「仕事がわからないのに聞けない」を卒業する。抱え込まずに確認できる質問のスキル
仕事でわからないことがあるけれど、先輩や上司は忙しそう。手を止めたら悪いし、この前質問したら面倒くさそうな顔をされたし、聞きたいけれど聞けない・・・。 そう思って、わからない仕事をそのままにしてしまうと、大変なことになってしまいます。そうならないうちに、「仕事がわからないのに聞けない」という状況を解消する、考え方を紹介します。 647
合う働き方がわからない…を解決する方法は?NG行動も解説
現代は、一人ひとりの価値観を尊重する多様性社会。社会の変化に伴って働き方も多様化しており、以前よりも柔軟なワークスタイルで働けるようになりました。 しかし、自分の意思で自由に働き方が選べるようになったからこそ「どんな働き方を選べばいいの?」「自分に合う働き方がわからない」という悩みに直面している人も多いのではないでしょうか。 本記事では、働き方がわからない人に向けて原因や解決方法を解説します。併せて、働き方がわからないときにやってはいけないNG行動も紹介するので、ぜひ参考にしてください。 働き方がわからない瞬間は多くの人にある 新しい働き方がたくさん登場している現代において、「自分に合った働き方はこれ!」と自信を持っている人のほうが少数派です。 自分に合った働き方を選択したつもりでも、時間がたてば状況や考え方が変わり、働き方がわからなくなることがあります。また、働き方には明確な正解がないからこそ、定期的に「本当にこれでいいのか?」と迷う瞬間があるのです。 そのため、働き方がわからないからといって、焦ったり自分を情けなく思ったりする必要はありません。 働き方がわからないときは、自分とゆっくり向き合い視野を広げるタイミングです。自己分析や情報収集を繰り返し、わからないことを一つずつクリアしていけば、きっと自分に合う働き方が見つかります。 働き方がわからないと感じる原因 漠然と「働き方がわからない」と思っている人も多いのではないでしょうか。ですが、働き方がわからない状況から抜け出すには、原因を探ることが欠かせません。ここからは、働き方がわからないと感じる主な原因を解説します。 自分の強みがわからないから 自分の強みを活かせるか、は働く上で重要なポイントです。 強みを活かして働いている実感がある人は、仕事に対して疑問を抱きにくいので、自分が選んだ働き方にも自信が持てます。反対に、自分の強みがわからないと、今の仕事が本当に自分に合っているのかがわからなくて、働き方にも迷いやすいです。 強みがわからない人は、何でもそれなりにこなせる「器用貧乏」タイプの傾向が見られます。 オールマイティな才能を持っているため社内では頼りにされますが、あらゆる作業を難なくこなせるからこそ、どこが自分の長所なのかわからなくなるのです。 強みを見失ったことが原因で働き方がわからない場合は、やっていて楽しいと思えることや人から褒められたことに注目し、才能をより伸ばせるように工夫してみましょう。 失敗を恐れすぎているから 「働き方を変えて失敗したらどうしよう」という強い不安や恐怖も、働き方がわからなくなる原因の一つです。新しい働き方に挑戦してみたい!と思っても、強すぎる不安や恐怖があると、せっかく生まれたチャレンジ精神にストップをかけてしまうことがあります。 その結果、働き方を変えたい気持ちはあるものの何も行動できず、ぐるぐると働き方について考えてしまってわからなくなるのです。 失敗を恐れる気持ちはあって当然ですし、失敗しないようにと慎重になることは間違いではありません。しかし、慎重になりすぎると「この働き方にはデメリットがありそう」「あの働き方はブラックかも」など発想がネガティブになり、理想の働き方が見つかりにくくなるので注意しましょう。 現状の不満や悩みに意識が向いているから 働き方がわからない状況から抜け出すには、自分の理想の働き方を見つける必要があります。しかし現状抱えている不満や悩みに意識が向きすぎている人は、「とにかく今の働き方を変えたい!」という気持ちが先行してしまって、なかなか理想の働き方を見つけられません。 理想の働き方がわからないと「どんな行動を取ればいいの?早く現状を変えたいのに!」と焦る原因にもなり、時にはNG行動に出てしまうことも…。 今の不満や悩みをきっかけに働き方を見直す人は少なくありませんが、新しい働き方を考える際は意識を切り替える必要があります。「こんな働き方は嫌だ」という視点から新しい働き方を考えることもできるので、嫌だと思うだけで終わらせず、そこから「どうすれば嫌じゃなくなるか」を考えてみましょう。 働き方に関する知識が不足しているから テレワーク、時短勤務、フレックスタイム制度など、現代にはさまざまな働き方があります。中には「名前は聞いたことがあるけどよく知らない働き方」もあるのではないでしょうか。働き方がわからないと悩むのは、このような多様な働き方について知識が不足していることが原因かもしれません。 知識量が少なければ、働き方の実態を具体的に把握できず、自分の希望に合っているのかもわからないのは当然です。 どんな働き方が自分に合うのかわからないときこそ、意識して情報収集を行いましょう。 情報は、自ら意識的に取りに行かなければ逃してしまうことが多々あります。仕事に追われている人や気持ちに余裕がない人ほど、視野が狭くなり新しい情報をキャッチしにくくなるので、意識して情報収集の機会を作ってください。 仕事に対する理想が高すぎるから 理想の働き方を考える際、誰もが働く条件の希望を考えるでしょう。しかし、企業規模や勤務地、給与、休みなど条件にこだわりすぎると働ける企業がなくなり、働き方がわからなくなる原因にもなり得ます。 また、最初は働き方を変えたいという動機だったのに、条件面を重視するあまり働き方については二の次になってしまい、結果的に理想とは異なる働き方をすることになるケースも少なくありません。 新しい働き方に対して理想を持つことは大切ですが、高すぎる理想は高望みになってしまいます。 高望みが過ぎると「自分が求める働き方なんて存在しない。どんな働き方をすればいいかわからない」とさらなる悩みにもつながりやすいので、スキルやこれまでのキャリアを考慮した現実味のある理想を掲げてください。 「働き方がわからない」を解決する方法 自分自身をよく分析しつつ情報収集することで、働き方の悩みから抜け出しやすくなります。ここからは、働き方がわからないと悩んだときに試してほしい5つの解決方法を紹介するので、ぜひ実践してみてください。 これまでの出来事から自分を知る まずは、自己分析から始めましょう。働き方にはさまざまな種類があり、自分の本質を深く理解して自分基準で働き方を選ばなくてはいけないためです。 過去の出来事を整理して客観視すると、そこから自分の長所や適性が見えてきます。たとえば、過去を振り返って以下の質問に答えてみてください。 楽しかった仕事は? 褒められた仕事は? やりがいや達成感を感じた仕事は? 今までで働きやすかった職場環境は? やっていて「嫌だ」「大変だ」と思った仕事は? 自分の特徴が把握できたら、それをヒントに強みを活かせる仕事や自分に合いそうな働き方を考えてみましょう。 働き方や企業の情報を集める 知識を増やさなくては、働き方についてわからないままですよね。今とは異なる働き方、業界、企業の知識を増やす努力をしましょう。ネットで情報収集したり、身近な人に話を聞いたりするだけでも、思わぬ知識を得られることがあります。 また、さまざまな企業が一堂に会して説明会を実施する転職イベントは、一度にたくさんの働き方が知れるチャンス。転職する意思がそれほど高くない場合でも、一度参加してみるのもいいかもしれません。 広く情報収集を続ければ次第に「合いそうな働き方」「合わなさそうな働き方」の輪郭がハッキリしてきて、働き方がわからない状況から抜け出せるはずです。 続けていけそうな働き方を考える しかし、ピンとくる働き方なんてそう簡単に見つかるものではありません。時には、自己分析したり情報収集したりしても、自分に合う働き方がわからないときがあるでしょう。そんなときは、「無理なく続けられそうか」という視点で働き方を考えるのがおすすめ。長く続けられそうと思える働き方は、自分にとってデメリットが少なく適性がある可能性が高いです。 ただし「一生続けられそうか」と長期的すぎる見方をすると、壮大なテーマにプレッシャーを感じて適切な判断ができないことがあります。 将来のキャリアビジョンを描く際は、重荷にならない程度の近未来でイメージするのがポイントです。 転職以外の選択肢にも目を向ける 今とは違う働き方がしたいと考えたとき、真っ先に思い浮かぶのは転職ではないでしょうか。確かに、勤める会社を変えれば必然的に働き方も変わります。しかし、働き方を変える方法は転職だけではありません。 働き方改革の進展により、リモートワークや時短勤務といった制度の導入、副業禁止規定の撤廃などを行う企業が増えてきました。このような制度を利用したり副業を始めてみたりすれば、今の会社で働き続けながら今とは違う働き方をすることも不可能ではありません。 転職しないと絶対に変えられない働き方を希望する場合は転職するのも一つの手ですが、働き方を変えることと転職をイコールで考えるのは安直です。 働き方を考える際は転職だけに重きを置くのではなく、現職に残る選択肢も持っておいてください。 他人の意見を参考にする 働き方がわからないときは、自分一人で答えを出そうとするのではなく、他人の意見を参考にするのも有効な解決策です。 自分一人だとどうしても思考が固くなりやすいですし、得られる情報量も限られます。また、考えていることや悩みを人に聞いてもらうだけでも、気持ちの整理ができるでしょう。 身近な人には話しづらいときや、専門的なアドバイスが欲しいときは、キャリアコンサルティングを受けてみるのもおすすめ。キャリアコンサルティングは、仕事や働き方に関する悩みに寄り添い、ベストな答えを一緒に探してくれるのが魅力です。 第三者の視点を取り入れることで自分の視野も広がり、一人では気づけない強みや適性が見つかることもあります。 働き方がわからない人のNG行動 ここからは、働き方がわからないときに取りがちなNG行動を紹介します。NG行動を取るとさらに悩みが深刻になったり、周囲の人に迷惑をかけてしまったりする可能性があるので注意しましょう。 感情のまま仕事を辞める 働き方がわからないと「一度労働から離れて、ゆっくり考えたい」と思うかもしれません。しかしその感情に任せて、転職先を決めずに退職してしまうのはNG。 大きなストレスを抱えている場合や心身に不調が出ている場合などは別ですが、突然の退職は安定収入が絶たれるリスクの大きい行為です。また、日頃から深く考えて行動する癖をつけなければ、転職失敗も起こりやすくなります。 仕事を辞めるのは、自分に合う働き方がわかってからでも遅くないはずです。わからないことをゆっくり考えたいなら、有給休暇を取って時間を確保するという方法もあるので、突発的に退職しないようにしましょう。 目の前の仕事を疎かにする 「自分に合う働き方がわからない…」と悩むと注意力が散漫になり、仕事のミスが増えることがあります。また、働き方がわからないという問題から派生して「そもそも何で働いているんだっけ」という虚無感に襲われ、一気に仕事に対するモチベーションを失ってしまうことも。 しかし、目の前の仕事を疎かにすれば一緒に働く人に迷惑をかけてしまいますし、あなたの評価が下がってさらなるモチベーションダウンになります。 仕事に一生懸命取り組むと、意外な面白さや自分の適性が見つかることもあるので、勤務中は気持ちを切り替えて働きましょう。 安易な資格取得に励む いくら考えても自分に合う働き方がわからないと、資格取得を目指す人もいます。資格取得に向けて勉強している間は働き方について悩まなくていい上、いつか資格が役に立ちそうだからというのが主な理由です。 しかし、資格取得は悪いことではないものの「何となく役立ちそうだから」という安易な理由では取得しないほうが賢明でしょう。安易な資格取得は一種の現実逃避であり、資格を取ってもわからない働き方がわかるようにはなりません。 また、資格を取ると「この資格を活かせる働き方をしなきゃ…」という考えに捉われて、選択肢が狭まってしまうリスクもあります。 自分に合う働き方がわからなくても焦らないことが大切 「自分に合う働き方がわからない」と悩む人は多いです。また、かつては自分に合う働き方ができていても、長く働くうちに違和感が出てきて働き方に悩むこともあります。 合う働き方がわからないときは、焦らず自分の心と向き合うことが重要です。 なぜ今の働き方に違和感があるのか、どんな働き方なら自分に合いそうかなど丁寧に本音を探り、そこから理想の働き方を考えてみましょう。
ライフイベントに応じた女性の働き方5選!今からやっておくべきこと
ライフイベントは男女問わず起きるものですが、女性は特にライフイベントにキャリアを左右されがち。 「ライフイベントを経てもキャリアを諦めたくない」「将来のライフイベントに備えて、今からできることはある?」 このように考えている女性に向けて本記事では、ライフイベントに合わせた働き方や、働き方を実現させるときに大切なポイントを解説します。ライフイベントが起きる前からやっておきたい働き方についても触れるので、ぜひ参考にしてください。 ライフイベントとキャリアは両立できる 生きていると、さまざまな場面で人生の節目となる出来事、いわゆるライフイベントが発生します。ライフイベントが起きるとこれまでの日常が大きく変わり、今までと同じ働き方を続けるのが難しくなることもあるでしょう。 もちろん、ライフイベントをきっかけに私生活を優先し、キャリアを絶つという選択も間違いではありません。しかし、少しでも「ライフイベントとキャリアを両立したい」と思うのなら、キャリアを諦めるのはもったいないです。 近年企業は、人材不足を予防する観点から働く女性の支援に力を注ぐ傾向があり、ライフイベントとキャリアの両立に向けた、さまざまな取り組みを打ち出しています。女性でも、ライフイベントと向き合いながら働き続けることが可能なので、理想のキャリアプランを明確にしながら多様な働き方に目を向けてみましょう。 女性の働き方に影響しやすいライフイベント 女性には、働き方に特に影響を与えやすい「4大ライフイベント」があるといわれています。キャリアを左右する4大ライフイベントとはどんなイベントなのか、チェックしていきましょう。 結婚 今は共働き夫婦も多いものの、結婚を機に働き方を変える女性もまだまだ少なくありません。 たとえば、遠距離恋愛をしていて結婚する場合は、夫または妻のどちらかが長距離の引っ越しをする必要があり、今の会社で働き続けるのは困難です。この他、夫の転勤についていく、夫から家庭に入ってほしいと頼まれるといったケースも多く、今まで通りの働き方ができなくなる可能性があります。 妊娠出産 妊娠出産は女性にしかできないものだからこそ、女性のキャリアに大きく影響しやすいです。 妊娠中はつわりや体調の変化で思うように働けなくなりやすい他、出産直前や直後は産休を取ることが義務付けられているため働けません。また、妊娠出産でキャリアに空白ができることや「出産後、ちゃんと仕事に戻れるだろうか」ということを不安に感じて、自ら退職を選ぶ女性も多いです。 子育て 子育ては夫婦二人で行うのが本来の形ですし、男性が育児に協力するようになりつつありますが、日本には今もなお「母親が主体となって行うもの」という風潮があり、子育ての負担は女性のほうが大きくなりやすいです。 本当は今の仕事を続けたいのに、子育てのために仕方なく会社を辞めたり、職業や働き方を変えたりする女性も多いでしょう。