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30代前半のキャリアチェンジは遅い?未経験職種へのチャレンジには注意が必要

30代前半のキャリアチェンジは遅い?未経験職種へのチャレンジには注意が必要

「30代だけど未経験の職種にチャレンジしたいなぁ」「キャリアチェンジで気をつけることってあるのかな?」 キャリアチェンジしたいと思うと、このような悩みや疑問が出てきますよね。20代から同じ会社で同じ職種だと、30代になってこの先のキャリアを考えて、他の職種にチャレンジしたり違う環境で働きたいと思う人が多くなります。 そこでこの記事では、30代前半で未経験の職種にチャレンジしたい人に向けて、安心して転職活動を行う方法についてご紹介します。今まさに考えている人も、キャリアチェンジに興味のあるという人もぜひ参考にしてください。 30代前半でキャリアチェンジは大変? 30代になって未経験職種に挑戦するというのは、ちょっと大変そうに感じませんか?新しい業務内容や新しい人間関係など、不安に思うことは多いですよね。 他の30代の状況や求められる姿勢など知識として知っておくことで、キャリアチェンジを考えた時に早く動き出せるかもしれません。 30代前半の転職率 まず、周りの30代はどれくらい転職しているのか気になりますよね。下のグラフは、厚生労働省が行った調査結果です。30代での転職入職率は、男性が9.5%、女性が14.0%となっています。グラフを見てわかるように、35歳以降から定年にかけてグッと下がっていますよね。 資料出所:令和4年雇用動向調査結果の概況  https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/23-2/dl/gaikyou.pdf  企業が求人を出す際も「35歳以下の若手」という指定がされているような場合もあり、35歳まででキャリアチェンジを考える人が多くいるのです。 転職の際に求められることが高くなる 30代前半で、まだキャリアチェンジできるとはいっても、20代で転職するのと比較すると求められるレベルは高くなります。20代ではまだ第二新卒のような扱いをされたり、経験もそこまで高いものは求められませんが30代は違います。 いくら募集要件に未経験歓迎という記載があったとしても、教えてもらうのを待っているだけであったり、指示を待つだけの姿勢は通用しません。 未経験歓迎の求人も30代の未経験者に関しては、一般常識やマナーなどの立ち振る舞いや同期入社の若手社員に対してのお手本になるような行動が期待されます。企業側も採用を決める際に、今後マネジメントしていくような責任あるポジションを任せられる人間かも考慮している場合もあるのです。 20代の採用の場合は、コミュニケーション能力などのポテンシャル部分を重視される場合がほとんどですが、30代になるとそこからのプラスαが求められると思ってください。 未経験職種へのキャリアチェンジで気をつけること 30代で社会人経験があるとはいっても、職種に関しては未経験です。職種で括ると未経験、社会人は経験者という立場になるので、新人としての姿勢は忘れず高い視座で行動していきたいですね。 新人の意識を持つ 何もわからない、教えてもらえるのを待っているだけの姿勢ではいけませんが、新しい職場では新人であるという意識を忘れずに持ってください。 30代まで同じ会社で働いていた場合、ある程度仕事にも慣れているタイミングですよね。社内でとても評価されていた方もいるでしょう。しかし今働いている会社での実績や評価は、そのまま転職先に反映されるわけではありません。 転職先では同期が全員年下だったり、教育担当が年下であることもあります。社会人経験はあなたの方が長いかもしれませんが、その職場・職種・スキル面では若手社員の方が上なのです。 上下関係が厳しい会社からの転職だと、年齢で敬われることもあったかもしれませんがそのような風習は忘れてしまいましょう。変にプライドを持ったままの行動をしてしまうと、わからないことだらけの新しい職場で質問も気軽にできず、周りから孤立してしまう可能性もあります。 仕事内容がどれだけあなたに合っていたとしても、人間関係で悩んでしまうと長期的な就業が難しくなってしまうかもしれません。周りの社員の年齢が自分より下だからと変な壁を作ってしまうことなく、同期入社や先輩社員に対して敬意を払うように意識してみてください。 待遇が下がるのは受け入れる 30代でキャリアチェンジしようと思うと、年収面も気になりますよね。未経験の職種へチェレンジするのであれば、年収が下がることは受け入れなければなりません。 30代でこれからどんどん年収を上げていきたいタイミングかもしれませんが、未経験で年収アップはとても難しいのです。経験を活かせる職種への転職であれば、今までのキャリアや実績が評価されて年収アップをも実現できることもあるでしょう。しかし未経験での挑戦になると、そうはいきません。 新卒から勤め続けて、少しずつ評価を得て収入を上げてきたかもしれません。その積み重ねの経験はとても大事ですが、未経験の職種にキャリアチェンジするならば、一度全て捨てて最初から始める意識を持った方が無難です。 転職したい理由がキャリアチェンジであれば、年収を上げることは忘れ、「年収が下がってもやりたい仕事に就く」ことを優先に考えるようにしましょう。 その職種で実現したいキャリアを明確にする 30代前半でのキャリアチェンジは、今後のキャリアに大きく影響します。なんとなく興味があるから転職しようという軽い気持ちでのキャリアチェンジはおすすめできません。 たとえば、営業職からエンジニアにキャリアチェンジをしたいと思ったときに、その動機が「手に職がつきそう」「需要がたくさんあり、この先仕事に困らなそう」「営業目標を追いかけるのが疲れたから」等の理由であれば一度立ち止まった方が良さそうです。 そんな時には、エンジニアにキャリアチェンジをすることで、どんな姿になりたいのか具体的にイメージしてみてください。ゲームアプリを作成したいのか、業務支援システムを作成したいのか、どうなっていきたいのか、どんな働き方をしたいのかによって、使用する言語が違ったり、応募する企業が違ったりします。 転職してからエンジニアにはなれたものの、やりたいことに活かせるスキルは身につかない環境だったと後悔するのはいやですよね。「自分がやりたいこと」と「その企業でできること」を必ず確認するようにしてください。「多分できるだろう」という予想で判断してしまうのは危険なのです。 30代でのキャリアチェンジは、これからの自分のキャリアがここで決まるという覚悟を持って、行動してみてください。 キャリアチェンジの方法 キャリアチェンジしたい!そう思っても、どこから始めればよいのかわからない…と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。 そこで、ここでは今の環境でできることや転職する選択など、幅広くご紹介します。今からでもできそうだという方法を選択してみてください。 社内でキャリアチェンジできることを探す 「挑戦したい職種があるけど、転職はできない」 そのような人は、まず社内でキャリアチェンジに挑戦できないか方法を探してみてください。社内であれば、今までの実績や評価を活かすことができます。今の職種である程度の実績を上げて評価を得ていたり、年収や福利厚生など今の会社の待遇がよいならば、一番おすすめなのがこの「社内でのキャリアチェンジ」です。 もし希望する職種が今の会社ではできないことなのであれば、転職を視野に入れなければなりませんが、そうでないのであれば部署異動に挑戦してみるのがおすすめです。 直属の上司にすぐ相談するのは少し気が引ける場合も多いと思うので、人事担当者に確認してみたり、人事異動について知ってそうな同期に聞いてみると、社内で異動したい時にはどのような手順を踏めばいいのかがわかるかもしれません。 会社によっては、社内ダブルワークを行っているようなところもありますし、キャリアチェンジを考えていなかった時には気にしていなかった制度が実は充実していた…なんてこともあります。 社内での情報収集に迷ったら周りに聞いてみると、異動の経験者もいるはずです。機会を設けられるのであれば、異動経験者の経験談を聞いてみるといいかもしれません。 副業からスタートする 本業としてすぐにキャリアチェンジに挑戦するのが難しいのであれば、まずは副業から始めてみてはいかがでしょうか。今は様々なプラットホームがあり、「副業OK」とする企業も増えてきているので、気軽に副業を探せる時代です。 営業職に挑戦してみたいというような希望でも、本業がお休みの土日に副業として始めてみることもできます。完全に未経験の職種で転職するとなるとやはり不安が大きいですが、今の仕事も好きだけど少し挑戦してみたいという場合にはおすすめです。 副業として挑戦することで、本当に自分にその業務が合っているのかどうかという確認もできます。本業も続けていることで、少し上手くいかないことがあっても悩みすぎず進めていけるでしょう。自分に合わないという判断ができたのであれば、今の職場でこれからも頑張っていこうという決心がつくかもしれません。 今の仕事に影響を及ぼさない方法で興味のある職種に挑戦できるので、未経験の職種を副業で始めてみるのはおすすめです。 挑戦してみた結果自分に合っていて、本業として頑張りたいと思った場合にも、完全に未経験の状態より転職しやすくなります。副業での実績なども職務経歴書に記載することができますし、職種理解もしていると判断してもらえるでしょう。 挑戦したい職種があって、転職までは踏み切れない人や、未経験で応募できる企業が全然ないという人は、まず副業で経験を積んでおくのはいかがでしょうか。 転職する 社内での異動が難しい、もしくは職種だけでなく会社も変えたいということであれば、転職するのが最良の方法となります。しかし1番リスクがあるのも事実です。転職するということは現在の職場を出て、新しいスタートを切ることになります。入社後に失敗したと感じても、元の職場へは簡単に戻ることができません。 働き方ややりたい仕事内容などは転職活動中にも質問したり、確認することができますが、「職場環境」は転職してみなければわかりません。いざ働き始めると人間関係で悩んだりする可能性があります。人間関係やその場の雰囲気に馴染めるかという点に関しては、本当にその環境に入ってみないとわからないからです。 もちろん、転職したら今の環境よりも、職場環境や人間環境が良くなるということも十分にあります。転職する場合は、そのリスクも踏まえながらしっかりと対策をして臨みましょう。 転職に失敗しない事前準備3選 それではいざ転職活動を始める場合、何を準備すれば良いのでしょうか。職務経歴書を準備する際に、一緒にしっかりと準備しておくべきことを3つご紹介します。 面接に進んでも必要となるものばかりなので、ぜひチェックしてくださいね。 ①未経験へのチャレンジに納得できる転職理由を用意する 年齢に関わらず転職理由はしっかりと準備しなければなりませんが、キャリアチェンジを目指す転職では特に重要となります。面接でも確実に問われる点で、志望理由が浅かったり、業務内容とずれていたりすると確実に突っ込まれてしまうので、万全の準備をしておきましょう。 また転職理由が曖昧であると、中途半端な気持ちで転職活動をしていると面接官に受け取られてしまいます。30代になって考えなしに、未経験の職種への転職活動をしていると思われたらその面接はうまくいかないでしょう。 転職理由をしっかりと話せるように準備しておく=文字で一度きちんとまとめておくことは、あなたにとってもプラスになります。なぜ転職しキャリアチェンジをしようと思ったのか、今の職場のままではダメなのかなど具体的に書き出してみることで、自己認知がより深まるのです。文字にしてみることで自分はこんなふうに思っていたんだと、客観的に知ることができるのでとてもおすすめの方法です。 そしてこれは面接対策にもなります。自分が転職したいと思った理由に対して「なぜ?」と思うことを客観的に書き足していくことで、面接官が聞きたいことも見えてくるのです。 そのように準備しておくことで、ズレのない納得感のある転職理由を相手に伝えることができるでしょう。 ②説得力のある志望動機をまとめる 転職活動をするには面接を避けて通ることはできません。転職理由をしっかりと準備したあとは、なぜその企業でなければならないのかという「志望理由」を考えましょう。 転職理由に納得してもらえても「それでなんでうちの会社を受けにきたの?」と疑問に思われる可能性があります。営業職に挑戦したいのであれば、他にも多くの企業がありますよね。たくさんある企業や求人の中から、なぜその企業を志望したのかという点はとても重要になります。 扱っている製品や取得できるスキルや経験など、その企業をしっかりと下調べしておく必要がありますが、ここを準備しておくことで面接での印象はとても良くなるでしょう。 面接官はその企業で働く人たちです。自分が働いている企業の魅力を理解してくれている人がいると嬉しいですよね。一緒に働きたいと思ってもらえるポイントにもなります。 ③未経験職種ができることへの説得材料になる自己PRを キャリアチェンジにおいて、自己PRはとても重要です。未経験で全く知識のない職種に挑むのであれば、余計に重視されると思ってください。 転職理由、志望動機で企業に対して「やりたい理由・気持ち」を伝えることができます。そこから採用担当に「ぜひ来てほしい」と思ってもらうためには、「自分は何ができるか」「自分を採用するメリットは何か」を伝えることが重要なのです。 頑張りたいという気持ちはもちろん大切ですが、ビジネスである以上、きちんと結果を出すことができるのかというのも大切になります。キャリアチェンジをするのであれば、未経験だけど自分の特性的に向いているということをしっかり説明できるのが理想です。 例えばずっと事務職をやっていた人でも、電話対応で褒めてもらえることが多かったという経験があれば、インサイドセールスでその特性を活かせることができるという裏付けにもなりますよね。 未経験で何も繋がりがなくて困ってしまうという人に関しては、今やっている仕事を細かく分類していくと、チャレンジしたい職種に活かせるスキルが見出せるかもしれません。 キャリアチェンジ成功のためにできること 転職するために準備しなければいけないこととして「転職理由」「志望動機」「自己PR」の3つを挙げました。しかしこれに関して、自信を持って自分で準備できるという人は少ないのではないでしょうか。 ここでは1人で転職活動は不安な人や、そもそもキャリアチェンジするべきなのか迷っているという人におすすめのサービスをご紹介します。 ①転職エージェント 転職すると決めた時に利用する人が多いのが、転職エージェントです。テレビCMや広告をよく目にすることがありますよね。 転職エージェントに登録すれば、求人の紹介や面接対策などのサポートもしてもらえます。希望の職種は決まっているけど求人の見方がわからなかったり、自分で求人を探すのは面倒な方におすすめです。 面接の日程調整なども間に入ってサポートしてくれるので、働きながら転職活動を終わらせたい方は利用してみるのがいいでしょう。 無料で利用できるため登録のハードルは低いですが、大手の転職エージェントは担当のアドバイザーによってサービスクオリティも変わるので注意が必要です。新人が担当になったり、多忙を理由にあまりサポートしてもらえないこともあります。 また、転職エージェントはあくまで個人に求人を紹介して、入社してもらうことを目的としているサービスなので、人によっては転職するように誘導される危険もあるので注意してください。 しかし転職することを決めていて、忙しいから手伝ってほしいという人にはとてもおすすめのサービスです。 ②キャリアコンサルティング 転職エージェントのように求人をたくさん紹介してほしいというよりは、しっかりと相談して客観的に自己分析をしてほしい方、自己PRを手伝ってほしい方、そもそも転職を前提にしていない方におすすめのサービスがキャリアコンサルティングです。 転職してキャリアチェンジしたいと思っても、自分に向いているのか不安も残っていたり、自己PRは本当に苦手だという人は多いのではないでしょうか。 不安なまま転職活動をしたくない人は、キャリアコンサルティングで「そもそも転職することがベストなのか?」を整理してみたり、適性を相談してみたり、自分の強みを客観的にアドバイスしてもらいましょう。 30代になると、周りになかなか相談できなかったりもしますよね。今まで働いてきたプライドもあれば、現在の仕事のことをわかってもらえない相手に話すのは疲れるという場合もあるでしょう。 そんな時に、キャリアのプロであるキャリアコンサルタントに相談することで、自分では気づかなかった強みを発見できることもあります。 そしてキャリアコンサルティングサービスは、転職させることを目的としていないので、無理に転職へ誘導されることもありません。キャリアコンサルティングを受けることで、現職に留まるという決断をすることもできるのです。 プロに話を聞いてもらうことで、自分のしたいことが別に見つかるかもしれませんし、キャリアチェンジするのが合っていると確信できるかもしれません。これから先キャリアに悩んだ際に、また相談できる相手ができるというのもメリットですね。 本当に合う職種や企業がまだわからなかったり、転職するべきかまだ迷っている人にはおすすめです。

2023/12/08
人間関係・仕事に対する不安
仕事で何がしたいかわからない30代が多いのはなぜ?その理由と対策を解説!

仕事で何がしたいかわからない30代が多いのはなぜ?その理由と対策を解説!

「何がしたいかわからない」 「今の仕事を続けていくのが正解かな?」 30代になるとキャリアに悩む人が多くなってきます。この年代になると、周りからの刺激やプライベートでの変化など、悩み始めるきっかけがたくさんありますよね。 何がしたいかわからない状態に疑問を持ったということは、今がまさに仕事を見直すタイミングです。ここで自分のキャリアを考えることで、その結果は40代、50代のこれからのキャリアに大きく影響するでしょう。 この記事では、仕事で何がしたいかわからない30代に向けてその理由や対策を解説していきます。キャリアに悩む30代ももうすぐ30代になる20代もぜひ参考にしてください。 30代でキャリア悩み始める理由 多くの人が仕事に慣れてくる30代ですが、その分キャリアに悩む人が多いのも30代です。ではなぜ30代になるとキャリアの悩みが多くなるのでしょうか。 ここでは、30代でキャリアに悩み始める理由をご紹介していきます。あなたにも当てはまるものがあるかもしれません。 周りの変化を感じる 30代になると、周りにもキャリアにも変化が起きていることが多いのではないでしょうか。同期入社の同僚も転職や起業など、様々なキャリアを歩み始めているのも目にするはずです。 周りで新しいキャリアへの挑戦をしている友人知人、同期を見ると、自分は同じ会社でこのまま過ごしていてもいいのかと疑問に思ってしまうかもしれません。結婚や子育てを理由に、地元に帰るという人もいますし、収入を上げるために転職するという人も出てくるでしょう。 違う一歩を踏み出している人を見ると、なんだか魅力的に感じることがあるのではないでしょうか。自分もそろそろ違うことに挑戦したり、これからのキャリアを考えなければならないような気がしてきます。 30代になると周りからの刺激が多く、自分の現状に焦りが出てくることが多いのです。 仕事に飽きたり成果を出せていない 規模の大きな会社でない限り、部署異動もなかなかありませんよね。同じような業務が続いていると、もっと刺激が欲しくなったりモチベーションが下がってきたりします。 また同じ業務でもしっかりと成果が出ていれば問題ないのですが、成果が出ていない状態だとキャリアへの悩みも膨らんでしまうのではないでしょうか。30代であれば後輩社員も複数いるでしょうし、その後輩に成果が抜かれてしまうということもあり得る話です。 今まで自分の方が長い期間頑張ってきたのに、仕事に向いていないのかもしれないと感じるかもしれません。成果が出ていない状態だと、仕事が嫌いでなくても苦手意識が芽生えやすいのです。 待遇への不満を感じる キャリアの悩みと密接に関係してくるのが、待遇の問題です。 何となくキャリアに不安があっても、待遇に満足している場合はそのまま続けるのもよいかなと思えます。しかし今のキャリアも不安で待遇にも不満があるのであれば、「このままでいいのかな」という不安や迷いは高まってしまうのではないでしょうか。会社全体を通して待遇が低めの設定なのであれば、あなたの努力だけではすぐに不満を解消するのは難しいからです。 同業界の同職種と比べても、明らかに給料が低い場合などは環境を変える選択をしてもいいかもしれません。 長期的なキャリアが心配になる 待遇への不満と関連して、長期的なキャリアパスも心配になることがあります。 ただ年齢を重ねていけばそれに応じた役職に就けたり、待遇が上がっていったりする会社は少なくなっていますよね。年齢を重ねていても、それに応じたスキルや経験がついてきていないと感じてしまう人もいらっしゃるかもしれません。そのような状態では、今のまま勤め続けて定年まで頑張っていけるのかは、不安になるでしょう。 さらに今の時代は、同じ会社に勤め続けていても、いつまでも経営や雇用が安定しているとは限りません。雇われて働いている以上、いつ何が起こるかはわからないのです。 もし転職活動をしないといけなくなったら?と想像して不安になってしまうかもしれません。 そしてあなたの上司をみた時に、出世したいと感じるかどうかという点も重要です。役職が上になればなるほど責任を負わないといけないのはどこも同じですが、上の立場の人たちがみんな辛そうにしているのであれば出世欲もなくなるかもしれません。 今の会社で出世欲がなくなった場合の仕事に対する目標設定やモチベーションの維持はとても難しく、キャリアの悩みへと繋がるでしょう。 プライベートでの変化がある 20代後半から30代にかけて、結婚や出産、子育てなどのライフイベントが発生する場合があります。家庭の事情と仕事の話は別だと思っている人もいますよね。しかし実際にプライベートに変化があると、気持ちにまで変化があることが多くあります。 結婚を決めた相手と住む場所で揉めてしまう可能性もありますし、親の介護が必要になり勤務時間を調整しないといけなくなる可能性もあるのです。 20代では、がむしゃらに仕事を覚えて一人前になることを目指していたかもしれません。しかし30代になることで自分や周りの人のプライベートの変化が起こり、あなたにも大きく影響することもあるのです。 そしてこれは予期しないタイミングで起こることがほとんどであり、今のキャリアかプライベートかを選択しなければならないことも起こり得ます。あなたが仕事でどれだけ評価されていても、やりがいを感じていても、キャリアの軌道修正を余儀なくされるかもしれません。 30代はまだまだ働き盛りですが、プライベートでの変化を想定して柔軟な働き方を求めたり、キャリアチェンジを考える人が多くなります。 キャリアの悩みを放置すると何が起きる? キャリアに悩んでいてもすぐに行動する人は一握りです。今の仕事が忙しくて悩んでいる時間も取れない場合もありますよね。 ここではキャリアの悩みを放置していたときに起こる可能性があるものをご紹介していきます。今キャリアに悩んでいるのであれば、もう自分自身が感じているものがあるかもしれません。 体調不良になる 悩みを放置すると、そのストレスから多くの人に身体の不調が現れ始めます。悩みすぎると夜に眠りづらくなり日中も集中できなくなったり、イライラしやすくなったりしやすくなってしまいます。 今はちょっと気になるという程度でも、日々仕事から完全に離れることが難しい環境だと仕事の悩みはどんどん大きくなっていくのです。 周りは頑張っているのに自分は頑張れていないと感じて、自己嫌悪に陥ることもあります。 日々頑張って働いているのですから、不調が現れる前に適度に休息をとるよう心がけましょう。有給休暇を取れないような環境だとしても、あなた自身が不調に陥る前に勇気を出して休んでみてください。 モチベーションが下がる キャリアに悩みながらの仕事は、仕事に対してなかなか集中ができません。集中できていないと、当然成果も出しにくくなりますよね。成果が出ないことでもっとモチベーションが下がってしまうという、負のループに陥ってしまいます。 周りからもやる気がないように感じられてしまいますし、上司からの評価も低くなってしまうかもしれません。さらに成果が出ないことで今の仕事に向いていないと感じてしまうと、悩みもどんどん大きくなってしまいますよね。 成果が出ていないことにイラつき始めると、周りとのコミュニケーションもうまくいかなくなってしまったりと、モチベーションが下がると小さな悩みだったものが、大きな問題になっていくのです。 仕事で何がしたいかわからない時の対処法 仕事で何がしたいかわからないという状態の人はたくさんいます。まずはどんな行動をすると効果的なのかを確認してみてください。 やりたくないことを考える 何がしたいかわからない状態だと、「したいことを考える」というのは難しい作業です。そういった状態だと本当にしたいことが思い浮かばず、余計にストレスを感じてしまいます。 一度考えてみてしたいことがわからないときは、「したいことは何か」という問いを一旦置いておきましょう。自分が仕事でもプライベートでも「したくないこと」「するのが苦痛なこと」を思い浮かべてみることで、したいくないことをしていないという状態になることができれば、ストレス緩和にもなります。 したいことをやっている状態が正しいと思いがちですが、したくないことをしないために努力するということもモチベーションにすることができます。「〇〇したくないから仕事を頑張る」というようなモチベーションでも全く問題ないのです。 家族や友人と話してみる なんとなくしたいことがないという状態なのであれば、まず家族や友人に話してみることで気が楽になるかもしれません。人に話すことで自分の悩みの程度がわかることもありますし、思いがけない解決策が出てくることもあります。 自分の話をするのはちょっと気が引けるという場合には、友人のしている仕事についてやしたいことはあるか、などの話を聞いてみると参考になるのではないでしょうか。 人と話すことは自分とは違う価値観に触れられるため、何がしたいかわからない状態であれば何らかの刺激を貰ういい機会です。 しかし話す相手は慎重に選ぶことをおすすめします。あなたの話を頭ごなしに否定するタイプの人や、自慢ばかりするような人は話していると逆にしんどくなってしまう可能性があるのです。 話していて自分がしんどくならない相手を選ぶようにしてみてください。 自己分析をしてみる 何がしたいかわからない状態で、今からやりたいことばかりに目を向けていても本当に納得感のある選択が出てくるかはわかりません。そんな時は少し立ち止まって、自己分析をしてみるのがおすすめです。 これからのことを考えるために、過去の自分の選択を分析してみることで、何を基準に仕事を選んでいるかなどを改めて確認できるかもしれません。どのような基準で高校や大学を選んだかでもいいですし、習い事やサークルをどうやって決めたかなども参考になります。 過去の経験なので、それが正解だったと感じるのか、もっとよく考えておけばよかったと感じるのかも重要な指標です。後悔が残っているのであれば、その時どうすればよかったのかをよく思い返してみてください。 周りに流されてした決断に後悔が残っているのであれば、周りの意見を気にしすぎるのはやめておいた方がいいかもしれませし、周りに全く相談しなくて後悔したのであれば積極的に相談した方がいいかもしれません。 自分の決断のクセを知っておくことで、今後のキャリアで選択が必要になった時も落ち着いて対応できるようになります。 転職サイトを見てみる 今の仕事をそのまま続けるのは不安だという場合は、他の仕事を探してみるというのも一つの手段です。転職サイトだと今すぐ転職するつもりがなくても、自分の情報を登録するだけでたくさんの求人をみることができます。 この時にただ眺めるのではなく、自分が求める待遇に就くためにはどのようなスキルや経験が求められるのかという点も確認するのがおすすめです。 今よりも年収100万円上げたいと考えるのであれば、その年収帯の求人に目を通すことでマネジメント経験が求められることがわかったりとこれからやった方がいいことがわかってきます。もし自分が理想とする条件や待遇での求人が全くないような状態なのであれば、求めているものが高すぎると気づけるかもしれません。 何か行動をしないといけないというわけではないので、転職サイトやインターネット検索を活用して様々な情報に触れてみるのはいかがでしょうか。 その結果、今の環境からは離れた方がいいと判断するかもしれませんし、案外今の環境は恵まれていてこのまま続けていた方がいいと感じるかもしれません。 キャリアコンサルティングを受けてみる 転職する人が受けるというイメージがあるかもしれませんが、キャリアに関するあらゆる相談に乗ってくれるのがキャリアコンサルティングです。 「何がしたいかわからない」というだけでキャリアコンサルティングを受けるなんて恥ずかしいと、感じる人もいるかもしれません。しかしモヤモヤしている段階で、プロの意見を聞くことはとても大事なのです。 30代は世間的に働き盛りだと言われますよね。転職やキャリアチェンジをするにも30代までの求人が1番多いのです。このタイミングで今後のキャリアの方向性を決めておくことで、40代・50代になった時に納得して働いていられる可能性は高くなるでしょう。 長く続くキャリアのなかで、30代の決断はとても重要だと考えてください。 重要なキャリアの決断をしたり、今後の方向性をしっかりと決めていきたいという場合には、プロのキャリアコンサルタントに相談することで、安心もできますよね。自分で考えていた選択肢にはなかったようなアドバイスも、もらえるかもしれません。 今後何か決断をしなければならないタイミングや、また悩んでしまったタイミングで、プロに相談するという選択肢を持っておけるのもメリットですね。 まとめ 仕事を続けているなかで何がしたいかわからなくなる人が多い30代ですが、心身共に影響が出る前に人に相談したり、転職を考えてみたり、行動を起こしてみることが大切です。 キャリアに関しての悩みは、働き続けている以上尽きることはないでしょう。 悩み始めた時に、自分に合った対処法を知っておくことで理想的なキャリアを歩んでいく手助けになるはずです。

2023/11/04
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
女性の30代はキャリアの分かれ目?後悔しない決断をする方法

