入社10年目でもう仕事を辞めたいと思ったら…知っておきたい対処法
目次
新卒入社して10年目。30歳を超えてくると、この会社での自分のポジション、自分への評価、そしてキャリアプランなども見えてくる時期です。いろいろなことが見えてくるからこそ、仕事や職場の人間関係など様々な理由から、「もう仕事を辞めたい」ともあるでしょう。
その思いのままに、仕事を辞めた方がいいのか。それとも、今の会社を続けることを考えなおした方がいいのか。今迷っているならば、このように考えてみませんか。
1.今の会社でできることを考える
~仕事が辞めたい理由別の対処法

クラウドサービス・コンサルティング事業のリスクモンスターが行った転職事情に関するアンケート調査(2021)によると、30代では転職経験のある人が54%と、「2人1人」が転職しています。
転職が当たり前の世の中とはいえ、新卒で入社してから10年間、同じ会社で勤めてきただけに、いざ仕事を辞めることには少し抵抗を感じる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、いくら転職が当たり前の世の中とはいえ、なんでも「転職したほうがいい」というわけではありません。
特に、「仕事を辞めたい」と思うような理由が以下のような場合、すぐに転職することがベストな選択とは言い難いことが多くありますので、まずは今の会社でできることを考え、それを実践してみることをおすすめします。
30代は、現場の改善や課題解決を求められる年代でもあります。結果的に転職を選ぶことになったとしても、「嫌だと思ったから辞めた」ではなく、「状況を改善できることを試してみて、それでもダメだった」という「改善策を行動に移した」という経験は、転職活動でも評価されるでしょう。
理由1: 10年経っても仕事ができない
10年たっても仕事ができない…。同期や後輩と比べてそう感じてしまう状況を変えるために、「もう仕事を辞めたい」と思うこともあるでしょう。
実はこの「仕事ができない」の背景には2つの原因が考えられます。
1つめは、仕事の能力がないわけではなく、あなた自身が仕事を通じて提供している価値が、会社の評価基準と合っていない場合です。たとえば、
・仕事のスピードを重視する会社なのに、あなたはミスがないように丁寧に行っている。
・言われたことを確実にすることが求められる社風なのに、よく提案してしまう。
というケースです。この場合は、「仕事ができない」わけではなく、ただ「評価基準が違う」だけです。
入社10年目ですから、会社の評価基準についてはすでに十分に理解していることでしょう。もしそれでも、その会社の評価基準に合わせていくことに抵抗を感じ、「会社の評価基準と、自分が大切にしたい仕事のやり方は合わない」ということならば、早めに自分のやり方を評価してくれる価値観を持つ企業へ転職したほうがよいかもしれません。
企業が変われば、評価基準も変わり、自分への評価も変わります。自分に会った転職先を選ぶことができれば、転職と同時に「仕事ができない」と感じてしまう状況も変わる可能性が高いでしょう。
2つめは、社会人10年目として求められるスキルや知識を身につけていない場合です。ミスが多い、言われたことを忘れてしまうなどもこれに当てはまります。
このケースは、「仕事ができない」からといって、転職することはあまりおすすめできません。転職先の企業も、社会人10年目を中途採用するとなれば相応の経験と、入社後に即戦力として活躍することを求めます。社会人10年目の中途入社者を「1から育てます」という企業はなかなかありません。10年間働いて慣れた環境でも「仕事ができない」のに、新しい環境ならば「仕事ができる」ようになると考えるのは、あまり現実的ではないでしょう。
このケースに当てはまるならば、まずは今の会社、今の職場で「仕事ができるようになった」と自信がつくまで頑張ってみることをおすすめします。何も大きな業績を上げる必要はなく、自分で何か1つでも自信が持てることをつくることが大切です。
いずれ転職するにしても、自信がある状態で転職活動するのと、「仕事ができない」という自信がない状態で転職活動するのでは、あなたに対する印象も評価も大きく変わります。今の職場で何をどのように試してみるのがよいのか、詳しい対処法は、こちらのコラムで詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
理由2: 10年やったけど仕事が向いていない
一方、仕事ができないのではなくて、それなりにはこなせるけれど、なんとなく「仕事が向いていない」「仕事におもしろさ、やりがいを感じない」ということもあるでしょう。
一般的に、10年も勤めるとその会社でのキャリア(職種、専門性)はおよそ固まってきます。今会社から求められていて、今後もおそらくこの道を進むであろうと思われる仕事に、興味を持てない。自分では向いていないと感じてしまう。そんな時に、今の状況から「違う場所」を求めてしまうのは自然なことでしょう。
この「仕事が向いていない」と感じる理由も、大きく2つあります。その業務を行うに環境である社風が自分に合っていないがために「向いていない」と感じてしまうケースと、本当にその業務が向いていないケースです。
前者の場合は転職することで、自分に合う社風や環境に変えることができるでしょう。ただ、社風や環境などについては「転職前に思っていたイメージと異なっていた」ということも往々にしてありますので、転職活動ではしっかりとリサーチを行うことが重要です。
後者の場合、つまり「本当にその業務が向いていない」場合は、今から未経験の業務にチャレンジすることになります。入社10年目の社会人から中途採用の応募があれば、企業は一般的にそれまで身につけたスキルや経験を評価して採用します。「今までの業務が向いていないから」ということは、そのスキルや経験ではない、未経験の分野へのチャレンジとなります。
30代前半で未経験の分野に挑戦するのは、もちろん不可能ではありませんが、かなり高いハードルです。
少しでも実現可能性を高めるには、「なぜそれがやりたいのか?」「今での経験がどのように活かせるのか?」「キャリアチェンジするために、どんな努力をしているのか?」など、転職先の企業が納得できるようなストーリーを転職活動で伝える必要があります。
より万全の準備が必要となりますので、自分の今までの経験を整理し、
・どのような強みがあるか
・今まで培った強みが今後のキャリアプランにどう活かせるのか
・なぜ今までとは違うことがやりたいのか
など、きちんと整理してから転職活動を始めましょう。
理由4:10年働いたけど、管理職になりたくない
近年、キャリア・コンサルティング・ラボで増えているのが、この「会社から管理職になることを求められているが、自分は希望していないので辞めたい」というご相談です。
管理職への昇進を求められているということは、今までの業績や仕事に対する姿勢が評価されているからこそであり、会社にとってもあなたは大切な人材だということです。
そうした「自分を評価してくれる環境(=仕事がやりやすい環境)」を手放してしまうのは、一方でもったいないことでもあります。あなたを評価している会社は、あなたの要望にも耳を傾けてくれる可能性は高いので、まずは上司に相談してみてはいかがでしょうか。
このときは、「管理職になりたくない」ではなく、「自分は、管理職になるのではなく、こういうキャリアプランを描いている」という前向きな方向で話し合ってみることをお勧めします。そのキャリアプラン次第では、上司も納得してくれるかもしれません。
ただ、「管理職になりたくない」からといって転職しても、今の会社で管理職を打診されるほど能力があるあなたですから、転職先でも数年後には管理職への昇進を打診される可能性は高いと思います。
年齢が高くなれば、能力がある人材に後輩を指導・育成してほしいと考えるのはどの企業も同じです。その時に「自分には後輩の育成・指導を任せるよりも、他の仕事を任せた方が、企業にとってもメリットがある」と企業が思えるようなキャリアプランがあれば、企業は「ではそれを進めてほしい」となります。
「管理職になりたくないから、仕事を辞めたい」と思ったときには、この機会に一度、管理職にならないキャリアプランについて整理してみてはいかがでしょうか。
理由5:10年働いたけど将来が見えない
「10年働いたけれど、今の会社の将来が見えない」「この企業で働く自分の将来が見えない」という思いが、「仕事を辞めたい」の原因になっていることもあるでしょう。
「会社の将来が見えない」と思うと、会社を見捨てたくなる気持ちはわかります。しかし、転職先の企業からみれば、あなたはその「将来が見えない会社」の中堅社員です。20代の若手社員ではなく、10年目の社員だからこそ、転職先の企業からは「その状況を変えるために、何をしたのか?」ということも問われます。
「会社の将来が見えない」と感じたら、「会社の将来のために、自分は何ができるか」「自分にできることはないのか」という視点で一度考え、10年目の中堅社員として上司や社内に対してアクションを起こしてみましょう。たとえそれがうまくいかなかったとしても、アクションを起こした後のあなたの言葉には今よりも力強さが加わり、転職先からも今よりも高く評価されるはずです。
一方で、「この企業で働く自分の将来が見えない」という、「会社」ではなくて、この会社での「自分」の将来が見えない方もいらっしゃるでしょう。自分よりも10年、15年上の先輩社員をみて、そこに自分がなりたい姿が思い描けないようなケースです。
その場合は、まずはどんな自分の将来が見たいのか、自分の希望を整理してみましょう。
「自分の将来が見えない」のは、ただ今は知らないだけで、本当は自分が希望しているもの、あるいはそれに近い状況ならば、転職しなくても今の会社で実現できるということもあります。
転職を本格的に考えるのは、自分の将来のプラン、どうなりたいのかなどを具体的に描き、それが今の環境で実現できるのかどうか上司と話し合ってみてからでも遅くないでしょう。
理由6:上司とうまくいかない
上司との人間関係は、常に本音の転職理由の上位にあります。入社年次に関わらず、一緒に仕事を進め、自分の仕事を評価する上司とうまくいかないのは、大きなストレスになるでしょう。
入社して10年目ともなれば、そこそこ合わない程度の上司であれば、「うまくやり過ごす方法」も身につけていらっしゃるのではないかと思います。そんなあなたが、今、上司とうまくいかないことが「仕事を辞めたい」という気持ちに至るほど、上司との人間関係にストレスを感じているというのは、おそらくよほどの状況なのでしょう。
10年間勤務し、直属の上司以外の同僚や、他部門の上司(以前お世話になった上司など)との関係が良好ならば、あるいは現在の仕事内容や待遇に特に不満がないならば、まずは、「上司との関係を改善する」か「異動を希望し、上司から離れる」方法はないか、検討してみるのはいかがでしょうか。
合わない上司との関係改善の方法はこちらのコラムで詳しくまとめてありますので、ぜひご覧ください。
「異動を希望して、上司から離れる」方法については、もし社内に異動希望を申請できる制度があるならば、ぜひ活用しましょう。そのような制度がない場合は、人事部や以前お世話になり、話がしやすい元上司に相談してみてください。
一般的に異動希望は「異動先の部署で〇〇がやりたい」という前向きな希望ベースのほうが叶いやすいですが、元上司が信頼でき、あなたを理解してくれる人物ならば、「上司と合わない」という本音を打ち明けてみてもいいかもしれません。あなたの状況が改善できるように、会社の状況に合った方法で力になってくれるでしょう。
2.転職の可能性を考える①
10年目の社会人への企業からの評価を知っておく

「辞める」「辞めない」を決める前に、もし転職活動をしたら入社10年目の社会人に対して、企業はどのような評価をするのかも確認しておきましょう。
10年目の転職は有利?不利?
10年目の転職は、有利なのか?不利なのか?