また、子どもは体調を崩しやすいので、子育てしながら働くとなると看病を理由に欠勤・早退せざるを得ないことも多く、このとき感じる心苦しさが原因でキャリアを諦める女性もいます。 介護 自分の両親や祖父母、義理の両親などの介護も、働き方に影響しやすいライフイベントです。 介護サービスを利用することもできますが、自分が働いている間ずっとサービスを使うとなると費用がかさみます。また、お世話するほどに成長して手がかからなくなる子どもと違って介護は終わりが見えにくく、精神的負担になりやすい点もキャリアとの両立が難しい理由でしょう。 ライフイベントの発生に備えて、今すぐできる働き方 ライフイベントは、今はまだ何も起きていなくても、いつか必ず直面するときがくるでしょう。そんなときでも難なく対応できるように、今のうちから取り組める3つのポイントを解説します。 タイムマネジメントしながら働く ライフイベントとキャリアを両立させるとき、最も障害となりやすいのは「時間」です。1日は誰しもに等しく24時間ですが、私生活と仕事を両立するとなると、その24時間をうまく使わなくてはいけません。 よって、今のうちからタイムマネジメント能力を身につけておくのがおすすめ。 限られた時間の中で生産性を上げられれば、ライフイベントが発生して今より多忙になっても、オーバーワークにならずに仕事を続けられます。また、効率的に作業できる人材だと会社から認知されることで、ライフイベント発生時に時短勤務やフレックス制が認められやすくなるでしょう。 締め切りがない業務でもあえて「〇時間以内に終わらせる」と自分の中で制約を設け、速く正確な仕事ができるよう意識してみてください。 「条件が違っても再現できる仕事」を目指す たとえば、会社という条件下でしか成果を出せない人だと、会社が変わる転職や労働条件が変わるリモートワークなどをするのは難しいです。しかし、働く場所や環境が違っても同じ成果が出せるのであれば、ライフイベントに合わせた転職や、今とは違う働き方がしやすくなるでしょう。 よって、仕事を行う際は「この仕事を違う条件で再現するにはどうすればいいだろう?」と考えることも大切。 一人で仕事をこなせるスキルを身につけるのはもちろん、環境を整えるための知識も養ってください。 あらゆる仕事に挑戦する 今のうちからあらゆる仕事に挑戦しておくことも、ライフイベントに対する備えの一つです。他部署の仕事を手伝ったり、社内の新規プロジェクトに参加したりするだけでも、仕事の経験値は高まっていきます。 今後、ライフイベントに応じて働き方を変えることになり、全く未経験の業種に転職する可能性もゼロではありません。そんなとき、仕事に対する経験値が多いと業務内容を具体的にイメージでき、自分に合う・合わないの判断も正確にできるでしょう。 ライフイベントとキャリアを両立させる働き方5選 ここからは、ライフイベントと両立させやすい5つの働き方を紹介します。どれくらい仕事に時間を割けるか、どんな働き方がしたいかによって、適切な働き方は異なるものです。 ぜひ、自分に合う働き方を探してみてください。 時短勤務やフレックス制 簡単にいうと、時短勤務とは1日の労働時間を短縮させる働き方、フレックス制は始業・終業の時間を自分で決められる働き方です。 これらの働き方は、出退勤時刻が決まっているフルタイム勤務よりも時間にしばられないところが魅力。また、正社員という雇用形態のままこれら制度を利用することが可能なため、正社員の待遇を受けられる点もメリットといえます。 ただし時短勤務に関しては、ゆくゆくはフルタイムに戻すことを前提にしている企業が大半なので、利用時は期間をよく確認しましょう。 リモートワーク リモートワークは、自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、会社以外の場所で仕事をする働き方です。 毎日会社に出社する必要がなく、通勤時間がかからないぶん時間的ゆとりが生まれます。また、自宅で仕事をすれば、子どもや要介護者のお世話をしながら働くことも可能となり、ライフイベントとも両立しやすいです。 場所を選ばず働けるので、夫の転勤で引っ越しをすることになっても無理なく仕事を続けられるでしょう。 パートや派遣 パートや派遣は、ライフイベントやプライベートを優先しつつ、無理なく働きたいという人に多い働き方です。 シフト勤務が一般的で、自分の空いている曜日や時間帯を活かして働けます。働く日数や時間を自分で調節できるため、夫の扶養内で働きたいと考えている人にもおすすめです。 また、子育て中の人や家族の介護をしながら働いている従業員が少なくないため、ライフイベントに関する企業の理解度が高いところも嬉しいポイントでしょう。 個人事業主 個人事業主とは、企業に属さず、個人で事業を営む働き方です。 所属する会社がないのですから守るべき会社のルールも存在せず、月に何日働くか、1日何時間働くか、どの時間帯に働くかなどは全て自由。ライフイベントや家庭の都合に合わせて仕事量や労働時間を調節できるため、数ある働き方の中でも自由度の高さはピカイチといえます。 ただし、自由度が高いぶん自己管理は必須ですし、確定申告や税金の支払いも自分で行わなくてはいけません。 選択子なしや専業主夫でバリバリ働くことも可能 ライフイベントと仕事を両立するには、女性が労働時間を短縮させたり勤務時間を変えたりするしかないと考えている人もいるのではないでしょうか。 しかし、自分たちの意思で子どもを持たない「選択子なし」や、夫が家事・子育ての大半を担う「専業主夫」などを選択すれば、女性が精力的に働くことも可能です。 現代は働き方だけでなく、子どもの有無や夫婦のあり方の価値観も多様化しています。そのため、あらゆる多様な価値観をうまく取り入れて、ライフイベントとキャリアを両立させる女性も少なくありません。 ライフイベントに応じた働き方をするときに大切なポイント ライフイベントと女性のキャリアを両立させるのは、簡単なことではありません。ライフイベントに応じた働き方をするときに大切にしてほしいポイントをまとめたので、よければ心に留めておいてください。 自分の理想を明確にする ライフイベントに合わせた働き方を実現するためには、「どんな働き方や暮らしが自分の理想なのか」、つまり理想のライフワークバランスを前もって明確にしておく必要があります。 自分にとっての理想が決まっていなければ、どんな働き方をするべきなのかも判断できません。 新しい働き方や人気の働き方が、必ずしも自分の理想とマッチするとは限らないため、これから起きる可能性があるライフイベントを具体的にイメージし、どんな働き方なら気持ちよく仕事ができるかを考えてみましょう。 家族とよく話し合う ライフイベントと仕事を両立させるには、家族の理解・協力が不可欠です。そのため「これが理想の働き方だから!」と自分の希望ばかり優先させず、前もって夫や子どもと話し合い、家族の意見もしっかり聞きましょう。 あなたの理想を聞いて、家族内に誰か一人でも反対する人がいるのであれば、強行突破で行動するのはおすすめできません。だからといって単にあなたが我慢するべきというわけでもなく、お互いに納得できるまで話し合いを続けることが大切です。 家事・育児・介護を一人で背負わない 働きながら家事や育児、介護などを一手に担うと、自分の時間がほとんど取れません。そうすれば心身の休息が十分に取れず、「やっぱりキャリアを諦めたほうがいいのかも…」という考えに陥りやすくなります。 妊娠・出産は女性にしかできませんが、家事・育児・介護はパートナーと協力してできることです。何もかもを自分一人で背負おうとせず、分担できることはパートナーに協力をお願いしてください。 また、時には民間のベビーシッターや介護サービスなど、外部の力を借りてもいいでしょう。 迷ったときは一人で悩まない ライフイベントや働き方に関する問題は、人生を大きく左右する事柄だからこそ簡単には答えが出せず、悩みが大きくなりがち。ですが、一人きりで悩みや迷いを抱えるとどうしても視野が狭くなり、マイナス思考になりやすいので注意しましょう。 悩んだときは、パートナーや会社の上司、友人など、信頼できる人に悩みを打ち明けてください。 また、身近な人に相談しにくい場合や効率的に問題を解決させたいときは、キャリアコンサルタントと話してみるのもおすすめです。 キャリアコンサルタントは、ライフイベントと女性のキャリア形成についても豊富な知識を有しています。確かな知識と経験で、あなたに合った働き方を一緒に考えてくれるため、悩みから抜け出すヒントが見つかるはずです。 働き方を工夫して、ライフイベントをうまく乗り切ろう 女性のライフイベントは生活に大きな変化をもたらし、働き方にも影響を与えやすいです。 しかし今の時代は、行政・企業ともに「働く女性の支援」に積極的であり、新しい働き方や制度が続々登場しています。 「女性だから」「結婚して子どもがいるから」「介護をしないといけないから」 このようなことを理由に、キャリアを諦める必要はどこにもありません。 働き方を工夫する、制度を利用するなどすれば、性別問わずライフイベントとキャリアを両立できるので、この機会に一度自分に合った働き方を考えてみましょう。
多様化する女性の働き方!自分に合った働き方を見つける方法
かつての日本には「男は仕事をし、女は家庭を守る」という考え方があり、性別を理由にキャリアを諦めるしかない女性も少なくありませんでした。 しかし現代は、働く女性が増えたことにより「女性の働き方」も多様化し、本人の希望に合わせたキャリア形成ができるように! この記事では、女性のタイプ別に多様な働き方を紹介するほか、自分に合う働き方を見つける方法を解説します。多様な働き方で仕事をするメリットや、柔軟に働ける職場のポイントなども紹介するので、働き方を模索している女性はぜひ参考にしてください。 働き方の多様化で女性が得られるメリット 多様な働き方は、企業にとっても女性にとっても多くのメリットをもたらします。たとえば企業にとっては、女性従業員が増えて労働力や女性ならではの視点が得られること、企業のイメージアップになることなどがメリットです。 では、女性にとってはどのようなメリットがあるのか、一つずつ確認していきましょう。 ライフイベントとキャリアを両立できる 結婚や妊娠出産、育児、介護といったライフイベントは、女性のキャリアに大きく影響しやすいです。 特に出産をする際は、法律で産後休業を取ることが義務付けられているため、必ずキャリアが途切れます。また、育児や介護が大変で、どうしても今まで通りのフルタイムでは働けないケースもあるでしょう。 事実、過去の日本ではこのようなライフイベントの発生により、キャリアを断念する女性が少なくありませんでした。 ですが、たとえば働く場所や時間にとらわれない、多様な働き方ができれば女性は無理なくキャリアを継続できます。多様な働き方の中から自分に合った働き方を見つければ、これまで難しいとされてきた「プライベートの充実とキャリアの形成」を両立できるはずです。 ストレスや疲労が軽減する 多様な働き方の中には、出勤日数や出退勤の時間、仕事の進め方などの自由度が高いものもあります。 このような自由度の高い働き方ができれば、満員電車での通勤を回避したり自分の時間を確保できたりして、働くうえでのストレス・疲労が軽減するでしょう。ストレスや疲労が緩和されることで仕事だけに集中できる環境が整い、パフォーマンスが大きく向上する可能性もあります。 ただし自由度が高い働き方にはそのぶん責任が伴い、自分でスケジュール管理して働く必要があるため自己管理能力が必須です。 金銭的不安が和らぐ 女性の働き方が多様化する前は、女性が活躍できる職種や職場が少なく、男女間での賃金格差も今以上にありました。そのため「もう少し収入を増やしたい」「子供のために貯金したい」と思っても、女性というだけでなかなかうまくいかなかったのです。 ですが働き方が多様化した現代であれば、女性でも管理職になってバリバリ稼げるほか、スキマ時間を活用して短時間勤務することもできます。 「働きたいのに働けない」という状況が比較的起こりにくいため金銭的不安の解消にもなり、女性が稼ぎやすくなったのは大きなメリットです。 多様な働き方は可能?女性が注目したいポイント 政府が働き方改革を推進していることもあり、働き方を多様化させる企業は増加傾向です。ですが、まだまだ古い価値観で経営している企業も珍しくなく、女性が働き方を見直す際には注目すべきポイントがいくつかあります。 ここからは、多様な働き方がしたい女性が、仕事を選ぶ際に意識すべきことを解説しましょう。 働き方の選択肢が豊富 「多様な働き方ができる会社か」を判断したいときは、働き方の選択肢に注目してみましょう。 テレワークやフレックスタイム制、時短勤務など、多様な働き方を叶える制度・取り組みはたくさんあります。これら制度を幅広く取り入れている企業は、在職中にライフイベントやプランに変化があっても柔軟に働くことができ、仕事が長続きしやすいです。 また、たとえ今の職場に希望する働き方がなくても、働き方を多様化させようとする動きが活発であれば、いずれあなたの希望も採用されるかもしれません。 育児経験者や女性の管理職がいる 育児や介護の大変さは、経験者にしかわからない部分も多くあります。育児や介護経験者の管理職がいる職場だと、大きなライフイベントが起きても理解を示してくれる可能性が高く、多様な働き方を実現しやすいでしょう。 また、会社内に女性の管理職がいるかも要チェック。古い体質の企業だとまだまだ「管理職は男性のみ」という暗黙のルールがあるケースも多いです。 女性管理職がいる職場は性差なく人を評価して、女性従業員のスキルアップやキャリア形成にも積極的な傾向があります。 ちょうどいいワークライフバランス 気持ちよく働きたいなら、仕事と私生活のバランスをうまく取らなくてはいけません。 ですが、ちょうどいいワークライフバランスは、企業はもちろん個人によっても異なります。 そのため「自分が考えるワークライフバランスが会社と一致しているか」という点に注目して、制度や取り組みから企業方針を判断することが大切です。 残業時間の多さや有給休暇の取得率、独自のサポート制度などから、企業の考え方が見えてきます。ベストなワークライフバランスが保てる労働環境なら、ライフイベントに左右されやすい女性も無理なく働けるはずです。 チームプレイで仕事をする たとえば、子育てしながら働いていると「子供が急に熱を出して当日欠勤せざるを得ない」という日もあります。そんなとき自分しか対応できない仕事を抱えていると、無理をしてでも働かなくてはいけなくなり、これでは多様な働き方ができているとはいえません。 よって、もしも自分が仕事に穴を作ってしまっても誰かが埋めてくれる、チームワークが生きている仕事を選ぶのがおすすめです。 「1人でコツコツ作業するのが得意」という女性は、チームで進捗を共有しながら作業は個人で行うような仕事を選ぶと自分らしく働けるでしょう。 女性のタイプ別!多様な働き方5選 「全ての女性に合う働き方はこれ!」と決まったものはなく、一人ひとりの性格や考え方、環境によって合う働き方は異なります。 ここからは、女性のタイプ別に合う可能性が高い働き方を紹介しましょう。 キャリア重視タイプ 「いずれは管理職に昇進したい」「男性と肩を並べて働きたい」 というバリキャリタイプの女性は、比較的キャリアアップしやすい正社員や、自分次第でどんどん専門性を高められる個人事業主といった働き方が合う傾向です。 この場合は、キャリアプランを明確にするとともに、しっかり将来設計することが大切。