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結婚後に仕事を続ける?やめる?ライフイベントで変わる女性の働き方


結婚しても仕事を続けるか、やめるか。

結婚後の働き方については、人それぞれ希望があるでしょう。ライフイベントで働き方が変わらない男性とは異なり、女性は結婚や出産で働き方を見直すタイミングがやってきます。そして、時には希望しないけど仕方なく…というキャリアプランを変更せざるを得ないのが現状です。

以前から日本では、女性の労働力は結婚や出産によって退職し、育児が一段落ついた後に再び働くのが一般的でした。そのため女性の労働力人口を示すグラフは、20代と40代後半から50代でピークを迎える「M字カーブ」を描いています。

【女性の年齢階級別労働力率の推移】

(出典:内閣府男女共同参画局 「男女共同参画白書 女性の年齢階級別労働力率の推移」より)

この「M字カーブ」は結婚や出産などのライフイベントを迎えながら、女性が仕事を続けることの難しさの現状を表した日本独特のものであり、実は他の先進国にはほとんどみられません。

それでも令和2年の調査では、M字カーブの「谷」でもある30~34歳の労働力率が平成12年の57.1%から77.8%と大きく上昇し、M字カーブが解消されつつあると報じられました。

しかし、実際はどうなのでしょうか。

「結婚後も仕事を続けたい」という方にも、「結婚後は家庭に入りたい」という方にも知っておいていただきたい、女性の結婚後の働き方の実態をいくつかのデータとともに紹介します。

30~34歳で働く女性が増えた本当の理由は晩婚化と晩産化

M字カーブが改善した理由は、晩婚化、晩産化、独身の増加と考えられています。

厚生労働省の調査では、女性の平均初婚年齢は29.4歳と上昇しています。晩婚化に伴い、「初産年齢」も上がり平均で30.9歳と30歳を超えています。。

さらに、独身女性も増えています。「結婚していない友達も多い」なんて体感値もあるかもしれませんが、実際に総務省の調査では、令和2(2020)年時点の30歳時点の未婚割合は、女性は40.5%と令和2(2020)年時点では男女ともに約3割となっています。 (総務省「国勢調査」)。

1年間に結婚がどれだけ発生しているかを示す、「婚姻率」も2020年は52万5507件となり、婚姻率は4.3%となり、そもそも結婚をしない男女が増えているのは統計上も明らかです。

M字カーブの数値の改善は、結婚したり子どもを生んだりした女性の社会環境、雇用環境が改善したわけではなく、そもそも「結婚しない」「結婚しても子どもを生まない」女性が増えただけなのです。

では実際に結婚をした場合に、その後のライフイベントは女性の働き方にどのような影響を与えるのか、他のデータを見ていきましょ

wedding

出産を機に離職する女性は圧倒的に多い

出産

結婚後にやってくるライフイベントが出産です。結婚して仕事を続けていた女性も、出産を機に離職するケースは非常に多くなっています。

子どもを生むまでは「ずっと仕事を続けたい」と思っていても、育児と仕事の両立が不安になった、小さいうちは我が子の側にいたくなったと考えが変わることもあるでしょう。

国立社会保障・人口問題研究所が95年から99年の間に結婚した女性の結婚前後の就業状況も調べたところ、結婚前には88.5%だった就業率が出産後には23.1%にまで低下し、多くの女性が出産を機に離職していることがわかりました(出生動向基本調査2002)。

 【女性の就業形態の推移】

就業形態の推移

(出典:内閣府平成18年版国民生活白書第2節女性の継続就労を妨げる壁

育児支援制度を充実させる企業や出産しても働き続ける女性は、確かに増えてきています。働くママがフォーカスされ、育児と仕事を両立させて活躍する女性が雑誌で紹介されることも以前に比べて多くなりました。

しかし総務省の調査では、3歳児未満の乳幼児を抱える女性の労働力率は2002年で38.7%と1987年の36.7%からほぼ横ばいで変わっていないのです(「就業構造基本調査」2002)。

子育て一段落後の再就職は非正規雇用が一般的

一般的

保育園の入園や小学校や中学校の入学など、ある程度子育てが一段落する40代には多くの女性が再就職をします。しかし結婚や出産で離職した場合は、正社員として再就職することはほとんどありません。

これは、一度正社員の職を離れ、育児に専念して勤めていない期間が長くなってしまうとなかなか採用されにくいという転職市場の問題と、「家庭を優先した時間の使い方をしたい」という個人の希望の問題と両方の理由が考えられます。

