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仕事がつまらない…40代で仕事と働き方への向き合い方を変えるには?

「最近、仕事がつまらないな〜」
「とはいえ、もう40代だし、今から転職はちょっと怖いかも…」

40代で仕事がつまらないと感じてしまっていると、これから定年までがとても長く感じてしまいます。とはいえ、30代や20代の頃のように簡単に転職には踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。

家族のことを考えると、自分の都合だけでは転職できなかったり、たとえ仕事がつまらなくても「現状」を変えることも億劫だったり恐怖を感じたりすることもあるかもしれません。

そこで今回は40代が抱える、仕事がつまらなく感じてしまう理由や、仕事や働き方に変化を起こすためにできることをご紹介していきます。

仕事がつまらないと感じている理由

あなたはなぜ今、仕事がつまらないと感じているのでしょうか?

多くの人は「なんとなく、そう感じている」ということでそのままにしてしまいますが、その理由をしっかりと明確にしておくことは大切です。ここではよくある「仕事がつまらなく感じてしまう理由」を挙げていますので、当てはまる理由や近い理由がないか探してみましょう。

仕事の業務内容に飽きた

40代になると、今まで続けていた仕事の内容に飽きてしまったという人も多く出てきます。事務職でも営業職でも、扱う商材が変わらなかったり、一緒に働く人が変わらなかったりすると、なんとなくマンネリを感じてしまうでしょう。

それは悪いことではありません。人は、日々の業務に慣れてきて精神的にも余裕が出てきた時に、飽きたと感じることが多いからです。自分の業務に余裕が出てくると、つまらないと考える余裕が出てきてこれからのキャリアについても悩み始めるのではないでしょうか。

また40代で現場から離れ、管理職になるにつれてつまらなさを感じる人もいます。20代・30代ではプレイヤーとして、毎日最前線に立って目標をこなしていたけれど、40代になると自分自身の目標の数字を追い求めるのではなく、部署やチームの数値管理を任されることもあるでしょう。

自分だったら1人で上手くやれることを人に伝えないといけなかったり、指示通りに周りが動いてくれなかったりすると、ストレスにも感じやすくなります。人を育てていくことが楽しいと感じる人がいる一方で、人に教えるのが苦手だという人も多くいるのです。

40代になると社内でもベテランです。その一方で、「人に教えるのが当たり前」という立場になることが負担だと思うこともあるでしょう。

出世に魅力を感じない

会社員として働いている以上、一般的には収入を上げたいならば出世していくことが必要になります。その「出世」に魅力を感じないとなると、「仕事を頑張って、今以上の成果を出したい」というモチベーションが生まれるのもなかなか難しいでしょう。

自分の上司がとても忙しそうで、いつも辛そうにしているところを目の当たりにしていたり、責任が重くなるばかりで待遇も変わらないことを知ってしまうと、出世に魅力を感じなくなっても無理はありません。

40代でもまだまだこれから定年まで働くことを想定すると、20年近く同じ会社で勤務することになります。そのようなタイミングで今以上の出世に魅力がないと感じてしまうと、閉塞感を感じてしまうかもしれません。

今以上がんばっても仕方ないと感じる環境では、仕事に対しても適当な対応をしてしまう可能性もあります。さらにそういった態度が周りに伝わってしまうと、やる気がないと評価されることもあり、周囲からの評価にますますモチベーションが下がる…という悪循環になってしまうかもしれません。

スキルアップの限界を感じている

新卒で入社して以来、同じ職種を続けていた場合、20年近くその作業に向き合っていることになります。途中で職種が変わっていたとしても、もう10年前後同じ業務をしている、という年代になるのが40代です。定年まであと20年以上。実はまだまだキャリアの折り返し地点なのに、同じ仕事を長く続けているがゆえに、「このままここにいても、これ以上学べることはない」と感じる方もいらっしゃいます。

今までの経験で得たスキルに関しても、もうこれ以上上手くなったり、難易度をあげることも必要ないとなると、仕事につまらなさを感じるでしょう。

最近では技術やAIの発達によって、自分で1からしなければいけなかったことをしなくてよくなったということも起こってきているのではないでしょうか。知識がなくても数クリックでできるようになったり、新人でも対応できるようになることもありますよね。

一方で、ビジネスの変化と進化のスピードをは勢いを増すばかりなので、年齢的に「変化のスピードについていくのが、しんどくなってきた」という方もいらっしゃるかもしれません。

いずれの場合でも、スキルアップに限界を感じてしまう理由になります。そのような限界を感じると、仕事に対するモチベーションにも大きく影響するでしょう。

40代で自分の仕事と働き方に変化を起こす方法

40代で今までの仕事や働き方と違うものに挑戦したいと感じた場合、どのような方法があるでしょうか?今回はおすすめの方法を2つ紹介していきます。

今までの経験を活かし同業種へ転職する

今の仕事環境に対して「つまらない」「マンネリ気味なので変化が欲しい」と思っている人は、同業種で転職するのが変化のリスクを低く抑えながらも、マンネリを解消できる方法です。同業種であれば、今までの業界知識を活かしながら、新たな環境にチャレンジできるからです。人事や経理などの専門職であれば、その知識はどの業界でも通用しますので、同業種にこだわらずなくてもよいでしょう。

ただし、「転職」は手っ取り早く環境を変えられる手段ですが、もちろん多少のリスクも伴います。例えば営業職で同じ業界で似た製品を取り扱っていたとしても、営業スタイルや社風の違いがあるからです。

40代で新しい環境に入ると、社内のことを教わるのは、年下の社員だということがほとんどになります。そういった業務以外の部分に煩わしさを感じるのであれば、転職は慎重に考えなくてはいけません。

副業・資格取得に挑戦する

40代で副業というとあまり馴染みがない人もいらっしゃるのではないでしょうか。副業というとweb関係のものであったり、SNSなど若者向けであると感じているかもしれません。

しかし実際は、企業の営業を業務委託で受けることができたり、カスタマーサクセスとして働くことができたりと、会社員と変わらないようなことにも挑戦できるのです。

40代までしっかりと会社員を続けてきたのであれば、今のタイミングで急にキャリアチェンジをするのはリスクを感じて怖いですよね。でも不安はあるけど、この先のことを考えて何か新しいことに挑戦したいと考えているのであれば、まずは今の本業を続けながら副業として、興味のある分野に挑戦してみるのがおすすめです。

まだまだ副業禁止の会社もあるので、そういった場合は新しい資格取得の勉強をしてみるのはいかがでしょうか。

今携わっている業務や業界に関係するものでもいいですし、全く関係ない趣味に関する物でも幅広く興味のあるものに時間を費やしてみるのも視野が広がりおすすめです。

業務に関連する資格だと、取得することで担当業務の幅を広げることができたり、資格に対して手当が出る会社もあります。

そういった目に見えた評価がモチベーションになる人にとっては、業務に対する知見も深まりモチベーションも上がるので一度調べてみるといいかもしれません。

40代で仕事や働き方を考えるポイント

40代では、どのようにこれからの仕事や働き方を考えていけばいいのでしょうか。

20代のようにやりたいことやスキルアップだけを考えるのでは、少し不安ですよね。ここでは40代だからこそ考えておいた方が良いポイントをご紹介していきます。

今までのキャリアを整理する

仕事や働き方に変化を起こしたいと感じているのであれば、今までの経験や得たスキルを一度整理してみてください。

どのような製品を扱い、どのような業務に携わっていたか、どのような成果を出すことができたのかなどをできるだけ具体的に整理することで、あなたが今できることが明確になります