特に、結婚出産といったキャリアに影響を与えやすいライフイベントについてはよく考え、パートナーがいる場合はお互いの考えをすり合わせておく必要があります。 プライベート両立タイプ 「家庭や子育てと仕事を両立したい」「仕事だけじゃなく自分の時間も大切にしたい」 昇進にはそこまで関心がなく、それよりも私生活とのバランスを重んじるタイプです。 どれくらいプライベートを優先するかで理想の働き方は変わりますが、残業の少ない会社での正社員やテレワークの派遣社員、時給で働けるアルバイト・パートなどが合いやすいでしょう。また、フレックスタイムや時短勤務などの制度を活用して、フルタイムで働かないという選択肢もあります。 安定志向タイプ 「とにかく、安定して長く働ける環境に身を置きたい」 と考える、安定志向タイプの女性も多いです。安定を重要視するなら、仕事を失うリスクが少なく福利厚生が充実している正社員という働き方を選ぶのがベストでしょう。 しかし、過度なストレスがかかる仕事や、時代の変化に応じて需要が変わる仕事だと、長く働くのは難しいかもしれません。 そのため、働き方だけを確認するのではなく、仕事内容からも安定して働けそうかを判断しましょう。 収入優先タイプ 「どうせ働くなら、しっかり稼げる仕事がいい!」 子供の学費や老後の貯蓄など、お金の心配は尽きることがないため、収入に重きを置いてストイックに稼ごうとする働き方も近年は主流になってきました。 この場合は、基本給が高めの正社員や、雇用形態にかかわらずインセンティブが出る職業、今の仕事に副業をプラスする働き方などを選ぶのがおすすめです。 給与がモチベーションになるため、頑張りに応じてどんどん収入アップできる仕組みの働き方を選んでください。 やりがい第一タイプ 「やりがいのある仕事がしたい」「働くうえで業務内容が一番大切」 このように仕事のやりがいを重視する女性は、自分で仕事を選べる個人事業主として働いたり、副業で興味のある分野に挑戦してみたりするケースが多いです。他にも、やりたい複数の仕事を並行して行う「複業」という働き方もあります。 「自分がやりたいと思える仕事か」という点が最も重要となるため、雇用形態や働き方に過度にこだわる必要はありません。 多様な中から自分に合った働き方を見つける方法 働き方が多様化し、自分に合った働き方を自由に選べるようになったのは喜ばしいことです。ですが、働き方の種類が増えたからこそ「自分に合う働き方はどれ?」と悩んでしまうこともあるのではないでしょうか? ここからは、多様化した働き方の中から、自分に合った働き方を見つける方法を紹介します。 今までの働き方やキャリアを振り返る いくら理想の働き方ができる仕事でも、全く適性がないと働き続けるのは難しいですよね。 そのためまずは、これまでのスキルとキャリアを振り返ってみましょう。強みや得意なこと、仕事で成し遂げたことなどを一覧で書き出すと、簡単に自分史が作れます。 また、今までの働き方にも注目。「このときの働き方は働きやすかったな」「あんな働き方はもうしたくない」といった経験談は、これからの働き方を考える際の良いヒントになります。 働き方や職種の知見を広げる 本当に自分に合う働き方を見つけるためには、しっかり情報収集することも大切です。求人票や口コミサイトをチェックする、色んな人から話を聞くなどの方法で、働き方や職種に関する知識を増やしましょう。 現代の働き方はどんどん多様化しており、知らないうちに新しい働き方が登場している可能性もゼロではありません。 特に、女性の働きやすさを意識した制度や取り組みはまだ発展途中なので、最新情報を自らキャッチしてください。 理想の働き方を考える 働き方の知識に自分のスキルや経験を照らし合わせながら、理想の働き方を考えてみましょう。 「自分は仕事を通じてどうなりたいのか」「働くうえで自分が大切にしていること」などに重きを置くと、自分に合った働き方が見つかりやすいです。 さらに、ある程度理想の働き方が固まってきたら「実現するとどうなるか」という点についても考えてみてください。 働き方を変えた後の収入や生活スタイルまで具体的にイメージすることで、理想と現実のギャップを埋められます。 家族や周囲の意見を聞く 働き方を変えると、自由に使えるお金や時間も変わる可能性があります。 そのため、自分が働き方を変えることで少なからず影響がありそうな家族や周囲の人には、前もって働き方を変えたいことを伝え意見を聞いておくことが大切です。 特に、家庭がある女性の場合、夫のライフプランも尊重しなくてはいけません。妻だからという理由だけであなたが理想の働き方を諦める必要はありませんが、だからといって夫の意見をないがしろにしていい理由にはならないので、夫婦でよく話し合いましょう。 キャリアコンサルタントに相談する 多様な働き方の中から自分に合うたった一つを見つけるのは簡単なことではありませんし、キャリアが長い人ほど経歴の振り返りに苦戦することもあります。 「働き方を変えたい気持ちはあるけど、何が自分に合うのかわからない!」「スキルやキャリアがうまく振り返れない…」 という場合は、ぜひキャリアコンサルタントに相談してみてください。キャリアコンサルタントは専門性の高い知識を活かして、あなたに合った働き方を一緒に考えてくれます。 女性ならではの悩みにも寄り添ってくれるので、譲れない仕事のポイントや不安に思っていることなど、何でも気軽に話してみましょう。 価値観が変化した今、女性も多様な働き方ができる! 時代とともに価値観が変わった今は、女性の社会進出が進み働き方も多様化しています。 バリバリ仕事を頑張るのもよし、家庭と両立しながら働くのもよし、自分のペースを大切にするのもよし。未婚・既婚、子供の有無などにかかわらず、全ての女性には「自分らしいキャリアを実現する権利」があります。 「新しい働き方に興味がある」「今のままでいいのかな」と思ったときが、働き方を見直すチャンスです。 必要に応じてキャリアコンサルティングを受けつつ、自分らしく働けるベストな働き方を探してみましょう!
仕事がつまらない…40代で仕事と働き方への向き合い方を変えるには?
「最近、仕事がつまらないな〜」「とはいえ、もう40代だし、今から転職はちょっと怖いかも…」 40代で仕事がつまらないと感じてしまっていると、これから定年までがとても長く感じてしまいます。とはいえ、30代や20代の頃のように簡単に転職には踏み切れないという方も多いのではないでしょうか。 家族のことを考えると、自分の都合だけでは転職できなかったり、たとえ仕事がつまらなくても「現状」を変えることも億劫だったり恐怖を感じたりすることもあるかもしれません。 そこで今回は40代が抱える、仕事がつまらなく感じてしまう理由や、仕事や働き方に変化を起こすためにできることをご紹介していきます。 仕事がつまらないと感じている理由 あなたはなぜ今、仕事がつまらないと感じているのでしょうか? 多くの人は「なんとなく、そう感じている」ということでそのままにしてしまいますが、その理由をしっかりと明確にしておくことは大切です。ここではよくある「仕事がつまらなく感じてしまう理由」を挙げていますので、当てはまる理由や近い理由がないか探してみましょう。 仕事の業務内容に飽きた 40代になると、今まで続けていた仕事の内容に飽きてしまったという人も多く出てきます。事務職でも営業職でも、扱う商材が変わらなかったり、一緒に働く人が変わらなかったりすると、なんとなくマンネリを感じてしまうでしょう。 それは悪いことではありません。人は、日々の業務に慣れてきて精神的にも余裕が出てきた時に、飽きたと感じることが多いからです。自分の業務に余裕が出てくると、つまらないと考える余裕が出てきてこれからのキャリアについても悩み始めるのではないでしょうか。 また40代で現場から離れ、管理職になるにつれてつまらなさを感じる人もいます。20代・30代ではプレイヤーとして、毎日最前線に立って目標をこなしていたけれど、40代になると自分自身の目標の数字を追い求めるのではなく、部署やチームの数値管理を任されることもあるでしょう。 自分だったら1人で上手くやれることを人に伝えないといけなかったり、指示通りに周りが動いてくれなかったりすると、ストレスにも感じやすくなります。人を育てていくことが楽しいと感じる人がいる一方で、人に教えるのが苦手だという人も多くいるのです。 40代になると社内でもベテランです。その一方で、「人に教えるのが当たり前」という立場になることが負担だと思うこともあるでしょう。 出世に魅力を感じない 会社員として働いている以上、一般的には収入を上げたいならば出世していくことが必要になります。その「出世」に魅力を感じないとなると、「仕事を頑張って、今以上の成果を出したい」というモチベーションが生まれるのもなかなか難しいでしょう。 自分の上司がとても忙しそうで、いつも辛そうにしているところを目の当たりにしていたり、責任が重くなるばかりで待遇も変わらないことを知ってしまうと、出世に魅力を感じなくなっても無理はありません。 40代でもまだまだこれから定年まで働くことを想定すると、20年近く同じ会社で勤務することになります。そのようなタイミングで今以上の出世に魅力がないと感じてしまうと、閉塞感を感じてしまうかもしれません。 今以上がんばっても仕方ないと感じる環境では、仕事に対しても適当な対応をしてしまう可能性もあります。さらにそういった態度が周りに伝わってしまうと、やる気がないと評価されることもあり、周囲からの評価にますますモチベーションが下がる…という悪循環になってしまうかもしれません。 スキルアップの限界を感じている 新卒で入社して以来、同じ職種を続けていた場合、20年近くその作業に向き合っていることになります。途中で職種が変わっていたとしても、もう10年前後同じ業務をしている、という年代になるのが40代です。定年まであと20年以上。実はまだまだキャリアの折り返し地点なのに、同じ仕事を長く続けているがゆえに、「このままここにいても、これ以上学べることはない」と感じる方もいらっしゃいます。 今までの経験で得たスキルに関しても、もうこれ以上上手くなったり、難易度をあげることも必要ないとなると、仕事につまらなさを感じるでしょう。 最近では技術やAIの発達によって、自分で1からしなければいけなかったことをしなくてよくなったということも起こってきているのではないでしょうか。知識がなくても数クリックでできるようになったり、新人でも対応できるようになることもありますよね。 一方で、ビジネスの変化と進化のスピードをは勢いを増すばかりなので、年齢的に「変化のスピードについていくのが、しんどくなってきた」という方もいらっしゃるかもしれません。 いずれの場合でも、スキルアップに限界を感じてしまう理由になります。そのような限界を感じると、仕事に対するモチベーションにも大きく影響するでしょう。 40代で自分の仕事と働き方に変化を起こす方法 40代で今までの仕事や働き方と違うものに挑戦したいと感じた場合、どのような方法があるでしょうか?今回はおすすめの方法を2つ紹介していきます。 今までの経験を活かし同業種へ転職する 今の仕事環境に対して「つまらない」「マンネリ気味なので変化が欲しい」と思っている人は、同業種で転職するのが変化のリスクを低く抑えながらも、マンネリを解消できる方法です。同業種であれば、今までの業界知識を活かしながら、新たな環境にチャレンジできるからです。人事や経理などの専門職であれば、その知識はどの業界でも通用しますので、同業種にこだわらずなくてもよいでしょう。 ただし、「転職」は手っ取り早く環境を変えられる手段ですが、もちろん多少のリスクも伴います。例えば営業職で同じ業界で似た製品を取り扱っていたとしても、営業スタイルや社風の違いがあるからです。 40代で新しい環境に入ると、社内のことを教わるのは、年下の社員だということがほとんどになります。そういった業務以外の部分に煩わしさを感じるのであれば、転職は慎重に考えなくてはいけません。 副業・資格取得に挑戦する 40代で副業というとあまり馴染みがない人もいらっしゃるのではないでしょうか。副業というとweb関係のものであったり、SNSなど若者向けであると感じているかもしれません。 しかし実際は、企業の営業を業務委託で受けることができたり、カスタマーサクセスとして働くことができたりと、会社員と変わらないようなことにも挑戦できるのです。 40代までしっかりと会社員を続けてきたのであれば、今のタイミングで急にキャリアチェンジをするのはリスクを感じて怖いですよね。でも不安はあるけど、この先のことを考えて何か新しいことに挑戦したいと考えているのであれば、まずは今の本業を続けながら副業として、興味のある分野に挑戦してみるのがおすすめです。 まだまだ副業禁止の会社もあるので、そういった場合は新しい資格取得の勉強をしてみるのはいかがでしょうか。 今携わっている業務や業界に関係するものでもいいですし、全く関係ない趣味に関する物でも幅広く興味のあるものに時間を費やしてみるのも視野が広がりおすすめです。 業務に関連する資格だと、取得することで担当業務の幅を広げることができたり、資格に対して手当が出る会社もあります。 そういった目に見えた評価がモチベーションになる人にとっては、業務に対する知見も深まりモチベーションも上がるので一度調べてみるといいかもしれません。 40代で仕事や働き方を考えるポイント 40代では、どのようにこれからの仕事や働き方を考えていけばいいのでしょうか。 20代のようにやりたいことやスキルアップだけを考えるのでは、少し不安ですよね。ここでは40代だからこそ考えておいた方が良いポイントをご紹介していきます。 今までのキャリアを整理する 仕事や働き方に変化を起こしたいと感じているのであれば、今までの経験や得たスキルを一度整理してみてください。 どのような製品を扱い、どのような業務に携わっていたか、どのような成果を出すことができたのかなどをできるだけ具体的に整理することで、あなたが今できることが明確になります。 自分の強みを知ることで、これからの仕事や働き方についてどのように進んでいくのかがイメージしやすくなります。20年近く働いてきた経験の中から、これを担当しているときは楽しかった!というものがあれば、改めてその分野に挑戦してみるのもいいでしょう。 もしその時の成績なども併せて確認できるのであれば、パフォーマンスを十分に発揮できた時の担当業務や職場環境などを振り返ってみてください。 メンバーの立場とマネジャーの立場で成果が大きく異なっているのであれば、自分にとってどの立場が向いているのかも客観的にみて納得できるかもしれません。 これから挑戦したいものを言語化 40代のこのタイミングで仕事や働き方を見直したいと考えているならば、何に挑戦したいのか言語化してみてください。「なんとなく新しいことをやりたい」と想像するよりも、具体的にどんなことに挑戦したいのかを言語化することで、行動に移すまでの時間も大幅に短くなります。 40代でこの先の仕事や働き方を悩む場合、「もう40代だから不安…」という年齢に対する不安が大きいのではないでしょうか。もし、年齢に対して不安を感じているのであれば、少しでも早く行動を起こすことが大切です。 時間は待ってくれませんし、のんびりしているうちに転職して企業で新しいキャリアを歩み始めるというのが難しくなるかもしれません。教育をする企業側の視点でもそうですし、自分自身の体力的にも衰えを感じてくる可能性があるからです。 新しいことを始めたり、新しい環境に飛び込むには気力も体力も必要ですよね。 今の仕事や働き方、環境に納得できていないのであれば、「ここから何が変われば、理想のキャリアや環境を掴むことができるのか」を想像してみてください。 