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人間関係・仕事に対する不安
仕事が不安でたまらない…モヤモヤをすっきりさせるための6つの方法

仕事が不安でたまらない…モヤモヤをすっきりさせるための6つの方法

「ああ、明日仕事に行きたくないなあ」「今の会社で続けられるのか不安でたまらない……」 そんな思いを抱えているのは、あなただけではありません。男性・女性、若手・中堅・ベテランなど、立場など関係なく、誰でも不安な瞬間はあるものです。 そこで今回は、少しでも不安な気持ちがなくなりすっきりできるよう、6つの方法について解説します。今、モヤモヤした気持ちを抱えている方は、ぜひ気軽に試してみてください。 まずは何が不安かを明らかにする 仕事に対してネガティブな気持ちを持っている方は、まず何を不安に思っているのかを明らかにしましょう。 実は、これといって大きな不安要素がないのに、なんだかモヤモヤするという方は少なくありません。 明らかに大きな問題があれば、その解決のために具体的な行動ができます。でも原因が不明瞭の場合、どうすればいいかわからず、不安な気持ちをズルズル引きずってしまうものです。 多くの場合、仕事の不安は以下の3つに分類されます。自分の悩みはどれに当てはまるか、もしくはどれに近いかを考えてみましょう。 人間関係が上手くいっていない 職場に苦手な方がいたり、誰かともめていたり、いつも嫌なことを言ってくる人がいたり……。誰でも大なり小なり、人間関係の悩みはあるものです。 また、そこまで大きな問題がなくても、「なんだか、自分だけ浮いているな」など思う方もいます。 「若年者の離職状況と離職後のキャリア形成」によると、初めての正社員勤務先を離職した理由として、3割近くの方が「人間関係がよくなかった」と回答しました。 職場の人との人間関係の問題は根深く、「自分が我慢すればいいかな」と思ってしまう方も多いので、じわじわとストレスになります。 また、相手が上司や先輩などだった場合、自分は間違っていなかったり、周りの方も「これは相手がおかしい」と思っていたりしても、何も助けられないこともあります。 その結果、会社に行けなくなってしまったり、うつ病などに発展してしまったりというケースが起きています。 業務時間や賃金に不満がある 働き方改革という言葉がこれだけ浸透しても、まだまだ長期労働や低賃金の問題は解決されていません。 「終電まで残業した翌日7時には出社しなければならず、家にいられる時間はせいぜい数時間程度」「休日出勤もしたのに大した手当も出ず、ボーナスも一度ももらっていない」、そんな環境で働いていれば、不安でたまらないと思うのも当然です。 会社に対して交渉しようと思っても、「自分より先輩も似たような環境で我慢しているし」「何か言ってもどうせ変わらないだろう」と考え、結局同じ状態が続くということも多いです。 長期的なキャリアを描けない 今の会社にいていいのだろうか、自分はこのままキャリアアップできるのか、それとも時間を消費してしまうのか。現在の職場に対して不安があると、このような悩みは尽きません。 特に女性の場合、産休・育休から復帰した人がいなければ、「もし結婚、出産したら自分はここを辞めなくてはいけないのだろうか」という問題も抱えることがあります。 いくら制度上こういったものが使えると言われていても、実際に使った人がいなければ、「本当に大丈夫だろうか」と不安でたまらなくなるのは当然です。 最近は男性でも育休を取る人も増えていますが、社内で取得実績がなければ「休みはもらえても、その後の昇進に響くかもしれない」と不安に思ってしまいますよね。 また、会社の業績が芳しくない場合、「このままここにいて、潰れたらどうしよう。再就職できるのか」「倒産する前に転職した方がいいかもしれない。でも、今のスキルでどこに入社できるのだろう」という悩みも生まれます。 仕事が不安でたまらない方におすすめの行動・考え方 このように、仕事が不安でたまらない気持ちになるのには、いくつかの理由があります。まずは自分がなぜ不安なのかを考え、それが明確になったところで以下の6つの対処法を試してみてください。 不安を言語化して解決法を明確にする 上記を参考に、自分がどんなことを不安に思っているのかざっくりわかったら、その内容を細かく言語化してみてください。 例えば「上司の○○さんとそりが合わない」というところから、「言葉遣いや喋り方が荒く圧を感じてしまう」「質問すると面倒そうに答えられるので話がしにくい」といったレベルに落とし込んでいきます。 そうすることで、「質問の回数を最低限にするため、自分なりのマニュアルを作っておく」などの具体的な対策が立てられます。 誰でも「どうすればいいかわからない」という状況は不安でたまらないものですが、対策さえ立てられれば、あとはそれを実行するだけになるので気が楽になります。どんな風に対応するかを考えるためにも、なるべく細かく言語化してみましょう。 一気に解決しようとしない 目の前に問題があると、その状況がストレスになり一刻も早く解決したくなりますよね。しかし一気に解決しようとするとハードルが高く、「絶対にどうにもならない……」と諦めてしまうことも。 これでは本末転倒なので、まずすべてを一気に解決しようとすることをやめましょう。先ほど「不安を言語化して対策を考える」と説明しましたが、モヤモヤとした不安の対策を細分化するのがおすすめです。 いくつかのステップにわけて考えることで、一つひとつの難易度が下がり、少しずつでも確実に前進することができます。 例えば「これからのキャリア形成に不安があるから、簿記1級を取る」と決めても、現在簿記の勉強をしたことがなければなかなか1級合格には手が届きません。そこで「簿記の参考書を買う」「今年中に簿記3級を取る」「簿記について解説した動画を毎日見る」など、最終ゴールの手前に途中にある目標を設定し、それをクリアしていくという方法がおすすめです。 誰かと比べるのをやめる 人が不安を感じる時、多くの場合ほかの誰かと比べてしまっています。 例えばSNSや雑誌などで「子育てをしながら働いて管理職に昇進!理想のママの働き方!」といった特集などを目にすると、「あの人はあんなにすごいのに、自分は全然だめだ」と落ち込んでしまうものです。 身近な人でも「あの先輩は入社3年目で結果を出したのに、自分は5年目で足元にも及ばない」など比べてしまうことはあるでしょう。 しかし、他人と自分ではおかれた立場が違いますし、得意なことや苦手なこと、環境などすべて異なります。 また、周囲の方から100%好かれている人もそうそういません。端から見ていると完璧な人に見えても、意外と「あの人、仕事は速いけど雑だな」など思われているケースもあるものです。 あなたが嫉妬しているあの人も、そんな一面があるかもしれません。 これは「人の嫌なところ見つける」という話ではなく、誰でもできることとできないことがあるという話です。 あなたは今、自分のできないところと、人のできるところにばかり目が行っているのかもしれません。そうではなく、自分の得意なことや人に票かされること、楽しくできることなど、ポジティブな面に目を向けてみてください。 人に嫉妬してしまうのは自然な感情ですし、それが「自分も負けないぞ!」と良い作用になることもあります。だから無理に嫉妬をやめるのではなく、自分の長所を自分で褒めながら頑張ってみてはいかがでしょうか。 スキルアップを目指す 「自分で自分を褒めるといっても、どうすればいいかわからない」「褒めるところなんてない」と自信が持てない方は、スキルアップに向けて具体的な行動をしてみましょう。 現状維持をしているだけでは将来への不安がぬぐえなくても、自分が成長していると感じられれば不安は少しずつ解消されます。まず自分の職種でどんなスキルアップができるかを考え、大きすぎない目標を作ってみましょう。 社外のセミナーに参加してみたり、資格を取ってみたり、最近では動画で学ぶこともできます。 身近な先輩がいればその方にアドバイスをもらうと、職場で役立つスキルを効率的に身につけることができるでしょう。 休みをとる 何をしていてもネガティブになる、不安でたまらないから眠れない、集中力が落ちてミスが頻発している……。 そんな方は、一度休みを取りましょう。 問題があるときあれこれ考えることは必要ですが、余裕がないのに考えても時間の無駄になる可能性があります。まずは気持ちをリフレッシュさせ、すっきりした思考で考えた方が、不安の解消につながるものです。 思考がクリアになれば、自分が何を不安に思っているのかはっきりしたり、そもそも不安が小さくなったりすることもあります。 休み中はなるべく仕事のことを考えず、趣味に打ち込んだり、自然の中でぼうっとしたりしてみてください。 人に相談する 自分だけで不安を抱えるのではなく、人に相談することも一手です。 一人ではぐるぐると同じことを考えてしまい負のスパイラルに入ってしまうことも多いですが、人に話すことで思考が整理されます。 また、自分以外の客観的な視点が入ることで、今まで思いもよらなかったような考えにたどり着いたり、新しい考えのきっかけになったりすることもあるでしょう。 単に愚痴を聞いてもらうだけでも、気分がすっきりするかもしれません。 相談する相手は、誰でも構いません。 似たような立場の同僚などがいれば、その人と話すことで「辛いのは自分だけではない」と思えることがありますし、先輩に相談したら具体的な解決方法を提示してくれるケースもあります。 また、職場とは関係ない友人に思いっきり話してみてもいいでしょう。会社の人には言いにくい本音も、仕事の関係がない相手にははっきり言うことができます。 また、これからのキャリアについてアドバイスがほしいなら、キャリアコンサルタントもおすすめです。今の会社でどう頑張ればいいか、どんな会社に転職すればいいかなど細かいことから大きな視点での話まで、広く相談にのってくれます。 不安を感じやすい人の特徴 仕事で不安を感じやすい人もいれば、まったく感じない人もいます。その違いは、大きく3つの特徴があるかどうかです。 自己肯定感が低い 自己肯定感が低いと、できることよりできないこと、得意なことより苦手なことに目を向けてしまいがちです。「自分にはあれもできない。これもできない」とネガティブになり、不安でたまらない気持ちになってしまいます。 こういった方がいきなり自信を持つのは難しいので、まずは小さいことでも自分ができたことに注目してみてください。 自分を褒めるというと大げさな成果が必要な気がしますが、「頼まれたタスクを締切より少し早く終わらせられた」といった程度のことで構いません。 そうした小さいことも積み重ねていくと、だんだん自分を認められるようになります。 完璧主義者 常に完璧を求めていると、できているところよりできていないところが目についてしまいます。普通の人はおおむね満足できる結果だったとしても、「どうして100%上手く行っていないのかと悩んでしまい、それが不安の種になります。 自己肯定感と同じく急に完璧主義をやめるのは難しいですが、仕事に対してできたこととできなかったことをリスト化し、できていることの方が多ければそこは認めるといった作業をしてみると効果的です。 睡眠時間が足りていない 国立精神・神経医療研究センターの調べによると、1日4時間半の睡眠が続くと不安を感じやすくなることがわかりました。もともとの性格や仕事の環境は関係なく、寝不足が不安感と直結するということです。 今、不安でたまらない気持ちになっていて睡眠が足りていない方は、まず十分に寝るようにしましょう。 仕事が忙しい方もいるかもしれませんが、睡眠不足はうつ病や統合失調症の原因になるとも言われています。 このまま精神を患ってしまえばこれから働くこと自体が難しくなってしまうかもしれないので、定時での帰宅や有休の取得などにより、身体を休めてください。 仕事が不安でたまらない時は冷静に対応を 不安感が強くなると、「どうしよう」「自分はだめだ」という思考にとらわれてしまいます。 しかしこういった考えは原因を明らかにするなど冷静に対応すれば、少しずつでも解決することがほとんどです。 まずは焦る気持ちを捨てて、心と体をリフレッシュさせましょう。

2023/11/09
人間関係・仕事に対する不安
仕事で何がしたいかわからない30代が多いのはなぜ?その理由と対策を解説!

仕事で何がしたいかわからない30代が多いのはなぜ?その理由と対策を解説!

「何がしたいかわからない」 「今の仕事を続けていくのが正解かな?」 30代になるとキャリアに悩む人が多くなってきます。この年代になると、周りからの刺激やプライベートでの変化など、悩み始めるきっかけがたくさんありますよね。 何がしたいかわからない状態に疑問を持ったということは、今がまさに仕事を見直すタイミングです。ここで自分のキャリアを考えることで、その結果は40代、50代のこれからのキャリアに大きく影響するでしょう。 この記事では、仕事で何がしたいかわからない30代に向けてその理由や対策を解説していきます。キャリアに悩む30代ももうすぐ30代になる20代もぜひ参考にしてください。 30代でキャリア悩み始める理由 多くの人が仕事に慣れてくる30代ですが、その分キャリアに悩む人が多いのも30代です。ではなぜ30代になるとキャリアの悩みが多くなるのでしょうか。 ここでは、30代でキャリアに悩み始める理由をご紹介していきます。あなたにも当てはまるものがあるかもしれません。 周りの変化を感じる 30代になると、周りにもキャリアにも変化が起きていることが多いのではないでしょうか。同期入社の同僚も転職や起業など、様々なキャリアを歩み始めているのも目にするはずです。 周りで新しいキャリアへの挑戦をしている友人知人、同期を見ると、自分は同じ会社でこのまま過ごしていてもいいのかと疑問に思ってしまうかもしれません。結婚や子育てを理由に、地元に帰るという人もいますし、収入を上げるために転職するという人も出てくるでしょう。 違う一歩を踏み出している人を見ると、なんだか魅力的に感じることがあるのではないでしょうか。自分もそろそろ違うことに挑戦したり、これからのキャリアを考えなければならないような気がしてきます。 30代になると周りからの刺激が多く、自分の現状に焦りが出てくることが多いのです。 仕事に飽きたり成果を出せていない 規模の大きな会社でない限り、部署異動もなかなかありませんよね。同じような業務が続いていると、もっと刺激が欲しくなったりモチベーションが下がってきたりします。 また同じ業務でもしっかりと成果が出ていれば問題ないのですが、成果が出ていない状態だとキャリアへの悩みも膨らんでしまうのではないでしょうか。30代であれば後輩社員も複数いるでしょうし、その後輩に成果が抜かれてしまうということもあり得る話です。 今まで自分の方が長い期間頑張ってきたのに、仕事に向いていないのかもしれないと感じるかもしれません。成果が出ていない状態だと、仕事が嫌いでなくても苦手意識が芽生えやすいのです。 待遇への不満を感じる キャリアの悩みと密接に関係してくるのが、待遇の問題です。 何となくキャリアに不安があっても、待遇に満足している場合はそのまま続けるのもよいかなと思えます。しかし今のキャリアも不安で待遇にも不満があるのであれば、「このままでいいのかな」という不安や迷いは高まってしまうのではないでしょうか。会社全体を通して待遇が低めの設定なのであれば、あなたの努力だけではすぐに不満を解消するのは難しいからです。 同業界の同職種と比べても、明らかに給料が低い場合などは環境を変える選択をしてもいいかもしれません。 長期的なキャリアが心配になる 待遇への不満と関連して、長期的なキャリアパスも心配になることがあります。 ただ年齢を重ねていけばそれに応じた役職に就けたり、待遇が上がっていったりする会社は少なくなっていますよね。年齢を重ねていても、それに応じたスキルや経験がついてきていないと感じてしまう人もいらっしゃるかもしれません。そのような状態では、今のまま勤め続けて定年まで頑張っていけるのかは、不安になるでしょう。 さらに今の時代は、同じ会社に勤め続けていても、いつまでも経営や雇用が安定しているとは限りません。雇われて働いている以上、いつ何が起こるかはわからないのです。 もし転職活動をしないといけなくなったら?と想像して不安になってしまうかもしれません。 そしてあなたの上司をみた時に、出世したいと感じるかどうかという点も重要です。役職が上になればなるほど責任を負わないといけないのはどこも同じですが、上の立場の人たちがみんな辛そうにしているのであれば出世欲もなくなるかもしれません。 今の会社で出世欲がなくなった場合の仕事に対する目標設定やモチベーションの維持はとても難しく、キャリアの悩みへと繋がるでしょう。 プライベートでの変化がある 20代後半から30代にかけて、結婚や出産、子育てなどのライフイベントが発生する場合があります。家庭の事情と仕事の話は別だと思っている人もいますよね。しかし実際にプライベートに変化があると、気持ちにまで変化があることが多くあります。 結婚を決めた相手と住む場所で揉めてしまう可能性もありますし、親の介護が必要になり勤務時間を調整しないといけなくなる可能性もあるのです。 20代では、がむしゃらに仕事を覚えて一人前になることを目指していたかもしれません。しかし30代になることで自分や周りの人のプライベートの変化が起こり、あなたにも大きく影響することもあるのです。 そしてこれは予期しないタイミングで起こることがほとんどであり、今のキャリアかプライベートかを選択しなければならないことも起こり得ます。あなたが仕事でどれだけ評価されていても、やりがいを感じていても、キャリアの軌道修正を余儀なくされるかもしれません。 30代はまだまだ働き盛りですが、プライベートでの変化を想定して柔軟な働き方を求めたり、キャリアチェンジを考える人が多くなります。 キャリアの悩みを放置すると何が起きる? キャリアに悩んでいてもすぐに行動する人は一握りです。今の仕事が忙しくて悩んでいる時間も取れない場合もありますよね。 ここではキャリアの悩みを放置していたときに起こる可能性があるものをご紹介していきます。今キャリアに悩んでいるのであれば、もう自分自身が感じているものがあるかもしれません。 体調不良になる 悩みを放置すると、そのストレスから多くの人に身体の不調が現れ始めます。悩みすぎると夜に眠りづらくなり日中も集中できなくなったり、イライラしやすくなったりしやすくなってしまいます。 今はちょっと気になるという程度でも、日々仕事から完全に離れることが難しい環境だと仕事の悩みはどんどん大きくなっていくのです。 周りは頑張っているのに自分は頑張れていないと感じて、自己嫌悪に陥ることもあります。 日々頑張って働いているのですから、不調が現れる前に適度に休息をとるよう心がけましょう。有給休暇を取れないような環境だとしても、あなた自身が不調に陥る前に勇気を出して休んでみてください。 モチベーションが下がる キャリアに悩みながらの仕事は、仕事に対してなかなか集中ができません。集中できていないと、当然成果も出しにくくなりますよね。成果が出ないことでもっとモチベーションが下がってしまうという、負のループに陥ってしまいます。 周りからもやる気がないように感じられてしまいますし、上司からの評価も低くなってしまうかもしれません。さらに成果が出ないことで今の仕事に向いていないと感じてしまうと、悩みもどんどん大きくなってしまいますよね。 成果が出ていないことにイラつき始めると、周りとのコミュニケーションもうまくいかなくなってしまったりと、モチベーションが下がると小さな悩みだったものが、大きな問題になっていくのです。 仕事で何がしたいかわからない時の対処法 仕事で何がしたいかわからないという状態の人はたくさんいます。まずはどんな行動をすると効果的なのかを確認してみてください。 やりたくないことを考える 何がしたいかわからない状態だと、「したいことを考える」というのは難しい作業です。そういった状態だと本当にしたいことが思い浮かばず、余計にストレスを感じてしまいます。 一度考えてみてしたいことがわからないときは、「したいことは何か」という問いを一旦置いておきましょう。自分が仕事でもプライベートでも「したくないこと」「するのが苦痛なこと」を思い浮かべてみることで、したいくないことをしていないという状態になることができれば、ストレス緩和にもなります。 したいことをやっている状態が正しいと思いがちですが、したくないことをしないために努力するということもモチベーションにすることができます。「〇〇したくないから仕事を頑張る」というようなモチベーションでも全く問題ないのです。 家族や友人と話してみる なんとなくしたいことがないという状態なのであれば、まず家族や友人に話してみることで気が楽になるかもしれません。人に話すことで自分の悩みの程度がわかることもありますし、思いがけない解決策が出てくることもあります。 自分の話をするのはちょっと気が引けるという場合には、友人のしている仕事についてやしたいことはあるか、などの話を聞いてみると参考になるのではないでしょうか。 人と話すことは自分とは違う価値観に触れられるため、何がしたいかわからない状態であれば何らかの刺激を貰ういい機会です。 しかし話す相手は慎重に選ぶことをおすすめします。あなたの話を頭ごなしに否定するタイプの人や、自慢ばかりするような人は話していると逆にしんどくなってしまう可能性があるのです。 話していて自分がしんどくならない相手を選ぶようにしてみてください。 自己分析をしてみる 何がしたいかわからない状態で、今からやりたいことばかりに目を向けていても本当に納得感のある選択が出てくるかはわかりません。そんな時は少し立ち止まって、自己分析をしてみるのがおすすめです。 これからのことを考えるために、過去の自分の選択を分析してみることで、何を基準に仕事を選んでいるかなどを改めて確認できるかもしれません。どのような基準で高校や大学を選んだかでもいいですし、習い事やサークルをどうやって決めたかなども参考になります。 過去の経験なので、それが正解だったと感じるのか、もっとよく考えておけばよかったと感じるのかも重要な指標です。後悔が残っているのであれば、その時どうすればよかったのかをよく思い返してみてください。 周りに流されてした決断に後悔が残っているのであれば、周りの意見を気にしすぎるのはやめておいた方がいいかもしれませし、周りに全く相談しなくて後悔したのであれば積極的に相談した方がいいかもしれません。 自分の決断のクセを知っておくことで、今後のキャリアで選択が必要になった時も落ち着いて対応できるようになります。 転職サイトを見てみる 今の仕事をそのまま続けるのは不安だという場合は、他の仕事を探してみるというのも一つの手段です。転職サイトだと今すぐ転職するつもりがなくても、自分の情報を登録するだけでたくさんの求人をみることができます。 この時にただ眺めるのではなく、自分が求める待遇に就くためにはどのようなスキルや経験が求められるのかという点も確認するのがおすすめです。 今よりも年収100万円上げたいと考えるのであれば、その年収帯の求人に目を通すことでマネジメント経験が求められることがわかったりとこれからやった方がいいことがわかってきます。もし自分が理想とする条件や待遇での求人が全くないような状態なのであれば、求めているものが高すぎると気づけるかもしれません。 何か行動をしないといけないというわけではないので、転職サイトやインターネット検索を活用して様々な情報に触れてみるのはいかがでしょうか。 その結果、今の環境からは離れた方がいいと判断するかもしれませんし、案外今の環境は恵まれていてこのまま続けていた方がいいと感じるかもしれません。 キャリアコンサルティングを受けてみる 転職する人が受けるというイメージがあるかもしれませんが、キャリアに関するあらゆる相談に乗ってくれるのがキャリアコンサルティングです。 「何がしたいかわからない」というだけでキャリアコンサルティングを受けるなんて恥ずかしいと、感じる人もいるかもしれません。しかしモヤモヤしている段階で、プロの意見を聞くことはとても大事なのです。 30代は世間的に働き盛りだと言われますよね。転職やキャリアチェンジをするにも30代までの求人が1番多いのです。このタイミングで今後のキャリアの方向性を決めておくことで、40代・50代になった時に納得して働いていられる可能性は高くなるでしょう。 長く続くキャリアのなかで、30代の決断はとても重要だと考えてください。 重要なキャリアの決断をしたり、今後の方向性をしっかりと決めていきたいという場合には、プロのキャリアコンサルタントに相談することで、安心もできますよね。自分で考えていた選択肢にはなかったようなアドバイスも、もらえるかもしれません。 今後何か決断をしなければならないタイミングや、また悩んでしまったタイミングで、プロに相談するという選択肢を持っておけるのもメリットですね。 まとめ 仕事を続けているなかで何がしたいかわからなくなる人が多い30代ですが、心身共に影響が出る前に人に相談したり、転職を考えてみたり、行動を起こしてみることが大切です。 キャリアに関しての悩みは、働き続けている以上尽きることはないでしょう。 悩み始めた時に、自分に合った対処法を知っておくことで理想的なキャリアを歩んでいく手助けになるはずです。

2023/11/04
人間関係・仕事に対する不安
「仕事を辞めたい…」疲れたあなたがやるべき5つのこと

「仕事を辞めたい…」疲れたあなたがやるべき5つのこと

仕事をしていると、上手くいく日もあれば、そうでない日もあります。ミスが続いたり、やりがいを感じなかったりすると、「仕事を辞めたい」と思うこともあるでしょう。 そこで今回はそんな疲れたあなた、今何をすべきかという5つの対処法と、気持ちをリフレッシュできるおすすめエンタメ作品をご紹介します。 仕事を辞めたいと思ったらやるべき5つのこと 仕事を辞めたいと思いつつ、行動を起こすのが億劫でそのまま働き続けている方は多いです。毎日の業務に疲れている中で、急に色々な行動を起こすことは大変でしょう。だからこそ、簡単にできる以下の5つのことに取り組んでみてください。 1. なぜ辞めたいのか問題を細分化する どんな悩みでも、内容が漠然としているうちはなかなか解決できません。単に「嫌だ」「つらい」という思いばかりに支配され、ストレスが増えるばかりです。これを打開するには、悩みを細分化して一つひとつ対応するとよいでしょう。 そこで、まずはなぜ仕事を辞めたいと思っているのか、原因をリストアップしてみてください。「勤務時間が長く、休みがない」「社風に馴染めない」「上司とそりが合わない」「給料が安い」など、いくつかの理由があるかもしれません。 悩みの要素を具体的に認識できれば、対処法が見えてきます。また、頭の中にあるうちはもやもやしていても、紙に書きだしてみると「それだけのことか」と思えて気持ちが和らぐケースもあるようです。 2.転職サイトに登録する 転職サイトに登録したからといって、必ずしも転職しなくてはならないわけではありません。とりあえず登録だけしておいて、どんな求人が出ているか見てみるのもよいでしょう。そのうち、「こんないい求人があるなら、本当に転職してもいいかもしれない」「意外と、自分の環境は恵まれているのかもしれない」といった気持ちが生まれます。 もし気になる求人があれば、実際に面接を受けてみてください。そこで内定をもらえるかどうかで、自分の市場価値を冷静に判断することができます。また、別の企業の方と話すことで刺激を受けられるというメリットもあるでしょう。 3.友人やキャリアコンサルタントに相談する 人に相談することで、新しい観点から考えられるようになり道が開けることもあります。相談相手としては、友人やキャリアコンサルタントがおすすめです。友人は自分のことをよく知ってくれているため、今の職場が合っているかどうか、このまま頑張り続けた方がいいのか、転職した方がいいのかなど、自分とは違う視点からアドバイスをくれるでしょう。 また、自分が思っていなかったような強みや特徴を指摘してくれることもあります。 キャリアコンサルタントへの相談も、キャリアのプロという観点から具体的な提案をしてくれるのでおすすめです。「転職するかどうかなど、しっかり決めてから相談しないといけない」と思っている方もいるのですが、実際はそういったことはありません。 とりとめのない思いや不安な気持ちを話すだけの方もたくさんいます。人に話すことで気持ちが楽になりますし、人事や採用の経験豊富なプロの視点からアドバイスがもらえるので、次の一手を決めかねている方にとっても非常に役立つものです。 4.休みを取る 仕事に疲れすぎて、上記のようなことを考えることも難しいという方はいるでしょう。そういった場合、まずは休みを取りましょう。旅行に行ってもいいですし、家でゆっくり過ごしても構いません。まずは仕事や職場から距離をとり、心と体を休めてください。 「周りに迷惑をかけるから休みなんか取れない」という方もいるかもしれませんが、このまま体調を崩して入院などということになり、長期の休養を強いられる方が大きな迷惑をかけてしまいます。どうしても言い出せないのであれば、病院で現在の状況を話してみてください。医師によっては会社にドクターストップの形で休ませるよう連絡をしてもらえる場合があります。 5.映画や小説などエンタメ作品でモチベーションを上げる 仕事ばかりしていると、どうしても疲れが溜まってしまいます。そんな時は、映画や小説、ドラマなど、エンタメを楽しむことでストレス発散するのがおすすめです。科学的にも、映画を見て泣くことで前頭前野の血流が増えることがわかっています。 お気に入りの作品を視聴するのもよいですし、お仕事モノを見てやる気を出すという活用法もあります。何を見ればよいかわからない方のために、今回は「感動して気持ちがすっきりする泣ける作品」「モチベーションが上がるお仕事モノの作品」のおすすめをご紹介します。 疲れた時に楽しみたいおすすめのエンタメ作品 仕事を辞めたいと感じるくらい疲れたときには、映画や小説を楽しんでゆっくりした時間を過ごしましょう。 おすすめの映画 https://youtu.be/Tf4Xr_doJ24 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(2011) アスペルガー症候群の少年が、9.11によって亡くなった父親の面影を追いかける話です。少年が冒険の旅に出て様々な人物と会い、多くの壁を乗り越える様は、見ているこちらも思わず応援したくなります。一つの目標に向かって試行錯誤をしながら努力を続ける姿勢は、仕事で悩んでいる方にとっても感じるものがあるでしょう。 https://youtu.be/Cl1eogSd1lM 「チョコレートドーナツ」(2014) ゲイのカップルが自閉症の少年を育てるも、社会の偏見にさらされる話です。主人公のルディが周りを巻き込みながら”家族”を守ろうと行動する姿は、非常に感動的。ハッピーエンドとは言えない作品ですが、とにかく映画を見て泣きたいという方におすすめです。 https://youtu.be/xN0Q6A-7I_M 「LIFE!」(2014) うだつのあがらない主人公が、廃刊となる雑誌の表紙を飾る写真を撮影するため、世界中を旅する話です。今、仕事にやりがいを感じずつまらないと思っている方は、思わず主人公に共感するはず。映画を観終わった後には、「自分も積極的に頑張ってみよう」と思えるかもしれません。 おすすめのドラマ 「愛し君へ」(フジテレビ 2004) 視力を失っていくカメラマンの男性と、彼を支える小児科医の女性によるラブストーリー。すれ違いながらも心を通わせる2人と、病に侵され目が見えなくなっていく悲しさに満ちたドラマです。最後に2人がどんな選択をするのか、きっと涙を流すはずです。【出演】菅野美穂、藤木直人 「ここは今から倫理です」(NHK 2021) 淡々と授業をする倫理教師と、彼の授業を受ける生徒たちによるストーリー。主人公が引用する哲学者の言葉は含蓄があり、「誰もが自分の視野の限界を世界の視野の限界だと思っている」など、悩みを抱えている方がドキッとするセリフがたくさんあります。【出演】山田裕貴、茅島みずき 「大豆田とわ子と三人の元夫」(関西テレビ 2021) 建設会社の社長を務める女性と、彼女の3人の元夫たちによって繰り広げられる話です。恋愛ものともお仕事モノとも言い難く、メインとなる4人と、彼らを取り巻く人物たちの人間関係を楽しむ作品だと言えるでしょう。キャリアに悩む女性は、主人公と自分を重ねられるかもしれません。【出演】松たか子、岡田将生、角田晃広、松田龍平 おすすめの小説 「カラフル」(森 絵都著 文春文庫) ある魂が、生まれ変わりの権利を得るために少年の体に入り、その少年の家族と生活する話。少年の家族は、意地悪な兄、不倫している母、無関心な父といった散々な人たちですが、少しずつあり方が変わっていきます。最後の展開にはきっと思わず泣いてしまうでしょう。 「いま、会いにゆきます」(市川 拓司著 小学館文庫) 亡くなったはずの妻が帰ってきて、息子と3人でつかの間の時を過ごすラブストーリー。映像化されたことでも有名なこの作品は、純愛モノで感動したい方におすすめです。また、死や人生というテーマも扱っているので、仕事に悩んで自分の人生を改めて考えたい方にも気づきのある話でしょう。 「火花」(又吉 直樹著 文藝春秋) あるお笑い芸人の、芸人生活を描いた小説。お笑い芸人は職業というより生き様であるということが感じられ、今の自分の仕事の取り組み方を振り返るきっかけになるかもしれません。芥川賞を受賞した有名作品で、純文学を読み慣れていない方も読みやすく、著者の優しさを感じられる書き方になっています。 仕事を辞めようと決意したら準備すべきこと 休暇を取ったりエンタメ作品で癒されたりした後、冷静に「転職しよう」と決意した方に向け、どのような準備が必要かを解説します。 退職準備をする 現在の職場に退職の意向を伝えます。引継ぎや有給休暇の消化などを考慮し、1ヶ月前に伝えるのが最適です。民法上は2週間前の告知で問題ありませんが、スムーズな退職をしたい場合は1~3ヶ月前には伝えておくことをおすすめします。 自己分析をする 具体的な転職活動を始める前に、しっかり自己分析をしておきましょう。特に前述の通り、なぜ辞めたいのか、その原因を細分化することは重要です。それによって、自分が仕事や職場に何を求めているかを明らかにできます。それをもと企業選びをすることで、ミスマッチを防ぐことができます。 また、新卒時の就活とは違い、中途採用では具体的な業績や実績が求められます。自分が今までどんな仕事に取り組んできたか、プロジェクトの内容や役割を改めて整理しましょう。 情報収集をする どんな転職先が候補として考えられるのか、じっくり情報を集めましょう。手当たり次第に面接を受けているとスケジュール管理が難しくなります。特に在職中の転職活動は、どれだけ効率よく選考を受けられるかが重要です。 転職サイトを見る場合は、気になった求人を保存しておいて、1~2週間情報を集めたら、どの企業の選考を受けるか決めましょう。短期集中で一気に面接を受けるか、気になったところがなければしばらく面接を休むなどゆっくりしたペースで進めるかは、ご自身の性格や適性に合わせて判断してください。 転職エージェントを使う場合は、ヒアリングの際に譲れない点をしっかり伝え、どういった優先順位で転職先を選びたいか明確にしてください。またいつまでに転職したいかを話すことで、そこに向けて動いてもらうことができます。 必要なものを用意する 転職活動に必要なものを用意していきましょう。スーツや履歴書、職務経歴書などは必須です。また、クリエイティブ領域の方はポートフォリオがあると選考がスムーズに進みます。 転職活動は働きながらするべきか、退職してからにするべきか 今の仕事をしながら転職活動をするのか、辞めてから転職活動をするのかによって、メリット・デメリットは変わります。 在職中に転職活動をするメリット・デメリット メリットとして、なかなか転職先が見つからなくても収入が確保されているため、心の余裕を持って続けられます。なかなか転職先が決まらない焦りから、あまりマッチしていない企業に入ってしまうと、またすぐ転職したくなってしまいます。これを避けられるのは、大きな魅力です。 デメリットは、転職活動ができる時間がなかなか取れないことです。特にシフト制ではなく平日の日中が勤務時間の場合、面接などを受けるために半休などを取る必要があります。 退職後に転職活動をするメリット・デメリット メリットとして、自己分析や企業研究、面接準備などにしっかりと時間を使うことができます。また、面接も応募先企業のスケジュールに合わせることができるため、よりスピーディに選考を進められます。 デメリットは、内定を獲得するまでに時間がかかると焦りが生まれること、そして生活費の確保を計画的に行う必要があることです。 退職後の生活費は、貯金や失業手当(失業給付金)で賄うことが一般的ですが、自己都合退職の場合、失業手当が口座に振り込まれるのは約3ヶ月後になります。貯金があっても、ただ減っていく一方では余裕がなくなりますし、「このままではダメなのでは…」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。また、仕事についていない無職期間が長くなると、選考時の際にそれが懸念材料になることがあることも理解しておきましょう。 疲れたら仕事から逃げる時間も大切 まじめな人ほど、「仕事を辞めたいなんて思いながら働くのはよくない」「疲れたけど生活のために続けなくては」と思い詰めてしまいます。しかしそんな時は、休みを取ったりエンタメ作品を楽しんだりして、仕事と距離を取りましょう。 約40年以上も社会人生活をしていくうえで、少しくらい気を抜いた時間を取っても問題ありません。これから長く働き続けるためにも、上手に息抜きすることをおすすめします。

