーナーは、全国の労働基準監督署内に設置されている相談専用窓口です。予約不要かつ無料で個別相談に乗ってもらえ、出向くのが一般的ではあるものの電話でも相談できます。 労働基準関係法令に関する問題解決に向けた窓口であり、労働条件に悩む人におすすめ。 パワハラやいじめといった人間関係の悩みはもちろん、不当な賃金の引き下げや解雇、長時間労働など、働く上で起こる幅広い悩みを相談可能です。 また、こちらが適切に訴えかけても会社側が何もしてくれない場合は、指導・あっせんを行うケースもあります。   働く人の「こころの耳電話相談」 働く人の「こころの耳電話相談」は、専門のカウンセラーに電話で相談できるサービスです。「働く人の~」とついていますが、働く人の家族や人事労務担当者からの相談にも対応してもらえます。また、話すのが苦手な人や電話する時間がない人のため、メールやLINEでも相談可能です。 相談できる内容は主にメンタルの不調やストレス、過重労働による健康障害についてで、仕事のプレッシャーや人間関係に悩む人に適しているといえるでしょう。   キャリア形成・リスキリング支援センター キャリア形成・リスキリング支援センターは、厚生労働省が運営する、無料のキャリア形成支援施設です。各都道府県に拠点を構え、キャリアやスキルアップに関する悩み相談に乗ってもらえます。 スキルアップ目的の職業訓練を支援してもらえるケースもあり、キャリアの悩みを抱える人や、ライフワークバランスについてアドバイスを得たい人におすすめです。 ただし、キャリアコンサルティングを受けるには公式サイトから事前予約に申し込み、日程調整する必要があります。いきなり施設を訪れても相談には乗ってもらえないため注意しましょう。   キャリア・コンサルティング・ラボ キャリア・コンサルティング・ラボは、働き方や人間関係、職場環境、転職などについて相談できる、コンサルティングサービスです。 仕事に関するあらゆる悩みに対応しているため「悩みが複数ある」「どこに相談すればいいかわからない」という人にもおすすめ。また、相談者と一緒に悩みの原因を探し解決を目指すことを目的としているので「モヤモヤした思いや漠然とした不安がある」という人でも相談しやすいでしょう。 全国どこからでもオンラインで相談できるので、自分の都合に合わせやすい点も魅力といえます。   就職だれでも相談 就職だれでも相談は、就職・転職活動にまつわる悩みを相談できるサービスです。専門のアドバイザーが電話、LINE、オンラインにて、仕事の選び方や履歴書の書き方、面接対策などを行ってくれます。 また、キャリア相談にも対応しているので、働き方に関する悩みや疑問がある人にもおすすめ。 匿名で利用できるのもポイントで、自分のプライバシーを守りつつ相談したいと考えている人にぴったりです。   仕事の悩みは誰かに相談して、早期解決を目指そう 仕事の悩みからいち早く抜け出して自分らしく働くためには、誰かに相談することが大切です。 悩みは相談を遅らせれば遅らせるほど深刻になりやすいので、早い段階で打ち明けるのがベスト。 誰に話していいのかわからないときや、身近な人に言いにくいとき、専門的なアドバイスが欲しいときは、プロに相談するという手もあります。 あなたの悩みに耳を傾け、気持ちに寄り添ってくれる人は必ずいるので、一人で悩みを抱えずに勇気を出して相談してみましょう。

2024/06/23
その他
合う働き方がわからない…を解決する方法は?NG行動も解説

合う働き方がわからない…を解決する方法は?NG行動も解説

