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女性のキャリアプラン|結婚や出産も諦めないキャリアの考え方

女性のキャリアは、結婚や出産などのライフイベントに大きく影響されることが多いのが現状です。男性のキャリアがこのようなライフイベントの影響を受けることは少ないことを考えると、残念ながらキャリア形成の面での男女格差は、令和になってもまだ発展途上にあるのが現実です。

それでも、結婚や出産とキャリアを両立する女性や、しなやかなキャリアプランで子育てしながらイキイキと働く女性も増えています。結婚や出産などのライフイベントとこれからのキャリアプランについて不安になったら、このように考えを整理してみませんか。

結婚も出産もキャリアも諦めないために、整えておきたい3つのこと

「キャリア」と聞くと、多くの方がイメージするのは、「バリキャリ」という言葉に表れているように「バリバリと仕事をすること」や「組織のなかで出世すること」、もしくは「仕事の成果として得た実績、経験」ではないでしょうか。

実は本来の意味での「キャリア」は、「働くことに関わる継続的なプロセス(過程)」であり、働くことにまつわる「生き方」そのものを指しています。専業主婦も労働対価こそありませんが、家族のための家事労働をしていますから、その意味では「専業主婦という生き方を選ぶこと」も「キャリア」と解釈できるでしょう。

しかしここでは、まずは一般的なイメージの「キャリア」、つまり「主に組織の一員として仕事をし、成果を出して、周囲から評価を得、相応の経験・実績を積んでいくこと」にフォーカスして話をしたいと思います。

結婚や出産を経ても、この意味でのキャリアを諦めたくない場合、次の3つの環境を整えることが必要不可欠になります。

働く環境を選ぶ

1つ目は、「働く環境をきちんと選ぶこと」です。組織に女性が結婚し、出産しても働きやすい制度や風土があってこそ、結婚や出産しても諦めることなくキャリアを築くことができます。制度だけでなく、風土として以下の点が今の組織にあるか、確認してみましょう。

・妊娠期間に仕事をすることに対する理解はあるか。妊婦がハラスメントを受けることなく、必要な業務を続け、体調不良で休むときにも協力的な雰囲気があるか。
・育児休暇はきちんと利用されているか。
・ワーキングマザーがちゃんと仕事復帰して活躍しているか。
・職場全体がワーキングマザーを受け入れて、子どもの急な発熱などで早退や遅刻をしなければならないときも応援する社風があるか。
・在宅勤務など、柔軟な働き方ができるか。
・ワーキングマザーが仕事を任され、責任ある仕事についているか。

もしも当てはまらない場合には、早めにできる限り上記の条件に当てはまる企業への転職を検討したほうがよいかもしれません。

また、働く環境は自分だけではなくパートナーの環境も同様に重要です。男性の育児休暇が取りやすかったり、保育園への送り迎えがしやすい環境であれば、育児は格段に分担しやすくなります。自分だけでなく、パートナーにも職場の環境を一緒に見直してもらうとよいでしょう。

夫の理解を得る

2つめに大切なのは、「パートナーから仕事を続けることへの理解と協力を得ること」です。

育児と仕事を両立するためには、夫と家事や育児の分担が避けては通れません。しかし、本当に分担する気があるのかを確かめるのは難しく、男性の中には、表面的には女性の社会進出を応援するようなことを言っていても、いざ結婚して自分の家庭の話となると、「妻には家にいてほしい」「妻の家事や育児を分担する気はあまりない」という人もいます。

好きになった人と結婚するのが望ましいですが、パートナーが「妻がキャリアを築くことを理解し、協力してくれる夫」でない場合には、自分の考えを理解してもらえるように根気強くコミュニケーションを続けるか、自分のキャリアを諦めるか、または自分の考えを理解してくれる別のパートナーを探すことを考えたほうがよいでしょう。

「子育て支援」をできる限り活用する

3つめが、「周囲の子育て支援を整え、活用できるものはどんどん活用すること」です。

どんなに職場や夫のサポートがあっても、待機児童が多い地域だったり、行政や民間の子育て支援環境が整っていない地域であれば、仕事と子育てを両立することは困難となります。

反対に、行政や民間の子育て支援サービスが得やすい地域に住めば、子育てと仕事の両立のしやすさは全く変わってきます。

保育園だけでなく、民間の子育て支援サービス、または自分の両親や義両親のサポートが得られるかどうかなど、結婚や引越しを考えるときには、その点を考えて「住む場所」を選ぶとよいでしょう。

結婚も出産もキャリアも諦めないための3つの心構え

そして環境を整えるだけではなく、心も整えておく必要があります。独身時代とは、少し心構えも変わってきますので、気持ちの準備をしておきましょう。

思い通りにいかなくても焦らない

3つの環境が必要と分かっていても、あるいはその環境を整えたつもりでも、現実にはなかなか思うようにいかないこともあります

ワーキングマザーを支援するような企業となかなかご縁がなかったり、理解あるパートナーなのに、転勤することになって単身赴任か仕事を辞めてついていくか決断を迫られたり…。一緒になりたいと思うパートナーが家事や育児に協力的ではなかったり、「専業主婦になってほしい」と言われたり…。そのような事情から、キャリアを諦めたくなかったのに、泣く泣くキャリアを諦めている女性も数多くいらっしゃいます。

さらには、会社に制度はあっても現場では妊婦やワーキングマザーへの風当りが強かったり、直属の上司からマタハラを受けたりすることもあるでしょう。

ハラスメントはなくても、育児休暇を経て復職したら、「子どもがいるから大変でしょ」という気配り(?)から今までよりも責任の軽い仕事や簡単な仕事を任されたりして、

「育休で、キャリアダウンしている…」
「同期に後れを取っている」

とショックを受けることもあるかもしれません。

キャリアプランを描くことはとても大切ですが、描いたキャリアプラン通りに順調に進むことは非常に稀です。だからこそ、思い描いたキャリアプランへの思いが強すぎると、「こんなはずではなかったのに」と思い通りに進まない現状がとても苦しくなってしまいます。

結婚し、出産した後は子どもの病気や行事など自分の思い取りに物事が進まないことが山のようにでてきます。それは仕事にも多かれ少なかれ影響しますが、子育てをしながら仕事をしていると、思い通りにいかないのが当たり前。そして、思い通りにいかない道を歩くことが、振り返ってみると人間として大きく成長できる経験になっていることもあります

思い描いた通りにならなくても焦らず、肩の力を抜いて状況を受け止めるように心がけましょう

キャリアを長い視野で考える

「思い通りにいかなくても焦らない」ことをお勧めするのはなぜかというと、出産と育児で独身時代のように仕事に取り組むことができない期間が数年あったとしても、定年まではまだまだ数十年あるからです。

「育休でキャリアダウンをした、同期に後れを取った」と感じることがあっても、子どもが大きくなれば、以前のように時間を使えるようになる日が必ずやってきます。それを何らかのかたちで取り戻せるチャンスは、きっとやってくるでしょう。

また、この期間にこれからの仕事に大きく影響する人やモノやコトに出会える可能性もあります。

「どうして私だけ…」「何でこうなるのか」「本当はこんなはずじゃなかったのに…」など、気持ちがネガティブになると、そのようなチャンスも見逃してしまいます。少しペースダウンする期間も楽しめるよう、キャリアは長い視野で考えてみましょう