2023/11/02
人間関係・仕事に対する不安
仕事がうまくいかない…しんどい原因への対処法3選

仕事がうまくいかない…しんどい原因への対処法3選

「最近仕事がうまくいかない…」「しんどいけど、どうしたらいいんだろ?」 仕事をしているとそのように悩むことがありますよね。どれだけ好きな仕事でも、しんどさを感じることは誰にでもあります。 そんな時にしんどさを和らげる方法をご紹介していきます。しんどさが理由で転職したくなった時に気をつけることも併せて確認してみてください。 仕事がしんどいと感じる原因 なぜ今仕事がしんどいと感じているのでしょうか。必ず理由があるはずです。頑張りたいのにうまくいかないこともありますよね。そんなときは、まずは原因を明確にすることから始めてみましょう。 今のご自身の状況で、ここで挙げている「仕事がしんどいと感じる原因」に当てはまるものがあるか確認してみてください。 成果が出ない 仕事をしている中で目指している成果が出ないのは、とてもしんどいですよね。やらなければならないことをできていないと客観的に感じてしまうと、責任感のあまり、自責の念を感じてしまうタイプの方もいらっしゃいます。 周りの人はみんな目標やノルマを達成できているのに、自分だけいつも未達成だという状況になると精神的に追い込まれるかもしれません。 誰だって調子の悪い時もあれば、いい時もあります。しかし成果が出ない当事者となると、そのように考える余裕もなくなってしまうのもまた事実。上司や同僚から励まされたとしても、素直に受け入れられなくなっているかもしれません。周りに優しくしてもらっているのに、素直に受け入れられないとそんな自分に対して余計に自己嫌悪になることもあります。 仕事では成果を出すことがとても大切であるからこそ、成果が出ていないという事実は真面目なあなたをしんどくさせてしまうでしょう。 人間関係が悪い 仕事がしんどいと感じる原因は、業務内容だけではありません。一緒に働く人との関係性や職場の雰囲気も大きく影響するのです。 どれだけ好きな仕事であっても、どれだけ成果を出していても、人間関係がうまくいかないと徐々に仕事もしんどくなってきてしまいます。成果を出して喜ぶような場面でも、逆に僻んだり妬んでくるような人がいると成果を出すことも嬉しくなくなりますし、仕事へのモチベーションを保つことが難しくなりますよね。 同僚との人間関係であれば、無視すればいいということもありますが、上司との関係性が悪いと業務内容にも大きな影響を及ぼします。 指示の内容が間違っていてもあなたのせいにされたり、誰もやりたがらないような仕事を押し付けられたり、正当な評価をつけてもらえなかったりと自分ではどうにもできないことが発生してくるのです。 職場の人間関係は実際に働き始めないとわからないことなので、働き始めてから後悔する人も多くいます。 待遇に不満がある 仕事でしっかりと成果を出していても、評価されず待遇が悪いと仕事がしんどくなってきます。 誰しも仕事をする理由のひとつに待遇面がありますよね。いくら会社が好きで、仕事内容が好きだとしても仕事をするということは、無償ボランティアではないので、評価や報酬が発生します。 好きな気持ちが強いのであれば、多少待遇が悪くても耐えられるかもしれません。しかしそれはずっと耐えられるものではないのです。 1人で働いているのでない限り、他の同僚などとも待遇の話になることもあるでしょう。そんなとき自分だけ評価が低かったりすると疑問や不満が出てくるのも無理はありません。同じ仕事をしているはずなのに、同僚の方が評価が高かったりすると余計不満につながりますよね。どうせ評価が低いよね、と考えるようになると仕事に対するモチベーションも下がります。 また、同期でなくても学生時代の友人に比べて待遇があまりにも違うと、「これでいいんだろうか」と不満を感じてしまうかもしれません。 いずれにしても、モチベーションが下がると当然成果にも影響が出て、余計に評価が下がっていくという悪循環が始まります。そうなると、好きだったはずの仕事内容もしんどいと感じることが多くなってしまう…なんてことも。 そうならないためにも、確認できる環境であるのであれば、待遇や評価について人事や上司などわかる人に聞いてみてください。 過度なプレッシャーを感じる 仕事を多く任されて責任あるポジションになってくると、過度なプレッシャーでしんどくなることがあります。もちろんあなたに期待した上でポジションを任されているということなのですが、期待に応えなければならないプレッシャーはとても大きなものです。 真面目な人ほど責任感に押し潰されて、いつも通りのポテンシャルを発揮できないということもあるでしょう。 周りからの評価や期待はとてもありがたいですが、人によってはそれがプレッシャーとなりストレスの原因になるのです。 部下を持ち、組織をマネジメントする立場にあるのであれば、自分の決断や評価がたくさんの人に影響を及ぼすことになります。自分のせいで部下たちの評価が悪くなってしまうという状況になると、メンタル的にも辛いのではないでしょうか。 あなたがメンバーとして成果を上げて昇格していても、人に教えたり、組織をマネジメントするというのは別能力です。人には得手不得手がありますから、組織マネジメントには向いていないという方もいらっしゃるでしょう。 また、自分の部下からの憧れや期待を感じてしまうと、絶対にその期待に応えないといけないと自分自身でプレッシャーをより強くかけてしまうこともあります。 真面目だからこそ、そのプレッシャーを周りに相談できず、もっともっと頑張ってしまうことで、気付いた時には仕事が辛くなってしまっているかもしれません。 業務量が多い いくら仕事が好きでも、やりがいを感じていても、業務量が自分のキャパを超えてしまうと誰でもしんどくなります。毎日のように深夜までの残業が続いていたり、今の仕事がいつ終わるのかわからないという状況はしんどいですよね。また、もし「辞めたいわけではないけれど、この仕事が好きというわけでもない」という状況でしたら、業務量が多いというのはかなり辛いでしょう。 それに納期に追われながら仕事をすると、成果物のクオリティも落ちてしまいます。間に合わないことで怒られたくないという気持ちが先行すると、「とりあえず納期に間に合わせる」という、いわゆる「やっつけ仕事」になってしまいます。さらに、納期という「仕事の早さ」を優先すると、こだわるべきポイントやチェックすることが漏れてしまったり、「そこまで手が回らない」ということも発生します。結果、自分でも満足できる成果を出せないという状況になってしまうかもしれません。 仕事を任されている以上、業務量の調整をお願いするのはなかなか気が引けますよね。どうにもならないことかもしれないと感じると、しんどさを我慢してしまうことがあります。 今のあなたの業務量が正常なのか、周りの人も同じように感じていないか、確認してみるのがおすすめです。 仕事がしんどい原因への対処法3選 仕事がしんどいと感じたまま、長く働き続けるのは難しいですよね。まだこれから10年も20年も定年まで頑張らなければならないと思うと、気が遠くなります。 今働いている環境で、どうにかできることとできないことがありますが、しんどさへの対処法をご紹介していきます。ぜひ活用してみてください。 ①しんどい原因を書き出してみる なんだかしんどい!と感じたらまずは、しんどさの原因を書き出してみてください。改めて書き出してみることで、それは仕事の内容が原因なのか、それともプライベートや体調からのものなのかがわかるかもしれません。 しんどさを抱えながらそのまま同じ生活を続けていても、改善することはほぼないでしょう。しんどいと自覚できたタイミングで、原因をより鮮明にしていくことが「しんどい状況」を変える第一歩です。 明確に原因がわかっていない場合は、どんな時にしんどいと感じるのかを思い出して箇条書きにしてみてはいかがでしょうか。複数候補を出してみると、その中で共通点が見つかってくるかもしれません。 ②体調を整える 今のあなたは体調が万全だといえますか?しっかりと睡眠をとり、適度な運動をして、バランスの良い食事を取れているでしょうか? 全てを完璧にできている人はとても少ないと思います。もし、睡眠や食事、運動など何かが不足していると自覚がある場合は、それを補い、生活習慣を整えると気持ちが明るくなりストレスが和らぐかもしれません。 たとえば、毎日睡眠時間を確保できないほど残業が続いているのであれば、思い切って一度有休消化をしてみるのもおすすめです。そんなことできないと思うかもしれませんが、体調に異常をきたしてしまうと長期間休職しないといけない状況に陥る可能性があります。ぐっすり眠ると体調も楽になって、ポジティブに考える力も出てきます。運動や食事も同様に、少し仕事の時間を減らして毎日のストレッチを続けたり、バランスのよい食事をとることで気持ちが前向きになってきます。 業務量が多いと休んだり、仕事を早く切り上げたりすると「余計にしんどくなってしまう」と気になってしまう人もいらっしゃるかもしれません。しかし、体調を整えることはしんどい状況を抜け出すために自分でコントロールしやすいことでもあります。周囲に気が引けるのであれば、中期的に休むスケジュールを立ててみてはいかがでしょうか。 来月は1日休むというような具体的な目標を立てると、そこへ向けての仕事効率もアップするかもしれません。そういった目標を立てることで頑張れるのであれば、それもまたひとつの気付きとなります。 しんどい時間が続いているときこそ、体調を整えることを第一に考えてみましょう。 ③周囲に相談する 仕事がしんどいと感じているのであれば、仲のいい友人や同僚に相談してみるのもよいでしょう。具体的なアドバイスがなかったとしても、話を聞いてもらうことで気持ちがすっきりすることはよくあります。 あなたが感じていることを言葉にして、話を聞いてもらうだけでも少し気が楽になるはず。そして改めて言葉にしてみると、自分でも何に対してしんどさを感じていたのかを再度認識し、冷静になったり、解決策を思いついたりする可能性もあります。 頑張りすぎてしまうあなたの性格を知っている仲のいい人に話を聞いてもらう時間は、あなたにとってデトックスの時間になるでしょう。 転職活動は慎重に行うのが吉 仕事がうまくいかず、転職をしようと思う人もいらっしゃるでしょう。しかし、仕事がうまくいかなくて心も身体もしんどくなってしまっている時は、転職活動も自分自身が思うよりも精神的に負担になる可能性があります。 転職活動を行う場合はこの可能性も理解し、解決策は転職しかないのか?をもう一度考えて行うとよいかもしれません。 転職理由を話せるようにしておく よく考えた上で転職活動をする際には、まずは転職理由をきちんと話せるようにしておきましょう。仕事がうまくいかなかったから転職を希望しています、と採用面接で話すことはできませんよね。 業務量が多かったから、プレッシャーが辛かったから、というのが正直な理由かもしれませんが、そこから次にどうしたいかを上手く接続できるようにしておきましょう。 面接で正直に話すことも大切ですが、ネガティブな事ばかり伝えてもあなたの評価が上がることはありません。ネガティブな原因があったとしても、それはきっかけにすぎないということはしっかりと伝えるのがおすすめです。曖昧な転職理由を伝えると、またすぐに転職するのではないかという印象を持たれやすくなります。 転職理由は必ず聞かれる質問なので、慎重に準備しておきましょう。 転職先でしんどさの原因を解消できるかしっかり確認する 転職活動をするのであれば、今仕事がしんどいと思っている原因は転職によって本当に解決されるのかという点をしっかり確認するようにしましょう。 いざ転職してみても、あなたが今負担に感じている制度や体制がそのまま同じものだと意味ないですよね。 サービス残業をさせられているという現状を変えたいと思っているのであれば、面接では残業の管理方法なども確認しなければなりません。あなたが絶対に譲れない条件や環境を転職活動を始める前に固めておくのがおすすめです。 こだわりが多すぎてどこも候補がないという場合は多少妥協しなければなりませんが、今のあなたをしんどくさせている1番の原因は解消できるように確認しておきましょう。 負担にならないスケジュールで動く 少し心が疲れてしまっている状態で、転職活動に力を入れすぎると余計にプレッシャーがかかってしまい、上手くいかないことがあります。 早く転職先を見つけたいと焦るのは仕方のないことですが、焦って妥協した転職先に決めてしまったり、条件をしっかり確認できていないと働き始めて後悔することになりますよね。 仕事がしんどくてとりあえず今の環境から離れたいという状態で転職活動をしていると、最初に内定をもらったところに決めてしまいたくなります。 あなたが転職活動をしていく上で、絶対に譲れない条件がブレてしまうことのないように、転職活動は無理のないスケジュールを組んで行うようにしましょう。 プロに相談しながら進めていく 仕事がうまくいかなくて、転職したいと思っている場合は一度プロに相談してみるのはいかがでしょうか。 仕事がしんどいと、日常的にも気分が沈みがちになってしまうものです。友人などに相談することで気持ちが楽になる場合もありますが、友人に知られたくなかったり、なかなか仕事のモヤモヤを話せる友人がいないという状況もあるのではないでしょうか。 どんなに仲のいい友人がいたとしても、その友人が仕事が充実していて忙しくしていたら、自分の仕事の愚痴や相談はしづらいということもあるでしょう。相談しても気持ちはわかってもらえないだろうと思ったり、仕事で成果を出してキラキラしている人に対して劣等感を抱いてしまったりすることもありますよね。 そのようなことを恐れて人に話すことを諦めてしまうと、どんどん悩みが深くなってしまいます。どう考えても悪い環境にいるのに、現状を変えることを諦めてしまうこともあるでしょう。 そうならないために、一度客観的にプロの意見を聞いておくのは非常に重要です。あなたと知人ではないため、変な先入観もありませんし、転職するのであれば転職市場全体から見たあなたの市場価値なども知ることができます。 キャリア・コンサルティング・ラボの相談サービスならば、転職前提ではないので、プロの意見を聞いて一度立ち止まってみて現状を見直すことで、今の環境のメリットに気づくこともありますし、気持ちの整理ができて気持ちよく転職に踏み切ることもできます。 仕事がしんどくなった時にまた相談できる相手が外部にいることで、気持ちが楽になることもありますし、何より現状を変える第一歩になります。最近仕事がしんどいなぁ、と感じたらぜひ一度利用してみてください。

2023/10/16
人間関係・仕事に対する不安
2年目で転職はできる?仕事を辞めたいと思ったらやってみるべき5つのこと

2年目で転職はできる?仕事を辞めたいと思ったらやってみるべき5つのこと

入社2年目で「仕事を辞めたい」「転職したい」と考え始める方は、たくさんいらっしゃいます。そこで今回はそんな悩みをお持ちの方に、具体的なアドバイスを5つご紹介します。 仕事を辞めたい方が取り組むべき5つのステップ 新卒で入社したばかりのころは、覚えることも多く、業務についていくのに精いっぱいになるものです。それが2年目になると仕事にも慣れ、会社を辞めたいという気持ちがわくこともあります。 しかし勢いで辞めてしまうと、その後のキャリアで大きな苦労を抱えてしまうかもしれません。 だからこそ、下記の5つを参考にきちんと計画を立てて行動してみてください。 1.会社を辞めたい理由を考える まずは、自分がなぜ転職をしたくなったのか、原因を考えましょう。 ここがクリアにならなければ、なんとなく転職をしてまた2年経ったころに仕事を辞めたくなってしまいます。 人が転職したい理由は様々ですが、多くの場合人間関係に由来します。上司と合わなかったり、職場の雰囲気に馴染めなかったり、後輩とのコミュニケーションが上手くいかなかったりといったものが多いでしょう。 人間関係が悪化すると、適応障害やうつ病などメンタル的な問題を抱えることもあります。 また、仕事内容を理由に転職する方も多いです。入社前とのイメージにギャップがあり、「仕事が楽しくない」「やりがいを感じられない」といったこともあるでしょう。 そういった状況で他社の求人を見ると、「自分のやりたいことは、別の会社でならできるかもしれない」といった気持ちになるものです。 給与や休日など、待遇面に関する理由もあります。 仲間に恵まれ仕事が面白くても、生活費に困るほど給料が少なかったり、休みが取れず余暇を楽しめなかったりすると、長く働き続けることはできません。似た仕事をしてもっと待遇が良くなる環境があれば、そちらで働きたいと思うのは自然なことです。 2.有給休暇の取得や休職 自分が退職したい理由を整理しようとしても、日々の仕事に追われて冷静に考えられないことがあります。 そんな時は有給休暇を取って、気分をリフレッシュしてください。 今の会社で続けるにしても、転職するにしても、ネガティブな気持ちのままでは上手くいきません。 休暇中にこの先のことを考え詰めるのではなく、一度仕事のことを忘れ、自分の気持ちを上向きにすることが大切です。休暇が終わりまた仕事に戻ったとき、転職活動をするか改めて考えてみてください。 また、肉体的・精神的な疲労が大きい場合、休職してみるのも一手です。退職してから会社に戻るのは難しくても、休職であればまた復帰できます。 「休職期間があると転職に不利ではないか」と考える方もいますが、一時的な家業の手伝いや、怪我をした家族のサポートなどの理由であれば、ネガティブに取られることは少ないです。 3.転職せず会社内で問題を解決できないか検討 なぜ転職したいかが明らかになったら、その問題をまずは社内で解決できないか考えてみましょう。 上司から正当な評価がされない、パワハラを受けているといった人間関係での問題は、人事部と交渉すると改善する可能性があります。ハラスメントがある場合は、証拠を持参できるとより早急に対応してもらいやすいでしょう。 また、こうした悩みから精神的に不安定になったり、体調が悪くなったりしている方は、産業医への相談も視野に入れてください。 後輩指導がネックになっている場合、指導係の変更などができないか上司に相談してみましょう。「自分は人にものを教えるのが向いていない」と考えてしまう方も多いですが、人と人との問題なので、単に相性が悪いだけの可能性もあります。 「途中で放り出しては申し訳ない」という気持ちも生まれるかもしれませんが、後輩にとってももより相性のよい上司と組んだ方が早く成長ができるため、お互いにとってメリットがあります。 仕事内容が原因で転職を考えているのであれば、部署移動やチームの変更などを検討します。業務内容が変わることで新しい気持ちで仕事に取り組め、前向きになるケースは少なくありません。 事前に「2年間だけ経験を積んで、そこで転職する」と決めておけば、期限が区切られている分、集中して働くこともできます。 部署異動を申し出る時には、「今の仕事が嫌だから」といった理由は伏せた方が賢明です。新しい仕事にチャレンジすることで、自分の対応できる仕事の幅が広がること、広い視野を持って業務ができるようになることなど、ポジティブな理由を考えましょう。 待遇面で給与に不満がある場合、まずは何を達成したら給与が上がるか、評価について確認しましょう。評価基準が明確なのであれば、それに向かって努力することと転職すること、どちらが自分にとって合っているか冷静に判断できます。 資格を取得すると手当てが出るケースもあるので、そういった情報も改めて確認してください。 休日の日数や労働時間が問題の場合、働き方を変えられないか相談することもできます。人事部や総務部と話し合い、どのような選択肢があるのか確認してください。 2年目は仕事での疲れが溜まり体調の変化も起きやすい時期なので、「みんな同じ条件で働いているから、自分だけ変えてほしいとは言い出せない」と無理しないようにしましょう。 いずれのケースでも、まずは自分を責めすぎる前に、周りの人に相談してみてください。 4.退職後のスケジューリング 考えた結果、転職を決意したのであれば、今後のスケジュールを立ててください。 何も決めずに退職してしまうと、仕事が決まらず気持ちが焦ったり、転職活動が上手くいかなかったりする可能性があります。今の職場から期間を空けずに転職する場合、退社日と入社日がかぶらないようにしなくてはなりません。 引継ぎや有給休暇の消化などを考え、直属の上司や人事とすり合わせましょう。 転職活動を始めたら、新しい職場にはいつまでは前の職場に籍を残す必要があるかを説明し、入社日で折り合いがつくかしっかり話し合ってください。 次の仕事を始めるまで期間をおく場合、失業保険についても調べておきましょう。年齢や職場に勤務していた年数などに応じて、もらえる金額や期間が変わります。また、手続きに必要な書類もあるので、ネットで調べたり役所で調べたりしてみてください。 5.転職活動の準備・実行 ここまで準備ができたら、いよいよ転職活動の準備を始めます。 求人を見ているとどれを選べばよいかわからなくなることもありますが、そんな時は先に考えた、「自分が転職したい理由」を改めて確認してください。 例えば、体育会系の厳しい人間関係に疲れているのに、給与が高いからといって似たような社風の職場に転職してしまうと、同じ悩みを持つことになります。 また、新卒の就職活動の時に行った自己分析をすることがおすすめです。学生のころから2年経ち、新たな強みができたり、以前は弱みだった部分がカバーできるようになったりしているはずです。そういったところを転職活動でアピールできるよう、改めて自分について考えましょう。 一人で考えるのが難しければ、キャリアコンサルティングを利用してみてください。 キャリアコンサルタントはこれからのキャリアを一緒に考え、自分の強みを活かした転職をするにはどうしたらいいかアドバイスをくれます。 ビジネスに対して意識が高い人が使うイメージもあるかもしれませんが、実際には「なんとなく仕事を辞めたいと思って悩んでいる」といった相談も受けています。 第三者の視点を入れることで客観的な意見を取り入れられるので、非常におすすめです。 準備が整ったら、転職活動を本格的に始めます。 まずは求人サイトを見てみて、どんな仕事があるか調べます。実際にその会社の従業員の方と話さないとわからないこともあるので、気になるものがあれば積極的に応募したり、話を聞きに行ったりしてみましょう。 自分で探すだけでなく、転職エージェントの活用も役立ちます。 プロの目線からよりあなたにあった求人をピックアップしてくれますし、採用されるようにあらゆる面でサポートが入ります。転職サイトや転職エージェントはそれぞれ特徴があり、例えば「看護師のための転職サイト」など、職種に特化したものがあります。 自分のやりたいことがはっきりしている場合は、こうしたサイトがおすすめです。 また、転職サイトや転職エージェントは2~3社ほどかけもちすると、スピード感を持って転職活動を進められます。 2年目の人の転職におすすめの業界 コロナ禍で休業・倒産する企業が増えていますが、一方で業績を伸ばしている企業もあります。2年目の方はこうした業界を選ぶことで、より転職しやすくなるでしょう。 まず、IT業界です。 各企業でリモートワークが導入されたり、人と人との接触を減らすためにITツールを導入したりといった動きが活発になり、社内システムの開発やIT機器の製造が伸びています。 今後も、コロナ禍が続く以上はこうした分野が成長していくと考えられています。エンジニアやIT機器メーカーの営業などに興味がある方は、今がチャンスです。 医療・衛生品もコロナ禍を追い風にしている業界です。医師や看護師、薬剤師といった医療従事者を始め、病院の受付や事務などの求人も増えています。 ハンドソープや石鹸、消毒液などのメーカーもビジネスを拡大しており、経験者はもちろん、未経験の第二新卒も採用しています。 人々が外出しなくなった結果、ECの利用が増え、それに伴い物流業界も業績を伸ばし始めました。ドライバーや運行管理などの需要が拡大し、求人も増加傾向です。 長距離運転は体力的に厳しいイメージもありますが、国土交通省を中心に長時間労働を是正する動きが強まっていますし、基本的には一人で業務が完結することからも人気が高まっています。 2年目の人が面接でアピールすべきポイント 2年目での転職は第二新卒という枠に入りますが、ここでアピールすべきポイントが2つあります。 1つ目は、1社目をなぜ辞めたかという理由を明確に説明することです。 面接官になんとなく転職していると思われてしまうと「うちで採用しても、またすぐ辞めて別の会社に転職するのでは」と判断されてしまいます。転職の理由は、嘘をつく必要はありませんが、なるべくポジティブな表現をすることがおすすめです。 例えば「仕事が合わなかった」という理由であれば、「○○という業務に携わることで、○○を経験し、そちらをメインにした仕事の方が自分の合っていると感じた」などと言い換えてみてください。 2つ目は、1社目で学んだことやスキルを、その会社でどう活かせるかについてです。 例えばエンジニアからウェディングプランナーに転職する場合、一見するとまったく関係のない業界なので、1社目の経験を活かすことが難しいように思えます。 しかし 「エンジニアとして他のメンバーと協力しながら、一つのアプリを開発するために、スケジュールをどう管理していくか、チーム内のコミュニケーションをどう工夫すれば円滑に進められるかを学びました。これはプランナーとして、お客様の結婚式という一つの目標に向かい、メンバーでコミュニケーションを取りながら取り組む中で、活かせるスキルだと思います」 といったように、つなげることは可能です。 2年目での転職はしっかり準備してから実行しよう よく「石の上にも3年」と言いますが、転職したい明確な理由があるのに、無理に今の会社に居続ける必要はありません。 冷静に現在の状況を考え、転職した方がよいと思うのであれば行動をすべきです。しかしその場合、勢いで辞めてしまうのではなく、しっかりと準備をしましょう。

2023/10/12
人間関係・仕事に対する不安
モヤモヤする…キャリアの悩みはいつまで続くの?人に相談するメリットは?

モヤモヤする…キャリアの悩みはいつまで続くの?人に相談するメリットは?