女性の30代はキャリアの分かれ目?後悔しない決断をする方法

「結婚はまだしないの?」「この会社ずっと続けるの?」「子どもはまだ予定ないの?」 このように周りからの声でプレッシャーを感じている方は多いのではないでしょうか。 30代の女性は周りの環境の変化もあり、多くの人が今後のキャリアに悩む時期です。 結婚・出産・親の介護など自分だけの問題ではない、ライフイベントの発生もあるでしょう。 いくら男女平等を謳われ始めているとはいえ、妊娠・出産は法律で決められた期間の休暇を取得しなければなりません。 女性はどうしても、キャリアが途切れる可能性があるのです。 そんな30代の女性が今後のキャリアを考えた際に、後悔しない決断をする方法をご紹介します。 今まさにキャリアについて悩んでいる方や、これからのために考えておきたいという方はぜひ参考にしてください! 女性の30代は選択の連続 女性は30代になると、計らずしも多くの悩みにぶつかることになります。 急な選択を迫られて焦らないためにも、自分のこれからのキャリアやライフイベントについて、よく考えておかなければなりません。 色々な選択肢があることを事前に知っておくことがとても大切になります。 今の会社で現状維持も立派な選択 「今の会社でずっと仕事を続けていく!」と決断するのも、立派な選択です。 「現状維持なんて、なんだか良くない気がする」と考える方も多いかもしれません。 しかしむやみやたらに変化を求めるのもリスクです。 今の会社のままでも福利厚生が充実していたり、家庭と両立できている上司がたくさんいたりと、あなたが自分で安心できる材料があるのであればあまり心配はないと言えます。 手軽に話を聞ける先輩がいるのであれば、実際の経験談を聞いてみるのがおすすめです。「時短勤務って実際は難しいよ」などリアルな声が聞けるかもしれません。 また会社の人事相談窓口などがあるのであれば、活用してみることであなたがまだ知らない社内制度などの情報を得られるかもしれませんね。 今の自分自身が置かれている環境を客観的に見てみると、長期的にとても働きやすかったり、実は理想の職場だったりする可能性もあるのです。 すぐに環境を変えようとするのではなく、現状を知るというのも大切です。 結婚・出産などライフイベントの発生 結婚や出産によって急にキャリアの選択を迫られる女性は多くいます。 しかもそれは、思わぬタイミングで訪れる人が大半です。 「結婚してもずっと仕事を続けたい」と思っていても、パートナーに会社は辞めてほしいと頼まれるかもしれません。 「妊娠しても産休まで仕事を続ける!」と思っていても、体調の問題で続けられなくなるかもしれません。 自分でイメージしていたライフイベントとは違う選択を迫られる可能性をしっかりと頭の中に入れておく必要があります。 福利厚生の充実した企業で働いているからといって、ずっと安定して働いていけるというわけではないのが、女性のライフイベントにおける辛いところですね。 自分の成長を重視した転職 30代になると様々な経験をしたり、スキルを習得していたりするのではないでしょうか。 「これ以上の成長はできないかも」 「もっと正当に評価されたい」 と感じるあなたは、自分の成長を重視して転職に踏み切るのも選択の1つです。 30代は新人教育をしたり、リーダーなど責任のあるポジションを経験したりすることで、今の環境でこれ以上できることがないと感じる可能性が高くなります。 周りの同世代が転職をしたという方も多いのではないでしょうか。 「転職サービスのdoda」が実施した調査によると、30代の転職理由は下記となりました。 1位 給与が低い・昇給が見込めない 2位 昇進・キャリアアップが望めない 3位 スキルアップしたい 〈参考〉転職理由ランキング【最新版】 みんなの本音を調査! 男女関係なく30代は正当な評価や新しい挑戦を考える人が多くなっています。自分の経験やスキルを活かして、会社規模を変えてみたり新しいポジションに挑戦したりすることもできる年代です。 女性だから、30代だからと成長を諦めてしまう前に、自分の成長意欲やそれに対して今の会社で実現可能なのかをしっかりと整理してみてはどうでしょうか。 転職を考えるのであれば、ネットで求人検索をしてみると、あなたの理想の条件の会社が見つかるかもしれません。 30代からの新しいキャリア 「もう30代だから新しいキャリアなんて…」と思うかもしれません。 しかし一歩踏み出せば様々な可能性があります。 30代からでも後悔しない、新しいキャリアを考えてみましょう。 経験を活かして職場環境を変える 「仕事内容は好きだけど、職場環境があまり良くない」という方は、同業界や同職種での転職することが、解決策の1つになるでしょう。 同じ業界や職種での転職であれば、ハードルも低く、経験者なので年収アップなど好条件での転職ができる可能性があります。 採用企業側からしてもあなたは即戦力なので、働き方の相談など柔軟に対応してくれるかもしれません。 また転職活動をする際には、女性の管理職割合や育休取得者の復職率などを確認することも女性の働きやすさの目安になります。 女性の働き方に関して、理解のある企業であれば安心ですね。 会社の福利厚生や長期的なキャリア形成に不安がある方は、経験を活かして違う職場環境に飛び込んでみてはいかがでしょうか。 転職して未経験の仕事への挑戦 30代の女性が未経験の仕事を始めるのには、とても高いハードルがあると感じるのではないでしょうか。 たしかに、未経験であれば30代の転職は20代の転職よりも難易度が上がります。それは企業がより即戦力となる人材を求めるからです。 しかし未経験での転職は絶対にできないということではありません。未経験だけど絶対に挑戦したい仕事があるのであれば、しっかりと志望動機を掘り下げておく必要があります。 「なんとなくかっこいいから、事務職からデザイナーになりたい」など、ふわふわした志望動機なのであれば、少し難しいでしょう。 また今までの経験から活かせるものをアピールすることも大切です。 営業職から事務職の転職であれば「資料作成が得意でPCスキルが高い」など、異なる職種でも活かせるスキルを資格などと併せて、具体的に説明することができるように準備しておきましょう。 未経験で新しい職種に就くには、それなりの理由や覚悟が必要です。採用する側の企業からしても、ふわふわした志望動機であればすぐに辞めてしまうかもしれないというリスクを感じてしまいます。 逆に言えば、志望動機をしっかりと整理することで、未経験の職種でも転職を叶えることが可能です。 難易度が高いことは確かなので、やりたいことが決まっているのであれば早めに行動を起こすようにしましょう。 家庭を優先して雇用形態を変える キャリアを考える上で、雇用形態を変更するという選択もあります。 「正社員で働きたい!」 と考える方も多くいらっしゃいますが、その理由を掘り下げてみることも必要です。 たしかに正社員であれば無期雇用となるので、突然職を失うようなリスクは低いと言えます。給与面でも非正規社員より高いことが多いでしょう。 しかし、正社員であるから残業が多くワークライフバランスが崩れてしまっていたり、過剰な責任を負わなければならないのであれば、非正規社員として働くことも考えてみてはいかがでしょうか。 パートナーや子どもとの時間をより多く確保することで、より前向きに仕事に臨むこともできるかもしれません。 厚生労働省が発表している令和4年上半期雇用動向調査結果の概況でも、全ての年代で女性はパート労働者として入職する人が一般労働者として入職した人を超えているという結果が出ています。 正社員としての安定よりも、様々な理由で非正規のパート労働者として働くことを選ぶ女性が多いというのも事実です。 自分で起業・フリーランスとして働く 30代まで仕事をしている中で、やりたいことや実現したいことが出てきた方もいるのではないでしょうか。 そんな方は自分で起業したり、フリーランスで活動するというキャリアもあります。企業に属さないため人間関係に悩むことも少なく、自由度の高い働き方が可能です。 しかし会社員から急に独立というと、金銭面など様々な不安がありますよね。 やりたいことがあるけど不安が大きいという方は、会社員を続けながら副業を始めてみることをおすすめします。 会社によっては副業禁止の場合もあるので、事前に確認は必要ですが、会社員として安定収入を得ながら副業をすることで、独立後のイメージを具体的に行うことができます。 「正直厳しいな…」と感じるのであれば、内容ややり方などを見直す必要がありそうですね。 現在は起業家やフリーランサーがどんどん情報発信をしてくれているので、SNSやインターネットから無料で情報を集めることも可能です。 難しい税金対策をわかりやすく説明してくれている本なども多数出版されています。 実際の経験談からのアドバイスも多くみられるので、自分と同じような境遇の方を探してみることで、「自分にもできそう」と思えるのではないでしょうか。 独立であれば、年齢も性別も誰かに気にされることがないので、自分の考え方やライフスタイルに合うのであれば、新しいキャリアへの1歩を踏み出してみてもいいかもしれません。 後悔しない決断をする方法 キャリアの選択はとても重要です。 「考えすぎて何もできない」というのも良くないですが、後悔しないためにしっかりと準備することも大切です。 「なりたい自分」をイメージする 「なりたい自分」イメージできますか? 急に聞かれても難しいと思います。しかしキャリアを考える上では、とても大切です。 転職や起業、退職など様々な選択肢がある中で、「これって正解なのかな?」と考えてしまうことがあると思います。 何のためにその選択をするのか。その指標とできるのが「なりたい自分」を実現できるかということです。 「仕事を辞めて専業主婦になりたい」というのは、「とりあえず仕事が嫌だから」ですか? それとも「余裕をもって家族との時間を大切にできている自分でいたい」と思っているからですか? 1つの選択をする際の理由を考えてみても、後者の方が納得感が強そうですよね。「自分でこうしたいから」と言えるよう状態になることが理想的です。 どんな選択をしても嫌な出来事は必ず起きると思います。苦境に立たされた時でも言い訳せず、自分の選択に自信を持てるような指標を持っておくと良いでしょう。 早まらない・焦らない キャリアの選択をする際には、早まったり焦ったりして決断をするのはとても危険です。 周りからのプレッシャーや環境によっては、選択を急いでしまうでしょう。しかし、勢いに任せて決断してしまうと後で後悔したり、誰かのせいにしてしまったりする危険があります。 「あの時もう少し考えていれば・・・」と思ってもキャリアのやり直しはできません。 退職してから「本当は仕事がとても好きだった」ということに気付く方もいらっしゃいます。そうなってしまっても、後戻りができないのが現実です。 「正社員から専業主婦になったけど、やっぱり正社員で働きたい」と思っても、同じ条件で働ける企業が見つからない可能性も高くなります。 自分自身で決断を急いでいると感じる時は、焦る気持ちをグッと抑えて、一度立ち止まることを心がけてください。 悩みを人に話してみる 自分ひとりではぐるぐると考えが巡ってしまい、立ち止まってしまいますよね。 そんな時は、今の状況や考えを人に話してみてはいかがでしょうか。 家族や親しい友人など、悩みを相談できる相手がいるのであれば、自分で考えていることを話しているうちに、頭の中が整理されることがあります。 またあなたをよく知る人であれば、納得感のあるアドバイスやあなたの気づいていない強みを教えてもらえるかもしれません。 しかし、キャリアについての悩みはとてもデリケートなので、知り合いにはあまり話したくないという方も多いと思います。 そういった方は、外部のコンサルティングサービスを利用して、プロに相談してみるのも1つの手段です。 転職をしたい人だけがカウンセリングを受けるようなイメージがありますが、キャリアに悩んでいるという状態でも相談することができます。 同じような境遇の方の実例を聞くことができたり、違った角度からのアドバイスをもらったりすることで、心が晴れることもあります。 自分ひとりで決断するのは不安…という方は、まず一度相談してみてはいかがでしょうか。

2023/10/19
人間関係・仕事に対する不安
2年目で転職はできる?仕事を辞めたいと思ったらやってみるべき5つのこと

2年目で転職はできる?仕事を辞めたいと思ったらやってみるべき5つのこと

入社2年目で「仕事を辞めたい」「転職したい」と考え始める方は、たくさんいらっしゃいます。そこで今回はそんな悩みをお持ちの方に、具体的なアドバイスを5つご紹介します。 仕事を辞めたい方が取り組むべき5つのステップ 新卒で入社したばかりのころは、覚えることも多く、業務についていくのに精いっぱいになるものです。それが2年目になると仕事にも慣れ、会社を辞めたいという気持ちがわくこともあります。 しかし勢いで辞めてしまうと、その後のキャリアで大きな苦労を抱えてしまうかもしれません。 だからこそ、下記の5つを参考にきちんと計画を立てて行動してみてください。 1.会社を辞めたい理由を考える まずは、自分がなぜ転職をしたくなったのか、原因を考えましょう。 ここがクリアにならなければ、なんとなく転職をしてまた2年経ったころに仕事を辞めたくなってしまいます。 人が転職したい理由は様々ですが、多くの場合人間関係に由来します。上司と合わなかったり、職場の雰囲気に馴染めなかったり、後輩とのコミュニケーションが上手くいかなかったりといったものが多いでしょう。 人間関係が悪化すると、適応障害やうつ病などメンタル的な問題を抱えることもあります。 また、仕事内容を理由に転職する方も多いです。入社前とのイメージにギャップがあり、「仕事が楽しくない」「やりがいを感じられない」といったこともあるでしょう。 そういった状況で他社の求人を見ると、「自分のやりたいことは、別の会社でならできるかもしれない」といった気持ちになるものです。 給与や休日など、待遇面に関する理由もあります。 仲間に恵まれ仕事が面白くても、生活費に困るほど給料が少なかったり、休みが取れず余暇を楽しめなかったりすると、長く働き続けることはできません。似た仕事をしてもっと待遇が良くなる環境があれば、そちらで働きたいと思うのは自然なことです。 2.有給休暇の取得や休職 自分が退職したい理由を整理しようとしても、日々の仕事に追われて冷静に考えられないことがあります。 そんな時は有給休暇を取って、気分をリフレッシュしてください。 今の会社で続けるにしても、転職するにしても、ネガティブな気持ちのままでは上手くいきません。 休暇中にこの先のことを考え詰めるのではなく、一度仕事のことを忘れ、自分の気持ちを上向きにすることが大切です。休暇が終わりまた仕事に戻ったとき、転職活動をするか改めて考えてみてください。 また、肉体的・精神的な疲労が大きい場合、休職してみるのも一手です。退職してから会社に戻るのは難しくても、休職であればまた復帰できます。 「休職期間があると転職に不利ではないか」と考える方もいますが、一時的な家業の手伝いや、怪我をした家族のサポートなどの理由であれば、ネガティブに取られることは少ないです。 3.転職せず会社内で問題を解決できないか検討 なぜ転職したいかが明らかになったら、その問題をまずは社内で解決できないか考えてみましょう。 上司から正当な評価がされない、パワハラを受けているといった人間関係での問題は、人事部と交渉すると改善する可能性があります。ハラスメントがある場合は、証拠を持参できるとより早急に対応してもらいやすいでしょう。 また、こうした悩みから精神的に不安定になったり、体調が悪くなったりしている方は、産業医への相談も視野に入れてください。 後輩指導がネックになっている場合、指導係の変更などができないか上司に相談してみましょう。「自分は人にものを教えるのが向いていない」と考えてしまう方も多いですが、人と人との問題なので、単に相性が悪いだけの可能性もあります。 「途中で放り出しては申し訳ない」という気持ちも生まれるかもしれませんが、後輩にとってももより相性のよい上司と組んだ方が早く成長ができるため、お互いにとってメリットがあります。 仕事内容が原因で転職を考えているのであれば、部署移動やチームの変更などを検討します。業務内容が変わることで新しい気持ちで仕事に取り組め、前向きになるケースは少なくありません。 事前に「2年間だけ経験を積んで、そこで転職する」と決めておけば、期限が区切られている分、集中して働くこともできます。 部署異動を申し出る時には、「今の仕事が嫌だから」といった理由は伏せた方が賢明です。新しい仕事にチャレンジすることで、自分の対応できる仕事の幅が広がること、広い視野を持って業務ができるようになることなど、ポジティブな理由を考えましょう。 待遇面で給与に不満がある場合、まずは何を達成したら給与が上がるか、評価について確認しましょう。評価基準が明確なのであれば、それに向かって努力することと転職すること、どちらが自分にとって合っているか冷静に判断できます。 資格を取得すると手当てが出るケースもあるので、そういった情報も改めて確認してください。 休日の日数や労働時間が問題の場合、働き方を変えられないか相談することもできます。人事部や総務部と話し合い、どのような選択肢があるのか確認してください。 2年目は仕事での疲れが溜まり体調の変化も起きやすい時期なので、「みんな同じ条件で働いているから、自分だけ変えてほしいとは言い出せない」と無理しないようにしましょう。 いずれのケースでも、まずは自分を責めすぎる前に、周りの人に相談してみてください。 4.退職後のスケジューリング 考えた結果、転職を決意したのであれば、今後のスケジュールを立ててください。 何も決めずに退職してしまうと、仕事が決まらず気持ちが焦ったり、転職活動が上手くいかなかったりする可能性があります。今の職場から期間を空けずに転職する場合、退社日と入社日がかぶらないようにしなくてはなりません。 引継ぎや有給休暇の消化などを考え、直属の上司や人事とすり合わせましょう。 転職活動を始めたら、新しい職場にはいつまでは前の職場に籍を残す必要があるかを説明し、入社日で折り合いがつくかしっかり話し合ってください。 次の仕事を始めるまで期間をおく場合、失業保険についても調べておきましょう。年齢や職場に勤務していた年数などに応じて、もらえる金額や期間が変わります。また、手続きに必要な書類もあるので、ネットで調べたり役所で調べたりしてみてください。 5.転職活動の準備・実行 ここまで準備ができたら、いよいよ転職活動の準備を始めます。 求人を見ているとどれを選べばよいかわからなくなることもありますが、そんな時は先に考えた、「自分が転職したい理由」を改めて確認してください。 例えば、体育会系の厳しい人間関係に疲れているのに、給与が高いからといって似たような社風の職場に転職してしまうと、同じ悩みを持つことになります。 また、新卒の就職活動の時に行った自己分析をすることがおすすめです。学生のころから2年経ち、新たな強みができたり、以前は弱みだった部分がカバーできるようになったりしているはずです。そういったところを転職活動でアピールできるよう、改めて自分について考えましょう。 一人で考えるのが難しければ、キャリアコンサルティングを利用してみてください。 キャリアコンサルタントはこれからのキャリアを一緒に考え、自分の強みを活かした転職をするにはどうしたらいいかアドバイスをくれます。 ビジネスに対して意識が高い人が使うイメージもあるかもしれませんが、実際には「なんとなく仕事を辞めたいと思って悩んでいる」といった相談も受けています。 第三者の視点を入れることで客観的な意見を取り入れられるので、非常におすすめです。 準備が整ったら、転職活動を本格的に始めます。 まずは求人サイトを見てみて、どんな仕事があるか調べます。実際にその会社の従業員の方と話さないとわからないこともあるので、気になるものがあれば積極的に応募したり、話を聞きに行ったりしてみましょう。 自分で探すだけでなく、転職エージェントの活用も役立ちます。 プロの目線からよりあなたにあった求人をピックアップしてくれますし、採用されるようにあらゆる面でサポートが入ります。転職サイトや転職エージェントはそれぞれ特徴があり、例えば「看護師のための転職サイト」など、職種に特化したものがあります。 自分のやりたいことがはっきりしている場合は、こうしたサイトがおすすめです。 また、転職サイトや転職エージェントは2~3社ほどかけもちすると、スピード感を持って転職活動を進められます。 2年目の人の転職におすすめの業界 コロナ禍で休業・倒産する企業が増えていますが、一方で業績を伸ばしている企業もあります。2年目の方はこうした業界を選ぶことで、より転職しやすくなるでしょう。 まず、IT業界です。 各企業でリモートワークが導入されたり、人と人との接触を減らすためにITツールを導入したりといった動きが活発になり、社内システムの開発やIT機器の製造が伸びています。 今後も、コロナ禍が続く以上はこうした分野が成長していくと考えられています。エンジニアやIT機器メーカーの営業などに興味がある方は、今がチャンスです。 医療・衛生品もコロナ禍を追い風にしている業界です。医師や看護師、薬剤師といった医療従事者を始め、病院の受付や事務などの求人も増えています。 ハンドソープや石鹸、消毒液などのメーカーもビジネスを拡大しており、経験者はもちろん、未経験の第二新卒も採用しています。 人々が外出しなくなった結果、ECの利用が増え、それに伴い物流業界も業績を伸ばし始めました。ドライバーや運行管理などの需要が拡大し、求人も増加傾向です。 長距離運転は体力的に厳しいイメージもありますが、国土交通省を中心に長時間労働を是正する動きが強まっていますし、基本的には一人で業務が完結することからも人気が高まっています。 2年目の人が面接でアピールすべきポイント 2年目での転職は第二新卒という枠に入りますが、ここでアピールすべきポイントが2つあります。 1つ目は、1社目をなぜ辞めたかという理由を明確に説明することです。 面接官になんとなく転職していると思われてしまうと「うちで採用しても、またすぐ辞めて別の会社に転職するのでは」と判断されてしまいます。転職の理由は、嘘をつく必要はありませんが、なるべくポジティブな表現をすることがおすすめです。 例えば「仕事が合わなかった」という理由であれば、「○○という業務に携わることで、○○を経験し、そちらをメインにした仕事の方が自分の合っていると感じた」などと言い換えてみてください。 2つ目は、1社目で学んだことやスキルを、その会社でどう活かせるかについてです。 例えばエンジニアからウェディングプランナーに転職する場合、一見するとまったく関係のない業界なので、1社目の経験を活かすことが難しいように思えます。 しかし 「エンジニアとして他のメンバーと協力しながら、一つのアプリを開発するために、スケジュールをどう管理していくか、チーム内のコミュニケーションをどう工夫すれば円滑に進められるかを学びました。これはプランナーとして、お客様の結婚式という一つの目標に向かい、メンバーでコミュニケーションを取りながら取り組む中で、活かせるスキルだと思います」 といったように、つなげることは可能です。 2年目での転職はしっかり準備してから実行しよう よく「石の上にも3年」と言いますが、転職したい明確な理由があるのに、無理に今の会社に居続ける必要はありません。 冷静に現在の状況を考え、転職した方がよいと思うのであれば行動をすべきです。しかしその場合、勢いで辞めてしまうのではなく、しっかりと準備をしましょう。

2023/10/12
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
女性のキャリアの現実と、その対処法について

女性のキャリアの現実と、その対処法について

「女性ってなんだか働きにくい…」「キャリアアップは現実的に難しいかもしれない…」「結婚・子育てでキャリアを捨てないといけないかも…」 など、女性のキャリアに関する課題は、ライフステージごとにたくさんあります。今回は、女性のキャリアのシビアな現実と、その対処法について、実例とともに見ていきましょう。 働く女性は増えている まずは大枠の背景、社会環境をみていきましょう。 日本では、どんどん少子高齢化が進んでおり、働き手が不足すると言われています。そのため、日本政府は「一億総活躍プラン」として、女性や高齢者の社会進出を進める取り組みをしています。 出産や育児のため、主に30代女性の労働人口が少なくなる「M字カーブ現象」は、近年では“台形”と呼ばれているほど、解消されています。 参考:資料出所:総務省「労働力調査」(平成 22 年、令和2年) 働く女性が多くなっているのは、政府の施策だけではなく、「個人の時代」という要素が強くなり、理由はさまざま多岐にわたります。 多くみられるのが、「社会とつながっていたい」「社会貢献をして自分の存在意義を感じたい」「働かないと経済的に厳しい」「自己成長がしたい」などです。 女性は男性よりキャリアに不安を感じている 一般的に、女性は男性に比べて、キャリアに多くの不安を持っていると言われています。それは、「ライフステージが変わるタイミング」が男性よりも多いとされているからです。 結婚、妊活、出産、子育てなどのライフイベントや、生理、更年期など女性特有の身体の悩み、親の介護 などなど… キャリアを歩むうえで、様々な壁が出てくるのが現実です。 女性の前に立ちはだかる壁は、たくさんある そんな女性のキャリアの現実は、いったいどんな実態なのでしょうか?世代・イベントごとに見ていきましょう。 20代までの女性のキャリアの壁 独身で、働きながら婚活をしている人は多くいらっしゃいます。仕事の適性に関して、転職に関して悩む方もいらっしゃるでしょう。 また20代の時期は、一般的に生理が重くなり、働くのがつらいと感じる人も多くなると言われています。 Aさん(27歳/独身/会社員) 「仕事で失敗をしてしまって、自分に今の仕事が向いているのか、わからなくなってきました。このまま同じ会社で続けるのが良いかわからない…。結婚もしたいけれど、日々のタスクに追われていて、休日は疲れて休むしかできず、なかなか出会いの場に行くことができない…。仕事や職種と、自分に合う結婚相手・子供のタイミング…何かと女性は考えることが多いと思います」 Bさん(29歳/既婚/会社員) 「仕事をいつ頑張って、いつ産めばいいの?と思います。なぜ女性ばかり悩まなくてはならないの?!とたまに思ってしまいます。理想の産み時なんてないんでしょうけれど、できるだけキャリアの可能性を広げておきたいと思うと、妊活が後回しになってしまいます」 Cさん(25歳/独身/会社員) 「20代になってから生理が急に重くなってしまい、その時期になるとベッドから起きられないほどつらくなります。会社には“生理休暇”の制度があるのですが、周りに活用している人がおらず、男性の上司ということもあり、言い出しづらく、困っています」 Dさん(27歳/既婚/会社員) 「異動先の上司から、『結婚されて1年ですが、そろそろ子どもは考えられているんですか?』と質問されました。本当はもう少ししたら妊活を始める予定だったのですが、『全く考えていません』と言いました。そう言い切らないと、仕事内容が変わって、他の同期と差がついてしまいそうだったから…」 30代女性 結婚して、子どもがいる人も多くなってくる30代。一般的には30代が一番忙しい時期、などとも言われています。 Eさん(31歳/既婚/会社員) 「子どもが2人いて、現在2人目の育休中です。正直、職場復帰がとても怖いです。まだ1人の時は、なんとか夫と協力し合って乗り越えられましたが、2人いるとなると考えただけで、どっと疲れてしまいます。こんな状態で、自分のキャリアアップなんて考えられないと思います」 Fさん(32歳/既婚/自営業) 「1児のワーママです。妊娠しながら会社で働いていた時、産休・育休をとるリスクがあるからと、プロジェクトから降ろされたことがありました。その時はとても悔しかったし、これが女性のキャリアの現実か…と思いました」 Gさん(35歳/既婚/会社員) 「“小1の壁”を乗り越えられずに、退職しました。地方から東京に出ていて、周りに頼れる人もおらず、ワンオペ状態なので仕方ないことだし、これでよかったと思っています。でもたまに、あのままキャリアを築けていたらどうなっていたんだろう…と考えてしまうことがあります」 Hさん(37歳/独身/フリーランス) 「体力面で男性と同じように働けないのが、悔しいです。フリーランスという働き方を選択したので、覚悟はしていたのですが、30代になって周りの男性と比べて体力が減って稼働できない時間があるのが、もどかしく、もっと体力があれば…と思うことがあります」 40代女性 Iさん(40歳/既婚/会社員) 「不妊治療をしています。営業職なこともあって、治療と仕事の両立が、思った以上に体力的にも、精神的にもつらいです。会社の同期は、『子どもがいて時短勤務というだけで評価が下がる』と嘆いていたので、そういった心配もあります」 Jさん(49歳/女性/会社員) 「ホルモンバランスにより気分が浮き沈みしてしまうことが、最近よくあります。部下の言動がいちいち気になってしまったり、家庭で夫とけんかしてしまったり…。仕事のパフォーマンスも悪くなっていることがわかり、少し焦っています」 Kさん(50歳/女性/主婦) 「親の介護と仕事の両立ができず、退職しました。金銭的にも、ケアマネージャーや老人ホームに頼ることができず、家で介護をしています。人生の優先順位を考えて、仕事を辞めた選択は間違っていないと思っています。ただ、金銭的には不安があるので、パートで求職しています」 本当にどれもリアルで、切実な女性たちの声。 「仕事を続けるのはしんどい…!けど、やめたら経済的に不自由になってしまう…」「仕事を再開したいけれど、家族に反対されている…」「キャリアと育児を両立された先輩のきらきら話は、共感しづらく、かえってモチベーションが下がってしまう…」 などなど、ほかにも、人の数だけ悩みはたくさんあります。 この記事を読んでいただいている方の中には「わかりすぎる!」と共感する方もいれば、「女性のキャリアの現実は、厳しいんだ…」と憂鬱になるもいらっしゃるかもしれません。 しかし、心配しすぎる必要はありません。そんなにお先真っ暗、というわけではないと思うのです。 ここからは対策を見ていきましょう! 女性のキャリアの現実をより良くする解決策! ここまで様々な女性のキャリアの現実に関するコメントを見てきました。環境や悩んでいることは、それぞれで異なっていますが、解決方法は意外と共通しているものがあると思います。 「今悩みがある…」という方はぜひ、この中の1つでも良いので試してみてください! 情報収集をする 今悩んでいることに関して、一度立ち止まって、情報収集をしてみるのが、第一のステップとしてとてもおすすめの方法です。 例えば、子育てと仕事の両立に関して悩んでいる場合は、「職場に時短制度はないか?」「より子育てと両立させられる職種は何か?」「地域に子育てのサポート・施策はあるか?」など、今の環境をより良くするための“情報収集”をしてみましょう。インターネットや、ハローワーク、区民センターなどに情報があるケースが多いです。 世の中にある仕事を調べるときや、自分自身の適職を考える際に役立つのは、厚生労働省が運営している「Job tag(ジョブタグ)」というサイトです。 職業興味検査や価値観検査などをすることもできるので、就職・転職をする前などに使用してみてください。 参考:厚生労働省 Job tag https://shigoto.mhlw.go.jp/User/ また、情報収集の手段としては、書籍や記事もとても有益です。ぜひ積極的に悩みがあるポイントの情報を取りに行くことをおすすめします! 自分の気持ちを整理する 情報を集めることができたら、次は「自分はどうしたいのか?」を1人で考えることがおすすめです。忙しくしていると取り残してしまいがちな「自分の気持ち」にじっくりと向き合ってみましょう。「忙しい」という字は、「心をなくす」と書きます。 忙しくしていると、目の前の出来事をこなすので精一杯になってしまいます。その結果、自分では思ってもみなかった方向に進んでしまうこともありますので、一度立ち止まって周りを見渡して、自分と向き合うのが良いでしょう。 自分はどういうことで悩んでいて、その悩みがこういう理想の状態になっていてほしくて、そのためには何ができるか… 現実と、理想と、そのギャップを埋めるための方法を、紙に書きだして考えてみると、意外とシンプルなことに悩んでいた、と気づくことができるかもしれません。 周りの人に相談する 1人でずっと、もんもんと考えているのは、あまり良い状態ではないかもしれません。 自分自身の悩みを、「どうせ上司に言っても聞いてくれないだろうから」「私だけの問題だし…」と抱え込まないようにしてください。 お伝えできる範囲で良いと思いますので、ご家族・パートナーや、職場の方々、その他周りの方々へ、今ご自身が「どういうことが起こっていて」「それにどう感じていて」「どういう風にしたいのか」を伝えてみましょう。一人で考えた、「現実と、理想と、そのギャップを埋めるための方法」です。 人と話すことで、改めて「自分ってこういう風に考えていたんだ…」と気づけることがあります。そして、自分では思いつかなかった角度の意見や考えを受け取ることができるかもしれません。勇気を出して、一歩踏み出すと、物事は良い方向に進み始めることが多いです。 目標とアクションを決めて、実行する 情報収集をして、自分で考えて、周囲に相談して…といろいろな観点の情報から、自分自身の人生として「どうなっていたいか」が見えてくるはずです。 それは、人それぞれの思いがあると思います。 「ママになっても働き続けたい」「キャリアチェンジとしてこういう職種で働きたい」「やっぱり子供が欲しい」「フリーランスとして働きたい」「リーダーになりたい」「子育てに集中したい」「すべてを実現したい」などなど… その理想の目標を設定した後は、どういうアクションが取れるか、考えてみましょう。ここも情報収集が役立つと思います。 もちろん色んな制約もあるかと思います。金銭的、社会的などなど、そういったこともすべて踏まえて、実現できる目標やアクションを選ぶようにしていきましょう。 決めたアクションは、紙に書いていつも見えるところに置いておくと続けやすいと言われています。ぜひ試してみてください! プロのキャリアコンサルタントに相談するのもおすすめ 「とは言っても、自分1人じゃどうしたらよいかわからない…」「現実はそんなにうまくいかないよ…」「女性ならではの現実に戸惑っている…」「働きたいのに、子育てとの両立で仕事をやめないといけないかも…」 そう感じている方もいらっしゃるかもしれません。そんな時は、プロのキャリコンサルタントに相談することがおすすめです。 キャリコンサルタントに相談するメリットを、少しご紹介します。 あなたの今の気持ち・悩みを整理することができる キャリアコンサルタントは、相談を聞くプロの訓練を受けています。そのため、あなたの悩みをキャリアコンサルタントに話すと、きっとご自身の考えが整理されるでしょう。 自分では目の前のことしか見えていなかったけれど、キャリアコンサルタントに話していくうちに、自分の悩みの本当のポイントが見えてくるかと思います。 あなたの目標・ありたい姿を一緒に見つけられる ご自身で「こうなりたい」「こうしたい」と目標がはっきり決まっていない場合でも、キャリアコンサルタントと話していくうちに、過去ご自身がどういったことでモチベーションが上がっていて、どういったことでポジティブになれていたか、という、「大切な軸」が見えてきます。 キャリアコンサルタントは有益な質問を投げかけてくれると思いますので、その質問に答えていくうちにだんだんと、じっくりとわかってくることがあるかと思います。それを踏まえて、あなたの人生として今後の目標、ありたい姿がわかってくることがあります。 キャリアコンサルタントは、“キャリアの相談に関するプロ”なので、きっとあなたの悩みの解決の糸口を見つけられますよ!