家事も育児も仕事も完璧を目指しすぎない

結婚し子どもが生まれると、生活も仕事も、自分だけでなく家族や子どもの都合も考えなければならなくなります

思い通りにならないことが増える上に、やることもたくさんあって時間の余裕がなくなってくるので、世の中に溢れる「~したほうがいい」「~ねばならない」という常識や、自分のなかの「これくらいはしないと…」という思いに囚われすぎると、行き詰り、苦しくなったり強いストレスを抱えたりしてしまうかもしれません。

家事も育児も仕事も、「自分としてもここまではやりたい」と思うものがあり、それができないと落ち込んでしまったり、自己嫌悪してしまったりすることもあるかもしれませんが、キャリアを諦めないためには完璧を目指し過ぎずないことも大切です。

完璧を目指し過ぎて、辛くなってしまい、何もかもが嫌になってしまうよりは、「そこそこ」で大変な時期を「乗り切る」ことを目標にしていきましょう。

「正社員として働く」以外のキャリアも考えてみる

「キャリア」の本来の意味は、「働くことに関わる継続的なプロセス(過程)」であり、働くことにまつわる「生き方」そのものだと紹介させていただいたように、本来の「キャリア」は「正社員として経験と実績を積み上げ、組織の中で相応の地位を得る」ことだけではありません。

正社員として企業に勤める働き方は、確かに経済的には安定しており、生涯年収も高くなります。しかし、「どう生きたいか?」という意味でのキャリアを考えるときには、年収だけが重要なわけではなく、やりがいや自分のライフスタイルに合っているか、好きなことができているかなども重要な要素になります。

結婚や出産を経験して視野が広がり、新たなキャリアや選択肢に興味が湧いたり、道が拓けたりする可能性もあります。「こんなはずじゃなかった」と過去のキャリアプランに固執をしているとその可能性を見落としてしまいますが、「こういうのもありかもしれない」と思えれば、結婚・出産後に見つかる新たなキャリアが、今後の人生のやりがいになるかもしれません。

正社員として働く以外のキャリアの可能性も知っておきましょう。

パートや派遣社員として働く

今まで、女性の労働力率を年齢階級別のグラフにすると、結婚と出産を経験する30代でへこみ、子育てがひと段落した40代で働き始めるため、「M字カーブ」と言われてきました。

総務省が2019年に発表した労働力調査では、35~39際の労働力率は76.7%と過去最高に近い水準となり、この年代で働く女性が増えていることがわかります。しかしそのうちパートや派遣社員などの非正規労働者は55%と、多くの女性が正社員ではない働き方をしています。

その理由は、「家事や育児と両立するため」「夫の扶養に入るため」「夫が転勤族なので、転勤した土地で少し家計の足しにするため」「親の介護のため」など、様々な事情があるでしょう。

自分から希望してパートや派遣社員になった方もいらっしゃれば、仕方なくそうせざるを得なかった方もいらっしゃるかと思います。

自分にとって大切なものが家族との時間であれば、それを第一にできるのが自分らしいキャリアですし、もし今「仕方なく」そうしていたとしても、目の前の仕事にきちんと向き合っていけば、パートから正社員に登用され、新たなキャリアを築くチャンスもあります。

生涯年収は確かに正社員で働き続けることに比べれば下がりますが、その代わりに「子どもの行事のために休みがとりやすい」「家族のために自分がしたいと思うことができる」など、手に入れられるものもあります。

自分が大切にしたいこと、やらなければならないことに向き合ってキャリアを柔軟に考える視点も忘れずにいましょう。

得意分野を生かしてフリーランス・自営業になる

結婚後のキャリアとして、組織に属さず、得意なことを活かしてフリーランスとして仕事をする、自営業として独立するという選択肢もあります

デザインやマーケティング、WEB制作やプログラミングなどの専門スキルがあれば、今までの人脈を生かしてフリーランスになるのもよいでしょう。人脈がなくても、今はクラウドソーシングサイトもいろいろあるので、顧客開拓は比較的簡単にすることができます。

また、特別なスキルがなくても「記事作成」等で誰にでもできる仕事で自宅にいながら収入を得られる業務も増えていますし、自宅にいながらリモートワークで経理などの事務ができる案件もあります。

何か作ることが得意ならば、自営業として開業し、「creema」などのサイトで販売するのもよいでしょう。

今は、フリーランスや自営業として仕事をしやすい環境が整っています。結婚や出産を機に、自分が本当にやりたかったこと、興味があったことを始めてみるのもよいかもしれません。

専業主婦として家族や地域のために働く

「専業主婦」をキャリアとして考える方は少ないかもしれません。特に、共働きが主流になってきた今のご時世では、専業主婦であることに引け目を感じてしまう方もいるようです。

確かに報酬は得られないですが、専業主婦として家族のために働くことも立派な働き方の1つです。家事も育児も奥が深く、やろうと思えば際限ないですし、子育てしていると避けては通れない地域やPTAの活動もあります。そうした活動にも報酬が発生することは少ないですが、社会に必要とされている仕事であることには変わりません

たとえ、意図せずに専業主婦にならざるを得ない状況になってしまったとしても、専業主婦だからこそできることにぜひチャレンジしてみてください。そこから、自分では思ってもみなかった何かが広がるかもしれません。

キャリアを柔軟に考えると、結婚も出産も諦めない道が見えてくる

結婚する前は、「結婚しても出産しても、キャリアは諦めたくない」と思う気持ちがあっても、実際に結婚して出産すると、その思いとは裏腹に、独身時代に思い描いていた順風満帆なキャリアをなかなか思うようには進めないことも出てきます

「独身だったら、自由にできるのに」と未婚の同僚や、子どもが生まれても独身時代と変わらずに働ける男性の同僚に切ない思いをすることもあるでしょう。

しかしそこで、過去のキャリアプランに縛られ過ぎず、かといって自分のやりたいことを諦めずに、「今できること」「今大切なこと」に目を向けてそれに集中することで、結果として結婚と出産を楽しみ、自分自身が納得できる働き方・キャリアを手に入れることができます

スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ​教授が20世紀末に提案したキャリア理論では、「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」としています。

つまり、個人のキャリアは計画通りに進むのではなく、8割は自分でも思ってもみなかった偶然の出来事が、キャリアを決めていくのです。だからこそ、「思い通りにいかない」と嘆くのではなく、その予期せぬ偶然の出来事、目の前のことにベストを尽くしていくことが大切ではないかと、私たちキャリアコンサルタントは考えています。

「結婚と出産でキャリアを諦めないといけないのかな…」と思ったときこそ、自分にとっての「キャリア」とは何なのか、自分は本当はどんな状態が幸せなのか、ぜひ立ち止まって長い視点で「キャリア」を考え直してみませんか。私たちも、お手伝いさせていただきます。