「キャリアについてなんとなく不安」「悩んでるけど人に相談するのはちょっと…」 そのような悩みがある方は多いのではないでしょうか。 今まで働いていて、「キャリアについて悩んだことがない」という人はとても少ないはずです。それは、キャリアの選択で今後の人生が大きく変わってしまう可能性もあるので、日々悩んでしまうのは当たり前のことだからです。 悩みがあっても周りの人には話しずらかったり、なんとなく不安だけど言語化できないという場合もあるでしょう。 今回は、モヤモヤしてしまうキャリアの悩みについて、軽減する方法や年代別の悩みをご紹介していきます。 キャリアの悩みが尽きない理由 キャリアの悩みは尽きませんよね。悩む理由は人によって様々です。まずは、キャリアについて悩んでしまう原因の代表例をご紹介していきます。 はっきりとした正解がない キャリアにはっきりとした正解はありません。日々自分自身で選択した結果が、今のキャリアに繋がっているのです。 だからこそ、「自分の選択が正解なのか」という悩みを抱えてしまいます。 キャリアの転機が訪れた時には、「今この判断をしていいのだろうか…」と思いますよね。また人から「それで正解だよ!」と言われても、半信半疑になるのではないでしょうか。 周りの人と比べて不安になる 一人ひとり違ったキャリアがありますが、周りの人と比べて不安になることがよくあります。 例えば、同い年の友人はもう管理職なのに自分は平社員のままだったり、同僚がどんどん転職や起業をして自分のやりたいことを見つけていたりと、自分が置いていかれているような気持ちになるでしょう。 人と比べることは悪いことではないですが、あまりにも周りを気にしすぎると息苦しくなってしまいますよね。 周りを気にするとしんどい思いをするかもしれませんが、今はSNSなどで周りの近況を知ることも多いので、比べるつもりはなくても不安になることは多いはずです。 ずっと上手くいく保証がない キャリアの難しいところは、今全てうまくいっているように感じていてもそれがずっと続く保証はないということです。 もちろん同じ会社でしっかりとキャリアを積んでいいポジションにいることで、そのまま定年まで安定していたという方も大勢いらっしゃるでしょう。 しかし、それはその方の話であって全員に当てはまるわけではありません。企業勤めであれば、その企業の経営がいつ傾くかわかりませんし、自分のキャリアパスが上手くいくという保証もありません。 自営業であっても、今の仕事を安定してクライアントから受注できるかもわかりません。 いつ何があっても大丈夫なように、備えておくことに越したことはありませんが、理想のキャリアはいつ崩れていくかわからないのです。 ライフイベントの影響を受ける キャリアは人生と密接に繋がっています。結婚や出産、介護などいつどんなライフイベントが発生するかは予測できません。 女性に関して言えば妊娠・出産など女性特有のものがあり、その影響は男性よりも強くなると言えるでしょう。絶対に休まなければならない期間があるので、キャリアに空白ができてしまうのを避けられません。 もちろん男性でも、結婚や親の介護で転居必須の状況になることもありますし、その影響で今の会社を退職しなければならないということもあります。 今はライフイベント発生の心配が全くなかったとしても、長期的にキャリアを考えると、自分だけではなく周りの人々からの影響を強く受けることになることを頭に入れておきましょう。 【年代別】よくあるキャリアの悩み キャリアに関しての悩みが尽きることはありませんが、年代ごとにその悩みも多種多様です。20代の新入社員と40代のベテラン社員では悩む内容が全く違ってきますよね。 ここでは年代別によくある悩みをご紹介します。あなたも当てはまるところがあるのではないでしょうか。 【20代】業界・職種の取捨選択 20代ではまず最初に、就職活動におけるキャリアの悩みが発生します。 自分が何をやりたいのか、何に興味があるのかわからないまま就職活動を始めて受ける会社を選んでいかなければなりません。 自分自身の適性を知らないまま仕事を始めてみても、入社後すぐに自分に合っていないと感じてしまう方も多くいます。その結果、理想の社会人像とはかけ離れた生活を送ることになるかもしれません。そういった状況で不安や不満を抱えていくのが20代の特徴とも言えます。 そして20代でも数年働いていると後輩ができて、指導する立場にもなります。そこでもう一度、「このままのキャリアでいいのだろうか」と悩み出す時期が訪れるのではないでしょうか。 【30代】専門性とキャリアチェンジ 30代になるとある程度仕事も経験して、これから今の会社で専門性を磨いていくのか、管理職を目指すのか、またはキャリアチェンジをするのかと悩みます。 エンジニアなどの専門職の方であれば、もっと違うスキルや経験を求める段階かもしれません。営業職などのフロントに立つ仕事であれば、逆に専門職へのキャリアチェンジを考えるかもしれません。 30代では会社や社会の仕事の全体像が見えてくるので、自分自身はどの立ち位置に行きたいのかと悩むのではないでしょうか。働き盛りと言われる年代であることも後押しして、「転職するなら今かなぁ」と考える方もいるはずです。 もちろん今の会社のまま定年まで頑張るという判断をする方も大勢いらっしゃいますし、不安や不満がなければ問題ありません。 キャリアに関しての悩みはいつも漠然としたものなので、急に悩み出すということもあるでしょう。 【40代】仕事の責任と今後の展望 40代になると、年齢も加味されて仕事上での責任が重くなってくるでしょう。 今まではメンバーとして自分の目標達成に向けて頑張ればよかったものを、部署全体の数字に責任を持たないといけなくなったり、後輩のミスをカバーするような立場の方が多いのではないでしょうか。 そうなった場合に、自分の好きな仕事をずっとやっていた方はもっとやりたい仕事をしたいと感じるかもしれません。 責任は重くなっているのにそれに評価が追いついていない、なども悩みの一因になるでしょう。 「このままでいいのかな」と今後のキャリアを悩み、キャリアチェンジや転職を考えいるのであれば、最後の挑戦をしていきたいと考える方もいるのではないでしょうか。 【50代】定年後の生活と仕事 50代になると、定年退職が視野に入ってきます。60歳を迎える頃に、自分はどういう生活を送っているのか不安になりますよね。 現在日本人の平均寿命は男女ともに80歳を超えていることもあり、定年後も20年ほどの人生を歩んでいくことになります。 そのような中で60歳になったからすぐに仕事を辞めていいのか、年金受給までの間ちゃんと生活できるのかなど不安は尽きないことでしょう。 今までバリバリ働いてきた人であればなおさら、仕事から離れたくないと感じるのではないでしょうか。事実、ディップ株式会社が行った調査によると、60〜64歳の7割以上が定年後も働いているという結果が出ています。 参考:ディップ総合研究所 同じ会社で雇用延長をするのか、違う職場や雇用形態で引き続き働くのか、定年退職してのんびり暮らしていくのか、さまざまな選択がある中で決断していく必要があります。 少しでもキャリアの悩みを軽減するには? 正直キャリアの悩みがゼロになるということは、希少な状態でしょう。今は順調でも、それがいつまで続くかはわかりません。 ここでは、少しでもキャリアの悩みを軽減するためのコツをご紹介します。 自分の悩みを整理する キャリアに悩んでいるときに、「なんとなく不安」という方が多いのではないでしょうか。 そのような時は、まずは何に対して不安なのかを整理してみてください。お金に対しての不安なのか、充実感に対しての不安なのかによって今後の選択も変わってきます。今後キャリアに関しての選択を迫られたときに、何を優先するのかというのが明確になるからです。 「なんとなく」というフィーリングも大事な時はありますが、キャリアに関しての転機では振り返った際に、「なぜこの選択をしたのか」とはっきり言える状態になっている方が理想的です。 悩みは解決できないものか考える 自分自身の悩みを整理してみると、その悩みは今から行動すれば解決できるものなのか、そうでないものなのかがわかると思います。 例えば、専門性を磨いていきたいというのであれば今の仕事にプラスαの勉強をするなど具体的な行動が見えてきますよね。 しかし漠然とした不安である「いつかこの会社は倒産して、自分は路頭に迷うかもしれない…」など、いつか起こるかもしれない、だけど起こるかどうかはわからない不安はすぐには解決できません。 そのような不安を軽減するためには、お金を貯めておく、自分が転職できそうな業界などを調べておくなど、備えを固めておくことが大事です。 備えを固めておくことで「不安だけど、できることはやっている」と少しだけ自信を持つことができるのではないでしょうか。 自分で稼ぐスキルを身につける キャリアや将来の不安の中で根本にあるのは、やはりお金に関しての不安です。 もし今の職を失ったとしても、自分はゼロからお金を稼ぐスキルがあるんだという方はある程度の自信を持って働いていくことができます。リストラされても、地方に移住しないといけなくなっても、「まぁ何とかなるか」と思えるようになれば不安は大幅に軽減されるはずです。 そのためには、余裕があるうちに副業を始めたりお金の勉強をしておくことが大切になるでしょう。 信頼できる人に相談しよう キャリアは人生と密接に繋がっているため、あなただけはなく周囲の人、特に家族にも大きく影響を及ぼします。 だからこそ、家族には相談しておくことが大事です。あなたの周りにいる信頼できる人には、少しずつでいいので悩みを打ち明けておくことをおすすめします。 「周りに話すのはちょっと…」という方は外部のサービスを利用して、プロに相談するというのもいいでしょう。 自分に合った相談相手を探してみてください。 家族やパートナー 家族やパートナーはあなたのキャリアに関して、大きな影響を与える人達です。配偶者やお子さんがいるのであれば、それに応じてライフイベントが発生するでしょう。 今の仕事を実は辞めたいというのであれば、早めに相談して今後の計画を立てていく必要があります。 ずっと夢だったマイホームを諦めなければならないかもしれませんし、お子さんを私立に通わせるのは難しくなるかもしれません。 ご両親に相談すると本当は実家に帰ってきてほしいなど、今まで考えてなかった選択肢も発生する可能性があるのです。 あなたの悩みを軽減するために家族やパートナーに話してみるというのはもちろん、家族やパートナーの悩みや希望を知っておくことも大事です。 仲の良い友人 仲の良い友人には、思っていることをざっくばらんに話すことができるのではないでしょうか。 あなたの性格や今までの経験などある程度知っていてくれていることで、的確なアドバイスをしてくれるかもしれないですし、ただ話すだけでもいい気分転換になるはずです。 同年代であれば同じような悩みを抱えているかもしれないので、お互いに情報交換するのもいいでしょう。 家族やパートナーに言えない悩みも、話しやすいかもしれませんね。 会社の同僚や上司 会社の同僚や上司に話しやすい人がいるのであれば、相談してみるのも一つの方法です。 例えば同僚であれば、専門性を磨きたくて人事に相談したら希望の部署に異動できたということもあるかもしれませんし、上司であれば今後任せてもらう業務を見直してもらえるかもしれません。 しかし注意したいのは、しっかりと信頼できる相手にだけ相談するということです。 同じ会社内であれば、あなたの噂が回ってしまうかもしれませんし上司からは辞めたがっていると勘違いされてしまう可能性もあります。 いずれにせよキャリアに関しての悩みは、あなたの人生に深く関わっていてデリケートな問題なので話す相手はしっかりと選んだ方が良さそうです。 プロのコンサルタント 一番安心して相談できるのは、やはりプロではないでしょうか。 あなたが今一番考えなければならないことや、今後のキャリアプランについての相談など幅広くアドバイスをもらうことができます。 知り合いには相談したくないという方でも、経験豊富なコンサルタントであれば話しやすいはずです。 キャリアの決断をする際に、周りの人に相談しないといけなくなったとしても、先にプロに相談してある程度の道筋を立てておくことでプロにも相談した結果だと伝えやすくなるというメリットもあります。 もちろんあなたの情報が外に漏れることはありませんし、変に転職を勧められるということもありません。 転職エージェントと呼ばれる仕事を斡旋する企業ではなく、キャリアコンサルタントがキャリア相談を受け付けているようなサービスを探してみてください。

2023/09/21
人間関係・仕事に対する不安
仕事がつまらない…20代で陥る悩みと人生を豊かにするアイデア

仕事がつまらない…20代で陥る悩みと人生を豊かにするアイデア

「20代だけど仕事がつまらない」「仕事がつまらなくて頑張れない…」 そのように感じている人は実は多いのではないでしょうか。仕事を始めたばかりでも、仕事に慣れてきたところでも、まだまだ若い20代だといっても、仕事がつまらなく感じることはあるのです。 つまらなく感じる理由は人それぞれあるように、対処法どれが合うのかは人それぞれです。これからまだまだ働く時間が長い20代のあなたにとって、ぴったりの対処法を見つけられるようにしてみてください。 この記事では、仕事がつまらなくなる原因やその対処法、そして人生を豊かにするために20代でやっておいた方がいいことをご紹介していきます。少しでも仕事がつまらない状態から抜け出す助けになれば幸いです。 仕事がつまらなくなる原因 仕事がつまらないと感じている人は多くいますよね。そして、そのつまらないと感じる理由は、人それぞれ違う原因があります。 まずはどのようなことが原因で、あなたは仕事がつまらないと感じてしまっているのかを知るところから始めてみてください。原因を知ることで正しい対策を立てていくことができるはずです。 仕事の成果が出ていない 自分が担当している仕事で、期待していた成果が出ていないと仕事がつまらなく感じてしまいます。ある一定の成果を見込んで仕事をしていても、それが結果として叶わなければつまらないと思ってしまう人がほとんどです。 自分の頑張りや工夫が無駄になってしまっているのでは、と感じることもあるでしょう。あるいは、周りからは頑張りや過程を褒めてもらったとしても、自分では納得できないこともありますよね。 職種によっては、仕事での成果が数値として目に見えてわかることでよりストレスに感じる人もいます。営業職で契約件数のノルマがあったり、架電件数の目標があったりと、自分ができていない部分があると、それを突きつけられているような気分になってしまうのです。上司からプレッシャーをかけられる状況にある方も、いらっしゃるでしょう。 成果が出ていない状況が続くと、仕事に向いていないのではないかという悩みにも発展してしまいますし、仕事自体がストレスになってしまいますよね。 仕事に限らず、苦手意識を一度持ってしまうとそれを払拭するのには、時間がかかってしまいます。 仕事を評価してくれる人がいない 仕事での成果が出ていても、出ていなくても、しっかりと評価してくれる人が周りにいない状態だと仕事がつまらなく感じてしまいます。 誰かに認められることもなく、淡々と業務をこなすだけになっていくのは辛いですよね。 20代であれば、まだまだ会社の中でも若手に分類される人がほとんどです。周りの先輩に頼ったり、仕事術を教えてもらったりと、周りの環境によって今後の成長も変わってくる大事な時期になります。褒めてもらうために働いているわけではないと思いますが、「褒められる=認められる」という環境に身を置くのは、成長するためにもとても大切なのです。 仕事中に辛いことがあっても、頑張りをみてくれている人がいたり、成果を認めてくれる人がいるというのはとても安心できますし、「次も頑張ろう」というモチベーションにつながります。若いうちに褒められる経験をしていないと、年齢を重ねてからも「周りはどうせみてくれていない」と考え、卑屈になってしまうのです。 評価だけが全てではありませんが、周りから評価されない環境にいると仕事がつまらなくなってしまう可能性があります。 今の環境を振り返ってみた時に、頑張りをそばで見てくれている人や、成果を認めてくれるような人はいるでしょうか?普段の仕事環境を思い返してみてください。 やりたいと思っていた仕事ができていない 20代でまだ働き始めたばかりだと、仕事を始める前にイメージしていた働き方や業務内容と違うと感じている人がいるのではないでしょうか。自分の希望していた配属先ではなかったという人もいるでしょう。会社では、なかなか思う通りにやりたいことを担当できる人は少ないのです。 しかし自分で希望していたものが全く叶わない環境が続くと、さすがに辛くなってきますよね。やりたいと思っていたことを、自分の同期が担当していたり、後輩が担当するようになったりするのを見ると、モヤモヤしてしまう状況になることもあります。 他の仕事がしたいと気がとられている状況では、今自分が担当している業務はつまらなく感じますよね。自分はあれがしたいのに、と悔しい思いをしながら働いているのであれば尚更です。 プライベートで悩みがある 仕事とは関係なさそうに感じますが、プライベートで悩みを抱えていると仕事にも影響します。仕事以外で気になることがあると、仕事に集中できずモチベーションも下がってしまうのです。 家族やパートナーとうまくいかない状態で、仕事の調子が抜群に良いという人の話は聞いたことがありませんよね。仕事がつまらない、集中できないと感じている人は、大きなトラブルを抱えているというほどでなくても、プライベートで気になっていることがあるのかもしれません。 仕事環境や仕事内容でつまらないと感じてしまっている理由に検討がつかないという人は、プライベートのことを思い返してみてはいかがでしょうか。 それはお金の不安かもしれませんし、結婚などのライフイベントの悩みかもしれません。普段は悩んでいないことでも、ずっと引っ掛かりを感じている問題がある可能性があります。 仕事がつまらないからといって、仕事だけに問題があるわけではないのです。つまらないと感じて仕事が手につかないような状況になる前に、あなた自身のプライベートに関しても見つめ直してみてください。 プライベートでの悩みをクリアにしていくことで、仕事にも良い影響が出てくるかもしれません。 「仕事がつまらない」の対処法 「仕事がつまらない」と感じているのには、必ず原因があるはずです。仕事がつまらなく感じていて、モチベーションも下がってしまっているのであれば、つまらない状態を改善する方法を考えてみてください。 少しでも状況が好転する方法があるはずです。 仕事がつまらない理由を考える なぜ仕事がつまらないと感じているのか、理由を言語化してみましょう。なんとなく漠然とつまらなく感じているものを放置していると、つまらないという感情がなくなることはありません。 なぜつまらなく感じるのか、解決策はあるのか、と自分の中での答えを見つけておくことで仕事との関わり方が数段楽になっていくはずです。 そもそも仕事が楽しいと感じたことはあるのか?それはいつ?どんな時?など、過去の経験から分解していくのもおすすめです。仕事がつまらないと感じている理由がプライベートにあるかもしれませんし、仕事のやり方を変えるだけでモチベーションが上がるかもしれません。 つまらないと感じている理由を突き詰めて考えてみるだけで、良いアイデアが生まれる可能性があるのです。 仕事の仕方を変えてみる 毎日の仕事がルーティン作業になっていて、面白みがないという人もいますよね。同じ時間に出社して、日報をコピーして、メールを返信して、、、と全てがつまらなくなってきてしまいます。 仕事内容が嫌いなわけではなくても、毎日変わり映えしないことにつまらなさを感じてしまうこともあります。そのような場合は、仕事のやり方を変えてみてはいかがでしょうか。内容は毎日同じだとしても、1つ1つの業務に工夫を加えることで自分の中の楽しみを見つけ出せるかもしれません。 急いでいない仕事でも時間制限を自分に課して、どれだけ早く仕事を終わらせられるかと挑戦してみるのもいいですし、仕事効率化のために今までの業務を整理してみるなども気分転換になります。 つまらないと感じる仕事でも、改めて向き合ってみると工夫できるところがたくさん見つかるなど新たな発見があるかもしれません。 なりたい自分を言語化しておく どんな自分になりたいか、考えたことはありますか? お金持ちになりたい、新しい商品を生み出したい、営業で1位になりたい、など1度は考えたことがあるはずです。今の仕事がマンネリ化してしまっていたり、つまらないと感じているのであれば、もう一度あなた自身がどんな自分になりたいのかを言語化してみてください。 その言語化した自分からみると、あなたはどう映るのでしょうか? 頑張っているように見えるのか、全く外れたことをしているのか、見えてくるはずです。今の仕事をつまらないと言っている場合じゃないと感じるのか、今の環境から出ていかないといけないと感じるのか、少しは方向性が見えてくるかもしれません。 なりたい自分が見つかったら、それに向かって努力していきたいですよね。 会社員をやっているからには、会社の利益のために頑張らなければなりません。しかし会社のために頑張れと言われてもピンときませんよね。それであれば、なりたい自分になるために頑張ると、目標を置き換えるのがおすすめです。自分のために頑張っていると考えられる方が案外頑張っていけるのです。 これを20代のうちにしておくことで、これからキャリアの選択が迫られるような場面でも、決断にブレがない状態になれます。なんとなくつまらないから転職したり、なんとなくつまらないから異動してみたりと、ふわふわした決断をせずにすむのです。 なりたい自分なんてわからないという人は、今の自分がこうなっていたらかっこいいかも?と少しレベルアップした自分を想像してみるのはいかがでしょうか。 人生を豊かにするために20代でしておくべきこと 人生においてもビジネスにおいても、20代での経験は今後に大きく影響します。そのような大事な時期に仕事がつまらなくて頑張れないという状況は、もったいないですよね。 ここでは20代で今後の人生を豊かにするためにできることをご紹介します。何か一つでも実践できそうなものがあれば試してみてくださいね。 仕事以外のコミュニティに所属する 20代、30代と仕事に打ち込んでいると、仕事以外のコミュニティとの関わりが少なくなっていることがよくあります。平日は夜遅くまで仕事をして、休日は寝て回復に勤めるような生活をする人もいますよね。 そういった生活を続けていると、ふとした時の息抜きや気分転換をする相手がいなくなってしまうのです。学生時代は暇があれば友人と食事に行っていたかもしれませんが、社会人になると簡単に予定を合わせることができなくなっていることもあります。 社会人になってから仕事以外のコミュニティに所属しておくことで、定期的に趣味の集まりをすることができるのです。 特に趣味なんてないという人は、仕事以外に副業のコミュニティに参加してみるのもおすすめです。趣味ではなくても、収入の柱を増やしておくことで今後の役に立ちます。そして仕事がつまらなくて転職を考えるような状態であれば、他の職種やフリーランスの働き方などを体験することができるでしょう。 本を読む習慣をつける 忙しい時間を過ごしていると、なかなか本を読む時間がなくなっている人も多いのではないでしょうか。時間ができたら読もうと思って、本を買ったままになっていることもあるはずです。気持ちや時間に余裕がないと、読書をするのはなかなか難しいかもしれません。 だからこそ、20代のうちに本を読む習慣をつけておくと今後も必ず役に立ちます。 最近ではスマホでも本を読めるようになっているので、持ち歩く必要もありませんし、通勤時間は読書時間にするなどの工夫をすると習慣づけやすくなるのではないでしょうか。 読書から得られる情報は自分の知識となって、あなたの人生を豊かにしてくれるはずです。何か勉強をしないといけなくなった時にも、読書をすることに抵抗がない状態だと、とても効率よく知識を得ていくことができます。 調べればなんでもわかってしまう時代だからこそ、調べなくても自分自身の知識として身についた情報があるのはとても役に立つのです。 身体を動かしてみる 学生時代にスポーツをしていた人でも、社会人になると運動不足に悩むことが多くなります。スポーツをして身体を動かすことがストレス発散になっていた人はもちろん、慣れないデスクワークで今までに経験のない疲れ方をする人もいるのです。 身体を動かすことで全てが解決するわけではありませんが、汗を流すだけでストレスが溜まっていても良い気分転換になることがあります。 運動が得意でない人は、ストレッチや軽い筋トレをするだけで気持ちがスッキリするはずです。20代でまだまだ疲れも感じないし、大丈夫!と思っている人もいますよね。早い段階から気分転換に運動したり、ストレッチしたりする選択肢を知っているだけで、年齢を重ねてからも息抜きしやすくなります。 運動を行うことで心が落ち着き、集中力が持続しやすくなるため、生産性の維持・向上に貢献するともいわれています。仕事がつまらないと感じているならば、体を動かしてみることでリフレッシュした気持ちで仕事に向き合えるようになるかもしれませんよ。 趣味に時間を費やしてみる 仕事ばかりになってしまっている人は特に、仕事がつまらなく感じた時に辛くなってしまいます。20代のうちに仕事以外に好きな趣味を探してみてください。 ずっと仕事を頑張り続ける必要はないのです。休日に趣味の時間を作ることが目標、と思いながら働くのでも全く問題ありません。趣味というとゴルフや釣りなどが思い浮かぶかもしれませんが、無理に外に出る趣味を作らなくても良いのです。自宅で映画をみるということでも良いですし、絵を描いてみるのもおすすめです。 自宅で映画鑑賞をする環境を整えたり、久しぶりに絵の具で絵を描いてみるなんてことを考えるとワクワクしてきますよね。 時間ができた時に没頭できるような趣味が見つけられると、休日が楽しくなります。仕事もプライベートも楽しいという状況が理想ではありますが、時に仕事は辛いこともあるのです。それでも自分には趣味があるから、リフレッシュできると思えるものに出会えると良いですね。 まとめ 働き始めた人、働き始めて数年が経っている人、20代と一括りにしても様々な環境にいるはずです。まだまだ若いはずなのに、仕事に飽きてつまらなくなってしまっている人は、仕事以外にも目を向けてみてください。 仕事に直接関係なくても、仕事を頑張るための原動力になるものが見つかるかもしれません。20代で身につけた習慣は、必ず今後の役に立ってきます。 今後のために後悔しない時間の使い方を見つけてみてください。

2023/09/14
キャリアコンサルティングの利用法
今のままで大丈夫?30代で考えるこれからのキャリアプラン

今のままで大丈夫?30代で考えるこれからのキャリアプラン

「なんとなく仕事に飽きてきたなぁ」「これからのキャリアどうしよう?」 30代になって、そのような悩みを持ってはいませんか?10年弱働いている人は、そろそろキャリアに悩み出すタイミングです。 今のまま続けてもそんなに困ることはなかったり、特にやりたいこともないという人は多いですよね。そのような人はぜひキャリアプランを立ててみてください。 ここではキャリアを考え直すべき人の特徴や、キャリアプランを立てる手順をご紹介していきます。キャリアプランを立てることで、最終的にあなたのなりたい姿まで最短距離で進んでいけるかもしれません。 キャリアを考え直した方がいい人の特徴 自分はキャリアを考え直した方がいいのか、その点から迷う人は多いのではないでしょうか。ここでは、キャリアを考え直した方がいい人の特徴をご紹介していきます。 自分に当てはまるものがある人は、どんどん次に読み進めていってくださいね。 仕事がマンネリ化している 30代になると転職したことがない人にとっては、仕事に慣れてきている段階ですよね。異動などもなく、同じ職種で同じサービスや商品に携わり続けていることもあるのではないでしょうか。 日々の仕事の中で変化があったり、トラブルがあったりと、もちろん毎日同じことをしているという訳ではありませんが、そのような状況であれば、マンネリを感じてしまうのも無理はありません。 自分がやらなければならないことが明確で、ルーティーン化していることが快適だという人もいます。しかし、同じようなことばかりで仕事に飽き飽きしてしまっているという人も多いでしょう。 10年程度同じ会社にいると、立場的にも新人ではなくなります。場合によってはベテランの立ち位置にもなってきます。 そのような状態だと、なかなか自分の業務の幅を広げたり、他のことをしたいと申し出るのが難しいと感じる人もいるはずです。 仕事に飽きてしまっている人にとっては、毎日の勤務が苦痛になりますよね。時間に余裕ができてくると、暇だと感じてくる可能性もあります。仕事がマンネリ化することで、これからもずっと変わらなかったらどうしようという気分にもなるはずです。 仕事に飽きてるなぁと感じたら、キャリアを考え直すタイミングかもしれません。 社内でのキャリアパスが不透明である 10年近く同じ会社で働いているのにも関わらず、これからの自分が社内でどのようにキャリアを進んでいけばいいのかわからないのは不安ですよね。 新人でもベテランでもないような立場で、昇格できるようなポジションも空いていないとなると、あとどれくらい同じ役割なのか見当がつきません。 現在では年功序列の会社が少なくなってきているため、「○年働けば部長になれる」などの指標があるということも少ないでしょう。 そのような状況では、「働き盛りと言われる30代を、このまま過ごしてしまっていいのか」という考えがよぎることもあるかもしれません。他の会社で働いている友人は、どんどん仕事を任されていって、昇格したりもして、仕事も楽しそうだという場合もありますよね。 他の人と比べ過ぎるのは負担になりますが、自分ももっと頑張りたいと思うのであれば、これからのキャリアを考えてみたほうがいいかもしれません。 数年昇給していない 会社で働いていく上で、給料の面はとても大切です。やりがいや、その仕事が好きだという気持ちがあることももちろん大切ですが、待遇が追いつかないとやりがいや好きな気持ちにまで影響してしまいます。 毎年昇給するということはないかもしれませんが、同じ会社に勤め続けて担当業務も増え、責任も重くなっていくなかで、数年にわたり昇給がないのは今後の不安を煽りますよね。 経営状況や社会情勢的に、今は厳しいということもあるかもしれません。しかし、同じ業界や年代と比べて、だいぶ低いと感じたり、新入社員とそれほど給料が変わらなかったりすると待遇への不満も出てきてしまうもの。年々上昇する物価に対して収入が停滞していると、今後の生活にも影響してくるかもしれません。 あなた自身が周りとの差を感じたり、おかしいと思う点がないことが重要です。 社内の人間関係に疲弊している 企業勤めをするということは、他人と働くということです。本当なら仕事を頑張っていきたいのに、業務内容に直接関係のない、人間関係で悩むのはとても無駄なことに感じるでしょう。 上司が横暴な態度をとる人だったり、ボスのような存在がいてその人の機嫌一つで社内の雰囲気が悪くなったりすると、業務以外のことに気をつけなければならない環境は辛いはずです。 今は営業を頑張りたい!など、あなた自身がやる気に満ちていても、他のことで気分が落ちてしまうと勿体無いですよね。 人間関係や社内の雰囲気はあなたの努力で変えられるものでもないので、あなたのやる気を削ぐような環境にいるのであれば、今後を見据えて今のうちにキャリアを考え直したほうがよいかもしれません。 育児と仕事の両立を見直したい 新卒で入社してから10年程度経過しているのであれば、あなた自身の仕事への考え方や、プライベートでの生活に大きな変化があるのではないでしょうか。 特に結婚や出産を控えている場合、今の会社で十分なサポートがなかったり、様々な制度を活用した前例がなかったりすると不安になりますよね。 男性育休の取得推進を呼びかけられてはいますが、会社によっては男性が休む意味なんてないと、育休を取りづらいなんてこともあります。 あなた自身の家庭や育児の環境を考えたときに、仕事との両立が難しい場合には、キャリアについて考え直した方がいいかもしれません。 入社当時は仕事に全精力をつぎ込むと決めていた人でも、子どもとの生活が始まると、もっと家での時間を確保したいという気持ちになることもあるでしょう。 30代になり、結婚してプライベートの環境が大きく変わる人も多いでしょう。仕事とプライベートは切り離して考えられないからこそ、どれくらいの時間働いて、どのくらいの時間を仕事に費やし、どれくらいの収入が欲しいのかを考えてみるのはいかがでしょうか。 キャリアプランを立てるメリット キャリアプランを立てることにはたくさんのメリットがあります。ここでは一例としてメリットを挙げていますので、ぜひ参考にしてみてください。 仕事へのモチベーションが上がる 自分のキャリアプランを可視化することで、今何をするべきタイミングなのかがはっきりとします。 今までなんとなくで日々働いていたという人は、「今は絶対目標を達成して評価を上げていく時期だ!」というように、仕事に対しての意識が上がるかもしれません。 「40歳までに昇格する」という目標があるのであれば、逆算して評価を上げていったり、研修に参加してみたりとやるべきことが見えてくるはずです。 漠然とした理由や目的のために頑張るのは、誰でも難しいと感じますが、明確な目標や目的があれば頑張ることに前向きになれるのではないでしょうか。 社内の評価が上がる 仕事へのモチベーションが上がると、自ずとあなたの評価も上がっていくでしょう。すぐに成果が出なかったとしても、あなたの意識が変わっているのであれば、周りは気付いていくはずです。 いつもより少し早く出社して、いつもより少し多く業務に対応している、など小さいことからでも周りの誰かの助けになっているかもしれません。 周りを助けられるようになってくると、感謝されることが増えて、あなたのモチベーションがより上がっていくことになります。 あなたの当たり前の基準が高くなっていくことで、周りを引っ張って行ける存在になるかもしれません。段々と目立っていくと、上司からもしっかり評価されるようになっていくでしょう。 それが大きな仕事や責任のある仕事を任されたり、業務での希望が叶ったりと、次のチャンスにつながっていくかもしれません。 キャリアの選択肢が広がる 長い目でキャリアを考えていなかった場合、今いる場所でなんとなく続けていくんだろうと思っていたのではないでしょうか。しかしキャリアプランを改めて練ってみることで、自分が実はしたかったことや、叶えたい姿が見えてきます。 それが見えてくれば、転職も視野に入れたキャリアの選択肢が増えてきます。キャリアプランを練ることで、キャリアがどんどん前進していくのです。 今からでもできるキャリアプラン 「でもキャリアプランって何からすればいいの?」 そのように感じる方も多いでしょう。ここでは、キャリアプランを立てる手順をご紹介していきます。キャリアプランを立ててみたいけど、何から手をつけていいかわからないという人はぜひ順番に確認してみてください。 ①自分の経験・スキルを言語化する 30代になると10年弱働いてきたなかで色々な経験をしてきたのではないでしょうか。それをしっかり言語化し、その経験から得たスキルを書き出してみてください。 ここまで働いてきたのに、特に何もできるようになっていないと感じるでしょうか?もう大抵のことはできるようになってる!と感じるでしょうか? 30代になり改めて自分が積み上げてきたことを可視化するのは、とてもいい刺激になるはずです。 フルタイムで働いている人であれば、平日5日、1日7〜8時間を仕事に費やしてきました。その時間に対して、得られたものはどう感じますか? ぼーっと過ごしてしまったという人は、30代のうちに気付けたことはとてもラッキーだと思ってください。まだまだ働き盛りの30代です。 仕事をしていくなかで、できるようになりたいことや経験したいことをどんどん書き出していくことで、自分が本来どのように仕事の時間を過ごしたいのかがわかるはずです。 ②中期・長期的な目標を立てる 「あなたはどうなりたいですか?」と聞かれても、すぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。漠然とした質問に対して、瞬時に答えられる人は、常日頃から目的意識をとても高い水準で保っている人のはずです。 多くの人は考え込んでしまう質問ですが、キャリアプランを練っていくにあたって一度立ち止まって考えてみてください。 働いていくなかで最終的に叶えたい姿から逆算して、中長期の目標を立てることで、少し先の目標や日々やらなければいけないことが見えてくるはずです。 例えば、同じ会社で最後まで頑張っていきたいのであれば、最終的に事業責任者を目指すと仮定しましょう。現在平社員だとすると、いきなり事業責任者を目指すといっても現実味がありませんよね。 まずは、40代のうちに部長まで昇格を目指す。そのために今は毎月の目標に対して、ハイ達成を意識する。大きく達成するために、商談数を1.5倍に設定する。 というように、具体的な数値目標も設定しやすくなります。もし確認できる環境があるのであれば、社内で昇格していく方法を人事に確認してみるのがおすすめです。 会社によっては、新人教育を経験しないといけなかったり、参加しないといけない研修があったりと独自の規定が設定されていることがあります。 社内での出世を目標とする場合は、あなた自身で設定した目標がずれていないか、確認するのがおすすめです。 ③現状の課題を整理する 中長期的な目標を立てた後は、今ある課題を整理してみましょう。目標を立ててみて、今何もやることがないという人はいないはずです。 自分のなりたい姿に対して、足りていないスキルや行動を書き出してみてください。今まで苦手意識があって、行動に移せていないようことはありませんか。 苦手なものに対して一気に全て対応するのは、誰でも躊躇ってしまいます。一つ一つの課題に対して、小さな行動を積み重ねていってみてください。 例えば、データの読み解きが苦手なのであれば、「今月はデータの種類を確認してみる」など、時間に余裕を持って小さなことから挑戦してみるのがおすすめです。 課題がたくさんありすぎて、何から対応していいかわからないという場合は、最も難易度が低そうなものから手をつけて、日々の成功体験を積んでいくようにすると継続しやすくなります。 30代で初心に戻って苦手なものを確認し、挑戦していくことでキャリアプランを練る上でも、今のまま頑張るのか方向転換が必要なのかを明確にすることができます。 また課題を克服していくうちに、あなた自身の強みになる部分がどんどん増えていくというメリットもあるのです。 ④転職を想定してみる 自分のキャリアを考えたときに、転職してキャリアアップを目指すという選択もあります。今の会社ではできそうにないことや、叶えられそうにないこともありますよね。 収入を上げたいと思っていても、会社ごとにある程度の基準や上限があるはずです。それに対してあなたが満足できないのであれば、転職をするか、もしくは副業を頑張って収入の柱を増やすことが必要になります。 会社の制度や体制を変えるにはとても長い時間がかかりますし、長く続く会社なのであれば体制が変わることに期待するのは難しいでしょう。 30代のあなたが今から定年まで働くと仮定すると、残りの会社員生活がまだまだ30年前後も残っているのです。よほどの理由がない限り、自分が今の会社を変えてやる!と意気込む必要はないかもしれません。 転職することのメリットは、簡単に新しい環境、新しい職種、新しい組織で仕事をできる点です。今の会社に特に不満はなくても、これから長い目で見て転職するかもしれないと今から準備しておくのはいかがでしょうか。 特に新しい職種にキャリアチェンジしたいと少しでも考えているのであれば、30代が最後のチャンスかもしれません。40代になるとキャリアチェンジできないかというと、そうではありませんが難易度がぐっと上がると考えた方がいいでしょう。 40代になるとベテラン社員の部類になることが多く、未経験の職種に応募できる機会がとても少なくなります。また未経験職種に転職できたとしても、教育担当がだいぶ年下になったり、周りの同期も年下ばかりの環境になるので、馴染んでいくのに苦労するかもしれません。 30代のうちにキャリアチェンジという選択肢は、しっかりと検討しておくのが安心です。 ⑤プロのカウンセリングを活用する キャリアプランを考える際に、自己流では限界があります。自分がやりたいことやなりたい姿をしっかりイメージできたとしても、それは本当に実現可能なのかという点は判断がつきませんよね。 30代というキャリアにとって重要な時期に、しっかりとプロの意見を聞いておくことで、あなたの理想のあり方への最短距離を走れるようになります。 理想の姿があるのに、あえて遠回りしたい人は少ないですよね。キャリアプランを考える際には、プロから客観的なアドバイスをしてもらうと自分自身の気付きにも繋がるのでおすすめです。 そして人に話すことで、自分の思いや考えが整理されて、モチベーションアップにも繋がります。 長いキャリアを歩んでいく中で、迷いが出ないという人はほんの一握りです。自分の選んだ道があっているのか、今のストレスに耐え続けるのが正解なのかと日々悩むことがあるでしょう。 そのような時に、プロの視点でのアドバイスをもらうという選択を持っておくのはいかがですか。 30代で今のキャリアが不安になっていたり、キャリアプランをしっかり練っていきたいという時には、プロのキャリアカウンセリングを受けることできっと気持ちが楽になりますよ。