現代は、一人ひとりの価値観を尊重する多様性社会。社会の変化に伴って働き方も多様化しており、以前よりも柔軟なワークスタイルで働けるようになりました。 しかし、自分の意思で自由に働き方が選べるようになったからこそ「どんな働き方を選べばいいの?」「自分に合う働き方がわからない」という悩みに直面している人も多いのではないでしょうか。 本記事では、働き方がわからない人に向けて原因や解決方法を解説します。併せて、働き方がわからないときにやってはいけないNG行動も紹介するので、ぜひ参考にしてください。 働き方がわからない瞬間は多くの人にある 新しい働き方がたくさん登場している現代において、「自分に合った働き方はこれ!」と自信を持っている人のほうが少数派です。 自分に合った働き方を選択したつもりでも、時間がたてば状況や考え方が変わり、働き方がわからなくなることがあります。また、働き方には明確な正解がないからこそ、定期的に「本当にこれでいいのか?」と迷う瞬間があるのです。 そのため、働き方がわからないからといって、焦ったり自分を情けなく思ったりする必要はありません。 働き方がわからないときは、自分とゆっくり向き合い視野を広げるタイミングです。自己分析や情報収集を繰り返し、わからないことを一つずつクリアしていけば、きっと自分に合う働き方が見つかります。 働き方がわからないと感じる原因 漠然と「働き方がわからない」と思っている人も多いのではないでしょうか。ですが、働き方がわからない状況から抜け出すには、原因を探ることが欠かせません。ここからは、働き方がわからないと感じる主な原因を解説します。   自分の強みがわからないから 自分の強みを活かせるか、は働く上で重要なポイントです。 強みを活かして働いている実感がある人は、仕事に対して疑問を抱きにくいので、自分が選んだ働き方にも自信が持てます。反対に、自分の強みがわからないと、今の仕事が本当に自分に合っているのかがわからなくて、働き方にも迷いやすいです。 強みがわからない人は、何でもそれなりにこなせる「器用貧乏」タイプの傾向が見られます。 オールマイティな才能を持っているため社内では頼りにされますが、あらゆる作業を難なくこなせるからこそ、どこが自分の長所なのかわからなくなるのです。 強みを見失ったことが原因で働き方がわからない場合は、やっていて楽しいと思えることや人から褒められたことに注目し、才能をより伸ばせるように工夫してみましょう。   失敗を恐れすぎているから 「働き方を変えて失敗したらどうしよう」という強い不安や恐怖も、働き方がわからなくなる原因の一つです。新しい働き方に挑戦してみたい!と思っても、強すぎる不安や恐怖があると、せっかく生まれたチャレンジ精神にストップをかけてしまうことがあります。 その結果、働き方を変えたい気持ちはあるものの何も行動できず、ぐるぐると働き方について考えてしまってわからなくなるのです。 失敗を恐れる気持ちはあって当然ですし、失敗しないようにと慎重になることは間違いではありません。しかし、慎重になりすぎると「この働き方にはデメリットがありそう」「あの働き方はブラックかも」など発想がネガティブになり、理想の働き方が見つかりにくくなるので注意しましょう。   現状の不満や悩みに意識が向いているから 働き方がわからない状況から抜け出すには、自分の理想の働き方を見つける必要があります。しかし現状抱えている不満や悩みに意識が向きすぎている人は、「とにかく今の働き方を変えたい!」という気持ちが先行してしまって、なかなか理想の働き方を見つけられません。 理想の働き方がわからないと「どんな行動を取ればいいの?早く現状を変えたいのに!」と焦る原因にもなり、時にはNG行動に出てしまうことも…。 今の不満や悩みをきっかけに働き方を見直す人は少なくありませんが、新しい働き方を考える際は意識を切り替える必要があります。「こんな働き方は嫌だ」という視点から新しい働き方を考えることもできるので、嫌だと思うだけで終わらせず、そこから「どうすれば嫌じゃなくなるか」を考えてみましょう。   働き方に関する知識が不足しているから テレワーク、時短勤務、フレックスタイム制度など、現代にはさまざまな働き方があります。中には「名前は聞いたことがあるけどよく知らない働き方」もあるのではないでしょうか。働き方がわからないと悩むのは、このような多様な働き方について知識が不足していることが原因かもしれません。 知識量が少なければ、働き方の実態を具体的に把握できず、自分の希望に合っているのかもわからないのは当然です。 