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仕事の悩みを相談しないと起こること 仕事の悩みはなかなか相談しにくく、つい一人で抱え込んでしまうケースも少なくありません。 しかし、仕事の悩みを相談しないことには、主に3つのリスクが伴います。相談しないままだとどのようなことが起こりやすくなるのか、把握しておきましょう。   悩みが長期化する 自分一人だけで悩みを抱えると、どうしても視野が狭くなりがちです。そうすると何度も同じことを考えて悩む時間が延びてしまい、結果的に解決するまでに時間がかかります。 また、悩みが長期化すると判断能力が落ちやすくなるので、よく考えずに決断や行動して後悔することも。 しんどい時間の短縮、後悔しない選択をするためにも、悩みはできるだけ初期段階で誰かに相談するのがおすすめです。   ストレスが心身に影響を与える 悩んでいる間はずっとモヤモヤした気持ちを抱えて、ストレスを感じている状態が続きます。誰にも気持ちを吐き出せないとストレスはさらに膨らみ、心身に悪影響を与える危険性があるため注意しましょう。 数日休めば回復するような軽度のものならまだしも、取り返しのつかないような病気を招くこともあるため、ストレスは侮れません。特に仕事の悩みは暮らしや人生を大きく左右するため深刻になりやすく、ストレスも大きいです。   仕事のミスが増える 誰にも相談せず一人で悩んでいると、意識が悩みに引っ張られやすく集中力が下がり、仕事のミスが増える傾向にあります。明らかにミスが増えたりトラブルが重なったりすれば、自信喪失や自己嫌悪も起こりやすくなり、新たな悩みを抱える可能性もゼロではありません。 このように、仕事の悩みを誰にも相談しないことには悪循環を生むリスクがあるため、できるだけ第三者に相談して早期解決を目指しましょう。   仕事の悩みを相談すべき相手 仕事の悩みはシリアスな話題だからこそ、相談相手をよく選ぶ必要があります。ここからは、仕事の悩みを相談するのにおすすめの相手を解説していきましょう。   家族や友人 信頼できる家族や友人には本音を話しやすく、共感してもらうことで心の支えにもなります。元からあなたのことを知っている相手だからこそ、言葉にできない思いも汲み取ってもらえるかもしれません。 また、既に信頼関係が完成している間柄なので、忖度なくズバッとアドバイスしてくれる可能性が高いところも頼りになるでしょう。 「職場のことを何も知らない家族や友人には相談しにくい」と思う人もいるかもしれませんが、職場に全く関係がない第三者の意見を聞くことで客観的視点が得られる場合も多いです。   職場の人 職場の相談窓口や上司、同僚などに仕事の悩みを相談するのもありでしょう。同じ労働環境で働いているからこそ、職場の人はあなたの状況や悩みを理解してくれやすいです。 ただし相談する相手を間違えると、真剣に向き合ってもらえなかったり思わぬ噂を立てられたりして、余計に悩みが増える可能性があります。 職場の人に相談する場合は相手を見極めて、本当に信頼できるかをよく考えてください。   SNS ネットやSNSで相談すれば、多くの人からの意見を一斉に集めることができます。「身近な人に相談すると心配をかけそう」という人でも、お互いに顔が見えないネットでなら相談しやすいと感じるのではないでしょうか。 しかし、ネットやSNSを使って仕事の悩みを相談する際は、プライバシーに十分注意しなくてはいけません。この他、正確性に欠ける情報を提供する人がいる可能性もあるため、全てのアドバイスを鵜呑みにするのは厳禁です。   相談窓口やサービス 公的な相談窓口や転職エージェント、キャリアコンサルタントといった仕事の悩みのプロも、頼りになる相談相手です。専門知識を持つ相手ならアドバイスも的確で、悩みの早期解決に期待できるでしょう。 また、カウンセラーやコンサルタントには守秘義務があるので、人に言いにくいことや知られたくないことも気兼ねなく相談できます。   仕事の悩みを相談できる窓口やサービス ここからは、仕事の悩みをプロに相談できる窓口やサービスを紹介します。無料で相談できるサービスもあるので、ぜひ活用してみてくださいね。   総合労働相談コーナー 総合労働相談コーナーは、全国の労働基準監督署内に設置されている相談専用窓口です。予約不要かつ無料で個別相談に乗ってもらえ、出向くのが一般的ではあるものの電話でも相談できます。 労働基準関係法令に関する問題解決に向けた窓口であり、労働条件に悩む人におすすめ。 パワハラやいじめといった人間関係の悩みはもちろん、不当な賃金の引き下げや解雇、長時間労働など、働く上で起こる幅広い悩みを相談可能です。 また、こちらが適切に訴えかけても会社側が何もしてくれない場合は、指導・あっせんを行うケースもあります。   働く人の「こころの耳電話相談」 働く人の「こころの耳電話相談」は、専門のカウンセラーに電話で相談できるサービスです。「働く人の~」とついていますが、働く人の家族や人事労務担当者からの相談にも対応してもらえます。また、話すのが苦手な人や電話する時間がない人のため、メールやLINEでも相談可能です。 相談できる内容は主にメンタルの不調やストレス、過重労働による健康障害についてで、仕事のプレッシャーや人間関係に悩む人に適しているといえるでしょう。   キャリア形成・リスキリング支援センター キャリア形成・リスキリング支援センターは、厚生労働省が運営する、無料のキャリア形成支援施設です。各都道府県に拠点を構え、キャリアやスキルアップに関する悩み相談に乗ってもらえます。 スキルアップ目的の職業訓練を支援してもらえるケースもあり、キャリアの悩みを抱える人や、ライフワークバランスについてアドバイスを得たい人におすすめです。 ただし、キャリアコンサルティングを受けるには公式サイトから事前予約に申し込み、日程調整する必要があります。いきなり施設を訪れても相談には乗ってもらえないため注意しましょう。   キャリア・コンサルティング・ラボ キャリア・コンサルティング・ラボは、働き方や人間関係、職場環境、転職などについて相談できる、コンサルティングサービスです。 仕事に関するあらゆる悩みに対応しているため「悩みが複数ある」「どこに相談すればいいかわからない」という人にもおすすめ。また、相談者と一緒に悩みの原因を探し解決を目指すことを目的としているので「モヤモヤした思いや漠然とした不安がある」という人でも相談しやすいでしょう。 全国どこからでもオンラインで相談できるので、自分の都合に合わせやすい点も魅力といえます。   就職だれでも相談 就職だれでも相談は、就職・転職活動にまつわる悩みを相談できるサービスです。専門のアドバイザーが電話、LINE、オンラインにて、仕事の選び方や履歴書の書き方、面接対策などを行ってくれます。 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2024/06/23
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合う働き方がわからない…を解決する方法は?NG行動も解説