2023/10/05
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
40代女性のキャリアプラン徹底解説!

40代女性のキャリアプラン徹底解説!

40代になると、社会人としてはベテランと言われることも多いでしょう。職業人生の中でも中盤に差し掛かる時期でもあります。 しかし、40代になってみても、意外に悩みの種は変わらなかったりするものです。たとえばキャリアに関して、こんな悩みはありませんか? 「収入を上げて、キャリアアップをしたい…」「今の働き方では、この先続けていけないかも」「ワークライフバランスを考え直したい…」「今の人間関係・職場環境から抜け出したい…」「やりたいことがあるのに、本当にこのままでいいのだろうか…」「周りに相談できる人がいなくて、1人でなんだか孤独…」「これからのキャリアに、漠然と不安を抱えている…」 人生100年時代と言われている現代、40代はまだまだ折り返し地点にも到達していません。40代は、これまでのキャリアや経験を活かしながら、さらなる成長を目指し、次の段階に進むために様々な取り組みをすることが求められます。今後の長い人生を考えると、キャリアに関する見つめ直しは、本当に重要なことです。 今回は、そんな40代女性のキャリアプランの考え方について、徹底解説していきます。 40代の働く女性は多い 働く40代女性は、日本でどのくらいいるのでしょうか? 令和4年度の厚生労働省の調査によると、労働力人口(6,902 万人)のうち、労働力人口総数に占める女性の割合は 44.9%(前年差0.3ポイント上昇)となっています。 そのうち、年齢階級別雇用者数については、男女とも「45~49 歳」の40代が最も多いんです。 令和4年の女性雇用者数を年齢階級別にみると、「45~49 歳」が 354 万人(女性 雇用者総数に占める割合 12.8%)と最も多く、次いで「50~54 歳」345 万人(同 12.6%)、「40~44 歳」294 万人(同 10.6%)の順となっている。 https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/josei-jitsujo/dl/22-01.pdf 働いている人の中で、40代が一番多いということになります。人口の多い団塊ジュニア世代が40代ということもありますが、仲間は意外とたくさんいるんですね。 40代女性が抱える悩み 40代女性が抱える悩みは、人それぞれ違ってくるかと思いますが、代表的な悩みを10選、ご紹介します。 キャリアアップの遅れ 「自分のキャリアが、今後どうなるか…不安を感じている…」 40代になると、同年代で管理職になっていたり、大きなプロジェクトや重要な案件を任されている人も出てきます。また、「上司は年下」というケースもでてくるでしょう。そのような状況の中で、同年代や後輩とつい比べてしまい、「若い人に負けていると感じる…」などの悩みがあるかもしれません。 ステップアップの難しさ 40代になると、キャリアのステップアップが難しくなることがあります。 これは、40代になると経験も豊富になり、上司や同僚からの信頼も得られるようになる一方で、「社内の新しいことに挑戦する機会が少ない」「ステップアップするには、管理職になるしかない」などの背景が考えられます。 キャリアチェンジの難しさ 40代になると、業界や職種を変える転職が難しくなる場合があります。また、社内の異動でも、よほどのことがない限り全く新しい分野でキャリアチェンジできる可能性は低くなります。 これは、経験年数が長くなるほど、今までやってきたキャリアを評価される傾向にあるからです。 健康問題などの不安 年齢が上がるにつれ、健康問題や体力の低下、老化などによる不安を感じることがあります。 30代までは大丈夫だったことが、40代になると、体力的にきつく感じる…など、あるかもしれません。 子育て・介護の悩み 40代になると、家庭や子育て、介護の責任を持つことが多くなるため、ワークライフバランスを調整することが課題となります。特に、女性はまだまだ男性と比べて家庭や介護の負担が大きい傾向があります。 子育てや介護など家庭の責任と仕事を両立させることは、本当に永遠の課題ですよね。負担が多くなってしまい、ストレスを感じながら働いている女性は多いでしょう。 人間関係の悩み 年代に、人間関係の問題は関係なく仕事をする上では切っても切り離せないものです。どんな人でも職場でも、多かれ少なかれ気になることがあるのが現実でしょう。しかし特に、「職場が合わない」という状況にある方は、 「上司や同僚とのコミュニケーションがうまくいかない…」「職場での人間関係に疲れを感じる…」「なんだか孤独感を感じる…」 などが、ストレスの原因になってしまっているかもしれません。 若手とシニアの板挟み 人間関係と関連して、「板挟み問題」もあるのが40代ならではの悩みでしょう。 40代は、中間管理職の方も多いため、若手とシニア、経営層との板挟みになることもしばしばあります。どちらの気持ちもわかる分、悩んでしまうこともあるかもしれません… 直面する年齢制限 40代になると、年齢による区分によって、転職や昇進が難しくなることがあります。実際に社内のプログラムや制度に対する応募条件が「30代以下」など、年齢で区切られている場合もあります。中途採用でも、年齢制限を定めることは法律で禁止されていますが、実際問題として他に20代や30代の応募者がいれば、比較検討の結果、若手が採用されることも多くあります。 年齢で区切ることは、現代あまり良しとされませんが、それでも多く年齢で区切られてくるのが、現実です。 自分自身のアイデンティティの探求 中途採用や社内では、今までの経験を活かした仕事で成果を出すことが求められる40代ですが、一方で、これまでの経験とは違うことに挑戦したいと思っている人も多いのではないでしょうか。 「マンネリを打破したい」「心機一転してみたい」という気持ちはありつつも、それが自分にとって何なのか、なぜそれが自分にとって本当に大切なのかを整理して人に説明できなければ、それを転職であれ、社内の異動であれ、希望を叶えることはできません。 その点でも、「自分は何がしたいのか」と、改めて自分自身のアイデンティティを模索することが必要になることもあります。 次のキャリアに悩む 従来の職業に飽き足らず、新しい分野に興味を持ち、自分自身の能力を高め、キャリアアップを図りたいと考える人々が多いです。ただ、家族もいるし、安定したい気持ちが強い…などです。 このような、悩みが多い40代女性のキャリアを、いったいどのように考えていけばよいのでしょうか。 キャリアアップとは 解決策をご紹介する前に、キャリアアップの定義についてお話します。 キャリアアップとは、職場でより高いレベルの職務や責任、報酬、スキルや知識の向上を目指すことを指します。 「キャリアアップ」というと、昇格したり、年収が上がることかな?と思う人が多いかもしれませんが、必ずしも、そうではありません。自己実現や自己成長、社会貢献などの目的でのキャリアアップもあります。 年収が上がっても、激務で「幸せで充実した毎日を過ごしていると言い切れない…」というような場合は、キャリアアップできたとは言いません。 個人のライフスタイルやライフバランスも重要です。自己の理想や価値観を踏まえ、自己実現とライフバランスの調和を図ることが、持続的なキャリアアップに繋がると言えます。 40代からキャリアを築いた女性たち 40代からキャリアを築いた女性たちは、さまざまな背景や経験を持ちながら、キャリアアップを成功させています。ここで2人の事例を見てみましょう。 「このままでいいのかな?」から再出発したAさん(48歳、子ども2人) 「私は、40代に入った頃から自分のキャリアに不安を感じるようになりました。安定した企業に勤めて子育てとも両立できていたのですが、漠然と「私の人生このままでいいのかな…」と思っていたのです。 「このままじゃ時間がもったいない…!」と思い、キャリアチェンジを決意しました。まずは、自分自身が興味を持つ分野について調べ、短期間の講座や研修に参加しました。 そして、スタートラインからの出発となりましたが、自分自身の経験、意欲を伝えることで、転職を実現することができました。今は、自分自身がやりたいことを実現できるようになり、忙しいながらも充実感を感じる日々を送っています」 専門性を身につけて年収アップを叶えたBさん(49歳、親の介護) 「私は、80歳の母を介護しながら仕事をしています。 以前は、年収が低く体力的にもしんどい仕事をしていましたが、「このままではワークライフバランスを実現できない…!」と思い、専門的な事務職へ転職を図りました。 勉強に集中するために、様々なサービスを利用するなどしたので、当時は一時的に母の介護費用は上がりましたが、今ではあの時思い描いていた年収・両立が出来ています。 自分自身が目指す方向性を明確にし、勇気を出して、一歩踏み出すことが重要だと思いました」 これらの女性たちの経験から、40代女性でも新しいことに挑戦し、自分のキャリアアップに取り組むことはできるということがわかります。 人生はまだ続いているので、何歳になっても自分の可能性を信じ、勇気を持って、キャリアプランを見直してみましょう。 40代女性のキャリアプランの考え方・解決策 お待たせしました。ここからは、解決策のご紹介です。 40代のお悩みに対しては、自己分析やキャリアプランニング、コミュニケーション能力の向上、ワークライフバランスの調整、キャリア相談などが有効な対策となります。一つ一つ説明していきます。 自己分析をする まず、自分自身の興味や関心がある分野を明確にすることが大切です。 そうでないと、「全く違う環境に身を置いて時間をむだにしてしまった…!」ということがあり得てしまうからです。 興味・関心がある分野を把握することで、自分に適した職種や業界、役割を見つけることができます。また、これらを整理することで、自分の強みや弱みを把握することができ、今後のキャリアプランの方向性を明確にすることができます。 目標を設定する 自己分析の結果をもとに、「今後のキャリアで、どのような目標を達成したいのか」を設定しましょう。 具体的な目標を設定することで、自分自身のモチベーションを高め、行動計画を立てやすくなります! キャリアプランを作成する 目標を設定したら、そのために必要なスキルや知識、経験を身につけるためのキャリアパス(キャリアプラン)を考えましょう。 自分が今後どのような仕事をしたいのか。どのような働き方をしたいのか。そのために必要なステップは何か。 などを洗い出し、具体的なキャリアプランを作成しましょう。 ネットワークを広げる キャリアアップには、ネットワークを広げることが重要です。 もし可能であれば、目指す業界のイベントやセミナーに参加し、新しい人脈を作りましょう。また、自分が興味を持つ分野のコミュニティに参加することで、情報収集がしやすくなります。 継続的な学習を行う どんな分野にしてもキャリアアップをするには、継続的な学習が欠かせません。今までの仕事を継続するにしても、新たなキャリアを目指すにしても、業界のトレンドや最新技術、スキルなどを常に学習しておくことで、自己成長を促すことができます。また、その学習のなかで、新たなチャンスに出会うこともあるかもしれません。 セルフブランディングを意識する セルフブランディングとは、平たく言うと、「どのように自己アピールするか」ということです。 自分自身を他者にアピールすることで、自分自身のキャリアアップに直結します。自己アピールの強化には、自分自身の強みや経験、スキルなどを整理したうえで、「これから自分が進みたい方向性」に必要な経験やスキル、強みをアピールしていくことが重要です。 また、自己アピールを行う際には、自分自身の良いところを客観的に見て、自信を持って表現することが必要です。 スキルアップを図る 自分が専門的に取り組みたい分野を明確にし、その分野に必要なスキルを習得することが大切です。今の仕事を続けていきたい方も、その分野での新しい知識や情報、トレンドなどを学んでいくことがさらなるスキルアップにつながります。 また、自分自身が今まで手掛けてこなかった分野に挑戦することで、新しいスキルを習得することもできます。 ずっとやりたかったことをやる 「ずっとやりたいと思っているけれど、なかなか忙しくて出来てないな…」と感じていることはありませんか? 人生は長いようで短いです。あっという間です。今日は残りの人生の中で、一番若い日です。もし「ずっとやりたい」と思っていることがあるならば、ぜひちょっとしたことからでも初めてみましょう。それがこれからのキャリアにつながることもあるかもしれません。 プロのキャリアコンサルタントに相談する これからの仕事や働き方を考えるときには、キャリアコンサルタントに相談するのもおすすめです。 「でも、どんないいことがあるか分からない…」「専門家に頼むほどじゃないかも…」 と感じている方も多いでしょう。そこで、キャリアコンサルタントに相談するメリットをご紹介します! 経験豊富な専門家のアドバイスが得られる キャリアコンサルタントは、キャリアに関する専門的な知識や経験を持っていますので、自分自身では気付きにくい視点やアドバイスを提供してくれます。自分では考えることができない問題や解決策を見つけられるかもしれません。 自分自身の強みや弱みが分かる 自己分析やアセスメントなどを通じて、自分の強みや弱み、興味や価値観を客観的に分析し、アドバイスを提供してくれます。自身の傾向やスキル、適性が明確になることで、目標設定やキャリアプランを立てるときの方向性決めになります。 キャリアアップの方向性が見える キャリアコンサルタントは、自己分析やアセスメントの結果をもとに、自分自身に合ったキャリアアップの方向性や方法を提案してくれます。自分では見えにくかった新しいキャリアの可能性や、スキルアップの方法を教えてくれるため、視野を広げることができます。 自信を持ってキャリアを進めることができる キャリアコンサルタントとの相談を通じて、自分自身の強みや適性を客観的に見つめ直すことができるため、自信を持ってキャリアを進めることができます。また、アドバイスをもとに行動を起こすことで、キャリアアップに向けた自信やモチベーションが高まり、新しいキャリアに挑戦するための勇気を持つことができます。 ぜひ、お気軽に相談してみましょう!

2023/08/16
キャリアコンサルティングの利用法
今のままで大丈夫?30代で考えるこれからのキャリアプラン

今のままで大丈夫?30代で考えるこれからのキャリアプラン

「なんとなく仕事に飽きてきたなぁ」「これからのキャリアどうしよう?」 30代になって、そのような悩みを持ってはいませんか?10年弱働いている人は、そろそろキャリアに悩み出すタイミングです。 今のまま続けてもそんなに困ることはなかったり、特にやりたいこともないという人は多いですよね。そのような人はぜひキャリアプランを立ててみてください。 ここではキャリアを考え直すべき人の特徴や、キャリアプランを立てる手順をご紹介していきます。キャリアプランを立てることで、最終的にあなたのなりたい姿まで最短距離で進んでいけるかもしれません。 キャリアを考え直した方がいい人の特徴 自分はキャリアを考え直した方がいいのか、その点から迷う人は多いのではないでしょうか。ここでは、キャリアを考え直した方がいい人の特徴をご紹介していきます。 自分に当てはまるものがある人は、どんどん次に読み進めていってくださいね。 仕事がマンネリ化している 30代になると転職したことがない人にとっては、仕事に慣れてきている段階ですよね。異動などもなく、同じ職種で同じサービスや商品に携わり続けていることもあるのではないでしょうか。 日々の仕事の中で変化があったり、トラブルがあったりと、もちろん毎日同じことをしているという訳ではありませんが、そのような状況であれば、マンネリを感じてしまうのも無理はありません。 自分がやらなければならないことが明確で、ルーティーン化していることが快適だという人もいます。しかし、同じようなことばかりで仕事に飽き飽きしてしまっているという人も多いでしょう。 10年程度同じ会社にいると、立場的にも新人ではなくなります。場合によってはベテランの立ち位置にもなってきます。 そのような状態だと、なかなか自分の業務の幅を広げたり、他のことをしたいと申し出るのが難しいと感じる人もいるはずです。 仕事に飽きてしまっている人にとっては、毎日の勤務が苦痛になりますよね。時間に余裕ができてくると、暇だと感じてくる可能性もあります。仕事がマンネリ化することで、これからもずっと変わらなかったらどうしようという気分にもなるはずです。 仕事に飽きてるなぁと感じたら、キャリアを考え直すタイミングかもしれません。 社内でのキャリアパスが不透明である 10年近く同じ会社で働いているのにも関わらず、これからの自分が社内でどのようにキャリアを進んでいけばいいのかわからないのは不安ですよね。 新人でもベテランでもないような立場で、昇格できるようなポジションも空いていないとなると、あとどれくらい同じ役割なのか見当がつきません。 現在では年功序列の会社が少なくなってきているため、「○年働けば部長になれる」などの指標があるということも少ないでしょう。 そのような状況では、「働き盛りと言われる30代を、このまま過ごしてしまっていいのか」という考えがよぎることもあるかもしれません。他の会社で働いている友人は、どんどん仕事を任されていって、昇格したりもして、仕事も楽しそうだという場合もありますよね。 他の人と比べ過ぎるのは負担になりますが、自分ももっと頑張りたいと思うのであれば、これからのキャリアを考えてみたほうがいいかもしれません。 数年昇給していない 会社で働いていく上で、給料の面はとても大切です。やりがいや、その仕事が好きだという気持ちがあることももちろん大切ですが、待遇が追いつかないとやりがいや好きな気持ちにまで影響してしまいます。 毎年昇給するということはないかもしれませんが、同じ会社に勤め続けて担当業務も増え、責任も重くなっていくなかで、数年にわたり昇給がないのは今後の不安を煽りますよね。 経営状況や社会情勢的に、今は厳しいということもあるかもしれません。しかし、同じ業界や年代と比べて、だいぶ低いと感じたり、新入社員とそれほど給料が変わらなかったりすると待遇への不満も出てきてしまうもの。年々上昇する物価に対して収入が停滞していると、今後の生活にも影響してくるかもしれません。 あなた自身が周りとの差を感じたり、おかしいと思う点がないことが重要です。 社内の人間関係に疲弊している 企業勤めをするということは、他人と働くということです。本当なら仕事を頑張っていきたいのに、業務内容に直接関係のない、人間関係で悩むのはとても無駄なことに感じるでしょう。 上司が横暴な態度をとる人だったり、ボスのような存在がいてその人の機嫌一つで社内の雰囲気が悪くなったりすると、業務以外のことに気をつけなければならない環境は辛いはずです。 今は営業を頑張りたい!など、あなた自身がやる気に満ちていても、他のことで気分が落ちてしまうと勿体無いですよね。 人間関係や社内の雰囲気はあなたの努力で変えられるものでもないので、あなたのやる気を削ぐような環境にいるのであれば、今後を見据えて今のうちにキャリアを考え直したほうがよいかもしれません。 育児と仕事の両立を見直したい 新卒で入社してから10年程度経過しているのであれば、あなた自身の仕事への考え方や、プライベートでの生活に大きな変化があるのではないでしょうか。 特に結婚や出産を控えている場合、今の会社で十分なサポートがなかったり、様々な制度を活用した前例がなかったりすると不安になりますよね。 男性育休の取得推進を呼びかけられてはいますが、会社によっては男性が休む意味なんてないと、育休を取りづらいなんてこともあります。 あなた自身の家庭や育児の環境を考えたときに、仕事との両立が難しい場合には、キャリアについて考え直した方がいいかもしれません。 入社当時は仕事に全精力をつぎ込むと決めていた人でも、子どもとの生活が始まると、もっと家での時間を確保したいという気持ちになることもあるでしょう。 30代になり、結婚してプライベートの環境が大きく変わる人も多いでしょう。仕事とプライベートは切り離して考えられないからこそ、どれくらいの時間働いて、どのくらいの時間を仕事に費やし、どれくらいの収入が欲しいのかを考えてみるのはいかがでしょうか。 キャリアプランを立てるメリット キャリアプランを立てることにはたくさんのメリットがあります。ここでは一例としてメリットを挙げていますので、ぜひ参考にしてみてください。 仕事へのモチベーションが上がる 自分のキャリアプランを可視化することで、今何をするべきタイミングなのかがはっきりとします。 今までなんとなくで日々働いていたという人は、「今は絶対目標を達成して評価を上げていく時期だ!」というように、仕事に対しての意識が上がるかもしれません。 「40歳までに昇格する」という目標があるのであれば、逆算して評価を上げていったり、研修に参加してみたりとやるべきことが見えてくるはずです。 漠然とした理由や目的のために頑張るのは、誰でも難しいと感じますが、明確な目標や目的があれば頑張ることに前向きになれるのではないでしょうか。 社内の評価が上がる 仕事へのモチベーションが上がると、自ずとあなたの評価も上がっていくでしょう。すぐに成果が出なかったとしても、あなたの意識が変わっているのであれば、周りは気付いていくはずです。 いつもより少し早く出社して、いつもより少し多く業務に対応している、など小さいことからでも周りの誰かの助けになっているかもしれません。 周りを助けられるようになってくると、感謝されることが増えて、あなたのモチベーションがより上がっていくことになります。 あなたの当たり前の基準が高くなっていくことで、周りを引っ張って行ける存在になるかもしれません。段々と目立っていくと、上司からもしっかり評価されるようになっていくでしょう。 それが大きな仕事や責任のある仕事を任されたり、業務での希望が叶ったりと、次のチャンスにつながっていくかもしれません。 キャリアの選択肢が広がる 長い目でキャリアを考えていなかった場合、今いる場所でなんとなく続けていくんだろうと思っていたのではないでしょうか。しかしキャリアプランを改めて練ってみることで、自分が実はしたかったことや、叶えたい姿が見えてきます。 それが見えてくれば、転職も視野に入れたキャリアの選択肢が増えてきます。キャリアプランを練ることで、キャリアがどんどん前進していくのです。 今からでもできるキャリアプラン 「でもキャリアプランって何からすればいいの?」 そのように感じる方も多いでしょう。ここでは、キャリアプランを立てる手順をご紹介していきます。キャリアプランを立ててみたいけど、何から手をつけていいかわからないという人はぜひ順番に確認してみてください。 ①自分の経験・スキルを言語化する 30代になると10年弱働いてきたなかで色々な経験をしてきたのではないでしょうか。それをしっかり言語化し、その経験から得たスキルを書き出してみてください。 ここまで働いてきたのに、特に何もできるようになっていないと感じるでしょうか?もう大抵のことはできるようになってる!と感じるでしょうか? 30代になり改めて自分が積み上げてきたことを可視化するのは、とてもいい刺激になるはずです。 フルタイムで働いている人であれば、平日5日、1日7〜8時間を仕事に費やしてきました。その時間に対して、得られたものはどう感じますか? ぼーっと過ごしてしまったという人は、30代のうちに気付けたことはとてもラッキーだと思ってください。まだまだ働き盛りの30代です。 仕事をしていくなかで、できるようになりたいことや経験したいことをどんどん書き出していくことで、自分が本来どのように仕事の時間を過ごしたいのかがわかるはずです。 ②中期・長期的な目標を立てる 「あなたはどうなりたいですか?」と聞かれても、すぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。漠然とした質問に対して、瞬時に答えられる人は、常日頃から目的意識をとても高い水準で保っている人のはずです。 多くの人は考え込んでしまう質問ですが、キャリアプランを練っていくにあたって一度立ち止まって考えてみてください。 働いていくなかで最終的に叶えたい姿から逆算して、中長期の目標を立てることで、少し先の目標や日々やらなければいけないことが見えてくるはずです。 例えば、同じ会社で最後まで頑張っていきたいのであれば、最終的に事業責任者を目指すと仮定しましょう。現在平社員だとすると、いきなり事業責任者を目指すといっても現実味がありませんよね。 まずは、40代のうちに部長まで昇格を目指す。そのために今は毎月の目標に対して、ハイ達成を意識する。大きく達成するために、商談数を1.5倍に設定する。 というように、具体的な数値目標も設定しやすくなります。もし確認できる環境があるのであれば、社内で昇格していく方法を人事に確認してみるのがおすすめです。 会社によっては、新人教育を経験しないといけなかったり、参加しないといけない研修があったりと独自の規定が設定されていることがあります。 社内での出世を目標とする場合は、あなた自身で設定した目標がずれていないか、確認するのがおすすめです。 ③現状の課題を整理する 中長期的な目標を立てた後は、今ある課題を整理してみましょう。目標を立ててみて、今何もやることがないという人はいないはずです。 自分のなりたい姿に対して、足りていないスキルや行動を書き出してみてください。今まで苦手意識があって、行動に移せていないようことはありませんか。 苦手なものに対して一気に全て対応するのは、誰でも躊躇ってしまいます。一つ一つの課題に対して、小さな行動を積み重ねていってみてください。 例えば、データの読み解きが苦手なのであれば、「今月はデータの種類を確認してみる」など、時間に余裕を持って小さなことから挑戦してみるのがおすすめです。 課題がたくさんありすぎて、何から対応していいかわからないという場合は、最も難易度が低そうなものから手をつけて、日々の成功体験を積んでいくようにすると継続しやすくなります。 30代で初心に戻って苦手なものを確認し、挑戦していくことでキャリアプランを練る上でも、今のまま頑張るのか方向転換が必要なのかを明確にすることができます。 また課題を克服していくうちに、あなた自身の強みになる部分がどんどん増えていくというメリットもあるのです。 ④転職を想定してみる 自分のキャリアを考えたときに、転職してキャリアアップを目指すという選択もあります。今の会社ではできそうにないことや、叶えられそうにないこともありますよね。 収入を上げたいと思っていても、会社ごとにある程度の基準や上限があるはずです。それに対してあなたが満足できないのであれば、転職をするか、もしくは副業を頑張って収入の柱を増やすことが必要になります。 会社の制度や体制を変えるにはとても長い時間がかかりますし、長く続く会社なのであれば体制が変わることに期待するのは難しいでしょう。 30代のあなたが今から定年まで働くと仮定すると、残りの会社員生活がまだまだ30年前後も残っているのです。よほどの理由がない限り、自分が今の会社を変えてやる!と意気込む必要はないかもしれません。 転職することのメリットは、簡単に新しい環境、新しい職種、新しい組織で仕事をできる点です。今の会社に特に不満はなくても、これから長い目で見て転職するかもしれないと今から準備しておくのはいかがでしょうか。 特に新しい職種にキャリアチェンジしたいと少しでも考えているのであれば、30代が最後のチャンスかもしれません。40代になるとキャリアチェンジできないかというと、そうではありませんが難易度がぐっと上がると考えた方がいいでしょう。 40代になるとベテラン社員の部類になることが多く、未経験の職種に応募できる機会がとても少なくなります。また未経験職種に転職できたとしても、教育担当がだいぶ年下になったり、周りの同期も年下ばかりの環境になるので、馴染んでいくのに苦労するかもしれません。 30代のうちにキャリアチェンジという選択肢は、しっかりと検討しておくのが安心です。 ⑤プロのカウンセリングを活用する キャリアプランを考える際に、自己流では限界があります。自分がやりたいことやなりたい姿をしっかりイメージできたとしても、それは本当に実現可能なのかという点は判断がつきませんよね。 30代というキャリアにとって重要な時期に、しっかりとプロの意見を聞いておくことで、あなたの理想のあり方への最短距離を走れるようになります。 理想の姿があるのに、あえて遠回りしたい人は少ないですよね。キャリアプランを考える際には、プロから客観的なアドバイスをしてもらうと自分自身の気付きにも繋がるのでおすすめです。 そして人に話すことで、自分の思いや考えが整理されて、モチベーションアップにも繋がります。 長いキャリアを歩んでいく中で、迷いが出ないという人はほんの一握りです。自分の選んだ道があっているのか、今のストレスに耐え続けるのが正解なのかと日々悩むことがあるでしょう。 そのような時に、プロの視点でのアドバイスをもらうという選択を持っておくのはいかがですか。 30代で今のキャリアが不安になっていたり、キャリアプランをしっかり練っていきたいという時には、プロのキャリアカウンセリングを受けることできっと気持ちが楽になりますよ。

2023/07/19
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
キャリアアップできるのかな…今すぐできる不安解消法を紹介!

キャリアアップできるのかな…今すぐできる不安解消法を紹介!