どんな働き方が自分に合うのかわからないときこそ、意識して情報収集を行いましょう。 情報は、自ら意識的に取りに行かなければ逃してしまうことが多々あります。仕事に追われている人や気持ちに余裕がない人ほど、視野が狭くなり新しい情報をキャッチしにくくなるので、意識して情報収集の機会を作ってください。   仕事に対する理想が高すぎるから 理想の働き方を考える際、誰もが働く条件の希望を考えるでしょう。しかし、企業規模や勤務地、給与、休みなど条件にこだわりすぎると働ける企業がなくなり、働き方がわからなくなる原因にもなり得ます。 また、最初は働き方を変えたいという動機だったのに、条件面を重視するあまり働き方については二の次になってしまい、結果的に理想とは異なる働き方をすることになるケースも少なくありません。 新しい働き方に対して理想を持つことは大切ですが、高すぎる理想は高望みになってしまいます。 高望みが過ぎると「自分が求める働き方なんて存在しない。どんな働き方をすればいいかわからない」とさらなる悩みにもつながりやすいので、スキルやこれまでのキャリアを考慮した現実味のある理想を掲げてください。   「働き方がわからない」を解決する方法 自分自身をよく分析しつつ情報収集することで、働き方の悩みから抜け出しやすくなります。ここからは、働き方がわからないと悩んだときに試してほしい5つの解決方法を紹介するので、ぜひ実践してみてください。   これまでの出来事から自分を知る まずは、自己分析から始めましょう。働き方にはさまざまな種類があり、自分の本質を深く理解して自分基準で働き方を選ばなくてはいけないためです。 過去の出来事を整理して客観視すると、そこから自分の長所や適性が見えてきます。たとえば、過去を振り返って以下の質問に答えてみてください。 楽しかった仕事は? 褒められた仕事は? やりがいや達成感を感じた仕事は? 今までで働きやすかった職場環境は? やっていて「嫌だ」「大変だ」と思った仕事は? 自分の特徴が把握できたら、それをヒントに強みを活かせる仕事や自分に合いそうな働き方を考えてみましょう。   働き方や企業の情報を集める 知識を増やさなくては、働き方についてわからないままですよね。今とは異なる働き方、業界、企業の知識を増やす努力をしましょう。ネットで情報収集したり、身近な人に話を聞いたりするだけでも、思わぬ知識を得られることがあります。 また、さまざまな企業が一堂に会して説明会を実施する転職イベントは、一度にたくさんの働き方が知れるチャンス。転職する意思がそれほど高くない場合でも、一度参加してみるのもいいかもしれません。 広く情報収集を続ければ次第に「合いそうな働き方」「合わなさそうな働き方」の輪郭がハッキリしてきて、働き方がわからない状況から抜け出せるはずです。   続けていけそうな働き方を考える しかし、ピンとくる働き方なんてそう簡単に見つかるものではありません。時には、自己分析したり情報収集したりしても、自分に合う働き方がわからないときがあるでしょう。そんなときは、「無理なく続けられそうか」という視点で働き方を考えるのがおすすめ。長く続けられそうと思える働き方は、自分にとってデメリットが少なく適性がある可能性が高いです。 ただし「一生続けられそうか」と長期的すぎる見方をすると、壮大なテーマにプレッシャーを感じて適切な判断ができないことがあります。 将来のキャリアビジョンを描く際は、重荷にならない程度の近未来でイメージするのがポイントです。   転職以外の選択肢にも目を向ける 今とは違う働き方がしたいと考えたとき、真っ先に思い浮かぶのは転職ではないでしょうか。確かに、勤める会社を変えれば必然的に働き方も変わります。しかし、働き方を変える方法は転職だけではありません。 働き方改革の進展により、リモートワークや時短勤務といった制度の導入、副業禁止規定の撤廃などを行う企業が増えてきました。このような制度を利用したり副業を始めてみたりすれば、今の会社で働き続けながら今とは違う働き方をすることも不可能ではありません。 