現代は、一人ひとりの価値観を尊重する多様性社会。社会の変化に伴って働き方も多様化しており、以前よりも柔軟なワークスタイルで働けるようになりました。 しかし、自分の意思で自由に働き方が選べるようになったからこそ「どんな働き方を選べばいいの?」「自分に合う働き方がわからない」という悩みに直面している人も多いのではないでしょうか。 本記事では、働き方がわからない人に向けて原因や解決方法を解説します。併せて、働き方がわからないときにやってはいけないNG行動も紹介するので、ぜひ参考にしてください。 働き方がわからない瞬間は多くの人にある 新しい働き方がたくさん登場している現代において、「自分に合った働き方はこれ!」と自信を持っている人のほうが少数派です。 自分に合った働き方を選択したつもりでも、時間がたてば状況や考え方が変わり、働き方がわからなくなることがあります。また、働き方には明確な正解がないからこそ、定期的に「本当にこれでいいのか?」と迷う瞬間があるのです。 そのため、働き方がわからないからといって、焦ったり自分を情けなく思ったりする必要はありません。 働き方がわからないときは、自分とゆっくり向き合い視野を広げるタイミングです。自己分析や情報収集を繰り返し、わからないことを一つずつクリアしていけば、きっと自分に合う働き方が見つかります。 働き方がわからないと感じる原因 漠然と「働き方がわからない」と思っている人も多いのではないでしょうか。ですが、働き方がわからない状況から抜け出すには、原因を探ることが欠かせません。ここからは、働き方がわからないと感じる主な原因を解説します。   自分の強みがわからないから 自分の強みを活かせるか、は働く上で重要なポイントです。 強みを活かして働いている実感がある人は、仕事に対して疑問を抱きにくいので、自分が選んだ働き方にも自信が持てます。反対に、自分の強みがわからないと、今の仕事が本当に自分に合っているのかがわからなくて、働き方にも迷いやすいです。 強みがわからない人は、何でもそれなりにこなせる「器用貧乏」タイプの傾向が見られます。 オールマイティな才能を持っているため社内では頼りにされますが、あらゆる作業を難なくこなせるからこそ、どこが自分の長所なのかわからなくなるのです。 強みを見失ったことが原因で働き方がわからない場合は、やっていて楽しいと思えることや人から褒められたことに注目し、才能をより伸ばせるように工夫してみましょう。   失敗を恐れすぎているから 「働き方を変えて失敗したらどうしよう」という強い不安や恐怖も、働き方がわからなくなる原因の一つです。新しい働き方に挑戦してみたい!と思っても、強すぎる不安や恐怖があると、せっかく生まれたチャレンジ精神にストップをかけてしまうことがあります。 その結果、働き方を変えたい気持ちはあるものの何も行動できず、ぐるぐると働き方について考えてしまってわからなくなるのです。 失敗を恐れる気持ちはあって当然ですし、失敗しないようにと慎重になることは間違いではありません。しかし、慎重になりすぎると「この働き方にはデメリットがありそう」「あの働き方はブラックかも」など発想がネガティブになり、理想の働き方が見つかりにくくなるので注意しましょう。   現状の不満や悩みに意識が向いているから 働き方がわからない状況から抜け出すには、自分の理想の働き方を見つける必要があります。しかし現状抱えている不満や悩みに意識が向きすぎている人は、「とにかく今の働き方を変えたい!」という気持ちが先行してしまって、なかなか理想の働き方を見つけられません。 理想の働き方がわからないと「どんな行動を取ればいいの?早く現状を変えたいのに!」と焦る原因にもなり、時にはNG行動に出てしまうことも…。 今の不満や悩みをきっかけに働き方を見直す人は少なくありませんが、新しい働き方を考える際は意識を切り替える必要があります。「こんな働き方は嫌だ」という視点から新しい働き方を考えることもできるので、嫌だと思うだけで終わらせず、そこから「どうすれば嫌じゃなくなるか」を考えてみましょう。   働き方に関する知識が不足しているから テレワーク、時短勤務、フレックスタイム制度など、現代にはさまざまな働き方があります。中には「名前は聞いたことがあるけどよく知らない働き方」もあるのではないでしょうか。働き方がわからないと悩むのは、このような多様な働き方について知識が不足していることが原因かもしれません。 知識量が少なければ、働き方の実態を具体的に把握できず、自分の希望に合っているのかもわからないのは当然です。 どんな働き方が自分に合うのかわからないときこそ、意識して情報収集を行いましょう。 情報は、自ら意識的に取りに行かなければ逃してしまうことが多々あります。仕事に追われている人や気持ちに余裕がない人ほど、視野が狭くなり新しい情報をキャッチしにくくなるので、意識して情報収集の機会を作ってください。   仕事に対する理想が高すぎるから 理想の働き方を考える際、誰もが働く条件の希望を考えるでしょう。しかし、企業規模や勤務地、給与、休みなど条件にこだわりすぎると働ける企業がなくなり、働き方がわからなくなる原因にもなり得ます。 また、最初は働き方を変えたいという動機だったのに、条件面を重視するあまり働き方については二の次になってしまい、結果的に理想とは異なる働き方をすることになるケースも少なくありません。 新しい働き方に対して理想を持つことは大切ですが、高すぎる理想は高望みになってしまいます。 高望みが過ぎると「自分が求める働き方なんて存在しない。どんな働き方をすればいいかわからない」とさらなる悩みにもつながりやすいので、スキルやこれまでのキャリアを考慮した現実味のある理想を掲げてください。   「働き方がわからない」を解決する方法 自分自身をよく分析しつつ情報収集することで、働き方の悩みから抜け出しやすくなります。ここからは、働き方がわからないと悩んだときに試してほしい5つの解決方法を紹介するので、ぜひ実践してみてください。   これまでの出来事から自分を知る まずは、自己分析から始めましょう。働き方にはさまざまな種類があり、自分の本質を深く理解して自分基準で働き方を選ばなくてはいけないためです。 過去の出来事を整理して客観視すると、そこから自分の長所や適性が見えてきます。たとえば、過去を振り返って以下の質問に答えてみてください。 楽しかった仕事は? 褒められた仕事は? やりがいや達成感を感じた仕事は? 今までで働きやすかった職場環境は? やっていて「嫌だ」「大変だ」と思った仕事は? 自分の特徴が把握できたら、それをヒントに強みを活かせる仕事や自分に合いそうな働き方を考えてみましょう。   働き方や企業の情報を集める 知識を増やさなくては、働き方についてわからないままですよね。今とは異なる働き方、業界、企業の知識を増やす努力をしましょう。ネットで情報収集したり、身近な人に話を聞いたりするだけでも、思わぬ知識を得られることがあります。 また、さまざまな企業が一堂に会して説明会を実施する転職イベントは、一度にたくさんの働き方が知れるチャンス。転職する意思がそれほど高くない場合でも、一度参加してみるのもいいかもしれません。 広く情報収集を続ければ次第に「合いそうな働き方」「合わなさそうな働き方」の輪郭がハッキリしてきて、働き方がわからない状況から抜け出せるはずです。   続けていけそうな働き方を考える しかし、ピンとくる働き方なんてそう簡単に見つかるものではありません。時には、自己分析したり情報収集したりしても、自分に合う働き方がわからないときがあるでしょう。そんなときは、「無理なく続けられそうか」という視点で働き方を考えるのがおすすめ。長く続けられそうと思える働き方は、自分にとってデメリットが少なく適性がある可能性が高いです。 ただし「一生続けられそうか」と長期的すぎる見方をすると、壮大なテーマにプレッシャーを感じて適切な判断ができないことがあります。 将来のキャリアビジョンを描く際は、重荷にならない程度の近未来でイメージするのがポイントです。   転職以外の選択肢にも目を向ける 今とは違う働き方がしたいと考えたとき、真っ先に思い浮かぶのは転職ではないでしょうか。確かに、勤める会社を変えれば必然的に働き方も変わります。しかし、働き方を変える方法は転職だけではありません。 働き方改革の進展により、リモートワークや時短勤務といった制度の導入、副業禁止規定の撤廃などを行う企業が増えてきました。このような制度を利用したり副業を始めてみたりすれば、今の会社で働き続けながら今とは違う働き方をすることも不可能ではありません。 転職しないと絶対に変えられない働き方を希望する場合は転職するのも一つの手ですが、働き方を変えることと転職をイコールで考えるのは安直です。 働き方を考える際は転職だけに重きを置くのではなく、現職に残る選択肢も持っておいてください。   他人の意見を参考にする 働き方がわからないときは、自分一人で答えを出そうとするのではなく、他人の意見を参考にするのも有効な解決策です。 自分一人だとどうしても思考が固くなりやすいですし、得られる情報量も限られます。また、考えていることや悩みを人に聞いてもらうだけでも、気持ちの整理ができるでしょう。 身近な人には話しづらいときや、専門的なアドバイスが欲しいときは、キャリアコンサルティングを受けてみるのもおすすめ。キャリアコンサルティングは、仕事や働き方に関する悩みに寄り添い、ベストな答えを一緒に探してくれるのが魅力です。 第三者の視点を取り入れることで自分の視野も広がり、一人では気づけない強みや適性が見つかることもあります。   働き方がわからない人のNG行動 ここからは、働き方がわからないときに取りがちなNG行動を紹介します。NG行動を取るとさらに悩みが深刻になったり、周囲の人に迷惑をかけてしまったりする可能性があるので注意しましょう。   感情のまま仕事を辞める 働き方がわからないと「一度労働から離れて、ゆっくり考えたい」と思うかもしれません。しかしその感情に任せて、転職先を決めずに退職してしまうのはNG。 大きなストレスを抱えている場合や心身に不調が出ている場合などは別ですが、突然の退職は安定収入が絶たれるリスクの大きい行為です。また、日頃から深く考えて行動する癖をつけなければ、転職失敗も起こりやすくなります。 仕事を辞めるのは、自分に合う働き方がわかってからでも遅くないはずです。わからないことをゆっくり考えたいなら、有給休暇を取って時間を確保するという方法もあるので、突発的に退職しないようにしましょう。   目の前の仕事を疎かにする 「自分に合う働き方がわからない…」と悩むと注意力が散漫になり、仕事のミスが増えることがあります。また、働き方がわからないという問題から派生して「そもそも何で働いているんだっけ」という虚無感に襲われ、一気に仕事に対するモチベーションを失ってしまうことも。 しかし、目の前の仕事を疎かにすれば一緒に働く人に迷惑をかけてしまいますし、あなたの評価が下がってさらなるモチベーションダウンになります。 仕事に一生懸命取り組むと、意外な面白さや自分の適性が見つかることもあるので、勤務中は気持ちを切り替えて働きましょう。   安易な資格取得に励む いくら考えても自分に合う働き方がわからないと、資格取得を目指す人もいます。資格取得に向けて勉強している間は働き方について悩まなくていい上、いつか資格が役に立ちそうだからというのが主な理由です。 しかし、資格取得は悪いことではないものの「何となく役立ちそうだから」という安易な理由では取得しないほうが賢明でしょう。安易な資格取得は一種の現実逃避であり、資格を取ってもわからない働き方がわかるようにはなりません。 また、資格を取ると「この資格を活かせる働き方をしなきゃ…」という考えに捉われて、選択肢が狭まってしまうリスクもあります。   自分に合う働き方がわからなくても焦らないことが大切 「自分に合う働き方がわからない」と悩む人は多いです。また、かつては自分に合う働き方ができていても、長く働くうちに違和感が出てきて働き方に悩むこともあります。 合う働き方がわからないときは、焦らず自分の心と向き合うことが重要です。 なぜ今の働き方に違和感があるのか、どんな働き方なら自分に合いそうかなど丁寧に本音を探り、そこから理想の働き方を考えてみましょう。