自分の強みを知ることで、これからの仕事や働き方についてどのように進んでいくのかがイメージしやすくなります。20年近く働いてきた経験の中から、これを担当しているときは楽しかった!というものがあれば、改めてその分野に挑戦してみるのもいいでしょう。

もしその時の成績なども併せて確認できるのであれば、パフォーマンスを十分に発揮できた時の担当業務や職場環境などを振り返ってみてください。

メンバーの立場とマネジャーの立場で成果が大きく異なっているのであれば、自分にとってどの立場が向いているのかも客観的にみて納得できるかもしれません。

これから挑戦したいものを言語化

40代のこのタイミングで仕事や働き方を見直したいと考えているならば、何に挑戦したいのか言語化してみてください。「なんとなく新しいことをやりたい」と想像するよりも、具体的にどんなことに挑戦したいのかを言語化することで、行動に移すまでの時間も大幅に短くなります

40代でこの先の仕事や働き方を悩む場合、「もう40代だから不安…」という年齢に対する不安が大きいのではないでしょうか。もし、年齢に対して不安を感じているのであれば、少しでも早く行動を起こすことが大切です。

時間は待ってくれませんし、のんびりしているうちに転職して企業で新しいキャリアを歩み始めるというのが難しくなるかもしれません。教育をする企業側の視点でもそうですし、自分自身の体力的にも衰えを感じてくる可能性があるからです。

新しいことを始めたり、新しい環境に飛び込むには気力も体力も必要ですよね。

今の仕事や働き方、環境に納得できていないのであれば、「ここから何が変われば、理想のキャリアや環境を掴むことができるのか」を想像してみてください

ライフスタイルとの両立も重要

会社員として40代まで勤めてきたのであれば、ある程度ご自身のライフスタイルは確立されていますよね。

仕事とプライベートは密接に関係しています。これからの仕事や働き方を考える時には、今のライフスタイルをしっかり守れるかどうか、あるいはライフスタイルをどう変えていきたいのか、という点も忘れないようにしてください。

もし興味のある仕事に挑戦できる、好条件の仕事が見つかった場合でも、後からプライベートと両立できずにストレスを溜めてしまう状況になってしまった…ということもあります。今の生活の中で外せない習慣や家族との時間、趣味にかかる費用など、しっかりと考えた上で選択をしていくことも重要なのです。

お子さまがいる場合はこれからかかる学費や、転居が可能なのか否かという点も考えなくてはなりません。

40代になると両親の介護も視野に入れておかなくてはならない年齢でもあります。そういったさまざまなプライベートでの問題も考慮する必要があるのです。

40代からのキャリアは準備が大切

40代で考える際には、今までのキャリアの整理、そしてこれからのイメージをしておくことが大事になります。最後に、40代で仕事や働き方に変化を起こそうという場合に、必要な準備をご紹介していきます。

生活にかかっている金額を把握する

転職などで仕事を変える場合には、当然収入にも変動が起きます。それに対応するには、まずは「今の生活にかかっている金額」を把握することから始めるのがおすすめです。

固定費や将来への貯蓄、毎月大体の変動費を把握することで、どれくらいの収入があれば今の生活水準を保てるのかがわかります。

転職するにしても、どれくらいの条件のところに応募すればいいかもわかりやすいですよね。今の年収と同水準でいいのか、生活に余裕があるから少し年収を下げてもいいのか、毎月貯蓄まで手が回らないから年収アップを狙うのか、複数の選択肢から迷うことなく選べるのではないでしょうか。

また家族やパートナーがいる場合には、しっかりと相談して納得してもらっておくのも重要です。あなたの選択でどのような影響があるのか、それでも挑戦したいという気持ちを伝えておくと、より応援してもらえるかもしれません。

周りの人からの感謝や応援は、精神的に大きな支えとなります。逆に周りが納得していないのに、強行突破してしまうと大きなしこりとなって残ってしまう可能性があるので注意してください。

お金の不安を抱えながら転職活動をしてしまうと、元々の転職理由を忘れてしまいがちです。これからの仕事や働き方の選択をする前に、仕事以外の不安を一度なくすようにしてみてください。

キャリアコンサルティングを受ける

これからの仕事や働き方に変化を起こしたい時、状況を変えたい時は誰かに相談に乗ってほしいと思いますよね。軽い愚痴などであれば仲のいい友人など気の許した相手が最適なのですが、キャリアの相談となると、友人には逆に話しづらいこともあります。

お互いに収入の差があったり、独身や既婚といったプライベートでの状況も違うので、遠慮して話せないこともでてきますよね。

そしてキャリアに関しては、しっかりとした知識や情報がないと動き始めてから後悔する可能性があります。そこでプロのキャリアコンサルティングを上手く活用するのがおすすめです。経験豊富なプロに相談することで、多くの情報に惑わされることなく理想のキャリアへの近道を知ることができます。

今までのあなたのキャリアを洗い出して、一緒に強みを探してもらうこともできますし、今の仕事がつまらないと感じていたけど、今の環境を活かして業務の幅を広げたいという気持ちになるかもしれません。アドバイスをもらうことで、新たな視点や選択肢が見つかる可能性もあります。

強く転職を勧められてしまうのでは、と不安になってしまうかもしれませんが、キャリア・コンサルティング・ラボは、転職紹介をせず、仕事や働き方の相談に特化しているサービスなので、その点もご安心いただけます。