転職しないと絶対に変えられない働き方を希望する場合は転職するのも一つの手ですが、働き方を変えることと転職をイコールで考えるのは安直です。 働き方を考える際は転職だけに重きを置くのではなく、現職に残る選択肢も持っておいてください。   他人の意見を参考にする 働き方がわからないときは、自分一人で答えを出そうとするのではなく、他人の意見を参考にするのも有効な解決策です。 自分一人だとどうしても思考が固くなりやすいですし、得られる情報量も限られます。また、考えていることや悩みを人に聞いてもらうだけでも、気持ちの整理ができるでしょう。 身近な人には話しづらいときや、専門的なアドバイスが欲しいときは、キャリアコンサルティングを受けてみるのもおすすめ。キャリアコンサルティングは、仕事や働き方に関する悩みに寄り添い、ベストな答えを一緒に探してくれるのが魅力です。 第三者の視点を取り入れることで自分の視野も広がり、一人では気づけない強みや適性が見つかることもあります。   働き方がわからない人のNG行動 ここからは、働き方がわからないときに取りがちなNG行動を紹介します。NG行動を取るとさらに悩みが深刻になったり、周囲の人に迷惑をかけてしまったりする可能性があるので注意しましょう。   感情のまま仕事を辞める 働き方がわからないと「一度労働から離れて、ゆっくり考えたい」と思うかもしれません。しかしその感情に任せて、転職先を決めずに退職してしまうのはNG。 大きなストレスを抱えている場合や心身に不調が出ている場合などは別ですが、突然の退職は安定収入が絶たれるリスクの大きい行為です。また、日頃から深く考えて行動する癖をつけなければ、転職失敗も起こりやすくなります。 仕事を辞めるのは、自分に合う働き方がわかってからでも遅くないはずです。わからないことをゆっくり考えたいなら、有給休暇を取って時間を確保するという方法もあるので、突発的に退職しないようにしましょう。   目の前の仕事を疎かにする 「自分に合う働き方がわからない…」と悩むと注意力が散漫になり、仕事のミスが増えることがあります。また、働き方がわからないという問題から派生して「そもそも何で働いているんだっけ」という虚無感に襲われ、一気に仕事に対するモチベーションを失ってしまうことも。 しかし、目の前の仕事を疎かにすれば一緒に働く人に迷惑をかけてしまいますし、あなたの評価が下がってさらなるモチベーションダウンになります。 仕事に一生懸命取り組むと、意外な面白さや自分の適性が見つかることもあるので、勤務中は気持ちを切り替えて働きましょう。   安易な資格取得に励む いくら考えても自分に合う働き方がわからないと、資格取得を目指す人もいます。資格取得に向けて勉強している間は働き方について悩まなくていい上、いつか資格が役に立ちそうだからというのが主な理由です。 しかし、資格取得は悪いことではないものの「何となく役立ちそうだから」という安易な理由では取得しないほうが賢明でしょう。安易な資格取得は一種の現実逃避であり、資格を取ってもわからない働き方がわかるようにはなりません。 また、資格を取ると「この資格を活かせる働き方をしなきゃ…」という考えに捉われて、選択肢が狭まってしまうリスクもあります。   自分に合う働き方がわからなくても焦らないことが大切 「自分に合う働き方がわからない」と悩む人は多いです。また、かつては自分に合う働き方ができていても、長く働くうちに違和感が出てきて働き方に悩むこともあります。 合う働き方がわからないときは、焦らず自分の心と向き合うことが重要です。 なぜ今の働き方に違和感があるのか、どんな働き方なら自分に合いそうかなど丁寧に本音を探り、そこから理想の働き方を考えてみましょう。

2024/06/13
人間関係・仕事に対する不安
働き方や仕事の相談をするのが苦手…原因&克服方法を解説

働き方や仕事の相談をするのが苦手…原因&克服方法を解説