2024/06/13
人間関係・仕事に対する不安
働き方や仕事の相談をするのが苦手…原因&克服方法を解説

働き方や仕事の相談をするのが苦手…原因&克服方法を解説

選択肢が豊富で明確な正解がないからこそ、働き方の悩みは大きくなりがち。仕事をしていると、働き方に対して悩みや不安を抱き「誰かに相談したい」と思うこともありますよね。 しかしそんなとき、つい「相手の迷惑になるのでは」「どうせ何も変わらない」と考えて、悩みを相談できない人もいるのではないでしょうか。 本記事では、働き方や仕事の相談をするのが苦手な人に向けて、原因、克服方法、うまく相談するコツを解説します。 働き方の悩みを相談できない原因 なぜ、働き方や仕事の悩みを人に相談できないのでしょうか?まずは「相談できない」「相談するのが苦手」という人が抱えやすい原因を解説します。   人に気を使いすぎる性格 優しくて、人に気を使いすぎてしまう性格の人ほど、相談できずに一人で悩みを抱えやすいです。このような人は悩みがあっても「相談すると心配をかけるのでは」と遠慮したり「今は忙しそうだから相談しないでおこう」と相手に配慮したりします。 自分よりも相手を尊重し、他人に迷惑をかけたくないという気持ちが強いため、悩みや迷い、トラブルに直面しても一人で乗り切ろうとするのでしょう。 しかし、気配り上手で自立心が強いからこそ「自分で何とかしないと」と自分で自分にプレッシャーをかけてしまい、一度悩むとそこからなかなか脱出できません。   プライドが高い プライドが高い人は「人からどう見られるのか」を強く意識して、本当の自分以上に自分を良く見せようとすることがあります。 このような人にとって、相談して悩んでいる姿を人に見せることは自分の弱さを人に見せることと同じであり、プライドが邪魔をして人に相談できないのです。 また、プライドが高い人は自分のプライドを傷つけられることを極端に怖がり、臆病な一面があります。「話を聞いてほしいと言って断られたらどうしよう」「相談に共感してもらえなかったらどうしよう」と考えてしまい、相談する勇気を持てません。   思考が閉鎖的 働き方について悩んだとき、誰にも会いたくない気分になったり、人から放っておかれたいと強く思ったりする人は、閉鎖的な思考の持ち主かもしれません。 考え方が閉鎖的な人は、悩めば悩むほど自分の殻に閉じこもり、人に相談しようという発想すら抱かない傾向があります。また、自分とは異なる考え方や別角度からの見方を受け入れられず、自分の考えに固執して頑なになってしまうのも、閉鎖的な思考を持つ人の特徴です。 しかし、思考が閉鎖的だと客観的視点が得られず極端な考え方に陥りやすいため、悩みがさらに長期化するリスクがあります。   過去の相談経験にトラウマがある 相談は、持ちかける相手やタイミングを間違えるとちゃんと話を聞いてもらえなかったり、見当違いなお説教をされたりすることがあります。 そして、このような相談失敗の経験がトラウマになって、働き方や仕事について相談できなくなってしまう人も多いです。 「人に相談する」という行為は決して簡単ではなく、勇気が必要なもの。せっかく勇気を出して相談したのに誠実に向き合ってもらえないと「相談には何の効果もない」「相談しても無駄」だと感じて、相談することの大切さを見失ってしまうでしょう。   働き方の悩みを相談する効果 働き方や仕事の相談をするのが苦手な人は「相談しても意味がない」という考えを持っていることが多いです。 しかし、悩みを誰かに相談することには、さまざまな良い効果があります。ここからは、働き方の悩みを人に相談する効果・メリットを紹介しましょう。   気持ちが軽くなる 悩んでいる期間は、不安や不満、迷いが心に負荷をかけ、ストレスになっています。そんなとき、相談を通じて自分の胸の内を誰かに話すと、心の中にあるモヤモヤを排出できるのでストレス軽減になり気持ちが軽くなるでしょう。 また、相談すると相手から「わかるよ」「それはつらいね」など、共感が得られることもあります。他人に共感してもらえると「自分は一人ではないんだ」と思えて孤独感が和らぐので、自然と気持ちが前向きになるはずです。 気持ちが軽くなって前向きになれば考え方もポジティブになり、悩みや迷いからも抜け出しやすくなります。   客観的視点が得られる 一人で悩んでいるとどんどん頭が混乱してきて、問題を事実以上に大きく捉えてしまうことがあります。 しかし、誰かに相談するとなれば「現状に起きていること」や「自分の希望」を誇張なしに言語化する必要があり、問題を客観的に捉えられるでしょう。 さらに、物事を順序だててわかりやすく説明しようとすることで、悩みの原因や自分の気持ちを整理できるのも相談による効果です。 客観的に悩みや問題を捉えられれば解決方法も見つけやすく、悩みの長期化防止にもつながります。   アドバイスが得られる 人に相談すると、自分とは違った視点や知識、経験を持つ人からのアドバイスがもらえます。 時には「そのアドバイスは、自分の考えとは合わないかも」と思うこともあるかもしれません。しかし、合う・合わないの判断材料にはなっていることから、自分の意見と異なるアドバイスにも価値はあるのです。 働き方に関する悩みは根深いことも多く、多くの人から意見を聞いて多角的に物事を判断したほうが、後悔しない答えに辿り着ける可能性が高まります。相談によってアドバイスが得られれば、自分が持つ知識・情報の枠を広げられるはずです。   「働き方・仕事の相談が苦手」を克服する方法 相談したり人を頼ったりするのが苦手な人は、いざ誰かに悩みを相談しようと思っても「どうやって相談すればいいのかわからない」という新たな悩みにぶつかることがあります。 ここでは、苦手を解消するための克服法を解説するので、ぜひ実践してみてください。   情報を整理する 相談しているうちに自分でも何を言っているのかわからなくなり、相手にうまく悩みが伝わらなかった…という経験をしたことがある人は多いはず。このような事態を避けるため、相談はいきなりするのではなく、前もって情報を整理してから行うのがおすすめです。 