総務省の調査では、女性の35歳以上の非正規雇用者数の割合は年々上昇しています。M字カーブ解消の傾向は非正規雇用の数が増加しているのも一因なのです(「就業構造基本調査」2023)。

 【年齢階級別非正規雇用者の割合の推移】

結婚後の働き方は地域や保育環境、社会の保証でも変わる

結婚や出産後に仕事を続けるかどうか。それは夫の意向や収入状況、育児を支える企業や地域の環境、周囲の人の意識など、女性だけの意識や希望だけでなく様々な要素で決まります。

例えば、女性の育児を支える雇用環境、地域のサポート、保育環境は地域によっても異なります。

M字カーブを都道府県別に分析すると、地方のほうが結婚・出産で仕事を辞めない人が多く、神奈川や東京など都市部のほうが結婚・出産で辞める人が多いという現状があります。都市部の平均年収が高く、夫の収入だけでも生活できるという経済的理由もありますが、仕事中に子どもを見てくれる親世代と離れて暮らしていることや、待機児童問題などの保育環境も影響しているでしょう。

このように女性は、結婚・出産というライフイベントで働き方を見直す必要が必ず出てきます。

価値観や考え方も、状況に応じて変わっていきます。正社員で働き続けることだけが全てでもありません。女性が直面している一般的な現状を柔軟に受け止めながら、自分らしい働き方を探していきましょう。

