「今まで専業主婦だったけど、そろそろパートでも始めようかな」
子どもが小学校に入学したり、あるいは高学年になったりと手が離れると、時間にも余裕ができてきます。そんな再就職を考えたときにちょっと気になるのが、面接ですよね。
仕事から離れてしまって子育てに専念していた期間が長いほど、不安も大きくなってしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、専業主婦からパートを始めるときに面接でうまくいくための4つのコツをご紹介!ちょっとしたコツで、家が近くて働きやすい、希望の職場での仕事が叶いやすくなりますよ。
1:応募書類は丁寧に作成しよう
履歴書などの応募書類は丁寧に作成しましょう。
内容が丁寧に書かれていれば、手書きでもパソコンでもどちらでも構わないので、自分の得意なほうで用意してください。
「手書きのほうが、人柄が伝わる」「丁寧な印象が伝わる」などの声もありますが、パソコンで作成すれば「パソコンスキルがあることをアピールできる」などのメリットもあります。
それを踏まえて、応募する職種によって「パソコンスキルなどをアピールしたい場合にはパソコン」「(接客など)業務にパソコンスキルが関係なさそうな仕事であれば、手書きで」と使い分けてもいいかもしれません。
「内容を丁寧に」のポイントは、まずは手書きであれば字を丁寧に書くことです。基本的で当たり前のことではありますが、達筆でなくても気持ちを込めて丁寧に書かれた文字は相手にとても好印象を与えます。
パソコンの場合は、誤字脱字や変換ミスがないようにする、履歴書の使い回しと思われないように志望動機をきちんと応募企業むけに書く、などを意識しましょう。
そして意外に重要なのが、添付する証明写真。
ショッピングセンターやスーパーに隣接してある証明写真ボックスで撮影したもので構いませんが、撮影時にはメイクや髪型、上半身の服装に気を遣い、「きちんと感」のある写真を用意してください。
細部に気を遣ってきちんと作成された書類からは、「この人は業務でもきちんとしてそうだな」という好印象が伝わります。そうすれば「この人が良さそうだな」と「加点」された状態で、面接に進めますよ。
2:「見た目」は大事!清潔感ときちんと感を意識しょう
パートの面接では、
「一緒に働きたいと思えるか」
「仕事を安心して任せられそうか」
「しっかり続けてくれそうか」
という点がポイントになります。
それには「見た目」もとても大切です。「清潔感」と「きちんと感」を意識して、身だしなみを整えていきましょう。
子どもの入学式や卒園式などのイベントで購入したスーツが着回しできるタイプのものであればそれでもいいですし、今は1万円以下でもセットアップが購入できるので1着用意しておいてもいいかもしれません。今の自分には合っていない独身のスーツや、古臭いデザインのものなどは控えておきましょう。
そして髪型も第一印象を決める大きな役割を果たします。適当にセットした髪ではなく、面接の日だけはきちんとセットしてください。
「いつもはノーメイク」派も、この日だけはナチュラルメイクでもいいので、一手間かけて。
「面接」といういつもとは違う場で、見た目にきちんと気を遣えるかどうかで、「仕事を任せられそうか」という印象が大きく変わります。
3:自分の都合を主張するときは一工夫
パートであれば、「いつから働けるか」「都合の悪い日はいつか」などを確認されて、「すぐにでも来てください」と話が進むケースも多いと思います。
その時に、
「子どもの学校行事の日には休ませてください」
「残業はできません」
「土日もちょっと無理です」
と、自分の都合を主張しすぎてしまうと、「それなら他の人に…」と企業は判断してしまいます。主婦ですから家族の用事を優先したい気持ちが本音だと思いますが、ここはひとつ伝え方を変えてみましょう。
「できれば、子どもの学校行事の日はそちらに参加したいと思っています」
「必要であれば可能な限りは対応したいと思っていますが、残業はないとありがたいです」
このように相手の都合も受け入れる姿勢を示すと、こちらの都合も聞いてもらいやすくなります。
伝え方一つで印象はガラリと変わります。
面接で希望などを聞かれ、自分の都合を主張したいときには伝え方を一工夫しましょう。
配偶者扶養控除の廃止が早ければ2017年1月から導入されると言われ、大企業や公務員で配偶者手当廃止の動きも進むなど、世の中も専業主婦世帯を前提にした制度から共働き世帯を前提にした制度へと変わりつつあります。
「今さら働くなんて実は気が進まないけど、仕方なく…」という方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、パートを始めて自分の世界や人間関係が広がることが、生活によい変化をもたらすこともあります。
パートの面接が、新たな生活のよいスタートとなりますように。