転職希望者としては、最も気になるこの問いに対して、ネットを検索すれば様々な意見や体験者の声があります。「実際どっちなんだ?」と思ってしまうかもしれません。本当のところはケースバイケースとなりますが、あえてわかりやすく言えば、
・今までの経験を活かして、同じ職種で近い業界に転職するならば、有利。
・今までの経験を活かしつつも、今とは違う業界にチャレンジするならば、ちょっと厳しいことも。
・未経験の職種にチャレンジするならば、かなり厳しい。
となります。
企業が入社10年目の転職希望者に求めるのは、即戦力です。ですので、職種や業界での経験が活かせる、つまり企業側からすれば即戦力になってくれる可能性が高い転職であればあるほど有利となり、年収アップが実現できる可能性も高くなります。
また、企業は「採用した以上は、長く働いてほしい」と考えます。10年間同じ企業で勤めたあなたに対しては、「辞めずに働いてくれる人」と評価します。しかしこの評価が有利になるか不利になるかは、ケースバイケースです。
なぜケースバイケースなのか。それは企業が10年目で転職活動をする人に対して、次のような点が気になるからです。それを確認していきましょう。
10年目の社員に対し、企業が気にする2つのポイント
新卒から10年、同じ会社で働いていた人が辞めて転職する。その行動に対し、企業は次の2つの懸念を持ちます。
1つめは、「なぜ今、辞めたのか?」です。たとえば、仕事や社風が合わない、給与に不満があるなどの一般的な理由ならば、新卒入社から数年でその現状に気づき、20代で転職するのが一般的です。
そのタイミングで転職せず、30代前半になって初めての転職を考えたのは、どんな理由があるからなのか。これは企業が必ず確認したいポイントなので、企業が納得できるよう、キャリアプランを考え直した結果の前向きな転職活動であることを伝えられるようにしておきましょう。
2つめは、「新しい環境に馴染めるか?」です。10年間、同じ企業で働いていると、自分は意識していなくても、その企業のやり方が「仕事のやり方」になり、その企業での「当たり前」が「仕事の当たり前」として自分にも染みついています。
仕事を進めるスピード感、決済の取り方、報告の仕方などは企業によって異なります。だからこそ、転職先の企業は、10年間他社で勤め続けた人が入社したときに、新しい環境に柔軟に対応し、新しい職場に馴染めるか?という点が非常に気になります。
企業のそんな懸念を払拭するためにも、面接では新しい環境への前向きな意欲や、環境の変化に柔軟に対応していきたいこと、また周囲から教わりながら成果を出していきたいなどの謙虚な姿勢をアピールできるとよいでしょう。
3.転職の可能性を考える②
10年目で初めての転職を成功させるポイントを知っておく

それでは最後に、いざ転職活動をするときに、初めての転職活動を成功させるためのポイントもご紹介しておきます。転職活動の準備には、その人の仕事力が反映されます。しっかり準備して臨みましょう。
今までの経験の棚卸をする
まずは10年間のキャリアの棚卸から始めます。キャリアの棚卸とは、今までの経験を振り返り
・入社から今までに配属された部署と担当してきた仕事
・それぞれの経験年数
・それぞれの業務内容(できるだけ細かく。営業ならば担当社数や売上なども整理)
・達成した実績(実現した改善提案、表彰実績など)
・それぞれの業務で身につけた能力(交渉力、調整力など)
などを整理することで、これが職務経歴書の元になります。
これは、もし「今の仕事は辞めたいけれど、この先何がしたいかわからない」というときに、自分がこの先の仕事としていきたいものはないか、活かしていきたいものはないか、を掘り下げて考える元にもなります。
自分自身を振り返るよい機会にもなりますので、ゆっくり時間をとって整理してみましょう。
今後のキャリアプランを考える
キャリアの棚卸ができたら、次は「今後のキャリアプラン」を考えます。前述の通り、企業は入社10年目で転職する人に対して、「なぜ今なのか?」という点を気にします。
そのため面接では、「キャリアを整理し、今後のキャリアプランを考えたときに今までの会社ではなくて、転職活動をすることがベストだった」ということが、企業にも納得できるようなストーリーが必要です。
自分は今の会社にはないどんな環境で何をチャレンジし、何がやりたいのか。どんな価値を提供していきたいのか。それを掘り下げて今後のキャリアプランを具体的に描いていきましょう。
転職エージェントを活用する
ある程度キャリアプランが描けたら、転職エージェントを活用することをお勧めします。転職エージェントには、今、実際に30代前半の人材を採用しようとしている企業の求人がたくさんあります。今の自分にどんな選択肢があるのか、今企業から何が求められているのかについて、情報収集ができるでしょう。
初めての転職活動となると不安な気持ちも大きいものですが、具体的な求人をみたら、転職への不安感が払拭され、モチベーションも高まります。転職活動に関する様々なサポートも無料で提供してもらえるので、初めての転職の力強い味方になってくれるでしょう。
キャリアコンサルタントを活用する
転職活動を始めるまえの、「今までのキャリアの棚卸をする」「今後のキャリアプランを考える」は一人で考えを整理するプロセスになりますが、このプロセスでは「一人で考えていても、なかなか考えがまとまらない」ということもよくあります。
そんなときには、考えをまとめ、整理するための壁打ちパートナーとして、キャリアコンサルタントを活用してみてはいかがでしょうか。
キャリアコンサルタントは、キャリアの棚卸を行い、その人の客観的な強みを見つけ、そしてキャリアプランを考えるサポートをするプロフェッショナルです。具体的な求人紹介は行いませんが、転職活動を始める前に考えを整理し、どのような会社を選ぶのがベストなのか、自分自身で答えを見つけ出すサポートをいたします。
また、「どこから考えていいのかわからない」というモヤモヤした状況だと、なかなか親しい人にも相談しにくいものですが、私たちキャリアコンサルタントはそのモヤモヤした状態から考えを整理していくサポートを得意としています。ぜひお気軽にご相談ください。
いかがでしたでしょうか。
入社10年目にして「仕事を辞めたい」と思ったということは、今がキャリアを考え直す絶好のチャンスです。このまま今の会社で頑張るか、新天地を切り拓くか、自分の心に向き合いながら、答えを探していきましょう。

職場のストレス対処法は?仕事中でもすぐできる発散方法を紹介
職場にストレスはつきものだからこそ、社会人は「上手なストレス対処法」を身に付ける必要があります。 今回は、職場での気疲れやイライラが蓄積している人に試してもらいたい、ストレスの対処法を解説! 職場でできる簡単なものから大きなストレス解消になるものまで、合計10個のストレス対処法を紹介するので、ぜひ自分に合う方法を見つけてください。 職場でストレスを感じたときに真っ先にやるべきこと ストレスは「解消」できるものと「発散」させたほうがいいもの、大きく2タイプあります。「解消」は根本的問題を解決してストレスを元からなくすこと、「発散」は溜まったストレスを開放したり気分転換を図ったりすることです。 全てのストレスを解消できるのが理想ではあるものの、職場のあらゆる問題を全て解決するのは難しく、受けたストレスは発散させたほうがいい場合もあります。発散でしか対処できないストレスを無理に解消しようとすれば、うまくいかずさらにストレスを抱えてしまう可能性も! そのため、職場でストレスを感じたら、まずは「解消」と「発散」どちらの方法で対処すべきかを考えてみましょう。ストレスの原因を特定し、解決が見込める問題かどうかを考えると、どちらを選ぶべきかがわかりやすいです。 職場でできる!手軽なストレス対処法 ここでは、仕事中や職場ですぐにできる手軽なストレス対処法を紹介します。ストレスを溜めないためにも、小さなストレスを感じた時点でこまめに行ってみてください。 深呼吸・ストレッチをする 仕事中にストレスを感じたら、その場でゆっくり深呼吸をしてみましょう。深呼吸をすると副交感神経が刺激され、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌を抑えてくれるといわれています。 また、座ったまま行える簡単なストレッチを仕事中にするだけでも、身体がほぐれて呼吸が深まるので不安やストレス緩和に効果的です。 場所を移動する 同じ場所で長く作業していると、だんだんストレスが溜まってくる…という人も多いでしょう。そんなときは、少し歩いたり仕事をする場所を変えたりするのがおすすめ。 トイレや休憩室に行く、オフィスではなくカフェで仕事をするなどするだけで、気分が入れ替わりストレス軽減になる場合も少なくありません。 なお、リモートワークができる会社ならリモートワークを選択するのもありです。 休憩する 仕事の合間にしっかり息抜きするのも、良いストレス対処法といえるでしょう。具体的には、間食としてコーヒーや甘いものを摂取する、同僚と雑談をする、昼寝をするなどが挙げられます。 ストレスを感じて心がモヤモヤすると休憩時間まで暗い気持ちになりがちです。しかし、意識的にオンオフをつけると気持ちの切り替えにもなり、ストレスが溜まりにくくなります。 職場のストレスが溜まったときの対処法 手軽な方法だけでは対処できない、手ごわいストレスも存在します。ここからは、職場のストレスが蓄積して心が疲れてしまったときの対処法を解説します。 まずは休む! 十分な休息が取れていないと、それだけでストレスは増加してしまいます。リラックスできる時間と睡眠時間をたっぷり確保し、心身ともに休息を取りましょう。 帰宅後や休日を利用してしっかり休める場合は問題ありませんが、物足りなさを感じる場合は有給休暇などを利用して長期で休むのもありです。 また、普段から規則正しい生活や健康的な食事を意識して、生活習慣から心身を労わるのも忘れないでください。休養によって心身の疲れが取れると思考もクリアになり、ストレスに強いメンタルを育むことにもつながります。 適度に体を動かす ストレスを感じると呼吸は浅くなり、身体が緊張する傾向にあります。これらを解消させて心身にリラックスをもたらすのが、運動です。 運動といっても、激しく体を動かす必要はありません。運動によってしんどい思いをするとさらにストレスを感じてしまうので、ウォーキングやジョギング、ストレッチ、ヨガなど、無理なくできる軽めの運動をできるだけ継続しましょう。 なお、運動中は日光を浴びると、幸せホルモンことセロトニンやエンドルフィンがより多く分泌されてストレス軽減効果が高まります。 ストレスを紙に書き出す 「職場のストレスで心がモヤモヤする」という場合は、感情を紙に書き出してみてください。 自分の気持ちを書き出すと、ストレスの原因や職場の状況、自分の考え方の癖などを深く理解でき、気持ちの整理がつきやすくなります。 その後、思いきり感情をぶつけて書いた紙をびりびりに破いたり、シュレッダーにかけたりするのも一つの対処法です。自分の気持ちそのものである紙を物理的に破壊することで、怒りや不満といったストレスの元になる感情が静まり、気持ちをリセットできる場合があります。 プライベートを楽しむ 職場のことを完全に忘れて自分の時間を楽しむのも、非常に効果の高いストレス対処法の一つ。例としては、趣味に没頭する、外出して新鮮さを得る、おいしいものを食べるなどが挙げられます。 この他、映画やドラマを見て思いきり笑ったり泣いたりするのも、感情を放出できるのでストレス発散になるでしょう。 プライベートをしっかり楽しめると「自分には職場とは別に楽しい居場所がある」とも思えます。良い意味で職場への依存度が下がるので、割り切った考え方ができてストレス耐性も高まりやすいです。 周囲の人と話をする 友人・家族と雑談をして盛り上がったり、嫌だったことやストレスに感じていることの話を聞いてもらったりするのも有効な対処法です。職場とは全く関係のない話題であっても、楽しく盛り上がっていると気分転換になりストレスが軽減します。 また、職場の悩みなどを打ち明けると、自分の気持ちを整理できる他、第三者視点からのアドバイスが得られ考え方が広がるでしょう。 丁寧な対話には、それだけで安心感や充足感をもたらす効果があります。誰かとじっくり話をすると「話を聞いてもらえた」「優しくしてもらえた」と感じられ、気持ちが落ち着きやすいです。 専門家に相談する ストレスを根本から解消したいものの対処法がわからない場合や、周囲にアドバイスを求めてみてもなかなかピンとこないときは、専門家を頼りましょう。 職場のストレスを相談できる専門家の中でも特におすすめなのは、キャリアコンサルタントです。 キャリアコンサルタントは職場の幅広い悩みに対応し、相談者の価値観や考え方を尊重した上でアドバイスを授けてくれます。職場のストレスの悩みから派生してキャリアや転職の悩みが生じた際も、そのまま相談できるので心強いです。 ただし、ストレスによって心身に不調が出ている場合は、先に専門の医療機関で医師に相談してください。 異動や転職を視野に入れる あらゆる対処法を試してもストレスを取り除けず、心身や日常生活に悪影響が出ている場合は、自分に合わない職場で働いている可能性も考えられます。 今の職場を離れることを検討し、異動や転職を視野に入れてもいいかもしれません。ただし、異動や転職がキャリアに与える影響は大きく、今後の人生がガラリと変わる可能性もゼロではないので、慎重な判断が必要です。 異動や転職についてもキャリアコンサルティングで相談できるので、迷ったときは利用してみましょう。 職場のストレス耐性を高める5つの習慣 今あるストレスに対処するのも大切ですが、耐性を高めてストレスを受けにくい人になる努力をするのも大切です。ここでは、ストレス耐性を高めるために実践してほしい、5つの習慣を解説します。 小さいストレスにすぐ対処する ストレス耐性が高い人とは、言い換えれば「ストレスを感じてもすぐに解消・発散できる人」です。 一切ストレスがない職場はほとんど存在しませんが、たとえストレスがあってもすぐになくすことができれば負担は最小限で済みます。 ストレスを早期に解消・発散するためには、小さなストレスを軽視しないことが大切です。ストレスは蓄積させればさせるほど対処が難しくなるので、程度が軽くても見て見ぬ振りせず、できるだけその日のうちに自分を癒す対処を行いましょう。 周囲を頼る 職場でストレスを感じやすい人は、周囲に頼るのが苦手という特徴を持っている場合が多いです。うまく周囲に頼れないため、仕事を抱えすぎたり悩みを誰にも相談できなかったりして、よりストレスを大きくしてしまう傾向があります。 しかし、職場は一緒に働く人と協力して仕事を進める場なので、負担が大きいときやしんどいときは周囲の人を積極的に頼るべきといえるでしょう。 まずは「周囲に頼っていいんだ」という意識を持ち、小さな頼み事から始めてみてください。この他、普段から信頼関係を築き、頼りやすい関係性を作っておくのも忘れてはいけません。 物事を前向きに受け止める 何事も、できるだけ前向きに捉える習慣を身に付けましょう。物事をネガティブに受け止めると、心配や不安、怒りといった感情が生まれやすくなりストレスにつながります。 できていないことよりもできていることに目を向ける、意識してポジティブな言葉を使うようにするなどするだけでも、徐々に思考が前向きになるはずです。 