ライフスタイルとの両立も重要 会社員として40代まで勤めてきたのであれば、ある程度ご自身のライフスタイルは確立されていますよね。 仕事とプライベートは密接に関係しています。これからの仕事や働き方を考える時には、今のライフスタイルをしっかり守れるかどうか、あるいはライフスタイルをどう変えていきたいのか、という点も忘れないようにしてください。 もし興味のある仕事に挑戦できる、好条件の仕事が見つかった場合でも、後からプライベートと両立できずにストレスを溜めてしまう状況になってしまった…ということもあります。今の生活の中で外せない習慣や家族との時間、趣味にかかる費用など、しっかりと考えた上で選択をしていくことも重要なのです。 お子さまがいる場合はこれからかかる学費や、転居が可能なのか否かという点も考えなくてはなりません。 40代になると両親の介護も視野に入れておかなくてはならない年齢でもあります。そういったさまざまなプライベートでの問題も考慮する必要があるのです。 40代からのキャリアは準備が大切 40代で考える際には、今までのキャリアの整理、そしてこれからのイメージをしておくことが大事になります。最後に、40代で仕事や働き方に変化を起こそうという場合に、必要な準備をご紹介していきます。 生活にかかっている金額を把握する 転職などで仕事を変える場合には、当然収入にも変動が起きます。それに対応するには、まずは「今の生活にかかっている金額」を把握することから始めるのがおすすめです。 固定費や将来への貯蓄、毎月大体の変動費を把握することで、どれくらいの収入があれば今の生活水準を保てるのかがわかります。 転職するにしても、どれくらいの条件のところに応募すればいいかもわかりやすいですよね。今の年収と同水準でいいのか、生活に余裕があるから少し年収を下げてもいいのか、毎月貯蓄まで手が回らないから年収アップを狙うのか、複数の選択肢から迷うことなく選べるのではないでしょうか。 また家族やパートナーがいる場合には、しっかりと相談して納得してもらっておくのも重要です。あなたの選択でどのような影響があるのか、それでも挑戦したいという気持ちを伝えておくと、より応援してもらえるかもしれません。 周りの人からの感謝や応援は、精神的に大きな支えとなります。逆に周りが納得していないのに、強行突破してしまうと大きなしこりとなって残ってしまう可能性があるので注意してください。 お金の不安を抱えながら転職活動をしてしまうと、元々の転職理由を忘れてしまいがちです。これからの仕事や働き方の選択をする前に、仕事以外の不安を一度なくすようにしてみてください。 キャリアコンサルティングを受ける これからの仕事や働き方に変化を起こしたい時、状況を変えたい時は誰かに相談に乗ってほしいと思いますよね。軽い愚痴などであれば仲のいい友人など気の許した相手が最適なのですが、キャリアの相談となると、友人には逆に話しづらいこともあります。 お互いに収入の差があったり、独身や既婚といったプライベートでの状況も違うので、遠慮して話せないこともでてきますよね。 そしてキャリアに関しては、しっかりとした知識や情報がないと動き始めてから後悔する可能性があります。そこでプロのキャリアコンサルティングを上手く活用するのがおすすめです。経験豊富なプロに相談することで、多くの情報に惑わされることなく理想のキャリアへの近道を知ることができます。 今までのあなたのキャリアを洗い出して、一緒に強みを探してもらうこともできますし、今の仕事がつまらないと感じていたけど、今の環境を活かして業務の幅を広げたいという気持ちになるかもしれません。アドバイスをもらうことで、新たな視点や選択肢が見つかる可能性もあります。 強く転職を勧められてしまうのでは、と不安になってしまうかもしれませんが、キャリア・コンサルティング・ラボは、転職紹介をせず、仕事や働き方の相談に特化しているサービスなので、その点もご安心いただけます。 これからの仕事や働き方の選択で後悔しないためにも、早めに行動を起こしたいという人にとっては、プロへの相談が1番近道で効率のよい方法なのです。
転職したいけどスキルがない?40代が企業に求められる能力とは?
「40代でスキルがないのはまずいかも…」「このまま同じ会社に勤めるのは不安!」 40代になると今までとキャリアの悩みも変わってきます。社内ではベテランの立ち位置になり、仕事での責任を負うことも多くなっているはずです。また社内を見渡して今後のキャリアに不安を抱くこともあるでしょう。 この記事では、長く勤めていてもスキルがないと感じていて、今後のキャリアが不安な方に向けて、40代が転職で求められることや転職で準備できることを紹介していきます。 今すぐに転職は考えていなくても、キャリアに不安を抱えている方はぜひ参考にしてみてください。 40代のキャリア事情 社会人歴が長くなって役職に就く方も多くなる40代ですが、キャリアの悩みは様々です。もっとプレイヤーとして活躍したい人やどんどん昇進していきたい人など、40代のキャリア事情をご紹介してきます。 40代はいつの間にかベテランの年齢に 40代になると多くの企業では、ベテラン社員となっている方が多いのではないでしょうか。大学卒業からずっと同じ企業に勤めている方は特に、中堅からベテランの位置にいるはずです。 自分自身ではまだまだスキルも経験も足りないと感じていたとしても、周りからはマネジメントを任されたりロールモデルになることを期待されているかもしれません。自分自身ではスキルが足りないと感じていたりすると、そういった状況もプレッシャーに感じてしまいますよね。年齢を重ねてはいるけれど、それに見合った力がついていないと焦りを感じることもあるのではないでしょうか。 他の40代はもっと優秀なのかと、心配になることもあるでしょう。 40代から先のキャリアパスに不安を感じることも… 今は、年齢を重ねていけば昇進できるという時代ではなくなってきました。自分よりも若手の社員が上司になったり、自分よりも年上の社員が部下になったりすることもあります。 そういった年齢では判断できない今後のキャリアパスに関して、誰しも不安を抱くはずです。 収入に関しても40代で周りの平均よりも下回っていると感じたり、自分の上司もそこまで貰っていないという事実があると、これからこのままこの会社にいていいのか不安になりますよね。自分が一家の家計を支えている立場であれば、なおさら収入に対しての不安は拭いきれないのではないでしょうか。 他の企業に勤める同世代の友人はどんどん昇進していたり、収入が自分よりも数倍になっていることもあります。周りと比べすぎてはいけませんが、今自分自身は適正な評価を受けているのかという点は疑問に思うかもしれません。 仕事へのモチベーションの保ち方が難しくなることも… 40代になってずっと同じ部署にいると、仕事に対してのモチベーションを保つのが難しくなっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。突出した成果を出せていなかったとしても、仕事の進め方や立ち回りに関しては大体把握できていますよね。 もちろん仕事が好きでずっと飽きずに、モチベーションを保てる人もいます。しかし同じような内容の仕事を続けていると、飽きてしまったり向上心が薄れていくという人が大半なのです。 モチベーションに関しては、逆にもっと頑張りたいのに、自分が頑張りたい方向性と会社から求められる役割が違うと悩む方もいらっしゃいます。たとえば、営業職で自分はプレイヤーとしてもっと商談をしたり、お客様の対応をしたいのに、年齢や役職が上がっていくにつれてマネジメントや新人育成ばかりでやりがいを感じられないという状態になる…といった具合です。 そういった方はモチベーションが下がり、環境を変えたいと考えるでしょう。 企業が40代に求めるのは人間力 では、いざ転職するとなると40代にはどんな能力が求められるのでしょうか。採用企業が40代の求職者に求めているのは、プレイヤーとしてのスキルよりも職場での立ち回りやマネジメント力、コミュニケーション力です。 もちろん中途採用は基本的に即戦力が求められるので、スキルがあるに越したことはありません。しかしもっと大切なのは、あなたが周りにどのような影響を与える人物なのかという点なのです。ここでは40代の転職で企業から期待される人間力をご紹介します。 マネジメント能力 40代で転職する場合、マネジメント職であることがほとんどでしょう。すぐに部下を持つ立場ではなくても、ゆくゆくはマネジメントを期待するポジションとして、募集要項にも幹部候補や部長候補などと記載されているなど、いずれにしても若手社員を引っ張っていく役割を求められます。 新規事業など社内にノウハウを持った人材がいなかったり、あるいは社内に新しい風を取り入れたいなどで、中途採用でマネージャーを採用したいと考える企業も多くあるからです。 営業職でたくさん売って数字を上げてほしいというよりも、マネジメントや部下の育成、雰囲気づくりやモチベーションアップなどをミッションとして置かれる場合もあるでしょう。今まで何名規模の組織でマネジメントをしてきたのか、新人育成の経験はあるかなども重要になってきます。 部下に教える際に気をつけていたことや工夫していたことなどを伝えることで、あなたの上司としてのマネジメント能力を評価してもらうことができるはずです。 周囲との協調性 社会人経験の長い人を採用しようと考える際に、企業側は周囲との協調性があるかどうかをとても慎重に判断します。どれだけ業務遂行能力があったとしても、周りとの協業ができていなかったり話しにくい雰囲気を持っていたりすると社内の雰囲気にも影響してしまうため、慎重に判断するのです。 中途入社をする人は、出来上がったコミュニティに遅れて参加することになります。協調性がない人が後から入ってくると、その人自身が辛くなってすぐに退職したり、職場全体で仕事がやりにくくなってしまったりします。だからこそ、「この人は職場の人とうまくやっていけそうだな」という印象を持ってもらえるようにすることが大切です。 コミュニケーション能力 協調性と重なる部分も多くありますが、周囲とコミュニケーションをしっかり取れるタイプなのかは、どの年代でも重視されるポイントではありますが、40代では特に「どんな年代の人ともうまくやっていけるか」というコミュニケーション力が求められます。 いくら経験やスキルで輝かしいものを持っていても、その知識を周りに上手く説明することができなかったり、話しにくい雰囲気を出していたりすると一緒に仕事がやりにくいものですよね。特に40代ともなると、周囲には自分よりも年下の社員が多いことも十分に想定されるので、どんな年代とも丁寧で分け隔てなく接するコミュニケーション力があると、「この人とは一緒に仕事がしやすそうだ」と評価が上がります。 経験やスキルだけでなく、「一緒に働きやすそうか」というのは重要なポイントとなります。言い返せば、経験やスキルに自信がなくても、状況によっては「丁寧にコミュニケーションを取れる人」ということがプラスになることもありますので、ぜひ心がけていきましょう。 転職活動の前に見直すべきこと とはいえ、40代で転職に踏み出すのはとても勇気がいりますよね。ここでは転職活動を始める前にまず見直すべきことをご紹介していきます。 本当に転職活動をするべきなのか、自分自身に置き換えて考えてみましょう。 納得感のある転職理由はある? 40代の転職する場合は、なぜこのタイミングで転職しようと思ったのか、この先のキャリアをどのようにしたいと考えているのかを論理立てて明確に話せるようにしておきましょう。 「この理由を相手が聞いたらどう思うか」を客観的に考えてみる視点が大切です。 例えば、現職への不満があったとしても、20年近く働いてきてその理由で転職するのは遅くない?と感じられることもあります。20代が「残業が多くて…」と言うのと40代が「残業が多くて…」と言うのでは、印象が違いますよね。同じ転職理由だとしても、もっと深掘りして相手に伝えるようにしなければなりません。 現職で嫌だと感じていることを箇条書きのように伝えられても、面接官は困惑してしまうでしょう。 転職して新しい環境に飛び込む覚悟はある? 年齢を重ねていくにつれて、新しい環境や仕事内容に対して壁を感じてしまいます。周りが若手社員ばかりだと、気を遣って話しかけられなかったり、仕事内容も新しく覚えないといけないことがたくさんあったりします。 そういった面倒に感じられるようなことが、転職をすると必ずあるのです。それがわかった上でも、新しい環境に挑戦したいという気持ちが上回ったら、転職活動するようにしてください。 入社してからやっぱりしんどいと感じても、簡単に元の職場には戻れませんし、40代で転職してすぐに退職という行動はあなたの経歴にも傷をつけてしまいます。40代で転職活動をすることは決して遅くはありません。しかし、覚悟を持って取り組まなければこれからのキャリアもうまくいかなくなってしまう可能性があるのです。 転職サイトを見ていると、求人はたくさんあるように見えますよね。しかし安易な転職や早期の離職でその半数が応募もできない状態になる可能性もあるのです。 転職に対する家族の理解は得られる? 40代になると、自分が家計の大黒柱という方も多いですよね。仕事に関しては自分のことだから家族は関係ないと思うかもしれませんが、家族や周りに大反対されながらの転職活動はとてもしんどいのです。 また、せっかく転職先が決まったのに、家族の反対にあって内定を辞退した…という事例もたくさんあります。そうならないようにするためにも、転職活動を始める前から、あなたの転職したい理由を、きちんと家族と話しておくことをおすすめします。 もし未経験の職種にチャレンジしたいのであれば、当然収入は落ちますし、退職してから転職活動をしようと考えているのであれば、無収入の期間もできますよね。そういった可能性も伝えながら、家族にも応援してもらえるのが理想です。 あなたのキャリアはあなたのものですが、それを今まで周りでサポートしてくれた方はいませんか。気持ちよく、そして納得感のある転職活動をするためには、家族の理解は必要不可欠なのです。 万全の準備で自信につなげよう! 自分には誇れるスキルがないと、自信がないかもしれません。自信がないことを認識しているのであれば、しっかりと丁寧に転職の準備をしておきましょう。 入念な準備をすることで「やれることはやった!」という自信にも繋がります。ここでは転職活動を始める前にできる準備をご紹介していきます。転職をすぐに考えていなくても、今後のキャリアに必ず活きるものばかりなので、ぜひ確認してみてください。 企業分析は入念に行う 面接での印象を大きく左右するのが、どれだけ受ける企業のことを調べ、理解しているかという点です。就職活動をする学生とは違い、社会人経験を積んでからの中途採用面接は「頑張りたい!」という気持ちを前面に出すだけではいけません。 面接を受ける企業が今やっていることと、これからやろうとしていることに対して、自分はどのように考え、どのように貢献していきたいのかということを論理立てて話すことが重要です。 「自分はこれがしたいです!」とアピールすることも、もちろん大切ですよね。しかし求められているのは、募集ポジションに対してあなたができることを相手に魅力的に感じてもらうことです。そのためには企業を理解して、自分のキャリアやスキルのなかでアピールすべきポイントを絞っていく必要があります。だからこそ、企業分析が欠かせないのです。 これを行うことであなたにとっても魅力的な企業なのか、それとも応募を取り止めようと思うのか、判断する材料にもなります。 