2023/07/19
人間関係・仕事に対する不安
新人?ベテラン?キャリアの行き詰まりを感じる30代の不満5選と対処法

新人?ベテラン?キャリアの行き詰まりを感じる30代の不満5選と対処法

「仕事には慣れたけど、今後のキャリアが不安!」「このまま会社でどうなっていくんだろ?」 30代になると、そのようにキャリアの行き詰まりを感じる方が多くいらっしゃいます。そのような人に向けて、よくある不満や対処法をご紹介していきます。 今なんとなく不安になっている方は、ぜひ自分に当てはめながら読んでみてください。 30代を取り巻く環境 30代になると、新人の頃とは社内の立ち位置が変わってくる人が多いですよね。ここでは働く30代を取り巻く環境をご紹介していきます。 仕事に慣れてくる 30代になると、今の仕事内容にだいぶ慣れてきているのではないでしょうか。新人の頃は仕事を覚え、慣れていくことに必死だったかもしれませんが、30代では、会社にも仕事内容にも慣れてきているはずです。 毎日緊張して出社することもなくなってきているでしょう。 仕事に慣れることで緊張感によるストレスも低下し、新しい仕事に挑戦する余裕も出てくるかもしれません。新しい挑戦をしやすい社風なのであれば、やりたいことを企画することもできるでしょう。 しかしそれを心地よく感じる人もいれば、当たり前のレベルがどんどん上がっていくことにストレスやプレッシャーを感じる人も多くいます。 そしてそういった悩みはなんとも表現しづらく、人に相談することなく自分に溜め込んでしまう方もいるのではないでしょうか。実は30代は、仕事には慣れたけど、なんとなく満たされないという悩みを持つ方が多くいます。 部下の教育が始まる 仕事に慣れてくると部下の教育も任され始めますよね。自分の業務だけでいっぱいいっぱいだと感じている方は、しんどくなっているかもしれません。教育担当の部下ができると、仕事を教えたり色々な相談に乗ったりと時間がたりなくなってしまいます。 そして仕事に慣れてきたからといって、教育に慣れているわけではありませんよね。また、「後輩に教えるよりも、自分の業務に集中したい」という方もいらっしゃるでしょう。 仕事ができることと、教育ができることは全くの別物なのです。上手く相談に乗れていないと感じたり、あなたの意図が伝わらなかったりとストレスを感じてしまうこともありますよね。 そういったストレスを上司に相談することができれば良いのですが、なかなか難しいことも多いでしょう。自分の業務も今まで通りにこなさなければならない状態で、部下の教育というプラスアルファに上手く対応していかなければなりません。 部下の教育というのは時間的制約はもちろんですが、相手のメンタルケアも担わなければならず、なかなかに大変なものです。そしてあなた自身の評価に直結するものではないことも多く、努力が報われないこともあるでしょう。 仕事に慣れてくると部下ができるのは避けられませんが、こんなことやりたくないのにと感じる方も多くいます。 結婚・出産などライフイベントが発生する 20代後半から30代になると、自分自身が結婚や出産を経験したり、パートナーが出産したり、または周りからの報告を受けることが多くなります。 今までは自分のキャリアや生活だけを考えていればよかったものが、結婚や出産でのライフイベントをきっかけに、家族でのこれからを考えなければならなくなります。お金の心配もありますし、働く時間や場所も考え直さなければならなくなるかもしれません。 今までは気にならなかった収入もパートナーと比べてしまって、もっと上を目指したくなるかもしれませんし、家族が増える場合は貯蓄の心配も出てきますよね。 大人だけの生活をしていた場合、赤ちゃんを迎えることになると生活のサイクルは一変します。今までは残業や飲み会が当たり前だったかもしれませんが、子どもをお風呂に入れるために定時で帰るという生活を理想とする可能性もあります。 ライフイベントの発生によって、今までとは職場での過ごし方が大きく変化するのです。それはあなたのキャリアにも直接影響を与えます。 30代が不満を感じるポイント5選 30代で感じるキャリアの行き詰まり。「自分はこのままでいいのか」と1度は考えたことがあるのではないでしょうか。 ここでは、30代で感じやすい不満をご紹介します。あなたに当てはまるものがないか確認してみてください。 ①給与・待遇への不満 30代になると、周りの給与や待遇も見えてくるようになります。あなたが今貰っている給与は、他の会社に比べて高いのか低いのかもわかりますよね。決して低くないとしても、20代からあまり変わらない水準なのであればそれは少し不満に感じるポイントになります。 現在はSNSが広く普及しているので、同じ業界の人の年収を知る機会があったり、副業でたくさん稼いでいる人をみたりすることも容易になりました。そのような状況で、少し自分の収入に不満を感じてくるかもしれません。 周りの人と比べすぎるのは良くないですが、同世代・同業界の人であれば一応の目安として知っておくことは大切です。 年を重ねて家族が増えていく中で、これから支出が増えていくことが予想されるのであればなおさら、給与や待遇面はしっかりと見直していかなければならないところですよね。 ②労働環境への不満 30代のあなたにとって、これから定年まで勤めると仮定すると、あと20年以上は働いていくことになります。そのように長い時間過ごす職場の環境は、心身ともに大きな影響を及ぼします。 離職理由でよく挙げられる中にも、「職場の人間関係」があるように、働く人と働く環境はとても大事なのです。そしてそれらは、あなたがどれだけ頑張っても改善できない可能性があるものだということも重要になります。 どれだけやりたかった仕事でも、一緒に働く同僚や上司との折り合いが悪いとあなたの能力を十分に発揮できないですよね。あなたがどれだけやる気に満ち溢れていても、部署や上司のモチベーションが低いと新しいことに挑戦できなかったり、頑張りを評価されないということも起こり得ます。 そしてモチベーションの低さや雰囲気の悪さは、簡単に人に伝播していってしまうのです。あなたが能力を発揮できなかったり、周りにストレスを感じているのであれば異動希望などの行動を起こしたほうがいいかもしれません。 ③仕事内容への不満 30代になり仕事にも慣れてくると、今やっている仕事内容に関しても不満が出てくるかもしれません。いつまで経っても同じ内容の仕事を任されていたり、雑用を頼まれたりすることはありませんか。 30代は、新人とベテランのちょうど狭間になる年代ですよね。両者の板挟みになることで、少し雑に扱われているような気分になることがあります。 新人に対して教育などの責任を持ちつつ、管理職や40代や50代のベテラン層と比べたらまだ若いという微妙な立ち位置だからです。 仕事に慣れて飽きがきてしまっていても、新人のサポートなどもあり、新しいことに挑戦できるような状況でない場合もあります。 飽きている仕事を上と下から板挟みにされて続けなければならない、そういった仕事内容に関しても不満が生まれやすくなります。 ④キャリアパスへの不満 また、30代になるとこれからの社内での立ち位置が気になりますよね。今の部署ではベテランの上司がたくさんいる、という環境であれば自分自身の昇進はまだ難しいと感じます。 それでも「今の仕事が楽しくて不満がない」というのであれば、全く問題はありません。しかし、これからのステップとして役職に就いていきたかったり、もっと昇格して収入を上げていきたいという気持ちがあるのであれば、今後のキャリアパスが不透明なのは不安になりますよね。 40代の先輩がまだ自分と同じような仕事をしていたり、評価をされていなかったりすると、自分の今後もそうなっていくのではないかと感じてしまうのも無理はありません。 今、入社時に目指していた仕事や部署の希望は、叶っているでしょうか。 数年働いて経験を積めば、異動できると言われることは多くあります。初心に戻って、今自分がやりたかったことができる場所にいることができているのか、これからその場所にいくことができるのか、考えてみてください。 ⑤会社の方針への不満 30代になると、会社全体のことも見えてきます。他社と比べると、なんだか時代遅れだと感じる点があったり、給与や待遇面でも変化がなかったりすると会社の方針自体に不満を感じるのではないでしょうか。 あなた自身が日々の業務で感じるデジタル化の遅れや、評価制度の古さなど少しずつの積み重ねから会社への不満が募っていきます。 現場の意見が全く反映されない古い経営方針だと、今後の経営が心配になってしまいますよね。時代に取り残されてしまうのではないかと思いながら働き続けるのは不満の原因になりやすいのです。 自分が今尽くしている会社の行く末に不安を感じながら働くのは、精神的に厳しいものがあります。30代になり周りが見えてくるタイミングで、これからの会社の方針に関しても、一度確認してみるのがおすすめです。 キャリアの行き詰まりを解消する方法 キャリアに行き詰まりを感じたら、何をすればいいのか迷いますよね。 ここでは30代になりキャリアが行き詰まっているように感じる方に向けて、自分でできることからプロに頼る方法まで紹介していきます。 自分に合った解決策を探してみてくださいね。 悩みの原因を考える 「なんだかキャリアが不安だなぁ」と感じたら、まずは具体的に不安を書き出してみてください。悩みがあるときは、その悩みの原因を明確にするのが大切です。 漠然とした悩みに対しては、漠然とした解決策しか思い付かず、結局現状の変化を得られないことがほとんどになります。悩みを感じているときは、チャンスだと思って自分の気持ちを言葉にしてみてください。 自分ができることを知る キャリアに行き詰まると、「やりたいことってなんだろう?」と考えがちですが、まずはあなた自身ができることを考えてみてください。 やりたいことはすぐに見つかるものではありません。 明確にやりたいことがあるのであれば、そこに向けて動き出していたり、必要なことを考えているのではないでしょうか。行き詰まりを感じて現状に不安がある状態とは、また違うはずです。 30代になり、今までの仕事や経験から自分ができるようになったことや、変わらず得意だということはありますか。 転職などキャリアチェンジを考えているのであれば、その得意なことが1番のアピールポイントになるのです。得意なことなんてない、という方もいらっしゃいますよね。胸を張って得意とは言えなくても、難なくこなせるようなことが業務の中にあると思います。 丁寧に資料を作ることであったり、時間を守ること、当たり前にいつもやっていることが他の人から見ると強みに映るという可能性もあります。 普段の業務を振り返ってみて、自分で苦になっていないと感じる業務を思い返してみてはいかがでしょうか。 プライベートとの両立を考える 30代になるとこれからのプライベートに関しても、悩みがあるのではないでしょうか。独身であれば結婚のことを考え、婚活を始めたいと思っているかもしれませんし、既婚者であれば子どもがほしいと考えているかもしれませんよね。 いずれにせよ、30代の暮らしがこれからもずっと続いていくというわけではありません。 これから起こるであろうプライベートの変化にあわせて、仕事にかける時間とプライベートにかける時間のバランスを考えていくことがおすすめです。 プライベートの変化は、仕事に大きく影響します。そのなかには、あなたが無理をすれば解決できることも多いかもしれません。しかしそれは、結果的に大きなストレスとなり、心身ともに悪い影響を及ぼすことになるのです。 これからどれくらいプライベートの時間があれば、自分の希望するワークライフバランスが叶えられるのか、イメージしておくのもいいかもしれません。 これからのキャリアを考える 今から新しい挑戦をするのは、不安と感じる30代はとても多いはずです。20代の頃から働いているキャリアがあり、仕事にも慣れている今の環境が心地良いと思うかもしれません。 その状態があなたの目指していた理想のキャリアであれば、とてもいいことですよね。しかし、このままでいいのかな、と少しでも感じるのであれば今後のキャリアについて改めて考えてみてください。 心地良い今の環境がいつまで続くかはわかりませんし、30代であればまだまだこれから働いていく時間の方が長くなります。 これからのキャリアに不安を抱えたまま時間を消費するのは、とても勿体無いことなのです。 キャリアカウンセリングを受ける キャリアに行き詰まりを感じたら、プロにキャリア相談をしてみることをおすすめします。まだ転職を考えているわけではないと思うかもしれませんが、今のキャリアやこれからのキャリアについて相談するだけでも利用できるサービスがあります。 今のあなたのキャリアやスキルでどういうキャリアパスがあるのか、早い段階で知っておくことが大切です。自分自身で今の経験だったら、転職はまぁできるだろうと見積もってしまうのは大変危険な行為になります。 転職市場は日々変化していて、求められるキャリアや経験も異なっていきます。少し前までは人手不足で中途採用のハードルが低かったような職種でも、経済状況によって大幅にリストラされていたり、採用ハードルがとても高くなっている場合もあるのです。 いざ転職しようと思った時に、考えていたような企業では書類も出せないような状況になっているかもしれません。その時になって後悔しないように、これからの選択肢を知っておくことがとても大事です。 自分自身で勝手な判断をせずにプロに頼ってみると、違う選択肢が見えてくるかもしれません。 少し行き詰まりを感じたり、これからのキャリアパスがわからないと感じたら、早めにプロに相談してみてください。 時間がなかなか作れないという方も、オンラインで相談できるのでまずは少し人に話をしてみるというところからスタートしてみてはいかがでしょうか。

2023/07/09
人間関係・仕事に対する不安
上司からのストレスで辞めたい!まずやっておくこと5選

上司からのストレスで辞めたい!まずやっておくこと5選

ほとんどの人は仕事でストレスを感じたことがありますよね。会社勤めを経験したことがあれば、上司との関わりの中でストレスを感じたことがないという人は珍しいでしょう。 ただ相手が上司となれば、我慢しなければならないこともたくさん出てきますし、関わりを断つことが難しいですよね。 そこでここでは、上司からのストレスに耐えられず辞めたいと感じている方へ、退職を決断する前にやっておくべきことを5つ紹介していきます。今の環境が辛いと感じている人は、退職後に後悔しないように最後まで読んでいってくださいね。 上司にストレスを感じる場面とは? 上司とは一緒に仕事をしたり、成果の報告をしたり、関わる場面がたくさんあります。普段仕事を楽しんでいる方でも、ふとした時に上司に対してストレスを感じている場合がありますよね。 あなたの上司はどのようなタイプでしょうか。ここで紹介するストレスを感じる場面に当てはまるものがあるか、確認してみてください。 ①他の人とは違う態度で接してくる 同じ職場で働いていると、あなたへの態度と人への態度が違うことにすぐ気付きますよね。同じ行動をしたとしても、あなたがしてしまうと叱咤されるところを他の人がしても笑って許しているなんていう場面にも出くわすのではないでしょうか。 そういった人との態度の違いを感じてしまうと、あなた自身のモチベーションの低下にも繋がります。 「上司という立場を利用して、仕事の割り振りなども理不尽ではないか」と感じてしまうこともあるかもしれません。例えば営業職であれば、自分の数字にならないような仕事を大量に押し付けられて、目標を達成できなくなってしまうなんてこともあります。 周りの同僚にいいクライアントをつけてもらっていたりすると、より一層態度の違いを感じてしまうでしょう。そのような環境では、仕事を頑張っても意味がないのではないかと思ってしまいます。 ②上司としての責任感がない 上司であるということは、あなたのミスや報告をしっかりと受け止めなければなりません。それなのに、報告を無視されたりあなたのミスを庇うことなくあなただけのせいにされるようなことがあれば、ストレスも溜まってしまうのも無理はありません。 さらには、身に覚えのない仕事が終わっていないことを責められたり、聞いていた納期が間違っていたりと、上司のミスをなすり付けられるようことがあれば、そのストレスは計り知れないものがあるでしょう。 仕事に対しての責任感が欠けている上に、自分の評価を上げたいと思っている上司であれば、一緒に仕事をしていく中でストレスに感じることが多くあると思います。 それでも上司であるが故に、責任感がないことを責めることはできないのです。自分の上司のことを責任感がないと周りに言うことで、あなた自身の評価を下げてしまう可能性もあるのも、また辛いところです。 ③いつも口調がキツい 日々のコミュニケーションの中で、口調がキツいとそれだけで話しかけるのが億劫になります。報告しなければならないことも、キツく怒られる、もしくはキツい口調で詰められるのが怖くてなかなか一歩踏み出せない状態になりやすいのです。 相手のことが怖いと思うようになると、ただ挨拶するだけでも、その人がいると思うだけでも、ストレスに感じてしまうようになってしまいます。 出社が億劫になり、仕事の内容が好きであっても仕事自体が嫌になってしまいますよね。それくらい誰と働くか、という働く環境は大切なのです。 ④正当な評価をしない 上司からのストレスに対応するのが難しい大きな要因は、その上司があなたの仕事を評価する相手だということです。 ストレスを感じる・苦手だと思っていても、その人に嫌われてしまうと不当な評価をされてしまうという状態は辛いですよね。 自分が嫌われていることがわかっていても、その上司に対しては機嫌を損ねないように注意して、コミュニケーションをとらなければなりません。「なんでこんな相手に…」と日々ストレスも不満も溜まってしまうでしょう。 仕事で成果を出して見返してやる!と反骨精神でやる気になれる人はいいかもしれませんが、ほとんどの人はやる気の低下に繋がります。 頑張っても頑張っても意味がないと感じてしまうからです。上司が正当な評価をしない状態であると、仕事に対しても悪影響を及ぼします。 ⑤過度に干渉してくる キツく当たってくる上司にストレスを感じるという人が多い一方で、上司からの過干渉がしんどいという方もいます。 マイクロマネジメントとも言われますが、ある程度自分で進められる業務であってもずっと監視されていたり、事細かに上司から報告を求められれば、部下としてはかなりのストレスを感じてしまうのも無理はありません。 ひとりでゆっくり考えたい内容であったり、自分1人で進めたいプロジェクトなども過度に干渉されることで、自分はいなくてもいいのではと思ってしまいます。 この場合、上司も良かれと思って干渉していることが多いので、周りにも共感してもらえなかったりと悩みを打ち明けづらい状態になるでしょう。 また、プライベートなことまで口を出してくる上司もいます。休日は何をしているかなど聞かれたくないこともありますよね。答えたくないことでも、上司だから答えないといけないというプレッシャーを感じてしまいます。 今ではハラスメント防止に力を入れている企業もありますが、ハラスメントだ!と声をあげるほどではないけど、ストレスに感じるということの方が多いはずです。 日々のちょっとした我慢やストレスが、いつの間にか大きな不満へと繋がります。 ストレスを感じる仕事への向き合い方 上司との関わりの中でストレスを感じるからといって、すぐに退職するというわけにはいきません。 ここではストレスを感じながらでも仕事と上手く向き合う方法をご紹介します。今上司からのストレスに悩んでいる方は、試せるものがあるかぜひ確認してみてください。 仕事以外の趣味に時間を費やす 仕事が生活の全てになってしまうと、そこで受けたストレスを発散する場所がなくなってしまいます。休日は自分の趣味に費やすようにする、しっかり休むなど、休日や余暇を充実させていくことで仕事を乗り越えることができるのではないでしょうか。 友人と食事に行く予定を入れたり、少しいつもと違うことをすると気が紛れたり、リラックスすることができます。 趣味というと、ゴルフや釣りなどを思い浮かべて、特にないという人もいますよね。そういった場合は、1日の中で自分が一番好きなことの質を上げてみるのがおすすめです。 例えば「休みはとりあえず寝ていたい」という人は、寝具を新しくしてみたり睡眠の質を良くするアロマを焚いてみたり、好きなことをもっと好きになるような工夫をしてみてください。 自分の楽しみを作っておくことで、仕事はストレスが多いけど楽しみのために頑張ると思えるのではないでしょうか。 同僚に相談してみる もし相談できる人が社内にいるのであれば、自身のストレスについて相談してみてください。同僚であればあなたと上司の普段のやり取りを知っていたり、おかしいと思う点に気づいてくれたりするかもしれません。 全員に対して同じ態度をとっているのであれば、同僚の方もストレスに感じている点があるかもしれません。またあなただけにキツく当たっているなど、態度を変えられていることが発覚する可能性もあります。 「自分だけが気にしすぎなのかも…」と1人で悩むのではなく、客観的にみたあなたと上司との関係を教えてもらえるのは参考になるはずです。 ただ誰でもいいから聞いてほしい!という気持ちになって、社内の色々な人に相談するのはやめておきましょう。すぐに噂が広まって、あなたの上司本人の耳にも届いてしまうかもしれません。 悪口を言っていなかったとしても、上司が気を害してしまうと更に面倒な状況になってしまうからです。 同僚に相談することは、客観的に問題があるのかを知るいい手段ですが、相談相手は慎重に選んでくださいね。 メールでのやり取りを心掛ける ストレスを感じて辛い場合は、とにかくストレスの原因と距離を置くようにするのが大切です。 直接顔を合わせる機会が多い上司であっても、仕事のやり取りはできるだけメールにすることで、少しでもコミュニケーションを減らすことができます。そして何かトラブルが起きた時にも、メールでやり取りを残しておけばあなたの責任にされることもなく、平和に過ごせるのです。 上司に責められるかもしれないとビクビクしてしまっている人にとっては、他の人に見せることができるメールが残っているのは、精神的支えになるでしょう。 ストレスをゼロにする方法ではありませんが、あなた自身の仕事に対するモチベーションを確保しておくためにはおすすめの方法です。 辞めたいと思ったらまずやること5選 上司からのストレスに耐えきれず退職を検討する場合、まずできることを試してみましょう。 最終的に辞める選択をするにしても、退職後に後悔しないよう、できることは試しておくことがおすすめです。 ①人事部への相談 上司から過度の嫌がらせを受けている場合や、部署異動を希望する場合は、まず会社の人事部に相談してみましょう。会社によっては相談窓口が設置されている場合もあるので、自分で連絡しやすい窓口を探してみてください。 相談窓口に相談すれば、親身に相談にのってくれるかもしれません。社内で相談などをしすぎると噂が広まることを気にするかもしれませんが、人事部であればきちんと守秘義務があります。 しっかりと担当部署に相談することで、あなたにより適した部署に異動させてもらえたり、逆に上司を異動させてくれたりするかもしれません。 人事部に相談したら絶対に解決してくれるというわけではありませんが、退職を決断する前に他の選択肢を提示してくれる可能性があるので、まず相談してみましょう。 ②退職後の生活をイメージしておく ストレスに耐え続けることは、とても難しいですよね。しかし退職後の生活がイメージできていないと不安が勝ってしまい、行動を起こすことが出来なくなってしまいます。 退職や転職を考える際に、仕事や収入の面で心配なことがあると余計にストレスを溜めてしまうのです。今の状況もストレスだし、これからを考えてもストレスだという状態では、何も前に進まず耐え忍ぶだけになってしまいます。 退職後の生活に全くの不安を抱かないというのは難しいかもしれませんが、ある程度生活の目処を立てておけば、本当に辛くなった時に退職するという決断もできるでしょう。 目標の貯蓄額を貯められたら退職していいと、自分自身に目安を決めてあげるのもいいかもしれません。 ③心身ともに辛い場合は医師から診断をつけてもらう 「ストレスでしんどいだけだから、病院に行くなんて大袈裟だ」と思う人は多いのではないでしょうか。たしかにちょっと嫌だからといって、すぐに病院に駆け込むという人は少ないです。 しかし「ちょっと辛い」という状態を長く放置していると、朝起きられなくなったり勝手に涙が出てきたりと、もっと重い症状が突然出てくる場合があります。 そのような時には病院でしっかり診断を出してもらうことで、傷病手当をもらいながら会社を休める制度があるのです。企業によっては担当の産業医がついていて、気軽に相談できる場合もあります。 完全にうつ状態になっていると、自分自身では気づくことができないかもしれません。ちょっと体調がおかしいなと思ったら、受診してみるのがおすすめです。 ④思いきって少し休息をとる 具体的に退職を検討する段階になっているのであれば、残っている有給を使って少し休息をとってみてください。 退職を検討するほど今まで頑張ってきたのですから、これからどうしていきたいのか自分の気持ちと向き合ってみると、やりたいこと、やりたくないことが自然と思い浮かんでくるかもしれません。 やりたいことが見つかればもっとポジティブに退職を決断できますし、今の職場でまだやりたいことがあると、思い出すきっかけを作れるかもしれないのです。 職場でストレスを溜め込んでしまっている状態で、辞めたいから辞めるという決断をしてしまうと、後々後悔することがあります。思い返すと少しタイミングが違ったと感じることもあるかもしれません。 一度退職してしまうと、同じポジションに戻ることは難しくなります。今の会社で、ポジションでやり残したことはないかなどを考えてみるのもおすすめです。 上司にストレスを感じていると、有給を申請することに対しても抵抗があるかもしれません。仕事に穴を開けてしまったり、上司に嫌な顔をされたりするかもしれないと思いますよね。 しかし、我慢を続けてしまうとあなたの心身に問題が起きてしまうかもしれません。自分自身を守るためにも、辛いと思った時に少し休む勇気を持ってみてください。 ⑤外部のプロへ相談してみる 職場の同僚や人事部にもなかなか相談するのが難しい人は、ぜひプロのキャリアコンサルタントを頼ってみてください。 退職を決意していない段階でも、キャリアコンサルタントは親身に話を聞いてくれます。そして上司からのストレスに耐えきれず辞めたい、という気持ちも話すことで、職場での立ち振る舞いや今後のキャリアの選択肢など幅広いアドバイスがもらえます。 自分の今後のキャリアが心配で職場のストレスに耐えるしかないと諦めてしまっている人も、キャリアの選択肢をまずは知ってみてください。 今の職場でしか得られない経験やスキルがあるかもしれませんし、他に学んでいきたい知識が出てくるかもしれません。 仕方ないと諦めてしまう前に、自分自身の可能性を客観的に教えてもらいましょう。 キャリアコンサルタントに相談するということは、当然転職を勧められるというイメージかもしれませんが、相談した結果現職に留まるという選択もできるのです。 現在働いている中でストレスを感じていて辛いと感じるのであれば、プロに相談することで少し気持ちも落ち着くかもしれません。ひとりで悩んでしまっている方は、ストレスに押し潰される前に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