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近年、重要視されている「働き方の多様化」。 しかし、中には「多様な働き方ってどんな働き方?」「多様な働き方の中からどれを選べばいいのかわからない」という人もいるのではないでしょうか。 この記事では、働き方の多様化とは?という基礎的な部分から、働き方の多様化を実現するメリット・デメリット、多様化する働き方との向き合い方を紹介します。 働き方の多様化とは? 働き方の多様化とは「働く人のライフスタイルや価値観を尊重し、さまざまな選択が可能な働き方」を意味します。労働時間の短縮や働く場所の自由化はもちろん、これまでは労働を諦めざるを得なかった人が自分らしく働けたり、本業とは別の仕事を持てたりすることも、多様化する働き方の一例です。 また、働き方の多様化が進んだことで雇用形態にこだわる風潮も薄れつつあり、今は派遣社員やフリーランスなど、企業に直接雇用されない働き方も普及しました。 働き方の多様化で生まれた取り組み かつて労働は、画一的な条件のもとで行われるのが一般的でした。しかし今は多様化する働き方に合わせて、企業でもさまざまな取り組みを実施しています。 働き方の多様化によって生まれた代表的な取り組みは、以下の通りです。 時短勤務 フレックスタイム制 テレワーク 時間単位の有給制度 副業・複業 このような取り組みにより、働く時間や場所は劇的に自由になりました。 また、副業や兼業スタイルが認められたことで、収入・スキルアップが目指しやすい社会となりつつあります。 働き方を多様化させるメリット 多様化する働き方は、労働者に多くのメリットをもたらします。どのようなメリットがあるのか、一つずつチェックしてみましょう。 ワークライフバランスが取りやすい たとえば、かつての日本は大半の仕事が「フルタイムで週5日働く」という条件でしたが、これだと条件を満たせない人は働きたくても働けません。どうしても働かざるを得ない場合は、仕方なく自分の時間を削ったり、家族に負担を強いたりするしかなかったのです。 しかし今は働き方が多様化したことで働く時間の長さや場所の自由度が向上し、ワークライフバランスが取りやすくなりました。 家事・育児と仕事を両立したり、自分の趣味を大切にしたりしながら働けるようになり、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選択できます。 仕事にまつわるストレスが減る 多様な働き方の中から自分に合った働き方を選択することで、仕事のストレスが減少する可能性があります。 もちろん、働いていれば疲れることやうまくいかないことはあるもので、ストレスと完全に決別できるわけではありません。しかし、テレワークで通勤時間をなくしたり、フレックスタイム制を利用して出社時間を調整できたりすれば、仕事の快適度は向上するはずです。 また、仕事にまつわるストレスが軽減すると目の前の業務だけに集中でき、作業効率アップにも期待できるでしょう。 働き方の選択肢が広がる 働き方の種類が増え、その時々に応じたワークスタイルが選択できるようになったことも大きなメリットです。 たとえば、育児中は時短勤務にして将来的にはフルタイムで働く、貯金を増やしたいから短期の副業をするなど、そのときの考えや起きているライフイベントに合わせてベストな働き方ができます。 また、選択肢が増えてさまざまな働き方ができるようになったことで「ライフスタイルと合わないからやむを得ず退職する」というケースを減らせるのも嬉しいポイントです。 チャンスを増やすことも可能 働き方が多様化してライフワークバランスが整いやすくなったことで、以前に比べると自分の時間を確保しやすくなりました。 そのため、この時間を副業や勉強に活用してスキルアップし、自らチャンスを広げる人も多いです。 特に今は、働き方が多様化したからこそ、時間や場所にかかわらず成果を上げられる「個人の能力」が重視される傾向にあります。余暇時間をうまく使って自己成長に繋げるのは、今後ますます多様化するであろう「これからの働き方」を見据えた行動でもあるといえるでしょう。 働き方を多様化させるデメリット 働き方の多様化にはさまざまなメリットがあるとわかりましたが、人によってはデメリットに感じることもあります。事前にデメリットを知ることで対策も考えられるので、注意点や懸念点をしっかり理解しておきましょう。 種類が多すぎて悩んでしまう 働き方の種類が増えたのは良いことですが、一方で種類が多いからこそ「自分に合う働き方ってどれだ?」と悩んでしまう人が増えました。 また、本当は自分に合った働き方ができているのに、隣の芝生は青く見える現象が起こり「自分にはもっと合う働き方があるのでは…」と迷ってしまうケースもあります。 今の時代は仕事を選ぶ際、給与や福利厚生だけでなく、働き方にも注目しなくてはいけません。働き方が画一化されていた時代に比べると考えるべき要素が増えたため、働き方や企業選びに難航することがある点はデメリットです。 1日の業務負担が増えるリスク 多様な働き方の中には労働時間を見直す内容のものも少なくありませんが、労働時間が減少しても仕事量は基本的に変わらないのが一般的です。場合によっては、今までより短い勤務時間の中でこれまで通りの生産性を求められ、1日あたりの業務負担が増えてしまうケースもあります。 他にも、出社時間が自由になることで他の従業員とコミュニケーションを取る時間が減り、情報共有がうまくできずに業務が増えるリスクもゼロではありません。 収入が減る可能性がある 次々と新しい働き方が登場していますが、選択する働き方によっては、収入や退職金が減少する可能性があることも懸念点といえるでしょう。月々の給与は今と変わらなくても、選択する働き方が昇進に悪影響を与え、生涯年収は下がるという場合もあります。 今とは異なる多様な働き方を取り入れる際は、希望する働き方をした場合の直近の年収はもちろん、未来の年収についても予測しておくことが大切です。 また、キャリアアップに支障をきたす可能性もあるため、昇給・昇進を狙う人も慎重な判断が求められます。 働き方の多様化により悩んでしまう人の特徴 働き方が多様化して悩んでしまう人には、いくつか共通する特徴が見られます。