日々仕事と向き合っている中で大きな不満がなくとも、ふとした時になんとなく心が不安になっていることがありませんか? 「自分はこのままでいいのだろうか?」「キャリアアップしていけるのかな?」「ずっと働いていけるのかな?」 と感じることがあるのではないでしょうか。小さな不安をそのままにしていると、気づいた時にはとても大きな不安になっていることがあります。 ここではあなたが感じる不安を少しづつ解消していく方法をご紹介していきます。不安な気持ちを少しでも楽にしていきたい方は、ぜひ最後まで読み進めてください。 何に対して不安を感じているかを考えてみる まず最初に考えたいのは「何に対して」「なぜ」不安に感じているのかということです。現状になんの不満もなく仕事をしている方は、不安な感情は生まれにくいですよね。 あなたがキャリアに関して、不安に感じる原因を探していきましょう。 漠然な不安を言語化してみる 「なんだか不安」「なんとなく今のままではダメな気がする」 不安な気持ちを言語化してみると、とても漠然とした言葉になったのではないでしょうか。これといって明確な理由がなくても不安になることはありますよね。 それは自分の状況がずっと変わっていない。もしくは周りの状況が著しく変化しているのを目の当たりにしているのではないでしょうか。 あなた自身が今まで特に何も不安に思わず仕事に取り組んでいたとしても、数年経った時に取り組む業務内容があまり変わっていなかったり、周りの上司や同僚がどんどん転職したりすると自分だけが停滞している気がしてきます。 日々業務内容を変えていかなければならないということは決してありません。変わらず毎日対応しなければならない業務もありますし、そういった業務が周りの人や顧客にまで利益をもたらしているかもしれないのです。 漠然な不安が「周りと比べて」「周りがこうだから」と主語が自分になっていない場合は、もう一度よく考えてみてください。 大切なのは、自分自身と向き合った時に明確なキャリアに関しての不安要素があるのかどうかです。 自分はどうありたいかを考えてみる あなた自身は不安を解消してどのようになっていきたいのか、考えてみてください。 キャリアアップを考えると今の業務内容は不安だけど、やっていることは好きだという場合もありますよね。あなた自身が楽しく仕事に取り組むことができているのであれば、焦って状況の変化を求めたりしなくてもいいのではないでしょうか。 キャリアアップすることだけが目標になり、キャリアアップできていないことだけが不安となってしまうと、いつの間にかやりたくないことばかりに囲まれてしまい、キャリアアップを達成したとしても幸福感は得られないかもしれません。 あなたにとっての幸福な状態を、一度しっかりとイメージしてみてください。仕事で評価されて部下をたくさん持つことが幸せなのか、仕事にそれほどやりがいはないが自分の趣味の時間をしっかり確保できていることが幸せなのか。 明確な正解を出すことは難しいと思いますが、具体的な生活を交えてイメージできるとより良いでしょう。 転職したらなくなる不安なのかを考える 「今の環境だとキャリアアップもできないし、転職したい」と考える方は多いのではないでしょうか。 そういった場合は、転職したら絶対になくなる不安なのか、転職しなければ絶対になくならない不安なのかをよく考えてみてください。 たしかに、仕事への悩みや不安を感じたときに、最初の選択肢として頭に浮かぶのは転職ですよね。職場環境や業務内容を変えれば、悩みはなくなるのではないかと思うはずです。 しかし転職をしたからといって悩みがなくならない、むしろ悪化するということもあるのです。 業務内容に飽きてしまっていることが理由で転職をしたとしても、新しい職場で色々な経験ができるとも限りません。前の職場の方が良かったと感じる点も出てくるでしょう。転職=環境が良くなると信じ込んでしまうのは危険なのです。 また最近では出戻りを良しとする企業もありますが、その場合でも全く同じ環境に戻ることができるというわけではありません。 例えば、営業職として責任あるポジションに就いていたとしてもまた同じ企業に戻ってきたからといって、同じ業界や顧客を任せてもらえるとは限らないからです。 キャリアアップへの不安を感じたらすぐに転職をイメージしがちですが、今の環境を全て捨ててでも転職しなければならないのかは冷静に考えたいですね。 不安要素が明確なパターン なんとなくの不安を感じる方がいる一方で、不安要素が明確となっている方もいるのではないでしょうか。 不安要素が明確であるからこそ、今後のキャリアの選択が見えてきますよね。ここでご紹介するパターンに当てはまるものがある場合は、何か行動を起こした方がいいかもしれません。 あなた自身が感じる問題点が明確である方こそ、色々な選択肢がある中でどの解決策が最善なのかしっかりと吟味していってください。 収入の停滞がはっきりとしている 「給料が上がらないな〜」となんとなく感じているのではなく、明確に同業界・同規模の企業と比べて給与水準が低い場合があります。昇進昇格を経て職位が上がっていったとしても、給与があまり変化ない可能性もあると不安にもなりますよね。 仕事を頑張り続けていると、周りにはあなたの頑張りを見てくれている人がいるはずです。しかしながら、それがあなたの収入に直接影響を与えることはないかもしれません。 努力は報われるべきです。しかし現実はそうでないこともあるのです。それはあなたが悪いのではなく、職場の体制や人事評価の制度設計、または経営状況に問題があります。 キャリアアップを望んでいても、その先に責任だけが重くなり待遇がついてこない場合は、職場を変えることも選択肢の1つとしていいのではないでしょうか。 やりたいことには挑戦できない環境 誰しも企業で勤めているのであれば、自分のやりたいことと業務としてやらなければならないことが一致しているとは限りません。むしろやりたいことをできている人の方が少ないはずです。 そういった現状もありますが、今の職場にいることで今後を見据えても絶対に挑戦できないことを諦められないという方もいますよね。 例えば、エンジニアとして入社したものの実際に働いていくにつれて、営業職に挑戦したくなったとします。しかし勤めている企業では完全に営業は別企業へ外注していると、今後を見据えても挑戦できるチャンスはほぼないでしょう。 今のまま定年まで勤め上げても自分の挑戦したいことには挑戦できず、年齢を重ねることで未経験状態での転職は難しいということになるかもしれません。 この挑戦をしないと自分は絶対に後悔するというものがある場合、思い切って違う環境に飛び出した方がいい可能性があります。 スキルが身についていない 多くの人が感じる不安の中でも、働いている中でスキルが身についていない、ということがあります。 キャリアアップ=スキルアップと考えても良いくらいに今の時代では個人のスキルが重要視されています。そういった影響もあり、自分個人として考えた際に何もできないのはないかと不安になることがありますよね。 キャリアに不安を感じて、いざ転職活動を始めてみても履歴書に書ける経歴がないと絶望したことがある人もいるのではないでしょうか。 普段の自分は会社の中でも割と重要な役回りをしているのに、履歴書は埋まらない。書類の空白を眺めながら、今やっている仕事の意義を感じられなくなってしまいますよね。 このままではキャリアアップできないと悩んでしまうかもしれません。しかし、なんでもいいからスキルが欲しいと走り出してしまうのは得策ではありません。 今の自分ができること、できるようになりたいことをしっかりと整理した上でスキル取得を目指すのが安心です。会社の中では学ぶことのできないスキルなのであれば、少しづつ休みを利用しながら学習を進めていくこともできます。 あまり焦りすぎず、環境を変えずともできることに挑戦してみるのがおすすめです。 人間関係での悩みを抱えている 職場の雰囲気が悪く、人間関係で悩みを抱えているという方もいるのではないでしょうか。人間関係に悩んでしまうと、自分自身のキャリアアップを考える余裕も無くなってきますよね。 業務にしっかりと取り組んでいきたい気持ちがあっても、悪意のある人に邪魔をされたり、合わない人と一緒に仕事をしたりと、ストレスを抱えながら頑張っている方もいるのではないでしょうか。 特定の人からの嫌がらせなどであなた自身が苦しまなければならない環境なのであれば、転職や社内でも異動希望を出すなど環境を変えてみるのがおすすめです。 残念ながら職場の雰囲気はすぐに変わるものではありません。今後を見据えて我慢できるものなのか、そうではないのかを考えてみる必要があります。 1人で考えても不安が解消しない場合 キャリアに関しては、職場環境や業務内容、プライベートの問題まで様々な要素が影響してきます。そのような複雑な問題を1人で抱え込んでも不安は解消されないことが多いでしょう。 1人で悩んでいるだけではなく、周りの人や時にはプロにも相談してみることで新しい発見や選択肢が生まれてくるのではないでしょうか。 家族やパートナーに相談してみる まずはあなたの働き方や収入の変化などで、大きく影響のある家族やパートナーに相談してみるがおすすめです。最初に話すことができなかったとしても、転職などの選択をしようと思っている場合に一番影響がある人たちですよね。 1番身近にいる人に共感してもらえたり、背中を押してもらうことで精神的な不安は幾分か軽減されていくはずです。 仲が良いからこそぶつかる可能性もありますが、まずは思っていることを聞いてもらうことから始めてみるのはいかがでしょうか。 信頼できる同僚に相談してみる 社内でのあなたのポジションや社内体制をわかっている同僚にに相談するのは、とても具体的なアドバイスや深い共感を得られるのではないでしょうか。 今あなたがキャリアアップをできないと感じていたとしても、今経験している業務が社内ではキャリアアップに必ず必要なものである可能性もあります。そのような社内の情報を持っているかもしれないので、相談でしてみるのはおすすめです。 しかしここで注意した方がいいのは、口が固く信頼できる人を選ぶということです。企業内で多くの人に相談していると、噂話などであなたがキャリアに悩んでいることや不満があることなどが広まってしまうかもしれません。 そういった情報は必ずしもプラスに働くとは限らないので、あまり多くの人に話すよりは、信頼できる人を選んで相談してみる方がいいでしょう。 プロのコンサルタントにアドバイスをもらう 今の仕事でキャリアアップができるのか不安があるのであれば、プロのコンサルタントに相談してみるのはいかがでしょうか。 はっきりと転職を考えているわけでもないのに、キャリアの相談なんてちょっと行きづらい。と感じる人は多いと思います。しかし実際は転職を考えていなくても、キャリアに悩んだ時にプロに相談できるサービスもあるのです。 はっきりと転職を考えていないからこそ、あなた自身が今どのような仕事をしていて何が不安なのかを話すことで、現状に留まることが最善だという選択も生まれてきます。 実際に周りの人に相談してアドバイスをもらっても、周りの人は転職業界やキャリアについてのプロではありません。その人の主観でアドバイスをもらっても事実とは異なる場合が多々あるのです。 プロに相談することに心理的ハードルがあったとしても、たくさんのメリットがあります。特に業界の今後に心配があったり、キャリアアップしてどのような道があるのかわからない場合は、あなたが思いついていなかったキャリアパスの提案などを受けることができるのです。 そして人生の中でキャリアへの不安はまた何度も訪れます。今は気持ちが軽くなってもまた悩んだ時に、コンサルタントに相談しようという選択肢を持つことができます。 なんとなくキャリアアップへの不安があるけど、どういった行動を起こせば良いのかわからない人は、一度プロのコンサルタントに相談するという選択をしてみてはいかがでしょうか。

2023/04/24
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
40代はキャリアの最盛期!求められるスキルや考え方を徹底解説

40代はキャリアの最盛期!求められるスキルや考え方を徹底解説

40代はキャリアの最盛期と言われており、多くの会社で中核を担う人材が多い年代です。その一方で、キャリア形成に挫折してしまい、定年までモチベーションを保てない状態で仕事をする人も存在します。 この記事では、40代キャリアの特徴や悩みポイントを解説したうえで、どんな軸でキャリア形成を進めていけばよいのかを解説します。 現在キャリアにお悩みの40代はもちろん、将来に不安を抱える20代、30代もぜひ参考にしてください。 40代で高い成果が出せる理由 40代は、職業キャリアの中で最も高い成果が出せる時期と言われています。経験値も豊富であり、それを発揮できるスキル以外の要素も兼ね備えていることも多く、まさにキャリアの最盛期・円熟期と言える年代です。 ここでは40代が高い成果を出せる3つの理由を解説します。 豊富な経験 1つ目は、20年ほど積み重ねている仕事経験です。 個人の経歴で差はあるものの、概ね20年ほどの社会人経験を積んでいます。規模の大きな仕事や大変な経験、複数人をマネジメントした経験を積んでおり、人によっては管理職などの要職につくことも多いです。 仮にこのような経験がなくても、長年仕事に長年取り組んでいることで他のメンバーにシェアできる知識の引き出しが非常に多いと言えます。 人脈形成 2つ目は、様々な人脈が形成できていることです。 長い社会人経験の中で、一緒に仕事をした人は数えきれないほどたくさんいるはずです。会社であれば、他の部署に知り合いがいることで部署をまたいだコミュニケーションが可能となり、ビジネスの潤滑油的な役割を果たします。 また、取引先や協業先とも関係性を深めていることで、新規ビジネスの立ち上げやトラブルが起きたときの仲裁などに「顔が利く」ことも人脈形成をしている40代ならではの特徴と言えます。 仕事ができるだけの若手社員にはマネできない人脈が40代の強みと言えるはずです。 ハードワークに耐えうる健康状態 3つ目は、ハードワークに耐えることができる健康状態です。 20代と比べれば衰えもあるものの、まだまだハードな働きができる身体状態と言えます。健康課題が出やすい年代でもありますが、これらの経験を経て健康意識が高まっている状態でもあり、第一線で活躍できる状態をキープしている人が多いです。 豊富な経験と人脈を発揮できる身体的な基盤も備えているため、高い成果を出せるのもうなずけます。 40代キャリアの特徴 ここまで、40代が高い成果を出せる理由を解説してきました。 一方で、40代は年齢的な理由で転職しづらくなる年代でもあり、中には大きな成果が出せずキャリアが停滞してしまう人もいます。 ここでは、40代キャリアの特徴を解説していきます。自分の現状と照らし合わせながら読み進めてください。 40代が転職市場で求められること 40代の人が転職する場合は、ビジネスを推進するためのスキルが総合的に求められます。 具体的には、企画力、提案力、マネジメントといったスキルです。いずれも30代までの経験で習得できるスキルですが、基本的にすべての要素をまんべんなく保持していることが必要と言えます。 中には企画力だけ突出しているなどスペシャリスト的な人もいますが、40代で他社から評価されるためには20代、30代よりも突出している必要があります。よって、すべての人がスペシャリスト的なスキルを身につけられるとは限りません。 そのため、各要素をバランスよく高めておくことが、転職市場でも勝負できるキャリア形成につながると言えます。 停滞する人もいる 一方で、40代でキャリアが停滞する人がいるのも事実です。 具体的な要因として、「将来像が現実的すぎること」と「出世や自己研鑽の必要性を感じなくなること」があげられます。 「将来像が現実的すぎること」は、40代で多くの人が直面しています。それまでの経験からある程度の将来が見えてしまうことで、「とりあえず現状維持しておけば良い」という判断をしがちです。 20代、30代の頃は「こうしたい」「これをやりたい」といった願望を持つことで高いレベルの将来像を作れたものの、40代は現実的にできるレベルの将来像になりがちなことで、キャリアアップなどのモチベーションにはつながりにくいと言えます。 また、現状維持レベルの将来像になることで、出世や自己研鑽に対する必要性も感じなくなってしまいます。そのため、大きなキャリアアップができず停滞してしまう人が出てきてしまいます。 40代でキャリアに迷う場面とは? ここまで40代のキャリアが持つ特徴を解説してきました。 転職市場ではより高いスキルを求められる一方で、より現状維持をよしとする将来像を描くことからキャリアが停滞してしまうことも少なくありません。中には、このまま仕事を続けるか迷ってしまい、身動きが取れなくなる人もいます。 ここからは、40代がキャリアの迷いに直面するケースを解説していきます。 時代の変化についていけない 1つ目は、ビジネス環境や新しい価値観といった時代の変化についていけない場合です。 ビジネス環境が日々進化していることや若者を中心に新しい価値観が広まるなど社会は変化しています。 一方で、40代は豊富な経験があるために、過去の手法や考え方にとらわれてしまう傾向があります。特に、成功体験を持つ独自のやり方が時代に合わなくなっていることは心情的にも認めにくいと言えるでしょう。 自分の成功体験をもとに、時代の変化にあわせたアップデートを行わないまま仕事をしていることで、次第に周囲と話がかみ合わなくなっていきます。40代は組織を動かしていく役割を担うことも多いため、周囲との微妙な関係性になり成果も出にくくなった結果、自分のキャリアが正しいのか迷いにつながるケースが多いです。 マネジメントを求められるがうまくいかない 2つ目は、管理職などで行うマネジメントが自分の思う通りに進まないときです。 40代でマネジメント職を担うのは比較的多いパターンです。本人の希望よりも、会社からの要望を受けてマネジメントに取り組む人もいます。 マネージャーは率いている組織単位の成果を評価されるため、自分がどれだけ頑張っても部下が成果を出せなければ評価されません。 そのため、部下が思うような成果を出せていない場合に、成果を求められることに対する焦りやプレッシャーなどを強く感じてしまいます。このような状態が継続した場合、自分自身のマネジメントスキルに疑問を感じ、キャリア設計に迷いが生じることが多いです。 特にプレイヤーとして成果を出してきた人であれば、部下が自分と同じような成果を出せないことにイラつきを感じてしまい、態度に出してしまうことで関係性が悪化することもあります。焦りやプレッシャーから、感情ベースの行動をしてしまいがちになるため、このような事態を引き起こしやすくなると言えます。 出世競争に勝てない、興味がない 3つ目は、出世競争に勝てないもしくは競争自体に興味がないときです。 キャリアアップを図るためには会社内での出世競争に勝ち抜く必要がありますが、もちろん全員が勝ち抜けるわけではありません。 また、40代の出世競争では相手も40代とは限りません。30代、50代も競争相手になりますし、会社によっては20代の若手社員も対象かもしれません。 出世できる数にも限りがあるため、出世できないまま数年を過ごしてしまうと「このままで良いのか」という感情が出てきます。 加えて、競争自体に興味がないという人もいます。とはいえ、競争に勝たなければ出世することはなく、給料もさほど変わらないという状況になってしまいます。そのため、「同じ給料をもらい続ければ良い」というような消極的なマインドで残りの会社員生活を過ごす人も少なくありません。 40代で身につけておきたい要素 ここまで40代がキャリアに迷うケースを解説しましたが、必要なスキルを身につけておくことで選択肢が増え、将来像にも広がりが出てきます。 ここからは、40代が身につけておきたい代表的なスキルを書いていきます。 マネジメント力 40代が身につけておきたいスキルの1つ目は、マネジメントのスキルです。 先ほども書いたように、40代はマネジメントを求められやすい年代です。よほどのスペシャリストでない限り、配下のメンバーを率いて組織的な結果を求められることが多いと言えます。 マネジメントと言っても複数の要素がありますが、基礎となるのはコミュニケーションスキルです。配下のメンバーから業務情報や個人希望を吸い上げることや、他部署のマネージャーと組織運営に関する調整を行うなど会話中心のやり取りが頻発するため、ビジネスで十分なコミュニケーションができる力を身につけておく必要があります。 他にもマネジメント手法やツールの使い方などがあげられるため、マネジメントに関する書籍を通じて体系的に学習するのがおすすめです。 企画設計などの「絵を描く」スキル 40代が身につけておきたいスキルの2つ目は、企画設計をはじめとする「絵を描く」スキルです。 どの会社でも不足しがちなのが、「全体像を描く」スキルを持つ人材です。ビジネスでも社内業務でも、正確な全体像を描ければ詳細なタスクへの落とし込みがしやすくなります。 特に40代は、現場の仕事から経営的な面まで幅広く関与していることが多く、全体像を描くための知識・経験が豊富です。そのため、若手社員と差をつけやすいスキルと言えます。 柔軟な思考 40代が身につけておきたいスキルの3つ目は、様々な意見を取り入れる柔軟な思考です。 「スキル」とは若干毛色が違うものの、特に40代は意識的に持つ必要がある考え方と言えます。なぜなら、これまでの経験が豊富すぎて、自分の知る中で良し悪しを判断してしまいがちだからです。 例えば、利用しているサービスの運営会社から「導入事例としてインタビューをしたい」と言われた場合、過去に前例がなければ「やったことがないからやらない」という判断をしてしまいがちです。 しかし、インタビュー内容が運営会社のホームページ等に掲載された場合、そこを起点にして集客ができ、社内に利用事例として発信することができるなどメリットも多いはずです。 よって、過去の経験や自分の知識にとらわれず、フラットな判断をするためにも柔軟な思考は欠かせません。 仕事だけでなく、守りも固めておく ここまで、40代のキャリアアップを行うために必要な要素を解説してきました。自己研鑽も必要ですが、実際の仕事において意識的に取り組むことでスピーディーに習得できるはずです。 一方で、仕事だけでなく家庭をはじめとした「守り」も固めておく必要があります。ここからは、仕事以外に意識的に取り組んでおきたい内容を解説していきます。 家庭のコミュニケーション 1つ目は、家庭内の良好なコミュニケーションです。 年代を問わず、良い職業キャリアを歩むためには家庭面の充実が欠かせません。そのためには、パートナー、子どもとの良好な関係性を築くことが必要です。 40代で家庭を持っていれば、中学生~大学生くらいの子どもがいる場合が多いですが、仕事に没頭した結果子どもとのコミュニケーションが取れなくなり、関係性が悪くなるケースがあります。この場合、パートナーとも子どもについて相談しながら対処していく必要がありますが、会話が少なくなってしまうとパートナーとの関係性悪化につながる懸念もあります。 家庭内で関係が悪化すると、不安や苛立ちで集中できないことによるパフォーマンス低下を招く恐れがあります。そのため、家庭内で良好な関係性を築くことで仕事に安心して集中できる環境を作っておくことが必須と言えます。 将来的な経済問題 2つ目は、将来的な経済問題にめどをつけることです。 40代は、子どもの学費や住宅ローンといった大きな出費が重なりやすい年代です。そのため、生活に必要なお金や中期的に必要なお金を準備しておく必要があります。 一方で、定年や年金生活も現実味を帯びる時期です。将来的に必要なお金や、日常の暮らしで満足するための予算などを把握し、今どれだけの年収を稼いでおけばよいか考えておくことも重要です。 必要なお金を見据えた準備を行うことで、転職などのキャリアアップ時にもリスクを抑えた選択が可能となります。 自分自身の健康 3つ目は、自分自身の健康です。 40代はまだまだハードな仕事に耐えうるだけの体力を残している場合が多いですが、一方で健康課題が顕在化しやすい時期でもあります。 活力あふれた仕事をするためにも、基盤となる身体的な健康は必須です。 そのために、必要なダイエットや食生活の見直し、睡眠時間の確保などに取り組むことが必要と言えます。体調を崩すと、仕事のパフォーマンスが低下するだけでなく、働けなくなることでの収入ダウンや医療費増による出費の増加など、経済的にも大きな影響が出てしまうため、これを避けるためにも健康管理は入念に行うことをおすすめします。 まとめ この記事では、40代の特徴や考え方について解説してきました。 40代は、積み上げてきた経験・スキルから高い成果を出せる年代である一方で、キャリア面でも高いスキルを要求されることからキャリアが停滞してしまう人も多い年代です。 自分の意思でキャリアを形成していくためには、「選ぶ側」になるための自己研鑽が欠かせません。家庭はじめとした守りを固めつつ、「攻め」のキャリア形成ができるスキルアップや実績作りに意識的に取り組んでみてはいかがでしょうか。

2023/04/14
人間関係・仕事に対する不安
キャリアがなんとなく不安!転職を考えている方へ

キャリアがなんとなく不安!転職を考えている方へ

「私のキャリアって、このままでいいのかな…」「なんとなく不安…」「周りに転職している人が多いから、私も考えようかな…」 漠然としたキャリアの悩みを持っている方は、たくさんいます。今日は、キャリアに対してもやもや、漠然とした不安を抱えているあなたへ、転職を考えているあなたへ、お送りします。 このコラムを読んだ後には、その不安への解決策、考え方をわかっていただけると思います! キャリアを不安に思っている人は多い 大前提として、キャリアに不安を感じている人は、とても多いです。 インターネット検索で、「キャリア」を打つと、上位に「不安」「転職」と予測変換が表示されます。このことから、多くの方が、キャリアに対してもやもやを感じていることがわかります。 キャリアに対する不安の例 では、具体的に、どういう不安を抱えているのでしょうか?今回は、例として、7つご紹介します。 年収が不安 「給与がどんどん減っていき、この先のお金の面が心配…」「いつ会社がつぶれるかわからないし、終身雇用も崩壊したのでいつクビになるかもわからない…」「どんどん物価が値上がりして、毎日の暮らしで精いっぱい…」 お金に関する不安は、切っても切り離せません。 やりがいがなくて不安 「今の仕事が全然楽しくないので、これがこのままずっと続くと思うと、不安」「他になりたいことがあるのに、こんな仕事のままでいいのかな…」 仕事内容にやりがいを感じていない人は、不安に思う傾向があります。 働き方が不安 「今の仕事が激務で、深夜まで残業があるので、体力的に続けられないかも…」「毎日出社だけれど、子どももいるし、リモートワークで働きたい…」 そんな働き方に関する不安です。 業界や仕事に将来性を感じない 「今の業界が、どんどん傾いて減収しているので、とても不安を感じる」「今の仕事を続けていても、将来役に立つかわからなくて、将来性を感じることができない…」 今はAIなど技術の進化も早く、変化のスピードが速い時代。将来が不安になってしまう企業や業界もあるでしょう。 今の仕事に必要なスキルや知識が不足している 「今の仕事はやりがいを持っているけれど、スキルや知識が不足していて、しんどい…」「周りが自分より専門性があるので、なんとなく疎外感を感じている…」 求められるレベルと自分自身の現状に不釣り合いを感じているケースです。 職場の環境 「人間関係がうまくいっていなくて、つらい…」「職場の安全面で不安があるので、転職を考えている…」 人間関係や職場の安全面などで、不安を抱えている場合もあります。 語学力が足りていない 「上司が外国人になり、コミュニケーションがうまく取れず悩んでいる…」「ミーティングが英語ばかりになってしまい、疲弊している」 今や多くの企業がグローバルを視野に進出しているので、英語力などがないとしんどいと感じる部署があります。 などなど、あなたにも心当たりがある不安がありましたか?例外はあると思いますが、多くの人の悩みは上記のいずれか、もしくは複数に当てはまるのではないかと思います。 キャリアの不安に対して、実行していること では、その不安・悩みに対して、なにか実行していることはありますか?ここでは、一般的に実行している人が多い対策を挙げていきます。 資格取得を目指す 「資格を取得して、専門性と市場価値をあげて、年収アップを図っている」「今の職場を離れて、別の会社に行きたいので、資格勉強をしている」 業務に必要とされる資格に興味を持っている人、実際に行動を起こしている人は多くいます。前向きに資格の勉強をすると、どんどん市場価値も上がりますね。 自己分析をする 「自分にどんな仕事が向いていて、何が得意なのか、改めて自己分析をしている」「キャリアへの価値観の棚卸しなどを実践している」 などなど、自分のことをより理解すると、今後の仕事選びにも活きていきます。 キャリアコンサルタントに相談する 「国家資格をもつ、キャリアコンサルタントの方に相談している」「キャリアコンサルタントに定期的にコーチングのように話を聞いてもらっている」 プロの専門家に相談すると、悩みもすんなり解決することがあります。 転職活動をする 「自分をもっと評価してもらえるような会社を探して、転職活動をしている」「テレワークという働き方を実現するために、転職活動中」 転職はリスクはありますが、自分の望む条件を叶えやすい方法です。 転職がうまくいく人の特徴 転職という選択肢をとった方の中でも、転職がうまくいく人と、うまくいかない人がいると思います。 その違いは何なのでしょうか?3つご紹介します。 転職の軸をしっかり考えている 転職がうまくいく人は、転職の軸をしっかり考えています。具体的には、 ・年収は今いくらくらいもらっていて、次は○○万円以上ほしい・職種は○○か○○が良い・業界は○○の分野か、○○の分野・働き方は、残業○○時間以下は譲れない・勤務はテレワークが良い などなど、自分なりの軸をもって、転職活動に挑んでいます。 もし、自分なりの軸をもって転職をしていないと、エージェントの言葉をうのみにしてしまったり、望まない業界に入ってしまったりするなど、ミスマッチが起こりやすくなります。 「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、転職の軸を決めることが大切です。 中長期的なキャリアビジョンを持つ 転職がうまくいく人は、中長期的なキャリアビジョンを持っていることが多いです。 中長期的なキャリアビジョンとは、「5年後こうなっていたい」「10年後はこういう働き方をしていたい」などの、少し先の未来を思い描いて、計画を立てることです。 「5年後、10年後なんて、わかりっこないよ!」という方もいらっしゃると思いますが、ビジョンを持つことで、人間の脳はそのビジョンを目指して無意識的に動くこともあります。 漠然としたイメージでもいいので、中長期的なキャリアビジョンは持つようにしましょう。 自己分析をする では、転職の軸を決めたり、中長期的なビジョンを持ったりするためには、どんなことをするとよいでしょうか? それは、自分のことを知る、つまり自己分析です。 あなたは、自己分析をしたことがありますか?就職活動を経験した方なら、ほとんどの方に経験があると思います。 ただ、就職活動以来、たいして自己分析をしていないな…という方も多いのではないでしょうか?今日は、自己分析の方法もご紹介します。 自己分析の方法 自己分析をするための手法には様々なものがありますが、代表的な5つをご紹介します! SWOT分析 SWOT分析は、以下の4つの要素から構成されています。 ①Strengths(強み):自分が持っている優れた能力や資質、経験、人脈など②Weaknesses(弱み):自分に不足している能力や資質、経験、人脈など③Opportunities(機会):自分にとって、活躍できる可能性があるもの。④Threats(脅威):自分とって、活躍しにくい要因となるもの。 SWOT分析は、自己分析だけではなく、企業やチームなどの分析にも応用されることがあります。 自分自身を客観的に見つめ直して、キャリアの方向性を見出す上で非常に役立つ手法と言えます。 MBTI診断 Myers-Briggs Type Indicatorの略称で、人格の傾向を16種類に分類して、自分自身のタイプを特定する手法です。 ちなみに、MBTIとは、以下の4つの要素から成り立っています。 ①Extraversion(外向性)- Introversion(内向性)②Sensing(感覚的)- Intuition(直感的)③Thinking(思考型)- Feeling(感情型)④Judging(判断型)- Perceiving(知覚型) 自分がどのタイプか、無料で診断できるサイトもありますので、気になる方はぜひ試してみてください! →MBTI診断はこちら! ジョハリの窓 自分の意識している部分と、意識していない部分に分けて、情報を整理して、自己理解を深めるための手法です。 ①開放の窓…自分も知っているし、相手も知っている部分②秘密の窓…自分は知っているけれど、相手は知らない部分③盲点の窓…自分は知らないけれど、相手は知っている部分④未知の窓…自分も知らないし、相手も知らない部分 上記の4つに分けて分析します。 開放の窓をどんどん広げていくと、コミュニケーションが取りやすく良いとされています。 ライフラインチャート 自分自身の今までの経験を年代別に分けて、それぞれの時期で経験したことや感じたことを整理し、自己理解を深める方法です。 イベントごとに感情やモチベーション、幸福度の状態などを掘り下げていきます。 「あの時引っ越しをして、幸福度が上がったな~。なぜなら…」「あの職場は○○の部分で自分に合わずに、モチベーションが下がったな…。具体的には…」 など、今までの経験をじっくり、具体的に、棚卸しをすることで、自分の人生の価値観や傾向などを把握することができます。 見つけた価値観は、今後も自分の価値観として動く可能性が高いので、その価値観に合った方向性を考えていきましょう。 周りに自分の長所・短所を聞いてみる 家族や友人、職場の人など、周りに自分について質問するのも、自己分析に役立つ手法です。 「私ってどんな強みがあると思う?」「どんなところが課題かな?」 など、問いかけてみることによって、ジョハリの窓でいうと「他人が知っていて、自分が知らない」盲点の窓に気づくことが出来るチャンスがあるかもしれません。 周りの人々は、自分が思っている以上に、自分のことを観察してくれているものです。 転職以外の選択肢もある ここまで、転職がうまくいく人の特徴や、自己分析について解説してきました。ただ、キャリアに不安がある場合は、転職以外の選択肢もあります。 どのようなものがあるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。 今の会社で異動できるか、探ってみる わざわざ転職をしなくても、あなたの望む状態を叶えられる場合があります。「異動で、問題を解決できるかも…?」と感じた方は、以下の方法も参考に、考えてみてください。 ①会社内の情報を収集する 異動についての情報は、会社内のどこかに存在しています。まずは、上司や人事部の担当者、同僚などに異動に関する情報を聞いてみると良いでしょう。また、社内のポータルサイトや社内報などからも、情報を収集できます。 ②自分でアプローチをする 自分から上司や人事部に異動の希望を伝えることも重要です。自分がどのような異動を希望しているかを明確に伝え、それに合った異動先がある場合は、チャンスをつかむことができます。 副業をする また、転職の他に、「副業をする」という選択肢もあります。副業のメリットは下記をご参考ください。 ①収入源を多様化できる 副業を持つことで、収入源を多様化することができます。本業だけでなく、副業の収入も得られるため、収入面でのリスクを分散することができます。 ②新しいスキルや知識を身に着けられる 副業は、本業とは異なる分野で働くことができるため、新しいスキルや知識を習得することができます。これにより、自己成長やキャリアアップにつながることがあります。また、これが転職のアピールポイントになることも多いです。 副業は転職とは異なる形でキャリアアップや自己成長につながる可能性があります。ただし、副業を行う場合は、本業に支障が出ないように十分注意することが大切です。 フリーランスになる また、フリーランスになるという選択肢もあります。 フリーランスになることで、自分自身のスキルや経験を最大限に活かし、自由な働き方をすることができます。 ただし、フリーランスになることは、自己管理やビジネススキルが必要になるため、自己研鑽やリスクマネジメント能力の向上が必要となってきます。 さいごに キャリアが不安で転職を考えているということは、言い換えると新しい挑戦や成長を求めているということです。 転職は、自分自身を成長させ、自分の人生を変える機会でもあります。 まずは、自分自身が本当にやりたいことや、どのようなキャリアを目指したいのかを明確にすることが大切です。 転職にはリスクが伴いますが、自分自身のスキルや経験を客観的に見つめ直し、不足しているスキルや知識を習得することで、成功確率を高めることができます。 転職は一つの選択肢にすぎません。焦って何者かになろうとするのではなく、「本当は自分は何を達成したいのか?どうなりたいのか?」を、じっくり自分と向き合って考えていきましょう。