2023/06/21
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人間関係・仕事に対する不安
やってられない!職場に嫌気がさしたときにおすすめの3つの行動

やってられない!職場に嫌気がさしたときにおすすめの3つの行動

ほとんどの人は仕事でストレスを感じたことがありますよね。会社勤めを経験したことがあれば、上司との関わりの中でストレスを感じたことがないという人は珍しいでしょう。 ただ相手が上司となれば、我慢しなければならないこともたくさん出てきますし、関わりを断つことが難しいですよね。 そこでここでは、上司からのストレスに耐えられず辞めたいと感じている方へ、退職を決断する前にやっておくべきことを5つ紹介していきます。今の環境が辛いと感じている人は、退職後に後悔しないように最後まで読んでいってくださいね。 上司にストレスを感じる場面とは? 上司とは一緒に仕事をしたり、成果の報告をしたり、関わる場面がたくさんあります。普段仕事を楽しんでいる方でも、ふとした時に上司に対してストレスを感じている場合がありますよね。 あなたの上司はどのようなタイプでしょうか。ここで紹介するストレスを感じる場面に当てはまるものがあるか、確認してみてください。 ①他の人とは違う態度で接してくる 同じ職場で働いていると、あなたへの態度と人への態度が違うことにすぐ気付きますよね。同じ行動をしたとしても、あなたがしてしまうと叱咤されるところを他の人がしても笑って許しているなんていう場面にも出くわすのではないでしょうか。 そういった人との態度の違いを感じてしまうと、あなた自身のモチベーションの低下にも繋がります。 「上司という立場を利用して、仕事の割り振りなども理不尽ではないか」と感じてしまうこともあるかもしれません。例えば営業職であれば、自分の数字にならないような仕事を大量に押し付けられて、目標を達成できなくなってしまうなんてこともあります。 周りの同僚にいいクライアントをつけてもらっていたりすると、より一層態度の違いを感じてしまうでしょう。そのような環境では、仕事を頑張っても意味がないのではないかと思ってしまいます。 ②上司としての責任感がない 上司であるということは、あなたのミスや報告をしっかりと受け止めなければなりません。それなのに、報告を無視されたりあなたのミスを庇うことなくあなただけのせいにされるようなことがあれば、ストレスも溜まってしまうのも無理はありません。 さらには、身に覚えのない仕事が終わっていないことを責められたり、聞いていた納期が間違っていたりと、上司のミスをなすり付けられるようことがあれば、そのストレスは計り知れないものがあるでしょう。 仕事に対しての責任感が欠けている上に、自分の評価を上げたいと思っている上司であれば、一緒に仕事をしていく中でストレスに感じることが多くあると思います。 それでも上司であるが故に、責任感がないことを責めることはできないのです。自分の上司のことを責任感がないと周りに言うことで、あなた自身の評価を下げてしまう可能性もあるのも、また辛いところです。 ③いつも口調がキツい 日々のコミュニケーションの中で、口調がキツいとそれだけで話しかけるのが億劫になります。報告しなければならないことも、キツく怒られる、もしくはキツい口調で詰められるのが怖くてなかなか一歩踏み出せない状態になりやすいのです。 相手のことが怖いと思うようになると、ただ挨拶するだけでも、その人がいると思うだけでも、ストレスに感じてしまうようになってしまいます。 出社が億劫になり、仕事の内容が好きであっても仕事自体が嫌になってしまいますよね。それくらい誰と働くか、という働く環境は大切なのです。 ④正当な評価をしない 上司からのストレスに対応するのが難しい大きな要因は、その上司があなたの仕事を評価する相手だということです。 ストレスを感じる・苦手だと思っていても、その人に嫌われてしまうと不当な評価をされてしまうという状態は辛いですよね。 自分が嫌われていることがわかっていても、その上司に対しては機嫌を損ねないように注意して、コミュニケーションをとらなければなりません。「なんでこんな相手に…」と日々ストレスも不満も溜まってしまうでしょう。 仕事で成果を出して見返してやる!と反骨精神でやる気になれる人はいいかもしれませんが、ほとんどの人はやる気の低下に繋がります。 頑張っても頑張っても意味がないと感じてしまうからです。上司が正当な評価をしない状態であると、仕事に対しても悪影響を及ぼします。 ⑤過度に干渉してくる キツく当たってくる上司にストレスを感じるという人が多い一方で、上司からの過干渉がしんどいという方もいます。 マイクロマネジメントとも言われますが、ある程度自分で進められる業務であってもずっと監視されていたり、事細かに上司から報告を求められれば、部下としてはかなりのストレスを感じてしまうのも無理はありません。 ひとりでゆっくり考えたい内容であったり、自分1人で進めたいプロジェクトなども過度に干渉されることで、自分はいなくてもいいのではと思ってしまいます。 この場合、上司も良かれと思って干渉していることが多いので、周りにも共感してもらえなかったりと悩みを打ち明けづらい状態になるでしょう。 また、プライベートなことまで口を出してくる上司もいます。休日は何をしているかなど聞かれたくないこともありますよね。答えたくないことでも、上司だから答えないといけないというプレッシャーを感じてしまいます。 今ではハラスメント防止に力を入れている企業もありますが、ハラスメントだ!と声をあげるほどではないけど、ストレスに感じるということの方が多いはずです。 日々のちょっとした我慢やストレスが、いつの間にか大きな不満へと繋がります。 ストレスを感じる仕事への向き合い方 上司との関わりの中でストレスを感じるからといって、すぐに退職するというわけにはいきません。 ここではストレスを感じながらでも仕事と上手く向き合う方法をご紹介します。今上司からのストレスに悩んでいる方は、試せるものがあるかぜひ確認してみてください。 仕事以外の趣味に時間を費やす 仕事が生活の全てになってしまうと、そこで受けたストレスを発散する場所がなくなってしまいます。休日は自分の趣味に費やすようにする、しっかり休むなど、休日や余暇を充実させていくことで仕事を乗り越えることができるのではないでしょうか。 友人と食事に行く予定を入れたり、少しいつもと違うことをすると気が紛れたり、リラックスすることができます。 趣味というと、ゴルフや釣りなどを思い浮かべて、特にないという人もいますよね。そういった場合は、1日の中で自分が一番好きなことの質を上げてみるのがおすすめです。 例えば「休みはとりあえず寝ていたい」という人は、寝具を新しくしてみたり睡眠の質を良くするアロマを焚いてみたり、好きなことをもっと好きになるような工夫をしてみてください。 自分の楽しみを作っておくことで、仕事はストレスが多いけど楽しみのために頑張ると思えるのではないでしょうか。 同僚に相談してみる もし相談できる人が社内にいるのであれば、自身のストレスについて相談してみてください。同僚であればあなたと上司の普段のやり取りを知っていたり、おかしいと思う点に気づいてくれたりするかもしれません。 全員に対して同じ態度をとっているのであれば、同僚の方もストレスに感じている点があるかもしれません。またあなただけにキツく当たっているなど、態度を変えられていることが発覚する可能性もあります。 「自分だけが気にしすぎなのかも…」と1人で悩むのではなく、客観的にみたあなたと上司との関係を教えてもらえるのは参考になるはずです。 ただ誰でもいいから聞いてほしい!という気持ちになって、社内の色々な人に相談するのはやめておきましょう。すぐに噂が広まって、あなたの上司本人の耳にも届いてしまうかもしれません。 悪口を言っていなかったとしても、上司が気を害してしまうと更に面倒な状況になってしまうからです。 同僚に相談することは、客観的に問題があるのかを知るいい手段ですが、相談相手は慎重に選んでくださいね。 メールでのやり取りを心掛ける ストレスを感じて辛い場合は、とにかくストレスの原因と距離を置くようにするのが大切です。 直接顔を合わせる機会が多い上司であっても、仕事のやり取りはできるだけメールにすることで、少しでもコミュニケーションを減らすことができます。そして何かトラブルが起きた時にも、メールでやり取りを残しておけばあなたの責任にされることもなく、平和に過ごせるのです。 上司に責められるかもしれないとビクビクしてしまっている人にとっては、他の人に見せることができるメールが残っているのは、精神的支えになるでしょう。 ストレスをゼロにする方法ではありませんが、あなた自身の仕事に対するモチベーションを確保しておくためにはおすすめの方法です。 辞めたいと思ったらまずやること5選 上司からのストレスに耐えきれず退職を検討する場合、まずできることを試してみましょう。 最終的に辞める選択をするにしても、退職後に後悔しないよう、できることは試しておくことがおすすめです。 ①人事部への相談 上司から過度の嫌がらせを受けている場合や、部署異動を希望する場合は、まず会社の人事部に相談してみましょう。会社によっては相談窓口が設置されている場合もあるので、自分で連絡しやすい窓口を探してみてください。 相談窓口に相談すれば、親身に相談にのってくれるかもしれません。社内で相談などをしすぎると噂が広まることを気にするかもしれませんが、人事部であればきちんと守秘義務があります。 しっかりと担当部署に相談することで、あなたにより適した部署に異動させてもらえたり、逆に上司を異動させてくれたりするかもしれません。 人事部に相談したら絶対に解決してくれるというわけではありませんが、退職を決断する前に他の選択肢を提示してくれる可能性があるので、まず相談してみましょう。 ②退職後の生活をイメージしておく ストレスに耐え続けることは、とても難しいですよね。しかし退職後の生活がイメージできていないと不安が勝ってしまい、行動を起こすことが出来なくなってしまいます。 退職や転職を考える際に、仕事や収入の面で心配なことがあると余計にストレスを溜めてしまうのです。今の状況もストレスだし、これからを考えてもストレスだという状態では、何も前に進まず耐え忍ぶだけになってしまいます。 退職後の生活に全くの不安を抱かないというのは難しいかもしれませんが、ある程度生活の目処を立てておけば、本当に辛くなった時に退職するという決断もできるでしょう。 目標の貯蓄額を貯められたら退職していいと、自分自身に目安を決めてあげるのもいいかもしれません。 ③心身ともに辛い場合は医師から診断をつけてもらう 「ストレスでしんどいだけだから、病院に行くなんて大袈裟だ」と思う人は多いのではないでしょうか。たしかにちょっと嫌だからといって、すぐに病院に駆け込むという人は少ないです。 しかし「ちょっと辛い」という状態を長く放置していると、朝起きられなくなったり勝手に涙が出てきたりと、もっと重い症状が突然出てくる場合があります。 そのような時には病院でしっかり診断を出してもらうことで、傷病手当をもらいながら会社を休める制度があるのです。企業によっては担当の産業医がついていて、気軽に相談できる場合もあります。 完全にうつ状態になっていると、自分自身では気づくことができないかもしれません。ちょっと体調がおかしいなと思ったら、受診してみるのがおすすめです。 ④思いきって少し休息をとる 具体的に退職を検討する段階になっているのであれば、残っている有給を使って少し休息をとってみてください。 退職を検討するほど今まで頑張ってきたのですから、これからどうしていきたいのか自分の気持ちと向き合ってみると、やりたいこと、やりたくないことが自然と思い浮かんでくるかもしれません。 やりたいことが見つかればもっとポジティブに退職を決断できますし、今の職場でまだやりたいことがあると、思い出すきっかけを作れるかもしれないのです。 職場でストレスを溜め込んでしまっている状態で、辞めたいから辞めるという決断をしてしまうと、後々後悔することがあります。思い返すと少しタイミングが違ったと感じることもあるかもしれません。 一度退職してしまうと、同じポジションに戻ることは難しくなります。今の会社で、ポジションでやり残したことはないかなどを考えてみるのもおすすめです。 上司にストレスを感じていると、有給を申請することに対しても抵抗があるかもしれません。仕事に穴を開けてしまったり、上司に嫌な顔をされたりするかもしれないと思いますよね。 しかし、我慢を続けてしまうとあなたの心身に問題が起きてしまうかもしれません。自分自身を守るためにも、辛いと思った時に少し休む勇気を持ってみてください。 ⑤外部のプロへ相談してみる 職場の同僚や人事部にもなかなか相談するのが難しい人は、ぜひプロのキャリアコンサルタントを頼ってみてください。 退職を決意していない段階でも、キャリアコンサルタントは親身に話を聞いてくれます。そして上司からのストレスに耐えきれず辞めたい、という気持ちも話すことで、職場での立ち振る舞いや今後のキャリアの選択肢など幅広いアドバイスがもらえます。 自分の今後のキャリアが心配で職場のストレスに耐えるしかないと諦めてしまっている人も、キャリアの選択肢をまずは知ってみてください。 今の職場でしか得られない経験やスキルがあるかもしれませんし、他に学んでいきたい知識が出てくるかもしれません。 仕方ないと諦めてしまう前に、自分自身の可能性を客観的に教えてもらいましょう。 キャリアコンサルタントに相談するということは、当然転職を勧められるというイメージかもしれませんが、相談した結果現職に留まるという選択もできるのです。 現在働いている中でストレスを感じていて辛いと感じるのであれば、プロに相談することで少し気持ちも落ち着くかもしれません。ひとりで悩んでしまっている方は、ストレスに押し潰される前に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

2017/05/30
転職について
仕事の辞め癖と逃げ癖、その末路には何がある?

仕事の辞め癖と逃げ癖、その末路には何がある?

ほとんどの人は仕事でストレスを感じたことがありますよね。会社勤めを経験したことがあれば、上司との関わりの中でストレスを感じたことがないという人は珍しいでしょう。 ただ相手が上司となれば、我慢しなければならないこともたくさん出てきますし、関わりを断つことが難しいですよね。 そこでここでは、上司からのストレスに耐えられず辞めたいと感じている方へ、退職を決断する前にやっておくべきことを5つ紹介していきます。今の環境が辛いと感じている人は、退職後に後悔しないように最後まで読んでいってくださいね。 上司にストレスを感じる場面とは? 上司とは一緒に仕事をしたり、成果の報告をしたり、関わる場面がたくさんあります。普段仕事を楽しんでいる方でも、ふとした時に上司に対してストレスを感じている場合がありますよね。 あなたの上司はどのようなタイプでしょうか。ここで紹介するストレスを感じる場面に当てはまるものがあるか、確認してみてください。 ①他の人とは違う態度で接してくる 同じ職場で働いていると、あなたへの態度と人への態度が違うことにすぐ気付きますよね。同じ行動をしたとしても、あなたがしてしまうと叱咤されるところを他の人がしても笑って許しているなんていう場面にも出くわすのではないでしょうか。 そういった人との態度の違いを感じてしまうと、あなた自身のモチベーションの低下にも繋がります。 「上司という立場を利用して、仕事の割り振りなども理不尽ではないか」と感じてしまうこともあるかもしれません。例えば営業職であれば、自分の数字にならないような仕事を大量に押し付けられて、目標を達成できなくなってしまうなんてこともあります。 周りの同僚にいいクライアントをつけてもらっていたりすると、より一層態度の違いを感じてしまうでしょう。そのような環境では、仕事を頑張っても意味がないのではないかと思ってしまいます。 ②上司としての責任感がない 上司であるということは、あなたのミスや報告をしっかりと受け止めなければなりません。それなのに、報告を無視されたりあなたのミスを庇うことなくあなただけのせいにされるようなことがあれば、ストレスも溜まってしまうのも無理はありません。 さらには、身に覚えのない仕事が終わっていないことを責められたり、聞いていた納期が間違っていたりと、上司のミスをなすり付けられるようことがあれば、そのストレスは計り知れないものがあるでしょう。 仕事に対しての責任感が欠けている上に、自分の評価を上げたいと思っている上司であれば、一緒に仕事をしていく中でストレスに感じることが多くあると思います。 それでも上司であるが故に、責任感がないことを責めることはできないのです。自分の上司のことを責任感がないと周りに言うことで、あなた自身の評価を下げてしまう可能性もあるのも、また辛いところです。 ③いつも口調がキツい 日々のコミュニケーションの中で、口調がキツいとそれだけで話しかけるのが億劫になります。報告しなければならないことも、キツく怒られる、もしくはキツい口調で詰められるのが怖くてなかなか一歩踏み出せない状態になりやすいのです。 相手のことが怖いと思うようになると、ただ挨拶するだけでも、その人がいると思うだけでも、ストレスに感じてしまうようになってしまいます。 出社が億劫になり、仕事の内容が好きであっても仕事自体が嫌になってしまいますよね。それくらい誰と働くか、という働く環境は大切なのです。 ④正当な評価をしない 上司からのストレスに対応するのが難しい大きな要因は、その上司があなたの仕事を評価する相手だということです。 ストレスを感じる・苦手だと思っていても、その人に嫌われてしまうと不当な評価をされてしまうという状態は辛いですよね。 自分が嫌われていることがわかっていても、その上司に対しては機嫌を損ねないように注意して、コミュニケーションをとらなければなりません。「なんでこんな相手に…」と日々ストレスも不満も溜まってしまうでしょう。 仕事で成果を出して見返してやる!と反骨精神でやる気になれる人はいいかもしれませんが、ほとんどの人はやる気の低下に繋がります。 頑張っても頑張っても意味がないと感じてしまうからです。上司が正当な評価をしない状態であると、仕事に対しても悪影響を及ぼします。 ⑤過度に干渉してくる キツく当たってくる上司にストレスを感じるという人が多い一方で、上司からの過干渉がしんどいという方もいます。 マイクロマネジメントとも言われますが、ある程度自分で進められる業務であってもずっと監視されていたり、事細かに上司から報告を求められれば、部下としてはかなりのストレスを感じてしまうのも無理はありません。 ひとりでゆっくり考えたい内容であったり、自分1人で進めたいプロジェクトなども過度に干渉されることで、自分はいなくてもいいのではと思ってしまいます。 この場合、上司も良かれと思って干渉していることが多いので、周りにも共感してもらえなかったりと悩みを打ち明けづらい状態になるでしょう。 また、プライベートなことまで口を出してくる上司もいます。休日は何をしているかなど聞かれたくないこともありますよね。答えたくないことでも、上司だから答えないといけないというプレッシャーを感じてしまいます。 今ではハラスメント防止に力を入れている企業もありますが、ハラスメントだ!と声をあげるほどではないけど、ストレスに感じるということの方が多いはずです。 日々のちょっとした我慢やストレスが、いつの間にか大きな不満へと繋がります。 ストレスを感じる仕事への向き合い方 上司との関わりの中でストレスを感じるからといって、すぐに退職するというわけにはいきません。 ここではストレスを感じながらでも仕事と上手く向き合う方法をご紹介します。今上司からのストレスに悩んでいる方は、試せるものがあるかぜひ確認してみてください。 仕事以外の趣味に時間を費やす 仕事が生活の全てになってしまうと、そこで受けたストレスを発散する場所がなくなってしまいます。休日は自分の趣味に費やすようにする、しっかり休むなど、休日や余暇を充実させていくことで仕事を乗り越えることができるのではないでしょうか。 友人と食事に行く予定を入れたり、少しいつもと違うことをすると気が紛れたり、リラックスすることができます。 趣味というと、ゴルフや釣りなどを思い浮かべて、特にないという人もいますよね。そういった場合は、1日の中で自分が一番好きなことの質を上げてみるのがおすすめです。 例えば「休みはとりあえず寝ていたい」という人は、寝具を新しくしてみたり睡眠の質を良くするアロマを焚いてみたり、好きなことをもっと好きになるような工夫をしてみてください。 自分の楽しみを作っておくことで、仕事はストレスが多いけど楽しみのために頑張ると思えるのではないでしょうか。 同僚に相談してみる もし相談できる人が社内にいるのであれば、自身のストレスについて相談してみてください。同僚であればあなたと上司の普段のやり取りを知っていたり、おかしいと思う点に気づいてくれたりするかもしれません。 全員に対して同じ態度をとっているのであれば、同僚の方もストレスに感じている点があるかもしれません。またあなただけにキツく当たっているなど、態度を変えられていることが発覚する可能性もあります。 「自分だけが気にしすぎなのかも…」と1人で悩むのではなく、客観的にみたあなたと上司との関係を教えてもらえるのは参考になるはずです。 ただ誰でもいいから聞いてほしい!という気持ちになって、社内の色々な人に相談するのはやめておきましょう。すぐに噂が広まって、あなたの上司本人の耳にも届いてしまうかもしれません。 悪口を言っていなかったとしても、上司が気を害してしまうと更に面倒な状況になってしまうからです。 同僚に相談することは、客観的に問題があるのかを知るいい手段ですが、相談相手は慎重に選んでくださいね。 メールでのやり取りを心掛ける ストレスを感じて辛い場合は、とにかくストレスの原因と距離を置くようにするのが大切です。 直接顔を合わせる機会が多い上司であっても、仕事のやり取りはできるだけメールにすることで、少しでもコミュニケーションを減らすことができます。そして何かトラブルが起きた時にも、メールでやり取りを残しておけばあなたの責任にされることもなく、平和に過ごせるのです。 上司に責められるかもしれないとビクビクしてしまっている人にとっては、他の人に見せることができるメールが残っているのは、精神的支えになるでしょう。 ストレスをゼロにする方法ではありませんが、あなた自身の仕事に対するモチベーションを確保しておくためにはおすすめの方法です。 辞めたいと思ったらまずやること5選 上司からのストレスに耐えきれず退職を検討する場合、まずできることを試してみましょう。 最終的に辞める選択をするにしても、退職後に後悔しないよう、できることは試しておくことがおすすめです。 ①人事部への相談 上司から過度の嫌がらせを受けている場合や、部署異動を希望する場合は、まず会社の人事部に相談してみましょう。会社によっては相談窓口が設置されている場合もあるので、自分で連絡しやすい窓口を探してみてください。 相談窓口に相談すれば、親身に相談にのってくれるかもしれません。社内で相談などをしすぎると噂が広まることを気にするかもしれませんが、人事部であればきちんと守秘義務があります。 しっかりと担当部署に相談することで、あなたにより適した部署に異動させてもらえたり、逆に上司を異動させてくれたりするかもしれません。 人事部に相談したら絶対に解決してくれるというわけではありませんが、退職を決断する前に他の選択肢を提示してくれる可能性があるので、まず相談してみましょう。 ②退職後の生活をイメージしておく ストレスに耐え続けることは、とても難しいですよね。しかし退職後の生活がイメージできていないと不安が勝ってしまい、行動を起こすことが出来なくなってしまいます。 退職や転職を考える際に、仕事や収入の面で心配なことがあると余計にストレスを溜めてしまうのです。今の状況もストレスだし、これからを考えてもストレスだという状態では、何も前に進まず耐え忍ぶだけになってしまいます。 退職後の生活に全くの不安を抱かないというのは難しいかもしれませんが、ある程度生活の目処を立てておけば、本当に辛くなった時に退職するという決断もできるでしょう。 目標の貯蓄額を貯められたら退職していいと、自分自身に目安を決めてあげるのもいいかもしれません。 ③心身ともに辛い場合は医師から診断をつけてもらう 「ストレスでしんどいだけだから、病院に行くなんて大袈裟だ」と思う人は多いのではないでしょうか。たしかにちょっと嫌だからといって、すぐに病院に駆け込むという人は少ないです。 しかし「ちょっと辛い」という状態を長く放置していると、朝起きられなくなったり勝手に涙が出てきたりと、もっと重い症状が突然出てくる場合があります。 そのような時には病院でしっかり診断を出してもらうことで、傷病手当をもらいながら会社を休める制度があるのです。企業によっては担当の産業医がついていて、気軽に相談できる場合もあります。 完全にうつ状態になっていると、自分自身では気づくことができないかもしれません。ちょっと体調がおかしいなと思ったら、受診してみるのがおすすめです。 ④思いきって少し休息をとる 具体的に退職を検討する段階になっているのであれば、残っている有給を使って少し休息をとってみてください。 退職を検討するほど今まで頑張ってきたのですから、これからどうしていきたいのか自分の気持ちと向き合ってみると、やりたいこと、やりたくないことが自然と思い浮かんでくるかもしれません。 やりたいことが見つかればもっとポジティブに退職を決断できますし、今の職場でまだやりたいことがあると、思い出すきっかけを作れるかもしれないのです。 職場でストレスを溜め込んでしまっている状態で、辞めたいから辞めるという決断をしてしまうと、後々後悔することがあります。思い返すと少しタイミングが違ったと感じることもあるかもしれません。 一度退職してしまうと、同じポジションに戻ることは難しくなります。今の会社で、ポジションでやり残したことはないかなどを考えてみるのもおすすめです。 上司にストレスを感じていると、有給を申請することに対しても抵抗があるかもしれません。仕事に穴を開けてしまったり、上司に嫌な顔をされたりするかもしれないと思いますよね。 しかし、我慢を続けてしまうとあなたの心身に問題が起きてしまうかもしれません。自分自身を守るためにも、辛いと思った時に少し休む勇気を持ってみてください。 ⑤外部のプロへ相談してみる 職場の同僚や人事部にもなかなか相談するのが難しい人は、ぜひプロのキャリアコンサルタントを頼ってみてください。 退職を決意していない段階でも、キャリアコンサルタントは親身に話を聞いてくれます。そして上司からのストレスに耐えきれず辞めたい、という気持ちも話すことで、職場での立ち振る舞いや今後のキャリアの選択肢など幅広いアドバイスがもらえます。 自分の今後のキャリアが心配で職場のストレスに耐えるしかないと諦めてしまっている人も、キャリアの選択肢をまずは知ってみてください。 今の職場でしか得られない経験やスキルがあるかもしれませんし、他に学んでいきたい知識が出てくるかもしれません。 仕方ないと諦めてしまう前に、自分自身の可能性を客観的に教えてもらいましょう。 キャリアコンサルタントに相談するということは、当然転職を勧められるというイメージかもしれませんが、相談した結果現職に留まるという選択もできるのです。 現在働いている中でストレスを感じていて辛いと感じるのであれば、プロに相談することで少し気持ちも落ち着くかもしれません。ひとりで悩んでしまっている方は、ストレスに押し潰される前に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