これからの仕事や働き方の選択で後悔しないためにも、早めに行動を起こしたいという人にとっては、プロへの相談が1番近道で効率のよい方法なのです。

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多様な働き方の中から自分に合った働き方を選択することで、仕事のストレスが減少する可能性があります。 もちろん、働いていれば疲れることやうまくいかないことはあるもので、ストレスと完全に決別できるわけではありません。しかし、テレワークで通勤時間をなくしたり、フレックスタイム制を利用して出社時間を調整できたりすれば、仕事の快適度は向上するはずです。 また、仕事にまつわるストレスが軽減すると目の前の業務だけに集中でき、作業効率アップにも期待できるでしょう。 働き方の選択肢が広がる 働き方の種類が増え、その時々に応じたワークスタイルが選択できるようになったことも大きなメリットです。 たとえば、育児中は時短勤務にして将来的にはフルタイムで働く、貯金を増やしたいから短期の副業をするなど、そのときの考えや起きているライフイベントに合わせてベストな働き方ができます。 また、選択肢が増えてさまざまな働き方ができるようになったことで「ライフスタイルと合わないからやむを得ず退職する」というケースを減らせるのも嬉しいポイントです。 チャンスを増やすことも可能 働き方が多様化してライフワークバランスが整いやすくなったことで、以前に比べると自分の時間を確保しやすくなりました。 そのため、この時間を副業や勉強に活用してスキルアップし、自らチャンスを広げる人も多いです。 特に今は、働き方が多様化したからこそ、時間や場所にかかわらず成果を上げられる「個人の能力」が重視される傾向にあります。余暇時間をうまく使って自己成長に繋げるのは、今後ますます多様化するであろう「これからの働き方」を見据えた行動でもあるといえるでしょう。 働き方を多様化させるデメリット 働き方の多様化にはさまざまなメリットがあるとわかりましたが、人によってはデメリットに感じることもあります。事前にデメリットを知ることで対策も考えられるので、注意点や懸念点をしっかり理解しておきましょう。 種類が多すぎて悩んでしまう 働き方の種類が増えたのは良いことですが、一方で種類が多いからこそ「自分に合う働き方ってどれだ?」と悩んでしまう人が増えました。 また、本当は自分に合った働き方ができているのに、隣の芝生は青く見える現象が起こり「自分にはもっと合う働き方があるのでは…」と迷ってしまうケースもあります。 今の時代は仕事を選ぶ際、給与や福利厚生だけでなく、働き方にも注目しなくてはいけません。働き方が画一化されていた時代に比べると考えるべき要素が増えたため、働き方や企業選びに難航することがある点はデメリットです。 1日の業務負担が増えるリスク 多様な働き方の中には労働時間を見直す内容のものも少なくありませんが、労働時間が減少しても仕事量は基本的に変わらないのが一般的です。場合によっては、今までより短い勤務時間の中でこれまで通りの生産性を求められ、1日あたりの業務負担が増えてしまうケースもあります。 他にも、出社時間が自由になることで他の従業員とコミュニケーションを取る時間が減り、情報共有がうまくできずに業務が増えるリスクもゼロではありません。 収入が減る可能性がある 次々と新しい働き方が登場していますが、選択する働き方によっては、収入や退職金が減少する可能性があることも懸念点といえるでしょう。月々の給与は今と変わらなくても、選択する働き方が昇進に悪影響を与え、生涯年収は下がるという場合もあります。 今とは異なる多様な働き方を取り入れる際は、希望する働き方をした場合の直近の年収はもちろん、未来の年収についても予測しておくことが大切です。 また、キャリアアップに支障をきたす可能性もあるため、昇給・昇進を狙う人も慎重な判断が求められます。 働き方の多様化により悩んでしまう人の特徴 働き方が多様化して悩んでしまう人には、いくつか共通する特徴が見られます。特徴を理解すると悩みの原因が見えてくることも多いので、まずは自分に当てはまっている特徴がないか一つずつ確認してみましょう。 働き方の研究が不十分 人間はよく知らないものや自分の理解が追いつかないものに対して、「怖い」「嫌だ」とマイナスな感情を持つ傾向があります。そのため、多様化した働き方に対する研究が不十分な人ほど、新しい働き方にネガティブな印象を抱いて悩みやすいです。 多様化した働き方は、一見種類が多く複雑そうに思えるかもしれませんが、一つずつ紐解いていけばそんなに難しくありません。 大切なのは、いきなり「悩みを解決させよう」とするのではなく「自分に合いそう」と思える雇用形態や取り組みを一つだけピックアップして調べること。これを繰り返せば、自然と知識が増えて自分に合う働き方が見つかり、悩みから抜け出せるはずです。   働き方に対する理想が高い 多様な働き方が普及したおかげで、一人ひとりの希望に合わせた働き方が叶いやすくなりました。しかしそれは、「個人の詳細な希望まで叶う」と保証されているものではありません。 たとえば「1日1時間労働で、今までと同じ給料が欲しい」と言ったって、実現するのは難しいでしょう。 上記は極端な例ですが、あまりにも現実離れした理想の高い働き方を希望すると、なかなかマッチする働き方が見つからないのが現実です。 「自分に合う働き方がちっとも見つからない!」と悩みの原因になることもあるので、希望条件や理想は明確かつ現実的なものを掲げてください。   失敗を恐れて行動できない 本当は希望する働き方があるのに「失敗したらどうしよう」という思いから一歩踏み出せず、悩んでしまう人も多いです。 多様な働き方を取り入れることにはメリットだけでなくデメリットもあるので、失敗を恐れる気持ちが生まれるのは当然でしょう。しかし、そこで不安に飲まれて何にも挑戦できないと、未来で後悔するかもしれません。 「失敗するかも」と不安なときは、できるだけ失敗しないようにリスクを回避する行動を取ることが大切です。 希望する働き方をしている人の話を聞いてみる キャリアコンサルタントに相談してみる 副業から初めて本業にできそうか確認するなど このように、情報収集してみたり試験的に働いてみたりすることで、失敗のリスクを減らせます。いきなり大きな行動を取るのが難しいときは、今の自分にできる小さな行動から始めてみましょう。   何を選ぶべき?多様化する働き方への向き合い方 働き方の多様化により「自分らしく働く」ことが可能となった現代では、一人ひとりが自分で自分の働き方を決めなくてはいけません。しかし、働き方の種類が豊富になったからこそ「何を選ぶべき?」と悩んでしまう人も多いでしょう。 ここからは、多様化する社会と向き合い、自分に合う働き方を見つけるコツを解説します。   自分に自信を持つ 自分に自信がない人は「自分の選択は本当に正しいのだろうか」と不安になりやすく、失敗を恐れがち。他にも「こんな自分じゃ希望する働き方なんて実現できない」と後ろ向きに捉えて、多様化する働き方になかなか適応できないことも多いです。 自信が持てない人は、自分に合う働き方を探す前に、まずは自信を育てることが先決。小さなことでいいので、褒められた経験や上げられた成果を思い出し、過去の成功体験から失いかけている自信を取り戻しましょう。 自信がつくと、人と比べることなく自分の本音を大切にできるようになるので、自分に本当に合う働き方も見つかりやすくなります。   働き方研究・自己分析をする どんな働き方があるのか知識を増やすこと、自己分析を通して自分の本質を知ることも欠かせません。働き方の多様化は現在も進行中であり、定期的に情報をアップデートする必要があります。 また、自己分析を通じて自分の長所や短所、好きまたは嫌いなこと、大切にしている価値観などを丁寧に理解すると、客観的視点が養われて働き方の取捨選択がしやすいです。 多様化された働き方について正しい知識を持ち、自分の特性を冷静に把握できれば、向いている働き方・向いていない働き方が自然と見えてきます。 「自分らしい働き方」について考えてみる 多様化された働き方は、「皆と同じ働き方をすること」が正解とは限らず「自分らしさ」が一つのポイントになります。バリバリ働く、プライベートを大切にしながら働く、安定に重きを置いて働くなど、どのような働き方を選択した場合でも、自分が納得して気持ちよく働けるなら正解です。 よって、既存の固定概念を崩し、自分軸で働き方について考えてみることが大切。 自分のライフスタイルに合うか 理想のキャリアプランと方向性が合致しているか 仕事を通じて満足感が得られるか このような点に注目して考えてみると、自分らしい働き方のイメージが掴みやすいでしょう。   将来を意識しすぎない 将来について強く意識しすぎると不安感を抱く原因になりやすく、本来の希望とは異なる働き方を選択してしまうことがあります。 ライフプランやキャリアプランを立てるのは悪いことではありませんが、プランはガチガチに決めてしまうのではなく柔軟性を持たせましょう。 今後、多様化する働き方の中でさらに自分に合う働き方が見つかる可能性もあり、選択した働き方を一生続けないといけないわけではありません。未来のライフイベントや考え方、働き方にスムーズに対応できるよう、常に思考を柔らかくしてください。   多様化する働き方の中から自分らしいキャリアを探そう 働き方の多様化により、自分らしい働き方が実現しやすくなったのは嬉しいポイントですが、さまざまな働き方が登場しているからこそ「何が自分に合うの?」という悩みも増えています。 なかなか悩みから抜け出せないときや、誰かに気持ちを聞いてもらいたいときは、キャリアコンサルティングを受けてみるのも一つの手。 キャリアコンサルティングでは、目の前の悩みを解決する方法はもちろん、自分に合う働き方をコンサルタントと一緒に探していけます。知識・経験豊富なコンサルタントに相談することで、一人で悩むよりも早く自分らしい働き方が見つかるはずです。 自分らしいキャリアの実現に向けて「今考えられること」「今できること」を実践していきましょう!

