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就活がうまくいかない時に気づいてほしい3つの真実

就職活動がうまくいかない。何十社も受けているのに、不採用ばかり。
友達は皆、就職が決まったのに、一生懸命やっているのに、どうして自分はうまくいかないのだろう・・・。

このように就職活動で行き詰ってしまうと、
「自分はダメな人間ではないか。」「社会から必要とされていないのではないか。」と思い悩み、
ひどい時にはうつ病になってしまう人もいます。

しかし就職活動がうまくいかない理由は、あなたがダメな人間だからでも、
社会から必要とされていないからでもありません。
どうせ自分なんて…。」と思い詰めてしまうと、
問題の根本解決をする前に自分で自分をダメにしてしまいます。

そうならないためにも、就職活動がうまくいかない理由を冷静に見つめてみませんか。

1:「やりたいことがない」が確実に企業に伝わっているから

やりたいことがない

あなたには就職して「やりたいこと」がありますか。
「実は就職してやりたいことなんてない…。」が本音ではありませんか。
だけど就職しなければいけないから、「とにかく何でもいいから応募しなきゃ。」で、とりあえずエントリーシートを送っていませんか。

その「実は、この会社に入社したいと思っているわけではない。」「実は、やりたいことなんてない。」という思いは、間違いなく確実に企業に伝わっています。本人に会わなくてもエントリーシートの状態で、わかることもあります。

「そうはいっても、やりたいことがないからどうしようもない」。と思うかもしれません。それでも、就職活動では自分を振り返って「やりたいこと」を見つけなければならない理由があります。

なぜなら、「やりたいこと」がない、またはわからない学生を企業が採用することはほとんどないからです。

実は採用現場では、「学生のやりたいことが社内で実現できるかどうか」も、重要な採用基準となっています。学生の「やりたいこと」がその企業で実現できるなら、その学生の能力を最大限発揮して成長してくれるだろうし、簡単には辞めないだろうと判断できるからです。

そのため「やりたいこと」がわからない学生には、その判断ができません。結果として、「やりたいこと」のよくわからない学生は不採用になるのです。

「自分がこの先ずっとやりたい仕事は何か?」と思うと、「やりたいこと」を決めるのはとても重大な決断になってしまい、なかなか決められなくなってしまいます。「やりたいこと」は、一生の仕事である必要は全くありません。まずはここ数年の間に「やりたいこと」でもいいのです。また、ライフスタイルで「実現したい状態」でも構いません。

そして、その「やりたいこと」が叶う企業を、企業規模や年収、業界などにとらわれず探して応募してみてください。そして「やりたいこと」を、自信を持って伝えましょう。

就職活動では、何社も応募することが定石になっています。しかし「やりたいこと」がはっきりしない間は、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」というわけにはいかないのです。

※どうしても就職でやりたいことが見つからなかったら、こんな軸で「働きたい企業」を見つけてみましょう。
就職でやりたいことがない時の「働きたい企業」の見つけ方

2:「適性」は思っているよりも大事だから

就職活動がうまくいかない学生をみていると、自分の適性やタイプと全く違う業界や職種、企業に応募していることもあります。企業も様々なタイプを採用したいと考えていますが、それは自社の風土に合うタイプで業務適性を最低限クリアしていることが条件となります。

繰り返しになりますが、企業は学生に入社後に最大限能力を発揮してほしいし、その企業の環境で成長して業績を上げてほしいのです。きれいごとではなく、それが費用対効果の最も高い状態だからです。

そして社内で能力を発揮し、成長できるタイプや適性は今までの採用事例からその傾向がわかるので、自社にその学生の適性が合うかどうかは極めて重要なのです。

一般的に「学生の適性」と「企業が求める適性」が、ミスマッチとなってしまっている例をみてみましょう。

・自由で形式にとらわれない発想が得意なタイプなのに、「大手だし安定しているし、年収も高いし。」などの理由から、前例に則ることが重要な銀行などの金融業界を志望している。

・初対面の人と打ち解けるのが得意ではないのに、「憧れの業界だから。」と社員のほとんどが営業職となるような企業に応募している。

・自分の意見をあまり主張しないで協調性があることが長所なのに、「語学が得意だから。」と総合商社を受けている。

このように「企業が学生に対して最低限求める適性」と「自分の適性」がマッチしていない企業に応募し続けると、不採用になり続けることがあります。

もしある業界や職種で不採用が続いていたら、自分の適性とのミスマッチの可能性も考えてみましょう。もしかしたら、他の業界や職種に方向転換したら意外にあっさりとうまくいくかもしれません。

3:志望動機や自己PRを暗記して面接に行っているから

「面接で失敗したくない。」
「緊張していても面接できちんと話せるように。」

そんな思いから、面接対策として志望動機や自己PRを暗記していく学生は本当にたくさんいます。しかし、もし就職活動がうまくいっていないのであれば、これらを暗記していくことはやめましょう。