また、ネガティブな捉え方をしてしまったときも自分を責めず、ポジティブに捉えられないか別の視点から考え直してみてください。 仕事に優先順位をつける 仕事に時間がかかりすぎてしまったり、自分の仕事ぶりに納得できなかったりするのがストレスという人は、仕事に優先順位をつけるのをマイルール化してみてください。 タスクをメモに書き出し、緊急性の高さやタスク完遂までにかかる時間を考えます。それらから考えられる優先順位の高いタスクから順番に着手していけば、今より効率的に作業できストレスそのものを解消させられるかもしれません。 自分をしっかり持つ 周囲に合わせすぎてしまう人は、職場でも他人を優先して自分の考えを抑えがちなので、気疲れによってストレスを感じやすいです。 そのため「必ずしも他人に合わせなくていい」と自分で自分を許し、自分はどうしたいのかという部分を大切にする考え方を身に付けてください。また、コミュニケーション力を磨き、自分の意見を正確に相手に伝えられるよう努力するのも重要です。 自分をしっかり持つと、人の意見や言動に左右されにくくなり、ストレス予防につながります。 職場でストレスを感じてもやってはいけない対処法 ストレス対処法の中には、良かれと思ってやるとマイナスな効果につながる「NG対処法」もあります。以下のようなNG対処法は選択しないようにしましょう。 食べすぎ・深酒 おいしいものを食べたりお酒を飲んだりしてリフレッシュするのは効果的なストレス対処法ですが、それは「適量」の場合です。 食べすぎ・飲みすぎは身体にかかる負担が大きく、肥満やメタボリックシンドローム、その他疾患などを引き起こしやすくなります。 「ストレスを感じたら食べる」と脳がインプットしてしまうと、食欲をコントロールするのも難しくなるので、早めに飲み食いの代わりになるストレス対処法を見つけてください。 過剰なギャンブル・ショッピング ギャンブルやショッピングは、行っている間一時的に脳内が活性化しドーパミンという快楽物質が大量放出されるため、依存症を招くリスクが高いです。 もちろん節度を持って行う分には問題ありませんが、ストレスを受けるたびにギャンブルやショッピングをしていると依存症になりやすいので注意しましょう。 また、既に依存症に陥っている疑いがある場合は、専門家のサポートを受けることをおすすめします。 悪口 誰かに話を聞いてもらうのもストレス対処法の一つですが、話す内容が悪口である場合、さらにストレスが増加するリスクがあるので要注意。 悪口を言うと脳内では、快楽物質・ドーパミンとともにストレス物質・コルチゾールも分泌されます。悪口は、一時的には楽しくても実は心身に負荷をかける行為なので、結果的に心身の不調を招きやすいです。 対処法を知って、職場のストレスをコントロールしよう 職場のストレスは、程度の小さい段階であれば軽めの方法で対処でき、その後深刻な悩みへと発展しません。 そのため、前もって自分に合った対処法を見つけておくのが大切。一人では対処が難しい場合は、キャリアコンサルタントをはじめとする専門家を頼ってください。 生じたストレスを適切に対処できれば、メンタルはもちろん仕事のパフォーマンスも安定します。この記事を参考に自分に合った対処法を把握し、職場のストレスと上手に付き合っていきましょう。

もう仕事行きたくない!職場のストレスの原因と乗り切り方
職場には大なり小なりストレスがあるもの。ですが、あまりにもストレスが大きすぎると心は疲弊し、限界を超えないためのSOSサインとして「もう仕事に行きたくない」と思います。 今回は、職場が嫌になる原因やストレスを抱えたときのNG行動、仕事に行きたくない気持ちの対処法などを解説します。 毎日「行きたくない」と思いながら職場に向かうのは辛いので、この記事を参考に一日でも早い問題解決を目指してください。 ストレスにより「職場に行きたくない」と思う人は多い 厚生労働省が実施した「令和4年労働安全衛生調査(実態調査)」で、「現在の仕事・職場環境にストレスがある」と回答した人は全体の82.2%にも達しています。 この結果から「毎日職場に行くのが楽しみ!」という人のほうが少数派であり、社会人の多くが「職場がストレス」「職場に行きたくない」と感じた経験があると推察できるでしょう。 真面目な人ほど「職場に行きたくない」という感情を否定して、辛い気持ちを無視したりネガティブな自分を責めたりしやすいです。しかし、大切なのは目の前の気持ちに向き合うことであり、そこから「どうすれば職場に行きたくないほどのストレスを軽減できるか」に考えをシフトするのがベスト。 働いていれば前向きな気持ちで出社できる日もあれば、出社するのが辛くて仕方がないという日もあって当然なので、まずは自分の気持ちに正直になるのが問題解決のスタートラインです。 「職場に行きたくない」につながるストレスの原因は? 職場に行きたくない気持ちを解消させるには、ストレスの原因を把握する必要があります。ここでは、出社が嫌になりやすいよくある職場のストレスを解説するので、自分に当てはまっていないか確認してみてください。 職場の人間関係がうまくいかない 職場のストレス要因としてよく挙げられるのが、人間関係の問題です。職場はさまざまな人が集う場所なので、自分とは異なる価値観・考え方を持つ人も少なくありません。 個性を認め合って協力し合える関係を構築できれば良いですが、考え方の違いから対立する関係になってしまうと仕事の連携がうまく取れず、働く上で大きなストレスとなります。 特に、直属の上司やプロジェクトを一緒に進行する同僚、教育を任された後輩のような距離が近い人とトラブルになると、接する機会が多い分ストレスも強くなり、職場に行きたくない気持ちが膨らむでしょう。 仕事量が多すぎる 仕事量が多すぎると、常に時間に追われながら仕事をするので気が休まりません。 残業や休日出勤などが常態化するケースも多く、自分の時間をゆっくり持つのが困難で疲れが取れにくいためストレスが溜まります。 また、一人当たりの仕事量が多い職場では、あなただけではなく他の人も業務量の多さにストレスを抱えているはずです。誰にも余裕がない状態で仕事が進んでいくので職場はピリピリとした雰囲気になりやすく、そこから人間関係の悪化や会社そのものへの不満といった別のストレスが生まれる場合もあります。 仕事の質や内容に問題がある 自分のやりたい仕事ではなかったり、自分には適性がない仕事を多く任せられたりした場合も、職場にストレスを感じやすいです。 また、入社時は希望通りの仕事内容だったとしても、昇進や異動により役割が変わり、仕事内容に不満を持つケースも。 自分の仕事に納得や満足ができないと、働いていてもやりがいを得られません。「どうして自分に合った仕事をさせてくれないのか」と上司や会社に対する不信感も募りやすいので、働くモチベーションが下がって職場に行きたくないと感じてしまいます。 大きなプレッシャーや責任を抱えている プレッシャーや責任は、重要なポジションや責任の重い仕事を任されたときはもちろん、自分の物事の受け止め方によっても発生します。 たとえば、過去の失敗を引きずってうまく気持ちを切り替えられない人は「もう絶対に失敗できない」と自分で自分を追い詰めて過剰なプレッシャーを感じるでしょう。他にも、責任感が強すぎると「何が何でも一人でやらないと」のように考えて、膨大な量の仕事を抱え込みがちです。 しかし、人が一人で抱えきれるプレッシャーや責任は、いくら個人差があるといえども限度があります。プレッシャーや責任が限度を超えるとストレスも限界突破して「もう職場に行きたくない!」という気持ちになりやすいです。 職場環境や待遇に不満がある 安全性への配慮が欠けている、評価システムが不明確といった職場環境の問題や、賃金が低い、福利厚生が整っていないのような会社の待遇も、ストレスに大きく関与します。 職場環境や待遇が悪いと、会社への不信感は増すばかりです。特に、問題意識が薄く、環境・待遇の悪さを放置して改善に期待ができない会社で働いている場合、不安感から強いストレスを感じるでしょう。 「このまま今の会社にいて良いのか」と悩んだり「会社に貢献してもメリットがない」と働く意欲が下がったりするので、職場に行きたくないと感じるのも無理はありません。 入社直後や休み明け直後 入社直後は、慣れないことばかりで毎日が緊張の連続。「ちゃんとやっていけるだろうか」という不安も感じやすい時期なので、このような緊張・不安感がストレスとなり、職場に行きたくないと感じる人が少なくありません。 また、休み明け直後も、楽しかった休日といつも通り働く日常のギャップについていけず、ストレスを感じることがあります。 入社直後や休み明け直後に感じるストレスは一過性である場合も多いので、しばらく様子を見て職場に行きたくない気持ちが緩和していくようなら心配はいらないでしょう。しかし、中には本当に強いストレスを感じて限界が近い場合もあるので、数日経っても気持ちに一切変化がない場合は対処を考えてください。 ストレス過多で職場に行きたくなくても避けるべきNG行動 ストレスによって職場に行きたくないと、つい突発的かつ突飛な行動を取りがち。しかし、以下のような行動は後悔につながりやすいので避けましょう。 無断欠勤・突発的に退職する 無断欠勤および突発的な退職は、職場に行きたくないときに最もやってはいけない行動の一つ。 無断欠勤すると、次の出社がしづらくなってしまいます。たとえ何とか出社して仕事を再開したとしても、周囲からの信頼が下がるので働きにくさを感じやすいです。 また、職場に行きたくない気持ちが最高潮に達すると、「最も簡単な出社しない方法」として突発的に退職してしまう人がいますが、これもキャリアプランが崩れて後悔する可能性が高いのでおすすめしません。 欠勤や退職も選択肢の一つであるものの、それにはルールに則ったり熟考したりする必要があることを心に留めておきましょう。 自分を責める 自分を責めるには、大きく分けて2つのパターンがあります。 1つ目は「職場に行きたくないと思うなんてダメだ」と自分の考え方を責めるパターン。そして2つ目は、行きたくないと思いつつ出社して「不満があるのに現状を変える行動をしない自分はダメだ」と自分の行動を責めるパターンです。 しかしどちらにせよ、働いていれば職場に行きたくないと感じる日もあるものなので、自分を責める必要はありません。自分を責めるとマイナス思考になりストレスがより増幅するので、過剰な自責・自己嫌悪は控えましょう。 ストレスを一人で抱え込んで解決を諦める ストレスを抱える社会人は多いとお伝えしましたが、それは「ストレスはあって当然なものだから、あなたもストレスを我慢しろ」という意味ではありません。百害あって一利なしのストレスは、完全になくすのは難しくても少しでも軽減できるよう、誰もが工夫しなくてはいけないものです。 そのため「職場はどうせ良くならない」「社会人は皆こうだから」と解決を諦めたり、ストレスを一人で抱え込んだりするのはNG。 蓄積したストレスは心身に悪影響を及ぼす可能性もゼロではないため、後で紹介する職場に行きたくないときの対処法を実践して問題解決を図りましょう。 間違ったストレス解消法を取る 職場に行きたくないストレスを発散させるため、さまざまなストレス解消法を試してみるのは良いアイデアといえます。しかし選択するストレス解消法を間違えると、一時的にはストレス発散になったとしても、長期的に見ればストレスを悪化させる場合があるので要注意。 間違ったストレス解消法には「ストレス発散にはなるが代償がある」という特徴があります。たとえば、やけ食いや過剰な飲酒・喫煙は身体に負担がかかりますし、ギャンブルや買い物による散財も経済的負担が発生するでしょう。 このような、後々さらなるストレスにつながる恐れがある間違った方法は、選択しないようにしてください。 ストレスで職場に行きたくないときの乗り越え方 ここでは、職場に行きたくない気持ちの乗り越え方を紹介します。実践しやすそうなものや効果が見込めるものから取り組み、現状打開を目指しましょう。 思い切って仕事を休む 精神的に疲弊している場合、無理に出勤せず職場を休むのが正解です。特に、ストレスで体調を崩している人や集中力が低下している人は、出勤してもいつも通りのパフォーマンスを発揮できない可能性が高いので休んだほうがいいでしょう。 ただし、何も言わずに休むと無断欠勤になってしまうので、きちんと連絡はしてくださいね。 また、有給休暇を使って長期休暇を取り、リフレッシュするのもおすすめです。 ストレスの原因を特定して対策を考える 感受性が強い人ほど「辛い」「しんどい」「職場に行きたくない」という感情が先行しやすく、ストレスの原因に気づきにくいです。 しかし辛い現状から抜け出すには、原因を特定して対策を考えなくてはいけません。 ストレスには必ず原因があるので、原因探しの方法として「なぜ職場に行きたくないのか」「どんなときに辛いと感じるのか」考え、思いつくことを紙に書きだしてみましょう。自分の感情を可視化するとストレスの原因を把握しやすくなり、そこから取るべき対策を考えられます。 小さな成果を褒める 職場に行きたくないときに自分を責めてしまう人は、小さな成果に注目して意識的に自分で自分を褒めてみてください。 たとえば、行きたくないと思いつつも出社した場合は、それだけで自分を「えらい!」と褒めていいです。他にも仕事で成長を実感したときは、たとえ成果に直結していなくても「すごい!」「頑張った!」と自分を讃えていいでしょう。 自責の念が強い人は、真面目で責任感も強い傾向にあるので、少し大げさくらいに自分で自分を褒めて、自己肯定感を下げないようにするのが大切です。 誰かに相談する 一人きりでストレスを抱えると、ネガティブな感情がどんどん蓄積して解消する難易度も上がります。誰かに話を聞いてもらうだけでもストレス解消に効果的なので、職場に行きたくない気持ちは人と共有しましょう。 友だちや家族、職場の人などに相談するのもありですが、より効率的な問題解決を望むならキャリアコンサルティングを受けるのがおすすめです。 キャリアコンサルティングでは、現状の課題やストレスの原因を洗い出し、あなたに合った解決策を一緒に考えてくれます。好きな場所から都合のいいタイミングでキャリアコンサルティングを受けられるオンラインサービスも登場しているので、ぜひ利用してみてください。 休職や異動、転職を考える 上記の方法を試してもストレスを解消できないときや、職場に行きたくない気持ちが和らがないときは、職場と距離を取るのが効果的。代表的な方法としては、休職や異動の希望を申し出る、転職するなどが挙げられます。 ただし、これらの方法にはそれぞれメリット・デメリットがあり、今後のキャリアに与える影響も大きいため、よく考えた上で決断してください。 また、「休職・異動・転職、どれを選ぶべき?」「転職したいけど、自分に合う仕事がわからない」といった悩みにも、上記で紹介したキャリアコンサルティングが役立ちます。 職場に行きたくない気持ちと向き合い、ストレス軽減を目指そう 行きたくないと思うほどに職場のストレスが大きい場合、ストレスの原因を見つけ、対策を取ることが求められます。 ただし強すぎるストレスを受けると人は考えがまとまりにくくなり、ネガティブ思考になりやすいので、一人で問題解決しようとせず信頼できる人を頼りましょう。 キャリア・コンサルティング・ラボなら、職場に行きたくないという悩みも真摯に受け止め、ストレスの根本的原因を探りつつ解決策をアドバイスしてくれます。自分の気持ちと向き合う場として、ぜひ気軽に相談してみてください!