2019/09/26
人間関係・仕事に対する不安
仕事がわからない時の聞き方・暗黙のルールを確認しよう

仕事がわからない時の聞き方・暗黙のルールを確認しよう

ほとんどの人は仕事でストレスを感じたことがありますよね。会社勤めを経験したことがあれば、上司との関わりの中でストレスを感じたことがないという人は珍しいでしょう。 ただ相手が上司となれば、我慢しなければならないこともたくさん出てきますし、関わりを断つことが難しいですよね。 そこでここでは、上司からのストレスに耐えられず辞めたいと感じている方へ、退職を決断する前にやっておくべきことを5つ紹介していきます。今の環境が辛いと感じている人は、退職後に後悔しないように最後まで読んでいってくださいね。 上司にストレスを感じる場面とは? 上司とは一緒に仕事をしたり、成果の報告をしたり、関わる場面がたくさんあります。普段仕事を楽しんでいる方でも、ふとした時に上司に対してストレスを感じている場合がありますよね。 あなたの上司はどのようなタイプでしょうか。ここで紹介するストレスを感じる場面に当てはまるものがあるか、確認してみてください。 ①他の人とは違う態度で接してくる 同じ職場で働いていると、あなたへの態度と人への態度が違うことにすぐ気付きますよね。同じ行動をしたとしても、あなたがしてしまうと叱咤されるところを他の人がしても笑って許しているなんていう場面にも出くわすのではないでしょうか。 そういった人との態度の違いを感じてしまうと、あなた自身のモチベーションの低下にも繋がります。 「上司という立場を利用して、仕事の割り振りなども理不尽ではないか」と感じてしまうこともあるかもしれません。例えば営業職であれば、自分の数字にならないような仕事を大量に押し付けられて、目標を達成できなくなってしまうなんてこともあります。 周りの同僚にいいクライアントをつけてもらっていたりすると、より一層態度の違いを感じてしまうでしょう。そのような環境では、仕事を頑張っても意味がないのではないかと思ってしまいます。 ②上司としての責任感がない 上司であるということは、あなたのミスや報告をしっかりと受け止めなければなりません。それなのに、報告を無視されたりあなたのミスを庇うことなくあなただけのせいにされるようなことがあれば、ストレスも溜まってしまうのも無理はありません。 さらには、身に覚えのない仕事が終わっていないことを責められたり、聞いていた納期が間違っていたりと、上司のミスをなすり付けられるようことがあれば、そのストレスは計り知れないものがあるでしょう。 仕事に対しての責任感が欠けている上に、自分の評価を上げたいと思っている上司であれば、一緒に仕事をしていく中でストレスに感じることが多くあると思います。 それでも上司であるが故に、責任感がないことを責めることはできないのです。自分の上司のことを責任感がないと周りに言うことで、あなた自身の評価を下げてしまう可能性もあるのも、また辛いところです。 ③いつも口調がキツい 日々のコミュニケーションの中で、口調がキツいとそれだけで話しかけるのが億劫になります。報告しなければならないことも、キツく怒られる、もしくはキツい口調で詰められるのが怖くてなかなか一歩踏み出せない状態になりやすいのです。 相手のことが怖いと思うようになると、ただ挨拶するだけでも、その人がいると思うだけでも、ストレスに感じてしまうようになってしまいます。 出社が億劫になり、仕事の内容が好きであっても仕事自体が嫌になってしまいますよね。それくらい誰と働くか、という働く環境は大切なのです。 ④正当な評価をしない 上司からのストレスに対応するのが難しい大きな要因は、その上司があなたの仕事を評価する相手だということです。 ストレスを感じる・苦手だと思っていても、その人に嫌われてしまうと不当な評価をされてしまうという状態は辛いですよね。 自分が嫌われていることがわかっていても、その上司に対しては機嫌を損ねないように注意して、コミュニケーションをとらなければなりません。「なんでこんな相手に…」と日々ストレスも不満も溜まってしまうでしょう。 仕事で成果を出して見返してやる!と反骨精神でやる気になれる人はいいかもしれませんが、ほとんどの人はやる気の低下に繋がります。 頑張っても頑張っても意味がないと感じてしまうからです。上司が正当な評価をしない状態であると、仕事に対しても悪影響を及ぼします。 ⑤過度に干渉してくる キツく当たってくる上司にストレスを感じるという人が多い一方で、上司からの過干渉がしんどいという方もいます。 マイクロマネジメントとも言われますが、ある程度自分で進められる業務であってもずっと監視されていたり、事細かに上司から報告を求められれば、部下としてはかなりのストレスを感じてしまうのも無理はありません。 ひとりでゆっくり考えたい内容であったり、自分1人で進めたいプロジェクトなども過度に干渉されることで、自分はいなくてもいいのではと思ってしまいます。 この場合、上司も良かれと思って干渉していることが多いので、周りにも共感してもらえなかったりと悩みを打ち明けづらい状態になるでしょう。 また、プライベートなことまで口を出してくる上司もいます。休日は何をしているかなど聞かれたくないこともありますよね。答えたくないことでも、上司だから答えないといけないというプレッシャーを感じてしまいます。 今ではハラスメント防止に力を入れている企業もありますが、ハラスメントだ!と声をあげるほどではないけど、ストレスに感じるということの方が多いはずです。 日々のちょっとした我慢やストレスが、いつの間にか大きな不満へと繋がります。 ストレスを感じる仕事への向き合い方 上司との関わりの中でストレスを感じるからといって、すぐに退職するというわけにはいきません。 ここではストレスを感じながらでも仕事と上手く向き合う方法をご紹介します。今上司からのストレスに悩んでいる方は、試せるものがあるかぜひ確認してみてください。 仕事以外の趣味に時間を費やす 仕事が生活の全てになってしまうと、そこで受けたストレスを発散する場所がなくなってしまいます。休日は自分の趣味に費やすようにする、しっかり休むなど、休日や余暇を充実させていくことで仕事を乗り越えることができるのではないでしょうか。 友人と食事に行く予定を入れたり、少しいつもと違うことをすると気が紛れたり、リラックスすることができます。 趣味というと、ゴルフや釣りなどを思い浮かべて、特にないという人もいますよね。そういった場合は、1日の中で自分が一番好きなことの質を上げてみるのがおすすめです。 例えば「休みはとりあえず寝ていたい」という人は、寝具を新しくしてみたり睡眠の質を良くするアロマを焚いてみたり、好きなことをもっと好きになるような工夫をしてみてください。 自分の楽しみを作っておくことで、仕事はストレスが多いけど楽しみのために頑張ると思えるのではないでしょうか。 同僚に相談してみる もし相談できる人が社内にいるのであれば、自身のストレスについて相談してみてください。同僚であればあなたと上司の普段のやり取りを知っていたり、おかしいと思う点に気づいてくれたりするかもしれません。 全員に対して同じ態度をとっているのであれば、同僚の方もストレスに感じている点があるかもしれません。またあなただけにキツく当たっているなど、態度を変えられていることが発覚する可能性もあります。 「自分だけが気にしすぎなのかも…」と1人で悩むのではなく、客観的にみたあなたと上司との関係を教えてもらえるのは参考になるはずです。 ただ誰でもいいから聞いてほしい!という気持ちになって、社内の色々な人に相談するのはやめておきましょう。すぐに噂が広まって、あなたの上司本人の耳にも届いてしまうかもしれません。 悪口を言っていなかったとしても、上司が気を害してしまうと更に面倒な状況になってしまうからです。 同僚に相談することは、客観的に問題があるのかを知るいい手段ですが、相談相手は慎重に選んでくださいね。 メールでのやり取りを心掛ける ストレスを感じて辛い場合は、とにかくストレスの原因と距離を置くようにするのが大切です。 直接顔を合わせる機会が多い上司であっても、仕事のやり取りはできるだけメールにすることで、少しでもコミュニケーションを減らすことができます。そして何かトラブルが起きた時にも、メールでやり取りを残しておけばあなたの責任にされることもなく、平和に過ごせるのです。 上司に責められるかもしれないとビクビクしてしまっている人にとっては、他の人に見せることができるメールが残っているのは、精神的支えになるでしょう。 ストレスをゼロにする方法ではありませんが、あなた自身の仕事に対するモチベーションを確保しておくためにはおすすめの方法です。 辞めたいと思ったらまずやること5選 上司からのストレスに耐えきれず退職を検討する場合、まずできることを試してみましょう。 最終的に辞める選択をするにしても、退職後に後悔しないよう、できることは試しておくことがおすすめです。 ①人事部への相談 上司から過度の嫌がらせを受けている場合や、部署異動を希望する場合は、まず会社の人事部に相談してみましょう。会社によっては相談窓口が設置されている場合もあるので、自分で連絡しやすい窓口を探してみてください。 相談窓口に相談すれば、親身に相談にのってくれるかもしれません。社内で相談などをしすぎると噂が広まることを気にするかもしれませんが、人事部であればきちんと守秘義務があります。 しっかりと担当部署に相談することで、あなたにより適した部署に異動させてもらえたり、逆に上司を異動させてくれたりするかもしれません。 人事部に相談したら絶対に解決してくれるというわけではありませんが、退職を決断する前に他の選択肢を提示してくれる可能性があるので、まず相談してみましょう。 ②退職後の生活をイメージしておく ストレスに耐え続けることは、とても難しいですよね。しかし退職後の生活がイメージできていないと不安が勝ってしまい、行動を起こすことが出来なくなってしまいます。 退職や転職を考える際に、仕事や収入の面で心配なことがあると余計にストレスを溜めてしまうのです。今の状況もストレスだし、これからを考えてもストレスだという状態では、何も前に進まず耐え忍ぶだけになってしまいます。 退職後の生活に全くの不安を抱かないというのは難しいかもしれませんが、ある程度生活の目処を立てておけば、本当に辛くなった時に退職するという決断もできるでしょう。 目標の貯蓄額を貯められたら退職していいと、自分自身に目安を決めてあげるのもいいかもしれません。 ③心身ともに辛い場合は医師から診断をつけてもらう 「ストレスでしんどいだけだから、病院に行くなんて大袈裟だ」と思う人は多いのではないでしょうか。たしかにちょっと嫌だからといって、すぐに病院に駆け込むという人は少ないです。 しかし「ちょっと辛い」という状態を長く放置していると、朝起きられなくなったり勝手に涙が出てきたりと、もっと重い症状が突然出てくる場合があります。 そのような時には病院でしっかり診断を出してもらうことで、傷病手当をもらいながら会社を休める制度があるのです。企業によっては担当の産業医がついていて、気軽に相談できる場合もあります。 完全にうつ状態になっていると、自分自身では気づくことができないかもしれません。ちょっと体調がおかしいなと思ったら、受診してみるのがおすすめです。 ④思いきって少し休息をとる 具体的に退職を検討する段階になっているのであれば、残っている有給を使って少し休息をとってみてください。 退職を検討するほど今まで頑張ってきたのですから、これからどうしていきたいのか自分の気持ちと向き合ってみると、やりたいこと、やりたくないことが自然と思い浮かんでくるかもしれません。 やりたいことが見つかればもっとポジティブに退職を決断できますし、今の職場でまだやりたいことがあると、思い出すきっかけを作れるかもしれないのです。 職場でストレスを溜め込んでしまっている状態で、辞めたいから辞めるという決断をしてしまうと、後々後悔することがあります。思い返すと少しタイミングが違ったと感じることもあるかもしれません。 一度退職してしまうと、同じポジションに戻ることは難しくなります。今の会社で、ポジションでやり残したことはないかなどを考えてみるのもおすすめです。 上司にストレスを感じていると、有給を申請することに対しても抵抗があるかもしれません。仕事に穴を開けてしまったり、上司に嫌な顔をされたりするかもしれないと思いますよね。 しかし、我慢を続けてしまうとあなたの心身に問題が起きてしまうかもしれません。自分自身を守るためにも、辛いと思った時に少し休む勇気を持ってみてください。 ⑤外部のプロへ相談してみる 職場の同僚や人事部にもなかなか相談するのが難しい人は、ぜひプロのキャリアコンサルタントを頼ってみてください。 退職を決意していない段階でも、キャリアコンサルタントは親身に話を聞いてくれます。そして上司からのストレスに耐えきれず辞めたい、という気持ちも話すことで、職場での立ち振る舞いや今後のキャリアの選択肢など幅広いアドバイスがもらえます。 自分の今後のキャリアが心配で職場のストレスに耐えるしかないと諦めてしまっている人も、キャリアの選択肢をまずは知ってみてください。 今の職場でしか得られない経験やスキルがあるかもしれませんし、他に学んでいきたい知識が出てくるかもしれません。 仕方ないと諦めてしまう前に、自分自身の可能性を客観的に教えてもらいましょう。 キャリアコンサルタントに相談するということは、当然転職を勧められるというイメージかもしれませんが、相談した結果現職に留まるという選択もできるのです。 現在働いている中でストレスを感じていて辛いと感じるのであれば、プロに相談することで少し気持ちも落ち着くかもしれません。ひとりで悩んでしまっている方は、ストレスに押し潰される前に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

2015/12/23
人間関係・仕事に対する不安
入社10年目でもう仕事を辞めたいと思ったら…知っておきたい対処法

入社10年目でもう仕事を辞めたいと思ったら…知っておきたい対処法

ほとんどの人は仕事でストレスを感じたことがありますよね。会社勤めを経験したことがあれば、上司との関わりの中でストレスを感じたことがないという人は珍しいでしょう。 ただ相手が上司となれば、我慢しなければならないこともたくさん出てきますし、関わりを断つことが難しいですよね。 そこでここでは、上司からのストレスに耐えられず辞めたいと感じている方へ、退職を決断する前にやっておくべきことを5つ紹介していきます。今の環境が辛いと感じている人は、退職後に後悔しないように最後まで読んでいってくださいね。 上司にストレスを感じる場面とは? 上司とは一緒に仕事をしたり、成果の報告をしたり、関わる場面がたくさんあります。普段仕事を楽しんでいる方でも、ふとした時に上司に対してストレスを感じている場合がありますよね。 あなたの上司はどのようなタイプでしょうか。ここで紹介するストレスを感じる場面に当てはまるものがあるか、確認してみてください。 ①他の人とは違う態度で接してくる 同じ職場で働いていると、あなたへの態度と人への態度が違うことにすぐ気付きますよね。同じ行動をしたとしても、あなたがしてしまうと叱咤されるところを他の人がしても笑って許しているなんていう場面にも出くわすのではないでしょうか。 そういった人との態度の違いを感じてしまうと、あなた自身のモチベーションの低下にも繋がります。 「上司という立場を利用して、仕事の割り振りなども理不尽ではないか」と感じてしまうこともあるかもしれません。例えば営業職であれば、自分の数字にならないような仕事を大量に押し付けられて、目標を達成できなくなってしまうなんてこともあります。 周りの同僚にいいクライアントをつけてもらっていたりすると、より一層態度の違いを感じてしまうでしょう。そのような環境では、仕事を頑張っても意味がないのではないかと思ってしまいます。 ②上司としての責任感がない 上司であるということは、あなたのミスや報告をしっかりと受け止めなければなりません。それなのに、報告を無視されたりあなたのミスを庇うことなくあなただけのせいにされるようなことがあれば、ストレスも溜まってしまうのも無理はありません。 さらには、身に覚えのない仕事が終わっていないことを責められたり、聞いていた納期が間違っていたりと、上司のミスをなすり付けられるようことがあれば、そのストレスは計り知れないものがあるでしょう。 仕事に対しての責任感が欠けている上に、自分の評価を上げたいと思っている上司であれば、一緒に仕事をしていく中でストレスに感じることが多くあると思います。 それでも上司であるが故に、責任感がないことを責めることはできないのです。自分の上司のことを責任感がないと周りに言うことで、あなた自身の評価を下げてしまう可能性もあるのも、また辛いところです。 ③いつも口調がキツい 日々のコミュニケーションの中で、口調がキツいとそれだけで話しかけるのが億劫になります。報告しなければならないことも、キツく怒られる、もしくはキツい口調で詰められるのが怖くてなかなか一歩踏み出せない状態になりやすいのです。 相手のことが怖いと思うようになると、ただ挨拶するだけでも、その人がいると思うだけでも、ストレスに感じてしまうようになってしまいます。 出社が億劫になり、仕事の内容が好きであっても仕事自体が嫌になってしまいますよね。それくらい誰と働くか、という働く環境は大切なのです。 ④正当な評価をしない 上司からのストレスに対応するのが難しい大きな要因は、その上司があなたの仕事を評価する相手だということです。 ストレスを感じる・苦手だと思っていても、その人に嫌われてしまうと不当な評価をされてしまうという状態は辛いですよね。 自分が嫌われていることがわかっていても、その上司に対しては機嫌を損ねないように注意して、コミュニケーションをとらなければなりません。「なんでこんな相手に…」と日々ストレスも不満も溜まってしまうでしょう。 仕事で成果を出して見返してやる!と反骨精神でやる気になれる人はいいかもしれませんが、ほとんどの人はやる気の低下に繋がります。 頑張っても頑張っても意味がないと感じてしまうからです。上司が正当な評価をしない状態であると、仕事に対しても悪影響を及ぼします。 ⑤過度に干渉してくる キツく当たってくる上司にストレスを感じるという人が多い一方で、上司からの過干渉がしんどいという方もいます。 マイクロマネジメントとも言われますが、ある程度自分で進められる業務であってもずっと監視されていたり、事細かに上司から報告を求められれば、部下としてはかなりのストレスを感じてしまうのも無理はありません。 ひとりでゆっくり考えたい内容であったり、自分1人で進めたいプロジェクトなども過度に干渉されることで、自分はいなくてもいいのではと思ってしまいます。 この場合、上司も良かれと思って干渉していることが多いので、周りにも共感してもらえなかったりと悩みを打ち明けづらい状態になるでしょう。 また、プライベートなことまで口を出してくる上司もいます。休日は何をしているかなど聞かれたくないこともありますよね。答えたくないことでも、上司だから答えないといけないというプレッシャーを感じてしまいます。 今ではハラスメント防止に力を入れている企業もありますが、ハラスメントだ!と声をあげるほどではないけど、ストレスに感じるということの方が多いはずです。 日々のちょっとした我慢やストレスが、いつの間にか大きな不満へと繋がります。 ストレスを感じる仕事への向き合い方 上司との関わりの中でストレスを感じるからといって、すぐに退職するというわけにはいきません。 ここではストレスを感じながらでも仕事と上手く向き合う方法をご紹介します。今上司からのストレスに悩んでいる方は、試せるものがあるかぜひ確認してみてください。 仕事以外の趣味に時間を費やす 仕事が生活の全てになってしまうと、そこで受けたストレスを発散する場所がなくなってしまいます。休日は自分の趣味に費やすようにする、しっかり休むなど、休日や余暇を充実させていくことで仕事を乗り越えることができるのではないでしょうか。 友人と食事に行く予定を入れたり、少しいつもと違うことをすると気が紛れたり、リラックスすることができます。 趣味というと、ゴルフや釣りなどを思い浮かべて、特にないという人もいますよね。そういった場合は、1日の中で自分が一番好きなことの質を上げてみるのがおすすめです。 例えば「休みはとりあえず寝ていたい」という人は、寝具を新しくしてみたり睡眠の質を良くするアロマを焚いてみたり、好きなことをもっと好きになるような工夫をしてみてください。 自分の楽しみを作っておくことで、仕事はストレスが多いけど楽しみのために頑張ると思えるのではないでしょうか。 同僚に相談してみる もし相談できる人が社内にいるのであれば、自身のストレスについて相談してみてください。同僚であればあなたと上司の普段のやり取りを知っていたり、おかしいと思う点に気づいてくれたりするかもしれません。 全員に対して同じ態度をとっているのであれば、同僚の方もストレスに感じている点があるかもしれません。またあなただけにキツく当たっているなど、態度を変えられていることが発覚する可能性もあります。 「自分だけが気にしすぎなのかも…」と1人で悩むのではなく、客観的にみたあなたと上司との関係を教えてもらえるのは参考になるはずです。 ただ誰でもいいから聞いてほしい!という気持ちになって、社内の色々な人に相談するのはやめておきましょう。すぐに噂が広まって、あなたの上司本人の耳にも届いてしまうかもしれません。 悪口を言っていなかったとしても、上司が気を害してしまうと更に面倒な状況になってしまうからです。 同僚に相談することは、客観的に問題があるのかを知るいい手段ですが、相談相手は慎重に選んでくださいね。 メールでのやり取りを心掛ける ストレスを感じて辛い場合は、とにかくストレスの原因と距離を置くようにするのが大切です。 直接顔を合わせる機会が多い上司であっても、仕事のやり取りはできるだけメールにすることで、少しでもコミュニケーションを減らすことができます。そして何かトラブルが起きた時にも、メールでやり取りを残しておけばあなたの責任にされることもなく、平和に過ごせるのです。 上司に責められるかもしれないとビクビクしてしまっている人にとっては、他の人に見せることができるメールが残っているのは、精神的支えになるでしょう。 ストレスをゼロにする方法ではありませんが、あなた自身の仕事に対するモチベーションを確保しておくためにはおすすめの方法です。 辞めたいと思ったらまずやること5選 上司からのストレスに耐えきれず退職を検討する場合、まずできることを試してみましょう。 最終的に辞める選択をするにしても、退職後に後悔しないよう、できることは試しておくことがおすすめです。 ①人事部への相談 上司から過度の嫌がらせを受けている場合や、部署異動を希望する場合は、まず会社の人事部に相談してみましょう。会社によっては相談窓口が設置されている場合もあるので、自分で連絡しやすい窓口を探してみてください。 相談窓口に相談すれば、親身に相談にのってくれるかもしれません。社内で相談などをしすぎると噂が広まることを気にするかもしれませんが、人事部であればきちんと守秘義務があります。 しっかりと担当部署に相談することで、あなたにより適した部署に異動させてもらえたり、逆に上司を異動させてくれたりするかもしれません。 人事部に相談したら絶対に解決してくれるというわけではありませんが、退職を決断する前に他の選択肢を提示してくれる可能性があるので、まず相談してみましょう。 ②退職後の生活をイメージしておく ストレスに耐え続けることは、とても難しいですよね。しかし退職後の生活がイメージできていないと不安が勝ってしまい、行動を起こすことが出来なくなってしまいます。 退職や転職を考える際に、仕事や収入の面で心配なことがあると余計にストレスを溜めてしまうのです。今の状況もストレスだし、これからを考えてもストレスだという状態では、何も前に進まず耐え忍ぶだけになってしまいます。 退職後の生活に全くの不安を抱かないというのは難しいかもしれませんが、ある程度生活の目処を立てておけば、本当に辛くなった時に退職するという決断もできるでしょう。 目標の貯蓄額を貯められたら退職していいと、自分自身に目安を決めてあげるのもいいかもしれません。 ③心身ともに辛い場合は医師から診断をつけてもらう 「ストレスでしんどいだけだから、病院に行くなんて大袈裟だ」と思う人は多いのではないでしょうか。たしかにちょっと嫌だからといって、すぐに病院に駆け込むという人は少ないです。 しかし「ちょっと辛い」という状態を長く放置していると、朝起きられなくなったり勝手に涙が出てきたりと、もっと重い症状が突然出てくる場合があります。 そのような時には病院でしっかり診断を出してもらうことで、傷病手当をもらいながら会社を休める制度があるのです。企業によっては担当の産業医がついていて、気軽に相談できる場合もあります。 完全にうつ状態になっていると、自分自身では気づくことができないかもしれません。ちょっと体調がおかしいなと思ったら、受診してみるのがおすすめです。 ④思いきって少し休息をとる 具体的に退職を検討する段階になっているのであれば、残っている有給を使って少し休息をとってみてください。 退職を検討するほど今まで頑張ってきたのですから、これからどうしていきたいのか自分の気持ちと向き合ってみると、やりたいこと、やりたくないことが自然と思い浮かんでくるかもしれません。 やりたいことが見つかればもっとポジティブに退職を決断できますし、今の職場でまだやりたいことがあると、思い出すきっかけを作れるかもしれないのです。 職場でストレスを溜め込んでしまっている状態で、辞めたいから辞めるという決断をしてしまうと、後々後悔することがあります。思い返すと少しタイミングが違ったと感じることもあるかもしれません。 一度退職してしまうと、同じポジションに戻ることは難しくなります。今の会社で、ポジションでやり残したことはないかなどを考えてみるのもおすすめです。 上司にストレスを感じていると、有給を申請することに対しても抵抗があるかもしれません。仕事に穴を開けてしまったり、上司に嫌な顔をされたりするかもしれないと思いますよね。 しかし、我慢を続けてしまうとあなたの心身に問題が起きてしまうかもしれません。自分自身を守るためにも、辛いと思った時に少し休む勇気を持ってみてください。 ⑤外部のプロへ相談してみる 職場の同僚や人事部にもなかなか相談するのが難しい人は、ぜひプロのキャリアコンサルタントを頼ってみてください。 退職を決意していない段階でも、キャリアコンサルタントは親身に話を聞いてくれます。そして上司からのストレスに耐えきれず辞めたい、という気持ちも話すことで、職場での立ち振る舞いや今後のキャリアの選択肢など幅広いアドバイスがもらえます。 自分の今後のキャリアが心配で職場のストレスに耐えるしかないと諦めてしまっている人も、キャリアの選択肢をまずは知ってみてください。 今の職場でしか得られない経験やスキルがあるかもしれませんし、他に学んでいきたい知識が出てくるかもしれません。 仕方ないと諦めてしまう前に、自分自身の可能性を客観的に教えてもらいましょう。 キャリアコンサルタントに相談するということは、当然転職を勧められるというイメージかもしれませんが、相談した結果現職に留まるという選択もできるのです。 現在働いている中でストレスを感じていて辛いと感じるのであれば、プロに相談することで少し気持ちも落ち着くかもしれません。ひとりで悩んでしまっている方は、ストレスに押し潰される前に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

2021/03/23
人間関係・仕事に対する不安
仕事が不安でたまらない…モヤモヤをすっきりさせるための6つの方法

仕事が不安でたまらない…モヤモヤをすっきりさせるための6つの方法

ほとんどの人は仕事でストレスを感じたことがありますよね。会社勤めを経験したことがあれば、上司との関わりの中でストレスを感じたことがないという人は珍しいでしょう。 ただ相手が上司となれば、我慢しなければならないこともたくさん出てきますし、関わりを断つことが難しいですよね。 そこでここでは、上司からのストレスに耐えられず辞めたいと感じている方へ、退職を決断する前にやっておくべきことを5つ紹介していきます。今の環境が辛いと感じている人は、退職後に後悔しないように最後まで読んでいってくださいね。 上司にストレスを感じる場面とは? 上司とは一緒に仕事をしたり、成果の報告をしたり、関わる場面がたくさんあります。普段仕事を楽しんでいる方でも、ふとした時に上司に対してストレスを感じている場合がありますよね。 あなたの上司はどのようなタイプでしょうか。ここで紹介するストレスを感じる場面に当てはまるものがあるか、確認してみてください。 ①他の人とは違う態度で接してくる 同じ職場で働いていると、あなたへの態度と人への態度が違うことにすぐ気付きますよね。同じ行動をしたとしても、あなたがしてしまうと叱咤されるところを他の人がしても笑って許しているなんていう場面にも出くわすのではないでしょうか。 そういった人との態度の違いを感じてしまうと、あなた自身のモチベーションの低下にも繋がります。 「上司という立場を利用して、仕事の割り振りなども理不尽ではないか」と感じてしまうこともあるかもしれません。例えば営業職であれば、自分の数字にならないような仕事を大量に押し付けられて、目標を達成できなくなってしまうなんてこともあります。 周りの同僚にいいクライアントをつけてもらっていたりすると、より一層態度の違いを感じてしまうでしょう。そのような環境では、仕事を頑張っても意味がないのではないかと思ってしまいます。 ②上司としての責任感がない 上司であるということは、あなたのミスや報告をしっかりと受け止めなければなりません。それなのに、報告を無視されたりあなたのミスを庇うことなくあなただけのせいにされるようなことがあれば、ストレスも溜まってしまうのも無理はありません。 さらには、身に覚えのない仕事が終わっていないことを責められたり、聞いていた納期が間違っていたりと、上司のミスをなすり付けられるようことがあれば、そのストレスは計り知れないものがあるでしょう。 仕事に対しての責任感が欠けている上に、自分の評価を上げたいと思っている上司であれば、一緒に仕事をしていく中でストレスに感じることが多くあると思います。 それでも上司であるが故に、責任感がないことを責めることはできないのです。自分の上司のことを責任感がないと周りに言うことで、あなた自身の評価を下げてしまう可能性もあるのも、また辛いところです。 ③いつも口調がキツい 日々のコミュニケーションの中で、口調がキツいとそれだけで話しかけるのが億劫になります。報告しなければならないことも、キツく怒られる、もしくはキツい口調で詰められるのが怖くてなかなか一歩踏み出せない状態になりやすいのです。 相手のことが怖いと思うようになると、ただ挨拶するだけでも、その人がいると思うだけでも、ストレスに感じてしまうようになってしまいます。 出社が億劫になり、仕事の内容が好きであっても仕事自体が嫌になってしまいますよね。それくらい誰と働くか、という働く環境は大切なのです。 ④正当な評価をしない 上司からのストレスに対応するのが難しい大きな要因は、その上司があなたの仕事を評価する相手だということです。 ストレスを感じる・苦手だと思っていても、その人に嫌われてしまうと不当な評価をされてしまうという状態は辛いですよね。 自分が嫌われていることがわかっていても、その上司に対しては機嫌を損ねないように注意して、コミュニケーションをとらなければなりません。「なんでこんな相手に…」と日々ストレスも不満も溜まってしまうでしょう。 仕事で成果を出して見返してやる!と反骨精神でやる気になれる人はいいかもしれませんが、ほとんどの人はやる気の低下に繋がります。 頑張っても頑張っても意味がないと感じてしまうからです。上司が正当な評価をしない状態であると、仕事に対しても悪影響を及ぼします。 ⑤過度に干渉してくる キツく当たってくる上司にストレスを感じるという人が多い一方で、上司からの過干渉がしんどいという方もいます。 マイクロマネジメントとも言われますが、ある程度自分で進められる業務であってもずっと監視されていたり、事細かに上司から報告を求められれば、部下としてはかなりのストレスを感じてしまうのも無理はありません。 ひとりでゆっくり考えたい内容であったり、自分1人で進めたいプロジェクトなども過度に干渉されることで、自分はいなくてもいいのではと思ってしまいます。 この場合、上司も良かれと思って干渉していることが多いので、周りにも共感してもらえなかったりと悩みを打ち明けづらい状態になるでしょう。 また、プライベートなことまで口を出してくる上司もいます。休日は何をしているかなど聞かれたくないこともありますよね。答えたくないことでも、上司だから答えないといけないというプレッシャーを感じてしまいます。 今ではハラスメント防止に力を入れている企業もありますが、ハラスメントだ!と声をあげるほどではないけど、ストレスに感じるということの方が多いはずです。 日々のちょっとした我慢やストレスが、いつの間にか大きな不満へと繋がります。 ストレスを感じる仕事への向き合い方 上司との関わりの中でストレスを感じるからといって、すぐに退職するというわけにはいきません。 ここではストレスを感じながらでも仕事と上手く向き合う方法をご紹介します。今上司からのストレスに悩んでいる方は、試せるものがあるかぜひ確認してみてください。 仕事以外の趣味に時間を費やす 仕事が生活の全てになってしまうと、そこで受けたストレスを発散する場所がなくなってしまいます。休日は自分の趣味に費やすようにする、しっかり休むなど、休日や余暇を充実させていくことで仕事を乗り越えることができるのではないでしょうか。 友人と食事に行く予定を入れたり、少しいつもと違うことをすると気が紛れたり、リラックスすることができます。 趣味というと、ゴルフや釣りなどを思い浮かべて、特にないという人もいますよね。そういった場合は、1日の中で自分が一番好きなことの質を上げてみるのがおすすめです。 例えば「休みはとりあえず寝ていたい」という人は、寝具を新しくしてみたり睡眠の質を良くするアロマを焚いてみたり、好きなことをもっと好きになるような工夫をしてみてください。 自分の楽しみを作っておくことで、仕事はストレスが多いけど楽しみのために頑張ると思えるのではないでしょうか。 同僚に相談してみる もし相談できる人が社内にいるのであれば、自身のストレスについて相談してみてください。同僚であればあなたと上司の普段のやり取りを知っていたり、おかしいと思う点に気づいてくれたりするかもしれません。 全員に対して同じ態度をとっているのであれば、同僚の方もストレスに感じている点があるかもしれません。またあなただけにキツく当たっているなど、態度を変えられていることが発覚する可能性もあります。 「自分だけが気にしすぎなのかも…」と1人で悩むのではなく、客観的にみたあなたと上司との関係を教えてもらえるのは参考になるはずです。 ただ誰でもいいから聞いてほしい!という気持ちになって、社内の色々な人に相談するのはやめておきましょう。すぐに噂が広まって、あなたの上司本人の耳にも届いてしまうかもしれません。 悪口を言っていなかったとしても、上司が気を害してしまうと更に面倒な状況になってしまうからです。 同僚に相談することは、客観的に問題があるのかを知るいい手段ですが、相談相手は慎重に選んでくださいね。 メールでのやり取りを心掛ける ストレスを感じて辛い場合は、とにかくストレスの原因と距離を置くようにするのが大切です。 直接顔を合わせる機会が多い上司であっても、仕事のやり取りはできるだけメールにすることで、少しでもコミュニケーションを減らすことができます。そして何かトラブルが起きた時にも、メールでやり取りを残しておけばあなたの責任にされることもなく、平和に過ごせるのです。 上司に責められるかもしれないとビクビクしてしまっている人にとっては、他の人に見せることができるメールが残っているのは、精神的支えになるでしょう。 ストレスをゼロにする方法ではありませんが、あなた自身の仕事に対するモチベーションを確保しておくためにはおすすめの方法です。 辞めたいと思ったらまずやること5選 上司からのストレスに耐えきれず退職を検討する場合、まずできることを試してみましょう。 最終的に辞める選択をするにしても、退職後に後悔しないよう、できることは試しておくことがおすすめです。 ①人事部への相談 上司から過度の嫌がらせを受けている場合や、部署異動を希望する場合は、まず会社の人事部に相談してみましょう。会社によっては相談窓口が設置されている場合もあるので、自分で連絡しやすい窓口を探してみてください。 相談窓口に相談すれば、親身に相談にのってくれるかもしれません。社内で相談などをしすぎると噂が広まることを気にするかもしれませんが、人事部であればきちんと守秘義務があります。 しっかりと担当部署に相談することで、あなたにより適した部署に異動させてもらえたり、逆に上司を異動させてくれたりするかもしれません。 人事部に相談したら絶対に解決してくれるというわけではありませんが、退職を決断する前に他の選択肢を提示してくれる可能性があるので、まず相談してみましょう。 ②退職後の生活をイメージしておく ストレスに耐え続けることは、とても難しいですよね。しかし退職後の生活がイメージできていないと不安が勝ってしまい、行動を起こすことが出来なくなってしまいます。 退職や転職を考える際に、仕事や収入の面で心配なことがあると余計にストレスを溜めてしまうのです。今の状況もストレスだし、これからを考えてもストレスだという状態では、何も前に進まず耐え忍ぶだけになってしまいます。 退職後の生活に全くの不安を抱かないというのは難しいかもしれませんが、ある程度生活の目処を立てておけば、本当に辛くなった時に退職するという決断もできるでしょう。 目標の貯蓄額を貯められたら退職していいと、自分自身に目安を決めてあげるのもいいかもしれません。 ③心身ともに辛い場合は医師から診断をつけてもらう 「ストレスでしんどいだけだから、病院に行くなんて大袈裟だ」と思う人は多いのではないでしょうか。たしかにちょっと嫌だからといって、すぐに病院に駆け込むという人は少ないです。 しかし「ちょっと辛い」という状態を長く放置していると、朝起きられなくなったり勝手に涙が出てきたりと、もっと重い症状が突然出てくる場合があります。 そのような時には病院でしっかり診断を出してもらうことで、傷病手当をもらいながら会社を休める制度があるのです。企業によっては担当の産業医がついていて、気軽に相談できる場合もあります。 完全にうつ状態になっていると、自分自身では気づくことができないかもしれません。ちょっと体調がおかしいなと思ったら、受診してみるのがおすすめです。 ④思いきって少し休息をとる 具体的に退職を検討する段階になっているのであれば、残っている有給を使って少し休息をとってみてください。 退職を検討するほど今まで頑張ってきたのですから、これからどうしていきたいのか自分の気持ちと向き合ってみると、やりたいこと、やりたくないことが自然と思い浮かんでくるかもしれません。 やりたいことが見つかればもっとポジティブに退職を決断できますし、今の職場でまだやりたいことがあると、思い出すきっかけを作れるかもしれないのです。 職場でストレスを溜め込んでしまっている状態で、辞めたいから辞めるという決断をしてしまうと、後々後悔することがあります。思い返すと少しタイミングが違ったと感じることもあるかもしれません。 一度退職してしまうと、同じポジションに戻ることは難しくなります。今の会社で、ポジションでやり残したことはないかなどを考えてみるのもおすすめです。 上司にストレスを感じていると、有給を申請することに対しても抵抗があるかもしれません。仕事に穴を開けてしまったり、上司に嫌な顔をされたりするかもしれないと思いますよね。 しかし、我慢を続けてしまうとあなたの心身に問題が起きてしまうかもしれません。自分自身を守るためにも、辛いと思った時に少し休む勇気を持ってみてください。 ⑤外部のプロへ相談してみる 職場の同僚や人事部にもなかなか相談するのが難しい人は、ぜひプロのキャリアコンサルタントを頼ってみてください。 退職を決意していない段階でも、キャリアコンサルタントは親身に話を聞いてくれます。そして上司からのストレスに耐えきれず辞めたい、という気持ちも話すことで、職場での立ち振る舞いや今後のキャリアの選択肢など幅広いアドバイスがもらえます。 自分の今後のキャリアが心配で職場のストレスに耐えるしかないと諦めてしまっている人も、キャリアの選択肢をまずは知ってみてください。 今の職場でしか得られない経験やスキルがあるかもしれませんし、他に学んでいきたい知識が出てくるかもしれません。 仕方ないと諦めてしまう前に、自分自身の可能性を客観的に教えてもらいましょう。 キャリアコンサルタントに相談するということは、当然転職を勧められるというイメージかもしれませんが、相談した結果現職に留まるという選択もできるのです。 現在働いている中でストレスを感じていて辛いと感じるのであれば、プロに相談することで少し気持ちも落ち着くかもしれません。ひとりで悩んでしまっている方は、ストレスに押し潰される前に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