転職してこれから長く働いていきたいと考えているのであればなおさら、長期的に企業が掲げるビジョンにも共感できているのか、自問自答してみてください。 今までの経験を言語化する スキルに自信がないと感じている人は、今までの経験を洗い出してその時々で意識してきたことなどを言語化してみてください。 あなた自身はスキルがないと感じていても、様々な経験をしてきたなかで意識したことや工夫したことがあるはずです。そういった経験を言語化していくうちに、あなたの強みがわかってきます。経験に基づいた強みは、企業側からも納得感を持ってもらえる点なので丁寧に振り返ってみてください。データや数字が出せる業務や成果は、それを洗い出してみることで自分の頑張りが可視化できます。 そして同時に、過去を振り返ることで仕事が楽しかったタイミング、辛かったタイミングで何をしていたか確認してみてください。思い出すなかで、「この先どういう仕事がやりたいのか」がさらに明確になってくるかもしれません。 資格取得に取り組んでみる 挑戦したい職種には少しスキルが足りないと感じているのであれば、関係する資格の勉強をしてみるのがおすすめです。資格の勉強をすることで、職種理解も深まりますし資格取得できれば、転職活動の際もアピールポイントになります。 金融系に転職したいのであれば、FPや簿記などの知識をつけておくことで、入社してからも専門用語が苦ではなかったりと仕事にも慣れやすくなりますよね。 まだ転職は考えていないけど興味はあるという段階の人でも、資格に挑戦してみることで、とても楽しくて資格を活かす分野に転職したいと思うこともありますし、やっぱり自分には向いていないと判断することができるかもしれません。 いずれにせよ、今の会社で働きながら挑戦できるので、少しでも興味があるのであれば早いうちに始めて損することはないのでおすすめです。 客観的にアドバイスをもらう 40代で初めての転職活動をするという人もいらっしゃるかもしれません。その場合、何から手をつけていいかわからないこともあります。周りの友人や会社の同期に、キャリアの相談をするのも悩ましいという人もいるのではないでしょうか。 そういった方は、キャリア相談を活用してみましょう。キャリア相談では、プロのキャリアコンサルタントから客観的にキャリアのアドバイスをしてもらえます。今あなた自身がスキルがないと感じていて転職にも不安が残るという場合にも、客観的にみたら強みが見つかるということもあるのです。 また、キャリア相談は転職エージェントのようにたくさん求人を紹介してもらって、どんどん転職活動を進めていくという訳ではない為、転職するかまだ迷っているという人にもおすすめです。今あなたが考えている転職したい理由を話すことで、転職しない方がいいとアドバイスをもらうこともあり、今後のキャリアプランを一緒に作成してもらうこともできます。 長期的にキャリアプランを持っておくことで、今自分がするべきことが見えてくるのではないでしょうか。またキャリアコ相談をしてみることで、今後キャリアに悩んだ時にも相談できる相手がいるという安心感を持つことができます。 周りに気軽に相談できない40代だからこそ、プロのサポートを試してみましょう。
仕事を辞めたいけど誰にも相談できない時の対処法
仕事を辞めたいと考えているけれど、誰に相談したらいいのかわからない。なかなか誰にもいいだせない…。かといって、モヤモヤした思いのままでは、精神的によくないですし、現状も変わりません。 それではこんな時にはどうしたらいいのか、キャリアコンサルタントの視点から対処法をご紹介します。 1. ネットで自分と同じ悩みを持つ人の話を検索してみる 一番気軽にできるのが、「ネットで自分と同じ悩みを持つ人の話」を検索してみることです。ネット上には様々な掲示板があり、仕事に関する質問も多く寄せられていますので、共感できる質問や回答を見つけることができるかもしれません。 この対処法のメリット この方法のメリットは、「とにかく気軽にできる」ことです。空いた時間にできますし、誰かに自分が悩んでいることを知られることもありません。さらに、「うまく話せない」「誰かに話した時に、何かいろいろと意見を言われるのが面倒」といった懸念もありません。 職場環境や仕事内容、おかれた状況などが自分と全く同じという人はいませんが、「自分と似ている人や似ている状況」「質問や答えに共感できる人」というのは案外みつかります。 場合によっては、そうした投稿をみることで何か次のアクションを起こすヒントが見つかるかもしれませんし、ヒントや気づきが見つからなくても、「こういう状況で悩んでいるのは、私だけじゃないんだ」と思うことで気持ちが軽くなることもあるかもしれません。 この対処法のデメリット 前述のように、職場環境や仕事内容、おかれた状況が自分と全く同じ人はいませんので、「自分が今どうすればいいのか?」という問いに対する適切な答えを見つけるのは、なかなか難しいでしょう。 では自分が掲示板に匿名で書き込めばよいかというと、これには注意も必要です。掲示板で返信される回答は、あなたのことを全く知らず、ネットに自分が投稿した情報だけを判断した回答なので、思わぬ非難を浴びたり、苦言を言われたりする可能性もあるからです。 もし投稿してみたいと思ったときには、適切な回答だけでなく、少なからず非難や反対意見もあることも念頭においておきましょう。 2. 思い切って友人・家族に悩みを話してみる 「誰にも相談できない」と思っているのが今の状況ですが、身近な友人や家族は話を聞いてはくれなそうでしょうか。あるいは、話をするのがやはり難しそうでしょうか。 「性格上難しい」「関係上難しい」「何を言っても絶対反対されそう」といった事情であれば、話をするのは確かに難しいですが、もしも話ができない理由が「ただなんとなく…」「今までそういうことを話したことがないから」という理由であれば、思い切って友人・家族に話してみるのもひとつです。 この対処法のメリット 友人や家族は、今までのあなたのことをよく理解してくれている人です。本当にあなたのことを考えてくれる人であるならば、親身になって話をきいてくれるでしょう。そしてあなた自身も緊張したり、肩ひじ張ったりすることなく、愚痴や本音を言えるのではないでしょうか。 「自分を理解してくれている誰かに愚痴や話をきいてもらう」というただそれだけで、気持ちがすっきりする、落ち着く、前向きになれることもよくあります。 仕事を辞めたいと思っていた気持ちも、身近な友人や家族に聞いてもらうことで「もう少し頑張ってみようか」と変わっていくかもしれません。もしくは「辞めてもいいじゃん!」と、背中を押してくれるかもしれません。 具体的な解決策など見つからなくても、「聞いてもらう」だけで心が軽くなる可能性は大いにあるでしょう。 この対処法のデメリット 友人や家族は話がしやすいですが、キャリアや仕事、会社の事情や転職市場に詳しいとは限りません。そのため、彼らがあなたのためを思ってしてくれるアドバイスも、それが本当に適切なアドバイスとは限らないのも事実です。 また、親や配偶者など生計を共にする家族であれば、あなたが辞めることによって生計が不安定になることへの不安から「辞めるな」「辞めないで」と主張する可能性も大いにあるでしょう。 友人の場合は、相手を選ばないと相手が「何をいっていいのかわからない」と対応に困ってしまうこともあるかもしれません。 3.勇気を出して上司や先輩社員、同僚に相談してみる 「仕事を辞めたい」という原因が、上司や職場にあるならば、職場の人に相談するのは現実的ではありません。しかし、もし「仕事に向いていないかも」「将来が見えない」「仕事がきつすぎる…」「休みがないのが辛い」などが原因で、上司や先輩社員、同僚との人間関係が悪くないのであれば、勇気を出して彼らに相談してみてはいかがでしょうか。 その時のポイントは「仕事を辞めたい」ではなく、「仕事について悩んでいる」「仕事がちょっと辛い」など、「辞めたい」とははっきり伝えず、「仕事に対して今ネガティブになっている」という伝え方をすることです。 「辞めたい」とはっきり言ってしまうと、後で気まずい思いをしてしまうこともあるかもしれませんが、「仕事が辛い」「ちょっと悩んでいる」であれば、その心配はありません。 この対処法のメリット 今「辞めたい」と思っている原因になっていることを、「辞めたい」という本音は伝えずに、「今こういうことでちょっと悩んでいる…」と相談すれば、「それならばこうしよう」とその原因が一気に解決する可能性もあります。 辞めたい原因の根本的な解決や直接の解決に関わることができるのは、同じ職場で働く上司や同僚ならではといえるでしょう。 この対処法のデメリット 「人間関係は悪くないけれど、仕事の悩みを相談できるような同僚や先輩社員はいない」というケースはよくあります。また、ひょっとしたら「結局何も変わらない上に、なんとなく気まずい…」ということもあるかもしれません。 また基本的には、彼らは「辞められたら困る」立場にいます。そのため、辞めたい原因を解決するためのアドバイスや、辞めたい原因がなくなるようなマネジメントをしてくれるでしょうが、よほどでない限り、彼らの話は「引き止める」方向で進みます。 「実は辞める背中を押してほしい」という気持ちがどこかにあるならば、適切な相談相手ではないでしょう。 4. 公共サービス(総合労働相談)に相談してみる 各地域の労働局や労働基準監督署には、労働者のための相談窓口である「総合労働相談コーナー」が設置されています。 解雇、雇止め、配置転換、賃金の引下げ、募集・採用、いじめ・嫌がらせ、パワハラなどのあらゆる分野の労働問題を対象にし、「個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律」に基づき、「助言・指導」や「あっせん」をしてくれます。 この対処法のメリット 予約も不要で、無料で相談できます。面談のほか、電話でも対応しています。 この対処法のデメリット 対応のベースになっている「個別労働紛争解決制度」は、個々の労働者と事業主との間の労働条件や職場環境などをめぐるトラブルを未然に防止し、早期に解決を図るための制度ですので、「今ある問題を職場に対してどのように解決するか?」が主眼となります。 「辞めたいけど、本音をいえばできれば辞めずになんとかしたい」時に相談に行く場所であり、もし辞めたいけど背中を押してほしいような状況であれば、今のあなたの状況にはもしかしたらフィットしないかもしれません。 また利用時間も、多くの場合は平日の9時~17時(場所によっては16時までのところも)で土日祝日は休みのため、日中に仕事をしているとなかなか利用するのが難しいといえます。 5. 転職エージェントを利用してみる 身近に相談できる人がいないときには、プロのサービスを利用するという方法もあります。 もしすでに「辞める」方向に気持ちが固まっていて、それでも次に踏み切れないのが転職先があるかどうか不安が原因になっているのであれば、転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。 彼らは転職のプロだからこそ、多くの人の本音の転職理由がネガティブなものであることはよく理解してます。辞めたい理由がネガティブであっても心配する必要はありません。 具体的な転職の可能性が見えてくれば、「辞めたい」という気持ちは「辞めるために転職しよう」「次に向けて切り替えていこう」という気持ちに変わっていきます。転職活動という具体的な「やるべきこと」もはっきりしてくるので、一歩踏み出すきっかけになるでしょう。 この対処法のメリット 転職エージェントは、転職市場のことを知りつくした転職のプロです。あなたの今までのキャリアをみて、あなたの希望を聞いた上で、客観的なアドバイスを行い、具体的な転職先の企業を紹介してくれます。 転職の相談やアドバイス、応募書類の添削、応募企業との日程調整、面接アドバイスなどもすべて無料です。 転職活動の心強いパートナーになってくれるでしょう。 この対処法のデメリット 転職エージェントが紹介するのは、当たり前ですが、転職エージェントに依頼した企業の求人のみです。それ以外の企業の選択肢は自分で探す必要があります。 また、転職エージェントは「転職を支援するため」に話をしています。 そのため、「今でどんな経験をしてきたか?」「次に何がしたいのか?」という転職を前提として話が進みます。「仕事を辞めたいけれど、辞める気持ちは固まっていなくて、どうしよう」というどちらとも言えない状況のときには、それが少し居心地が悪く感じるかもしれません。 多くのエージェントは転職希望者の立場でのアドバイスを提供してくれますが、なかには転職実績を上げるための「押し付け」をしてくるエージェントもいますので、気を付けましょう。 6. プロのキャリアコンサルタントに相談してみる 最後にご紹介するのが、民間のプロのキャリアコンサルタントに相談することです。今は、当サイト、キャリア・コンサルティング・ラボのように転職を前提とせずに国家資格を持つキャリアコンサルタントに相談できる民間サービスも増え、利用する人も増えています。 「体調が悪くなった時には身近な人に聞くのではなく、医者に行く」のと同じように、仕事やキャリアのことで困ったら、まずはその専門家のキャリアコンサルタントと話すことが、一般的に広まりつつあります。 この対処法のメリット キャリア・コンサルティング・ラボのように、プロのキャリアコンサルタントの相談サービスのメリットは、何よりもフラットな立場で話を聞いてもらえることにあります。 転職紹介や、労働問題の解決を行っているのではないので、「転職前提で話が進む」「辞めない前提で話が進む」ということは一切ありません。 今のあなたの気持ちや考えを聞いて、それを整理し、「どうしたいのか?」という本当の気持ちに気づき、次はどんな行動をとればいいのかを考えるサポートをし、どのような筋道で考えていけばよいのかアドバイスしてくれます。 「次の行動」を決めるのはあなた自身です。キャリアコンサルタントは、あなたの話や本音を踏まえたうえで、次の行動をあなたが納得して選べるよう伴走してくれるでしょう。 また、プロのキャリアコンサルタントは、あなたの気持ちを否定することはありません。「誰にも相談できない」という気持ちの背景には、 「自分の話をきちんと聞いてもらえるのか」「頭ごなしに否定されたりしないか」「アドバイスを押し付けられないか」 といった不安や心配があるかと思いますが、そういった不安や心配が一切必要ないのも、プロのキャリアコンサルタントに相談するメリットです。 また、平日夜や土日も対応しているサービスがほとんどなので、帰宅後や休みの日など、自分の都合のいい時間に利用することができます。周囲に気づかれることなく、身近に誰も相談がいないときのよき相談相手となるでしょう。 この対処法のデメリット 他の対処法で挙げられたデメリットがすべてクリアになるのが、「プロのキャリアコンサルタントに相談する」という選択肢です。 しかし唯一のデメリットが、他の対処法は無料ですが、この対処法は有料という点です。大きなメリットもありますが、その価格にハードルを感じてしまうこともあるかもしれません。 いかがでしたでしょうか。 「誰にも相談できない」と今は思ってしまっているかもしれませんが、誰にも知られずにその思いを相談できるサービスもいろいろありますし、思い切って身近な人に話してみるメリットもあります。 「誰にも相談できない」と思いこまず、できそうな方法を試して今の状況を抜け出せるよう、応援しています。
「キャリアチェンジしたい」が叶う人と難しい人の違いはここにあった!