仕事の悩み相談におすすめの相手5選!適した相手・避けるべき相手の特徴
悩み相談には、つらい気持ちが和らぐ、早く解決策が見つかるなどの効果が期待できます。 しかし、仕事の悩みは内容がヘビーになりやすいからこそ「誰に相談したらいいのか…」と相談相手選びに迷ってしまう人も多いでしょう。 今回は、仕事の悩み相談をするのにおすすめの相手を紹介します。仕事の悩み相談に適した相手・避けるべき相手の特徴も詳しく解説するので、この記事を参考に最適な相談相手を見つけてください。 仕事の悩み相談に適した相手の特徴 仕事の悩み相談をする際は相手選びがとても重要です。どのような人に悩みを打ち明けるべきなのか、相談に適した相手の特徴を解説します。 話を最後まで聞いてくれる人 「人の話を最後まで聞く」は、良き相談相手の絶対条件といっても過言ではありません。話を最後まで聞いてくれる人は、あなたの状況や気持ちを全て把握した上で、的を射たアドバイスをくれます。 また、相談相手から「そうなんだ」「辛かったね」と相槌を打ってもらえると共感を覚えられるので、悩んでいる最中に陥りがちな孤独からも脱却しやすいでしょう。 自分の本音を全て放出すると、それだけで気持ちがスッキリして悩みが晴れるケースも多いです。 自分と似た価値観・考え方を持つ人 自分と似た価値観や考え方を持つ人は、物事の良し悪しを判断する基準も近いです。わざわざ価値観をすり合わせたり考えを細かく説明したりしなくても、こちらの気持ちを汲んでくれやすいので、仕事の悩み相談をする相手に適しています。 共感してもらえることが多い分、複雑な仕事の悩みや言いにくい本音も「話しやすい」と感じられるでしょう。 さらに、あなたがこれからしようと考えている対策や行動を話せば賛同してくれる可能性が高く、迷いがあっても背中を押されて勇気がもらえるはずです。 相手の立場に立って考えられる人 仕事の悩みがない人と悩みがある人とでは、物事の受け止め方も異なる場合があります。だからこそ悩み相談の相手には「自分が悩んでいる立場なら…」と想像する力が求められるのです。 相手の立場を想像してから物事を考えられる人なら、あなたの人柄や価値観などを加味した上で適切なアドバイスをくれる可能性があります。 また、あなたの気持ちを想像して「意見を押し付けられたら嫌だろう」と判断できるので、一方的なアドバイスはしない傾向です。 物事を複数の視点から捉えられる人 仕事の悩みの原因は一つとは限りません。いくつもの問題や人間関係などが複雑に絡んで、大きな悩みになっているケースも多いです。 そのため、少ない情報だけですぐに物事を判断する人よりも、物事を複数の視点から捉えてじっくり考えられる人のほうが、悩み相談の相手に向いています。 多角的に物事を捉えられる人は視野が広いので、相談相手に選ぶと自分一人では思いつかなかった視点を与えてくれるはずです。 経験値が多い人 自分より仕事の経験値が多い人も、良い悩み相談相手になる可能性が高いです。特に、今の自分と同じような悩みを過去に経験している人であれば、具体的かつ的確な解決策をアドバイスしてもらえるかもしれません。 多くの経験を積んできた人は、悩みの受け止め方はもちろん、物事に対する考え方がそもそも違います。 物事へのアプローチ方法や悩み解決策のアイデアが豊富な傾向にあるので、新たな気付きを得るきっかけになりやすいです。 仕事の悩み相談を避けるべき相手の特徴 仕事の悩みを相談する相手を間違えると、新たな悩みが増える可能性があります。以下のような特徴を持つ人には、仕事の悩みを相談しないほうがいいでしょう。 悩みを軽く扱う人 あなたにとって深刻な仕事の悩みを軽く扱う人は、価値観が根本から違う可能性が高く相談相手には向きません。このような人は相手に寄り添うのが得意ではないため、相談しても「そんなことで悩んでいるの?」「誰にでもあるよ」と心ない発言をしたり、話をすぐに自分の話題にすり替えたりします。 相談してうまくいかない経験をすると、あなたは「相談しなければよかった」と後悔し、以降誰かに相談することが怖くなるでしょう。 悩みや問題を抱えている人 いくら親しくて話しやすくても、相手が自分のことで悩んでいたり問題を抱えていたりする場合は、悩み相談の相手として選ばないほうがいいです。 他人の悩みを親身に聞くのは、意外と気力を使います。そのため、自分に余裕がある相手でなければ、あなたの悩みを受け止められない可能性が高いです。 仕事の悩みでいっぱいいっぱいになっていると、相談相手の状況にまで気が回りにくいですが「今、相手は相談に乗れる状況か」もしっかり考えましょう。 ネガティブ思考が強い人 物事をネガティブに捉える人を相談相手に選ぶと、相手に影響されてこちらまでネガティブ思考になり不安が膨らみやすいです。 もちろん、仕事の悩みに対して、悪い方向に進む可能性を考えなくてはいけない場面もあるでしょう。しかし、根本的な前向きさが失われれば解決できる問題も解決しにくくなるので、ネガティブ思考が強い人も相談相手には適しません。 また、ネガティブな人は否定的・批判的な意見が多いため、せっかく相談しても共感を得られない可能性があります。 自己主張が強すぎる人 自分が正しいという意識が強く自己主張が激しい人も、相談相手にしないほうがいいでしょう。 仕事の悩みは正解がなく「自分なりの解決策」を見つけなくてはいけない場合が多いです。自分の考えを一方的に押し付けるようなアドバイスやお説教をする人を相談相手にしても、「自分なりの解決策」は見つかりにくく悩みは晴れません。 自己主張が強い人は意見をはっきり言うので頼りになりそうだと思うかもしれませんが、相談相手に最も重要な要素は傾聴力です。 話を他人に漏らす可能性がある人 相談する相手によっては、自分の悩みを関係ない第三者にバラされるリスクがあります。少しでも「相談内容を他人に漏らす可能性があるかも」と思う相手には、悩み相談を持ち掛けないほうが賢明です。 たとえば、噂話が好きな人や目立ちたがり屋の人、間違った正義感で小さな問題を大きくしがちな人などは、相談相手にするとあなたの悩みを周囲に言いふらす可能性があります。 相手の普段の言動を振り返り、信頼できそうかどうかをよく見極めてください。 仕事の悩み相談をするのに適した相手は? 仕事の悩み相談をするのにベストな相手は、悩みの内容や希望する対応によっても異なります。ここでは、おすすめの相談相手を紹介しましょう。 家族や友達 家族や友達は、身近だからこそ気軽に相談しやすい相手です。もともと関係性が深く、基本的には「あなたの味方」というスタンスでいてくれる相手なので、心を許して本音で話せるでしょう。 また、あなたの人柄をよく知っている人たちだからこそ、あなたの気持ちや希望を真剣に考えてアドバイスを贈ってくれるはずです。 職場とは直接的な関わりがない相手なのも利点で、相談した内容が噂として広まる心配がありません。 上司や同僚 上司や同僚との関係が仕事の悩みの原因である場合は、相談相手に選ぶのはおすすめできません。しかしそうではない場合、同じ業務に携わっている上司や同僚は、あなたの仕事の悩みを深く理解してくれやすい相手です。 上司は仕事の経験値が多い分、これまでの経験を活かしたアドバイスをくれる場合があります。同僚は経験値こそほとんど同じなものの、視点が近いので共感してくれたり悩みの解決法を一緒に考えてくれたりする可能性が高いです。 キャリアコンサルタント キャリアコンサルタントは、仕事に関するさまざまな相談に応じ、サポートしてくれる専門家です。相談者が最適な環境で自分らしく働けるよう支援することを主な職務としており、仕事に関する悩みであれば相談できる内容は多岐に渡ります。 専門的な視点から的確にアドバイスを授けてくれるので、速やかに問題解決したい人や複合的な悩みがあり誰に相談すればいいのかわからないときにぴったり。 今は、オンラインで自宅からキャリアコンサルティングを受けられるサービスもあり、相談しやすい環境が整っています。 公的な相談窓口 労働問題の相談窓口「こころの耳電話相談」や、職場のトラブルを相談できる「総合労働相談コーナー」など、厚生労働省が運営する公的な相談窓口も悩み相談をするのに適した相手といえます。 公的な相談機関は、悩みの内容によって窓口がいくつかに分かれているので、悩みの内容に応じた窓口を選びましょう。 他の相談相手よりも強い権力を持っているのが、公的な相談窓口の特徴です。悩み相談をして法的に問題があると判断されると、行政指導権限を持つ担当部署に取り次いでもらえる場合もあります。 転職エージェント 転職に関する悩みを抱えているのであれば、転職エージェントを相談相手に選ぶのもおすすめです。 ただし、転職エージェントはあくまで「転職希望者」と「人材を探している企業」の間で双方をサポートする存在。既に転職の意思が固まっている人にとっては心強い相談相手ですが、転職しようか迷っている段階の人であれば、理想のキャリアを一緒に考えてくれるキャリアコンサルタントに相談したほうがいいでしょう。 仕事の悩み相談の相手にプロを選ぶメリット 仕事の悩みを相談する相手を大きく分けると「身近な人」と「プロ」の2つに分類されます。ここでは、仕事の悩み相談の相手にプロを選ぶメリットを解説します。 「申し訳ない」と思う必要がない 家族や職場の人に仕事の悩み相談をしたとき、「相手の時間を奪ってしまうのが心苦しい」「暗い相談内容で申し訳ない」と感じた経験がある人は多いのではないでしょうか。 しかし、プロは相談者の話を聞いてサポートするのが職務。相談者は悩みを聞いてくれたプロに対して、感謝することはあったとしても申し訳なく思う必要はありません。 こちらの相談が相手の負担になる心配がないため、重い内容の悩みも打ち明けやすいのは、プロを相談相手に選ぶ大きなメリットです。 秘密が漏れる心配がない 身近な人に相談をする場合は、職場やコミュニティ内で相談内容が広まらないよう、細心の注意を払わなくてはいけません。また、たとえ「秘密にしてほしい」と相手に伝えたとしてもそれが守られる保証はなく、秘密が漏れるリスクを完全になくすのは難しいです。 しかし、相談のプロには守秘義務および信用失墜行為の禁止義務が課せられています。 こちらの個人情報や相談内容といった秘密は守られるので、他人に話しにくい悩みも安心して話せるのが魅力です。 相談場所や時間を自分で選べる プロに相談するというと、コンサルタントやカウンセラーがいる場所まで自ら足を運ばなくてはいけないのではと考える人もいるかもしれません。 しかし今はオンラインを使ったさまざまなサービスが登場しており、電話やメール、ビデオ通話などを利用してプロに相談ができます。 居住地域にかかわらず、好きな時間に好きな場所から悩みを相談できるので、仕事や家事に追われてなかなか時間が取れない人でもスキマ時間を使って利用しやすいでしょう。 自分に合った解決策が見つかる プロは、専門的な知識と豊富な経験をもとに、相談者が見落としていた課題も丁寧に洗い出します。 悩みの根本的原因を深掘りした上で一人ひとりに応じたアドバイスをするため、自分に合った悩み解決策がピンポイントで見つかりやすいです。 仕事の悩みは解決するまでに時間がかかるケースも多いですが、プロの力を借りれば効率的な解決も不可能ではありません。また、解決策を取ることで起こり得るデメリットやリスクなども事前に説明してくれる場合があるので、トラブル回避にも役立ちます。 仕事の悩み相談の相手はキャリアコンサルタントがおすすめ 仕事の悩みは深刻になりやすく、相談相手を選びます。相談相手選びに迷ったら、現状の課題を整理しながら一緒に悩み解決に向けて考えてくれる、キャリアコンサルタントを頼るのがおすすめです。 「プロに相談するのは敷居が高い」と考える人も少なくありませんが、キャリアコンサルタントをはじめとするプロに相談することにはメリットがたくさん! 誰に相談すればいいかわからない、人には言いにくい仕事の悩みがある…という人は、ぜひ信頼できるプロに相談して悩み解決への第一歩を踏み出してください。

仕事の悩みが解決しない…深刻な悩みから抜け出す方法
真剣に向き合うからこそ、仕事にはさまざまな悩みが生じます。仕事の悩みは、今後のキャリアや人生にも影響する可能性があるため深刻になりやすく、すぐには解決策が見つからない場合も多いです。 しかし、悩みを長引かせることにはいくつものリスクが潜んでいるため、仕事の悩みを放置してはいけません。 今回は、仕事の悩みの主な原因や解決が難しいときの対処法を解説します。 仕事の悩みを引き起こす原因は主に3つ 仕事の悩みの原因は人それぞれ異なるものの、原因の本質は「仕事」「自分」「環境」のいずれかにある場合がほとんどです。3つの要素を解説するので、自分の悩みの本質がどこにあるのかを見極めましょう。 仕事 仕事内容に不満やストレスがある場合、以下のような悩みを抱えやすいです。 仕事がつまらない やりがいがない 業務量が多すぎる 思っていた仕事ではなかった 責任が重すぎる 仕事は一日の大半を占めるものです。そこに悩みの原因があると、毎日の出社が憂鬱になったり惰性で仕事をしたりします。働くモチベーションが下がるので仕事の成果も上げにくく、「会社から評価されない」「スキルが身に付かない」など新たな悩みが生まれる場合も少なくありません。 自分 自分の物事の捉え方や仕事への向き合い方が、以下のような悩みにつながる場合もあります。 キャリアに行き詰まりや不安がある 自分の仕事に自信が持てない 仕事ができない 過去のミスを引きずっている 転職すべきか迷っている 悩みの原因が自分にあるからといって、自分が悪いわけではありません。価値観や得手不得手は人それぞれ異なりますし、働く中で考え方も変わります。ただし、自分が原因で仕事の悩みを抱えると、焦りや不安からネガティブになり、突発的な行動を取りやすいので注意しましょう。 環境 職場環境に何かしらの問題がある場合、以下のような仕事の悩みを抱える傾向です。 人間関係がうまくいかない 労働環境や賃金に不満がある 社風になじめない 評価に納得できない 私生活と仕事の両立が難しい 仕事はただ目の前の作業をこなすだけでなく、周囲の人と協力したり私生活と両立させたりしなくてはいけません。内容や程度によっては、今すぐ解決に向けて行動したほうがいい場合もあるので、まずは冷静に自分の現状を把握するのが大切です。 仕事の悩みが解決しにくい理由 仕事の悩みは、上記で挙げた原因が複合的に絡んでいる場合も多く、簡単には解決できないケースも多々あります。なぜ、仕事の悩みは解決が難しいのか、主な理由を具体的に解説しましょう。 他人を参考にしづらいから 同じような悩みを持つ人は他にいても、自分と全く同じ悩みを持つ人はいません。職場環境や感性は一人ひとり異なるため、一見似たような悩みでも労働者の数だけ悩みがあります。 そして、これこそ仕事の悩みが解決しにくい理由。 悩みの内容や深刻度は百人百様なので、誰かにとっては悩みの解決策となった方法が、自分には全く効果がないという場合もあります。誰かを参考にしたくても、参考になる人を見つけるだけで一苦労なので、なかなか解決のヒントを得られず悩みが長引きやすいです。 仕事には「正解がない問題」が多いから 仕事では、明確な正解がないトラブルもよく起こります。 代表的ともいえるのが人間関係の問題でしょう。