特徴を理解すると悩みの原因が見えてくることも多いので、まずは自分に当てはまっている特徴がないか一つずつ確認してみましょう。 働き方の研究が不十分 人間はよく知らないものや自分の理解が追いつかないものに対して、「怖い」「嫌だ」とマイナスな感情を持つ傾向があります。そのため、多様化した働き方に対する研究が不十分な人ほど、新しい働き方にネガティブな印象を抱いて悩みやすいです。 多様化した働き方は、一見種類が多く複雑そうに思えるかもしれませんが、一つずつ紐解いていけばそんなに難しくありません。 大切なのは、いきなり「悩みを解決させよう」とするのではなく「自分に合いそう」と思える雇用形態や取り組みを一つだけピックアップして調べること。これを繰り返せば、自然と知識が増えて自分に合う働き方が見つかり、悩みから抜け出せるはずです。   働き方に対する理想が高い 多様な働き方が普及したおかげで、一人ひとりの希望に合わせた働き方が叶いやすくなりました。しかしそれは、「個人の詳細な希望まで叶う」と保証されているものではありません。 たとえば「1日1時間労働で、今までと同じ給料が欲しい」と言ったって、実現するのは難しいでしょう。 上記は極端な例ですが、あまりにも現実離れした理想の高い働き方を希望すると、なかなかマッチする働き方が見つからないのが現実です。 「自分に合う働き方がちっとも見つからない!」と悩みの原因になることもあるので、希望条件や理想は明確かつ現実的なものを掲げてください。   失敗を恐れて行動できない 本当は希望する働き方があるのに「失敗したらどうしよう」という思いから一歩踏み出せず、悩んでしまう人も多いです。 多様な働き方を取り入れることにはメリットだけでなくデメリットもあるので、失敗を恐れる気持ちが生まれるのは当然でしょう。しかし、そこで不安に飲まれて何にも挑戦できないと、未来で後悔するかもしれません。 「失敗するかも」と不安なときは、できるだけ失敗しないようにリスクを回避する行動を取ることが大切です。 希望する働き方をしている人の話を聞いてみる キャリアコンサルタントに相談してみる 副業から初めて本業にできそうか確認するなど このように、情報収集してみたり試験的に働いてみたりすることで、失敗のリスクを減らせます。いきなり大きな行動を取るのが難しいときは、今の自分にできる小さな行動から始めてみましょう。   何を選ぶべき?多様化する働き方への向き合い方 働き方の多様化により「自分らしく働く」ことが可能となった現代では、一人ひとりが自分で自分の働き方を決めなくてはいけません。しかし、働き方の種類が豊富になったからこそ「何を選ぶべき?」と悩んでしまう人も多いでしょう。 ここからは、多様化する社会と向き合い、自分に合う働き方を見つけるコツを解説します。   自分に自信を持つ 自分に自信がない人は「自分の選択は本当に正しいのだろうか」と不安になりやすく、失敗を恐れがち。他にも「こんな自分じゃ希望する働き方なんて実現できない」と後ろ向きに捉えて、多様化する働き方になかなか適応できないことも多いです。 自信が持てない人は、自分に合う働き方を探す前に、まずは自信を育てることが先決。小さなことでいいので、褒められた経験や上げられた成果を思い出し、過去の成功体験から失いかけている自信を取り戻しましょう。 自信がつくと、人と比べることなく自分の本音を大切にできるようになるので、自分に本当に合う働き方も見つかりやすくなります。   働き方研究・自己分析をする どんな働き方があるのか知識を増やすこと、自己分析を通して自分の本質を知ることも欠かせません。働き方の多様化は現在も進行中であり、定期的に情報をアップデートする必要があります。 また、自己分析を通じて自分の長所や短所、好きまたは嫌いなこと、大切にしている価値観などを丁寧に理解すると、客観的視点が養われて働き方の取捨選択がしやすいです。 多様化された働き方について正しい知識を持ち、自分の特性を冷静に把握できれば、向いている働き方・向いていない働き方が自然と見えてきます。 「自分らしい働き方」について考えてみる 多様化された働き方は、「皆と同じ働き方をすること」が正解とは限らず「自分らしさ」が一つのポイントになります。バリバリ働く、プライベートを大切にしながら働く、安定に重きを置いて働くなど、どのような働き方を選択した場合でも、自分が納得して気持ちよく働けるなら正解です。 よって、既存の固定概念を崩し、自分軸で働き方について考えてみることが大切。 自分のライフスタイルに合うか 理想のキャリアプランと方向性が合致しているか 仕事を通じて満足感が得られるか このような点に注目して考えてみると、自分らしい働き方のイメージが掴みやすいでしょう。   将来を意識しすぎない 将来について強く意識しすぎると不安感を抱く原因になりやすく、本来の希望とは異なる働き方を選択してしまうことがあります。 ライフプランやキャリアプランを立てるのは悪いことではありませんが、プランはガチガチに決めてしまうのではなく柔軟性を持たせましょう。 今後、多様化する働き方の中でさらに自分に合う働き方が見つかる可能性もあり、選択した働き方を一生続けないといけないわけではありません。未来のライフイベントや考え方、働き方にスムーズに対応できるよう、常に思考を柔らかくしてください。   多様化する働き方の中から自分らしいキャリアを探そう 働き方の多様化により、自分らしい働き方が実現しやすくなったのは嬉しいポイントですが、さまざまな働き方が登場しているからこそ「何が自分に合うの?」という悩みも増えています。 なかなか悩みから抜け出せないときや、誰かに気持ちを聞いてもらいたいときは、キャリアコンサルティングを受けてみるのも一つの手。 キャリアコンサルティングでは、目の前の悩みを解決する方法はもちろん、自分に合う働き方をコンサルタントと一緒に探していけます。知識・経験豊富なコンサルタントに相談することで、一人で悩むよりも早く自分らしい働き方が見つかるはずです。 自分らしいキャリアの実現に向けて「今考えられること」「今できること」を実践していきましょう!

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