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妊娠中はつわりや体調の変化で思うように働けなくなりやすい他、出産直前や直後は産休を取ることが義務付けられているため働けません。また、妊娠出産でキャリアに空白ができることや「出産後、ちゃんと仕事に戻れるだろうか」ということを不安に感じて、自ら退職を選ぶ女性も多いです。   子育て 子育ては夫婦二人で行うのが本来の形ですし、男性が育児に協力するようになりつつありますが、日本には今もなお「母親が主体となって行うもの」という風潮があり、子育ての負担は女性のほうが大きくなりやすいです。 本当は今の仕事を続けたいのに、子育てのために仕方なく会社を辞めたり、職業や働き方を変えたりする女性も多いでしょう。また、子どもは体調を崩しやすいので、子育てしながら働くとなると看病を理由に欠勤・早退せざるを得ないことも多く、このとき感じる心苦しさが原因でキャリアを諦める女性もいます。   介護 自分の両親や祖父母、義理の両親などの介護も、働き方に影響しやすいライフイベントです。 介護サービスを利用することもできますが、自分が働いている間ずっとサービスを使うとなると費用がかさみます。また、お世話するほどに成長して手がかからなくなる子どもと違って介護は終わりが見えにくく、精神的負担になりやすい点もキャリアとの両立が難しい理由でしょう。   ライフイベントの発生に備えて、今すぐできる働き方 ライフイベントは、今はまだ何も起きていなくても、いつか必ず直面するときがくるでしょう。そんなときでも難なく対応できるように、今のうちから取り組める3つのポイントを解説します。   タイムマネジメントしながら働く ライフイベントとキャリアを両立させるとき、最も障害となりやすいのは「時間」です。1日は誰しもに等しく24時間ですが、私生活と仕事を両立するとなると、その24時間をうまく使わなくてはいけません。 よって、今のうちからタイムマネジメント能力を身につけておくのがおすすめ。 限られた時間の中で生産性を上げられれば、ライフイベントが発生して今より多忙になっても、オーバーワークにならずに仕事を続けられます。また、効率的に作業できる人材だと会社から認知されることで、ライフイベント発生時に時短勤務やフレックス制が認められやすくなるでしょう。 締め切りがない業務でもあえて「〇時間以内に終わらせる」と自分の中で制約を設け、速く正確な仕事ができるよう意識してみてください。   「条件が違っても再現できる仕事」を目指す たとえば、会社という条件下でしか成果を出せない人だと、会社が変わる転職や労働条件が変わるリモートワークなどをするのは難しいです。しかし、働く場所や環境が違っても同じ成果が出せるのであれば、ライフイベントに合わせた転職や、今とは違う働き方がしやすくなるでしょう。 よって、仕事を行う際は「この仕事を違う条件で再現するにはどうすればいいだろう?」と考えることも大切。 一人で仕事をこなせるスキルを身につけるのはもちろん、環境を整えるための知識も養ってください。   あらゆる仕事に挑戦する 今のうちからあらゆる仕事に挑戦しておくことも、ライフイベントに対する備えの一つです。他部署の仕事を手伝ったり、社内の新規プロジェクトに参加したりするだけでも、仕事の経験値は高まっていきます。 今後、ライフイベントに応じて働き方を変えることになり、全く未経験の業種に転職する可能性もゼロではありません。そんなとき、仕事に対する経験値が多いと業務内容を具体的にイメージでき、自分に合う・合わないの判断も正確にできるでしょう。   ライフイベントとキャリアを両立させる働き方5選 ここからは、ライフイベントと両立させやすい5つの働き方を紹介します。どれくらい仕事に時間を割けるか、どんな働き方がしたいかによって、適切な働き方は異なるものです。 ぜひ、自分に合う働き方を探してみてください。   時短勤務やフレックス制 簡単にいうと、時短勤務とは1日の労働時間を短縮させる働き方、フレックス制は始業・終業の時間を自分で決められる働き方です。 これらの働き方は、出退勤時刻が決まっているフルタイム勤務よりも時間にしばられないところが魅力。また、正社員という雇用形態のままこれら制度を利用することが可能なため、正社員の待遇を受けられる点もメリットといえます。 ただし時短勤務に関しては、ゆくゆくはフルタイムに戻すことを前提にしている企業が大半なので、利用時は期間をよく確認しましょう。   リモートワーク リモートワークは、自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、会社以外の場所で仕事をする働き方です。 毎日会社に出社する必要がなく、通勤時間がかからないぶん時間的ゆとりが生まれます。また、自宅で仕事をすれば、子どもや要介護者のお世話をしながら働くことも可能となり、ライフイベントとも両立しやすいです。 場所を選ばず働けるので、夫の転勤で引っ越しをすることになっても無理なく仕事を続けられるでしょう。   パートや派遣 パートや派遣は、ライフイベントやプライベートを優先しつつ、無理なく働きたいという人に多い働き方です。 シフト勤務が一般的で、自分の空いている曜日や時間帯を活かして働けます。働く日数や時間を自分で調節できるため、夫の扶養内で働きたいと考えている人にもおすすめです。 また、子育て中の人や家族の介護をしながら働いている従業員が少なくないため、ライフイベントに関する企業の理解度が高いところも嬉しいポイントでしょう。   個人事業主 個人事業主とは、企業に属さず、個人で事業を営む働き方です。 所属する会社がないのですから守るべき会社のルールも存在せず、月に何日働くか、1日何時間働くか、どの時間帯に働くかなどは全て自由。ライフイベントや家庭の都合に合わせて仕事量や労働時間を調節できるため、数ある働き方の中でも自由度の高さはピカイチといえます。 ただし、自由度が高いぶん自己管理は必須ですし、確定申告や税金の支払いも自分で行わなくてはいけません。   選択子なしや専業主夫でバリバリ働くことも可能 ライフイベントと仕事を両立するには、女性が労働時間を短縮させたり勤務時間を変えたりするしかないと考えている人もいるのではないでしょうか。 しかし、自分たちの意思で子どもを持たない「選択子なし」や、夫が家事・子育ての大半を担う「専業主夫」などを選択すれば、女性が精力的に働くことも可能です。 現代は働き方だけでなく、子どもの有無や夫婦のあり方の価値観も多様化しています。そのため、あらゆる多様な価値観をうまく取り入れて、ライフイベントとキャリアを両立させる女性も少なくありません。   ライフイベントに応じた働き方をするときに大切なポイント ライフイベントと女性のキャリアを両立させるのは、簡単なことではありません。ライフイベントに応じた働き方をするときに大切にしてほしいポイントをまとめたので、よければ心に留めておいてください。   自分の理想を明確にする ライフイベントに合わせた働き方を実現するためには、「どんな働き方や暮らしが自分の理想なのか」、つまり理想のライフワークバランスを前もって明確にしておく必要があります。 自分にとっての理想が決まっていなければ、どんな働き方をするべきなのかも判断できません。 新しい働き方や人気の働き方が、必ずしも自分の理想とマッチするとは限らないため、これから起きる可能性があるライフイベントを具体的にイメージし、どんな働き方なら気持ちよく仕事ができるかを考えてみましょう。   家族とよく話し合う ライフイベントと仕事を両立させるには、家族の理解・協力が不可欠です。そのため「これが理想の働き方だから!」と自分の希望ばかり優先させず、前もって夫や子どもと話し合い、家族の意見もしっかり聞きましょう。 あなたの理想を聞いて、家族内に誰か一人でも反対する人がいるのであれば、強行突破で行動するのはおすすめできません。だからといって単にあなたが我慢するべきというわけでもなく、お互いに納得できるまで話し合いを続けることが大切です。   家事・育児・介護を一人で背負わない 働きながら家事や育児、介護などを一手に担うと、自分の時間がほとんど取れません。そうすれば心身の休息が十分に取れず、「やっぱりキャリアを諦めたほうがいいのかも…」という考えに陥りやすくなります。 妊娠・出産は女性にしかできませんが、家事・育児・介護はパートナーと協力してできることです。何もかもを自分一人で背負おうとせず、分担できることはパートナーに協力をお願いしてください。 また、時には民間のベビーシッターや介護サービスなど、外部の力を借りてもいいでしょう。   迷ったときは一人で悩まない ライフイベントや働き方に関する問題は、人生を大きく左右する事柄だからこそ簡単には答えが出せず、悩みが大きくなりがち。ですが、一人きりで悩みや迷いを抱えるとどうしても視野が狭くなり、マイナス思考になりやすいので注意しましょう。 悩んだときは、パートナーや会社の上司、友人など、信頼できる人に悩みを打ち明けてください。 また、身近な人に相談しにくい場合や効率的に問題を解決させたいときは、キャリアコンサルタントと話してみるのもおすすめです。 キャリアコンサルタントは、ライフイベントと女性のキャリア形成についても豊富な知識を有しています。確かな知識と経験で、あなたに合った働き方を一緒に考えてくれるため、悩みから抜け出すヒントが見つかるはずです。   働き方を工夫して、ライフイベントをうまく乗り切ろう 女性のライフイベントは生活に大きな変化をもたらし、働き方にも影響を与えやすいです。 しかし今の時代は、行政・企業ともに「働く女性の支援」に積極的であり、新しい働き方や制度が続々登場しています。 「女性だから」「結婚して子どもがいるから」「介護をしないといけないから」 このようなことを理由に、キャリアを諦める必要はどこにもありません。 働き方を工夫する、制度を利用するなどすれば、性別問わずライフイベントとキャリアを両立できるので、この機会に一度自分に合った働き方を考えてみましょう。