人間関係にはそもそも答えがなく、悩みが生まれると「気持ちの落としどころ」「相手とのベストな接し方」などを見つけるのが解決策となる場合が多いです。 また、キャリアや転職の悩みに関しても、正解はありません。 答えの出ない悩みには「この考え・行動をすれば確実に悩みが解決する」というセオリーが存在しないため、解決が難しいとよくいわれます。 行動を起こすのに勇気がいるから 時間が解決してくれる悩みもありますが、ほとんどの悩みは自ら行動しなくては解決しません。 しかし、悩み解決に向けた行動を取るのは、非常に勇気がいります。行動すれば大なり小なり現状が変わる可能性が高いものの、そもそも人間には変化を恐れる心理が備わっているためです。 また、未来に起こる変化が良いものなのか悪いものなのかは、誰にも予測できません。「悩みを解決させたいけど、行動して現状が悪化したらどうしよう」という不安が生まれやすいため、なかなか行動できずずっと悩みを抱える事例も多いです。 ネガティブになりやすいから 仕事は自分の生活や今後のキャリアにも大きく影響するものなので、悩みを抱えると一気に不安に襲われやすいです。ネガティブな感情が急に大量発生するため、その感情にのまれて具体的な解決策を考える余裕がなくなる人も多くいます。 また、ネガティブになるとマイナス思考が加速し、正しい判断力も失われやすいです。せっかく良い解決策を思いついても「どうせうまくいかない」と考えて行動に移さないので、自ら悩み解決を難しくしていることもあります。 相談しにくいから 仕事の悩みは切実だったり根深い問題が関係していたりする場合が多く、相談する人を選びます。 気軽に他人に話せることではないからこそ相談相手選びに悩んでしまい、最終的には誰かに頼るのを諦めて一人で悩みを抱える人が多いです。 しかし悩みを誰にも相談しないと、新たな視点を得る機会がありません。考え方が狭まって自分の思い込みや固定観念にとらわれやすくなるので、結果として悩み解決のハードルが上がってしまいます。 仕事の悩みを解決させずに放置するリスク なかなか仕事の悩みが解決しないと、「もう解決しないんだ」と決めつけて悩みを放置してしまう人がいます。しかし、悩みを放置することにはリスクがたくさん!ここでは、仕事の悩みを解決させずに放置するとどのようなデメリットがあるのかを解説します。 他のことに集中できなくなる 大きな悩みがあると、その悩みだけで頭がいっぱいになってしまいます。頭の中の大半を悩みが占めるので他のことを考える余裕がなくなり、仕事はもちろん日常生活のあらゆる面で集中しにくくなるでしょう。 仕事に集中できない状態が続けば、大きなミスをしたり、上司から注意されたりする可能性も高くなります。ミスや注意が原因で新たな悩みが生まれる場合もあり、悪循環に陥りやすいです。 さらに、これまで好きだったものや趣味にも没頭しにくくなるので、うまく気分転換ができず、より悩みが頭から離れにくくなります。 働くモチベーションが低下する 悩みの種が仕事にあるのですから、その仕事に対して前向きな気持ちにはなりにくいでしょう。それどころか、仕事に向き合うほどに「現状が辛い」「このままでいいのか」という気持ちが起こり、働くモチベーションは下がっていきます。 また、真面目な人ほどモチベーションが下がると、そんな自分に嫌悪感を抱きやすいです。 自分に自信をなくしてネガティブ思考になったり、無理やりモチベーションアップを図って精神的負担をかけたりするケースが多く、負のスパイラルにはまる可能性があります。 自己肯定感が下がる 多くの場合、悩みを放置すればしただけずっとモヤモヤし続けることになります。そして、モヤモヤと悩み続けている自分が好きな人はいません。 そのため、悩みを放置すると自分を嫌いになり、自己肯定感まで下がりやすいです。自己肯定感が下がると、自信を失くして悩み解決に向けての行動にも消極的になるので、より仕事の悩みが長期化する傾向にあります。 また、自分を尊重できなくなって自己否定を繰り返したり、他人からの評価を気にして受け身になりすぎたりするケースも多いです。 職場の人間関係が悪くなる 大きな悩みを抱えると、精神的余裕がなくなってイライラしたり無表情になったりします。いつものように人にやさしく振る舞うのが難しいので、周囲との人間関係が悪くなりやすいです。 悩むと仕事に集中できずミスが増える傾向なので、周囲の人に迷惑をかけてしまって職場の人間関係が悪化することも。 こうなると、現状の悩みに人間関係の悩みまでプラスされるので、より悩み解決の糸口が見つかりにくくなります。 健康を害する恐れがある 深刻な仕事の悩みは、慢性的なストレスになります。たとえ一時的にストレスを解消したとしても、悩みが晴れなければまたすぐにストレスが溜まってしまうためです。 そして、ストレスは自律神経のバランスを乱し、精神的・身体的不調を引き起こす可能性を高めます。場合によっては、大きな病気につながり働くこと自体が難しくなる場合もあるのです。 悩んでいるときの心身の不調は、ストレスが限界を迎えているサインかもしれないので、軽視せずに必要に応じて休息・休養してください。 解決しない仕事の悩みから抜け出す方法 解決が難しそうな仕事の悩みも、小さな工夫で突破口が開けることがあります。ここでは、悩みに直面したときに試してほしい対処法を解説しましょう。 一人で考える時間を作る 悩んだときは、自分の心と向き合う時間が必要です。慌ただしい日常の中でスルーしてしまっていることに、悩みの根本的原因が隠れている場合も多いので、落ち着ける一人の時間を作って思考を整理してみましょう。 「悩みの原因は何か」「何にストレスを感じるのか」を考えると、悩みの本質を捉えられ「解決するために今やるべきこと」が見つかりやすくなります。 他人に気を遣わずゆっくりした時間が過ごせるので、良い気分転換にもなるかもしれません。 視点や発想を変えてポジティブに 仕事の悩みがあると思考は落ち込みやすく、放っておくとどんどん物事を悪い方向に考えてしまいます。 そのため、意識的に視点や発想を変えて、前向きさを維持するのが大切です。視点や発想を転換できると、何か嫌なことがあっても「次は良いことがあるかも」「これも成長に必要なステップ」のように、落ち込みにくいポジティブな受け止め方ができます。 視野が広がり考え方も柔軟になるので、悩みを多角的に捉えて解決策を見つけられたり、自己肯定感の高まりによって悩みそのものが気にならなくなったりする可能性が高いです。 迷ったときこそ正直になる 仕事の悩みの内容によっては大きな決断が必要で、その選択に迷ってしまう場合もあるでしょう。 そんなときは、自分を主体に考えて正直な選択をするのがおすすめ。もちろん物事のメリット・デメリットや相手の気持ちは考慮する必要がありますが、自分の心に嘘をつくのを止めれば、モヤモヤした悩みから解放される可能性があります。 世間の一般論や他人の意見を気にしすぎて、自分らしく働けていないのが仕事の悩みの原因である場合も多いので「自分の本音」はないがしろにしないようにしてください。 信頼できる人に相談する 誰かに話を聞いてもらうだけでも思考の整理や感情のデトックスになりますし、相手の言葉で新たな視点や気付きを得られる場合もあります。 「深刻だから話しにくい」と感じる人が多い仕事の悩みですが、深刻だからこそ信頼できる人に相談して、心にかかる負担を少しでも軽減させましょう。 また、相談は一人ではなく複数人にするのもありです。複数人に相談すれば同時にさまざまな意見が得られるので、より自分に合った解決策が見つかりやすくなります。 異動や転職も一つの手 何をしても今の仕事の悩みを解決できない場合は、異動や転職をするのも有効な手です。 いきなり異動や転職に向けて動き出さなくても「最終的には職場を離れる選択肢もある」と考えるだけで、気持ちが楽になって悩みへの向き合い方が変わる場合があります。 ただし、本当に異動や転職をする場合は、環境を変えた先で同じ悩みを繰り返さないよう、今の悩みを分析して自分の理想や譲れない条件をしっかり固めておかなくてはいけません。 仕事の悩みは解決できる!大事なのは早めの相談 仕事の悩みは内容が重くなりやすく、誰にも相談できず一人で抱えたり、解決を諦めたりする人が少なくありません。 しかし、どんな悩みにも解決策は必ずあるので、一人で考え込まず誰かに相談するのが大切です。 もしも相談相手に悩んだときは、仕事に関するあらゆる悩みに対応しているキャリアコンサルティングを受けてみてください。専門的な知識、豊富な経験を持つキャリアコンサルタントに相談すれば、プロ視点からの悩み解決に向けたアドバイスが得られます。 「悩みをうまく話せる自信がない」「悩みの原因がはっきりしない」という相談者にも、キャリアコンサルタントは寄り添い一緒に悩みの本質に迫ってくれるので、気負わず気軽な気持ちで相談してみましょう。

仕事の悩みはどこに相談するのがベスト?相談窓口・サービス9選
仕事の悩みを抱えたときは、一人で悩まず誰かに相談したほうが早く問題を解決できます。 とはいえ一口に「仕事の悩み」といっても、働き方や人間関係、将来についてなど内容はさまざま。悩みの内容に合った相談相手を探すのは意外と難しく「どこに相談すればいいの?」と困っている人もいるのではないでしょうか。 本記事では、仕事の悩みをどこに相談すればいいのかわからない人に向けて、悩み相談ができる窓口やサービスを一挙に紹介します。各サービスのメリット・デメリットも紹介するので、ぜひ悩み解決のために役立ててください。 仕事の悩みはどこに相談するのが良い? 仕事の悩みを相談する相手を選ぶ際は、「自分が話しやすい」「相手が快く相談に応じてくれる」という2つの条件が必須です。 悩み相談の相手候補としてよく挙がるのが「家族」「友人」「上司」といった、身近な人物でしょう。 確かに、身近な人はもとからあなたの人柄を把握しているため、考え方や特徴に考慮したアドバイスをしてくれる可能性があります。相手がこちらの職場をすでに知っていることにより詳細な説明を省ける場合が多く、相談するハードルも低めです。 しかし、身近な人は「相談のプロ」ではないため、時に的外れなアドバイスをしたり、あなたの気持ちに寄り添ってくれなかったりする場合があります。 また、大切な相手だからこそ「心配をかけたくない」「時間を奪いたくない」のように考え、相談しづらいと感じるケースも少なくありません。 仕事の悩みはプロにも相談できる 身近な人に打ち明けにくい場合「どこに仕事の悩みを相談すれば?」と思う人もいるかもしれませんが、今は仕事の悩み相談専門の窓口・サービスがたくさんあります。 誰に相談すればいいのかわからないときや、身近な人に話しにくいときは、このようなサービスを利用してプロに相談するのがおすすめです。 窓口・サービスは「ハラスメント問題を中心に相談できる」「転職の悩みに特化」といったように、それぞれに特徴があります。仕事の悩みの内容に合ったサービスを選ぶことで、その分野に強いプロから専門的なアドバイスが得られ、早く悩みを解決できるでしょう。 相手は相談を受けることを職務としているプロである上に、窓口・サービスによっては無料で利用可能なので、遠慮や心配は不要です。 仕事の悩みを相談できる窓口・サービス一覧 ここからは、仕事の悩みを相談できる窓口・サービスを紹介します。各サービスの特徴やメリット・デメリットもまとめたので、自分に合うサービスを探してみてください。 キャリア・コンサルティング・ラボ キャリア・コンサルティング・ラボは、キャリアや転職に関する悩みはもちろん、職場の人間関係、働き方についての悩みなど、仕事の悩みをマルチに相談できるコンサルティングサービスです。 メリット フラットな立場でアドバイスしてくれるので、転職・独立を無理に推奨されない 相談できる悩みが幅広く、悩みが複数あるときも利用しやすい 自己理解が深まり、自分の本当の適性や能力を発見できる デメリット オンライン面談方式のため対面では相談できない 転職先の紹介はしてもらえない 有料である 相談相手となるキャリアコンサルタントは、専門知識を持つ国家資格保有者です。問題に対して多角的な考え方ができるので、自分一人では思いつかなかった角度からの問題解決方法が見つかる場合があります。 企業内カウンセラー 近年は、従業員の心の健康のために企業内カウンセラーを置く会社も増えています。企業内カウンセラーに相談できるのは、心の不調、職場の人間関係、キャリア、休職や退職などに関する悩みです。 メリット 企業内にカウンセラーがいるため、心の不調にすばやく対処できる 福利厚生の一環として従業員は無料で相談できる 職場環境の改善もカウンセラーの仕事なので、働きやすさが向上しやすい デメリット 症状が重いと認められても、その場では治療を受けられない そもそも企業内カウンセラーがいない会社も多い 専門的な治療が必要な場合は別に医療機関の受診をすすめられますが、近くに相談のプロがいるのはとても心強いです。企業内カウンセラーがいる会社で働いている場合は、積極的に利用してみましょう。 転職エージェント 転職エージェントは、求職者と企業をつなぐ人材紹介サービスです。「転職の市場動向が気になる」「転職活動が思うようにいかない」など転職に特化した悩みがあるなら、転職エージェントに相談するという方法もあります。 メリット プロに転職活動をサポートしてもらえる 非公開求人を紹介してもらえる 転職に関する悩み・疑問をすばやく解消して効率的に転職活動できる 無料で相談できる デメリット 転職するか迷っている段階で、転職を強くすすめられることがある 希望に合わない求人を紹介される場合がある 転職エージェントへの相談は費用がかからず、どこも無料で利用できます。ただし、中にはサポート期間が決まっているエージェントサービスもあるので、利用前に確認しておきましょう。 こころの耳 こころの耳は、厚生労働省が運営する働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト。相談窓口が設けられており電話・SNS(LINE)・メールにて仕事の悩みを相談できるほか、ストレスや疲労蓄積度のセルフチェックが受けられます。 メリット 相談窓口では中立な立場で話を聞いてもらえる 誰でも無料で利用できる 電話・SNS(LINE)・メールから、自分に合った相談方法が選べる デメリット 電話相談は1件20分以内と時間が決まっている 病名診断や法律、税務等専門的知識を有する相談は不可 こころの耳電話相談は、平日22時、土日16時まで利用できるのも特徴です。匿名で仕事の悩みを相談できるのもポイントで、気軽に利用しやすいでしょう。 労働条件相談「ほっとライン」 労働条件相談「ほっとライン」は、時間外労働や賃金不払など、労働基準関係法令に関する悩みを相談できる窓口です。 メリット 労働基準監督署が閉庁している平日夜間、土日・祝日も相談できる 匿名で利用でき、固定・携帯電話どちらからかけても通話料無料 専門知識を持つ相談員が、法令・裁判例などをわかりやすく説明してくれる デメリット 相談方法は電話のみ 労働基準監督署とは異なり、職場への指導等はできない 会社に対して「法律違反では?」と思っても、知識がないと強く言えず、不満や悩みに発展します。そんなときは労働条件相談「ほっとライン」に悩みを相談して疑問を解消し、どうすれば悩みを解決できるかアドバイスをもらうのがおすすめです。 