2023/03/29
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やってられない!職場に嫌気がさしたときにおすすめの3つの行動

「私のキャリアって、このままでいいのかな…」「なんとなく不安…」「周りに転職している人が多いから、私も考えようかな…」 漠然としたキャリアの悩みを持っている方は、たくさんいます。今日は、キャリアに対してもやもや、漠然とした不安を抱えているあなたへ、転職を考えているあなたへ、お送りします。 このコラムを読んだ後には、その不安への解決策、考え方をわかっていただけると思います! キャリアを不安に思っている人は多い 大前提として、キャリアに不安を感じている人は、とても多いです。 インターネット検索で、「キャリア」を打つと、上位に「不安」「転職」と予測変換が表示されます。このことから、多くの方が、キャリアに対してもやもやを感じていることがわかります。 キャリアに対する不安の例 では、具体的に、どういう不安を抱えているのでしょうか?今回は、例として、7つご紹介します。 年収が不安 「給与がどんどん減っていき、この先のお金の面が心配…」「いつ会社がつぶれるかわからないし、終身雇用も崩壊したのでいつクビになるかもわからない…」「どんどん物価が値上がりして、毎日の暮らしで精いっぱい…」 お金に関する不安は、切っても切り離せません。 やりがいがなくて不安 「今の仕事が全然楽しくないので、これがこのままずっと続くと思うと、不安」「他になりたいことがあるのに、こんな仕事のままでいいのかな…」 仕事内容にやりがいを感じていない人は、不安に思う傾向があります。 働き方が不安 「今の仕事が激務で、深夜まで残業があるので、体力的に続けられないかも…」「毎日出社だけれど、子どももいるし、リモートワークで働きたい…」 そんな働き方に関する不安です。 業界や仕事に将来性を感じない 「今の業界が、どんどん傾いて減収しているので、とても不安を感じる」「今の仕事を続けていても、将来役に立つかわからなくて、将来性を感じることができない…」 今はAIなど技術の進化も早く、変化のスピードが速い時代。将来が不安になってしまう企業や業界もあるでしょう。 今の仕事に必要なスキルや知識が不足している 「今の仕事はやりがいを持っているけれど、スキルや知識が不足していて、しんどい…」「周りが自分より専門性があるので、なんとなく疎外感を感じている…」 求められるレベルと自分自身の現状に不釣り合いを感じているケースです。 職場の環境 「人間関係がうまくいっていなくて、つらい…」「職場の安全面で不安があるので、転職を考えている…」 人間関係や職場の安全面などで、不安を抱えている場合もあります。 語学力が足りていない 「上司が外国人になり、コミュニケーションがうまく取れず悩んでいる…」「ミーティングが英語ばかりになってしまい、疲弊している」 今や多くの企業がグローバルを視野に進出しているので、英語力などがないとしんどいと感じる部署があります。 などなど、あなたにも心当たりがある不安がありましたか?例外はあると思いますが、多くの人の悩みは上記のいずれか、もしくは複数に当てはまるのではないかと思います。 キャリアの不安に対して、実行していること では、その不安・悩みに対して、なにか実行していることはありますか?ここでは、一般的に実行している人が多い対策を挙げていきます。 資格取得を目指す 「資格を取得して、専門性と市場価値をあげて、年収アップを図っている」「今の職場を離れて、別の会社に行きたいので、資格勉強をしている」 業務に必要とされる資格に興味を持っている人、実際に行動を起こしている人は多くいます。前向きに資格の勉強をすると、どんどん市場価値も上がりますね。 自己分析をする 「自分にどんな仕事が向いていて、何が得意なのか、改めて自己分析をしている」「キャリアへの価値観の棚卸しなどを実践している」 などなど、自分のことをより理解すると、今後の仕事選びにも活きていきます。 キャリアコンサルタントに相談する 「国家資格をもつ、キャリアコンサルタントの方に相談している」「キャリアコンサルタントに定期的にコーチングのように話を聞いてもらっている」 プロの専門家に相談すると、悩みもすんなり解決することがあります。 転職活動をする 「自分をもっと評価してもらえるような会社を探して、転職活動をしている」「テレワークという働き方を実現するために、転職活動中」 転職はリスクはありますが、自分の望む条件を叶えやすい方法です。 転職がうまくいく人の特徴 転職という選択肢をとった方の中でも、転職がうまくいく人と、うまくいかない人がいると思います。 その違いは何なのでしょうか?3つご紹介します。 転職の軸をしっかり考えている 転職がうまくいく人は、転職の軸をしっかり考えています。具体的には、 ・年収は今いくらくらいもらっていて、次は○○万円以上ほしい・職種は○○か○○が良い・業界は○○の分野か、○○の分野・働き方は、残業○○時間以下は譲れない・勤務はテレワークが良い などなど、自分なりの軸をもって、転職活動に挑んでいます。 もし、自分なりの軸をもって転職をしていないと、エージェントの言葉をうのみにしてしまったり、望まない業界に入ってしまったりするなど、ミスマッチが起こりやすくなります。 「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、転職の軸を決めることが大切です。 中長期的なキャリアビジョンを持つ 転職がうまくいく人は、中長期的なキャリアビジョンを持っていることが多いです。 中長期的なキャリアビジョンとは、「5年後こうなっていたい」「10年後はこういう働き方をしていたい」などの、少し先の未来を思い描いて、計画を立てることです。 「5年後、10年後なんて、わかりっこないよ!」という方もいらっしゃると思いますが、ビジョンを持つことで、人間の脳はそのビジョンを目指して無意識的に動くこともあります。 漠然としたイメージでもいいので、中長期的なキャリアビジョンは持つようにしましょう。 自己分析をする では、転職の軸を決めたり、中長期的なビジョンを持ったりするためには、どんなことをするとよいでしょうか? それは、自分のことを知る、つまり自己分析です。 あなたは、自己分析をしたことがありますか?就職活動を経験した方なら、ほとんどの方に経験があると思います。 ただ、就職活動以来、たいして自己分析をしていないな…という方も多いのではないでしょうか?今日は、自己分析の方法もご紹介します。 自己分析の方法 自己分析をするための手法には様々なものがありますが、代表的な5つをご紹介します! SWOT分析 SWOT分析は、以下の4つの要素から構成されています。 ①Strengths(強み):自分が持っている優れた能力や資質、経験、人脈など②Weaknesses(弱み):自分に不足している能力や資質、経験、人脈など③Opportunities(機会):自分にとって、活躍できる可能性があるもの。④Threats(脅威):自分とって、活躍しにくい要因となるもの。 SWOT分析は、自己分析だけではなく、企業やチームなどの分析にも応用されることがあります。 自分自身を客観的に見つめ直して、キャリアの方向性を見出す上で非常に役立つ手法と言えます。 MBTI診断 Myers-Briggs Type Indicatorの略称で、人格の傾向を16種類に分類して、自分自身のタイプを特定する手法です。 ちなみに、MBTIとは、以下の4つの要素から成り立っています。 ①Extraversion(外向性)- Introversion(内向性)②Sensing(感覚的)- Intuition(直感的)③Thinking(思考型)- Feeling(感情型)④Judging(判断型)- Perceiving(知覚型) 自分がどのタイプか、無料で診断できるサイトもありますので、気になる方はぜひ試してみてください! →MBTI診断はこちら! ジョハリの窓 自分の意識している部分と、意識していない部分に分けて、情報を整理して、自己理解を深めるための手法です。 ①開放の窓…自分も知っているし、相手も知っている部分②秘密の窓…自分は知っているけれど、相手は知らない部分③盲点の窓…自分は知らないけれど、相手は知っている部分④未知の窓…自分も知らないし、相手も知らない部分 上記の4つに分けて分析します。 開放の窓をどんどん広げていくと、コミュニケーションが取りやすく良いとされています。 ライフラインチャート 自分自身の今までの経験を年代別に分けて、それぞれの時期で経験したことや感じたことを整理し、自己理解を深める方法です。 イベントごとに感情やモチベーション、幸福度の状態などを掘り下げていきます。 「あの時引っ越しをして、幸福度が上がったな~。なぜなら…」「あの職場は○○の部分で自分に合わずに、モチベーションが下がったな…。具体的には…」 など、今までの経験をじっくり、具体的に、棚卸しをすることで、自分の人生の価値観や傾向などを把握することができます。 見つけた価値観は、今後も自分の価値観として動く可能性が高いので、その価値観に合った方向性を考えていきましょう。 周りに自分の長所・短所を聞いてみる 家族や友人、職場の人など、周りに自分について質問するのも、自己分析に役立つ手法です。 「私ってどんな強みがあると思う?」「どんなところが課題かな?」 など、問いかけてみることによって、ジョハリの窓でいうと「他人が知っていて、自分が知らない」盲点の窓に気づくことが出来るチャンスがあるかもしれません。 周りの人々は、自分が思っている以上に、自分のことを観察してくれているものです。 転職以外の選択肢もある ここまで、転職がうまくいく人の特徴や、自己分析について解説してきました。ただ、キャリアに不安がある場合は、転職以外の選択肢もあります。 どのようなものがあるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。 今の会社で異動できるか、探ってみる わざわざ転職をしなくても、あなたの望む状態を叶えられる場合があります。「異動で、問題を解決できるかも…?」と感じた方は、以下の方法も参考に、考えてみてください。 ①会社内の情報を収集する 異動についての情報は、会社内のどこかに存在しています。まずは、上司や人事部の担当者、同僚などに異動に関する情報を聞いてみると良いでしょう。また、社内のポータルサイトや社内報などからも、情報を収集できます。 ②自分でアプローチをする 自分から上司や人事部に異動の希望を伝えることも重要です。自分がどのような異動を希望しているかを明確に伝え、それに合った異動先がある場合は、チャンスをつかむことができます。 副業をする また、転職の他に、「副業をする」という選択肢もあります。副業のメリットは下記をご参考ください。 ①収入源を多様化できる 副業を持つことで、収入源を多様化することができます。本業だけでなく、副業の収入も得られるため、収入面でのリスクを分散することができます。 ②新しいスキルや知識を身に着けられる 副業は、本業とは異なる分野で働くことができるため、新しいスキルや知識を習得することができます。これにより、自己成長やキャリアアップにつながることがあります。また、これが転職のアピールポイントになることも多いです。 副業は転職とは異なる形でキャリアアップや自己成長につながる可能性があります。ただし、副業を行う場合は、本業に支障が出ないように十分注意することが大切です。 フリーランスになる また、フリーランスになるという選択肢もあります。 フリーランスになることで、自分自身のスキルや経験を最大限に活かし、自由な働き方をすることができます。 ただし、フリーランスになることは、自己管理やビジネススキルが必要になるため、自己研鑽やリスクマネジメント能力の向上が必要となってきます。 さいごに キャリアが不安で転職を考えているということは、言い換えると新しい挑戦や成長を求めているということです。 転職は、自分自身を成長させ、自分の人生を変える機会でもあります。 まずは、自分自身が本当にやりたいことや、どのようなキャリアを目指したいのかを明確にすることが大切です。 転職にはリスクが伴いますが、自分自身のスキルや経験を客観的に見つめ直し、不足しているスキルや知識を習得することで、成功確率を高めることができます。 転職は一つの選択肢にすぎません。焦って何者かになろうとするのではなく、「本当は自分は何を達成したいのか?どうなりたいのか?」を、じっくり自分と向き合って考えていきましょう。

2017/05/30
人間関係・仕事に対する不安
入社10年目でもう仕事を辞めたいと思ったら…知っておきたい対処法

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「私のキャリアって、このままでいいのかな…」「なんとなく不安…」「周りに転職している人が多いから、私も考えようかな…」 漠然としたキャリアの悩みを持っている方は、たくさんいます。今日は、キャリアに対してもやもや、漠然とした不安を抱えているあなたへ、転職を考えているあなたへ、お送りします。 このコラムを読んだ後には、その不安への解決策、考え方をわかっていただけると思います! キャリアを不安に思っている人は多い 大前提として、キャリアに不安を感じている人は、とても多いです。 インターネット検索で、「キャリア」を打つと、上位に「不安」「転職」と予測変換が表示されます。このことから、多くの方が、キャリアに対してもやもやを感じていることがわかります。 キャリアに対する不安の例 では、具体的に、どういう不安を抱えているのでしょうか?今回は、例として、7つご紹介します。 年収が不安 「給与がどんどん減っていき、この先のお金の面が心配…」「いつ会社がつぶれるかわからないし、終身雇用も崩壊したのでいつクビになるかもわからない…」「どんどん物価が値上がりして、毎日の暮らしで精いっぱい…」 お金に関する不安は、切っても切り離せません。 やりがいがなくて不安 「今の仕事が全然楽しくないので、これがこのままずっと続くと思うと、不安」「他になりたいことがあるのに、こんな仕事のままでいいのかな…」 仕事内容にやりがいを感じていない人は、不安に思う傾向があります。 働き方が不安 「今の仕事が激務で、深夜まで残業があるので、体力的に続けられないかも…」「毎日出社だけれど、子どももいるし、リモートワークで働きたい…」 そんな働き方に関する不安です。 業界や仕事に将来性を感じない 「今の業界が、どんどん傾いて減収しているので、とても不安を感じる」「今の仕事を続けていても、将来役に立つかわからなくて、将来性を感じることができない…」 今はAIなど技術の進化も早く、変化のスピードが速い時代。将来が不安になってしまう企業や業界もあるでしょう。 今の仕事に必要なスキルや知識が不足している 「今の仕事はやりがいを持っているけれど、スキルや知識が不足していて、しんどい…」「周りが自分より専門性があるので、なんとなく疎外感を感じている…」 求められるレベルと自分自身の現状に不釣り合いを感じているケースです。 職場の環境 「人間関係がうまくいっていなくて、つらい…」「職場の安全面で不安があるので、転職を考えている…」 人間関係や職場の安全面などで、不安を抱えている場合もあります。 語学力が足りていない 「上司が外国人になり、コミュニケーションがうまく取れず悩んでいる…」「ミーティングが英語ばかりになってしまい、疲弊している」 今や多くの企業がグローバルを視野に進出しているので、英語力などがないとしんどいと感じる部署があります。 などなど、あなたにも心当たりがある不安がありましたか?例外はあると思いますが、多くの人の悩みは上記のいずれか、もしくは複数に当てはまるのではないかと思います。 キャリアの不安に対して、実行していること では、その不安・悩みに対して、なにか実行していることはありますか?ここでは、一般的に実行している人が多い対策を挙げていきます。 資格取得を目指す 「資格を取得して、専門性と市場価値をあげて、年収アップを図っている」「今の職場を離れて、別の会社に行きたいので、資格勉強をしている」 業務に必要とされる資格に興味を持っている人、実際に行動を起こしている人は多くいます。前向きに資格の勉強をすると、どんどん市場価値も上がりますね。 自己分析をする 「自分にどんな仕事が向いていて、何が得意なのか、改めて自己分析をしている」「キャリアへの価値観の棚卸しなどを実践している」 などなど、自分のことをより理解すると、今後の仕事選びにも活きていきます。 キャリアコンサルタントに相談する 「国家資格をもつ、キャリアコンサルタントの方に相談している」「キャリアコンサルタントに定期的にコーチングのように話を聞いてもらっている」 プロの専門家に相談すると、悩みもすんなり解決することがあります。 転職活動をする 「自分をもっと評価してもらえるような会社を探して、転職活動をしている」「テレワークという働き方を実現するために、転職活動中」 転職はリスクはありますが、自分の望む条件を叶えやすい方法です。 転職がうまくいく人の特徴 転職という選択肢をとった方の中でも、転職がうまくいく人と、うまくいかない人がいると思います。 その違いは何なのでしょうか?3つご紹介します。 転職の軸をしっかり考えている 転職がうまくいく人は、転職の軸をしっかり考えています。具体的には、 ・年収は今いくらくらいもらっていて、次は○○万円以上ほしい・職種は○○か○○が良い・業界は○○の分野か、○○の分野・働き方は、残業○○時間以下は譲れない・勤務はテレワークが良い などなど、自分なりの軸をもって、転職活動に挑んでいます。 もし、自分なりの軸をもって転職をしていないと、エージェントの言葉をうのみにしてしまったり、望まない業界に入ってしまったりするなど、ミスマッチが起こりやすくなります。 「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、転職の軸を決めることが大切です。 中長期的なキャリアビジョンを持つ 転職がうまくいく人は、中長期的なキャリアビジョンを持っていることが多いです。 中長期的なキャリアビジョンとは、「5年後こうなっていたい」「10年後はこういう働き方をしていたい」などの、少し先の未来を思い描いて、計画を立てることです。 「5年後、10年後なんて、わかりっこないよ!」という方もいらっしゃると思いますが、ビジョンを持つことで、人間の脳はそのビジョンを目指して無意識的に動くこともあります。 漠然としたイメージでもいいので、中長期的なキャリアビジョンは持つようにしましょう。 自己分析をする では、転職の軸を決めたり、中長期的なビジョンを持ったりするためには、どんなことをするとよいでしょうか? それは、自分のことを知る、つまり自己分析です。 あなたは、自己分析をしたことがありますか?就職活動を経験した方なら、ほとんどの方に経験があると思います。 ただ、就職活動以来、たいして自己分析をしていないな…という方も多いのではないでしょうか?今日は、自己分析の方法もご紹介します。 自己分析の方法 自己分析をするための手法には様々なものがありますが、代表的な5つをご紹介します! SWOT分析 SWOT分析は、以下の4つの要素から構成されています。 ①Strengths(強み):自分が持っている優れた能力や資質、経験、人脈など②Weaknesses(弱み):自分に不足している能力や資質、経験、人脈など③Opportunities(機会):自分にとって、活躍できる可能性があるもの。④Threats(脅威):自分とって、活躍しにくい要因となるもの。 SWOT分析は、自己分析だけではなく、企業やチームなどの分析にも応用されることがあります。 自分自身を客観的に見つめ直して、キャリアの方向性を見出す上で非常に役立つ手法と言えます。 MBTI診断 Myers-Briggs Type Indicatorの略称で、人格の傾向を16種類に分類して、自分自身のタイプを特定する手法です。 ちなみに、MBTIとは、以下の4つの要素から成り立っています。 ①Extraversion(外向性)- Introversion(内向性)②Sensing(感覚的)- Intuition(直感的)③Thinking(思考型)- Feeling(感情型)④Judging(判断型)- Perceiving(知覚型) 自分がどのタイプか、無料で診断できるサイトもありますので、気になる方はぜひ試してみてください! →MBTI診断はこちら! ジョハリの窓 自分の意識している部分と、意識していない部分に分けて、情報を整理して、自己理解を深めるための手法です。 ①開放の窓…自分も知っているし、相手も知っている部分②秘密の窓…自分は知っているけれど、相手は知らない部分③盲点の窓…自分は知らないけれど、相手は知っている部分④未知の窓…自分も知らないし、相手も知らない部分 上記の4つに分けて分析します。 開放の窓をどんどん広げていくと、コミュニケーションが取りやすく良いとされています。 ライフラインチャート 自分自身の今までの経験を年代別に分けて、それぞれの時期で経験したことや感じたことを整理し、自己理解を深める方法です。 イベントごとに感情やモチベーション、幸福度の状態などを掘り下げていきます。 「あの時引っ越しをして、幸福度が上がったな~。なぜなら…」「あの職場は○○の部分で自分に合わずに、モチベーションが下がったな…。具体的には…」 など、今までの経験をじっくり、具体的に、棚卸しをすることで、自分の人生の価値観や傾向などを把握することができます。 見つけた価値観は、今後も自分の価値観として動く可能性が高いので、その価値観に合った方向性を考えていきましょう。 周りに自分の長所・短所を聞いてみる 家族や友人、職場の人など、周りに自分について質問するのも、自己分析に役立つ手法です。 「私ってどんな強みがあると思う?」「どんなところが課題かな?」 など、問いかけてみることによって、ジョハリの窓でいうと「他人が知っていて、自分が知らない」盲点の窓に気づくことが出来るチャンスがあるかもしれません。 周りの人々は、自分が思っている以上に、自分のことを観察してくれているものです。 転職以外の選択肢もある ここまで、転職がうまくいく人の特徴や、自己分析について解説してきました。ただ、キャリアに不安がある場合は、転職以外の選択肢もあります。 どのようなものがあるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。 今の会社で異動できるか、探ってみる わざわざ転職をしなくても、あなたの望む状態を叶えられる場合があります。「異動で、問題を解決できるかも…?」と感じた方は、以下の方法も参考に、考えてみてください。 ①会社内の情報を収集する 異動についての情報は、会社内のどこかに存在しています。まずは、上司や人事部の担当者、同僚などに異動に関する情報を聞いてみると良いでしょう。また、社内のポータルサイトや社内報などからも、情報を収集できます。 ②自分でアプローチをする 自分から上司や人事部に異動の希望を伝えることも重要です。自分がどのような異動を希望しているかを明確に伝え、それに合った異動先がある場合は、チャンスをつかむことができます。 副業をする また、転職の他に、「副業をする」という選択肢もあります。副業のメリットは下記をご参考ください。 ①収入源を多様化できる 副業を持つことで、収入源を多様化することができます。本業だけでなく、副業の収入も得られるため、収入面でのリスクを分散することができます。 ②新しいスキルや知識を身に着けられる 副業は、本業とは異なる分野で働くことができるため、新しいスキルや知識を習得することができます。これにより、自己成長やキャリアアップにつながることがあります。また、これが転職のアピールポイントになることも多いです。 副業は転職とは異なる形でキャリアアップや自己成長につながる可能性があります。ただし、副業を行う場合は、本業に支障が出ないように十分注意することが大切です。 フリーランスになる また、フリーランスになるという選択肢もあります。 フリーランスになることで、自分自身のスキルや経験を最大限に活かし、自由な働き方をすることができます。 ただし、フリーランスになることは、自己管理やビジネススキルが必要になるため、自己研鑽やリスクマネジメント能力の向上が必要となってきます。 さいごに キャリアが不安で転職を考えているということは、言い換えると新しい挑戦や成長を求めているということです。 転職は、自分自身を成長させ、自分の人生を変える機会でもあります。 まずは、自分自身が本当にやりたいことや、どのようなキャリアを目指したいのかを明確にすることが大切です。 転職にはリスクが伴いますが、自分自身のスキルや経験を客観的に見つめ直し、不足しているスキルや知識を習得することで、成功確率を高めることができます。 転職は一つの選択肢にすぎません。焦って何者かになろうとするのではなく、「本当は自分は何を達成したいのか?どうなりたいのか?」を、じっくり自分と向き合って考えていきましょう。

2021/03/23
転職について
仕事の辞め癖と逃げ癖、その末路には何がある?

仕事の辞め癖と逃げ癖、その末路には何がある?