今の仕事ではなくて、何か他の仕事にキャリアチェンジしたい。 「もっと他のこともやってみたい」「他にやりたいことがある」「今の仕事が自分に向いていない」「つまらない」など様々な理由から、キャリアチェンジを考えることもあるでしょう。 特に今は、新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークが浸透し、通勤時間がなくなって時間に余裕ができたり、職場での付き合いが減ったりなどの状況の変化で、冷静に自分の仕事を見つめ直す時間が生まれ、これからのキャリアや働き方を改めて考えている人も増えているのではないでしょうか。 新たな分野に挑戦するキャリアチェンジは、スムーズに叶うこともあれば、かなり厳しい状況になることもあります。そこで今回は、「キャリアチェンジしたい」という希望が叶う人と難しい人の違いはどこにあるのかを整理したいと思います。 キャリアチェンジが叶うのか、難しいのかそれを判断する3つのポイント キャリアチェンジが叶うか、難しいのか。それは次の3つのポイントが「キャリアチェンジの難易度」を考える目安となります。キャリアチェンジしたいと思ったら、まずはこの3つの問いかけで自分の希望が叶いやすい状況なのか、それとも厳しいのか、客観的に捉えてみましょう。 同じ職種×異業界、違う職種×同業界、違う職種×異業界キャリアチェンジしたいのはどこ? キャリアチェンジと一言で言っても、「職種」を変える場合と「業界」を変える場合と、両方を変える場合の3つのパターンがあります。 今考えているキャリアチェンジはどれに当てはまるでしょうか。 ①同じ職種×異業界へのキャリアチェンジ 「今まで人材業界の営業をやっていたけど、今度はMRになりたい」「システムエンジニアだったけど、社内システム部に行きたい」など、「今までの職種の経験をほぼ生かして、異なる業界に転職する」というのがこのパターンです。 今までの職種の経験が活かせるため、このパターンのキャリアチェンジは求人さえあれば、叶う可能性は極めて高いでしょう。 ②違う職種×異業界へのキャリアチェンジ 「今まで営業をやっていたけれど、マーケティングなどの企画職がやりたい」「営業だったけれど人事になりたい」「総務だったけれど、営業になりたい」など、「今までとは違う職種」へのキャリアチェンジを希望する場合、一般的に難易度は高くなります。 しかし、「営業職」や「システムエンジニア」など時期によっては大量採用を行うことがある職種へのキャリアチェンジであれば、採用枠が大きいため比較的キャリアチェンジは容易になります。 特に20代で、このような大量採用を行う職種へのキャリアチェンジであれば、その希望が叶う確率は高いといえます。 一方で、「人事」「総務」「経理」などの事務系スペシャリスト職種や、「マーケティング」「事業企画」などの企画職は、そもそも企業でもその部署の人数は営業やエンジニアなどに比べれば少なく、求人募集があっても1名であることがほとんどです。 その極めて少ない募集枠を他の経験者の転職希望者と争うことになるため、必然的にキャリアチェンジを叶えるのは厳しくなるでしょう。 ③違う職種×同業界へのキャリアチェンジ 最後に、「この業界は好きだけど、職種を変えたい」というケースです。これも基本的には②と同じ状況なのですが、「同業界」ということでさらに厳しさが増すケースと、逆にいくらか厳しさが緩和するケースがあります。 それは企業側が「同業界の競合他社からの転職はちょっと…」と難色を示す場合と、「同業界だから、業界のことがわかっていていいだろう」とプラスに捉える場合があるからです。 また、その判断も含めて、同業界からの転職は、次の項目でも紹介する「転職理由」が大きく左右するといえるでしょう。 2.ポジティブで客観的に納得できる転職理由はある? 転職でキャリアチェンジしたいときに重要なのが、その転職理由です。 「今の職種が嫌だから」「自分に向いていないから」「マンネリになってきたから」「ちょっと違うこともチャレンジしてみたいから」 キャリアチェンジしたい本音はこのような理由でもよいのですが、転職理由としては通用しないので、ポジティブで客観的に納得できるような転職理由が必要です。 もちろん、本音の転職理由も「〇〇がやりたいから」というポジティブな理由であるならば問題ありませんが、それに客観的な納得性があるかがポイントになります。 たとえば、「営業職だったけれど、今度はお客様ではなくて社員のために働く総務をやりたい」と希望していたとしましょう。 その場合には、 ・なぜお客様ではなくて、社員なのか。・なぜ他の仕事ではなくて総務なのか。・今までの経験のなかで、自分に総務の適性があるといえるスキルは何か。・今までの経験を生かして、どんな総務になることができるのか。それは「未経験であること」をどれくらいカバーできるのか。・キャリアチェンジ後のキャリアをどのように考えているのか。 などについて、相手が納得できるような答えを用意しておく必要があります。 キャリアチェンジする際の転職では、「なるほど、だからキャリアチェンジしたいのね」と企業に納得し共感してもらえるだけの理由と思いがあれば、他の経験者の応募者と比較検討した際にも経験不足だからといって見劣りせず、「経験はないけれど、やる気はあるし、しっかり考えているようだから、任せてみよう」と判断してもらえることもあります。 キャリアチェンジしたいと思ったら、ポジティブで客観的な転職理由を整理することができるか、考えてみましょう。 3.求人はある? どんなに「キャリアチェンジしたい」と思っていても、企業がその職種を採用したいと思っていなければキャリアチェンジは叶いません。 キャリアチェンジをしたいと思ったら、その職種はそもそも未経験OKの中途採用をしている職種なのかどうか、転職サイトで確認してみましょう。 今は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、求人が減少傾向にあるので、すぐには見つからないかもしれませんが、「求人チェック」を早めに始めて、定期的に確認しておくとよいでしょう。 未経験からのキャリアチェンジの転職の際は、年収にはこだわりすぎないことが大原則です。低すぎるのも問題ですが、基本的には未経験からのチャレンジとなりますので、年収は下がっても仕方ないと捉え、仕事内容に興味が持てるものがあればぜひ積極的に応募してみてください。 ただし、景気にもよりますが、1年くらいチェックをしてみて「これだ!」という求人が出てこない場合には、そのキャリアチェンジはそもそも難しい可能性があります。その場合は、キャリアチェンジすることを見直す必要があるかもしれません。 いかがでしたでしょうか。 キャリアチェンジは状況をとらえ、きちんと考えが整理できれば叶う しかし、一人でいろいろと考えていてもなかなか前に進めないこともあります。そんな時は、ぜひキャリアコンサルタントを活用してみてください。オンラインで、ご都合に合わせ、プロのアドバイスや情報提供で、キャリアチェンジのための考えを整理するサポートをさせていただきます。
30代・未経験から正社員へ!面接官の心を掴むアピール方法と4つの面接必勝対策
パート、アルバイト、派遣社員…と非正規雇用のまま、30代になってしまった。 将来を考えれば、やはり今のうちに正社員になりたい。 そんな思いがあるなら、採用市場の動向を見ても、今こそが正社員へ挑戦する絶好のタイミングと言えます。 近年、多くの業界で深刻な人材不足が続いており、企業は「正社員の経験の有無」だけにこだわる採用から、「意欲があり、誠実に長く働いてくれるポテンシャルの高い人材」を幅広く受け入れる採用へと大きく舵を切っています。年齢を理由に諦める必要はなく、むしろこれまでの多様な人生経験を強みにできるチャンスが広がっているのです。 「そうはいっても、職歴や経験不足がどうしても気になる……」と思うかもしれませんが、過去の経歴を今から思い悩んでも変えることはできません。しかし、これまでのアルバイトや派遣、日々の生活の中で培ってきた「コミュニケーション力」や「責任感」を面接で正しくアピールできれば、実務経験の不足を十分にカバーして合格を勝ち取ることができます。 このタイミングを逃さずに30代から正社員として採用されるために、面接の必勝ポイントを押えておきましょう。 734
「結婚で仕事を辞めたい」は危険!?専業主婦の3つのリスク
今の仕事が辛い。あまり面白くない。そもそも、働くのが好きじゃない。 独身のうちは仕方ないけど、結婚したら仕事を辞めて家庭に入りたい。 仕事にストレスを感じ、結婚して仕事を辞めたい女性も少なくないようです。 もちろん「結婚して仕事を辞める」というもの人生の選択肢の1つですが、 しかしそれは、思っているほど「楽な選択肢」ではありません。 結婚で仕事を辞めてしまって、「こんなはずではなかった」と後悔しないように、 専業主婦になった時のリスクを知っておきましょう。 504
やってられない!職場に嫌気がさしたときにおすすめの3つの行動
今の仕事が辛い。あまり面白くない。そもそも、働くのが好きじゃない。 独身のうちは仕方ないけど、結婚したら仕事を辞めて家庭に入りたい。 仕事にストレスを感じ、結婚して仕事を辞めたい女性も少なくないようです。 もちろん「結婚して仕事を辞める」というもの人生の選択肢の1つですが、 しかしそれは、思っているほど「楽な選択肢」ではありません。 結婚で仕事を辞めてしまって、「こんなはずではなかった」と後悔しないように、 専業主婦になった時のリスクを知っておきましょう。 783
「時短勤務って迷惑!」と言われない人がしている3つの気遣い
今の仕事が辛い。あまり面白くない。そもそも、働くのが好きじゃない。 独身のうちは仕方ないけど、結婚したら仕事を辞めて家庭に入りたい。 仕事にストレスを感じ、結婚して仕事を辞めたい女性も少なくないようです。 もちろん「結婚して仕事を辞める」というもの人生の選択肢の1つですが、 しかしそれは、思っているほど「楽な選択肢」ではありません。 結婚で仕事を辞めてしまって、「こんなはずではなかった」と後悔しないように、 専業主婦になった時のリスクを知っておきましょう。 680
入社10年目でもう仕事を辞めたいと思ったら…知っておきたい対処法
今の仕事が辛い。あまり面白くない。そもそも、働くのが好きじゃない。 独身のうちは仕方ないけど、結婚したら仕事を辞めて家庭に入りたい。 仕事にストレスを感じ、結婚して仕事を辞めたい女性も少なくないようです。 もちろん「結婚して仕事を辞める」というもの人生の選択肢の1つですが、 しかしそれは、思っているほど「楽な選択肢」ではありません。 結婚で仕事を辞めてしまって、「こんなはずではなかった」と後悔しないように、 専業主婦になった時のリスクを知っておきましょう。 2895
育休明けで「迷惑」と言われてしまう人の5つの特徴
今の仕事が辛い。あまり面白くない。そもそも、働くのが好きじゃない。 独身のうちは仕方ないけど、結婚したら仕事を辞めて家庭に入りたい。 仕事にストレスを感じ、結婚して仕事を辞めたい女性も少なくないようです。 もちろん「結婚して仕事を辞める」というもの人生の選択肢の1つですが、 しかしそれは、思っているほど「楽な選択肢」ではありません。 結婚で仕事を辞めてしまって、「こんなはずではなかった」と後悔しないように、 専業主婦になった時のリスクを知っておきましょう。 696
仕事の辞め癖と逃げ癖、その末路には何がある?