「何があったのか」「どんなことに困っているのか」「何を求めているのか」の3つの観点で情報を整理しておけば、悩みや自分の希望を言語化しやすくなります。 頭で考えるだけだとうまく整理できないときは、一度紙に書き出してから必要な情報だけをピックアップしてみてください。   具体的なエピソードを振り返る 「何があったのか」「どんなことに困っているのか」「何を求めているのか」という相談の要点がまとまったら、話の肉付けに必要な過去の事例も振り返りましょう。 相談は、具体的なエピソードを盛り込んだほうが伝わりやすく、共感や適切なアドバイスが得られます。そのため、悩んでから起きた事象や悩む前と悩んだ後の心境の変化などを、相談前にしっかり振り返り把握することが大切です。 ただし「あれもこれも」とエピソードを詰め込みすぎると、聞き手に冗長な印象を与えるので要注意。起きたこと全てを話すのではなく、自分にとって大きな出来事や重要なエピソードだけを簡潔にまとめてください。   相談を後回しにしない 働き方や仕事の相談が苦手な人は「うまく話せないかも」「相談したい相手が忙しそうだから」などの理由で、相談するのをためらったり後回しにしたりすることがよくあります。 しかし「また今度でいいや」と考える癖がつくと、何かと理由をつけてまた今度、またまた今度…と後回しを繰り返して、結局いつまで経っても相談できません。 「報告・連絡・相談は早めに」とはあらゆる場面で言われていますが、それは働き方に関する相談でも同じです。悩みを長期間一人で抱えることには苦痛が伴い、さまざまなリスクがあるので、相談を後回しにするのはやめましょう。   不利なことも隠さず話す 相談時は本音で話すのが鉄則なので「こんな本音を話すと、相手から悪く思われるのではないか」と不安になることがあるかもしれません。 しかし、たとえ自分にとって不利なことであっても、相談の場では隠さず話したほうがいいです。全ての情報を正しく伝えなければ、相手からのアドバイスも的外れなものになってしまいます。何より、わざわざ時間を使って心を砕いてくれた相談相手を騙すような行為は、単純に失礼ではないでしょうか。 隠していたことがバレて情報を後出しすると、その後で気まずくなる可能性もあります。相談に乗ってもらう際の最低限のマナーとして、正直な態度を貫きましょう。   キャリアコンサルタントを頼っても◎ 働き方の悩みを相談する相手は、家族や友人、上司、同僚など、信頼できる人であれば誰でも構いません。ですが、中には「身近な人には相談しにくい」「誰に相談すればいいかわからない」という人もいるのではないでしょうか。 働き方や仕事にまつわる話は、キャリアコンサルタントに相談するという方法もあります。 キャリアコンサルタントは、じっくり話を聞いて最適な答えを一緒に考えてくれる、働き方・仕事の悩みに関するスペシャリスト。相談者が抱える悩みや問題を丁寧に深掘りしてアドバイスを授けてくれるので、口下手でちゃんと話せるか心配な人でも安心です。 相談相手が見つからないときや、プロの助言で効率的に問題解決したいときは、ぜひキャリアコンサルタントを頼ってみてください。   働き方について上手に相談するコツ よりわかりやすく相談するためには、いくつか押さえたいポイントがあります。働き方について上手に相談するコツを掴んで、相談力をより高めてください。   「上手に伝えなくちゃ」と思わない 相談する際、聞き手のためにわかりやすく伝える工夫をすることは大切です。 しかし、絶対に上手に伝えないといけないわけではありません。伝え方にこだわりすぎると「まだうまく話せないから相談しないほうがいい」と考えて、相談を先延ばしにしやすくなるので注意しましょう。他にも「上手に話さないと」と強く思う気持ちがプレッシャーになり、余計に話せなくなってしまうというケースも。 事前に情報やエピソードをまとめていれば、大きく本筋からずれた内容が伝わる可能性は低いですし、多少わかりにくい部分はコミュニケーションを通して補完できます。「上手に伝えなくちゃ」と身構えるのではなく、リラックスして本音で話すことが大切です。   相談するときは事前にオファーを出す 聞き手の都合によっては、今すぐ相談に乗れないこともあります。そのため相談する際は「今度、相談に乗ってくれませんか?」と、前もって相談したい相手にオファーを出しておきましょう。 事前に約束を取り付けておけば、急に相談を持ち掛けて相手を驚かせる心配がありませんし、相手の時間に余裕があるタイミングで話を聞いてもらえるはずです。 相談して話を聞いてもらうということは、相手の時間を自分のために使ってもらうということでもあります。だからこそ相手の都合に配慮して、できるだけ負担にならないよう予定を合わせてください。   遠慮せず質問する 相談とはコミュニケーションの一種であり、こちらが一方的に悩みを話したり、相談された人が一方的にアドバイスしたりするものではありません。「聞く」「話す」をバランスよく繰り返し、その対話の中で悩み解決の糸口を見つけるのが、相談の正しい形と言えます。 よって、相手の話にわからない点や誤解がある場合は、臆することなく質問・訂正をしましょう。 もちろん聞き方や伝え方に配慮は必要ですが、遠慮は必要ありません。事実を伝えてお互いの認識のずれをなくし、そこから解決策や着地点を考えたほうが、働き方の悩みから早く抜け出せるはずです。   悩みやすい働き方。相談する大切さを知ろう 現代の働き方は多様化しており、種類や選択肢が増えたからこそ、迷ったり悩んだりする人も増えました。働き方の悩みは深刻化しやすく、一人で長期間抱えると心身に悪影響を及ぼす恐れもあります。悩んだときは「自分の力で何とかしよう」と考えるのではなく、その悩みを誰かに相談してみましょう。 最終的な答えを見つけるのは自分自身ですが、話を聞いてもらうだけでも心は軽くなりますし、新たな視点が得られれば一人で悩むよりも早く答えに辿り着ける可能性が高いです。 相談スキルは人生のあらゆるシーンで役立つので、まずは相談する大切さを知って、ぜひ一歩踏み出してみてください!