志望動機や自己PRを文章で暗記していくと、忘れないうちにと一気に志望動機をまくしたてたり、暗記した文章を抑揚なく淡々と発表したりすることになってしまいます。

これが相手にどんな印象を与えるか、逆の立場で考えてみましょう。

あなた自身も、相手から一気にまくしたてられる話や、何の抑揚もなく淡々と語られる話で相手の人柄を判断したり、興味関心をもったりするのは難しいのではないでしょうか。それは面接官も同じです。

志望動機や自己PRを暗記していくことで、あなたの人柄や思いがわかりにくくなってしまいます。人柄や思いのわからない学生は自社に合う人材か判断しかねるので、不採用になってしまうのです。

ではどうすればいいかというと、志望動機や自己PRは伝えたい思いやエピソードのポイントをまとめて、そのポイントを覚えておくことをおすすめします。

実際に、不採用が続いていた学生が「志望動機と自己PRの暗記」をやめてポイントだけを覚えていくようにしたことで、希望の会社に内定した事例もあります。

文章を丸暗記するのをやめれば、その場の自分の思いがこもった言葉で語れるようになります。その時初めて、あなたの人柄や思いが伝わり、企業に合う人材かどうか判断できる志望動機や自己PRとなるのです。

不採用なのは「わからない」からか「合わない」から

このように就職活動で不採用になるのは、あなたが「企業に合うかわからない」からか、または「適性が合わない」からか、どちらかです。

適性が合わない、または企業に合うかどうかわからないからといって、あなたに能力や価値がないわけではありません。たまたま「合わなかった」、または「企業が合うかどうかを判断するのに必要な情報を伝えられなかった」だけの話なのです。

だから、就職活動がうまくいかないからといって自信を失う必要はありません。冷静に今までうまくいかなかった原因を見直して、軌道修正していけば大丈夫です。

ただ、一人で考えていても何をどう修正したらよいのか、気づきにくいのも事実です。行き詰っていると感じたら、友人や家族、先輩やキャリアコンサルタントなど周囲の力をうまく借りていきましょう。

