新卒で入社したばかりだけど、「こんなはずじゃなかった」と激しい後悔で、朝会社に行くのが憂鬱でたまらない…。

3月に新卒採用情報が公開されてから、内々定をもらうまでは数か月しかありませんでした。企業との接点も説明会と面接の数回だけという時間のなかで、企業のことを十分に知るのは難しく、「思っていたのと違っていた」というのはわりとよくある話です。

また、企業が説明会や面接のときにはいいことばかり言っていたけれど、入社してみたら内情は違っている、という不運な状況もあるでしょう。

そんな「新卒入社した会社に後悔が止まらない」時には、こう考えてみませんか。

1:後悔するほど何が嫌なのか、自分にとことん向き合う

相性

まずは後悔するほど嫌だと思っているのは何に対してなのか、自分にとことん向き合ってみましょう。

・毎朝、朝礼を行う、目標が紙にかいて壁のあちこちに貼ってある、サービス残業が当たり前になっているなど、「社風」がどうしても自分には合わない気がする。
・業務内容が聞いていた内容と全然違っていた。
・業務内容が自分に全く向いていない。
・残業が実は非常に多かった。
・休日出勤も多い。
・「こうなりたい」と思える先輩や上司が社内にいなくて、この環境で成長し、キャリアを築けるイメージが全く持てない。
・同期や社員とウマが合わない。上司との相性も悪い。

今の環境、状況で自分が嫌だと思う理由をすべて書き出して(あるいはパソコンのメモなどに打ち出して)みてください。

思っていたよりもたくさんあるかもしれないし、致命的な理由があるだけで実はそんなにたくさんの理由はないかもしれません。

ここで「嫌な理由」を整理したら、その次に「じゃあ、本当はどんな環境で働きたいのか?何がしたいのか?」を考えてみましょう。

この質問は、おそらく1年前の就職活動の頃も1度は自分に問いかけ、真剣に考えたと思います。

そこで導き出した答えに沿って「この会社で働こう」と決断し、入社した会社で激しく後悔している現実と向き合い、何が違ったのか、どんな環境・仕事内容だったらよかったのか、しっかり答えを見つけにいきましょう。

もし就職活動の時にあまり考えずに入社してしまって、後悔しているなら、ぜひ今こそこの問いかけにきちんと向き合いしっかり考えることをおすすめします。

「自分が本当はどんな環境で働きたいのか」「何がしたいのか」を考えて、それぞれ答えがみえてくることもあれば、考えても答えがでないこともあります。

特に「自分は何がしたいのか」の答えは意外に難しく、今まで出会った「コト」や「ヒト」のなかからは、自分もこれがやりたいと思えるようなものをみつけ出せていないということもあるでしょう。もし考えても出てこないようであれば、今の段階で無理に答えを見つける必要はありません。

しかし、「どんな環境で働きたいか?」は、しっかり考えれば今の自分のなかに答えは必ずあります

「自分が働きたい環境」をしっかり描ければ、次はそれが実現できる転職先を探せばいいのですが、ここがわからなければまた「何か違う‥」という転職を繰り返すことになってしまいます。そうならないためにも、こちらはしっかり考えて、整理してください。

2:入社してすぐに後悔するような会社をなぜ選んでしまったのか、考える

「自分が働きたい環境」が描けたら、次は入社してすぐに後悔するような会社をどうして就職先として選んでしまったのかを考えましょう。

・安定感や知名度があるから、いいかと思った。
・福利厚生や待遇面がよかったからいいと思った。
・業務内容をよく調べずに、採用担当者の印象で決めてしまった。
・仕事なんて、何をやっても同じだし、お金がもらえればいいと思って特に深く考えなかった。

これも様々な理由があると思います。もし、今の会社を辞めるとなったときに、次の転職活動で失敗しないためにも、ここでぜひしっかりと自分の就職活動の反省会をしておきましょう。

3:次の3月まで頑張れないか、自問自答してみる

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自分が何を嫌だと思っているのか、その理由がわかった。
自分が本当はどんな環境で働きたいのかもわかった。
そして、この状況になってしまったのは就職活動で何がいけなかったのかも反省した。

ここまで考えを整理してくると、気持ちも「後悔」から「じゃあ、自分は今、何をしなければならないのか?」という「次のこと」に少しずつ向いていけるのではないかと思います。

過去の決断を悔いる「後悔」から、この先の自分のことに少しでも目を向けられたら、次は今の環境で次の3月まで頑張れるかどうか、自問自答してみましょう。

「期間限定」と思えば乗り切れるかもしれませんし、嫌だなと思っていてもモノは考えようで、後悔ばかりの環境も、見方を変えることで違うものになることもあります。

・「こんな上司や先輩になりたくない」と思える人ばかりなら、「こうはなりたくない人」のプロファイリングをし、反面教師にする。
・上司が合わないならば、「合わない上司のやり過ごし方」を学ぶ期間だと思ってみる。
・社風が合わなければ、「異文化に留学した」と思って割り切ってみる。
・次の3月までの人生の修行だと思って割りきってみる。

など、多少強引でも見方を変えて乗り切れるなら、まずは来年の3月(入社して1年)を目標に続けてみましょう。

なぜなら、入社して1年経たず数か月で退職してしまうと、次の就職先を探す転職活動でも「1年もガマンできなかった人」と企業に判断されます。その判断の先にあなたを待っているのは、

「ストレス耐性のない人」
「無責任な人」
「我慢ができない人」
「社会人との意識に欠ける人」
「長期的な視野で考えることができない人」

という「負の先入観」です。この「負の先入観」がある分、転職活動は就職活動の何倍も厳しくなってしまうからです。

しかし、1年経てば「そうはいっても1年は頑張った人」に判断は変わります。

スキルや経験的にはこの数か月間が大きな差になることはありませんが、書類の第一印象で「負の先入観」で判断されることが少なくなるので、転職活動も随分違うものになるはずです。

合否を分ける印象の差を生むこの数か月は、決して無駄な時間にはなりません。精神的・体力的に辛く、倒れそうなほどの状況でなければ、来年の3月まで続けることを前向きに検討してみてください。

4:やっぱり無理!と思ったら退職する

キャリア形成や転職のしやすさからみれば、最低1年は続けることがおすすめですが、「そうはいってもやっぱり無理!!」という結論に達することもあるでしょう。

ここまで考えてきて、「やっぱり無理」と気持ちが固まり、今の仕事で続けていく気持ちもないのであれば、ここで潔く退職する道を選んでみてはいかがでしょうか。

多少のリスクがあれ、就職活動の反省も踏まえ、考え抜いて覚悟をもって出した結論に「今度こそ後悔しない」と思えるのであれば、その気持ちが自分にとっての「正解」です。

就職活動の失敗に真摯に向き合い、「次のこと」をどう考えているのか、きちんと伝えられたなら、新卒の会社選びに失敗したからこそ成長したあなたを評価してくれる企業は必ずあります。

そのためにも、転職活動では自分の退職理由や志望動機を対面でチェックしてくれるような、転職エージェントやキャリアコンサルタントなど、よいプロのパートナーを見つけるのがおすすめですよ。