2024/05/30
働き方
多様化する働き方はどう選ぶ?自分に合うキャリアとの向き合い方

多様化する働き方はどう選ぶ?自分に合うキャリアとの向き合い方

近年、重要視されている「働き方の多様化」。 しかし、中には「多様な働き方ってどんな働き方?」「多様な働き方の中からどれを選べばいいのかわからない」という人もいるのではないでしょうか。 この記事では、働き方の多様化とは?という基礎的な部分から、働き方の多様化を実現するメリット・デメリット、多様化する働き方との向き合い方を紹介します。 働き方の多様化とは? 働き方の多様化とは「働く人のライフスタイルや価値観を尊重し、さまざまな選択が可能な働き方」を意味します。労働時間の短縮や働く場所の自由化はもちろん、これまでは労働を諦めざるを得なかった人が自分らしく働けたり、本業とは別の仕事を持てたりすることも、多様化する働き方の一例です。 また、働き方の多様化が進んだことで雇用形態にこだわる風潮も薄れつつあり、今は派遣社員やフリーランスなど、企業に直接雇用されない働き方も普及しました。 働き方の多様化で生まれた取り組み かつて労働は、画一的な条件のもとで行われるのが一般的でした。しかし今は多様化する働き方に合わせて、企業でもさまざまな取り組みを実施しています。 働き方の多様化によって生まれた代表的な取り組みは、以下の通りです。 時短勤務 フレックスタイム制 テレワーク 時間単位の有給制度 副業・複業 このような取り組みにより、働く時間や場所は劇的に自由になりました。 また、副業や兼業スタイルが認められたことで、収入・スキルアップが目指しやすい社会となりつつあります。 働き方を多様化させるメリット 多様化する働き方は、労働者に多くのメリットをもたらします。どのようなメリットがあるのか、一つずつチェックしてみましょう。 ワークライフバランスが取りやすい たとえば、かつての日本は大半の仕事が「フルタイムで週5日働く」という条件でしたが、これだと条件を満たせない人は働きたくても働けません。どうしても働かざるを得ない場合は、仕方なく自分の時間を削ったり、家族に負担を強いたりするしかなかったのです。 しかし今は働き方が多様化したことで働く時間の長さや場所の自由度が向上し、ワークライフバランスが取りやすくなりました。 家事・育児と仕事を両立したり、自分の趣味を大切にしたりしながら働けるようになり、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選択できます。 仕事にまつわるストレスが減る 多様な働き方の中から自分に合った働き方を選択することで、仕事のストレスが減少する可能性があります。 もちろん、働いていれば疲れることやうまくいかないことはあるもので、ストレスと完全に決別できるわけではありません。しかし、テレワークで通勤時間をなくしたり、フレックスタイム制を利用して出社時間を調整できたりすれば、仕事の快適度は向上するはずです。 また、仕事にまつわるストレスが軽減すると目の前の業務だけに集中でき、作業効率アップにも期待できるでしょう。 働き方の選択肢が広がる 働き方の種類が増え、その時々に応じたワークスタイルが選択できるようになったことも大きなメリットです。 たとえば、育児中は時短勤務にして将来的にはフルタイムで働く、貯金を増やしたいから短期の副業をするなど、そのときの考えや起きているライフイベントに合わせてベストな働き方ができます。 また、選択肢が増えてさまざまな働き方ができるようになったことで「ライフスタイルと合わないからやむを得ず退職する」というケースを減らせるのも嬉しいポイントです。 チャンスを増やすことも可能 働き方が多様化してライフワークバランスが整いやすくなったことで、以前に比べると自分の時間を確保しやすくなりました。 そのため、この時間を副業や勉強に活用してスキルアップし、自らチャンスを広げる人も多いです。 特に今は、働き方が多様化したからこそ、時間や場所にかかわらず成果を上げられる「個人の能力」が重視される傾向にあります。余暇時間をうまく使って自己成長に繋げるのは、今後ますます多様化するであろう「これからの働き方」を見据えた行動でもあるといえるでしょう。 働き方を多様化させるデメリット 働き方の多様化にはさまざまなメリットがあるとわかりましたが、人によってはデメリットに感じることもあります。事前にデメリットを知ることで対策も考えられるので、注意点や懸念点をしっかり理解しておきましょう。 種類が多すぎて悩んでしまう 働き方の種類が増えたのは良いことですが、一方で種類が多いからこそ「自分に合う働き方ってどれだ?」と悩んでしまう人が増えました。 また、本当は自分に合った働き方ができているのに、隣の芝生は青く見える現象が起こり「自分にはもっと合う働き方があるのでは…」と迷ってしまうケースもあります。 今の時代は仕事を選ぶ際、給与や福利厚生だけでなく、働き方にも注目しなくてはいけません。働き方が画一化されていた時代に比べると考えるべき要素が増えたため、働き方や企業選びに難航することがある点はデメリットです。 1日の業務負担が増えるリスク 多様な働き方の中には労働時間を見直す内容のものも少なくありませんが、労働時間が減少しても仕事量は基本的に変わらないのが一般的です。場合によっては、今までより短い勤務時間の中でこれまで通りの生産性を求められ、1日あたりの業務負担が増えてしまうケースもあります。 他にも、出社時間が自由になることで他の従業員とコミュニケーションを取る時間が減り、情報共有がうまくできずに業務が増えるリスクもゼロではありません。 収入が減る可能性がある 次々と新しい働き方が登場していますが、選択する働き方によっては、収入や退職金が減少する可能性があることも懸念点といえるでしょう。月々の給与は今と変わらなくても、選択する働き方が昇進に悪影響を与え、生涯年収は下がるという場合もあります。 今とは異なる多様な働き方を取り入れる際は、希望する働き方をした場合の直近の年収はもちろん、未来の年収についても予測しておくことが大切です。 また、キャリアアップに支障をきたす可能性もあるため、昇給・昇進を狙う人も慎重な判断が求められます。 働き方の多様化により悩んでしまう人の特徴 働き方が多様化して悩んでしまう人には、いくつか共通する特徴が見られます。特徴を理解すると悩みの原因が見えてくることも多いので、まずは自分に当てはまっている特徴がないか一つずつ確認してみましょう。 働き方の研究が不十分 人間はよく知らないものや自分の理解が追いつかないものに対して、「怖い」「嫌だ」とマイナスな感情を持つ傾向があります。そのため、多様化した働き方に対する研究が不十分な人ほど、新しい働き方にネガティブな印象を抱いて悩みやすいです。 多様化した働き方は、一見種類が多く複雑そうに思えるかもしれませんが、一つずつ紐解いていけばそんなに難しくありません。 大切なのは、いきなり「悩みを解決させよう」とするのではなく「自分に合いそう」と思える雇用形態や取り組みを一つだけピックアップして調べること。これを繰り返せば、自然と知識が増えて自分に合う働き方が見つかり、悩みから抜け出せるはずです。   働き方に対する理想が高い 多様な働き方が普及したおかげで、一人ひとりの希望に合わせた働き方が叶いやすくなりました。しかしそれは、「個人の詳細な希望まで叶う」と保証されているものではありません。 たとえば「1日1時間労働で、今までと同じ給料が欲しい」と言ったって、実現するのは難しいでしょう。 上記は極端な例ですが、あまりにも現実離れした理想の高い働き方を希望すると、なかなかマッチする働き方が見つからないのが現実です。 「自分に合う働き方がちっとも見つからない!」と悩みの原因になることもあるので、希望条件や理想は明確かつ現実的なものを掲げてください。   失敗を恐れて行動できない 本当は希望する働き方があるのに「失敗したらどうしよう」という思いから一歩踏み出せず、悩んでしまう人も多いです。 多様な働き方を取り入れることにはメリットだけでなくデメリットもあるので、失敗を恐れる気持ちが生まれるのは当然でしょう。しかし、そこで不安に飲まれて何にも挑戦できないと、未来で後悔するかもしれません。 「失敗するかも」と不安なときは、できるだけ失敗しないようにリスクを回避する行動を取ることが大切です。 希望する働き方をしている人の話を聞いてみる キャリアコンサルタントに相談してみる 副業から初めて本業にできそうか確認するなど このように、情報収集してみたり試験的に働いてみたりすることで、失敗のリスクを減らせます。いきなり大きな行動を取るのが難しいときは、今の自分にできる小さな行動から始めてみましょう。   何を選ぶべき?多様化する働き方への向き合い方 働き方の多様化により「自分らしく働く」ことが可能となった現代では、一人ひとりが自分で自分の働き方を決めなくてはいけません。しかし、働き方の種類が豊富になったからこそ「何を選ぶべき?」と悩んでしまう人も多いでしょう。 ここからは、多様化する社会と向き合い、自分に合う働き方を見つけるコツを解説します。   自分に自信を持つ 自分に自信がない人は「自分の選択は本当に正しいのだろうか」と不安になりやすく、失敗を恐れがち。他にも「こんな自分じゃ希望する働き方なんて実現できない」と後ろ向きに捉えて、多様化する働き方になかなか適応できないことも多いです。 自信が持てない人は、自分に合う働き方を探す前に、まずは自信を育てることが先決。小さなことでいいので、褒められた経験や上げられた成果を思い出し、過去の成功体験から失いかけている自信を取り戻しましょう。 自信がつくと、人と比べることなく自分の本音を大切にできるようになるので、自分に本当に合う働き方も見つかりやすくなります。   働き方研究・自己分析をする どんな働き方があるのか知識を増やすこと、自己分析を通して自分の本質を知ることも欠かせません。働き方の多様化は現在も進行中であり、定期的に情報をアップデートする必要があります。 また、自己分析を通じて自分の長所や短所、好きまたは嫌いなこと、大切にしている価値観などを丁寧に理解すると、客観的視点が養われて働き方の取捨選択がしやすいです。 多様化された働き方について正しい知識を持ち、自分の特性を冷静に把握できれば、向いている働き方・向いていない働き方が自然と見えてきます。 「自分らしい働き方」について考えてみる 多様化された働き方は、「皆と同じ働き方をすること」が正解とは限らず「自分らしさ」が一つのポイントになります。バリバリ働く、プライベートを大切にしながら働く、安定に重きを置いて働くなど、どのような働き方を選択した場合でも、自分が納得して気持ちよく働けるなら正解です。 よって、既存の固定概念を崩し、自分軸で働き方について考えてみることが大切。 自分のライフスタイルに合うか 理想のキャリアプランと方向性が合致しているか 仕事を通じて満足感が得られるか このような点に注目して考えてみると、自分らしい働き方のイメージが掴みやすいでしょう。   将来を意識しすぎない 将来について強く意識しすぎると不安感を抱く原因になりやすく、本来の希望とは異なる働き方を選択してしまうことがあります。 ライフプランやキャリアプランを立てるのは悪いことではありませんが、プランはガチガチに決めてしまうのではなく柔軟性を持たせましょう。 今後、多様化する働き方の中でさらに自分に合う働き方が見つかる可能性もあり、選択した働き方を一生続けないといけないわけではありません。未来のライフイベントや考え方、働き方にスムーズに対応できるよう、常に思考を柔らかくしてください。   多様化する働き方の中から自分らしいキャリアを探そう 働き方の多様化により、自分らしい働き方が実現しやすくなったのは嬉しいポイントですが、さまざまな働き方が登場しているからこそ「何が自分に合うの?」という悩みも増えています。 なかなか悩みから抜け出せないときや、誰かに気持ちを聞いてもらいたいときは、キャリアコンサルティングを受けてみるのも一つの手。 キャリアコンサルティングでは、目の前の悩みを解決する方法はもちろん、自分に合う働き方をコンサルタントと一緒に探していけます。知識・経験豊富なコンサルタントに相談することで、一人で悩むよりも早く自分らしい働き方が見つかるはずです。 自分らしいキャリアの実現に向けて「今考えられること」「今できること」を実践していきましょう!