今の仕事が辛い。あまり面白くない。そもそも、働くのが好きじゃない。 独身のうちは仕方ないけど、結婚したら仕事を辞めて家庭に入りたい。 仕事にストレスを感じ、結婚して仕事を辞めたい女性も少なくないようです。 もちろん「結婚して仕事を辞める」というもの人生の選択肢の1つですが、 しかしそれは、思っているほど「楽な選択肢」ではありません。 結婚で仕事を辞めてしまって、「こんなはずではなかった」と後悔しないように、 専業主婦になった時のリスクを知っておきましょう。 1012
人材業界は未経験でも転職しやすい!職種や求められるスキルを解説
人材業界は、専門知識よりも人柄やコミュニケーション能力が重視される傾向にあり、未経験からでも転職しやすいといわれています。 とはいえ、未経験からの転職を成功させるには、経験が問われにくい職種を選んだり、求められるスキルを的確にアピールしたりするのが大切です。 本記事では、人材業界が未経験でも転職しやすい理由やおすすめの職種、転職成功のコツなどを解説します! 人材業界は未経験転職のハードルが比較的低い なぜ人材業界は未経験でも転職しやすいのか、気になっている人も多いでしょう。まずは、その理由から見ていきます。 資格不要の職種が多い 職種にもよるものの、人材業界の仕事は専門資格不要のものが多いです。 もちろん、労働市場や求人の知識、個人情報の取り扱い、労働関係法令の基礎など、人材業界で働くのに必要な知識はたくさんあります。 しかし、これらの専門知識は働きながらでも習得できるため、人材業界は「未経験であること」をマイナスに捉えない風潮が強く、ゼロからでもスタートしやすいです。 これまでの経験を活かしやすい 人材業界で働くと、多種多様な業界や企業、経験を持つ求職者を相手にします。そのため、自分のこれまでの経験をそのまま転用しやすいです。 たとえば前職で販売職を経験していれば、販売・サービス職の求職者の気持ちや、店舗の採用課題を解像度高く理解できます。 人材業界とは関係のない社会人経験も強力な武器として使えるため、未経験者でも歓迎される傾向です。 経験・知識より人間力を評価する企業が多い 専門知識や経験も大切ですが、それらだけでは人材業界で活躍するのは難しいです。 人材業界で活躍するためには、顧客である企業・求職者とうまく関係を作れるか、目標に向かってひたむきに行動できるかが非常に重要になります。 そしてこのようなスキルは、単に人材業界の経験や知識だけでまかなえるものではありません。 もともとの気質や人生経験で培われたスキルの影響が大きい要素であるため、人材業界では経験よりも人柄に重きを置いて採用する企業が多いです。 企業側に未経験者を積極採用する姿勢がある 人材業界には、未経験者を大量に採用して、活躍させてきた実績がすでにあります。そのため「未経験者」というだけでマイナスな懸念を抱く企業が少なく、フラットな視点で評価してもらえるでしょう。 また近年の就職・転職市場は、求人需要が求職者を上回る状態が続いており、企業からの採用需要が増えています。 人材業界には、この需要に対応するため人員を増やそうとする流れがあり、採用の間口を広げる企業も増加傾向です。 研修・教育体制が充実している そもそも未経験者を敬遠する企業は、自社に人材育成のノウハウがないというケースも少なくありません。育て方がわからないから、未経験者を採用できないのです。 一方、人材業界は、多くの未経験者を採用してきたからこそ育成ノウハウがあります。 人材業界には「未経験でも自社で育てればいい」という考えのもと、教育体制を整えている企業が多いため、異業界からの転職でも歓迎されやすいです。 未経験でも転職しやすい人材業界の職種4選 人材業界が未経験からでも転職しやすいのは事実ですが、転職難易度は職種によっても異なります。ここでは、未経験から転職しやすい人材業界の職種を4つ紹介しましょう。 リクルーティングアドバイザー リクルーティングアドバイザーは「RA」とも略され、人材紹介会社における法人営業を指します。 人手が欲しい企業にヒアリングを行い、求人票の作成や候補者の推薦、内定辞退を防ぐための働きかけなどを行うのが主な業務です。この他、求人を獲得するために新規開拓営業を行う場合もあります。 企業の潜在的なニーズを引き出すヒアリング力、多くの企業の選考状況を同時に把握するタスク管理力が問われる職種であるため、未経験でも比較的挑戦しやすいでしょう。 キャリアアドバイザー キャリアアドバイザーは「CA」とも略され、求職者に対して希望に合う求人の紹介や選考のサポートを行います。 一つ前のリクルーティングアドバイザーが企業側を主にサポートするのに対し、キャリアアドバイザーは求職者のサポート役です。 求職者から直接感謝の言葉をかけてもらえる場面も多く、大きなやりがいを感じるでしょう。 傾聴力や共感力がとにかく重視される仕事なので、コミュニケーション力があれば未経験でも採用される可能性は十分あります。 派遣コーディネーター 派遣コーディネーターは、自社に登録している派遣スタッフと人材を求める企業を結び、仕事の紹介や就業サポートを行う仕事です。 派遣会社に初めてやってきた求職者の登録から就業後のアフターフォローまで一貫して行うため、求職者一人ひとりにしっかりと向き合えます。 また、企業から「この業務を任せられる人が欲しい」という依頼を受け、登録スタッフの中から最適な人材を選んで紹介するのも重要な仕事です。 派遣コーディネーターは、「現役従業員の9割が未経験スタート」という企業もあり、未経験者が活躍しやすい環境が整っています。 求人広告営業 求人広告営業は、人材を求めている企業に対して、求人サイトや求人情報誌といった媒体への掲載を提案する仕事です。 企業から人手不足の状況や採用したい人物像を聞き出し、それに合った求人広告を企画・提案します。 さらに「提案して終わり」ではなく、その後の応募状況や採用の成果を把握し、アフターフォローを入れるのも業務の一環です。 営業色が強めの仕事ですが、だからこそ業界知識を求めない企業が多くあります。特に、営業経験がある人だと今までの経験を活かしやすく、転職でも有利になるでしょう。 未経験から人材業界へ転職する際に求められるスキル ここでは、人材業界へ転職したい未経験者に求められるスキルを解説します。現時点ではスキル不足でも、努力によって育てられるスキルが多いので、ぜひ参考にしてみてください。 共感力 人材業界の仕事では、求職者の悩み・企業の採用課題をヒアリングする場面が多く、立場の異なる相手の気持ちを理解する力が欠かせません。 表面的な言葉だけでなく表情・声のトーンにも気を配り、相手を理解することに努めましょう。 「相手が何に困っているか」を的確に把握すれば、相手が本当に必要とする提案ができます。 また、相手の問題を自分のことのように捉えられる人は、求職者や企業からも信頼されやすく、円滑な関係が築けるはずです。 コミュニケーション能力 人材業界で働くと、求職者・企業担当者・社内メンバーなど、一日の中で多くの人とのやり取りが発生します。 企業と求職者の調整役になることもあるので、やり取りを通じて双方が納得できる着地点を見つける、コミュニケーション能力が必要です。 なお、無理に話し上手になる必要はありません。 それよりも、自分の考えを丁寧に伝えられる、相手の話から必要な情報を引き出せる、周囲と連携して仕事を進められるといった能力が求められます。 目標に向かって行動するスキル 内定人数や売上、契約数、受注数など、人材業界は職種を問わず、数字を追う企業が多いです。また、一日の連絡数や面談数にノルマがある企業も少なくありません。 そのため、数字の目標に向かって努力する力が必要とされるでしょう。 営業職や販売職といったノルマがある仕事を経験している人は、企業から「数字を負うのに抵抗がない」と判断されてプラスの評価につながる場合があります。 メンタルリカバリー力 人材業界では「面接キャンセル」「急な退職」「企業からのクレーム」「条件の食い違い」など、イレギュラーな事態がよく起こります。 人が絡む仕事だからこそ「相手次第」という状況が起こりやすく、自分が頑張ったからといって、必ずしも良い結果につながるとは限らないのです。 よって、うまくいかないときでも過剰に引きずらずに気持ちを立て直せる、メンタルリカバリー力が重要視されます。 事実と感情を切り分けて、「今できること」「今やるべきこと」に意識を集中することができるとよいでしょう。 人材業界への未経験転職を成功させるコツ 「念入りな準備」と「的確なアピール」が、人材業界への未経験転職を成功させるカギです。ここでは、5つのコツを解説します! 前職の経験をエピソード形式で語れるようにする 面接で前職の経験を話す際、「〇〇の経験があります」と言うだけでは、採用担当者はイメージが湧きにくいです。事前に自己分析やスキルの棚卸しを行い、具体的なエピソードを話せるように用意しておきましょう。 たとえば、「一日平均〇件の顧客対応をしていました」「チェック体制を見直し、〇%のミス削減に成功しました」のように伝えると、回答に説得力を持たせられます。 志望動機にオリジナリティを出す 志望動機に自分の経験や考えを盛り込み、他の応募者と内容が被るのを避けましょう。 「人と関わるのが好き」「人の人生やキャリアに関わりたい」といった志望動機で人材業界を目指す人は少なくありませんが、このような志望動機は他の応募者と被りやすいです。 大枠の動機が他の応募者と同じでも、エピソードで差別化ができれば、採用担当者の印象に残りやすくなります。 未経験であることを弱点として扱わない 経験のなさを引け目に感じると、どうしても自信を失いやすく、転職活動時の自己アピールも弱くなりがちです。アピールポイントを考える際は、必ず「できないこと」ではなく「できること」に意識を向けましょう。 面接で未経験であることに触れられても、「未経験ですが顧客対応の経験はあります」「未経験ですがスケジュール調整力には自信があります」のように切り返せると好印象です。 人材業界の基礎を学ぶ 時間をかけて資格を取る必要はありませんが、代表的な人材業界の職種や仕事内容、転職を希望する会社の詳細などはしっかり調べておきましょう。 「未経験なので入社後に一から覚えます」というスタンスでいると、採用担当者から「手がかかりそう」とマイナスな評価をされる可能性があります。 面接にて、自ら人材業界について学んでいることが伝わると、それだけで「自発的に努力できる人」と思われやすいです。 年齢の壁を意識する 人材業界は未経験からでも転職しやすいですが、やはり30代半ば以降は転職の選択肢が狭まる「年齢の壁」が存在します。 年齢をネックに感じている場合は、これまでの経験を活かしやすい職種を選ぶと、転職成功率を上げられるでしょう。 特に、キャリアアドバイザーや派遣コーディネーターは、これまでの社会人経験全般を武器にしやすく、年齢の壁が比較的低いといわれています。 未経験者が人材業界へ転職を考えるときの注意点 転職後のミスマッチや後悔を回避するため、最後は転職を考える際の注意点をお伝えします。 職種名で判断せず仕事内容を確認する 人材業界では、同じ職種名でも企業によって仕事内容が異なる場合があります。たとえば同じ「キャリアアドバイザー」という仕事でも、キャリア相談が中心のところ、求人紹介が中心のところ、電話・スカウト送信といった営業活動が中心のところとさまざまです。 そのため、職種名だけで判断せずしっかりと仕事内容を確認し、自分に合いそうな企業を探す必要があります。 離職率の高さにも注目する 人材業界は、未経験からでも挑戦しやすい一方で、実は離職率も高めです。 転職を希望する企業の離職率の高さや社員の定着状況は、前もって確認しておきましょう。 また、入社後の教育制度についても把握しておくと安心できます。 特定の職種経験が必要な求人もある 「未経験歓迎」の求人では、人材業界の経験を求められることは基本的にありません。しかし中には、「人材業界未経験OK・営業経験必須」のような求人もあるため注意が必要です。 大きく「未経験歓迎」と書かれていても、内容をしっかり確認してください。 未経験での転職に不安を感じたら、キャリアコンサルティングに相談 人材業界は、人柄やポテンシャルを重視して採用活動を行う企業が多く、未経験から転職する難易度は比較的低めです。 しかしそれは「何も対策しなくても採用してもらえる」「どんな人でも採用される」という意味ではないため、転職を成功させたいならしっかり準備を整えましょう。 また、人材業界への未経験転職を検討しているなら、まずはキャリアコンサルティングを受けるのもおすすめです。 キャリアコンサルティングでは、「本当に自分が人材業界に向いているか」という初期段階の悩みから面接対策まで、網羅的にアドバイスしてもらえます。 キャリア・コンサルティング・ラボでは、オンライン面談形式でカジュアルに相談できます。少しでも興味がある方は、ぜひ利用してみてくださいね。
「人材業界は楽しい」といわれる理由6選!向いている人の特徴も