「私のキャリアって、このままでいいのかな…」「なんとなく不安…」「周りに転職している人が多いから、私も考えようかな…」 漠然としたキャリアの悩みを持っている方は、たくさんいます。今日は、キャリアに対してもやもや、漠然とした不安を抱えているあなたへ、転職を考えているあなたへ、お送りします。 このコラムを読んだ後には、その不安への解決策、考え方をわかっていただけると思います! キャリアを不安に思っている人は多い 大前提として、キャリアに不安を感じている人は、とても多いです。 インターネット検索で、「キャリア」を打つと、上位に「不安」「転職」と予測変換が表示されます。このことから、多くの方が、キャリアに対してもやもやを感じていることがわかります。 キャリアに対する不安の例 では、具体的に、どういう不安を抱えているのでしょうか?今回は、例として、7つご紹介します。 年収が不安 「給与がどんどん減っていき、この先のお金の面が心配…」「いつ会社がつぶれるかわからないし、終身雇用も崩壊したのでいつクビになるかもわからない…」「どんどん物価が値上がりして、毎日の暮らしで精いっぱい…」 お金に関する不安は、切っても切り離せません。 やりがいがなくて不安 「今の仕事が全然楽しくないので、これがこのままずっと続くと思うと、不安」「他になりたいことがあるのに、こんな仕事のままでいいのかな…」 仕事内容にやりがいを感じていない人は、不安に思う傾向があります。 働き方が不安 「今の仕事が激務で、深夜まで残業があるので、体力的に続けられないかも…」「毎日出社だけれど、子どももいるし、リモートワークで働きたい…」 そんな働き方に関する不安です。 業界や仕事に将来性を感じない 「今の業界が、どんどん傾いて減収しているので、とても不安を感じる」「今の仕事を続けていても、将来役に立つかわからなくて、将来性を感じることができない…」 今はAIなど技術の進化も早く、変化のスピードが速い時代。将来が不安になってしまう企業や業界もあるでしょう。 今の仕事に必要なスキルや知識が不足している 「今の仕事はやりがいを持っているけれど、スキルや知識が不足していて、しんどい…」「周りが自分より専門性があるので、なんとなく疎外感を感じている…」 求められるレベルと自分自身の現状に不釣り合いを感じているケースです。 職場の環境 「人間関係がうまくいっていなくて、つらい…」「職場の安全面で不安があるので、転職を考えている…」 人間関係や職場の安全面などで、不安を抱えている場合もあります。 語学力が足りていない 「上司が外国人になり、コミュニケーションがうまく取れず悩んでいる…」「ミーティングが英語ばかりになってしまい、疲弊している」 今や多くの企業がグローバルを視野に進出しているので、英語力などがないとしんどいと感じる部署があります。 などなど、あなたにも心当たりがある不安がありましたか?例外はあると思いますが、多くの人の悩みは上記のいずれか、もしくは複数に当てはまるのではないかと思います。 キャリアの不安に対して、実行していること では、その不安・悩みに対して、なにか実行していることはありますか?ここでは、一般的に実行している人が多い対策を挙げていきます。 資格取得を目指す 「資格を取得して、専門性と市場価値をあげて、年収アップを図っている」「今の職場を離れて、別の会社に行きたいので、資格勉強をしている」 業務に必要とされる資格に興味を持っている人、実際に行動を起こしている人は多くいます。前向きに資格の勉強をすると、どんどん市場価値も上がりますね。 自己分析をする 「自分にどんな仕事が向いていて、何が得意なのか、改めて自己分析をしている」「キャリアへの価値観の棚卸しなどを実践している」 などなど、自分のことをより理解すると、今後の仕事選びにも活きていきます。 キャリアコンサルタントに相談する 「国家資格をもつ、キャリアコンサルタントの方に相談している」「キャリアコンサルタントに定期的にコーチングのように話を聞いてもらっている」 プロの専門家に相談すると、悩みもすんなり解決することがあります。 転職活動をする 「自分をもっと評価してもらえるような会社を探して、転職活動をしている」「テレワークという働き方を実現するために、転職活動中」 転職はリスクはありますが、自分の望む条件を叶えやすい方法です。 転職がうまくいく人の特徴 転職という選択肢をとった方の中でも、転職がうまくいく人と、うまくいかない人がいると思います。 その違いは何なのでしょうか?3つご紹介します。 転職の軸をしっかり考えている 転職がうまくいく人は、転職の軸をしっかり考えています。具体的には、 ・年収は今いくらくらいもらっていて、次は○○万円以上ほしい・職種は○○か○○が良い・業界は○○の分野か、○○の分野・働き方は、残業○○時間以下は譲れない・勤務はテレワークが良い などなど、自分なりの軸をもって、転職活動に挑んでいます。 もし、自分なりの軸をもって転職をしていないと、エージェントの言葉をうのみにしてしまったり、望まない業界に入ってしまったりするなど、ミスマッチが起こりやすくなります。 「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、転職の軸を決めることが大切です。 中長期的なキャリアビジョンを持つ 転職がうまくいく人は、中長期的なキャリアビジョンを持っていることが多いです。 中長期的なキャリアビジョンとは、「5年後こうなっていたい」「10年後はこういう働き方をしていたい」などの、少し先の未来を思い描いて、計画を立てることです。 「5年後、10年後なんて、わかりっこないよ!」という方もいらっしゃると思いますが、ビジョンを持つことで、人間の脳はそのビジョンを目指して無意識的に動くこともあります。 漠然としたイメージでもいいので、中長期的なキャリアビジョンは持つようにしましょう。 自己分析をする では、転職の軸を決めたり、中長期的なビジョンを持ったりするためには、どんなことをするとよいでしょうか? それは、自分のことを知る、つまり自己分析です。 あなたは、自己分析をしたことがありますか?就職活動を経験した方なら、ほとんどの方に経験があると思います。 ただ、就職活動以来、たいして自己分析をしていないな…という方も多いのではないでしょうか?今日は、自己分析の方法もご紹介します。 自己分析の方法 自己分析をするための手法には様々なものがありますが、代表的な5つをご紹介します! SWOT分析 SWOT分析は、以下の4つの要素から構成されています。 ①Strengths(強み):自分が持っている優れた能力や資質、経験、人脈など②Weaknesses(弱み):自分に不足している能力や資質、経験、人脈など③Opportunities(機会):自分にとって、活躍できる可能性があるもの。④Threats(脅威):自分とって、活躍しにくい要因となるもの。 SWOT分析は、自己分析だけではなく、企業やチームなどの分析にも応用されることがあります。 自分自身を客観的に見つめ直して、キャリアの方向性を見出す上で非常に役立つ手法と言えます。 MBTI診断 Myers-Briggs Type Indicatorの略称で、人格の傾向を16種類に分類して、自分自身のタイプを特定する手法です。 ちなみに、MBTIとは、以下の4つの要素から成り立っています。 ①Extraversion(外向性)- Introversion(内向性)②Sensing(感覚的)- Intuition(直感的)③Thinking(思考型)- Feeling(感情型)④Judging(判断型)- Perceiving(知覚型) 自分がどのタイプか、無料で診断できるサイトもありますので、気になる方はぜひ試してみてください! →MBTI診断はこちら! ジョハリの窓 自分の意識している部分と、意識していない部分に分けて、情報を整理して、自己理解を深めるための手法です。 ①開放の窓…自分も知っているし、相手も知っている部分②秘密の窓…自分は知っているけれど、相手は知らない部分③盲点の窓…自分は知らないけれど、相手は知っている部分④未知の窓…自分も知らないし、相手も知らない部分 上記の4つに分けて分析します。 開放の窓をどんどん広げていくと、コミュニケーションが取りやすく良いとされています。 ライフラインチャート 自分自身の今までの経験を年代別に分けて、それぞれの時期で経験したことや感じたことを整理し、自己理解を深める方法です。 イベントごとに感情やモチベーション、幸福度の状態などを掘り下げていきます。 「あの時引っ越しをして、幸福度が上がったな~。なぜなら…」「あの職場は○○の部分で自分に合わずに、モチベーションが下がったな…。具体的には…」 など、今までの経験をじっくり、具体的に、棚卸しをすることで、自分の人生の価値観や傾向などを把握することができます。 見つけた価値観は、今後も自分の価値観として動く可能性が高いので、その価値観に合った方向性を考えていきましょう。 周りに自分の長所・短所を聞いてみる 家族や友人、職場の人など、周りに自分について質問するのも、自己分析に役立つ手法です。 「私ってどんな強みがあると思う?」「どんなところが課題かな?」 など、問いかけてみることによって、ジョハリの窓でいうと「他人が知っていて、自分が知らない」盲点の窓に気づくことが出来るチャンスがあるかもしれません。 周りの人々は、自分が思っている以上に、自分のことを観察してくれているものです。 転職以外の選択肢もある ここまで、転職がうまくいく人の特徴や、自己分析について解説してきました。ただ、キャリアに不安がある場合は、転職以外の選択肢もあります。 どのようなものがあるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。 今の会社で異動できるか、探ってみる わざわざ転職をしなくても、あなたの望む状態を叶えられる場合があります。「異動で、問題を解決できるかも…?」と感じた方は、以下の方法も参考に、考えてみてください。 ①会社内の情報を収集する 異動についての情報は、会社内のどこかに存在しています。まずは、上司や人事部の担当者、同僚などに異動に関する情報を聞いてみると良いでしょう。また、社内のポータルサイトや社内報などからも、情報を収集できます。 ②自分でアプローチをする 自分から上司や人事部に異動の希望を伝えることも重要です。自分がどのような異動を希望しているかを明確に伝え、それに合った異動先がある場合は、チャンスをつかむことができます。 副業をする また、転職の他に、「副業をする」という選択肢もあります。副業のメリットは下記をご参考ください。 ①収入源を多様化できる 副業を持つことで、収入源を多様化することができます。本業だけでなく、副業の収入も得られるため、収入面でのリスクを分散することができます。 ②新しいスキルや知識を身に着けられる 副業は、本業とは異なる分野で働くことができるため、新しいスキルや知識を習得することができます。これにより、自己成長やキャリアアップにつながることがあります。また、これが転職のアピールポイントになることも多いです。 副業は転職とは異なる形でキャリアアップや自己成長につながる可能性があります。ただし、副業を行う場合は、本業に支障が出ないように十分注意することが大切です。 フリーランスになる また、フリーランスになるという選択肢もあります。 フリーランスになることで、自分自身のスキルや経験を最大限に活かし、自由な働き方をすることができます。 ただし、フリーランスになることは、自己管理やビジネススキルが必要になるため、自己研鑽やリスクマネジメント能力の向上が必要となってきます。 さいごに キャリアが不安で転職を考えているということは、言い換えると新しい挑戦や成長を求めているということです。 転職は、自分自身を成長させ、自分の人生を変える機会でもあります。 まずは、自分自身が本当にやりたいことや、どのようなキャリアを目指したいのかを明確にすることが大切です。 転職にはリスクが伴いますが、自分自身のスキルや経験を客観的に見つめ直し、不足しているスキルや知識を習得することで、成功確率を高めることができます。 転職は一つの選択肢にすぎません。焦って何者かになろうとするのではなく、「本当は自分は何を達成したいのか?どうなりたいのか?」を、じっくり自分と向き合って考えていきましょう。

2019/09/26
人間関係・仕事に対する不安
仕事が不安でたまらない…モヤモヤをすっきりさせるための6つの方法

仕事が不安でたまらない…モヤモヤをすっきりさせるための6つの方法

「私のキャリアって、このままでいいのかな…」「なんとなく不安…」「周りに転職している人が多いから、私も考えようかな…」 漠然としたキャリアの悩みを持っている方は、たくさんいます。今日は、キャリアに対してもやもや、漠然とした不安を抱えているあなたへ、転職を考えているあなたへ、お送りします。 このコラムを読んだ後には、その不安への解決策、考え方をわかっていただけると思います! キャリアを不安に思っている人は多い 大前提として、キャリアに不安を感じている人は、とても多いです。 インターネット検索で、「キャリア」を打つと、上位に「不安」「転職」と予測変換が表示されます。このことから、多くの方が、キャリアに対してもやもやを感じていることがわかります。 キャリアに対する不安の例 では、具体的に、どういう不安を抱えているのでしょうか?今回は、例として、7つご紹介します。 年収が不安 「給与がどんどん減っていき、この先のお金の面が心配…」「いつ会社がつぶれるかわからないし、終身雇用も崩壊したのでいつクビになるかもわからない…」「どんどん物価が値上がりして、毎日の暮らしで精いっぱい…」 お金に関する不安は、切っても切り離せません。 やりがいがなくて不安 「今の仕事が全然楽しくないので、これがこのままずっと続くと思うと、不安」「他になりたいことがあるのに、こんな仕事のままでいいのかな…」 仕事内容にやりがいを感じていない人は、不安に思う傾向があります。 働き方が不安 「今の仕事が激務で、深夜まで残業があるので、体力的に続けられないかも…」「毎日出社だけれど、子どももいるし、リモートワークで働きたい…」 そんな働き方に関する不安です。 業界や仕事に将来性を感じない 「今の業界が、どんどん傾いて減収しているので、とても不安を感じる」「今の仕事を続けていても、将来役に立つかわからなくて、将来性を感じることができない…」 今はAIなど技術の進化も早く、変化のスピードが速い時代。将来が不安になってしまう企業や業界もあるでしょう。 今の仕事に必要なスキルや知識が不足している 「今の仕事はやりがいを持っているけれど、スキルや知識が不足していて、しんどい…」「周りが自分より専門性があるので、なんとなく疎外感を感じている…」 求められるレベルと自分自身の現状に不釣り合いを感じているケースです。 職場の環境 「人間関係がうまくいっていなくて、つらい…」「職場の安全面で不安があるので、転職を考えている…」 人間関係や職場の安全面などで、不安を抱えている場合もあります。 語学力が足りていない 「上司が外国人になり、コミュニケーションがうまく取れず悩んでいる…」「ミーティングが英語ばかりになってしまい、疲弊している」 今や多くの企業がグローバルを視野に進出しているので、英語力などがないとしんどいと感じる部署があります。 などなど、あなたにも心当たりがある不安がありましたか?例外はあると思いますが、多くの人の悩みは上記のいずれか、もしくは複数に当てはまるのではないかと思います。 キャリアの不安に対して、実行していること では、その不安・悩みに対して、なにか実行していることはありますか?ここでは、一般的に実行している人が多い対策を挙げていきます。 資格取得を目指す 「資格を取得して、専門性と市場価値をあげて、年収アップを図っている」「今の職場を離れて、別の会社に行きたいので、資格勉強をしている」 業務に必要とされる資格に興味を持っている人、実際に行動を起こしている人は多くいます。前向きに資格の勉強をすると、どんどん市場価値も上がりますね。 自己分析をする 「自分にどんな仕事が向いていて、何が得意なのか、改めて自己分析をしている」「キャリアへの価値観の棚卸しなどを実践している」 などなど、自分のことをより理解すると、今後の仕事選びにも活きていきます。 キャリアコンサルタントに相談する 「国家資格をもつ、キャリアコンサルタントの方に相談している」「キャリアコンサルタントに定期的にコーチングのように話を聞いてもらっている」 プロの専門家に相談すると、悩みもすんなり解決することがあります。 転職活動をする 「自分をもっと評価してもらえるような会社を探して、転職活動をしている」「テレワークという働き方を実現するために、転職活動中」 転職はリスクはありますが、自分の望む条件を叶えやすい方法です。 転職がうまくいく人の特徴 転職という選択肢をとった方の中でも、転職がうまくいく人と、うまくいかない人がいると思います。 その違いは何なのでしょうか?3つご紹介します。 転職の軸をしっかり考えている 転職がうまくいく人は、転職の軸をしっかり考えています。具体的には、 ・年収は今いくらくらいもらっていて、次は○○万円以上ほしい・職種は○○か○○が良い・業界は○○の分野か、○○の分野・働き方は、残業○○時間以下は譲れない・勤務はテレワークが良い などなど、自分なりの軸をもって、転職活動に挑んでいます。 もし、自分なりの軸をもって転職をしていないと、エージェントの言葉をうのみにしてしまったり、望まない業界に入ってしまったりするなど、ミスマッチが起こりやすくなります。 「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、転職の軸を決めることが大切です。 中長期的なキャリアビジョンを持つ 転職がうまくいく人は、中長期的なキャリアビジョンを持っていることが多いです。 中長期的なキャリアビジョンとは、「5年後こうなっていたい」「10年後はこういう働き方をしていたい」などの、少し先の未来を思い描いて、計画を立てることです。 「5年後、10年後なんて、わかりっこないよ!」という方もいらっしゃると思いますが、ビジョンを持つことで、人間の脳はそのビジョンを目指して無意識的に動くこともあります。 漠然としたイメージでもいいので、中長期的なキャリアビジョンは持つようにしましょう。 自己分析をする では、転職の軸を決めたり、中長期的なビジョンを持ったりするためには、どんなことをするとよいでしょうか? それは、自分のことを知る、つまり自己分析です。 あなたは、自己分析をしたことがありますか?就職活動を経験した方なら、ほとんどの方に経験があると思います。 ただ、就職活動以来、たいして自己分析をしていないな…という方も多いのではないでしょうか?今日は、自己分析の方法もご紹介します。 自己分析の方法 自己分析をするための手法には様々なものがありますが、代表的な5つをご紹介します! SWOT分析 SWOT分析は、以下の4つの要素から構成されています。 ①Strengths(強み):自分が持っている優れた能力や資質、経験、人脈など②Weaknesses(弱み):自分に不足している能力や資質、経験、人脈など③Opportunities(機会):自分にとって、活躍できる可能性があるもの。④Threats(脅威):自分とって、活躍しにくい要因となるもの。 SWOT分析は、自己分析だけではなく、企業やチームなどの分析にも応用されることがあります。 自分自身を客観的に見つめ直して、キャリアの方向性を見出す上で非常に役立つ手法と言えます。 MBTI診断 Myers-Briggs Type Indicatorの略称で、人格の傾向を16種類に分類して、自分自身のタイプを特定する手法です。 ちなみに、MBTIとは、以下の4つの要素から成り立っています。 ①Extraversion(外向性)- Introversion(内向性)②Sensing(感覚的)- Intuition(直感的)③Thinking(思考型)- Feeling(感情型)④Judging(判断型)- Perceiving(知覚型) 自分がどのタイプか、無料で診断できるサイトもありますので、気になる方はぜひ試してみてください! →MBTI診断はこちら! ジョハリの窓 自分の意識している部分と、意識していない部分に分けて、情報を整理して、自己理解を深めるための手法です。 ①開放の窓…自分も知っているし、相手も知っている部分②秘密の窓…自分は知っているけれど、相手は知らない部分③盲点の窓…自分は知らないけれど、相手は知っている部分④未知の窓…自分も知らないし、相手も知らない部分 上記の4つに分けて分析します。 開放の窓をどんどん広げていくと、コミュニケーションが取りやすく良いとされています。 ライフラインチャート 自分自身の今までの経験を年代別に分けて、それぞれの時期で経験したことや感じたことを整理し、自己理解を深める方法です。 イベントごとに感情やモチベーション、幸福度の状態などを掘り下げていきます。 「あの時引っ越しをして、幸福度が上がったな~。なぜなら…」「あの職場は○○の部分で自分に合わずに、モチベーションが下がったな…。具体的には…」 など、今までの経験をじっくり、具体的に、棚卸しをすることで、自分の人生の価値観や傾向などを把握することができます。 見つけた価値観は、今後も自分の価値観として動く可能性が高いので、その価値観に合った方向性を考えていきましょう。 周りに自分の長所・短所を聞いてみる 家族や友人、職場の人など、周りに自分について質問するのも、自己分析に役立つ手法です。 「私ってどんな強みがあると思う?」「どんなところが課題かな?」 など、問いかけてみることによって、ジョハリの窓でいうと「他人が知っていて、自分が知らない」盲点の窓に気づくことが出来るチャンスがあるかもしれません。 周りの人々は、自分が思っている以上に、自分のことを観察してくれているものです。 転職以外の選択肢もある ここまで、転職がうまくいく人の特徴や、自己分析について解説してきました。ただ、キャリアに不安がある場合は、転職以外の選択肢もあります。 どのようなものがあるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。 今の会社で異動できるか、探ってみる わざわざ転職をしなくても、あなたの望む状態を叶えられる場合があります。「異動で、問題を解決できるかも…?」と感じた方は、以下の方法も参考に、考えてみてください。 ①会社内の情報を収集する 異動についての情報は、会社内のどこかに存在しています。まずは、上司や人事部の担当者、同僚などに異動に関する情報を聞いてみると良いでしょう。また、社内のポータルサイトや社内報などからも、情報を収集できます。 ②自分でアプローチをする 自分から上司や人事部に異動の希望を伝えることも重要です。自分がどのような異動を希望しているかを明確に伝え、それに合った異動先がある場合は、チャンスをつかむことができます。 副業をする また、転職の他に、「副業をする」という選択肢もあります。副業のメリットは下記をご参考ください。 ①収入源を多様化できる 副業を持つことで、収入源を多様化することができます。本業だけでなく、副業の収入も得られるため、収入面でのリスクを分散することができます。 ②新しいスキルや知識を身に着けられる 副業は、本業とは異なる分野で働くことができるため、新しいスキルや知識を習得することができます。これにより、自己成長やキャリアアップにつながることがあります。また、これが転職のアピールポイントになることも多いです。 副業は転職とは異なる形でキャリアアップや自己成長につながる可能性があります。ただし、副業を行う場合は、本業に支障が出ないように十分注意することが大切です。 フリーランスになる また、フリーランスになるという選択肢もあります。 フリーランスになることで、自分自身のスキルや経験を最大限に活かし、自由な働き方をすることができます。 ただし、フリーランスになることは、自己管理やビジネススキルが必要になるため、自己研鑽やリスクマネジメント能力の向上が必要となってきます。 さいごに キャリアが不安で転職を考えているということは、言い換えると新しい挑戦や成長を求めているということです。 転職は、自分自身を成長させ、自分の人生を変える機会でもあります。 まずは、自分自身が本当にやりたいことや、どのようなキャリアを目指したいのかを明確にすることが大切です。 転職にはリスクが伴いますが、自分自身のスキルや経験を客観的に見つめ直し、不足しているスキルや知識を習得することで、成功確率を高めることができます。 転職は一つの選択肢にすぎません。焦って何者かになろうとするのではなく、「本当は自分は何を達成したいのか?どうなりたいのか?」を、じっくり自分と向き合って考えていきましょう。

2023/11/09
人間関係・仕事に対する不安
仕事がわからない時の聞き方・暗黙のルールを確認しよう

仕事がわからない時の聞き方・暗黙のルールを確認しよう

「私のキャリアって、このままでいいのかな…」「なんとなく不安…」「周りに転職している人が多いから、私も考えようかな…」 漠然としたキャリアの悩みを持っている方は、たくさんいます。今日は、キャリアに対してもやもや、漠然とした不安を抱えているあなたへ、転職を考えているあなたへ、お送りします。 このコラムを読んだ後には、その不安への解決策、考え方をわかっていただけると思います! キャリアを不安に思っている人は多い 大前提として、キャリアに不安を感じている人は、とても多いです。 インターネット検索で、「キャリア」を打つと、上位に「不安」「転職」と予測変換が表示されます。このことから、多くの方が、キャリアに対してもやもやを感じていることがわかります。 キャリアに対する不安の例 では、具体的に、どういう不安を抱えているのでしょうか?今回は、例として、7つご紹介します。 年収が不安 「給与がどんどん減っていき、この先のお金の面が心配…」「いつ会社がつぶれるかわからないし、終身雇用も崩壊したのでいつクビになるかもわからない…」「どんどん物価が値上がりして、毎日の暮らしで精いっぱい…」 お金に関する不安は、切っても切り離せません。 やりがいがなくて不安 「今の仕事が全然楽しくないので、これがこのままずっと続くと思うと、不安」「他になりたいことがあるのに、こんな仕事のままでいいのかな…」 仕事内容にやりがいを感じていない人は、不安に思う傾向があります。 働き方が不安 「今の仕事が激務で、深夜まで残業があるので、体力的に続けられないかも…」「毎日出社だけれど、子どももいるし、リモートワークで働きたい…」 そんな働き方に関する不安です。 業界や仕事に将来性を感じない 「今の業界が、どんどん傾いて減収しているので、とても不安を感じる」「今の仕事を続けていても、将来役に立つかわからなくて、将来性を感じることができない…」 今はAIなど技術の進化も早く、変化のスピードが速い時代。将来が不安になってしまう企業や業界もあるでしょう。 今の仕事に必要なスキルや知識が不足している 「今の仕事はやりがいを持っているけれど、スキルや知識が不足していて、しんどい…」「周りが自分より専門性があるので、なんとなく疎外感を感じている…」 求められるレベルと自分自身の現状に不釣り合いを感じているケースです。 職場の環境 「人間関係がうまくいっていなくて、つらい…」「職場の安全面で不安があるので、転職を考えている…」 人間関係や職場の安全面などで、不安を抱えている場合もあります。 語学力が足りていない 「上司が外国人になり、コミュニケーションがうまく取れず悩んでいる…」「ミーティングが英語ばかりになってしまい、疲弊している」 今や多くの企業がグローバルを視野に進出しているので、英語力などがないとしんどいと感じる部署があります。 などなど、あなたにも心当たりがある不安がありましたか?例外はあると思いますが、多くの人の悩みは上記のいずれか、もしくは複数に当てはまるのではないかと思います。 キャリアの不安に対して、実行していること では、その不安・悩みに対して、なにか実行していることはありますか?ここでは、一般的に実行している人が多い対策を挙げていきます。 資格取得を目指す 「資格を取得して、専門性と市場価値をあげて、年収アップを図っている」「今の職場を離れて、別の会社に行きたいので、資格勉強をしている」 業務に必要とされる資格に興味を持っている人、実際に行動を起こしている人は多くいます。前向きに資格の勉強をすると、どんどん市場価値も上がりますね。 自己分析をする 「自分にどんな仕事が向いていて、何が得意なのか、改めて自己分析をしている」「キャリアへの価値観の棚卸しなどを実践している」 などなど、自分のことをより理解すると、今後の仕事選びにも活きていきます。 キャリアコンサルタントに相談する 「国家資格をもつ、キャリアコンサルタントの方に相談している」「キャリアコンサルタントに定期的にコーチングのように話を聞いてもらっている」 プロの専門家に相談すると、悩みもすんなり解決することがあります。 転職活動をする 「自分をもっと評価してもらえるような会社を探して、転職活動をしている」「テレワークという働き方を実現するために、転職活動中」 転職はリスクはありますが、自分の望む条件を叶えやすい方法です。 転職がうまくいく人の特徴 転職という選択肢をとった方の中でも、転職がうまくいく人と、うまくいかない人がいると思います。 その違いは何なのでしょうか?3つご紹介します。 転職の軸をしっかり考えている 転職がうまくいく人は、転職の軸をしっかり考えています。具体的には、 ・年収は今いくらくらいもらっていて、次は○○万円以上ほしい・職種は○○か○○が良い・業界は○○の分野か、○○の分野・働き方は、残業○○時間以下は譲れない・勤務はテレワークが良い などなど、自分なりの軸をもって、転職活動に挑んでいます。 もし、自分なりの軸をもって転職をしていないと、エージェントの言葉をうのみにしてしまったり、望まない業界に入ってしまったりするなど、ミスマッチが起こりやすくなります。 「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、転職の軸を決めることが大切です。 中長期的なキャリアビジョンを持つ 転職がうまくいく人は、中長期的なキャリアビジョンを持っていることが多いです。 中長期的なキャリアビジョンとは、「5年後こうなっていたい」「10年後はこういう働き方をしていたい」などの、少し先の未来を思い描いて、計画を立てることです。 「5年後、10年後なんて、わかりっこないよ!」という方もいらっしゃると思いますが、ビジョンを持つことで、人間の脳はそのビジョンを目指して無意識的に動くこともあります。 漠然としたイメージでもいいので、中長期的なキャリアビジョンは持つようにしましょう。 自己分析をする では、転職の軸を決めたり、中長期的なビジョンを持ったりするためには、どんなことをするとよいでしょうか? それは、自分のことを知る、つまり自己分析です。 あなたは、自己分析をしたことがありますか?就職活動を経験した方なら、ほとんどの方に経験があると思います。 ただ、就職活動以来、たいして自己分析をしていないな…という方も多いのではないでしょうか?今日は、自己分析の方法もご紹介します。 自己分析の方法 自己分析をするための手法には様々なものがありますが、代表的な5つをご紹介します! SWOT分析 SWOT分析は、以下の4つの要素から構成されています。 ①Strengths(強み):自分が持っている優れた能力や資質、経験、人脈など②Weaknesses(弱み):自分に不足している能力や資質、経験、人脈など③Opportunities(機会):自分にとって、活躍できる可能性があるもの。④Threats(脅威):自分とって、活躍しにくい要因となるもの。 SWOT分析は、自己分析だけではなく、企業やチームなどの分析にも応用されることがあります。 自分自身を客観的に見つめ直して、キャリアの方向性を見出す上で非常に役立つ手法と言えます。 MBTI診断 Myers-Briggs Type Indicatorの略称で、人格の傾向を16種類に分類して、自分自身のタイプを特定する手法です。 ちなみに、MBTIとは、以下の4つの要素から成り立っています。 ①Extraversion(外向性)- Introversion(内向性)②Sensing(感覚的)- Intuition(直感的)③Thinking(思考型)- Feeling(感情型)④Judging(判断型)- Perceiving(知覚型) 自分がどのタイプか、無料で診断できるサイトもありますので、気になる方はぜひ試してみてください! →MBTI診断はこちら! ジョハリの窓 自分の意識している部分と、意識していない部分に分けて、情報を整理して、自己理解を深めるための手法です。 ①開放の窓…自分も知っているし、相手も知っている部分②秘密の窓…自分は知っているけれど、相手は知らない部分③盲点の窓…自分は知らないけれど、相手は知っている部分④未知の窓…自分も知らないし、相手も知らない部分 上記の4つに分けて分析します。 開放の窓をどんどん広げていくと、コミュニケーションが取りやすく良いとされています。 ライフラインチャート 自分自身の今までの経験を年代別に分けて、それぞれの時期で経験したことや感じたことを整理し、自己理解を深める方法です。 イベントごとに感情やモチベーション、幸福度の状態などを掘り下げていきます。 「あの時引っ越しをして、幸福度が上がったな~。なぜなら…」「あの職場は○○の部分で自分に合わずに、モチベーションが下がったな…。具体的には…」 など、今までの経験をじっくり、具体的に、棚卸しをすることで、自分の人生の価値観や傾向などを把握することができます。 見つけた価値観は、今後も自分の価値観として動く可能性が高いので、その価値観に合った方向性を考えていきましょう。 周りに自分の長所・短所を聞いてみる 家族や友人、職場の人など、周りに自分について質問するのも、自己分析に役立つ手法です。 「私ってどんな強みがあると思う?」「どんなところが課題かな?」 など、問いかけてみることによって、ジョハリの窓でいうと「他人が知っていて、自分が知らない」盲点の窓に気づくことが出来るチャンスがあるかもしれません。 周りの人々は、自分が思っている以上に、自分のことを観察してくれているものです。 転職以外の選択肢もある ここまで、転職がうまくいく人の特徴や、自己分析について解説してきました。ただ、キャリアに不安がある場合は、転職以外の選択肢もあります。 どのようなものがあるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。 今の会社で異動できるか、探ってみる わざわざ転職をしなくても、あなたの望む状態を叶えられる場合があります。「異動で、問題を解決できるかも…?」と感じた方は、以下の方法も参考に、考えてみてください。 ①会社内の情報を収集する 異動についての情報は、会社内のどこかに存在しています。まずは、上司や人事部の担当者、同僚などに異動に関する情報を聞いてみると良いでしょう。また、社内のポータルサイトや社内報などからも、情報を収集できます。 ②自分でアプローチをする 自分から上司や人事部に異動の希望を伝えることも重要です。自分がどのような異動を希望しているかを明確に伝え、それに合った異動先がある場合は、チャンスをつかむことができます。 副業をする また、転職の他に、「副業をする」という選択肢もあります。副業のメリットは下記をご参考ください。 ①収入源を多様化できる 副業を持つことで、収入源を多様化することができます。本業だけでなく、副業の収入も得られるため、収入面でのリスクを分散することができます。 ②新しいスキルや知識を身に着けられる 副業は、本業とは異なる分野で働くことができるため、新しいスキルや知識を習得することができます。これにより、自己成長やキャリアアップにつながることがあります。また、これが転職のアピールポイントになることも多いです。 副業は転職とは異なる形でキャリアアップや自己成長につながる可能性があります。ただし、副業を行う場合は、本業に支障が出ないように十分注意することが大切です。 フリーランスになる また、フリーランスになるという選択肢もあります。 フリーランスになることで、自分自身のスキルや経験を最大限に活かし、自由な働き方をすることができます。 ただし、フリーランスになることは、自己管理やビジネススキルが必要になるため、自己研鑽やリスクマネジメント能力の向上が必要となってきます。 さいごに キャリアが不安で転職を考えているということは、言い換えると新しい挑戦や成長を求めているということです。 転職は、自分自身を成長させ、自分の人生を変える機会でもあります。 まずは、自分自身が本当にやりたいことや、どのようなキャリアを目指したいのかを明確にすることが大切です。 転職にはリスクが伴いますが、自分自身のスキルや経験を客観的に見つめ直し、不足しているスキルや知識を習得することで、成功確率を高めることができます。 転職は一つの選択肢にすぎません。焦って何者かになろうとするのではなく、「本当は自分は何を達成したいのか?どうなりたいのか?」を、じっくり自分と向き合って考えていきましょう。