2024/04/23
その他
多様化する女性の働き方!自分に合った働き方を見つける方法

多様化する女性の働き方!自分に合った働き方を見つける方法

かつての日本には「男は仕事をし、女は家庭を守る」という考え方があり、性別を理由にキャリアを諦めるしかない女性も少なくありませんでした。 しかし現代は、働く女性が増えたことにより「女性の働き方」も多様化し、本人の希望に合わせたキャリア形成ができるように! この記事では、女性のタイプ別に多様な働き方を紹介するほか、自分に合う働き方を見つける方法を解説します。多様な働き方で仕事をするメリットや、柔軟に働ける職場のポイントなども紹介するので、働き方を模索している女性はぜひ参考にしてください。 働き方の多様化で女性が得られるメリット 多様な働き方は、企業にとっても女性にとっても多くのメリットをもたらします。たとえば企業にとっては、女性従業員が増えて労働力や女性ならではの視点が得られること、企業のイメージアップになることなどがメリットです。 では、女性にとってはどのようなメリットがあるのか、一つずつ確認していきましょう。 ライフイベントとキャリアを両立できる 結婚や妊娠出産、育児、介護といったライフイベントは、女性のキャリアに大きく影響しやすいです。 特に出産をする際は、法律で産後休業を取ることが義務付けられているため、必ずキャリアが途切れます。また、育児や介護が大変で、どうしても今まで通りのフルタイムでは働けないケースもあるでしょう。 事実、過去の日本ではこのようなライフイベントの発生により、キャリアを断念する女性が少なくありませんでした。 ですが、たとえば働く場所や時間にとらわれない、多様な働き方ができれば女性は無理なくキャリアを継続できます。多様な働き方の中から自分に合った働き方を見つければ、これまで難しいとされてきた「プライベートの充実とキャリアの形成」を両立できるはずです。 ストレスや疲労が軽減する 多様な働き方の中には、出勤日数や出退勤の時間、仕事の進め方などの自由度が高いものもあります。 このような自由度の高い働き方ができれば、満員電車での通勤を回避したり自分の時間を確保できたりして、働くうえでのストレス・疲労が軽減するでしょう。ストレスや疲労が緩和されることで仕事だけに集中できる環境が整い、パフォーマンスが大きく向上する可能性もあります。 ただし自由度が高い働き方にはそのぶん責任が伴い、自分でスケジュール管理して働く必要があるため自己管理能力が必須です。   金銭的不安が和らぐ 女性の働き方が多様化する前は、女性が活躍できる職種や職場が少なく、男女間での賃金格差も今以上にありました。そのため「もう少し収入を増やしたい」「子供のために貯金したい」と思っても、女性というだけでなかなかうまくいかなかったのです。 ですが働き方が多様化した現代であれば、女性でも管理職になってバリバリ稼げるほか、スキマ時間を活用して短時間勤務することもできます。 「働きたいのに働けない」という状況が比較的起こりにくいため金銭的不安の解消にもなり、女性が稼ぎやすくなったのは大きなメリットです。   多様な働き方は可能?女性が注目したいポイント 政府が働き方改革を推進していることもあり、働き方を多様化させる企業は増加傾向です。ですが、まだまだ古い価値観で経営している企業も珍しくなく、女性が働き方を見直す際には注目すべきポイントがいくつかあります。 ここからは、多様な働き方がしたい女性が、仕事を選ぶ際に意識すべきことを解説しましょう。   働き方の選択肢が豊富 「多様な働き方ができる会社か」を判断したいときは、働き方の選択肢に注目してみましょう。 テレワークやフレックスタイム制、時短勤務など、多様な働き方を叶える制度・取り組みはたくさんあります。これら制度を幅広く取り入れている企業は、在職中にライフイベントやプランに変化があっても柔軟に働くことができ、仕事が長続きしやすいです。 また、たとえ今の職場に希望する働き方がなくても、働き方を多様化させようとする動きが活発であれば、いずれあなたの希望も採用されるかもしれません。   育児経験者や女性の管理職がいる 育児や介護の大変さは、経験者にしかわからない部分も多くあります。育児や介護経験者の管理職がいる職場だと、大きなライフイベントが起きても理解を示してくれる可能性が高く、多様な働き方を実現しやすいでしょう。 また、会社内に女性の管理職がいるかも要チェック。古い体質の企業だとまだまだ「管理職は男性のみ」という暗黙のルールがあるケースも多いです。 女性管理職がいる職場は性差なく人を評価して、女性従業員のスキルアップやキャリア形成にも積極的な傾向があります。   ちょうどいいワークライフバランス 気持ちよく働きたいなら、仕事と私生活のバランスをうまく取らなくてはいけません。 ですが、ちょうどいいワークライフバランスは、企業はもちろん個人によっても異なります。 そのため「自分が考えるワークライフバランスが会社と一致しているか」という点に注目して、制度や取り組みから企業方針を判断することが大切です。 残業時間の多さや有給休暇の取得率、独自のサポート制度などから、企業の考え方が見えてきます。ベストなワークライフバランスが保てる労働環境なら、ライフイベントに左右されやすい女性も無理なく働けるはずです。   チームプレイで仕事をする たとえば、子育てしながら働いていると「子供が急に熱を出して当日欠勤せざるを得ない」という日もあります。そんなとき自分しか対応できない仕事を抱えていると、無理をしてでも働かなくてはいけなくなり、これでは多様な働き方ができているとはいえません。 よって、もしも自分が仕事に穴を作ってしまっても誰かが埋めてくれる、チームワークが生きている仕事を選ぶのがおすすめです。 「1人でコツコツ作業するのが得意」という女性は、チームで進捗を共有しながら作業は個人で行うような仕事を選ぶと自分らしく働けるでしょう。   女性のタイプ別!多様な働き方5選 「全ての女性に合う働き方はこれ!」と決まったものはなく、一人ひとりの性格や考え方、環境によって合う働き方は異なります。 ここからは、女性のタイプ別に合う可能性が高い働き方を紹介しましょう。   