選択肢が豊富で明確な正解がないからこそ、働き方の悩みは大きくなりがち。仕事をしていると、働き方に対して悩みや不安を抱き「誰かに相談したい」と思うこともありますよね。 しかしそんなとき、つい「相手の迷惑になるのでは」「どうせ何も変わらない」と考えて、悩みを相談できない人もいるのではないでしょうか。 本記事では、働き方や仕事の相談をするのが苦手な人に向けて、原因、克服方法、うまく相談するコツを解説します。 働き方の悩みを相談できない原因 なぜ、働き方や仕事の悩みを人に相談できないのでしょうか?まずは「相談できない」「相談するのが苦手」という人が抱えやすい原因を解説します。   人に気を使いすぎる性格 優しくて、人に気を使いすぎてしまう性格の人ほど、相談できずに一人で悩みを抱えやすいです。このような人は悩みがあっても「相談すると心配をかけるのでは」と遠慮したり「今は忙しそうだから相談しないでおこう」と相手に配慮したりします。 自分よりも相手を尊重し、他人に迷惑をかけたくないという気持ちが強いため、悩みや迷い、トラブルに直面しても一人で乗り切ろうとするのでしょう。 しかし、気配り上手で自立心が強いからこそ「自分で何とかしないと」と自分で自分にプレッシャーをかけてしまい、一度悩むとそこからなかなか脱出できません。   プライドが高い プライドが高い人は「人からどう見られるのか」を強く意識して、本当の自分以上に自分を良く見せようとすることがあります。 このような人にとって、相談して悩んでいる姿を人に見せることは自分の弱さを人に見せることと同じであり、プライドが邪魔をして人に相談できないのです。 また、プライドが高い人は自分のプライドを傷つけられることを極端に怖がり、臆病な一面があります。「話を聞いてほしいと言って断られたらどうしよう」「相談に共感してもらえなかったらどうしよう」と考えてしまい、相談する勇気を持てません。   思考が閉鎖的 働き方について悩んだとき、誰にも会いたくない気分になったり、人から放っておかれたいと強く思ったりする人は、閉鎖的な思考の持ち主かもしれません。 考え方が閉鎖的な人は、悩めば悩むほど自分の殻に閉じこもり、人に相談しようという発想すら抱かない傾向があります。また、自分とは異なる考え方や別角度からの見方を受け入れられず、自分の考えに固執して頑なになってしまうのも、閉鎖的な思考を持つ人の特徴です。 しかし、思考が閉鎖的だと客観的視点が得られず極端な考え方に陥りやすいため、悩みがさらに長期化するリスクがあります。   過去の相談経験にトラウマがある 相談は、持ちかける相手やタイミングを間違えるとちゃんと話を聞いてもらえなかったり、見当違いなお説教をされたりすることがあります。 そして、このような相談失敗の経験がトラウマになって、働き方や仕事について相談できなくなってしまう人も多いです。 「人に相談する」という行為は決して簡単ではなく、勇気が必要なもの。せっかく勇気を出して相談したのに誠実に向き合ってもらえないと「相談には何の効果もない」「相談しても無駄」だと感じて、相談することの大切さを見失ってしまうでしょう。   働き方の悩みを相談する効果 働き方や仕事の相談をするのが苦手な人は「相談しても意味がない」という考えを持っていることが多いです。 しかし、悩みを誰かに相談することには、さまざまな良い効果があります。ここからは、働き方の悩みを人に相談する効果・メリットを紹介しましょう。   気持ちが軽くなる 悩んでいる期間は、不安や不満、迷いが心に負荷をかけ、ストレスになっています。そんなとき、相談を通じて自分の胸の内を誰かに話すと、心の中にあるモヤモヤを排出できるのでストレス軽減になり気持ちが軽くなるでしょう。 また、相談すると相手から「わかるよ」「それはつらいね」など、共感が得られることもあります。他人に共感してもらえると「自分は一人ではないんだ」と思えて孤独感が和らぐので、自然と気持ちが前向きになるはずです。 気持ちが軽くなって前向きになれば考え方もポジティブになり、悩みや迷いからも抜け出しやすくなります。   