2023/11/09
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キャリアと子育ての両立は難しい?実現させるポイントと疲れたときの対処法

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子育てしながら働く女性は増加傾向にありますが、キャリアと子育ての両立は簡単ではありません。 「子育て」と一括りにいっても、その中には「家事」と「育児」が含まれます。ワーママは「仕事」「家事」「育児」の3つを掛け持ちしているような状態ゆえに、さまざまな悩みに直面しやすいです。 この記事では、キャリアと子育ての両立を目指す人に向けて、実現させるためのポイントや、疲れたり悩んだりしたときの対処法を解説します。 キャリアと子育ての両立が難しい理由 キャリアと子育ての両立を難しく感じる理由は、個人の環境によって異なります。難しいと感じる代表的な要因を解説するので、まずは自分にとって何が障壁となっているのかを把握しましょう。 家事育児の負担が大きい 考え方は少しずつ変化しつつあるものの、日本では家事や育児の多くを女性が担う傾向が依然として強く見られます。フルタイム勤務を終えた後も、子どもの迎えや夕食づくり、洗濯、掃除などやることがたくさんあり、大きな負担を感じるケースは少なくありません。 また、子どもは急に機嫌が悪くなったり体調を崩したりすることも日常茶飯事。効率的にスケジュールを組んだとしても、予定通りに進むことはほとんどなく、大人側は自分の時間や睡眠時間の確保に苦労します。 職場や上司の理解がない 子どもがいると、独身時代のようには働けません。仕事が終わっても家事育児があるので残業をするのは難しいですし、子どもの体調不良を理由に急な欠勤も多くなります。 そんなとき、上司から嫌な顔をされたり、職場の人から心ない言葉をかけられたりして、傷つく経験をした人も多いです。 重要な仕事を任せてもらえなくなるケースもあり、会社に居心地の悪さを感じて、キャリアと子育てを両立する難しさを実感することもあるでしょう。   成果を出す難易度が高くなる 子育て中だとしても、仕事をしている限り成果を求められます。しかし、子育て中はどうしても仕事に割ける時間や集中力が限られるため、仕事だけに全力投球できた子なし時代と比べると、成果を出す難易度は高くなりがちです。 定時で帰ったり欠勤したりすることによって「大事な情報を自分だけ知らない」という状況も起こりやすく、思うように成果を出せないことに焦りや不安を感じるかもしれません。 成果に満足できない状態が続くと「キャリアと子育ては両立できないかも」と弱気になりやすいので、精神的にも疲弊してしまいます。   家族の協力が得られない キャリアと子育てを両立するためには、働きながら子育てする難しさをパートナーや親族に理解してもらい、協力を得る必要があります。パートナーが家事や子育てに協力的ではない、親に気軽にサポートを頼めないなどの条件が重なれば、あなた一人に負担が集中して悩むのは当然でしょう。 特にパートナーには、一緒に子育てをする責任があります。共働きであるにもかかわらず、パートナーが家事や子育てに非協力的だと、不満や悲しみから夫婦仲が悪化する可能性も高いです。   常に時間に追われて休めない 仕事をしながらの子育ては、分刻みのタスクの連続です。 保育園の登園時間に間に合ったら、今度は自分の出勤時間を意識、仕事中は定時で帰れるよう時間管理を徹底して、終業後はまたお迎え時間に間に合うよう急ぐ…。さらには帰宅してからも、子どもの食事や就寝が遅くならないよう常に時間に追われ、一日のタスクが終了する頃にはへとへとという人も多いでしょう。 子育てはいつまでも続くものではなく、このような慌ただしい日々もいつかは終わりを迎えます。とはいえ、子どもに手がかからなくなるまでにはある程度長い年月がかかるため、終わりの見えにくい日々に疲れを感じやすいです。   キャリアと子育てを両立するためのポイント キャリアと子育てを両立するためには、いくつかカギとなる考え方や行動があります。7つのポイントをお伝えするので、ぜひ実践してみてください。   完璧主義をやめる 限られた時間の中で、仕事・家事・育児の全てを完璧にこなすのは不可能です。そもそも、家事や育児には正解がなく、やろうと思えばどれだけでもタスクを増やせてしまいます。 全てにおいて完璧を目指すと、やるべきことが増えて負担が大きくなる上、タスクを完遂できなかったときには精神的にもダメージを受けるでしょう。 「完璧」や「100点」を目指すのではなく、最初から無理のない範囲で仕事と家事を両立することを意識するのが大切です。   優先順位をつけてから物事に取り組む あれもこれもと一度にたくさんのことに手を付けると、うっかりミスが増える、全部が中途半端になるなどの状況に陥りやすくなります。 物事を効率的に進めるためには、タスクに優先順位をつけ、一つ一つを確実にこなしていきましょう。 また、子育て中は優先順位をもとに予定を組んでも、突発的なトラブルにより予定通りにいかないこともしょっちゅうです。そのため、必要に応じて優先順位を入れ替える柔軟性も身につけてください。   家庭内の役割分担を明確にする 家事育児の役割を片方だけが担うのは負担が大きく、不公平感から不満が募るのも無理ありません。家庭内不和を回避するためにも、パートナーや家族と相談して、あらかじめ家庭内の役割分担を決めておきましょう。 なお、子どもの成長や仕事の状況の変化によって、担える役割が変わる場合もあります。そのため役割分担に関する会話は一度して終わりではなく、定期的に認識のすり合わせを行い、家族みんなが納得のいく生活を送れるよう配慮してください。   「頼り上手」を目指す 他人に頼るのが苦手な人ほど、全てを自分一人で抱え込んでしんどくなりがち。キャリアと子育てを両立させるためには、周囲の人や家族に頼るスキルも身につけなくてはいけません。 自分の苦手なことやできないことを、恥ずかしがらずに伝えるだけでも、助けてもらえる可能性はぐんと上がります。 他にも、頼むタイミングを見極める、頼むときの言葉選びに気をつける、助けられた際にはしっかりお礼を言うなども、頼み上手になるために意識すべきポイントです。   罪悪感を持たない 子育てをしながら仕事をすると、急な早退・欠勤によって一緒に働く人に負担を強いてしまう場合があり、罪悪感を抱きやすいです。また、仕事をしながら子育てをすることで、十分な育児時間が取れていないように感じられ、子どもにまで罪悪感を持つケースも。 しかし、罪悪感は自信喪失やストレスの増加などを招き、どんどん心の余裕を奪っていきます。 うまくできなかったことを反省するのも大切ですが、できたことや頑張ったという事実にも目を向け、罪悪感を長引かせないようにしてください。   子どもと過ごす時間を決めておく 慌ただしい日常の中では、なかなか子どもとゆっくり過ごす時間が取れません。「空いた時間で子どもに話しかけよう」と思っていると、バタバタしてちゃんと話す間もなく一日が終わってしまうなんてこともしょっちゅうです。 しかし親だけでなく子どもにとっても、親子で過ごす時間はかけがえなく大切なもの。そのため、前もって一日の予定の中に「子どもと過ごす時間」を組み込んでおいたほうがいいでしょう。 親子間で毎日コミュニケーションが取れていれば信頼関係が構築され、子どもに対する罪悪感も生まれにくいです。   支援サービスや会社の制度を活用する 地域の支援サービスや会社の制度をうまく活用するのもおすすめです。 たとえば、どうしても子どもの面倒を見るのが難しい場合は、市区町村または委託された団体が運営する子育てサポート組織「ファミリーサポート」を利用するのも一つの手といえます。他にも、リモートワークや時短勤務が可能な会社なら、このような制度を利用するのも有効です。 サービスや制度を活用することで、キャリアと子育てを両立する際に生じる負担を小さくできる可能性があります。 サービスや制度は知らない間に新設されている場合も多いので、まずは、自分が住む地域や働く会社にどのようなサポート体制があるのかを調べてみましょう。   キャリアと子育ての両立に疲れたときの対処法 キャリアと子育てを両立すると、どちらにも手を抜けず「疲れた」「しんどい」と感じることもあります。ここでは、そんなときに試してほしい対処法について解説します。   同じ境遇のワーママと話す しんどさや悩みを一番理解してくれる相手は、やはり同じ辛さを経験したワーママです。ワーママと話すと「わかる!」「大変だよね!」とお互いに共感し合えるので、孤独感が和らぎ気持ちが明るくなるでしょう。 また、相手が先輩ワーママである場合は、経験をもとにした「キャリアと子育てを両立させるコツ」をアドバイスしてもらえるかもしれません。 さまざまなワーママの意見や体験談に触れると視野が広がり、自分に合った困難の乗り切り方が見つかりやすくなります。   家族会議を開く 家族にやってもらいたいことや、今抱えている悩みを相談する場として、カジュアルな家族会議を定期的に開くのもおすすめです。 親やパートナーに相談して協力が得られれば、キャリアと子育てを両立する負担を小さくできます。 もちろん、家族にも各々事情や都合があり、相談してもすぐには解決しないかもしれません。しかし、あなたの悩みや負担を家族が把握することで、気にかけてもらえたりサポートしてもらえたりする機会はぐんと増えるでしょう。   自分の時間を作る あまりにも自分の時間がなさすぎると、心に余裕がなくなって疲労を感じやすくなります。キャリアと子育ての両立に疲れたときは、思い切って自分一人の時間を作り、リフレッシュするのも効果的です。 パートナーや家族に頼めるなら子どもを見てもらえばいいですし、難しいなら一日くらい家事をサボってもいいでしょう。 仕事はともかく、家事育児はやってもあまり人から褒められにくいので、自分で自分を労ってモチベーションアップを図ってください。   働き方を見直す 今と異なる働き方をすれば、キャリアと子育てを両立する負担が減り、家事育児にゆとりが生まれる可能性があります。特に現代は、柔軟な働き方を推奨する傾向が強まっているため、今の会社でキャリアを維持したまま働き方だけ変更できるケースも多いです。 時短勤務や在宅勤務、フレックスタイムなどを導入する企業も増えているので、このような働き方ができないか検討してみましょう。もしも会社の制度が整っていなくても、相談してみると承諾してもらえることがあります。   キャリアと子育てを両立しやすい会社への転職を検討する 業務内容によっては、どうしても働き方を変えられないこともあるでしょう。また、社風として子育てへの理解がない、職場と家が遠いなど、働き方以外の理由で両立するのが難しい場合もあります。 今の会社ではキャリアと子育てを両立できないと感じたら、育児しながらでも働きやすい会社へ転職するのも選択肢の一つ。 転職先を探す際は、子育てサポート企業の証である「くるみんマーク」を取得している会社を選ぶと、子どもとの時間も大切にしながら自分らしく働ける可能性が高いです。   両立に悩んだら、キャリアのプロに相談するのもおすすめ キャリアと子育ての両立に悩みはつきもの。特に働き方の見直しや転職を検討している人は、それらを実行することで積み上げたキャリアがなくなるのではと不安になっている人もいるでしょう。 「身近な人には相談しにくい」「的確なアドバイスが欲しい」という場合には、キャリアコンサルティングを受けるのがおすすめです。 キャリアコンサルティングでは、相談者の価値観を整理しながら、正しい情報や的確なアドバイスを提供してもらえます。キャリアのプロに相談すれば自分自身の不安や疑問を解消でき、自分の状況や自分が大切にしたい価値観を整理しながら、キャリアと子育てを両立するための活路が見つかるはずです。   工夫を積み重ねて、上手にキャリアと子育てを両立しよう 共働きの世帯割合は全体の約7割に達していますが、共働きが浸透してもキャリアと子育ての両立は未だに難しく、子育てしながら働く女性の毎日はハードになりがちです。 キャリアと子育てを両立するためには、家族に協力してもらいながら小さな工夫を積み重ね、必要であれば働き方や職場の見直しも行いましょう。 難しいのは事実ですが、キャリアと子育てを両立するのは不可能ではありません。悩んだときは経験・実績共に豊富なキャリアコンサルタントを頼りつつ、キャリアと子どもの両方を大切にする方法を探していきましょう。

2025/06/23
人間関係・仕事に対する不安
仕事の人間関係がストレス!割り切るポイントと解消法

仕事の人間関係がストレス!割り切るポイントと解消法

「人間関係の悩み」は、仕事のストレスになりやすい要素の一つ。 「職場の人間関係にうまく馴染めない」「社内に苦手な人がいて折り合いが悪い」 ビジネスパーソンなら誰でも一度は、このような人間関係のストレスを感じた経験があるのではないでしょうか。 本記事では、仕事の人間関係にストレスを抱えている人に向けて、気持ちを割り切るポイントやモヤモヤしたときの解消法などを解説します。 人間関係は仕事のストレスに直結しやすい 令和5年に厚生労働省が実施した「労働安全衛生調査」にて、「職場にストレスと感じる事柄がある」と回答した人は82.7%もいました。その中で「対人関係がストレス」と答えた人の割合は29.6%となっており、働く多くの人にとって人間関係が仕事のストレスになっているのがうかがえます。 また、対人関係にストレスを感じると答えた人の男女比は男性が26.3%、女性が33.7%であり、男性よりも女性のほうが仕事の人間関係にストレスを感じやすいようです。 同年実施の「雇用動向調査」においても、「職場の人間関係が好ましくなかった」という転職理由は上位にランクインしていて、人間関係のストレスでキャリアチェンジする人も少なくない事実が浮き彫りとなっています。 仕事の人間関係にストレスを感じるのはなぜ? なぜ、仕事の人間関係はストレスになりやすいのでしょうか。ここでは、考えられる理由を解説します。 職場はコミュニケーション不足が起きやすいから 大前提として職場は仕事をする場所。そのため、各々が自分の仕事に没頭するあまりコミュニケーション不足が起きやすく、第一印象や先入観でお互いを理解した気になりやすいです。 しかしそうすると、自分がイメージしていたものとは異なる言動を相手が取った際に不信感や違和感が生まれ、悪い印象を持つきっかけに。 お互いをきちんと理解できていないため意思の疎通もうまくいきにくく、意見が割れたり対立が起きたりしてストレスを感じることがあります。   自分の意見が言えないから 家族や友達と話すときとは異なり、あらゆる人に配慮する必要がある仕事中は、思っていることをストレートに言えない場面も少なくありません。 そのため、自分の意見を言えないまま望まない方向に業務が進んで、ストレスを感じるケースがあります。 また、自分の意見が言いにくい環境は、わからないことがあっても質問できなかったり、相手にやめてほしいことを伝えられなかったりする状況を招くリスクも。仕事に支障が出る、いつまでも不快な思いをし続けるなどして、人間関係に強いストレスを感じる可能性があります。   苦手な人とも関わらなくてはいけないから プライベートでは、付き合う人を自由に選定して苦手な人を避けられます。しかし仕事においては、自分の意思で付き合う人を選べないため、苦手な人とも必要に応じて関わらなくてはいけません。職場にはさまざまな価値観・タイプの人がいるので、中には「合わない」「苦手」と感じる人もいるでしょう。 しかしそう感じる相手であっても、うまくコミュニケーションや連携を取る必要があるため、仕事の人間関係はプライベートの人間関係よりもストレスが生じやすいです。   仕事はお互いの人間性が出やすいから 職場は、意外と人間性が出る場所です。トラブル発生時の行動や誰もが嫌がるような仕事への向き合い方、困っている人がいたときの対応などから、普段は隠されている本当の性格が見えることがあります。 また、毎日顔を合わせて長時間一緒に働くことで、気分屋な一面や効率の悪さが露見する場合もあるでしょう。 仕事の人間関係がストレスになりやすいのは、そもそも職場が「お互いの嫌な部分が目につきやすい場所」であるのも一因だと考えられます。   ハラスメントがあるから パワハラやいじめがある職場で、過度な叱責や不当な扱いを体験することは、深刻なストレスにつながるでしょう。自分自身がハラスメントの被害者になった場合はもちろんですが、直接的な被害はなくても近くで見ているだけで精神的負担は相当なものです。 ハラスメントが横行する職場では、誰を信じていいのかもわからなくなりやすいので、孤立感が強まります。 職場の人とのちょっとした交流にも緊張してホッとできる瞬間が少ないため、ストレスがどんどん蓄積しやすいです。   仕事の人間関係にストレスを抱えやすい人の特徴 仕事の人間関係にストレスを抱えやすい人には、よく見られる特徴がいくつかあります。代表的な3つを紹介するので、自分に当てはまっていないかチェックしてみてください。   人とのコミュニケーションが苦手 コミュニケーションに苦手意識がある人は、自ら積極的に人と交流しようとしないため、相手の人柄をよく理解しないまま勝手なイメージを固定化しやすいです。思っていることがあってもそれを伝えられず、自分の意見や感情を内に溜め込んでストレスを抱えてしまいます。 また、たとえ長く働いても人と交流を持たなければ信頼関係は育たないので、仕事中に緊張や不安が生じやすく、それもストレスになるでしょう。   真面目で厳格な性格 いい加減なことを嫌う真面目な性格は長所でもありますが、自らの几帳面さを他人にも求める傾向が強いので、他人の予想外の言動にイライラを募らせやすいです。 「一般的に考えてこうあるべき」のように一般論や自分の考えに固執しがちで融通が利きにくいため、時に相手やその場の空気に合わせなくてはいけない仕事の人間関係にストレスを感じるでしょう。 仕事が理想通りに進まないと厳しい態度で周囲に接することもあり、自ら人間関係を悪くしてストレスを抱えるかもしれません。   共感力が高すぎる 共感力が高い人は、他人との境界線があいまいになりがち。相手の身に起きた出来事や感情を自分のことのように捉え、良い影響も悪い影響もダイレクトに受けて人間関係に疲れを感じやすいです。 また、共感力が高い人は他人に寄り添う能力があるからこそ「相手は困っているだろう」「助けてほしいと思っているだろう」と察して要望全てに応えようとします。 自分のことを後回しにしてでも他人を優先させる傾向が強いので、仕事の人間関係で不満やストレスを溜めやすいです。   ストレスをなくすには仕事の人間関係を割り切るのがカギ 上手に気持ちを割り切れると、仕事の人間関係におけるストレスはぐんと減ります。ここからは、仕事の人間関係を割り切るための5つのポイントをお伝えしましょう。   仕事とプライベートは別だと考える まずは気持ちを整理して、仕事とプライベートにしっかり線引きをしましょう。仕事とプライベートを別物として割り切ることで、こだわりや感情にとらわれにくくなります。 「職場で最もやるべきことは仕事であり、友達作りではない」と思えれば、他人の目や評価を気にする回数も減るでしょう。 「相手から嫌われたらどうしよう」という恐怖も和らぎやすいので、今より自己主張できたり嫌なことをきちんと断れたりして、人間関係のストレスが減る可能性が高いです。   他人に期待しすぎない 他人に対し「〇〇の仕事を手伝ってもらいたい」「短所を直してもらいたい」のように思うのは、過度な期待です。 そして、他人に対して期待しすぎてはいけません。過度な期待は、叶わなかったときの絶望感も大きく、さらにストレスを強めてしまいます。 期待をするべき相手は、他人ではなく自分です。他人に何かしてもらおう、変わってもらおうとするのではなく、自分が成長や変化するにはどうすればいいかを考えましょう。   事実だけに目を向ける 人間は、誰しも良い面・悪い面の両方を持っています。他人の嫌な部分を一度見ただけで「嫌な人」と決めつけてしまうと、職場中が嫌いな人だらけになり、余計に人間関係のストレスが増えるでしょう。 そのため、他人の嫌な面に触れても「相手にはこんな悪いところもあるんだ」と事実だけを受け止め、自身の感情と深く結び付けないように意識するのがコツ。 「嫌い」「苦手」「合わない」など、ネガティブな感情を発生させないように工夫すれば、自然と人間関係のストレスは軽減します。   人間関係は「広く浅く」を意識 仕事の人間関係を割り切るなら、特定の人とだけ深く関わったり、他人との交流を断ち切って孤立したりするのではなく、広く浅い関係を構築するのがおすすめです。 広い人間関係を築いておけば、仕事上のトラブルに見舞われた際にも周囲に助けを求めやすくなります。 また、あえて深く交流しないことで、お互いに自分のペースを乱さずに済み、適度な距離感を維持できるでしょう。   人間関係に完璧を求めない さまざまな人がいる職場では、全員と良好な人間関係を築くのは不可能だと理解して、完璧を求めないようにするのも大切です。 全員と良好な関係を結べるのが理想ではあるものの、人間には相性があるのでどうしても難しい場合もあります。また、無理に全員から好かれようとすれば自分を抑制する場面が増え、ストレスは強くなるでしょう。 苦手だと思う気持ちや折り合いが悪い現状もありのまま認め、時には現状維持でも良しとする柔軟性が必要です。   仕事の人間関係のストレスを解消する方法 どれだけ割り切っていても、仕事の人間関係にストレスを感じることもあるでしょう。ここではそんなときに試してほしい、ストレス解消法を紹介します。   ストレスを感じたときは状況と感情を客観視する 誰かにイラっとしたときや、モヤモヤした感情が溜まっているときは、一度今の状態と自分の感情を客観視してみてください。 「何にストレスを感じ、そのとき自分はどんな気持ちになったのか」「今なおストレスはあるのか」「今後ストレスが改善される可能性はあるか」といったように、ストレスを感じた瞬間から現在までを時系列で考えます。 状況と感情を丁寧に分析すると気持ちが落ち着き、「よくよく考えてみたら、意外と大したことじゃないかも」と思えて、ストレスが消えていくケースも少なくありません。   苦手な人とは必要に応じて距離を取る 苦手な人と一緒にいるだけでストレスを感じるときは、仕事に支障をきたさない程度にうまく距離を取るのも大切です。 人間関係のストレスは、苦手な人と接触する機会が減れば自然と低減します。 露骨に相手を避けたり、業務上必要な連絡まで怠ったりするのはNGですが、苦手な人との私的な交流機会が減るだけで仕事の人間関係はやりやすくなるでしょう。   一日の中に気分転換やリラックスできる時間を設ける 気分転換やリラックスできる時間を一日の中のどこかに設け、こまめにストレス発散できるルーティンを作りましょう。ストレスは蓄積させればさせるほど解消が難しくなるので、できるだけその日のうちにリフレッシュしたほうがいいです。 また、時には長期休暇を取り、日常的な気分転換だけでは発散できなかったストレスを思いきり開放させるのも大切です。   身近な人に相談する 友だちや職場の上司、家族などに、仕事の人間関係について相談してみるのも有効なストレス解消法といえます。 信頼できる人に自分の本心を打ち明けることで、気持ちが軽くなったり客観的視点を得るきっかけになったりする可能性が高いです。その後話題が変わったとしても、楽しく盛り上がればいい気分転換になるでしょう。 大きなストレスを抱えると一人でふさぎ込みがちになりますが、不安や孤独感を解消させるためにも、できるだけ積極的に他人と交流してください。   キャリアコンサルティングを受けてみる 「何をやっても仕事のストレスが大きくてつらい」「仕事の人間関係がストレスすぎて、転職を考えている」 このような場合は、キャリアコンサルティングを受けてみるのがおすすめです。 キャリアコンサルティングでは、キャリアに関する悩みはもちろん、人間関係の悩みにも丁寧にアドバイスしてもらえます。 プロ目線の具体的なアドバイスを参考にすれば、ストレスの原因に的確にアプローチしやすく、悩み解決の突破口が開けるはずです。   上手に人間関係を構築して、仕事のストレスを低減させよう 多くの人と協力しながら進めなくてはいけない仕事では、人間関係のストレスが必ず発生します。 しかし、自らの考え方や行動を変えて上手に人間関係を構築できれば、仕事のストレスは大幅に減少するはずです。 無理にストレスに強くなろうとするのではなく、ストレスが発生しにくい環境を自分で整えて、気持ちよく働けるように工夫しましょう。キャリア・コンサルティング・ラボでは、そのお手伝いをするための相談を受け付けているので、ぜひ気軽に利用してみてくださいね!