総合労働相談コーナー 総合労働相談コーナーは、全国の労働局や労働基準監督署内に設置されている公的な相談機関です。職場のあらゆるトラブル・労働問題に対応しており、いじめや嫌がらせ、パワハラなどの悩みも相談できます。 メリット 法的に問題がある場合は、行政指導が可能な部署に取り次いでもらえる 相談から解決までワンストップで進むため問題が早く解決しやすい 対面での相談のほか、電話相談にも対応 デメリット 具体的な証拠を提示できない場合は、対応してもらえない可能性が高い 調査や指導が入るまでに時間がかかることがある 総合労働相談コーナーを利用するのに予約は必要ないので、自分の都合に合わせて相談できます。仕事の悩みを対面で相談できるので、直接会って話を聞いてもらいたい人にもおすすめです。 みんなの人権110番 みんなの人権110番は、法務省管轄の電話相談サービスです。差別、ハラスメント、プライバシー問題といった人権問題に関する悩みを専門としていて、法務局及びその支局まで足を運べば窓口での対面相談もできます。 メリット 法務局職員または人権擁護委員から専門的なアドバイスが得られる 相談内容によっては調査や救済措置を行ってくれる 秘密厳守な上、女性専用の相談窓口もあり、センシティブな悩みも相談しやすい デメリット 受付時間は「平日8時30分から17時15分まで」なので、忙しい人は利用しにくい 受付時間内に電話をかけるのが難しい場合は、インターネット上での相談も可能です。「職場のいじめが辛い」「これはパワハラ?」などの悩みがある人は、気軽に相談してみてください。 働く人の悩みホットライン 働く人の悩みホットラインは、一般社団法人日本産業カウンセラー協会・JAICOが提供する相談・カウンセリングサービス。職場、暮らし、家族、将来設計など、働く中で生じるさまざまな悩み相談を受け付けています。 メリット 相談できる悩みが幅広く、どこに相談すればいいのか迷ったときに便利 土曜日も20時まで相談できる 労働者・企業の課題解決に尽力してきた実績が多く、信頼性が高い デメリット 相談料は無料だが、フリーダイヤルではないので通話料がかかる 電話相談は1件30分以内と時間が決まっている サービスを提供する一般社団法人日本産業カウンセラー協会は、1960年に設立されました。仕事の悩みを解決に導いてきた経験が豊富なので、安心して相談できるでしょう。 就職だれでも相談 就職だれでも相談は、東京都による就職・転職相談サービスです。電話、LINE、オンライン面談から相談方法が選べ、各方法ともに平日・土曜の10時から18時まで利用できます。 メリット 就職や転職活動についての悩みを予約不要で相談できる 年齢や職歴を問わず、匿名で相談できる 悩みや疑問へのアドバイスはもちろん、面接対策や応募書類の添削もしてもらえる デメリット 利用できるのは都内在住者または都内で仕事を探している人のみ 相談方法ごとに、1回の相談時間が決められている 地方で就職・転職活動をする予定の人は利用できませんが、公式サイトでは就職活動に役立つセミナー動画も配信されています。悩みの内容によっては解決のヒントが見つかる可能性があるので、興味があればチェックしてみてください。 仕事の悩みを相談するときのポイント 仕事の悩みは「どこに相談するか」も大切ですが、その他にも気をつけたいポイントがいくつかあります。ここでは、相談を成功させるためのポイントを紹介しましょう。 頭の中を整理する 悩みに適した窓口・サービスを選んでも、内容が整理できていなければうまく話せません。悩みの詳細が相談相手に正しく伝わらないのでアドバイスも得にくく、問題は解決しないでしょう。 誰かに悩みを相談するときは、悩みの原因や嫌だと感じる事柄を事前に紙に書き出して、頭の中を整理しておくのがおすすめです。 思考を整理すると、自分が置かれている状況を客観視でき、冷静さを取り戻せます。相談中も感情的になりにくくなるので、悩みをわかりやすく説明できるでしょう。 自分なりのゴールを設定する 誰かに相談するときは、自分なりのゴールを明確に提示しましょう。たとえば「転職に迷っている」と言うだけでは、相談された相手はあなたが年収アップしたいのか、働き方を変えたいのか判断に迷いアドバイスに困ります。 仕事の悩みは「自分がどうなりたいか、どう感じるか」が解決のポイントになっていて、正解がないケースも多いので、自分が目指すゴールを設定しておくのが大切です。 また、きちんとゴールを定めないと、悩んでいる現状の辛さから逃れることをゴールにしてしまい、転職を繰り返したり突発的に退職したりしやすくなります。 どんなアドバイスも一度は受け入れる 相談相手は、あなたの希望に沿って話す機械ではありません。そのため、時には期待や希望から外れたアドバイスをされることもあるでしょう。 しかし、仕事の悩みはどこに相談するのがベスト?相談窓口・サービス9選ようなアドバイスであっても、一度は「そうだね」「そういう考え方もあるんだ」と受け入れるのが重要。アドバイスを強く否定すると、相談相手との関係が悪くなったり、2度と相談に乗ってもらえなくなったりする可能性があります。 受けたアドバイスを実践するかどうかは自分が決めればいいので、まずはアドバイスしてくれたことに感謝して相手の提案を肯定してください。 どこに相談しよう?迷ったらキャリアコンサルティングがおすすめ 仕事の悩みは、家族や友人といった身近な人だけでなく、専用の窓口・サービスにも相談できます。あなたの悩みを聞いてくれる人は必ず存在するので「誰にも相談できない」と悲観する必要はありません。 もしも「どこに相談しよう?」と迷っているなら、キャリアコンサルティングを選ぶのがおすすめです。キャリアコンサルティングなら、仕事にまつわるさまざまな問題について相談できるので、きっと悩み解決のヒントが見つかります。 仕事の悩みは一人で抱えると深刻になりやすいです。ぜひ本記事で紹介したサービスを活用して、悩みの早期解決を目指してください。
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職場のストレス対処法は?仕事中でもすぐできる発散方法を紹介
職場にストレスはつきものだからこそ、社会人は「上手なストレス対処法」を身に付ける必要があります。 今回は、職場での気疲れやイライラが蓄積している人に試してもらいたい、ストレスの対処法を解説! 職場でできる簡単なものから大きなストレス解消になるものまで、合計10個のストレス対処法を紹介するので、ぜひ自分に合う方法を見つけてください。 職場でストレスを感じたときに真っ先にやるべきこと ストレスは「解消」できるものと「発散」させたほうがいいもの、大きく2タイプあります。「解消」は根本的問題を解決してストレスを元からなくすこと、「発散」は溜まったストレスを開放したり気分転換を図ったりすることです。 全てのストレスを解消できるのが理想ではあるものの、職場のあらゆる問題を全て解決するのは難しく、受けたストレスは発散させたほうがいい場合もあります。発散でしか対処できないストレスを無理に解消しようとすれば、うまくいかずさらにストレスを抱えてしまう可能性も! そのため、職場でストレスを感じたら、まずは「解消」と「発散」どちらの方法で対処すべきかを考えてみましょう。ストレスの原因を特定し、解決が見込める問題かどうかを考えると、どちらを選ぶべきかがわかりやすいです。 職場でできる!手軽なストレス対処法 ここでは、仕事中や職場ですぐにできる手軽なストレス対処法を紹介します。ストレスを溜めないためにも、小さなストレスを感じた時点でこまめに行ってみてください。 深呼吸・ストレッチをする 仕事中にストレスを感じたら、その場でゆっくり深呼吸をしてみましょう。深呼吸をすると副交感神経が刺激され、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌を抑えてくれるといわれています。 また、座ったまま行える簡単なストレッチを仕事中にするだけでも、身体がほぐれて呼吸が深まるので不安やストレス緩和に効果的です。 場所を移動する 同じ場所で長く作業していると、だんだんストレスが溜まってくる…という人も多いでしょう。そんなときは、少し歩いたり仕事をする場所を変えたりするのがおすすめ。 トイレや休憩室に行く、オフィスではなくカフェで仕事をするなどするだけで、気分が入れ替わりストレス軽減になる場合も少なくありません。 なお、リモートワークができる会社ならリモートワークを選択するのもありです。 休憩する 仕事の合間にしっかり息抜きするのも、良いストレス対処法といえるでしょう。具体的には、間食としてコーヒーや甘いものを摂取する、同僚と雑談をする、昼寝をするなどが挙げられます。 ストレスを感じて心がモヤモヤすると休憩時間まで暗い気持ちになりがちです。しかし、意識的にオンオフをつけると気持ちの切り替えにもなり、ストレスが溜まりにくくなります。 職場のストレスが溜まったときの対処法 手軽な方法だけでは対処できない、手ごわいストレスも存在します。ここからは、職場のストレスが蓄積して心が疲れてしまったときの対処法を解説します。 まずは休む! 十分な休息が取れていないと、それだけでストレスは増加してしまいます。リラックスできる時間と睡眠時間をたっぷり確保し、心身ともに休息を取りましょう。 帰宅後や休日を利用してしっかり休める場合は問題ありませんが、物足りなさを感じる場合は有給休暇などを利用して長期で休むのもありです。 また、普段から規則正しい生活や健康的な食事を意識して、生活習慣から心身を労わるのも忘れないでください。休養によって心身の疲れが取れると思考もクリアになり、ストレスに強いメンタルを育むことにもつながります。 適度に体を動かす ストレスを感じると呼吸は浅くなり、身体が緊張する傾向にあります。これらを解消させて心身にリラックスをもたらすのが、運動です。 運動といっても、激しく体を動かす必要はありません。運動によってしんどい思いをするとさらにストレスを感じてしまうので、ウォーキングやジョギング、ストレッチ、ヨガなど、無理なくできる軽めの運動をできるだけ継続しましょう。 なお、運動中は日光を浴びると、幸せホルモンことセロトニンやエンドルフィンがより多く分泌されてストレス軽減効果が高まります。 ストレスを紙に書き出す 「職場のストレスで心がモヤモヤする」という場合は、感情を紙に書き出してみてください。 自分の気持ちを書き出すと、ストレスの原因や職場の状況、自分の考え方の癖などを深く理解でき、気持ちの整理がつきやすくなります。 その後、思いきり感情をぶつけて書いた紙をびりびりに破いたり、シュレッダーにかけたりするのも一つの対処法です。自分の気持ちそのものである紙を物理的に破壊することで、怒りや不満といったストレスの元になる感情が静まり、気持ちをリセットできる場合があります。 プライベートを楽しむ 職場のことを完全に忘れて自分の時間を楽しむのも、非常に効果の高いストレス対処法の一つ。例としては、趣味に没頭する、外出して新鮮さを得る、おいしいものを食べるなどが挙げられます。 この他、映画やドラマを見て思いきり笑ったり泣いたりするのも、感情を放出できるのでストレス発散になるでしょう。 プライベートをしっかり楽しめると「自分には職場とは別に楽しい居場所がある」とも思えます。良い意味で職場への依存度が下がるので、割り切った考え方ができてストレス耐性も高まりやすいです。 周囲の人と話をする 友人・家族と雑談をして盛り上がったり、嫌だったことやストレスに感じていることの話を聞いてもらったりするのも有効な対処法です。職場とは全く関係のない話題であっても、楽しく盛り上がっていると気分転換になりストレスが軽減します。 また、職場の悩みなどを打ち明けると、自分の気持ちを整理できる他、第三者視点からのアドバイスが得られ考え方が広がるでしょう。 丁寧な対話には、それだけで安心感や充足感をもたらす効果があります。誰かとじっくり話をすると「話を聞いてもらえた」「優しくしてもらえた」と感じられ、気持ちが落ち着きやすいです。 専門家に相談する ストレスを根本から解消したいものの対処法がわからない場合や、周囲にアドバイスを求めてみてもなかなかピンとこないときは、専門家を頼りましょう。 職場のストレスを相談できる専門家の中でも特におすすめなのは、キャリアコンサルタントです。 キャリアコンサルタントは職場の幅広い悩みに対応し、相談者の価値観や考え方を尊重した上でアドバイスを授けてくれます。職場のストレスの悩みから派生してキャリアや転職の悩みが生じた際も、そのまま相談できるので心強いです。 ただし、ストレスによって心身に不調が出ている場合は、先に専門の医療機関で医師に相談してください。 異動や転職を視野に入れる あらゆる対処法を試してもストレスを取り除けず、心身や日常生活に悪影響が出ている場合は、自分に合わない職場で働いている可能性も考えられます。 今の職場を離れることを検討し、異動や転職を視野に入れてもいいかもしれません。ただし、異動や転職がキャリアに与える影響は大きく、今後の人生がガラリと変わる可能性もゼロではないので、慎重な判断が必要です。 異動や転職についてもキャリアコンサルティングで相談できるので、迷ったときは利用してみましょう。 職場のストレス耐性を高める5つの習慣 今あるストレスに対処するのも大切ですが、耐性を高めてストレスを受けにくい人になる努力をするのも大切です。ここでは、ストレス耐性を高めるために実践してほしい、5つの習慣を解説します。 小さいストレスにすぐ対処する ストレス耐性が高い人とは、言い換えれば「ストレスを感じてもすぐに解消・発散できる人」です。 一切ストレスがない職場はほとんど存在しませんが、たとえストレスがあってもすぐになくすことができれば負担は最小限で済みます。 ストレスを早期に解消・発散するためには、小さなストレスを軽視しないことが大切です。ストレスは蓄積させればさせるほど対処が難しくなるので、程度が軽くても見て見ぬ振りせず、できるだけその日のうちに自分を癒す対処を行いましょう。 周囲を頼る 職場でストレスを感じやすい人は、周囲に頼るのが苦手という特徴を持っている場合が多いです。うまく周囲に頼れないため、仕事を抱えすぎたり悩みを誰にも相談できなかったりして、よりストレスを大きくしてしまう傾向があります。 しかし、職場は一緒に働く人と協力して仕事を進める場なので、負担が大きいときやしんどいときは周囲の人を積極的に頼るべきといえるでしょう。 まずは「周囲に頼っていいんだ」という意識を持ち、小さな頼み事から始めてみてください。この他、普段から信頼関係を築き、頼りやすい関係性を作っておくのも忘れてはいけません。 物事を前向きに受け止める 何事も、できるだけ前向きに捉える習慣を身に付けましょう。物事をネガティブに受け止めると、心配や不安、怒りといった感情が生まれやすくなりストレスにつながります。 できていないことよりもできていることに目を向ける、意識してポジティブな言葉を使うようにするなどするだけでも、徐々に思考が前向きになるはずです。 また、ネガティブな捉え方をしてしまったときも自分を責めず、ポジティブに捉えられないか別の視点から考え直してみてください。 