客観的視点が得られる 一人で悩んでいるとどんどん頭が混乱してきて、問題を事実以上に大きく捉えてしまうことがあります。 しかし、誰かに相談するとなれば「現状に起きていること」や「自分の希望」を誇張なしに言語化する必要があり、問題を客観的に捉えられるでしょう。 さらに、物事を順序だててわかりやすく説明しようとすることで、悩みの原因や自分の気持ちを整理できるのも相談による効果です。 客観的に悩みや問題を捉えられれば解決方法も見つけやすく、悩みの長期化防止にもつながります。   アドバイスが得られる 人に相談すると、自分とは違った視点や知識、経験を持つ人からのアドバイスがもらえます。 時には「そのアドバイスは、自分の考えとは合わないかも」と思うこともあるかもしれません。しかし、合う・合わないの判断材料にはなっていることから、自分の意見と異なるアドバイスにも価値はあるのです。 働き方に関する悩みは根深いことも多く、多くの人から意見を聞いて多角的に物事を判断したほうが、後悔しない答えに辿り着ける可能性が高まります。相談によってアドバイスが得られれば、自分が持つ知識・情報の枠を広げられるはずです。   「働き方・仕事の相談が苦手」を克服する方法 相談したり人を頼ったりするのが苦手な人は、いざ誰かに悩みを相談しようと思っても「どうやって相談すればいいのかわからない」という新たな悩みにぶつかることがあります。 ここでは、苦手を解消するための克服法を解説するので、ぜひ実践してみてください。   情報を整理する 相談しているうちに自分でも何を言っているのかわからなくなり、相手にうまく悩みが伝わらなかった…という経験をしたことがある人は多いはず。このような事態を避けるため、相談はいきなりするのではなく、前もって情報を整理してから行うのがおすすめです。 「何があったのか」「どんなことに困っているのか」「何を求めているのか」の3つの観点で情報を整理しておけば、悩みや自分の希望を言語化しやすくなります。 頭で考えるだけだとうまく整理できないときは、一度紙に書き出してから必要な情報だけをピックアップしてみてください。   具体的なエピソードを振り返る 「何があったのか」「どんなことに困っているのか」「何を求めているのか」という相談の要点がまとまったら、話の肉付けに必要な過去の事例も振り返りましょう。 相談は、具体的なエピソードを盛り込んだほうが伝わりやすく、共感や適切なアドバイスが得られます。そのため、悩んでから起きた事象や悩む前と悩んだ後の心境の変化などを、相談前にしっかり振り返り把握することが大切です。 ただし「あれもこれも」とエピソードを詰め込みすぎると、聞き手に冗長な印象を与えるので要注意。起きたこと全てを話すのではなく、自分にとって大きな出来事や重要なエピソードだけを簡潔にまとめてください。   相談を後回しにしない 働き方や仕事の相談が苦手な人は「うまく話せないかも」「相談したい相手が忙しそうだから」などの理由で、相談するのをためらったり後回しにしたりすることがよくあります。 しかし「また今度でいいや」と考える癖がつくと、何かと理由をつけてまた今度、またまた今度…と後回しを繰り返して、結局いつまで経っても相談できません。 「報告・連絡・相談は早めに」とはあらゆる場面で言われていますが、それは働き方に関する相談でも同じです。悩みを長期間一人で抱えることには苦痛が伴い、さまざまなリスクがあるので、相談を後回しにするのはやめましょう。   不利なことも隠さず話す 相談時は本音で話すのが鉄則なので「こんな本音を話すと、相手から悪く思われるのではないか」と不安になることがあるかもしれません。 しかし、たとえ自分にとって不利なことであっても、相談の場では隠さず話したほうがいいです。全ての情報を正しく伝えなければ、相手からのアドバイスも的外れなものになってしまいます。何より、わざわざ時間を使って心を砕いてくれた相談相手を騙すような行為は、単純に失礼ではないでしょうか。 隠していたことがバレて情報を後出しすると、その後で気まずくなる可能性もあります。