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リモートワークや時短勤務、フレックス制などがこのタイプの代表例。たとえば、正社員として雇用されながらテレワークやフレックス制で働ければ、安定的な雇用・充実した福利厚生を受けながら、働く場所や時間に縛られません。 また、働く場所・時間が自由になれば、家庭やプライベートと仕事を両立しやすくなり、今よりも働きやすさが向上する可能性があります。   進化タイプ 進化タイプは、フリーランスや短期契約など、今までよりもさらに自由度の高い働き方です。近年は、プロジェクト単位で組織を渡り歩くプロジェクトベースの働き方や、Uber Eatsの配達パートナーのように働きたいときだけ働けるスタイルも登場しています。 進化タイプは、従来の働き方では実現が難しい「柔軟性」に優れているのが魅力。新しいアイデアも比較的実現しやすいため、チャレンジ精神の強い人や実力主義の世界に身を置きたい人に特に向いています。 ただし新鋭的な働き方である一方、他の働き方タイプに比べると社会保障が薄いため、リスク管理は必須です。   これからの働き方で起こりうる変化 これからの働き方は、今とどう変わっているのでしょうか?ここでは、現在起きている変化をもとに、これからの働き方の変化について考えていきます。   雇用形態の変化 これまでは、正社員という雇用形態で「終身雇用」「年功序列」といった制度が一般的でした。しかし近年は、非正規雇用の労働者を中心に事業展開したり、従来の雇用・評価制度を見直したりする企業が増えています。 そのため、これまでの「正社員が当たり前」という風潮は徐々に衰退し、これからの働き方では正社員以外の働き方もどんどん主流になっていくでしょう。 雇用形態が変化することにより、これからの働き方では「安定した企業に入社すること」よりも「市場価値の高いスキルを持つこと」のほうが重視される可能性が高いです。   勤務場所の変化 IT技術が発展したことにより、オンライン上で完結する業務は急速に増えました。また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でリモートワークが普及し「リモートでも問題ない」と確信を持った企業も多いです。 これまで一般的だったオフィス勤務の概念が覆ったことにより、これからの働き方では勤務場所の自由度がさらに高まるでしょう。 働く場所の縛りがなくなれば「子どもの面倒を見ながら働きたい」「地元に帰りたい」「通勤ラッシュを避けたい」と考える労働者も働きやすくなります。   労働時間の変化 勤務場所が変化し自由度が高くなったことで、労働時間に関するルールも緩和されていくでしょう。従業員が一つの場所に集まらないのであれば、わざわざ時間を合わせて働く必要もありません。 また、現代は「残業をなくそう」「ワークライフバランスを大切にしよう」という意識が強く、労働時間の見直しを図る企業が多いです。 労働時間については、今も時短勤務やフレックスタイム制などが導入されていますが、これからの働き方ではフリーランスのような雇用形態も主流になり、働く時間が一層自由になると予想されます。   働く人の変化 現在の日本は高齢化社会の影響もあり、労働人口が減少傾向にあります。人手不足の企業が増えており、これを解消するために「誰もが働きやすい組織作り」が求められているのです。 よって、これからは働く人にも変化が見られ、女性や高齢者が今まで以上に活躍できるようになるでしょう。性別・年齢問わず働ける環境が整えば、リタイアした高齢者やブランクの長い主婦でも社会復帰しやすくなります。 また、人手不足を補う目的で外国人労働者の受け入れにも積極的になると予想されるので、これからの働き方ではグローバル化の流れも加速するはずです。   業務内容の変化 これからの働き方を考える際は、「技術の進化により自分の仕事がどう変化するか」を考えることも大切です。 AIやロボットの進化により、これからの働き方では私たちの業務内容にも大きな変化が見られるでしょう。たとえば情報処理分野においては、人間よりも機械のほうがスピード・正確性ともに優れているので、今後はより機械化が進むと予想できます。 一方で、技術が進歩してAIによる同時翻訳機能が発達すれば国境を超えたビジネスも可能となり、働き方の選択肢が広がるはずです。   社会の変化 終身雇用制度が崩壊した現代では、定年まで一つの会社で勤め続けることを前提に考える人は少なくなってきています。すでに転職が当たり前となっていますが、これからはさらに転職によって理想のキャリア・働き方が実現しやすい社会へと変化していくでしょう。 ただし一方で、成果主義の傾向は強くなり、今まで以上に個人の能力が求められ、実力なしでは生き抜くのが難しくなる可能性が高いです。   価値観の変化 平成では不景気を背景にしたブラック企業が増加し、劣悪な労働環境でも金銭を得るために働く労働者が少なくありませんでした。 しかしこのような過去があるからこそ、令和に突入した現代では「お金があっても心身を壊しては意味がない」「ブラック企業では働かない」という価値観が一般化するようになりました。 金銭面だけに重きを置いて働く人は減少傾向にあり、これからの働き方では「やりがいがあるか」「成長できるか」「ワークライフバランスが叶うか」なども重要視されると考えられます。   これからの働き方に備えて今からできること これからの働き方では、さまざまな変化が起きる可能性が高いことがわかりました。未来のあらゆる変化に対応できるよう、この項目では今からやるべきことを3つ解説します。   幅広く通用するスキルを磨く これからの働き方では、個人のスキルが大きなカギとなります。「一つの会社でしか活きない能力」ではなく「幅広い会社で求められる能力」を磨くことを意識し、スキルアップを目指しましょう。 資格を取る、副業をして経験を積む、社内の研修・教育制度を活用するなど、スキルを磨く方法はたくさんあります。 スキルがあると会社から認められれば、人材確保の観点から「働く場所や時間は自由でいいよ」と言ってもらえるかもしれません。また、身につけたスキルは転職や独立をする際にも間違いなく武器になります。   社会の変化に対してアンテナを張る 主流となる働き方や求められるスキルは、時代のニーズに合わせて変わります。時代の動向に注目してアンテナを高く張り、継続的に情報収集することも欠かせません。 働き方は、ある日いきなりガラッと変わるわけではなく、日々じわじわと変化していくものです。そのため、ぼんやりしていると変化に置いていかれてしまい、うまく対応できない可能性があります。 現状を正しく把握することで、これからの働き方のヒントが掴めることもあるので、高い情報感度をキープしましょう。   キャリアプランを立てる 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予測不可能な未来を見据えながら、自分に合う働き方を探すのは簡単なことではありません。また、世の中にはさまざまな働き方があるため、一人で全てを調べ上げるのは至難の業です。 「今の自分はこれからの働き方に対応できるのか」「これからの自分にはどんな働き方が合っているのか」と迷ったときは、キャリアコンサルティングを受けてみるのもおすすめです。 確かな知識・経験を持つキャリアコンサルタントは、自分だけでは知り得ない情報を教えてくれたり、気づきを与えてくれたりします。これからの働き方を意識しながら、あなたに合うキャリアを一緒に考えてくれるはずです。   これからを見据えて、働き方を考えることが大切 これからの働き方を、正確に予測することはできません。ですが、完全には予測できなくても可能な限り見据えて、備えることはできるはずです。 現状に起きている働き方の変化は、これから起こりうる変化の大きなヒントになります。 社会のニーズや価値観の変化を敏感に捉えながら、今できることに精一杯取り組み、これからの働き方について考えていきましょう。

2024/05/06
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