2015/12/23
Avator
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キャリアコンサルティングの利用法その他人間関係・仕事に対する不安今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて仕事と家庭との両立について働き方就職活動履歴書・職務経歴書等、書類添削独立について転職について適職診断・自己分析・自分探し面接対策
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多様化する女性の働き方!自分に合った働き方を見つける方法

多様化する女性の働き方!自分に合った働き方を見つける方法

かつての日本には「男は仕事をし、女は家庭を守る」という考え方があり、性別を理由にキャリアを諦めるしかない女性も少なくありませんでした。 しかし現代は、働く女性が増えたことにより「女性の働き方」も多様化し、本人の希望に合わせたキャリア形成ができるように! この記事では、女性のタイプ別に多様な働き方を紹介するほか、自分に合う働き方を見つける方法を解説します。多様な働き方で仕事をするメリットや、柔軟に働ける職場のポイントなども紹介するので、働き方を模索している女性はぜひ参考にしてください。 働き方の多様化で女性が得られるメリット 多様な働き方は、企業にとっても女性にとっても多くのメリットをもたらします。たとえば企業にとっては、女性従業員が増えて労働力や女性ならではの視点が得られること、企業のイメージアップになることなどがメリットです。 では、女性にとってはどのようなメリットがあるのか、一つずつ確認していきましょう。 ライフイベントとキャリアを両立できる 結婚や妊娠出産、育児、介護といったライフイベントは、女性のキャリアに大きく影響しやすいです。 特に出産をする際は、法律で産後休業を取ることが義務付けられているため、必ずキャリアが途切れます。また、育児や介護が大変で、どうしても今まで通りのフルタイムでは働けないケースもあるでしょう。 事実、過去の日本ではこのようなライフイベントの発生により、キャリアを断念する女性が少なくありませんでした。 ですが、たとえば働く場所や時間にとらわれない、多様な働き方ができれば女性は無理なくキャリアを継続できます。多様な働き方の中から自分に合った働き方を見つければ、これまで難しいとされてきた「プライベートの充実とキャリアの形成」を両立できるはずです。 ストレスや疲労が軽減する 多様な働き方の中には、出勤日数や出退勤の時間、仕事の進め方などの自由度が高いものもあります。 このような自由度の高い働き方ができれば、満員電車での通勤を回避したり自分の時間を確保できたりして、働くうえでのストレス・疲労が軽減するでしょう。ストレスや疲労が緩和されることで仕事だけに集中できる環境が整い、パフォーマンスが大きく向上する可能性もあります。 ただし自由度が高い働き方にはそのぶん責任が伴い、自分でスケジュール管理して働く必要があるため自己管理能力が必須です。   金銭的不安が和らぐ 女性の働き方が多様化する前は、女性が活躍できる職種や職場が少なく、男女間での賃金格差も今以上にありました。そのため「もう少し収入を増やしたい」「子供のために貯金したい」と思っても、女性というだけでなかなかうまくいかなかったのです。 ですが働き方が多様化した現代であれば、女性でも管理職になってバリバリ稼げるほか、スキマ時間を活用して短時間勤務することもできます。 「働きたいのに働けない」という状況が比較的起こりにくいため金銭的不安の解消にもなり、女性が稼ぎやすくなったのは大きなメリットです。   多様な働き方は可能?女性が注目したいポイント 政府が働き方改革を推進していることもあり、働き方を多様化させる企業は増加傾向です。ですが、まだまだ古い価値観で経営している企業も珍しくなく、女性が働き方を見直す際には注目すべきポイントがいくつかあります。 ここからは、多様な働き方がしたい女性が、仕事を選ぶ際に意識すべきことを解説しましょう。   働き方の選択肢が豊富 「多様な働き方ができる会社か」を判断したいときは、働き方の選択肢に注目してみましょう。 テレワークやフレックスタイム制、時短勤務など、多様な働き方を叶える制度・取り組みはたくさんあります。これら制度を幅広く取り入れている企業は、在職中にライフイベントやプランに変化があっても柔軟に働くことができ、仕事が長続きしやすいです。 また、たとえ今の職場に希望する働き方がなくても、働き方を多様化させようとする動きが活発であれば、いずれあなたの希望も採用されるかもしれません。   育児経験者や女性の管理職がいる 育児や介護の大変さは、経験者にしかわからない部分も多くあります。育児や介護経験者の管理職がいる職場だと、大きなライフイベントが起きても理解を示してくれる可能性が高く、多様な働き方を実現しやすいでしょう。 また、会社内に女性の管理職がいるかも要チェック。古い体質の企業だとまだまだ「管理職は男性のみ」という暗黙のルールがあるケースも多いです。 女性管理職がいる職場は性差なく人を評価して、女性従業員のスキルアップやキャリア形成にも積極的な傾向があります。   ちょうどいいワークライフバランス 気持ちよく働きたいなら、仕事と私生活のバランスをうまく取らなくてはいけません。 ですが、ちょうどいいワークライフバランスは、企業はもちろん個人によっても異なります。 そのため「自分が考えるワークライフバランスが会社と一致しているか」という点に注目して、制度や取り組みから企業方針を判断することが大切です。 残業時間の多さや有給休暇の取得率、独自のサポート制度などから、企業の考え方が見えてきます。ベストなワークライフバランスが保てる労働環境なら、ライフイベントに左右されやすい女性も無理なく働けるはずです。   チームプレイで仕事をする たとえば、子育てしながら働いていると「子供が急に熱を出して当日欠勤せざるを得ない」という日もあります。そんなとき自分しか対応できない仕事を抱えていると、無理をしてでも働かなくてはいけなくなり、これでは多様な働き方ができているとはいえません。 よって、もしも自分が仕事に穴を作ってしまっても誰かが埋めてくれる、チームワークが生きている仕事を選ぶのがおすすめです。 「1人でコツコツ作業するのが得意」という女性は、チームで進捗を共有しながら作業は個人で行うような仕事を選ぶと自分らしく働けるでしょう。   女性のタイプ別!多様な働き方5選 「全ての女性に合う働き方はこれ!」と決まったものはなく、一人ひとりの性格や考え方、環境によって合う働き方は異なります。 ここからは、女性のタイプ別に合う可能性が高い働き方を紹介しましょう。   キャリア重視タイプ 「いずれは管理職に昇進したい」「男性と肩を並べて働きたい」 というバリキャリタイプの女性は、比較的キャリアアップしやすい正社員や、自分次第でどんどん専門性を高められる個人事業主といった働き方が合う傾向です。 この場合は、キャリアプランを明確にするとともに、しっかり将来設計することが大切。特に、結婚出産といったキャリアに影響を与えやすいライフイベントについてはよく考え、パートナーがいる場合はお互いの考えをすり合わせておく必要があります。   プライベート両立タイプ 「家庭や子育てと仕事を両立したい」「仕事だけじゃなく自分の時間も大切にしたい」 昇進にはそこまで関心がなく、それよりも私生活とのバランスを重んじるタイプです。 どれくらいプライベートを優先するかで理想の働き方は変わりますが、残業の少ない会社での正社員やテレワークの派遣社員、時給で働けるアルバイト・パートなどが合いやすいでしょう。また、フレックスタイムや時短勤務などの制度を活用して、フルタイムで働かないという選択肢もあります。   安定志向タイプ 「とにかく、安定して長く働ける環境に身を置きたい」 と考える、安定志向タイプの女性も多いです。安定を重要視するなら、仕事を失うリスクが少なく福利厚生が充実している正社員という働き方を選ぶのがベストでしょう。 しかし、過度なストレスがかかる仕事や、時代の変化に応じて需要が変わる仕事だと、長く働くのは難しいかもしれません。 そのため、働き方だけを確認するのではなく、仕事内容からも安定して働けそうかを判断しましょう。   収入優先タイプ 「どうせ働くなら、しっかり稼げる仕事がいい!」 子供の学費や老後の貯蓄など、お金の心配は尽きることがないため、収入に重きを置いてストイックに稼ごうとする働き方も近年は主流になってきました。 この場合は、基本給が高めの正社員や、雇用形態にかかわらずインセンティブが出る職業、今の仕事に副業をプラスする働き方などを選ぶのがおすすめです。 給与がモチベーションになるため、頑張りに応じてどんどん収入アップできる仕組みの働き方を選んでください。   やりがい第一タイプ 「やりがいのある仕事がしたい」「働くうえで業務内容が一番大切」 このように仕事のやりがいを重視する女性は、自分で仕事を選べる個人事業主として働いたり、副業で興味のある分野に挑戦してみたりするケースが多いです。他にも、やりたい複数の仕事を並行して行う「複業」という働き方もあります。 「自分がやりたいと思える仕事か」という点が最も重要となるため、雇用形態や働き方に過度にこだわる必要はありません。   多様な中から自分に合った働き方を見つける方法 働き方が多様化し、自分に合った働き方を自由に選べるようになったのは喜ばしいことです。ですが、働き方の種類が増えたからこそ「自分に合う働き方はどれ?」と悩んでしまうこともあるのではないでしょうか? ここからは、多様化した働き方の中から、自分に合った働き方を見つける方法を紹介します。   今までの働き方やキャリアを振り返る いくら理想の働き方ができる仕事でも、全く適性がないと働き続けるのは難しいですよね。 そのためまずは、これまでのスキルとキャリアを振り返ってみましょう。強みや得意なこと、仕事で成し遂げたことなどを一覧で書き出すと、簡単に自分史が作れます。 また、今までの働き方にも注目。「このときの働き方は働きやすかったな」「あんな働き方はもうしたくない」といった経験談は、これからの働き方を考える際の良いヒントになります。   働き方や職種の知見を広げる 本当に自分に合う働き方を見つけるためには、しっかり情報収集することも大切です。求人票や口コミサイトをチェックする、色んな人から話を聞くなどの方法で、働き方や職種に関する知識を増やしましょう。 現代の働き方はどんどん多様化しており、知らないうちに新しい働き方が登場している可能性もゼロではありません。 特に、女性の働きやすさを意識した制度や取り組みはまだ発展途中なので、最新情報を自らキャッチしてください。   理想の働き方を考える 働き方の知識に自分のスキルや経験を照らし合わせながら、理想の働き方を考えてみましょう。 「自分は仕事を通じてどうなりたいのか」「働くうえで自分が大切にしていること」などに重きを置くと、自分に合った働き方が見つかりやすいです。 さらに、ある程度理想の働き方が固まってきたら「実現するとどうなるか」という点についても考えてみてください。 働き方を変えた後の収入や生活スタイルまで具体的にイメージすることで、理想と現実のギャップを埋められます。   家族や周囲の意見を聞く 働き方を変えると、自由に使えるお金や時間も変わる可能性があります。 そのため、自分が働き方を変えることで少なからず影響がありそうな家族や周囲の人には、前もって働き方を変えたいことを伝え意見を聞いておくことが大切です。 特に、家庭がある女性の場合、夫のライフプランも尊重しなくてはいけません。妻だからという理由だけであなたが理想の働き方を諦める必要はありませんが、だからといって夫の意見をないがしろにしていい理由にはならないので、夫婦でよく話し合いましょう。   キャリアコンサルタントに相談する 多様な働き方の中から自分に合うたった一つを見つけるのは簡単なことではありませんし、キャリアが長い人ほど経歴の振り返りに苦戦することもあります。 「働き方を変えたい気持ちはあるけど、何が自分に合うのかわからない!」「スキルやキャリアがうまく振り返れない…」 という場合は、ぜひキャリアコンサルタントに相談してみてください。キャリアコンサルタントは専門性の高い知識を活かして、あなたに合った働き方を一緒に考えてくれます。 女性ならではの悩みにも寄り添ってくれるので、譲れない仕事のポイントや不安に思っていることなど、何でも気軽に話してみましょう。   価値観が変化した今、女性も多様な働き方ができる! 時代とともに価値観が変わった今は、女性の社会進出が進み働き方も多様化しています。 バリバリ仕事を頑張るのもよし、家庭と両立しながら働くのもよし、自分のペースを大切にするのもよし。未婚・既婚、子供の有無などにかかわらず、全ての女性には「自分らしいキャリアを実現する権利」があります。 「新しい働き方に興味がある」「今のままでいいのかな」と思ったときが、働き方を見直すチャンスです。 必要に応じてキャリアコンサルティングを受けつつ、自分らしく働けるベストな働き方を探してみましょう!

2024/03/16
働き方
働き方に迷う男性が確認すべきこと5選!決断したほうがいい人の特徴は?

働き方に迷う男性が確認すべきこと5選!決断したほうがいい人の特徴は?

「今のまま働き続けていいのか」と、働き方に迷う男性は少なくありません。 特に男性は 「長く働くことを見越して、キャリアアップできる環境で働きたい」「将来家庭を持つときに、今の稼ぎでは不安…」「家族のために、仕事とプライベートのバランスを取りたい」 このような悩みから、働き方の見直しを行うケースが多いです。 本記事では働き方に迷う男性に向けて、確認すべきポイントや決断したほうがいい人の特徴、迷いから脱出するための方法を解説します。   働き方に迷うのはなぜ? まずは、働き方に迷う原因からチェックしていきましょう。「なぜ自分は迷っているのか」を客観的に把握することで、悩みが具体的になり課題解決のヒントが見つかりやすくなります。   今の働き方に不満があるから 今の働き方に不満があり「現状を変えたい」という気持ちが、働き方の迷いを生んでいる可能性があります。 働き方に迷いつつも、なぜ迷っているのか理由がわからないときは「今の働き方に不満がないか」をチェックしてみましょう。 不満を抱く要素は人それぞれ異なりますが、会社の将来性や待遇、人間関係、労働環境、給与などが一般的には働き方の不満に繋がりやすいです。これら項目に、不満がある・ないで評価をつけると、思いのほか今の働き方に不満を抱いている事実が判明するかもしれません。   自分に合った働き方が不明確だから 「今の働き方でいいのかな」と迷うのは、自分に合う働き方をまだ理解していないからかもしれません。自分の希望や理想がわからないまま働いていると、どんな働き方をしていても「これでいいのか」と疑ってしまい、迷いが生じます。 この場合、働き方に関する知識を増やしたり自分の適性を分析したりすることで、迷いが晴れる可能性が高いです。 情報収集や自己分析を通して「自分に合った働き方」が見つかれば、今の会社に残るべきか転職するべきかの答えも出るでしょう。   今より良い環境になるか心配だから 理想の働き方が決まっていたり、ハッキリと「働き方を変えたい」と思っていたりする場合でも、迷いから抜け出せないケースがあります。 働き方を変えるということは、現状に変化が加わるということです。その変化が必ずしも良い物になるという保証はないため、不安から行動する決心がつかず、ズルズルと働き方に迷ってしまう人も珍しくありません。 特に男性は一家の大黒柱となる人が多いため「働き方を変えて今より悪い環境になったら、家族にも迷惑がかかるかもしれない」という不安から迷いを抱きやすいです。   自分のスキルに自信がないから 働き方を変える方法は「今の会社に残りつつ交渉して働き方を変える」または「今とは違う働き方ができる職業に転職する」の主に2つです。 しかし、何のスキルもないまま交渉や転職活動をしても成功する見込みは薄いですよね。 そのため自分に自信がない人ほど「会社に大きく貢献していない自分が交渉しても難しいだろう」「即戦力スキルがないから転職に失敗しそう」と考え、悩みが長期化することがあります。   迷うなら働き方を変えたほうがいい人の特徴 働き方に迷っても「その場の勢い」で会社を辞めたり、転職したりするのはNG!行き当たりばったりな行動は失敗や後悔に繋がりやすく、新たな悩みを生み出すことがあります。 ですが反対に、以下のような特徴を持つ男性なら、働き方を変える行動を取っても失敗しにくいです。   働き方の希望が明確に決まっている人 漠然と「働き方を変えたい」と思うのではなく、具体的に「こんな働き方がしたい!」と決まっている人は、迷いを断ち切って行動するだけで理想の働き方が叶う可能性が高いです。 働き方の希望が明確な人は、働き方を変えるうえで譲れないポイントも明確なので、業界や職種選びがスムーズにいきます。さらに、働き方を調べる際に業界や仕事に関する知識も吸収できているため、履歴書や面接が説得力のある内容になるでしょう。 そのため、働き方を変えるために転職をしても成功しやすく、しっかりイメージできているからこそ理想と現実のズレが少なく長続きします。   長期間、働き方を変えたい気持ちが揺るがない人 たとえ自分に合った働き方をしていても、毎日働いているとふと「これでいいのかな?」と現状に迷いを持つことがあります。 そのため「どれくらいの期間、働き方について悩んだか」も、本気度を測る一つの判断材料です。たとえば、長期間働き方について迷い、それでも働き方を変えたい気持ちが揺るがなかった人は、転職を決断しても後悔しにくいでしょう。 悩みが長期化するのはあまりいいことではないものの、悩み抜いた末に行う決断はその後気持ちを惑わせません。   今のままでは理想の働き方ができないと感じる人 「今の働き方と理想の働き方がかけ離れている」「今のままじゃ自分の理想は叶わない」と強く感じている人も、働き方を変える行動を取ってみるべきかもしれません。 このように感じるということは、既に自分の理想が確立されているということです。まだハッキリと明確化できていない場合でも「今の会社のこんなところが理想と違う」と気づければ、その裏を返して自分の理想が見つかるでしょう。 ただし、自分の理想が全て叶う会社は稀であり、理想とほんの少し違うだけで働き方に迷っているとキリがありません。そのため、今の働き方に理想と違う部分を見つけたとしてもすぐに結論を出すのではなく、よく考えることが大切です。   働き方に迷う男性が確認すべきポイント 働き方に迷ったとき、焦って答えを出す前に確認したいポイントがいくつかあります。後悔しない働き方を選択するためにも、働き方に迷ったら確認したいポイントを押さえておきましょう。   今の会社で働きながら問題解決できないか 働き方を変える方法は、転職だけではありません。今の会社にある制度や取り組みを利用したり、スキマ時間に副業をしたりすることでも、働き方は変えられます。 そのため、まずは今の会社に残りつつ、今とは違う働き方ができないか考えてみましょう。 うまくいけば、転職にはつきものの「失敗するリスク」を回避しながら、自分に合った働き方が実現できます。 まずは、自社の制度や取り組み、ルールなどを確認してみてください。今は働き方が多様化しているので、自分の入社時にはなかった働き方に関する制度が後から追加されている可能性があります。   転職市場の動向はどうなっているか 働き方に迷ったときは、求人数は増えているか、求人が増加している業界はどこかといった転職市場の動向をチェックすることも欠かせません。 たとえば、希望業界の求人数が減っているタイミングで転職活動を行っても、活動は難航しやすいです。それなら、まずは「時がくるまで待つ」という決断をして、それまでスキルを磨くのもありでしょう。 転職を決意した後に求人が少ないことが判明するとがっかりするので「働き方を変えるべき?」と迷った初期の段階で、一度転職市場の動向をチェックしておくのがおすすめです。   自分の市場価値はどれくらいか 働き方を変えるために転職すると仮定して、自分の転職市場価値を知っておくことも大切です。自分の市場価値が思っていたよりも高い場合、転職を決心する決め手となり迷いが晴れるかもしれません。 市場価値は、高ければ高いほど多くの企業から求められる確率が上がり、働き方の選択肢も広がります。自分の経験やスキル、強みなどを分析するとともに、求人情報をチェックして市場価値を判断してください。   働き方を変えると生活はどう変わるか 働き方を変えると、生活スタイルや給与事情も変わる可能性が高いです。そして、生活スタイルや給与は働き方の満足度に直結する重要な要素でもあります。 よって、働き方を変えると今の暮らしはどう変化するのか、あらかじめシミレーションしておきましょう。 希望する働き方ができる企業の求人を見つけたら、記載されている就業時間や賃金を確認し、具体的な生活ぶりをイメージしてみてください。「理想の働き方をすると自分はどうなるのか」というイメージを具体的に掴めれば、本当に働き方を変えるべきかどうかの迷いから抜け出せることがあります。   働き方を変えることに家族は理解を示しているか 男性の場合、自分の稼ぎが家族の大きな支えになっているというケースも少なくありません。 このような場合は、働き方を変える行動に移る前に、家族の理解を得る必要があります。また、現在独身の男性でも、パートナーがいるなら事前に話しておいたほうがいいでしょう。 家族やパートナーが味方でいてくれると、それだけで心強く感じられますし、協力してもらえる場面も増えます。もしも働き方を変えることを家族から反対されたときは、行動で無理に押し進めるのではなく、時間をかけて話し合ってください。   働き方の迷いを解決する方法 知識があいまいなときや自分の価値観が定まっていないときほど、働き方に迷いやすくなります。つまり、正しい知識をつけて価値観を確立させられれば、それが迷いから抜け出す後押しをしてくれるということ。 ここからは、働き方の迷いを解決に導く具体的な方法を紹介しましょう。   働き方や企業に関する知識を増やす よくわからないものに対して不安を抱き、選択に迷うのは当然です。そのため「自分に合う働き方がわからない」「どんな働き方があるのかよく知らない」という場合は、積極的に働き方や企業に関する知識を増やしましょう。 さまざまな求人を見る、あまり接点がない業界で働く人に話を聞かせてもらう、ネットの口コミを参考にするなど、知識や情報を得る方法はいくらでもあります。 業界や企業の知識を身に着けておけば、転職を決意した場合にもきっと役立つはずです。   自分に合った働き方を明確にする 自分に合った働き方をハッキリさせることも、迷いを解決する一つの手といえるでしょう。目指すべき働き方があいまいだと、悩みや迷いは長期化しやすいです。 また、多くの人にとって理想の働き方が、自分にも合うとは限りません。 たとえば「キャリア」という価値観一つとっても、最優先させる考え方、プライベートと両立させる考え方、やりがいを追求してキャリアは深追いしない考え方など、無数の考え方があります。 「こうでないといけない」という先入観を捨てて、自分の本心と徹底的に向き合ってください。   働き方を変えた未来と今を比較する 働き方を変えると、人間関係や職場環境はもちろん、出退勤時間や休日、給与なども変わりますよね。このような「働き方を変えて変わるもの」を紙に書き出し、今と働き方を変えた仮定の未来を比較することで、さまざまなメリット・デメリットが見えてくるはずです。 たとえば「休日」と書いたら、その隣に今の年間休日数を、さらにその隣に働き方を変えた場合に想定される年間休日数を書いて比較します。 労働環境や待遇、福利厚生などを細かく比較していくことで、働き方を変えるべきか否かを総合的に判断できるでしょう。   キャリアコンサルティングを受ける 仕事は人生の全てではありませんが、たくさんの時間を費やす仕事は人生の大きな一部です。人生において間違いなく重要な要素だからこそ、働き方の迷いに対する解決策がなかなか見つからず、どうしたらいいのかわからなくなることもあるでしょう。 そんなときは、ありのままの迷いをキャリアコンサルタントに打ち明けてみるのがおすすめ。 家族や同僚には話しにくい仕事の悩みも、キャリアコンサルタントは優しく受け止め整理してくれます。 あなたらしく働くための選択肢を一緒に探してくれるので「働き方に迷っているけど、自分に合う働き方がわからない」という人にも最適です。   働き方に迷う気持ちを打ち明けよう 「働き方を変えよう!」と決心できればあとは目標に向かって行動するだけですが、その前段階である働き方に迷う時期は、気持ちが落ち着かずモヤモヤしますよね。 特に男性は、働いて家族を支える役割であることが多いため、悩みが深刻化しやすいです。 幅広く情報収集したり、自己分析を重ねたりすることも大切ですが、悩みや迷いは一人で抱えるのではなくできれば誰かに相談しましょう。誰かに話すことで思考が整理されるうえ、第三者の意見を取り入れると視野が広がり、客観的視点が得られます。 相談相手は信頼できる人であれば誰でもOKですが、適任者が見つからないときや多角的なアドバイスが欲しいときは、キャリアコンサルタントに相談するのがおすすめ。 キャリア・コンサルティング・ラボなら、無理に転職をすすめることはせず、一人ひとりに合った働き方を一緒に考えます。 「働き方に迷っている」「働き方を変えたいけど、方法がわからない」という人は、ぜひキャリアコンサルティングを受けてみてくださいね。