2025/05/31
人間関係・仕事に対する不安
仕事のストレス限界サイン7選!症状が出たときの対処法

仕事のストレス限界サイン7選!症状が出たときの対処法

仕事にはさまざまなストレスがありますが、ストレスを限界まで溜めると心や体、行動などに変化が現れ、放置すると深刻な病気に発展するリスクも! 今回は、仕事のストレスが限界に達しているときに現れる症状や、つらい現状を変えるための対処法を解説します。 仕事のストレスに悩まされている人は、この記事を参考に適切に対処し、気持ちよく働ける日々を取り戻しましょう。 仕事のストレスとは?原因と影響 仕事のストレスとは、外部からの刺激(ストレッサー)によって心身に生じる反応のことです。 何にどれだけ心身が反応するかは人それぞれ異なるため、ストレスを限界だと感じる基準も一人ひとり異なります。 「この程度の仕事のストレスで限界を感じるなんて甘えかな」「他の人は限界を迎えてなさそうだから、自分も頑張らないと」 このように考えて自分を責めたり無理をしたりする人も少なくありませんが、ストレス耐性は人によって違うため、過度な我慢は禁物。仕事のストレスを限界突破させないためには「つらい」という気持ちを素直に受け止め、その都度適切に対処するのが大切です。 仕事のストレスが限界に達する原因 仕事のストレスはほとんどが「精神的刺激」が原因で発生します。精神的刺激になる主な要素は以下の通りです。 職場の人間関係に悩んでいる 仕事の量や納期が適切ではない 評価や給与に不満がある プレッシャーが大きすぎる 適性に合わない仕事をしている このような要因があると不安や不満、緊張が生まれやすく、心理的負担がストレスとなります。 ただし、労働環境が暑すぎる・寒すぎる、騒音が激しいといった「物理的刺激」も仕事のストレスになり得るので、まずは自分が何にストレスを感じているかを考えてみましょう。 仕事のストレスがもたらす影響 ストレスは、一気に大きな影響をもたらすのではなく、じわじわと心身に影響を及ぼすのが特徴です。 そのため、仕事でストレスを感じても、ほとんどの場合最初は軽い疲労感を感じる程度でしょう。しかし、そのまま対処せずにいると次第にストレスは蓄積し、集中力の低下や体調不良、メンタルの疾患などを引き起こす可能性があります。 場合によっては、就労を続けるのが困難なほど甚大な影響をもたらす恐れがあり、小さなストレスも軽視できません。 仕事のストレスが限界なときに現れるサイン・症状 ここでは、仕事のストレスが限界なときに現れる代表的なサインを紹介します。心の限界に早く気付くためにも、自分に以下のような症状が出ていないかチェックしてみてください。 関心や集中力の低下 初期のストレス限界サインとして、物事への興味や集中力の低下が挙げられます。 ストレスが心の大半を占めると、常に悩みや不安にとらわれて、好きだった趣味や息抜きに行っていた行動にも関心が湧きにくくなるのです。また、仕事に対する興味も失いやすく、集中力低下によってミスが増えるという悪循環に陥るケースもあります。 人との交流に対しても関心を持てなくなる傾向なので、人間関係を希薄にして孤立感を深めてしまうかもしれません。 頭痛や肩こり 仕事でストレスを感じると、つい全身に力が入ってしまうという人は多いのではないでしょうか。また、不安や緊張を感じると気が張り詰めて動きがぎこちなくなり、長時間同じ姿勢を取って血行不良になりやすいです。 そして、このような状態は筋肉の緊張や神経伝達物質の乱れを招き、頭痛・肩こり・めまいなどを引き起こす可能性を高めます。 風邪気味や疲れだと勘違いして放置してしまう人も多いですが、ストレスによる身体症状は市販薬や通常の治療では治りにくいのが特徴です。 食欲不振または過食 食欲の変化は、わかりやすいストレスの限界サインといえます。 仕事のストレスが限界に達すると、胃腸の動きが鈍くなりやすいです。気分の落ち込みによって食事を楽しもうという気も起きにくくなるので、空腹感を感じずに食欲不振に陥るケースがあるでしょう。 一方、限界まで溜めたストレスによって過食に走る人もいます。特に、もともと食べてストレス解消していた人は、大きなストレスを抱えれば抱えるほど食べてしまう傾向です。 胃痛や消化不良 仕事のストレスが限界に近づくと、胃の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすくなります。胃酸が過剰分泌されやすくなるため胃粘膜が刺激され、胃の痛みや不快感、胸やけ、吐き気などの症状が出る場合があるでしょう。 胃酸過多により食べ物が正常に消化されにくくなり、便秘や下痢といった消化不良を起こすリスクも上がります。放置して慢性化すると胃潰瘍や十二指腸潰瘍になる恐れもあり、注意が必要です。 なおこれらの症状は、上記で取り上げた食欲不振や過食によって引き起こされるケースもあります。 睡眠障害 「なかなか眠れない」もしくは「眠りすぎてしまう」など、仕事のストレスは毎日の睡眠にも影響します。 仕事のストレスが限界だと、帰宅後や休日も仕事のことが頭から離れにくくなり、リラックスできずに寝つきが悪くなりやすいです。また、仕事のストレスによって自律神経が乱れると、睡眠の質が低下して過眠症状が現れる場合もあります。 いずれの場合も良質な睡眠はとれておらず、睡眠不足や疲労感が蓄積して、体調不良を招くリスクが高いです。 感情をコントロールできない 些細なことでイライラしてしまう、突然怒りがこみあげてくる、急に涙が止まらなくなるのように、仕事でストレスを感じると感情のコントロールが難しくなることがあります。 精神的負担が大きすぎて心がいっぱいいっぱいになっている証拠であり、まさにストレスの限界が近いサインといえるでしょう。 誰かが言った他愛もない冗談に激怒してしまったり、イライラしている自分を見せないようにと人付き合いを避けたりしやすくなるので、職場の人間関係がギクシャクしてさらにストレスを抱えてしまう場合もあります。 気分が沈んだ状態が続く 365日気分が上向きという人はいませんが、憂鬱な気分や落ち込んだ気持ちが続く場合、ストレスによって心が限界を迎えていると判断できるでしょう。 このようなうつ状態に陥ると不安や自己批判の感情が強まり、全ての物事に対して無気力になります。何をするにも億劫で、仕事に行くのはもちろん、普段通りの日常生活を送ることさえ難しいと感じる人も少なくありません。 うつ状態が続く場合は、うつ病を発症している可能性があるため、早めに専門の病院やクリニックを受診して適切な治療を受けてください。 限界まで仕事のストレスを溜めてしまう人の特徴 限界まで仕事のストレスを溜めてしまう人には、いくつか共通する特徴があります。ここからは、ストレスを感じやすい人・溜めやすい人の特徴を見ていきましょう。 責任感が強く頑張りすぎてしまう人 責任感が強い人は、全てを一人で抱え込んで無理をするところがあります。完璧主義の傾向も強いので、常に高い水準の成果を求めて仕事を頑張りすぎてしまい、ストレスを溜めやすいです。 責任感の強さから人の頼みごとに「NO」と言えないタイプで、頼まれるとつい何でも引き受けてストレスを限界突破させてしまうことも。 また、目標達成意欲が高いからこそ、達成できないと自分を過剰に責めてしまい、それがストレスになるケースも少なくありません。 周囲に気を遣いすぎる人 気配り上手は長所でもあるものの、度が過ぎる人は仕事中も常に周囲を気遣って他人を優先させてしまいます。他人の顔色に合わせて言動を変えたり、周囲の空気を読んで自分の意見を飲み込んだりするため、気疲れによって限界までストレスを溜めやすいです。 「自分の思いや考えを伝えると相手に嫌われるのでは」という可能性を考えて不安に駆られやすいのも特徴で、ストレスが慢性化する可能性があります。 せっかちな人 せっかちな人は、常に何かしていないと気が済まない性格で、仕事の生産性も高いです。 しかし、周囲にも自分と同等の行動量や生産性を求めやすく、一緒に働く人に対してイライラしてストレスを溜めてしまうことがあります。 また、せっかちな人は心に落ち着きがないので、物事を深く考えずに発言しがち。悪気はないものの、厳しい言葉で他人を急かしてプレッシャーを与えてしまい、職場の人間関係悪化によってストレスを感じる場合もあるでしょう。 正義感が強すぎる人 正義感が強すぎる人は真面目で、決められたルールを重んじます。ルールや規律に沿って仕事を進めるのは間違いではありませんが、ルールを絶対視しすぎると融通が利きません。 イレギュラーな事態により、業務範囲外の仕事をお願いされたり、やむを得ずルールから外れた行動を取る他人を見たりするとイライラが止まらず、ストレスが限界に達しやすいです。 「常にルールを守る自分は正しい」と思い込むので他人の意見を受け入れられず、職場の人間関係がうまくいきにくいのもストレスの原因になるでしょう。 自己評価が低い人 自己評価が低い人は「自分は人より劣っている」と常に自分自身を否定的に捉えるので、自分で自分にストレスをかけがちです。 「自分なんて」という気持ちが常にあるため、仕事で理不尽な目に遭っても自己犠牲的に我慢しやすく、限界までストレスを溜めてしまいます。 現状から抜け出したいと思っても、自分に自信がないため失敗を恐れて行動できず、ストレスや悩みを一人で抱えやすいです。   仕事のストレスが限界なときの対処法 ここからは、仕事のストレスが限界に達してしまったときの対処法を解説します。今日からすぐに取り組めるものもあるので、ぜひ実践してみてください。   現状を認めて休む 仕事のストレスを限界まで溜めてしまう人は、自分が疲れていることやストレスを感じていることをなかなか素直に認められません。しかし、現状を認めず無理に頑張れば状況は悪化する一方なので、まずは「自分はストレスを感じている」と事実を受け止めましょう。 その上で、しっかりと休息を取るのが大切です。休暇を取得すればストレスの原因である仕事から離れられ、疲れた心が徐々に回復する可能性があります。   SNSやネットから離れる ストレスが限界に近ければ近いほど、ネガティブな情報に敏感になり、影響を受けやすくなります。 「有益なストレス対処法が知りたい」「自分と同じような境遇の人を見つけて孤独感を和らげたい」 このような思いからついSNSやネットを開きがちですが、過度な情報にさらされると疲労やストレスは大きくなりやすいので、時には思い切ってスマートフォンやパソコンから離れましょう。 必要のない情報を遮断する時間は、自分自身とだけ向き合えて気持ちを前向きにしやすいです。   人と話す 信頼できる人とじっくり話すのも、仕事のストレスが限界なときに有効な対処法です。とりとめのない話を楽しむだけでも気持ちが明るくなりますし、愚痴や悩みを聞いてもらえばストレスが軽減する可能性があります。 また、家族や友達に話しにくい内容は、キャリアコンサルティングで打ち明けるのも良いでしょう。キャリアコンサルティングでは、キャリアに関する相談はもちろん、職場のストレスや仕事全般の悩み相談にも乗ってもらえます。 現状に対してプロ目線のアドバイスが受けられるので、できるだけ早くストレスを対処したい人におすすめです。   心身の不調は専門家に相談する 限界に達したストレスによって心身に不調が出ているなら、それは専門の医師に相談する目安です。 頭痛や下痢、肩こりなど身体症状が出ているときは、まず内科や消化器内科、整形外科など専門の診療科を受診します。専門の診療科で病気の可能性を調べてもらった後、ストレスが原因の可能性が高いと診断された場合は、心療内科やメンタルクリニックを受診すると良いでしょう。   異動・転職する ストレスが限界に達して心身が悲鳴を上げている状態に陥ってまで、続けないといけない仕事はありません。さまざまな対処法を試してもストレスが大きいままという場合は、異動や転職によって働く環境を変えるのも一つの方法です。 なお、今すぐストレスを解消したいという思いで突発的に退職する人もいますが、このような行為は後の転職活動にも悪影響を及ぼす可能性が高いのでNG。事前に準備や相談をした上で適切な手順を踏み、円満に事を進めてください。   仕事のストレスは限界がくる前に対処するのが大切 仕事をしている以上ストレスとは切っても切れない関係が続きますが、ストレスを限界まで溜めると心身にさまざまな悪影響が出ます。大切なのは、小さなストレスサインも見逃さず、自分の気持ちを尊重してこまめにケアをすることです。 また、人に話しにくい悩みがあったりストレスの解決策がなかなか見つからなかったりするときは、キャリアコンサルティングを受けてみましょう。 キャリア・コンサルティング・ラボなら、オンラインで気軽に相談できるので「仕事のストレスが限界かも」と感じている人は一度利用してみてください。

2025/05/19
人間関係・仕事に対する不安
職場のストレス対処法は?仕事中でもすぐできる発散方法を紹介

職場のストレス対処法は?仕事中でもすぐできる発散方法を紹介

職場にストレスはつきものだからこそ、社会人は「上手なストレス対処法」を身に付ける必要があります。 今回は、職場での気疲れやイライラが蓄積している人に試してもらいたい、ストレスの対処法を解説! 職場でできる簡単なものから大きなストレス解消になるものまで、合計10個のストレス対処法を紹介するので、ぜひ自分に合う方法を見つけてください。 職場でストレスを感じたときに真っ先にやるべきこと ストレスは「解消」できるものと「発散」させたほうがいいもの、大きく2タイプあります。「解消」は根本的問題を解決してストレスを元からなくすこと、「発散」は溜まったストレスを開放したり気分転換を図ったりすることです。 全てのストレスを解消できるのが理想ではあるものの、職場のあらゆる問題を全て解決するのは難しく、受けたストレスは発散させたほうがいい場合もあります。発散でしか対処できないストレスを無理に解消しようとすれば、うまくいかずさらにストレスを抱えてしまう可能性も! そのため、職場でストレスを感じたら、まずは「解消」と「発散」どちらの方法で対処すべきかを考えてみましょう。ストレスの原因を特定し、解決が見込める問題かどうかを考えると、どちらを選ぶべきかがわかりやすいです。 職場でできる!手軽なストレス対処法 ここでは、仕事中や職場ですぐにできる手軽なストレス対処法を紹介します。ストレスを溜めないためにも、小さなストレスを感じた時点でこまめに行ってみてください。   深呼吸・ストレッチをする 仕事中にストレスを感じたら、その場でゆっくり深呼吸をしてみましょう。深呼吸をすると副交感神経が刺激され、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌を抑えてくれるといわれています。 また、座ったまま行える簡単なストレッチを仕事中にするだけでも、身体がほぐれて呼吸が深まるので不安やストレス緩和に効果的です。   場所を移動する 同じ場所で長く作業していると、だんだんストレスが溜まってくる…という人も多いでしょう。そんなときは、少し歩いたり仕事をする場所を変えたりするのがおすすめ。 トイレや休憩室に行く、オフィスではなくカフェで仕事をするなどするだけで、気分が入れ替わりストレス軽減になる場合も少なくありません。 なお、リモートワークができる会社ならリモートワークを選択するのもありです。   休憩する 仕事の合間にしっかり息抜きするのも、良いストレス対処法といえるでしょう。具体的には、間食としてコーヒーや甘いものを摂取する、同僚と雑談をする、昼寝をするなどが挙げられます。 ストレスを感じて心がモヤモヤすると休憩時間まで暗い気持ちになりがちです。しかし、意識的にオンオフをつけると気持ちの切り替えにもなり、ストレスが溜まりにくくなります。   職場のストレスが溜まったときの対処法 手軽な方法だけでは対処できない、手ごわいストレスも存在します。ここからは、職場のストレスが蓄積して心が疲れてしまったときの対処法を解説します。   まずは休む! 十分な休息が取れていないと、それだけでストレスは増加してしまいます。リラックスできる時間と睡眠時間をたっぷり確保し、心身ともに休息を取りましょう。 帰宅後や休日を利用してしっかり休める場合は問題ありませんが、物足りなさを感じる場合は有給休暇などを利用して長期で休むのもありです。 また、普段から規則正しい生活や健康的な食事を意識して、生活習慣から心身を労わるのも忘れないでください。休養によって心身の疲れが取れると思考もクリアになり、ストレスに強いメンタルを育むことにもつながります。   適度に体を動かす ストレスを感じると呼吸は浅くなり、身体が緊張する傾向にあります。これらを解消させて心身にリラックスをもたらすのが、運動です。 運動といっても、激しく体を動かす必要はありません。運動によってしんどい思いをするとさらにストレスを感じてしまうので、ウォーキングやジョギング、ストレッチ、ヨガなど、無理なくできる軽めの運動をできるだけ継続しましょう。 なお、運動中は日光を浴びると、幸せホルモンことセロトニンやエンドルフィンがより多く分泌されてストレス軽減効果が高まります。   ストレスを紙に書き出す 「職場のストレスで心がモヤモヤする」という場合は、感情を紙に書き出してみてください。 自分の気持ちを書き出すと、ストレスの原因や職場の状況、自分の考え方の癖などを深く理解でき、気持ちの整理がつきやすくなります。 その後、思いきり感情をぶつけて書いた紙をびりびりに破いたり、シュレッダーにかけたりするのも一つの対処法です。自分の気持ちそのものである紙を物理的に破壊することで、怒りや不満といったストレスの元になる感情が静まり、気持ちをリセットできる場合があります。   プライベートを楽しむ 職場のことを完全に忘れて自分の時間を楽しむのも、非常に効果の高いストレス対処法の一つ。例としては、趣味に没頭する、外出して新鮮さを得る、おいしいものを食べるなどが挙げられます。 この他、映画やドラマを見て思いきり笑ったり泣いたりするのも、感情を放出できるのでストレス発散になるでしょう。 プライベートをしっかり楽しめると「自分には職場とは別に楽しい居場所がある」とも思えます。良い意味で職場への依存度が下がるので、割り切った考え方ができてストレス耐性も高まりやすいです。   周囲の人と話をする 友人・家族と雑談をして盛り上がったり、嫌だったことやストレスに感じていることの話を聞いてもらったりするのも有効な対処法です。職場とは全く関係のない話題であっても、楽しく盛り上がっていると気分転換になりストレスが軽減します。 また、職場の悩みなどを打ち明けると、自分の気持ちを整理できる他、第三者視点からのアドバイスが得られ考え方が広がるでしょう。 丁寧な対話には、それだけで安心感や充足感をもたらす効果があります。誰かとじっくり話をすると「話を聞いてもらえた」「優しくしてもらえた」と感じられ、気持ちが落ち着きやすいです。   専門家に相談する ストレスを根本から解消したいものの対処法がわからない場合や、周囲にアドバイスを求めてみてもなかなかピンとこないときは、専門家を頼りましょう。 職場のストレスを相談できる専門家の中でも特におすすめなのは、キャリアコンサルタントです。 キャリアコンサルタントは職場の幅広い悩みに対応し、相談者の価値観や考え方を尊重した上でアドバイスを授けてくれます。職場のストレスの悩みから派生してキャリアや転職の悩みが生じた際も、そのまま相談できるので心強いです。 ただし、ストレスによって心身に不調が出ている場合は、先に専門の医療機関で医師に相談してください。   異動や転職を視野に入れる あらゆる対処法を試してもストレスを取り除けず、心身や日常生活に悪影響が出ている場合は、自分に合わない職場で働いている可能性も考えられます。 今の職場を離れることを検討し、異動や転職を視野に入れてもいいかもしれません。ただし、異動や転職がキャリアに与える影響は大きく、今後の人生がガラリと変わる可能性もゼロではないので、慎重な判断が必要です。 異動や転職についてもキャリアコンサルティングで相談できるので、迷ったときは利用してみましょう。   職場のストレス耐性を高める5つの習慣 今あるストレスに対処するのも大切ですが、耐性を高めてストレスを受けにくい人になる努力をするのも大切です。ここでは、ストレス耐性を高めるために実践してほしい、5つの習慣を解説します。   小さいストレスにすぐ対処する ストレス耐性が高い人とは、言い換えれば「ストレスを感じてもすぐに解消・発散できる人」です。 一切ストレスがない職場はほとんど存在しませんが、たとえストレスがあってもすぐになくすことができれば負担は最小限で済みます。 ストレスを早期に解消・発散するためには、小さなストレスを軽視しないことが大切です。ストレスは蓄積させればさせるほど対処が難しくなるので、程度が軽くても見て見ぬ振りせず、できるだけその日のうちに自分を癒す対処を行いましょう。   周囲を頼る 職場でストレスを感じやすい人は、周囲に頼るのが苦手という特徴を持っている場合が多いです。うまく周囲に頼れないため、仕事を抱えすぎたり悩みを誰にも相談できなかったりして、よりストレスを大きくしてしまう傾向があります。 しかし、職場は一緒に働く人と協力して仕事を進める場なので、負担が大きいときやしんどいときは周囲の人を積極的に頼るべきといえるでしょう。 まずは「周囲に頼っていいんだ」という意識を持ち、小さな頼み事から始めてみてください。この他、普段から信頼関係を築き、頼りやすい関係性を作っておくのも忘れてはいけません。   物事を前向きに受け止める 何事も、できるだけ前向きに捉える習慣を身に付けましょう。物事をネガティブに受け止めると、心配や不安、怒りといった感情が生まれやすくなりストレスにつながります。 できていないことよりもできていることに目を向ける、意識してポジティブな言葉を使うようにするなどするだけでも、徐々に思考が前向きになるはずです。 また、ネガティブな捉え方をしてしまったときも自分を責めず、ポジティブに捉えられないか別の視点から考え直してみてください。   仕事に優先順位をつける 仕事に時間がかかりすぎてしまったり、自分の仕事ぶりに納得できなかったりするのがストレスという人は、仕事に優先順位をつけるのをマイルール化してみてください。 タスクをメモに書き出し、緊急性の高さやタスク完遂までにかかる時間を考えます。それらから考えられる優先順位の高いタスクから順番に着手していけば、今より効率的に作業できストレスそのものを解消させられるかもしれません。   自分をしっかり持つ 周囲に合わせすぎてしまう人は、職場でも他人を優先して自分の考えを抑えがちなので、気疲れによってストレスを感じやすいです。 そのため「必ずしも他人に合わせなくていい」と自分で自分を許し、自分はどうしたいのかという部分を大切にする考え方を身に付けてください。また、コミュニケーション力を磨き、自分の意見を正確に相手に伝えられるよう努力するのも重要です。 自分をしっかり持つと、人の意見や言動に左右されにくくなり、ストレス予防につながります。   職場でストレスを感じてもやってはいけない対処法 ストレス対処法の中には、良かれと思ってやるとマイナスな効果につながる「NG対処法」もあります。以下のようなNG対処法は選択しないようにしましょう。   食べすぎ・深酒 おいしいものを食べたりお酒を飲んだりしてリフレッシュするのは効果的なストレス対処法ですが、それは「適量」の場合です。 食べすぎ・飲みすぎは身体にかかる負担が大きく、肥満やメタボリックシンドローム、その他疾患などを引き起こしやすくなります。 「ストレスを感じたら食べる」と脳がインプットしてしまうと、食欲をコントロールするのも難しくなるので、早めに飲み食いの代わりになるストレス対処法を見つけてください。   過剰なギャンブル・ショッピング ギャンブルやショッピングは、行っている間一時的に脳内が活性化しドーパミンという快楽物質が大量放出されるため、依存症を招くリスクが高いです。 もちろん節度を持って行う分には問題ありませんが、ストレスを受けるたびにギャンブルやショッピングをしていると依存症になりやすいので注意しましょう。 また、既に依存症に陥っている疑いがある場合は、専門家のサポートを受けることをおすすめします。   悪口 誰かに話を聞いてもらうのもストレス対処法の一つですが、話す内容が悪口である場合、さらにストレスが増加するリスクがあるので要注意。 悪口を言うと脳内では、快楽物質・ドーパミンとともにストレス物質・コルチゾールも分泌されます。悪口は、一時的には楽しくても実は心身に負荷をかける行為なので、結果的に心身の不調を招きやすいです。   対処法を知って、職場のストレスをコントロールしよう 職場のストレスは、程度の小さい段階であれば軽めの方法で対処でき、その後深刻な悩みへと発展しません。 そのため、前もって自分に合った対処法を見つけておくのが大切。一人では対処が難しい場合は、キャリアコンサルタントをはじめとする専門家を頼ってください。 生じたストレスを適切に対処できれば、メンタルはもちろん仕事のパフォーマンスも安定します。この記事を参考に自分に合った対処法を把握し、職場のストレスと上手に付き合っていきましょう。

2025/05/16
人間関係・仕事に対する不安
もう仕事行きたくない!職場のストレスの原因と乗り切り方

もう仕事行きたくない!職場のストレスの原因と乗り切り方

職場には大なり小なりストレスがあるもの。ですが、あまりにもストレスが大きすぎると心は疲弊し、限界を超えないためのSOSサインとして「もう仕事に行きたくない」と思います。 今回は、職場が嫌になる原因やストレスを抱えたときのNG行動、仕事に行きたくない気持ちの対処法などを解説します。 毎日「行きたくない」と思いながら職場に向かうのは辛いので、この記事を参考に一日でも早い問題解決を目指してください。 ストレスにより「職場に行きたくない」と思う人は多い 厚生労働省が実施した「令和4年労働安全衛生調査(実態調査)」で、「現在の仕事・職場環境にストレスがある」と回答した人は全体の82.2%にも達しています。 この結果から「毎日職場に行くのが楽しみ!」という人のほうが少数派であり、社会人の多くが「職場がストレス」「職場に行きたくない」と感じた経験があると推察できるでしょう。 真面目な人ほど「職場に行きたくない」という感情を否定して、辛い気持ちを無視したりネガティブな自分を責めたりしやすいです。しかし、大切なのは目の前の気持ちに向き合うことであり、そこから「どうすれば職場に行きたくないほどのストレスを軽減できるか」に考えをシフトするのがベスト。 働いていれば前向きな気持ちで出社できる日もあれば、出社するのが辛くて仕方がないという日もあって当然なので、まずは自分の気持ちに正直になるのが問題解決のスタートラインです。   「職場に行きたくない」につながるストレスの原因は? 職場に行きたくない気持ちを解消させるには、ストレスの原因を把握する必要があります。ここでは、出社が嫌になりやすいよくある職場のストレスを解説するので、自分に当てはまっていないか確認してみてください。   職場の人間関係がうまくいかない 職場のストレス要因としてよく挙げられるのが、人間関係の問題です。職場はさまざまな人が集う場所なので、自分とは異なる価値観・考え方を持つ人も少なくありません。 個性を認め合って協力し合える関係を構築できれば良いですが、考え方の違いから対立する関係になってしまうと仕事の連携がうまく取れず、働く上で大きなストレスとなります。 特に、直属の上司やプロジェクトを一緒に進行する同僚、教育を任された後輩のような距離が近い人とトラブルになると、接する機会が多い分ストレスも強くなり、職場に行きたくない気持ちが膨らむでしょう。   仕事量が多すぎる 仕事量が多すぎると、常に時間に追われながら仕事をするので気が休まりません。 残業や休日出勤などが常態化するケースも多く、自分の時間をゆっくり持つのが困難で疲れが取れにくいためストレスが溜まります。 また、一人当たりの仕事量が多い職場では、あなただけではなく他の人も業務量の多さにストレスを抱えているはずです。誰にも余裕がない状態で仕事が進んでいくので職場はピリピリとした雰囲気になりやすく、そこから人間関係の悪化や会社そのものへの不満といった別のストレスが生まれる場合もあります。   仕事の質や内容に問題がある 自分のやりたい仕事ではなかったり、自分には適性がない仕事を多く任せられたりした場合も、職場にストレスを感じやすいです。 また、入社時は希望通りの仕事内容だったとしても、昇進や異動により役割が変わり、仕事内容に不満を持つケースも。 自分の仕事に納得や満足ができないと、働いていてもやりがいを得られません。「どうして自分に合った仕事をさせてくれないのか」と上司や会社に対する不信感も募りやすいので、働くモチベーションが下がって職場に行きたくないと感じてしまいます。   大きなプレッシャーや責任を抱えている プレッシャーや責任は、重要なポジションや責任の重い仕事を任されたときはもちろん、自分の物事の受け止め方によっても発生します。 たとえば、過去の失敗を引きずってうまく気持ちを切り替えられない人は「もう絶対に失敗できない」と自分で自分を追い詰めて過剰なプレッシャーを感じるでしょう。他にも、責任感が強すぎると「何が何でも一人でやらないと」のように考えて、膨大な量の仕事を抱え込みがちです。 しかし、人が一人で抱えきれるプレッシャーや責任は、いくら個人差があるといえども限度があります。プレッシャーや責任が限度を超えるとストレスも限界突破して「もう職場に行きたくない!」という気持ちになりやすいです。   職場環境や待遇に不満がある 安全性への配慮が欠けている、評価システムが不明確といった職場環境の問題や、賃金が低い、福利厚生が整っていないのような会社の待遇も、ストレスに大きく関与します。 職場環境や待遇が悪いと、会社への不信感は増すばかりです。特に、問題意識が薄く、環境・待遇の悪さを放置して改善に期待ができない会社で働いている場合、不安感から強いストレスを感じるでしょう。 「このまま今の会社にいて良いのか」と悩んだり「会社に貢献してもメリットがない」と働く意欲が下がったりするので、職場に行きたくないと感じるのも無理はありません。   入社直後や休み明け直後 入社直後は、慣れないことばかりで毎日が緊張の連続。「ちゃんとやっていけるだろうか」という不安も感じやすい時期なので、このような緊張・不安感がストレスとなり、職場に行きたくないと感じる人が少なくありません。 また、休み明け直後も、楽しかった休日といつも通り働く日常のギャップについていけず、ストレスを感じることがあります。 入社直後や休み明け直後に感じるストレスは一過性である場合も多いので、しばらく様子を見て職場に行きたくない気持ちが緩和していくようなら心配はいらないでしょう。しかし、中には本当に強いストレスを感じて限界が近い場合もあるので、数日経っても気持ちに一切変化がない場合は対処を考えてください。   ストレス過多で職場に行きたくなくても避けるべきNG行動 ストレスによって職場に行きたくないと、つい突発的かつ突飛な行動を取りがち。しかし、以下のような行動は後悔につながりやすいので避けましょう。   無断欠勤・突発的に退職する 無断欠勤および突発的な退職は、職場に行きたくないときに最もやってはいけない行動の一つ。 無断欠勤すると、次の出社がしづらくなってしまいます。たとえ何とか出社して仕事を再開したとしても、周囲からの信頼が下がるので働きにくさを感じやすいです。 また、職場に行きたくない気持ちが最高潮に達すると、「最も簡単な出社しない方法」として突発的に退職してしまう人がいますが、これもキャリアプランが崩れて後悔する可能性が高いのでおすすめしません。 欠勤や退職も選択肢の一つであるものの、それにはルールに則ったり熟考したりする必要があることを心に留めておきましょう。   自分を責める 自分を責めるには、大きく分けて2つのパターンがあります。 1つ目は「職場に行きたくないと思うなんてダメだ」と自分の考え方を責めるパターン。そして2つ目は、行きたくないと思いつつ出社して「不満があるのに現状を変える行動をしない自分はダメだ」と自分の行動を責めるパターンです。 しかしどちらにせよ、働いていれば職場に行きたくないと感じる日もあるものなので、自分を責める必要はありません。自分を責めるとマイナス思考になりストレスがより増幅するので、過剰な自責・自己嫌悪は控えましょう。   ストレスを一人で抱え込んで解決を諦める ストレスを抱える社会人は多いとお伝えしましたが、それは「ストレスはあって当然なものだから、あなたもストレスを我慢しろ」という意味ではありません。百害あって一利なしのストレスは、完全になくすのは難しくても少しでも軽減できるよう、誰もが工夫しなくてはいけないものです。 そのため「職場はどうせ良くならない」「社会人は皆こうだから」と解決を諦めたり、ストレスを一人で抱え込んだりするのはNG。 蓄積したストレスは心身に悪影響を及ぼす可能性もゼロではないため、後で紹介する職場に行きたくないときの対処法を実践して問題解決を図りましょう。   間違ったストレス解消法を取る 職場に行きたくないストレスを発散させるため、さまざまなストレス解消法を試してみるのは良いアイデアといえます。しかし選択するストレス解消法を間違えると、一時的にはストレス発散になったとしても、長期的に見ればストレスを悪化させる場合があるので要注意。 間違ったストレス解消法には「ストレス発散にはなるが代償がある」という特徴があります。たとえば、やけ食いや過剰な飲酒・喫煙は身体に負担がかかりますし、ギャンブルや買い物による散財も経済的負担が発生するでしょう。 このような、後々さらなるストレスにつながる恐れがある間違った方法は、選択しないようにしてください。   ストレスで職場に行きたくないときの乗り越え方 ここでは、職場に行きたくない気持ちの乗り越え方を紹介します。実践しやすそうなものや効果が見込めるものから取り組み、現状打開を目指しましょう。   思い切って仕事を休む 精神的に疲弊している場合、無理に出勤せず職場を休むのが正解です。特に、ストレスで体調を崩している人や集中力が低下している人は、出勤してもいつも通りのパフォーマンスを発揮できない可能性が高いので休んだほうがいいでしょう。 ただし、何も言わずに休むと無断欠勤になってしまうので、きちんと連絡はしてくださいね。 また、有給休暇を使って長期休暇を取り、リフレッシュするのもおすすめです。   ストレスの原因を特定して対策を考える 感受性が強い人ほど「辛い」「しんどい」「職場に行きたくない」という感情が先行しやすく、ストレスの原因に気づきにくいです。 しかし辛い現状から抜け出すには、原因を特定して対策を考えなくてはいけません。 ストレスには必ず原因があるので、原因探しの方法として「なぜ職場に行きたくないのか」「どんなときに辛いと感じるのか」考え、思いつくことを紙に書きだしてみましょう。自分の感情を可視化するとストレスの原因を把握しやすくなり、そこから取るべき対策を考えられます。   小さな成果を褒める 職場に行きたくないときに自分を責めてしまう人は、小さな成果に注目して意識的に自分で自分を褒めてみてください。 たとえば、行きたくないと思いつつも出社した場合は、それだけで自分を「えらい!」と褒めていいです。他にも仕事で成長を実感したときは、たとえ成果に直結していなくても「すごい!」「頑張った!」と自分を讃えていいでしょう。 自責の念が強い人は、真面目で責任感も強い傾向にあるので、少し大げさくらいに自分で自分を褒めて、自己肯定感を下げないようにするのが大切です。   誰かに相談する 一人きりでストレスを抱えると、ネガティブな感情がどんどん蓄積して解消する難易度も上がります。誰かに話を聞いてもらうだけでもストレス解消に効果的なので、職場に行きたくない気持ちは人と共有しましょう。 友だちや家族、職場の人などに相談するのもありですが、より効率的な問題解決を望むならキャリアコンサルティングを受けるのがおすすめです。 キャリアコンサルティングでは、現状の課題やストレスの原因を洗い出し、あなたに合った解決策を一緒に考えてくれます。好きな場所から都合のいいタイミングでキャリアコンサルティングを受けられるオンラインサービスも登場しているので、ぜひ利用してみてください。   休職や異動、転職を考える 上記の方法を試してもストレスを解消できないときや、職場に行きたくない気持ちが和らがないときは、職場と距離を取るのが効果的。代表的な方法としては、休職や異動の希望を申し出る、転職するなどが挙げられます。 ただし、これらの方法にはそれぞれメリット・デメリットがあり、今後のキャリアに与える影響も大きいため、よく考えた上で決断してください。 また、「休職・異動・転職、どれを選ぶべき?」「転職したいけど、自分に合う仕事がわからない」といった悩みにも、上記で紹介したキャリアコンサルティングが役立ちます。   職場に行きたくない気持ちと向き合い、ストレス軽減を目指そう 行きたくないと思うほどに職場のストレスが大きい場合、ストレスの原因を見つけ、対策を取ることが求められます。 ただし強すぎるストレスを受けると人は考えがまとまりにくくなり、ネガティブ思考になりやすいので、一人で問題解決しようとせず信頼できる人を頼りましょう。 キャリア・コンサルティング・ラボなら、職場に行きたくないという悩みも真摯に受け止め、ストレスの根本的原因を探りつつ解決策をアドバイスしてくれます。自分の気持ちと向き合う場として、ぜひ気軽に相談してみてください!

2025/05/09
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