相談に乗ってもらう際の最低限のマナーとして、正直な態度を貫きましょう。   キャリアコンサルタントを頼っても◎ 働き方の悩みを相談する相手は、家族や友人、上司、同僚など、信頼できる人であれば誰でも構いません。ですが、中には「身近な人には相談しにくい」「誰に相談すればいいかわからない」という人もいるのではないでしょうか。 働き方や仕事にまつわる話は、キャリアコンサルタントに相談するという方法もあります。 キャリアコンサルタントは、じっくり話を聞いて最適な答えを一緒に考えてくれる、働き方・仕事の悩みに関するスペシャリスト。相談者が抱える悩みや問題を丁寧に深掘りしてアドバイスを授けてくれるので、口下手でちゃんと話せるか心配な人でも安心です。 相談相手が見つからないときや、プロの助言で効率的に問題解決したいときは、ぜひキャリアコンサルタントを頼ってみてください。   働き方について上手に相談するコツ よりわかりやすく相談するためには、いくつか押さえたいポイントがあります。働き方について上手に相談するコツを掴んで、相談力をより高めてください。   「上手に伝えなくちゃ」と思わない 相談する際、聞き手のためにわかりやすく伝える工夫をすることは大切です。 しかし、絶対に上手に伝えないといけないわけではありません。伝え方にこだわりすぎると「まだうまく話せないから相談しないほうがいい」と考えて、相談を先延ばしにしやすくなるので注意しましょう。他にも「上手に話さないと」と強く思う気持ちがプレッシャーになり、余計に話せなくなってしまうというケースも。 事前に情報やエピソードをまとめていれば、大きく本筋からずれた内容が伝わる可能性は低いですし、多少わかりにくい部分はコミュニケーションを通して補完できます。「上手に伝えなくちゃ」と身構えるのではなく、リラックスして本音で話すことが大切です。   相談するときは事前にオファーを出す 聞き手の都合によっては、今すぐ相談に乗れないこともあります。そのため相談する際は「今度、相談に乗ってくれませんか?」と、前もって相談したい相手にオファーを出しておきましょう。 事前に約束を取り付けておけば、急に相談を持ち掛けて相手を驚かせる心配がありませんし、相手の時間に余裕があるタイミングで話を聞いてもらえるはずです。 相談して話を聞いてもらうということは、相手の時間を自分のために使ってもらうということでもあります。だからこそ相手の都合に配慮して、できるだけ負担にならないよう予定を合わせてください。   遠慮せず質問する 相談とはコミュニケーションの一種であり、こちらが一方的に悩みを話したり、相談された人が一方的にアドバイスしたりするものではありません。「聞く」「話す」をバランスよく繰り返し、その対話の中で悩み解決の糸口を見つけるのが、相談の正しい形と言えます。 よって、相手の話にわからない点や誤解がある場合は、臆することなく質問・訂正をしましょう。 もちろん聞き方や伝え方に配慮は必要ですが、遠慮は必要ありません。事実を伝えてお互いの認識のずれをなくし、そこから解決策や着地点を考えたほうが、働き方の悩みから早く抜け出せるはずです。   悩みやすい働き方。相談する大切さを知ろう 現代の働き方は多様化しており、種類や選択肢が増えたからこそ、迷ったり悩んだりする人も増えました。働き方の悩みは深刻化しやすく、一人で長期間抱えると心身に悪影響を及ぼす恐れもあります。悩んだときは「自分の力で何とかしよう」と考えるのではなく、その悩みを誰かに相談してみましょう。 最終的な答えを見つけるのは自分自身ですが、話を聞いてもらうだけでも心は軽くなりますし、新たな視点が得られれば一人で悩むよりも早く答えに辿り着ける可能性が高いです。 相談スキルは人生のあらゆるシーンで役立つので、まずは相談する大切さを知って、ぜひ一歩踏み出してみてください!

2024/05/30
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