仕事に優先順位をつける 仕事に時間がかかりすぎてしまったり、自分の仕事ぶりに納得できなかったりするのがストレスという人は、仕事に優先順位をつけるのをマイルール化してみてください。 タスクをメモに書き出し、緊急性の高さやタスク完遂までにかかる時間を考えます。それらから考えられる優先順位の高いタスクから順番に着手していけば、今より効率的に作業できストレスそのものを解消させられるかもしれません。 自分をしっかり持つ 周囲に合わせすぎてしまう人は、職場でも他人を優先して自分の考えを抑えがちなので、気疲れによってストレスを感じやすいです。 そのため「必ずしも他人に合わせなくていい」と自分で自分を許し、自分はどうしたいのかという部分を大切にする考え方を身に付けてください。また、コミュニケーション力を磨き、自分の意見を正確に相手に伝えられるよう努力するのも重要です。 自分をしっかり持つと、人の意見や言動に左右されにくくなり、ストレス予防につながります。 職場でストレスを感じてもやってはいけない対処法 ストレス対処法の中には、良かれと思ってやるとマイナスな効果につながる「NG対処法」もあります。以下のようなNG対処法は選択しないようにしましょう。 食べすぎ・深酒 おいしいものを食べたりお酒を飲んだりしてリフレッシュするのは効果的なストレス対処法ですが、それは「適量」の場合です。 食べすぎ・飲みすぎは身体にかかる負担が大きく、肥満やメタボリックシンドローム、その他疾患などを引き起こしやすくなります。 「ストレスを感じたら食べる」と脳がインプットしてしまうと、食欲をコントロールするのも難しくなるので、早めに飲み食いの代わりになるストレス対処法を見つけてください。 過剰なギャンブル・ショッピング ギャンブルやショッピングは、行っている間一時的に脳内が活性化しドーパミンという快楽物質が大量放出されるため、依存症を招くリスクが高いです。 もちろん節度を持って行う分には問題ありませんが、ストレスを受けるたびにギャンブルやショッピングをしていると依存症になりやすいので注意しましょう。 また、既に依存症に陥っている疑いがある場合は、専門家のサポートを受けることをおすすめします。 悪口 誰かに話を聞いてもらうのもストレス対処法の一つですが、話す内容が悪口である場合、さらにストレスが増加するリスクがあるので要注意。 悪口を言うと脳内では、快楽物質・ドーパミンとともにストレス物質・コルチゾールも分泌されます。悪口は、一時的には楽しくても実は心身に負荷をかける行為なので、結果的に心身の不調を招きやすいです。 対処法を知って、職場のストレスをコントロールしよう 職場のストレスは、程度の小さい段階であれば軽めの方法で対処でき、その後深刻な悩みへと発展しません。 そのため、前もって自分に合った対処法を見つけておくのが大切。一人では対処が難しい場合は、キャリアコンサルタントをはじめとする専門家を頼ってください。 生じたストレスを適切に対処できれば、メンタルはもちろん仕事のパフォーマンスも安定します。この記事を参考に自分に合った対処法を把握し、職場のストレスと上手に付き合っていきましょう。

もう仕事行きたくない!職場のストレスの原因と乗り切り方
職場には大なり小なりストレスがあるもの。ですが、あまりにもストレスが大きすぎると心は疲弊し、限界を超えないためのSOSサインとして「もう仕事に行きたくない」と思います。 今回は、職場が嫌になる原因やストレスを抱えたときのNG行動、仕事に行きたくない気持ちの対処法などを解説します。 毎日「行きたくない」と思いながら職場に向かうのは辛いので、この記事を参考に一日でも早い問題解決を目指してください。 ストレスにより「職場に行きたくない」と思う人は多い 厚生労働省が実施した「令和4年労働安全衛生調査(実態調査)」で、「現在の仕事・職場環境にストレスがある」と回答した人は全体の82.2%にも達しています。 この結果から「毎日職場に行くのが楽しみ!」という人のほうが少数派であり、社会人の多くが「職場がストレス」「職場に行きたくない」と感じた経験があると推察できるでしょう。 真面目な人ほど「職場に行きたくない」という感情を否定して、辛い気持ちを無視したりネガティブな自分を責めたりしやすいです。しかし、大切なのは目の前の気持ちに向き合うことであり、そこから「どうすれば職場に行きたくないほどのストレスを軽減できるか」に考えをシフトするのがベスト。 働いていれば前向きな気持ちで出社できる日もあれば、出社するのが辛くて仕方がないという日もあって当然なので、まずは自分の気持ちに正直になるのが問題解決のスタートラインです。 「職場に行きたくない」につながるストレスの原因は? 職場に行きたくない気持ちを解消させるには、ストレスの原因を把握する必要があります。ここでは、出社が嫌になりやすいよくある職場のストレスを解説するので、自分に当てはまっていないか確認してみてください。 職場の人間関係がうまくいかない 職場のストレス要因としてよく挙げられるのが、人間関係の問題です。職場はさまざまな人が集う場所なので、自分とは異なる価値観・考え方を持つ人も少なくありません。 個性を認め合って協力し合える関係を構築できれば良いですが、考え方の違いから対立する関係になってしまうと仕事の連携がうまく取れず、働く上で大きなストレスとなります。 特に、直属の上司やプロジェクトを一緒に進行する同僚、教育を任された後輩のような距離が近い人とトラブルになると、接する機会が多い分ストレスも強くなり、職場に行きたくない気持ちが膨らむでしょう。 仕事量が多すぎる 仕事量が多すぎると、常に時間に追われながら仕事をするので気が休まりません。 残業や休日出勤などが常態化するケースも多く、自分の時間をゆっくり持つのが困難で疲れが取れにくいためストレスが溜まります。 また、一人当たりの仕事量が多い職場では、あなただけではなく他の人も業務量の多さにストレスを抱えているはずです。誰にも余裕がない状態で仕事が進んでいくので職場はピリピリとした雰囲気になりやすく、そこから人間関係の悪化や会社そのものへの不満といった別のストレスが生まれる場合もあります。 仕事の質や内容に問題がある 自分のやりたい仕事ではなかったり、自分には適性がない仕事を多く任せられたりした場合も、職場にストレスを感じやすいです。 また、入社時は希望通りの仕事内容だったとしても、昇進や異動により役割が変わり、仕事内容に不満を持つケースも。 自分の仕事に納得や満足ができないと、働いていてもやりがいを得られません。「どうして自分に合った仕事をさせてくれないのか」と上司や会社に対する不信感も募りやすいので、働くモチベーションが下がって職場に行きたくないと感じてしまいます。 大きなプレッシャーや責任を抱えている プレッシャーや責任は、重要なポジションや責任の重い仕事を任されたときはもちろん、自分の物事の受け止め方によっても発生します。 たとえば、過去の失敗を引きずってうまく気持ちを切り替えられない人は「もう絶対に失敗できない」と自分で自分を追い詰めて過剰なプレッシャーを感じるでしょう。他にも、責任感が強すぎると「何が何でも一人でやらないと」のように考えて、膨大な量の仕事を抱え込みがちです。 しかし、人が一人で抱えきれるプレッシャーや責任は、いくら個人差があるといえども限度があります。プレッシャーや責任が限度を超えるとストレスも限界突破して「もう職場に行きたくない!」という気持ちになりやすいです。 職場環境や待遇に不満がある 安全性への配慮が欠けている、評価システムが不明確といった職場環境の問題や、賃金が低い、福利厚生が整っていないのような会社の待遇も、ストレスに大きく関与します。 職場環境や待遇が悪いと、会社への不信感は増すばかりです。特に、問題意識が薄く、環境・待遇の悪さを放置して改善に期待ができない会社で働いている場合、不安感から強いストレスを感じるでしょう。 「このまま今の会社にいて良いのか」と悩んだり「会社に貢献してもメリットがない」と働く意欲が下がったりするので、職場に行きたくないと感じるのも無理はありません。 入社直後や休み明け直後 入社直後は、慣れないことばかりで毎日が緊張の連続。「ちゃんとやっていけるだろうか」という不安も感じやすい時期なので、このような緊張・不安感がストレスとなり、職場に行きたくないと感じる人が少なくありません。 また、休み明け直後も、楽しかった休日といつも通り働く日常のギャップについていけず、ストレスを感じることがあります。 入社直後や休み明け直後に感じるストレスは一過性である場合も多いので、しばらく様子を見て職場に行きたくない気持ちが緩和していくようなら心配はいらないでしょう。しかし、中には本当に強いストレスを感じて限界が近い場合もあるので、数日経っても気持ちに一切変化がない場合は対処を考えてください。 ストレス過多で職場に行きたくなくても避けるべきNG行動 ストレスによって職場に行きたくないと、つい突発的かつ突飛な行動を取りがち。しかし、以下のような行動は後悔につながりやすいので避けましょう。 無断欠勤・突発的に退職する 無断欠勤および突発的な退職は、職場に行きたくないときに最もやってはいけない行動の一つ。 無断欠勤すると、次の出社がしづらくなってしまいます。たとえ何とか出社して仕事を再開したとしても、周囲からの信頼が下がるので働きにくさを感じやすいです。 また、職場に行きたくない気持ちが最高潮に達すると、「最も簡単な出社しない方法」として突発的に退職してしまう人がいますが、これもキャリアプランが崩れて後悔する可能性が高いのでおすすめしません。 欠勤や退職も選択肢の一つであるものの、それにはルールに則ったり熟考したりする必要があることを心に留めておきましょう。 自分を責める 自分を責めるには、大きく分けて2つのパターンがあります。 1つ目は「職場に行きたくないと思うなんてダメだ」と自分の考え方を責めるパターン。そして2つ目は、行きたくないと思いつつ出社して「不満があるのに現状を変える行動をしない自分はダメだ」と自分の行動を責めるパターンです。 しかしどちらにせよ、働いていれば職場に行きたくないと感じる日もあるものなので、自分を責める必要はありません。自分を責めるとマイナス思考になりストレスがより増幅するので、過剰な自責・自己嫌悪は控えましょう。 ストレスを一人で抱え込んで解決を諦める ストレスを抱える社会人は多いとお伝えしましたが、それは「ストレスはあって当然なものだから、あなたもストレスを我慢しろ」という意味ではありません。百害あって一利なしのストレスは、完全になくすのは難しくても少しでも軽減できるよう、誰もが工夫しなくてはいけないものです。 そのため「職場はどうせ良くならない」「社会人は皆こうだから」と解決を諦めたり、ストレスを一人で抱え込んだりするのはNG。 蓄積したストレスは心身に悪影響を及ぼす可能性もゼロではないため、後で紹介する職場に行きたくないときの対処法を実践して問題解決を図りましょう。 間違ったストレス解消法を取る 職場に行きたくないストレスを発散させるため、さまざまなストレス解消法を試してみるのは良いアイデアといえます。しかし選択するストレス解消法を間違えると、一時的にはストレス発散になったとしても、長期的に見ればストレスを悪化させる場合があるので要注意。 間違ったストレス解消法には「ストレス発散にはなるが代償がある」という特徴があります。たとえば、やけ食いや過剰な飲酒・喫煙は身体に負担がかかりますし、ギャンブルや買い物による散財も経済的負担が発生するでしょう。 このような、後々さらなるストレスにつながる恐れがある間違った方法は、選択しないようにしてください。 ストレスで職場に行きたくないときの乗り越え方 ここでは、職場に行きたくない気持ちの乗り越え方を紹介します。実践しやすそうなものや効果が見込めるものから取り組み、現状打開を目指しましょう。 思い切って仕事を休む 精神的に疲弊している場合、無理に出勤せず職場を休むのが正解です。特に、ストレスで体調を崩している人や集中力が低下している人は、出勤してもいつも通りのパフォーマンスを発揮できない可能性が高いので休んだほうがいいでしょう。 ただし、何も言わずに休むと無断欠勤になってしまうので、きちんと連絡はしてくださいね。 また、有給休暇を使って長期休暇を取り、リフレッシュするのもおすすめです。 ストレスの原因を特定して対策を考える 感受性が強い人ほど「辛い」「しんどい」「職場に行きたくない」という感情が先行しやすく、ストレスの原因に気づきにくいです。 しかし辛い現状から抜け出すには、原因を特定して対策を考えなくてはいけません。 ストレスには必ず原因があるので、原因探しの方法として「なぜ職場に行きたくないのか」「どんなときに辛いと感じるのか」考え、思いつくことを紙に書きだしてみましょう。自分の感情を可視化するとストレスの原因を把握しやすくなり、そこから取るべき対策を考えられます。 小さな成果を褒める 職場に行きたくないときに自分を責めてしまう人は、小さな成果に注目して意識的に自分で自分を褒めてみてください。 たとえば、行きたくないと思いつつも出社した場合は、それだけで自分を「えらい!」と褒めていいです。他にも仕事で成長を実感したときは、たとえ成果に直結していなくても「すごい!」「頑張った!」と自分を讃えていいでしょう。 自責の念が強い人は、真面目で責任感も強い傾向にあるので、少し大げさくらいに自分で自分を褒めて、自己肯定感を下げないようにするのが大切です。 誰かに相談する 一人きりでストレスを抱えると、ネガティブな感情がどんどん蓄積して解消する難易度も上がります。誰かに話を聞いてもらうだけでもストレス解消に効果的なので、職場に行きたくない気持ちは人と共有しましょう。 友だちや家族、職場の人などに相談するのもありですが、より効率的な問題解決を望むならキャリアコンサルティングを受けるのがおすすめです。 キャリアコンサルティングでは、現状の課題やストレスの原因を洗い出し、あなたに合った解決策を一緒に考えてくれます。好きな場所から都合のいいタイミングでキャリアコンサルティングを受けられるオンラインサービスも登場しているので、ぜひ利用してみてください。 休職や異動、転職を考える 上記の方法を試してもストレスを解消できないときや、職場に行きたくない気持ちが和らがないときは、職場と距離を取るのが効果的。代表的な方法としては、休職や異動の希望を申し出る、転職するなどが挙げられます。 ただし、これらの方法にはそれぞれメリット・デメリットがあり、今後のキャリアに与える影響も大きいため、よく考えた上で決断してください。 また、「休職・異動・転職、どれを選ぶべき?」「転職したいけど、自分に合う仕事がわからない」といった悩みにも、上記で紹介したキャリアコンサルティングが役立ちます。 職場に行きたくない気持ちと向き合い、ストレス軽減を目指そう 行きたくないと思うほどに職場のストレスが大きい場合、ストレスの原因を見つけ、対策を取ることが求められます。 ただし強すぎるストレスを受けると人は考えがまとまりにくくなり、ネガティブ思考になりやすいので、一人で問題解決しようとせず信頼できる人を頼りましょう。 キャリア・コンサルティング・ラボなら、職場に行きたくないという悩みも真摯に受け止め、ストレスの根本的原因を探りつつ解決策をアドバイスしてくれます。自分の気持ちと向き合う場として、ぜひ気軽に相談してみてください!