キャリア重視タイプ 「いずれは管理職に昇進したい」「男性と肩を並べて働きたい」 というバリキャリタイプの女性は、比較的キャリアアップしやすい正社員や、自分次第でどんどん専門性を高められる個人事業主といった働き方が合う傾向です。 この場合は、キャリアプランを明確にするとともに、しっかり将来設計することが大切。特に、結婚出産といったキャリアに影響を与えやすいライフイベントについてはよく考え、パートナーがいる場合はお互いの考えをすり合わせておく必要があります。   プライベート両立タイプ 「家庭や子育てと仕事を両立したい」「仕事だけじゃなく自分の時間も大切にしたい」 昇進にはそこまで関心がなく、それよりも私生活とのバランスを重んじるタイプです。 どれくらいプライベートを優先するかで理想の働き方は変わりますが、残業の少ない会社での正社員やテレワークの派遣社員、時給で働けるアルバイト・パートなどが合いやすいでしょう。また、フレックスタイムや時短勤務などの制度を活用して、フルタイムで働かないという選択肢もあります。   安定志向タイプ 「とにかく、安定して長く働ける環境に身を置きたい」 と考える、安定志向タイプの女性も多いです。安定を重要視するなら、仕事を失うリスクが少なく福利厚生が充実している正社員という働き方を選ぶのがベストでしょう。 しかし、過度なストレスがかかる仕事や、時代の変化に応じて需要が変わる仕事だと、長く働くのは難しいかもしれません。 そのため、働き方だけを確認するのではなく、仕事内容からも安定して働けそうかを判断しましょう。   収入優先タイプ 「どうせ働くなら、しっかり稼げる仕事がいい!」 子供の学費や老後の貯蓄など、お金の心配は尽きることがないため、収入に重きを置いてストイックに稼ごうとする働き方も近年は主流になってきました。 この場合は、基本給が高めの正社員や、雇用形態にかかわらずインセンティブが出る職業、今の仕事に副業をプラスする働き方などを選ぶのがおすすめです。 給与がモチベーションになるため、頑張りに応じてどんどん収入アップできる仕組みの働き方を選んでください。   やりがい第一タイプ 「やりがいのある仕事がしたい」「働くうえで業務内容が一番大切」 このように仕事のやりがいを重視する女性は、自分で仕事を選べる個人事業主として働いたり、副業で興味のある分野に挑戦してみたりするケースが多いです。他にも、やりたい複数の仕事を並行して行う「複業」という働き方もあります。 「自分がやりたいと思える仕事か」という点が最も重要となるため、雇用形態や働き方に過度にこだわる必要はありません。   多様な中から自分に合った働き方を見つける方法 働き方が多様化し、自分に合った働き方を自由に選べるようになったのは喜ばしいことです。ですが、働き方の種類が増えたからこそ「自分に合う働き方はどれ?」と悩んでしまうこともあるのではないでしょうか? ここからは、多様化した働き方の中から、自分に合った働き方を見つける方法を紹介します。   今までの働き方やキャリアを振り返る いくら理想の働き方ができる仕事でも、全く適性がないと働き続けるのは難しいですよね。 そのためまずは、これまでのスキルとキャリアを振り返ってみましょう。強みや得意なこと、仕事で成し遂げたことなどを一覧で書き出すと、簡単に自分史が作れます。 また、今までの働き方にも注目。「このときの働き方は働きやすかったな」「あんな働き方はもうしたくない」といった経験談は、これからの働き方を考える際の良いヒントになります。   働き方や職種の知見を広げる 本当に自分に合う働き方を見つけるためには、しっかり情報収集することも大切です。求人票や口コミサイトをチェックする、色んな人から話を聞くなどの方法で、働き方や職種に関する知識を増やしましょう。 現代の働き方はどんどん多様化しており、知らないうちに新しい働き方が登場している可能性もゼロではありません。 特に、女性の働きやすさを意識した制度や取り組みはまだ発展途中なので、最新情報を自らキャッチしてください。   理想の働き方を考える 働き方の知識に自分のスキルや経験を照らし合わせながら、理想の働き方を考えてみましょう。 「自分は仕事を通じてどうなりたいのか」「働くうえで自分が大切にしていること」などに重きを置くと、自分に合った働き方が見つかりやすいです。 さらに、ある程度理想の働き方が固まってきたら「実現するとどうなるか」という点についても考えてみてください。 働き方を変えた後の収入や生活スタイルまで具体的にイメージすることで、理想と現実のギャップを埋められます。   家族や周囲の意見を聞く 働き方を変えると、自由に使えるお金や時間も変わる可能性があります。 そのため、自分が働き方を変えることで少なからず影響がありそうな家族や周囲の人には、前もって働き方を変えたいことを伝え意見を聞いておくことが大切です。 特に、家庭がある女性の場合、夫のライフプランも尊重しなくてはいけません。妻だからという理由だけであなたが理想の働き方を諦める必要はありませんが、だからといって夫の意見をないがしろにしていい理由にはならないので、夫婦でよく話し合いましょう。   キャリアコンサルタントに相談する 多様な働き方の中から自分に合うたった一つを見つけるのは簡単なことではありませんし、キャリアが長い人ほど経歴の振り返りに苦戦することもあります。 「働き方を変えたい気持ちはあるけど、何が自分に合うのかわからない!」「スキルやキャリアがうまく振り返れない…」 という場合は、ぜひキャリアコンサルタントに相談してみてください。キャリアコンサルタントは専門性の高い知識を活かして、あなたに合った働き方を一緒に考えてくれます。 女性ならではの悩みにも寄り添ってくれるので、譲れない仕事のポイントや不安に思っていることなど、何でも気軽に話してみましょう。   価値観が変化した今、女性も多様な働き方ができる! 時代とともに価値観が変わった今は、女性の社会進出が進み働き方も多様化しています。 バリバリ仕事を頑張るのもよし、家庭と両立しながら働くのもよし、自分のペースを大切にするのもよし。未婚・既婚、子供の有無などにかかわらず、全ての女性には「自分らしいキャリアを実現する権利」があります。 「新しい働き方に興味がある」「今のままでいいのかな」と思ったときが、働き方を見直すチャンスです。 必要に応じてキャリアコンサルティングを受けつつ、自分らしく働けるベストな働き方を探してみましょう!