2024/05/20
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
子持ち主婦の再就職・成功する主婦はここが違います

子持ち主婦の再就職・成功する主婦はここが違います

「社会復帰をしたいから。」 「子どもの養育費が必要だから。」 「やりがいを感じたいから。」 様々な理由から、出産・専業主婦時代を経て再就職をしたいと考える女性は数多くいます。しかし出産後数年の離職期間(ブランク)を経ての再就職活動は、そう簡単なものではありません。 それでも、希望の再就職を実現できる人は何が違うのでしょうか。再就職に成功する主婦はこんなところが違うのです。 669

2024/05/09
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2024/05/09
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
フリーターから正社員になりたい人に今すぐ行動してほしい3つのこと

フリーターから正社員になりたい人に今すぐ行動してほしい3つのこと

(出典:若年層の「パート・アルバイト及びその希望者」数の推移 ) 244

2024/05/09
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
大卒ニートからの社会復帰・本気で考えるならこの行動から

大卒ニートからの社会復帰・本気で考えるならこの行動から

大学を卒業した後、進学も就職活動もしていなかったけれど、そろそろこの大卒ニートを抜け出したい。だけど、今さら何から始めていいのかわからないから動けない…。 大卒ニートからの社会復帰を本気で考え始めたら、こんな行動から始めてみませんか。できることからで構いません。焦らずに、1つ1つ行動を変えていきましょう。 667

2024/05/09