仕事の悩み相談におすすめの相手5選!適した相手・避けるべき相手の特徴
悩み相談には、つらい気持ちが和らぐ、早く解決策が見つかるなどの効果が期待できます。 しかし、仕事の悩みは内容がヘビーになりやすいからこそ「誰に相談したらいいのか…」と相談相手選びに迷ってしまう人も多いでしょう。 今回は、仕事の悩み相談をするのにおすすめの相手を紹介します。仕事の悩み相談に適した相手・避けるべき相手の特徴も詳しく解説するので、この記事を参考に最適な相談相手を見つけてください。 仕事の悩み相談に適した相手の特徴 仕事の悩み相談をする際は相手選びがとても重要です。どのような人に悩みを打ち明けるべきなのか、相談に適した相手の特徴を解説します。 話を最後まで聞いてくれる人 「人の話を最後まで聞く」は、良き相談相手の絶対条件といっても過言ではありません。話を最後まで聞いてくれる人は、あなたの状況や気持ちを全て把握した上で、的を射たアドバイスをくれます。 また、相談相手から「そうなんだ」「辛かったね」と相槌を打ってもらえると共感を覚えられるので、悩んでいる最中に陥りがちな孤独からも脱却しやすいでしょう。 自分の本音を全て放出すると、それだけで気持ちがスッキリして悩みが晴れるケースも多いです。 自分と似た価値観・考え方を持つ人 自分と似た価値観や考え方を持つ人は、物事の良し悪しを判断する基準も近いです。わざわざ価値観をすり合わせたり考えを細かく説明したりしなくても、こちらの気持ちを汲んでくれやすいので、仕事の悩み相談をする相手に適しています。 共感してもらえることが多い分、複雑な仕事の悩みや言いにくい本音も「話しやすい」と感じられるでしょう。 さらに、あなたがこれからしようと考えている対策や行動を話せば賛同してくれる可能性が高く、迷いがあっても背中を押されて勇気がもらえるはずです。 相手の立場に立って考えられる人 仕事の悩みがない人と悩みがある人とでは、物事の受け止め方も異なる場合があります。だからこそ悩み相談の相手には「自分が悩んでいる立場なら…」と想像する力が求められるのです。 相手の立場を想像してから物事を考えられる人なら、あなたの人柄や価値観などを加味した上で適切なアドバイスをくれる可能性があります。 また、あなたの気持ちを想像して「意見を押し付けられたら嫌だろう」と判断できるので、一方的なアドバイスはしない傾向です。 物事を複数の視点から捉えられる人 仕事の悩みの原因は一つとは限りません。いくつもの問題や人間関係などが複雑に絡んで、大きな悩みになっているケースも多いです。 そのため、少ない情報だけですぐに物事を判断する人よりも、物事を複数の視点から捉えてじっくり考えられる人のほうが、悩み相談の相手に向いています。 多角的に物事を捉えられる人は視野が広いので、相談相手に選ぶと自分一人では思いつかなかった視点を与えてくれるはずです。 経験値が多い人 自分より仕事の経験値が多い人も、良い悩み相談相手になる可能性が高いです。特に、今の自分と同じような悩みを過去に経験している人であれば、具体的かつ的確な解決策をアドバイスしてもらえるかもしれません。 多くの経験を積んできた人は、悩みの受け止め方はもちろん、物事に対する考え方がそもそも違います。 物事へのアプローチ方法や悩み解決策のアイデアが豊富な傾向にあるので、新たな気付きを得るきっかけになりやすいです。 仕事の悩み相談を避けるべき相手の特徴 仕事の悩みを相談する相手を間違えると、新たな悩みが増える可能性があります。以下のような特徴を持つ人には、仕事の悩みを相談しないほうがいいでしょう。 悩みを軽く扱う人 あなたにとって深刻な仕事の悩みを軽く扱う人は、価値観が根本から違う可能性が高く相談相手には向きません。このような人は相手に寄り添うのが得意ではないため、相談しても「そんなことで悩んでいるの?」「誰にでもあるよ」と心ない発言をしたり、話をすぐに自分の話題にすり替えたりします。 相談してうまくいかない経験をすると、あなたは「相談しなければよかった」と後悔し、以降誰かに相談することが怖くなるでしょう。 悩みや問題を抱えている人 いくら親しくて話しやすくても、相手が自分のことで悩んでいたり問題を抱えていたりする場合は、悩み相談の相手として選ばないほうがいいです。 他人の悩みを親身に聞くのは、意外と気力を使います。そのため、自分に余裕がある相手でなければ、あなたの悩みを受け止められない可能性が高いです。 仕事の悩みでいっぱいいっぱいになっていると、相談相手の状況にまで気が回りにくいですが「今、相手は相談に乗れる状況か」もしっかり考えましょう。 ネガティブ思考が強い人 物事をネガティブに捉える人を相談相手に選ぶと、相手に影響されてこちらまでネガティブ思考になり不安が膨らみやすいです。 もちろん、仕事の悩みに対して、悪い方向に進む可能性を考えなくてはいけない場面もあるでしょう。しかし、根本的な前向きさが失われれば解決できる問題も解決しにくくなるので、ネガティブ思考が強い人も相談相手には適しません。 また、ネガティブな人は否定的・批判的な意見が多いため、せっかく相談しても共感を得られない可能性があります。 自己主張が強すぎる人 自分が正しいという意識が強く自己主張が激しい人も、相談相手にしないほうがいいでしょう。 仕事の悩みは正解がなく「自分なりの解決策」を見つけなくてはいけない場合が多いです。自分の考えを一方的に押し付けるようなアドバイスやお説教をする人を相談相手にしても、「自分なりの解決策」は見つかりにくく悩みは晴れません。 自己主張が強い人は意見をはっきり言うので頼りになりそうだと思うかもしれませんが、相談相手に最も重要な要素は傾聴力です。 話を他人に漏らす可能性がある人 相談する相手によっては、自分の悩みを関係ない第三者にバラされるリスクがあります。少しでも「相談内容を他人に漏らす可能性があるかも」と思う相手には、悩み相談を持ち掛けないほうが賢明です。 たとえば、噂話が好きな人や目立ちたがり屋の人、間違った正義感で小さな問題を大きくしがちな人などは、相談相手にするとあなたの悩みを周囲に言いふらす可能性があります。 相手の普段の言動を振り返り、信頼できそうかどうかをよく見極めてください。 仕事の悩み相談をするのに適した相手は? 仕事の悩み相談をするのにベストな相手は、悩みの内容や希望する対応によっても異なります。ここでは、おすすめの相談相手を紹介しましょう。 家族や友達 家族や友達は、身近だからこそ気軽に相談しやすい相手です。もともと関係性が深く、基本的には「あなたの味方」というスタンスでいてくれる相手なので、心を許して本音で話せるでしょう。 また、あなたの人柄をよく知っている人たちだからこそ、あなたの気持ちや希望を真剣に考えてアドバイスを贈ってくれるはずです。 職場とは直接的な関わりがない相手なのも利点で、相談した内容が噂として広まる心配がありません。 上司や同僚 上司や同僚との関係が仕事の悩みの原因である場合は、相談相手に選ぶのはおすすめできません。しかしそうではない場合、同じ業務に携わっている上司や同僚は、あなたの仕事の悩みを深く理解してくれやすい相手です。 上司は仕事の経験値が多い分、これまでの経験を活かしたアドバイスをくれる場合があります。同僚は経験値こそほとんど同じなものの、視点が近いので共感してくれたり悩みの解決法を一緒に考えてくれたりする可能性が高いです。 キャリアコンサルタント キャリアコンサルタントは、仕事に関するさまざまな相談に応じ、サポートしてくれる専門家です。相談者が最適な環境で自分らしく働けるよう支援することを主な職務としており、仕事に関する悩みであれば相談できる内容は多岐に渡ります。 専門的な視点から的確にアドバイスを授けてくれるので、速やかに問題解決したい人や複合的な悩みがあり誰に相談すればいいのかわからないときにぴったり。 今は、オンラインで自宅からキャリアコンサルティングを受けられるサービスもあり、相談しやすい環境が整っています。 公的な相談窓口 労働問題の相談窓口「こころの耳電話相談」や、職場のトラブルを相談できる「総合労働相談コーナー」など、厚生労働省が運営する公的な相談窓口も悩み相談をするのに適した相手といえます。 公的な相談機関は、悩みの内容によって窓口がいくつかに分かれているので、悩みの内容に応じた窓口を選びましょう。 他の相談相手よりも強い権力を持っているのが、公的な相談窓口の特徴です。悩み相談をして法的に問題があると判断されると、行政指導権限を持つ担当部署に取り次いでもらえる場合もあります。 転職エージェント 転職に関する悩みを抱えているのであれば、転職エージェントを相談相手に選ぶのもおすすめです。 ただし、転職エージェントはあくまで「転職希望者」と「人材を探している企業」の間で双方をサポートする存在。既に転職の意思が固まっている人にとっては心強い相談相手ですが、転職しようか迷っている段階の人であれば、理想のキャリアを一緒に考えてくれるキャリアコンサルタントに相談したほうがいいでしょう。 仕事の悩み相談の相手にプロを選ぶメリット 仕事の悩みを相談する相手を大きく分けると「身近な人」と「プロ」の2つに分類されます。ここでは、仕事の悩み相談の相手にプロを選ぶメリットを解説します。 「申し訳ない」と思う必要がない 家族や職場の人に仕事の悩み相談をしたとき、「相手の時間を奪ってしまうのが心苦しい」「暗い相談内容で申し訳ない」と感じた経験がある人は多いのではないでしょうか。 しかし、プロは相談者の話を聞いてサポートするのが職務。相談者は悩みを聞いてくれたプロに対して、感謝することはあったとしても申し訳なく思う必要はありません。 こちらの相談が相手の負担になる心配がないため、重い内容の悩みも打ち明けやすいのは、プロを相談相手に選ぶ大きなメリットです。 秘密が漏れる心配がない 身近な人に相談をする場合は、職場やコミュニティ内で相談内容が広まらないよう、細心の注意を払わなくてはいけません。また、たとえ「秘密にしてほしい」と相手に伝えたとしてもそれが守られる保証はなく、秘密が漏れるリスクを完全になくすのは難しいです。 しかし、相談のプロには守秘義務および信用失墜行為の禁止義務が課せられています。 こちらの個人情報や相談内容といった秘密は守られるので、他人に話しにくい悩みも安心して話せるのが魅力です。 相談場所や時間を自分で選べる プロに相談するというと、コンサルタントやカウンセラーがいる場所まで自ら足を運ばなくてはいけないのではと考える人もいるかもしれません。 しかし今はオンラインを使ったさまざまなサービスが登場しており、電話やメール、ビデオ通話などを利用してプロに相談ができます。 居住地域にかかわらず、好きな時間に好きな場所から悩みを相談できるので、仕事や家事に追われてなかなか時間が取れない人でもスキマ時間を使って利用しやすいでしょう。 自分に合った解決策が見つかる プロは、専門的な知識と豊富な経験をもとに、相談者が見落としていた課題も丁寧に洗い出します。 悩みの根本的原因を深掘りした上で一人ひとりに応じたアドバイスをするため、自分に合った悩み解決策がピンポイントで見つかりやすいです。 仕事の悩みは解決するまでに時間がかかるケースも多いですが、プロの力を借りれば効率的な解決も不可能ではありません。また、解決策を取ることで起こり得るデメリットやリスクなども事前に説明してくれる場合があるので、トラブル回避にも役立ちます。 仕事の悩み相談の相手はキャリアコンサルタントがおすすめ 仕事の悩みは深刻になりやすく、相談相手を選びます。相談相手選びに迷ったら、現状の課題を整理しながら一緒に悩み解決に向けて考えてくれる、キャリアコンサルタントを頼るのがおすすめです。 「プロに相談するのは敷居が高い」と考える人も少なくありませんが、キャリアコンサルタントをはじめとするプロに相談することにはメリットがたくさん! 誰に相談すればいいかわからない、人には言いにくい仕事の悩みがある…という人は、ぜひ信頼できるプロに相談して悩み解決への第一歩を踏み出してください。