2024/03/16
その他
転職したいけどスキルがない?40代が企業に求められる能力とは?

転職したいけどスキルがない?40代が企業に求められる能力とは?

「40代でスキルがないのはまずいかも…」「このまま同じ会社に勤めるのは不安!」 40代になると今までとキャリアの悩みも変わってきます。社内ではベテランの立ち位置になり、仕事での責任を負うことも多くなっているはずです。また社内を見渡して今後のキャリアに不安を抱くこともあるでしょう。 この記事では、長く勤めていてもスキルがないと感じていて、今後のキャリアが不安な方に向けて、40代が転職で求められることや転職で準備できることを紹介していきます。 今すぐに転職は考えていなくても、キャリアに不安を抱えている方はぜひ参考にしてみてください。 40代のキャリア事情 社会人歴が長くなって役職に就く方も多くなる40代ですが、キャリアの悩みは様々です。もっとプレイヤーとして活躍したい人やどんどん昇進していきたい人など、40代のキャリア事情をご紹介してきます。 40代はいつの間にかベテランの年齢に 40代になると多くの企業では、ベテラン社員となっている方が多いのではないでしょうか。大学卒業からずっと同じ企業に勤めている方は特に、中堅からベテランの位置にいるはずです。 自分自身ではまだまだスキルも経験も足りないと感じていたとしても、周りからはマネジメントを任されたりロールモデルになることを期待されているかもしれません。自分自身ではスキルが足りないと感じていたりすると、そういった状況もプレッシャーに感じてしまいますよね。年齢を重ねてはいるけれど、それに見合った力がついていないと焦りを感じることもあるのではないでしょうか。 他の40代はもっと優秀なのかと、心配になることもあるでしょう。 40代から先のキャリアパスに不安を感じることも… 今は、年齢を重ねていけば昇進できるという時代ではなくなってきました。自分よりも若手の社員が上司になったり、自分よりも年上の社員が部下になったりすることもあります。 そういった年齢では判断できない今後のキャリアパスに関して、誰しも不安を抱くはずです。 収入に関しても40代で周りの平均よりも下回っていると感じたり、自分の上司もそこまで貰っていないという事実があると、これからこのままこの会社にいていいのか不安になりますよね。自分が一家の家計を支えている立場であれば、なおさら収入に対しての不安は拭いきれないのではないでしょうか。 他の企業に勤める同世代の友人はどんどん昇進していたり、収入が自分よりも数倍になっていることもあります。周りと比べすぎてはいけませんが、今自分自身は適正な評価を受けているのかという点は疑問に思うかもしれません。 仕事へのモチベーションの保ち方が難しくなることも… 40代になってずっと同じ部署にいると、仕事に対してのモチベーションを保つのが難しくなっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。突出した成果を出せていなかったとしても、仕事の進め方や立ち回りに関しては大体把握できていますよね。 もちろん仕事が好きでずっと飽きずに、モチベーションを保てる人もいます。しかし同じような内容の仕事を続けていると、飽きてしまったり向上心が薄れていくという人が大半なのです。 モチベーションに関しては、逆にもっと頑張りたいのに、自分が頑張りたい方向性と会社から求められる役割が違うと悩む方もいらっしゃいます。たとえば、営業職で自分はプレイヤーとしてもっと商談をしたり、お客様の対応をしたいのに、年齢や役職が上がっていくにつれてマネジメントや新人育成ばかりでやりがいを感じられないという状態になる…といった具合です。 そういった方はモチベーションが下がり、環境を変えたいと考えるでしょう。 企業が40代に求めるのは人間力 では、いざ転職するとなると40代にはどんな能力が求められるのでしょうか。採用企業が40代の求職者に求めているのは、プレイヤーとしてのスキルよりも職場での立ち回りやマネジメント力、コミュニケーション力です。 もちろん中途採用は基本的に即戦力が求められるので、スキルがあるに越したことはありません。しかしもっと大切なのは、あなたが周りにどのような影響を与える人物なのかという点なのです。ここでは40代の転職で企業から期待される人間力をご紹介します。 マネジメント能力 40代で転職する場合、マネジメント職であることがほとんどでしょう。すぐに部下を持つ立場ではなくても、ゆくゆくはマネジメントを期待するポジションとして、募集要項にも幹部候補や部長候補などと記載されているなど、いずれにしても若手社員を引っ張っていく役割を求められます。 新規事業など社内にノウハウを持った人材がいなかったり、あるいは社内に新しい風を取り入れたいなどで、中途採用でマネージャーを採用したいと考える企業も多くあるからです。 営業職でたくさん売って数字を上げてほしいというよりも、マネジメントや部下の育成、雰囲気づくりやモチベーションアップなどをミッションとして置かれる場合もあるでしょう。今まで何名規模の組織でマネジメントをしてきたのか、新人育成の経験はあるかなども重要になってきます。 部下に教える際に気をつけていたことや工夫していたことなどを伝えることで、あなたの上司としてのマネジメント能力を評価してもらうことができるはずです。 周囲との協調性 社会人経験の長い人を採用しようと考える際に、企業側は周囲との協調性があるかどうかをとても慎重に判断します。どれだけ業務遂行能力があったとしても、周りとの協業ができていなかったり話しにくい雰囲気を持っていたりすると社内の雰囲気にも影響してしまうため、慎重に判断するのです。 中途入社をする人は、出来上がったコミュニティに遅れて参加することになります。協調性がない人が後から入ってくると、その人自身が辛くなってすぐに退職したり、職場全体で仕事がやりにくくなってしまったりします。だからこそ、「この人は職場の人とうまくやっていけそうだな」という印象を持ってもらえるようにすることが大切です。 コミュニケーション能力 協調性と重なる部分も多くありますが、周囲とコミュニケーションをしっかり取れるタイプなのかは、どの年代でも重視されるポイントではありますが、40代では特に「どんな年代の人ともうまくやっていけるか」というコミュニケーション力が求められます。 いくら経験やスキルで輝かしいものを持っていても、その知識を周りに上手く説明することができなかったり、話しにくい雰囲気を出していたりすると一緒に仕事がやりにくいものですよね。特に40代ともなると、周囲には自分よりも年下の社員が多いことも十分に想定されるので、どんな年代とも丁寧で分け隔てなく接するコミュニケーション力があると、「この人とは一緒に仕事がしやすそうだ」と評価が上がります。 経験やスキルだけでなく、「一緒に働きやすそうか」というのは重要なポイントとなります。言い返せば、経験やスキルに自信がなくても、状況によっては「丁寧にコミュニケーションを取れる人」ということがプラスになることもありますので、ぜひ心がけていきましょう。 転職活動の前に見直すべきこと とはいえ、40代で転職に踏み出すのはとても勇気がいりますよね。ここでは転職活動を始める前にまず見直すべきことをご紹介していきます。 本当に転職活動をするべきなのか、自分自身に置き換えて考えてみましょう。 納得感のある転職理由はある? 