2024/03/09
働き方
理想の働き方を叶える考え方とは?働き方の例や制度を解説

理想の働き方を叶える考え方とは?働き方の例や制度を解説

働き方改革関連法が順次施行されていることも影響して、近年の働き方はますます多様化を極めています。 しかし、働き方について新しい考え方が次々に生まれているからこそ「働き方ってどう考えたらいいんだろう」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 この記事では、働き方に対してうまく考えがまとまらない方に向けて、理想の働き方を可能にする考え方を解説します。考えるときのヒントになる働き方の例や制度もあわせて紹介するので、参考にしながら「自分らしい働き方」を見つけてください! 働き方に「自分なりの考え方」を持つことが大切 以前であれば「正社員として働くこと」「毎日会社に行くこと」「1日最低8時間は働くこと」など、本当に正解かはどうあれ、皆と同じ働き方をすることが一応の正解とする雰囲気がありました。 ですが近年は働き方改革を意識する人や企業が増え、以前よりも柔軟な働き方が可能に。働き方は一人ひとり違っていい時代だからこそ、現代に「働き方に対する共通の正解」はありません。 今は個々が考えた「理想の働き方」に従って、自分が納得できる形で働くのが正解であり、そのような働き方ができれば仕事のやりがいや満足度は大きく向上するでしょう。 働き方に対する考えは定期的な見直しが必要 また、自分の理想とする働き方は、定期的に考え直すことが求められます。今の自分にぴったりな働き方で仕事ができたとしても、その働き方が10年後や20年後までぴったりとは限りません。 働き方は時代とともに変化するものですし、仕事に対する考え方も経験やライフイベントによって変化するものです。「これが自分に合っているから!」と思考が凝り固まってしまうと、今の自分に合った新しい働き方を見逃すことにもつながってしまいます。 今は定年後も働く人が増え、人生において労働に費やす時間が長いからこそ、一生かけて一つの働き方を貫き通すことは難しいです。 柔軟な働き方ができる時代になったからこそ、自分の思考も柔らかくして、定期的に考え方を見直してくださいね。   理想になりやすい働き方の例 自分に合った働き方で仕事をするためには、「理想の働き方」を見つける必要があります。ですがどんな働き方が自分の理想なのか、なかなか具体的にイメージが掴めないという場合もあるでしょう。 ここからは、多くの人が理想に挙げやすい5つの働き方を紹介します。自分の考え方に合う働き方はないか、ぜひチェックしてみてください。   バランスを保つ働き方 自分の私生活を第一に考え、仕事とプライベートのバランスを保ちながら仕事をする働き方です。主な雇用形態に、正社員や派遣社員、パート、アルバイトなどがあります。 「仕事とプライベートを両立させるのって大変そう…」と思うかもしれませんが、近年は短時間勤務制度や育児・介護支援がある会社も増えてきました。従業員のワークライフバランスを保つ制度や支援がある会社を選べば、私生活を大事にしながら無理なく働けるはずです。 プライベートとのバランスを大切にする働き方がしたいなら、福利厚生が充実した会社や有給休暇が取りやすい業界を選ぶことが重要となるので、企業選びはしっかり行いましょう。   上昇志向を重視する働き方 バリバリ働いてキャリアアップや給与アップにつなげる、上昇志向を重視した働き方を理想にする人も多いです。 非正規雇用でも上昇志向を持って働くことはできますが、効率的にステップアップしたいなら、裁量の大きい仕事を任されやすい正社員として働くのがベストでしょう。 かつては年功序列で従業員を評価する企業も少なくありませんでしたが、近年は評価制度を見直して個人の実力で評価をつける企業が大半。営業職や外資系企業、ベンチャー企業などは特に成果主義の考え方をする傾向が強いので「自分の頑張りが正当に評価される働き方がしたい」と思う方は一度検討してみてください。   安定や堅実性を意識する働き方 「しっかりと地に足をつけて働きたい」と考えるなら、安定性や堅実性が高い働き方を選ぶのがおすすめ。安定・堅実を求める場合は、雇用期間の定めがない正社員として働いたほうが、一つの仕事にじっくり向き合えてストレスが少ないでしょう。 ただし、コツコツと継続して働くことを想定するからこそ、将来性のある業界や職種を選ぶことが重要です。 また、長く職場から必要とされる人材になるために、スキルを磨ける環境や周囲のサポート体制が整っているかも要チェック。研修制度が充実していたり、先輩社員からのサポートが手厚かったりすれば、コツコツとスキルを積み上げてキャリアアップし、より安定したポジションで働ける可能性もあります。   やりがいを大切にする働き方 どんなに理想の働き方ができても、自分がつまらないと思う仕事はしたくありませんよね。そのため業務内容を重要視し、仕事を通じてのやりがいや成長を求める働き方も人気があります。 やりがい重視で働き方を選ぶ場合は、正社員や派遣社員、アルバイト、フリーランスなど、あらゆる雇用形態が考えられるでしょう。 雇用形態の選択肢が多いからこそ、安定性や収入の幅も広いのが特徴です。 しかし、やりがいを大切にする場合は、働き方を変える行動を取る前に業務内容や企業体質を綿密に調査する必要があります。働き方を変えてから自分の思っていたやりがいが得られないことが判明すると、早期離職の原因になりやすいため注意しましょう。   場所にこだわる働き方 仕事はほとんど毎日するものだからこそ「どこで行うか」も大切であり、働く場所にこだわる働き方も主流になってきました。 コロナ禍にテレワークが普及したこともあり、今は正社員や派遣社員、フリーランスだけでなく、アルバイトやパートも業務内容によっては場所を問わずに働けます。 たとえば自宅で仕事ができれば、通勤ストレスからも解放されるほか、介護や育児といったプライベートとも両立しやすくなるはずです。自宅から遠方の企業で働くことも可能になり、働ける会社の選択肢が増えるところも魅力でしょう。   柔軟な働き方を叶える制度 働き方を考えるときに、企業の制度や取り組みに関する知識は不可欠。さまざまな制度や取り組みを知ることで視野が広がり、自分の理想の働き方がイメージしやすくなります。 ここからは、導入する企業が増えている制度や取り組みを確認していきましょう。   テレワーク テレワークは「遠方」を意味するテレに「働く」を意味するワークを合わせた言葉で、文字通りオフィスから離れた場所で働く働き方です。 近年では、場所だけでなく時間にもとらわれない働き方の総称として使われることもあります。 場所や時間を選ばないテレワークという働き方をすることによって、自分のペースで仕事を進められ生産性が向上しやすいのがメリット。 ただし本社には行かなくていいものの、社内LANがつながるレンタルオフィスで働くよう指示される場合もあり、自分の好きな場所で働けるかは企業によって異なります。   フレックスタイム制 フレックスタイム制は、労働者が働く時間を自由に決められる働き方です。 「週もしくは月に〇時間働くこと」という所定労働時間は設けられていますが、所定労働時間さえ満たせば出退勤の時間は自分で調整できます。 働く時間が自由になることで、その日の予定や自分のライフスタイルに合わせた働き方ができ、プライベートとの両立もしやすいでしょう。通勤ラッシュを回避することも容易になり、通勤ストレスからも解放されるはずです。 自由度が高い働き方だからこそ自己管理能力が必須ですが、真面目でスケジュール管理が得意な人ならきっとのびのび働けるはずです。   短時間勤務制度 短時間勤務制度とは、1日の所定労働時間を短くする働き方で「時短勤務」とも呼ばれます。 短縮後の所定労働時間は1日6時間が原則ですが、企業と従業員の間で合意があれば1日7時間にしたり、隔日勤務にしたりしても問題ありません。 短時間勤務制度を利用すれば正社員のまま労働時間を短縮させられるので、これまで正社員として働いてきたキャリアや会社でのポジションを維持しやすいのが利点です。 また、ゆくゆくフルタイムに戻ることもできるので「育児や介護が終わったらフルタイム勤務したい」と考える方にも適した働き方といえます。   副業 副業は、本業とは別の仕事で収入を得る働き方です。未だに就業規則で副業禁止としている企業もありますが、政府が推奨していることを受けて副業を解禁する企業も増えてきました。 副業をすることで収入が二本柱となって金銭的に安定するほか、就業場所が分散されることで知見が広がり自分の成長にもつながるでしょう。 気になる業界や仕事にも挑戦しやすくなるため、副業を通して理想の働き方のヒントが見つかることもあります。   理想の働き方を可能にするための考え方 昨今は働き方に関するさまざまな価値観や考え方が登場していますが、それらはあくまで目安や参考にするものであり「自分らしい働き方」は自分で考えなくてはいけません。 理想の働き方を探すとき、どんな考え方をすれば答えが見つかりやすいのでしょうか?自分の理想の働き方を見つけるときに役立つ、考え方を紹介します。   「こうじゃなきゃいけない」を捨てる 「こうじゃなきゃいけない」という思考は、自分の本心をブレさせる考え方です。 たとえば「皆と同じじゃなきゃいけない」「正社員じゃなきゃいけない」という先入観を持つと、視野が狭くなって本当に理想とする働き方を見失うことがあります。もちろん「皆と同じ」「正社員」といった働き方が悪いわけではありません。ですが働き方に正解はないので、必ずしも自分にマッチするとは限らないのです。 「こうじゃなきゃいけない」「こうあるべき」という固定観念を捨てることで、新しい働き方も受け入れやすくなり、自分に本当に合う働き方が見つかります。 働き方についてじっくり考えを深める前に、まずは今持っている先入観を取り払いましょう。   これまでの働き方を振り返る これからの働き方を考えるとき、今までの経験は大きなヒントになります。 過去や現状を振り返り、働くうえで自分が大切にしたいことや絶対に譲れないポイント、さらには自分の強みを洗い出してみてください。なかなかポイントや強みが思い浮かばないときは、嫌だった仕事や上司から褒められた実体験を参考にするのが効果的です。 自分のことを正確に把握できれば、自分に合う働き方のイメージもより具体的になっていきます。   これからの働き方を明確にする 既成観念を捨てて過去を振り返ったら、いよいよ本格的にこれからの働き方を考えるフェーズです。振り返りによって得た自己分析の結果をもとに、自分にとって最も合う働き方とは何かを具体的に考えましょう。 ただし、この段階で強く「実現性の高さ」を意識すると、少し実現難易度が高いだけで簡単に諦めてしまい、本当の理想から遠ざかってしまうことがあります。 一見実現が難しそうな働き方も、企業や制度をよく調べたら実現できるケースがあるので、自分の心に忠実になって本音を探し出すことが大切です。   複数のキャリアプランを作る 人の考えは状況や年齢に応じて変わるものなので、今の自分に合う働き方が未来の自分にも合う保証はありません。また、現状のスキルではどうしても理想の働き方が叶いそうにない場合もあるでしょう。 そのため、働き方について考える際はキャリアプランを複数作り、キャリアアップやリスク回避の計画も練っておくことが重要。 働き方を変える行動をするときに生まれる不安も、事前にいくつかキャリアプランを用意しておけば安心材料になります。   働き方に対する考え方は、実はシンプル 現代は働き方が多様化し自由な面も増えた一方で、選択肢が多いからこそ働き方についてどう考えればいいのかわからなくなることがありますよね。 ですが、働き方に対する考え方の根底にあるのは「どうすれば自分が気持ちよく働けるか」というとてもシンプルなこと。この機会にぜひ、自分らしく働ける方法を考えてみましょう。 また、自分一人ではなかなか答えが見つからないときは、キャリアコンサルティングを受けてみるのも効果的です。 キャリアコンサルタントは相談者の悩みに寄り添ったり、これからの働き方を一緒に探してくれたりするサポーターのような存在。 第三者の意見を取り入れることで新たな視点が生まれ、悩みや迷いから抜け出す糸口が掴めるかもしれません。

2024/02/28
働き方
ストレスのない働き方は可能?ストレス原因を知って自分らしく働く方法

ストレスのない働き方は可能?ストレス原因を知って自分らしく働く方法

仕事をしていると、ストレスを感じる場面は少なくありません。 誰しも一度くらいは「もっとストレスのない働き方がしたい…」と考えたことがあるのではないでしょうか? 「ストレスのない仕事はない」という声もありますが、自分にとってのストレス要因を丁寧に洗い出し、要因を避ける行動を取ることで理想の働き方が叶うケースがあります。 この記事では、働き方のストレスになる原因や、ストレスなく働く方法を解説!今の働き方にストレスを感じている方や、自分らしい働き方がしたいという方は、ぜひ参考にしてください。 「ストレスのない仕事はない」というけれど? 「ストレスのない仕事や働き方がしたい」というと「そんなものは存在しないよ」と返されることがあります。確かに、仕事はいつでも順調に進むわけではなく、時には思い通りにいかずにストレスを感じることがあるでしょう。 ですが「ストレスゼロの仕事」は難しくても「ストレスの少ない働き方」を選択して、今よりのびのび働くことはできます。 ストレスの少ない働き方ができれば、業務で少しストレスを感じても溜め込むことなく、うまく解消したり乗り越えたりできるはずです。「ストレスのない仕事はない」という考えは一部事実ではあるものの、強く思い込むことで理想の働き方を模索する邪魔になってしまうので注意してください。 ストレスのない仕事や働き方がしたいと思うことは「自分に合った働き方」を探す第一歩です。今自分が抱えているストレスと向き合い、どうしたらより気持ちよく働けるかを考えていきましょう。   働き方のストレスになる原因 何に強くストレスを受けるかは、人それぞれ異なります。「自分にとって最大のストレス」がわかれば、それを回避して快適な働き方が見つけられるはずです。 ここからは、働き方のストレスになる主な原因を紹介するので、自分にとってストレスになるか考えながら読んでみてください。   業務量が多い 業務量が多いと残業や休日出勤せざるを得なくなり、大きなストレスになります。プライベートの時間が犠牲になることも大変な苦痛ですが、自分のキャパシティを超える業務に常時追われ続ける苦痛はさらに強大です。 「任された業務を時間内にこなせない自分が悪い」と自己嫌悪に陥るきっかけにもなりやすく、自分で自分にストレスをかけてしまうこともあるでしょう。 また、厳しいノルマがあるような仕事だと、成果のためには膨大な業務をこなすしかなく、結果的にどんどんストレスが高まっていきます。 業務過多によるストレスは、常に仕事を抱えてゆっくり休む時間もないので、心身ともに消耗しやすいです。   責任が重い たとえば絶対厳守のノルマや納期があったり、会社の売上に直結したりする業務は精神的プレッシャーが大きく、仕事の責任を感じやすいです。 他にも、主任・課長・部長と昇進していくにつれて責任が大きくなり、つらいと感じるケースもあるでしょう。 仕事をするからには責任感を持つ必要がありますが、重すぎる責任を一人で背負い込む必要はありません。 常に大きなプレッシャーを抱えながら働いていると、ミスをしたりうまくいかなかったりしたときに過剰に責任を感じてしまい、精神的ストレスを感じやすくなります。   仕事内容が苦痛 入社前に全ての業務を把握できるわけではないので「本当に自分に適性があるのか」は、実際に働いてみないとわかりません。 いざ働いてみると、自分が想像していた仕事ではなく苦手分野だったり、業務に全く興味が持てずつまらないと感じたりすることもあるでしょう。 このように、仕事内容が自分に合わないと苦痛を感じ、働くことそのものがストレスになってしまいます。 仕事は楽しいことばかりではないため「大好き」「やりたくて仕方ない」と思えなくても、全くおかしくはありません。ですが、仕事は人生にとって大きなウェイトを占めるものだからこそ「大嫌い」「やっていて苦痛」と思うまで嫌悪感を抱いてしまうと、毎日がストレスの連続になってしまうのです。   人間関係に問題がある 「上司が怒りやすくパワハラ気質」「社員内で派閥やいじめがある」「何となく全体の雰囲気になじめない」 このような職場の人間関係の問題も、働く際のストレスになります。 「どんな仕事に就くか」は仕事をするうえでとても大切なことですが、同じくらい「誰と一緒に働くか」も重要です。大抵の仕事はチームプレーで行われ、一人では完結できないものだからこそ、一緒に働く人との良好な関係は欠かせません。 たとえ自分の理想の働き方で、好きな仕事に就けたとしても、職場の人間関係が悪いとそれだけで労働意欲をなくしてしまうことがあります。   給料や待遇が悪い 仕事でストレスを感じたとしても、給料や待遇が良いと「会社はしっかり評価してくれている」と思えるため、ストレスを解消できることがあります。 しかし、働きに見合った給料や待遇が用意されないと、仕事や会社に対しての不満は増すばかり。 どんどんストレスが蓄積していき、次第に「今のまま働き続けていいのかな」「働き方を変えたい」と考えるきっかけになるでしょう。 また、給料や待遇は仕事のモチベーションにも直結します。給料や待遇が悪いことでモチベーションが下がると仕事がおもしろくなくなり、働くことに対してさらに強くストレスを感じるという負のスパイラルに陥りやすくなるのです。   ストレスのない働き方をするメリット ストレスのない働き方をすることには、いくつものメリットがあります。具体的にどのようなメリットがあるのか、解説していきましょう。   無理なく仕事が続く ストレスの多い働き方をしていると、毎朝会社に行くのがつらかったり、仕事中も早く帰りたくて仕方なかったりしますよね。自分を激励して無理やり働くことで何とか仕事を続けている状態なので、無理がたたってプツンと気持ちの糸が切れてしまうと、突発的に仕事を辞めたくなることもあるでしょう。 ですが、ストレスのない働き方ができれば、会社に行ったり仕事をしたりすることにそこまでの苦痛は伴いません。ストレスがないからこそ「仕事がつらい、辞めたい」と思うことも滅多になく、無理なく仕事を続けられるはずです。 また、仕事で多少のストレスを感じたとしても、気持ちに余裕があるので落ち込んだり苦痛を感じたりしにくいところもメリットといえます。   心身ともに健康でいられる ストレスが、精神にも肉体にもさまざまな悪影響をもたらすのは周知の事実ですよね。大きすぎるストレスは、時には働けなくなるほどの体調不良や深刻な病気を招くこともあります。 一方で、ストレスのない働き方ができれば、心身に悪影響を及ぼすことなく健康的でいられるでしょう。 さらに、心と体が良い状態で安定すると、行動も安定しやすくなります。気持ちと体調にムラがなければ仕事の質やスピードも安定し、常に効率のいいパフォーマンスができるはずです。 ストレスがなければ「余裕がなくてイライラする」という現象も起こりにくいので、今まで以上に周囲の人に優しくできて、職場の人間関係も良好になる傾向があります。   成長できる ストレスのない働き方ができれば、一緒に働く人に対して萎縮したり、仕事にネガティブな感情を抱いたりすることがなくなります。気持ちが前向きになるぶん積極的になり、わからないことを素直に質問できるほか、やったことがない仕事にも挑戦する意欲がわいてくるはずです。 このように、日々の業務に積極的に取り組めるようになることで、自然と自身の成長に繋がっていくのも、ストレスのない働き方をする大きなメリットでしょう。 また、ストレスがなければ「頭の中がストレスでいっぱいで仕事に集中できない!」なんてことも起こりません。実務経験の構築やスキルを伸ばすことにだけ集中でき、成長スピードも上がるはずです。 成長することでキャリアアップや給与アップも期待できるので、さらに働きやすさが向上する可能性があるでしょう。   ストレスのない働き方をする方法 働き方を変えてストレスから解放されたいと思いつつ「どんな行動を取ればいいのかわからない」と悩んでいる方も多いでしょう。 そんな方に向けてここからは、ストレスのない働き方をするための5つのステップを紹介します。   ストレスに順位をつける 「ストレスのない働き方」といいますが、正しくは「自分にとってストレスのない働き方」です。苦痛を感じる要素は人によって微妙に違うからこそ、自分にとっての最大のストレスとは何かを突き止め、そのストレスをなくすことで気持ちいい働き方が手に入ります。 自分が何にストレスを感じているのかを正しく知るために、まずは「ストレスとなる要素」にランキングをつけましょう。 あまり難しく考えずに、働くうえで自分にとって嫌なことを紙に箇条書きして、後から順位付けしていくとスムーズですよ! たとえば「職場の人間関係」が自分にとって最大のストレスになるとわかれば、他人との接触が少ない仕事やテレワークという働き方を検討するヒントになります。   転職が必要かを考える 自分にとってのストレスがわかったら、そのストレスを回避するために転職が必要かを考えます。 ストレスのない働き方をするために、転職が必ず必要というわけではありません。 たとえば「仕事内容」にストレスを感じていても、部署異動して興味のある業務を担当できれば、転職する必要はないのです。ですが異動できるような部署がない中小企業で働いている場合だと、転職したほうがストレスのない働き方ができそうですよね。 このように、ストレスを感じる原因や現在働いている職場環境によって、転職の必要性は変わってきます。 急いで答えを出す必要はないので、転職するメリット・デメリットなども客観的に考慮しながら、転職したほうが良いのかをじっくり考えてみてください。   業界分析や求人チェックを行う 転職すべきか考えることと同時進行でいいので、希望する業界の分析や求人チェックを行いましょう。業界や企業のことをよく知らないまま転職すれば、自分が抱いていたイメージと現実のギャップに、またストレスを感じるかもしれません。 なお、たとえ転職しない決断をした場合でも、幅広い業界知識や企業情報は自分に合う働き方のイメージをより具体的にする効果が期待できます。 色んな業界や企業に触れて自分の現状と比較することで、転職する・しないの決心がつく場合も多いので、気になる業界や企業の働き方を調べてみましょう。   転職は徹底的に企業リサーチしてから行動 転職することにした場合は、応募したい企業のことをさらに細かくリサーチしてから、転職活動を進めていきます。企業の特徴からストレスになりそうな要素はないかしっかり分析するのはもちろん、離職率やネットの口コミも要チェックです。 ただし、どんな会社にも必ず欠点や改善点はあり、完璧な会社はありません。 ストレスゼロの職場を過剰に追い求めると応募できる会社がなくなってしまうので、自分で決めたストレスの順位に従って「自分にとってのストレスが少なそうな会社」という観点でリサーチしましょう。 調べてもよくわからなかった点や気になる点があった場合は、忘れないようにメモして面接時に質問してください。   キャリアコンサルタントに相談する 「どんな働き方をすればストレスを感じないか」は個人の価値観や考え方によって異なり、明確な正解がありません。だからこそ「自分にはどんな働き方が合っているんだろう」「転職すべき?今の会社に残るべき?」など、なかなか悩みから抜け出せないこともあるでしょう。 そんなときは、専門的な知識と豊富な経験を持つキャリアのプロに相談してみるのも一つの手です。 キャリアコンサルタントは、あなたがのびのびと働けるようサポートするのが役目。相談者の悩みに寄り添いつつ問題解決のためのアドバイスを授けてくれるので、自分に合った働き方がきっと見つかるはずです。   ストレスのない働き方を実現させよう 仕事は、過度なストレスを抱えることを前提として行うものではありません。 仕事にストレスはつきものですが、そこから「どうすればストレスをなくせるか」を考えることで、自分に合った今よりも良い働き方が見つかる可能性があります。 ストレスのない働き方を模索することは、自分らしく働くためにキャリアプランを見直すことと同じ。 現代は働き方の種類が多様化しつつある時代なので、あなたらしく働ける選択肢がきっと見つかるはずです。ぜひ本記事で紹介したことを参考に、自分だけの「ストレスのない働き方」を実現させてください。

2024/02/19
働き方
働き方を変えたい!変える方法&考えるべきこととは?働き方の例も解説

働き方を変えたい!変える方法&考えるべきこととは?働き方の例も解説

「今とは違う働き方をしてみたい」と思うことはありませんか? ですが、そうは思ってもどんな働き方が自分に合っているのかよくわからなかったり、本当に働き方を変えていいのか判断がつかなかったりして、なかなか行動的になれないこともあるでしょう。 この記事では、働き方を変えたいと思っている人が考えるべきことや、働き方を変える方法を紹介します。働き方の例も紹介するので、自分に合った働き方をじっくり考えてみましょう。   働き方を変えたいと思うのはどんなとき? 働き方を変えたいと思う瞬間は人それぞれ。ですが、その瞬間を分析することで「今と違う働き方を希望する理由」が見えてくることがあります。 まずは、どんなときに働き方を変えたいと思う人が多いのか、チェックしていきましょう。   今の仕事や働き方に満足できないとき 仕事内容が自分に合っていないと感じたり、働き方や労働環境に不満を抱いたりしたときに、働き方を変えたいと思う人は多いです。 仕事はほとんど毎日向き合うものなので、業務内容や働き方に納得できない部分があると、どんどんストレスが溜まってしまいます。現状をより良くするための一つの手段として、働き方の変化を強く希望するのは当然のことといえるでしょう。 また、実体験を通して「嫌な仕事や働き方」が明確になっているからこそ、裏を返して「理想の仕事や働き方」が見つかりやすいです。   自分に合いそうな働き方が見つかったとき 「どんな働き方が合っているかわからないから、とりあえず今の仕事を続けている」という人は少なくありません。 ですがそんな人が、自分の希望を満たす働き方やチャレンジ精神をくすぐられる働き方を見つけると、一気に人生の道が開けたような気持ちになり「働き方を変えたい」と強く思うでしょう。 目指すべき働き方のイメージが固まっているぶん、どんな行動を取ればいいのかがわかりやすいので、すぐにでも動き出したくなるはずです。   自分らしい働き方をしている人と出会ったとき 自分に合った働き方をしている人は、たとえ仕事が忙しくても楽しそうで、生き生きしている人が多いです。そんな人と出会い「いいな」「すごいな」と感銘を受けたことがきっかけで、自分の働き方を見つめ直す人も少なくありません。 直接的な出会いがなくても、今はインターネットを通して色んな働き方の人を知ることができる時代です。働き方を変えたいと思ったら、まずはネットで異なる働き方をする人の考え方や仕事ぶりを情報収集してみてもいいですね。   プライベートと仕事の両立が難しくなったとき 結婚や子育て、親の介護などで、ライフスタイルは年々変化していくものです。入社当初は自分のライフスタイルに合い働きやすかった仕事でも、長年働くと働きにくさを感じることがあります。 そのため、ライフスタイルの変化により、プライベートと仕事を両立するのが難しいと感じたときも、働き方を見直すタイミング。 今は働く人のライフワークバランスを重視して、時短勤務やリモートワークを採用する会社も増えているので、どんな働き方ならプライベートと仕事を両立できるか考えてみましょう。   働き方の種類 漠然と「働き方を変えたい」とは思うものの、どんな働き方があるのかよくわからない…という人も多いでしょう。 ここからは例として、働き方の選択肢をいくつか紹介するので、自分に合った働き方を見つけるきっかけにしてください。   正社員 正社員は、企業と直接雇用を結んで働く働き方です。 会社を担う存在である正社員は、裁量の大きい仕事を任される可能性が高く、福利厚生も充実しているのがメリット。雇用期限がないため長く働くことができ、昇格や昇給にも期待できるでしょう。 ただし、フルタイム勤務が条件の会社が多いうえ、残業や休日出勤があることも珍しくなく、プライベートの自由度が低くなりやすいという特徴も持っています。   非正規社員 非正規社員は、労働時間や雇用期間を限定して働く働き方です。契約社員や派遣社員、臨時社員、パート、アルバイトなど、正規雇用ではない労働者は非正規社員に該当します。 非正規社員は、労働時間や日数を自分で決められることが多く、柔軟な働き方ができるところが大きな魅力。 一方で、雇用期間が終了すると職を失うことになるため、安定性にはやや欠けるといえるでしょう。   自営業 自営業は、会社に所属することなく自ら事業を営む働き方です。 個人経営の飲食店や小売店、美容院などはもちろん、事務所を持たないWebデザイナーやライター、カメラマンなども自営業者であり、幅広い職種の中から自分の強みを生かして働けます。 働く場所や時間も全て自分で決められるので、自由な働き方がしたいと考える人におすすめ。 しかし、会社員とは異なり毎月の給与が保証されているわけではないため、収入が安定しにくい現実は知っておいてください。   フレックスタイム制 フレックスタイム制は「月に〇時間働きましょう」というルールに従い、期間内に定められた総労働時間だけ働くという働き方です。 会社員のように「1日8時間勤務」「8時30分までに出勤すること」といったルールは原則なく、1日の労働時間や出退勤の時間は自分で決められます。 自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるので、プライベートと仕事を両立しやすいでしょう。 ただし、誰かと共同で行う作業がある場合は「コアタイム」が適用され勤務必須となるため、思うようにスケジュールが組めないときもあります。   短時間正社員制度 短時間正社員制度は、正社員として勤務しながらも、フルタイムで働かない働き方です。 意欲や能力はあるものの長時間勤務は難しい人のために生まれた雇用形態で、育児・介護を両立したい人はもちろん、決まった日時だけ働きたいと考える人も制度を利用できます。 短時間勤務であっても正社員なので、雇用期間の定めは原則ありません。また、給与やボーナス、退職金はフルタイムの正社員と同等の方法で算出され、自由と安定性のバランスが良いのが特徴です。 ですが、短い時間で仕事を片付けなくてはいけないため、勤務中は効率よく業務を進める必要があります。   テレワーク テレワークとは、会社に行くことなく、別の場所で仕事をする働き方です。 情報技術が進歩した現代は、離れた場所にいる人とビデオ通話で顔を見ながら打ち合わせをしたり、クラウドサービスを使って別々の場所にいる人と共同作業したりすることも可能になりました。 テレワークを導入している会社で働けば、毎日の通勤ストレスが軽減し、自由な時間が増えるでしょう。地方に住みながら都心の会社で働くといったことも可能で、働ける会社の選択肢が広がるところも利点です。 とはいえ、やはり一緒の空間で働かないぶん、従業員同士でコミュニケーション不足が起きやすく、指示や意思の伝達が難しい場面もあります。   副業 副業は、本業とは別の仕事をして、掛け持ちで働く働き方です。 「働き方を変える」というと、今の仕事をガラッと変えるイメージを持つ人が多いですが、今の仕事はそのままに副業をすることも、立派な働き方の変化といえます。 副業をすれば、仕事終わりや休日の空き時間を使って収入を増やすことができ、社外業務の経験も積めるでしょう。また、本業という太い柱があるからこそ、副業では自分が本当にやりたい仕事にチャレンジすることも可能です。 しかし、副業をするとどうしても労働時間が長くなるため、健康管理には注意してください。   働き方を変えたいときに考えたいこと ビジョンやリスクを正しく理解せず、いきなり働き方を変えようとするのは危険です。理想の働き方を手に入れて長く仕事をするために、以下のことをよく考えましょう。   「理想の働き方」とはどんな働き方? 「今の働き方から、どんな働き方に変化させたいのか」を具体的にしておかなければ、適切な行動は取れません。気持ちよく働ける方法や環境は人それぞれ異なるからこそ、まずは自分が理想とする働き方を明確化させましょう。 自分に合った働き方を具体的にするためには、自己分析はもちろん働き方や企業分析も必須です。メリット・デメリットの両方を理解した上で、理想の働き方のイメージを固めてください。   生活に必要なお金はいくらくらい? 働き方を変えると、収入面にも変化が見られる場合があります。ですが、いくら自分に合った働き方ができても、生活できないくらい金銭的に苦しいのは困りますよね。 そのため、働き方や仕事を見極めるときの基準として、生活を維持するのに欠かせないお金を把握しておきましょう。 たとえば、最初から「自分の暮らしには月20万円必要」とわかっていれば、月収20万円以下になる働き方は選ばないはずです。   安定をどれだけ残す? 理想とする働き方が、雇用や収入の面で今より安定さに欠けるケースは珍しくありません。 そのことを前もって覚悟できているなら問題ありませんが、後から気づくと働き方を変えたことを後悔しやすいので、事前に安定についても考えておきましょう。特に、パートナーや子供がいる人の場合は、自分の雇用の安定が家族の安定に直結することもあるため、慎重な判断が求められます。 今の会社に勤めながら働き方を変えることも不可能ではないので、理想とする働き方と安定のバランスをよく調べてくださいね。   働き方を変える方法 順序だてて計画し、一歩ずつ理想に近づく行動を取ることが、働き方を変える最短ルートです。ここからは、働き方を変えたい人がやるべき、4つの方法を紹介します。   キャリアの棚卸しをする キャリアの棚卸しとは、これまでの自分のキャリアを全て振り返って書き出し、整理することです。また、ただキャリアを振り返るだけでなく、実績や評価、自分の手ごたえなども簡潔に書き出していきます。 社会人経験が長くなると、かつて携わっていた業務のことはどうしても記憶があいまいになりがち。 ですが、過去をじっくり思い返して自己分析することで、自分に合った働き方が見つかりやすくなります。   自分の強みを把握する キャリアの棚卸しができたら、それをもとに「自分の強みとは何か」を考え、能力に磨きをかけていきましょう。 正確に強みを把握できれば、働き方を変えるために転職したり、自営業者として営業をかけたりする際の武器になります。 とはいえ、自分の長所は自分では見つけにくく、なかなか強みが見つからないこともあるかもしれません。そんなときは、上司から褒められた部分や成果に繋がった行動をヒントにすると、強みが見つかりやすいですよ。   今の会社の労働条件を確認する 入社以来、自分が働く会社の労働条件や制度をちゃんと確認したことがない、という人は意外と多いはず。ですが、退職や転職をすることだけが働き方を変える方法ではないので、まずは今の会社の条件・制度を確認してみましょう。 「今の会社では自分が希望する働き方はできない」と思っている場合でも、実は社内制度が充実しており、会社を辞めることなく自分に合った働き方ができるケースがあります。 理想の働き方を求めて社外にばかり注目するのではなく、一度は身近な社内にも目を向けてみてくださいね。   転職や副業をする 今の働き方に満足できない場合や、今とは全く異なる働き方がしたい場合は、自分らしく働ける仕事に転職するのももちろんアリです。 また、なかなか転職に踏み出せず悩んでいる人やもう少し情報収集したい人は、希望している業界で副業を始めてみてもいいでしょう。 実際に転職活動を行ったり、副業を通して業界に触れたりすることで、今まで見えてこなかった実情が見えることもあります。   「働き方を変えたい!」を原動力に行動しよう 働き方を変えたいと思っても、自分にベストマッチする働き方を見つけるのは簡単ではありません。さまざまな情報が溢れている現代だからこそ、情報過多で悩んでしまうこともあるため、しっかり自分と向き合い正しく情報収集したうえで、理想の働き方に向かって行動していきましょう。 また、自分の力だけではなかなか悩みから抜け出せないときや、多すぎる情報に迷ってしまったときは、キャリアコンサルティングを受けてみるのも一つの手です。 経験豊富なキャリアのプロに相談することで、正しい情報や具体的なアドバイスが得られ、悩み解決の突破口が開けることがあります。 「働き方を変えたい」と強く思う気持ちは、現状に変化をもたらす行動の原動力になるので、どうかその気持ちを大切にしてください。

2024/02/09
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