40代の転職する場合は、なぜこのタイミングで転職しようと思ったのか、この先のキャリアをどのようにしたいと考えているのかを論理立てて明確に話せるようにしておきましょう。 「この理由を相手が聞いたらどう思うか」を客観的に考えてみる視点が大切です。 例えば、現職への不満があったとしても、20年近く働いてきてその理由で転職するのは遅くない?と感じられることもあります。20代が「残業が多くて…」と言うのと40代が「残業が多くて…」と言うのでは、印象が違いますよね。同じ転職理由だとしても、もっと深掘りして相手に伝えるようにしなければなりません。 現職で嫌だと感じていることを箇条書きのように伝えられても、面接官は困惑してしまうでしょう。 転職して新しい環境に飛び込む覚悟はある? 年齢を重ねていくにつれて、新しい環境や仕事内容に対して壁を感じてしまいます。周りが若手社員ばかりだと、気を遣って話しかけられなかったり、仕事内容も新しく覚えないといけないことがたくさんあったりします。 そういった面倒に感じられるようなことが、転職をすると必ずあるのです。それがわかった上でも、新しい環境に挑戦したいという気持ちが上回ったら、転職活動するようにしてください。 入社してからやっぱりしんどいと感じても、簡単に元の職場には戻れませんし、40代で転職してすぐに退職という行動はあなたの経歴にも傷をつけてしまいます。40代で転職活動をすることは決して遅くはありません。しかし、覚悟を持って取り組まなければこれからのキャリアもうまくいかなくなってしまう可能性があるのです。 転職サイトを見ていると、求人はたくさんあるように見えますよね。しかし安易な転職や早期の離職でその半数が応募もできない状態になる可能性もあるのです。 転職に対する家族の理解は得られる? 40代になると、自分が家計の大黒柱という方も多いですよね。仕事に関しては自分のことだから家族は関係ないと思うかもしれませんが、家族や周りに大反対されながらの転職活動はとてもしんどいのです。 また、せっかく転職先が決まったのに、家族の反対にあって内定を辞退した…という事例もたくさんあります。そうならないようにするためにも、転職活動を始める前から、あなたの転職したい理由を、きちんと家族と話しておくことをおすすめします。 もし未経験の職種にチャレンジしたいのであれば、当然収入は落ちますし、退職してから転職活動をしようと考えているのであれば、無収入の期間もできますよね。そういった可能性も伝えながら、家族にも応援してもらえるのが理想です。 あなたのキャリアはあなたのものですが、それを今まで周りでサポートしてくれた方はいませんか。気持ちよく、そして納得感のある転職活動をするためには、家族の理解は必要不可欠なのです。 万全の準備で自信につなげよう! 自分には誇れるスキルがないと、自信がないかもしれません。自信がないことを認識しているのであれば、しっかりと丁寧に転職の準備をしておきましょう。 入念な準備をすることで「やれることはやった!」という自信にも繋がります。ここでは転職活動を始める前にできる準備をご紹介していきます。転職をすぐに考えていなくても、今後のキャリアに必ず活きるものばかりなので、ぜひ確認してみてください。 企業分析は入念に行う 面接での印象を大きく左右するのが、どれだけ受ける企業のことを調べ、理解しているかという点です。就職活動をする学生とは違い、社会人経験を積んでからの中途採用面接は「頑張りたい!」という気持ちを前面に出すだけではいけません。 面接を受ける企業が今やっていることと、これからやろうとしていることに対して、自分はどのように考え、どのように貢献していきたいのかということを論理立てて話すことが重要です。 「自分はこれがしたいです!」とアピールすることも、もちろん大切ですよね。しかし求められているのは、募集ポジションに対してあなたができることを相手に魅力的に感じてもらうことです。そのためには企業を理解して、自分のキャリアやスキルのなかでアピールすべきポイントを絞っていく必要があります。だからこそ、企業分析が欠かせないのです。 これを行うことであなたにとっても魅力的な企業なのか、それとも応募を取り止めようと思うのか、判断する材料にもなります。 転職してこれから長く働いていきたいと考えているのであればなおさら、長期的に企業が掲げるビジョンにも共感できているのか、自問自答してみてください。 今までの経験を言語化する スキルに自信がないと感じている人は、今までの経験を洗い出してその時々で意識してきたことなどを言語化してみてください。 あなた自身はスキルがないと感じていても、様々な経験をしてきたなかで意識したことや工夫したことがあるはずです。そういった経験を言語化していくうちに、あなたの強みがわかってきます。経験に基づいた強みは、企業側からも納得感を持ってもらえる点なので丁寧に振り返ってみてください。データや数字が出せる業務や成果は、それを洗い出してみることで自分の頑張りが可視化できます。 そして同時に、過去を振り返ることで仕事が楽しかったタイミング、辛かったタイミングで何をしていたか確認してみてください。思い出すなかで、「この先どういう仕事がやりたいのか」がさらに明確になってくるかもしれません。 資格取得に取り組んでみる 挑戦したい職種には少しスキルが足りないと感じているのであれば、関係する資格の勉強をしてみるのがおすすめです。資格の勉強をすることで、職種理解も深まりますし資格取得できれば、転職活動の際もアピールポイントになります。 金融系に転職したいのであれば、FPや簿記などの知識をつけておくことで、入社してからも専門用語が苦ではなかったりと仕事にも慣れやすくなりますよね。 まだ転職は考えていないけど興味はあるという段階の人でも、資格に挑戦してみることで、とても楽しくて資格を活かす分野に転職したいと思うこともありますし、やっぱり自分には向いていないと判断することができるかもしれません。 いずれにせよ、今の会社で働きながら挑戦できるので、少しでも興味があるのであれば早いうちに始めて損することはないのでおすすめです。 客観的にアドバイスをもらう 40代で初めての転職活動をするという人もいらっしゃるかもしれません。その場合、何から手をつけていいかわからないこともあります。周りの友人や会社の同期に、キャリアの相談をするのも悩ましいという人もいるのではないでしょうか。 そういった方は、キャリア相談を活用してみましょう。キャリア相談では、プロのキャリアコンサルタントから客観的にキャリアのアドバイスをしてもらえます。今あなた自身がスキルがないと感じていて転職にも不安が残るという場合にも、客観的にみたら強みが見つかるということもあるのです。 また、キャリア相談は転職エージェントのようにたくさん求人を紹介してもらって、どんどん転職活動を進めていくという訳ではない為、転職するかまだ迷っているという人にもおすすめです。今あなたが考えている転職したい理由を話すことで、転職しない方がいいとアドバイスをもらうこともあり、今後のキャリアプランを一緒に作成してもらうこともできます。 長期的にキャリアプランを持っておくことで、今自分がするべきことが見えてくるのではないでしょうか。またキャリアコ相談をしてみることで、今後キャリアに悩んだ時にも相談できる相手がいるという安心感を持つことができます。 周りに気軽に相談できない40代だからこそ、プロのサポートを試してみましょう。

2023/10/27