「楽しい」「面白い」という声が多い人材業界の仕事。 人材業界のどのようなところが楽しいのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。 本記事では、「人材業界は楽しい」といわれる理由や、楽しいと感じやすい人の特徴、転職を検討する際のポイントなどを解説します。 働くうえできついと感じやすい部分についても言及しているので、人材業界への理解を深めていきましょう! 人材業界の代表的な職種 「人材業界」と一口にいっても、実は職種が細かく分かれています。選ぶ職種によっては、楽しいと感じる度合いが変わることも。 まずは、人材業界の代表的な職種を把握しましょう。 人材紹介 人材紹介は、求人企業と求職者を引き合わせ、採用支援を行う仕事です。転職エージェントとも言われます。 企業または求職者、どちらか一方のサポートに徹する「片面型」と、企業と求職者を一人で担当する「両面型」とがあります。 「企業の成長」「個人のキャリアの転機」の両方に深く関わり、ダイレクトに貢献できるところに、楽しさを感じる人が多いです。 人材派遣 人材派遣は、人材を必要とする企業に、自社のスタッフを派遣する仕事です。 単に「派遣して終わり」ではなく、その後も企業とスタッフを継続的にフォローして、双方がトラブルなく働けるように調整します。 派遣先企業との関わりが深く、さまざまな業界の内情を知れるため、仕事を通じてビジネス知識や視野を広げられるのが魅力です。 求人広告 求人広告は、企業の求人情報を媒体に掲載し、人材を集めるサポートをする仕事です。具体的には、企業に「求人を出しませんか?」と提案し、会社の魅力が伝わる広告を作成します。 企業の魅力を伝えるキャッチコピーや写真、求職者に響く構成を考える必要があり、マーケティング寄りの面白さがあるのが特徴です。 採用コンサルティング 採用コンサルティングは、「求人を出しても応募がない」「採用しても離職率が高い」など、企業が抱える採用に関する悩みを解決する仕事です。 目の前の問題を一時的に処置するのではなく、根本からの本質的な改善を目指します。 組織の課題解決や人事制度の設計などを行い、経営層と同じ目線で企業の未来図を描けるのが醍醐味です。 「人材業界は楽しい」といわれる理由 職種によって担当する仕事は違うものの、それでも「人材業界は楽しい」とよくいわれます。なぜこのように評されるのか、ここでは主な理由を見ていきましょう。 いろんな人に出会えて、毎回状況が変わる 人材業界は、日々の業務がルーティンワークになりにくいです。「企業と求職者のマッチング」「求人広告の販売」など、毎日同じ仕事をしたとしても、相手にする求職者・企業は案件ごとに変わります。 前回うまくいった提案で今回もうまくいくとは限らず、時々に合わせた提案をする必要があるところに面白みを感じる人が多いです。 毎回「案件ごとの正解」を見つけ出すことが求められ、人間観察力や推理力が活かせます 社会貢献できている実感がある 自分のヒアリング・提案によって、企業の人手不足解消と個人のキャリアアップを同時に実現できるのも、人材業界で働く楽しさの一つでしょう。 「ヒト・モノ・カネ」は企業経営に欠かせない3大経営資源だといわれており、人材業界はこの「ヒト」の部分に大きく関与しています。 直接雇用を生み出せている、人の人生を支えて社会に役立っているという実感が大きいため、やりがいや充実感も強くなりやすいです。 自分の頑張りが目に見えやすく、結果に直結する 人材業界では、企業と求職者がマッチする、自分が提案した求人広告が媒体に掲載されるなど、目に見えて物事が動くため達成感を得やすいです。 また、頑張ったぶんだけ評価や報酬として返ってきやすいのも、モチベーションになるでしょう。 「今月あと〇件」のように目に見える形で目標を追えるので、ゲームのスコアを伸ばすような感覚で仕事を楽しむ人が少なくありません。 さまざまな業界の知識が増える 本来なら、業界の深い部分は、その業界で働いている人しか見られません。しかし人材業界で働くと、さまざまな業界の深い部分を知ることができます。 あらゆる業界の知識やトレンドを広く吸収できるため、知的好奇心が高い人ほど楽しいと感じるでしょう。 さらに、企業の採用課題やビジネスモデルの裏側を見ることで、業界知識だけでなく経営視点も身につきます。 人脈が広がる 人材業界で働くと、経営者や他社の人事担当者、求職者など、普段ならなかなか関わる機会がないような相手とも深く関わります。 自然と人脈が広がり、さまざまな話が聞けるので、そこに楽しさや面白さを見いだす人も多いです。 時には、広がった人脈からビジネスチャンスやキャリアアップにつながったり、自分の価値観をアップデートするきっかけになったりもします。 感謝の言葉を直接もらえる 人材業界は、「採用できて助かりました」「転職できてよかったです」と、企業・求職者の両方から直接お礼をいってもらえることが多いです。 仕事に関する悩みは、人生を大きく左右する問題といっても過言ではありません。 その問題を解決すれば、重みが込められた感謝の言葉をかけてもらいやすいので、それがモチベーションとなってやりがいや楽しさにつながります。 楽しいだけじゃなく、人材業界にもきつい面はある 上記でお伝えした通り、人材業界には多くの魅力があります。しかし楽しさがある一方で、大変・きついと感じる面もあるのが現実です。 ここからは、人材業界できついと感じる人が多い要素について紹介しましょう。 企業と求職者の間で板挟みになる 職種によって異なる場合もありますが、多くの人材業界の仕事では「要望を持つ採用したい企業」と「希望条件を持つ求職者」を、うまく取り持たなくてはいけません。 しかし、企業と求職者の間で条件の対立が起き、時には双方からの無茶な要求の間で苦しい思いをすることも……。 企業が求める条件が高すぎたり、求職者が条件にこだわりすぎたりする場合も多く、条件の調整に苦労しやすいです。 ノルマがプレッシャーになる 人材業界の給与形態は、固定給にインセンティブを組み合わせた「成果報酬型」のモデルが主流です。 求職者との面談数、求職者の内定決定数、企業の求人獲得数など、あらゆる項目にノルマが設定されていて、ノルマの達成度に応じてインセンティブが支給されます。 頑張ったぶんだけ評価や収入が上がるのはメリットである一方、ノルマを達成できないと評価・収入に直結してしまうため、精神的負担を感じる人も少なくありません。 業務量が多く、長時間労働になりやすい 人手不足に起因して、人材ビジネスの市場規模は拡大傾向です。企業のニーズ多様化に伴って、人材業界の業務量も増加しています。 また、人材業界は、求職者との面談・企業との条件交渉といった打ち合わせ業務が非常に多いです。求職者やクライアントに予定を合わせないといけない場面が多く、長時間労働になることもあります。 相手の急な辞退や連絡不通、面接ドタキャンなどに振り回される場合もあり、ストレスを感じるかもしれません。 人材業界を楽しいと感じる人の特徴 どの業界にもいえることですが、仕事を楽しいと感じるかどうかは個人の適性にもよります。どのような人なら向いているのか、人材業界を楽しめる人の特徴を解説します。 人への興味が強く、話を聞くのが好きな人 人材業界では、「この人は何を考えているのだろう」「この企業に合う人材ってどんな人だろう」と考えるのがスタートラインです。 会話の情報だけを頼りに相手を表面的に理解するのではなく、自分自身でもよく考察して、相手への理解を深める必要があります。 そのため、初対面の人にも興味を持ち、話の中から相手の本音を探るのが得意な人は、適性が高く仕事を楽しみやすいです。 臨機応変な対応が得意な人 人材業界では、応募者が突然辞退する、企業が条件を変えるなど応募者や企業の状況が変わり、想定外の事態がよく起こります。 したがって、予定を完璧に組んでその通りにこなしたい人だと、思い通りにいかないことにストレスを感じやすいでしょう。 一方で、予定外の事態を「刺激」と捉えて柔軟に動ける人だと、その場を楽しみながら働けます。 分析するのが好きな人 人材業界は「この人とこの企業は合うかも」「この企業が求めているのはこんな人材かも」と分析するのも仕事です。 物事の本質や人物の背景を探求するのが好きな人は、人材業界を楽しいと感じやすいでしょう。 分析力が高いと、企業の採用課題や求職者の市場価値を正確に読み解いて、適切な提案ができます。自分が分析して立てた仮説通りに物事が進むと、達成感も大きいです。 数字や成果をゲーム感覚で追える人 プレッシャーを原動力にゲーム感覚で数字を追える人は、人材業界への適性が高いです。 お伝えした通り人材業界にはノルマがあり、成約数・面談数・求人獲得数・売上など、自分の努力が数字で評価される場面が多々あります。 数字を「重圧」としてマイナスに捉えるのではなく、「挑戦すべき目標」とプラスに捉えて面白がれる人は、仕事を楽しめるでしょう。 また、目標から逆算したスケジュールを立てて、地道な行動を継続できる人も、人材業界に向いています。 精神的にタフな人 人材業界では、一人で多くの企業・求職者を相手にします。どれだけ適性があっても、断られたりうまくいかなかったりすることは日常茶飯事です。 また、求職者から「以前の職場でいじめがあった」「労働環境が悪かった」など、重めの相談をされることも珍しくありません。 うまくいかなかったり、ネガティブな話を耳にしたりすることが多い業界だからこそ、精神的なタフさが必要です。 人に寄り添いつつも、必要に応じてすぐに気持ちを切り替えられる精神的強さがある人だと、ストレスを感じにくいでしょう。 人材業界で楽しく働きたい!転職時のポイント 人材業界で楽しく働くためには、自分に合った企業を選ばなくてはいけません。最後は、人材業界への転職を検討している人に向けて、大事なポイントを3つ紹介します。 自分に合う職種を見極める 人材業界にはさまざまな職種があり、職種によって業務内容が大きく変わります。 人材業界という括りは同じでも、職種選びを間違えると仕事の楽しさを感じられない可能性があるため、各職種を深く理解したうえで自分に合いそうなものを選びましょう。 特に「誰を相手にした仕事なのか」は、重要な部分です。自分は誰の役に立ちたいのかを考え、その条件を満たす職種を探してみてください。 労働条件を把握する 人材業界は、企業によって給与形態がまちまちで、固定給中心の企業・インセンティブ中心の企業の両方が存在します。 また、残業時間や休日出勤の有無についても要チェックです。営業時間外の対応が発生しやすい仕事ですが、それらが求められる頻度やスタンスは企業によって異なります。 隅々まで労働条件を把握するのが、人材業界への転職を成功させるカギです。 営業色の強さを確認する たとえば同じ「人材紹介」という仕事でも、企業によって営業ノルマや新規開拓の比重が大きく違います。前もって、どれくらい営業職が強い会社なのかを確認しておくのも大切です。 「人の相談に乗る仕事」を想定して入ったら、実際は「営業目標を追う仕事だった」というミスマッチは避けなくてはいけません。 求人票の業務内容をよく読み込み、わからない部分は面接で質問して、自分の担当業務を具体的にしてから転職を決めましょう。 人材業界の楽しさをさらに知りたいならキャリアコンサルティングに相談してみよう 人材業界には楽しい面・きつい面の両方があり、それは他の業界と変わりません。 ただし、「モノ」ではなく「ヒト」を主に扱う業界はそれほど多くなく、人間相手の仕事だからこその面白さや楽しさがあります。 「本当に楽しいの?」とまだ少し不安な人や、「より詳しく業界のことが知りたい!」と考える人は、ぜひ一度キャリアコンサルティングを受けてみてください。 キャリアコンサルティングでは、キャリアのプロが幅広い知識をもとにアドバイスを授けてくれます。 あなたの適性を分析したうえで向いているかどうかを考えたり、人材業界へのキャリアチェンジに何が必要かを助言してくれたりするので、より深い理解が得られるでしょう。 自分らしく、そして楽しみながら働くため、少しでも気になったら気軽に利用してみてくださいね。
ITコンサルタントに向いている人の特徴5選!転職ステップと確認ポイント
ITコンサルタントは、やりがいが大きい上に収入も高くなりやすく、キャリアチェンジやキャリアアップ先としても人気の職種です。 しかし、形のない「知見・ノウハウ・課題解決力」を商品として提供する仕事は、向き不向きが明確に分かれやすいともいわれています。 この記事では、ITコンサルタントに向いている人の特徴や目指し方、転職前に確認したいポイントを解説! 自分にITコンサルタントの適性があるのか気になっている方は、ぜひ参考にしてください。 そもそもITコンサルタントとは? ITコンサルタントは、クライアントである企業の経営課題を発見し、IT技術を使って解決へと導く「問題解決のプロフェッショナル」です。 経営コンサルタントに通ずる役割を持っていますが、システム全体の設計に関わることもあり、システムエンジニアのような役割を担う場面も少なくありません。 クライアントの課題発見・IT戦略の立案・システムの選定や導入・その後の運用改善まで支援するため、業務範囲は多岐に渡ります。 また、プロジェクト単位での勤務が一般的なので、プロジェクトが変わるごとに顧客はもちろん、一緒に働くメンバーや求められるスキルも変化するのが特徴です。 ITコンサルタントになるメリット・デメリット ITコンサルタントとして働くことにはメリットがある一方で、人によってはデメリットと感じる点もいくつかあります。どのようなメリット・デメリットがあるのか、把握しておきましょう。 ITコンサルタントのメリット ITコンサルタントの代表的なメリットは、以下の3つです。 高収入を実現しやすい 市場価値を上げやすい やりがいや達成感が大きい ITコンサルタントは、昔ながらの年功序列ではなく成果主義の報酬体系が主流です。そのため、他のIT職よりも年収が高くなりやすい傾向にあります。 経営とITのスキルが身について市場価値が上がりやすいのも魅力で、将来のキャリアの選択肢も広がるでしょう。 また、クライアントやチーム一丸となって課題を解決できた際には、大きな達成感を感じます。 ITコンサルタントのデメリット ITコンサルタントのデメリットといわれている主な要素は、以下の3つです。 長時間労働になりやすい プレッシャーが大きい 常に勉強し続ける必要がある ITコンサルタントは、納期に追われたり急な依頼を受けたりすることも珍しくありません。必然的に、残業や激務になりやすいです。 さらに、クライアントからは「確実な成果」を出すよう求められ、それをプレッシャーに感じる人もいます。 最新のIT技術やクライアントの業界傾向を常に勉強しないといけない点も、ルーティンワークやマニュアル業務を好む人にとってはデメリットになるでしょう。 ITコンサルタントに向いている人の特徴 ITコンサルタントとして活躍するためには、スキルだけでなく適性も非常に重要です。どのような人がITコンサルタントに向いているのか、特徴を解説します。 論理的思考力が高い人 何が起きているのかを一つずつ整理して、筋道を立てて原因や解決策を考えられる人は、ITコンサルタントに向いています。 クライアントが抱える経営課題は複雑で、すぐには問題の本質が見えないことも多いです。また、最初から全ての情報が揃っているとも限らず、時には情報不足のまま計画の方向性を示さないといけない場面もあります。 そんなとき「情報がないから何もできない」ではなく、「現時点ではAの計画が有力。ただしBの情報を確認してから確定しよう」のように考えられる人のほうが、信頼されるITコンサルタントとなるでしょう。 ヒアリング能力が高い人 クライアント先である企業や担当者が、ITをほとんど知らなかったり経営課題を把握できていなかったりするケースも少なくありません。 「最近、なぜか経営がうまくいかなくて…」「なんかシステムが使いづらくて…」のような曖昧な相談をされることも多く、そんな場面で顧客から情報を引き出すのもITコンサルタントの役割です。 そのため、相手の話を丁寧に聞き、多角的な視点で課題の本質を引き出す能力が高い人が、ITコンサルタントに向いています。 物事をわかりやすく説明できる人 どんなに素晴らしい戦略でも、専門用語を使って難解な説明をすると、経営層から理解されず実行には至りません。 ITの話は専門用語が多いですが、それをIT初心者にもわかりやすくかみ砕いて説明できる人が、ITコンサルタントに向いています。 また、単に話をかみ砕くだけでなく、相手の理解度に合わせて伝え方を変えられると、さらに重宝されるITコンサルタントになれるでしょう。 ITコンサルタントはチームで仕事をするので、チームメンバーとの意思疎通もスムーズになり、連携強化につながります。 柔軟性と適応力がある人 ITコンサルタントは、「これが原因なのでは」と仮説を立てて、必要に応じて修正していく作業がたくさんあります。 そのため、最初から正解を当てようとするのではなく、「まずはやってみる」「間違っていたら修正する」という柔軟性がある人に向いているでしょう。 プロジェクトごとに環境が変わったり、一人で複数のプロジェクトに関わったりするケースも多いため、臨機応変な対応ができる適応力がある人も適性を発揮しやすいです。 知らないことや新しいことを学ぶのが好きな人 知らないことや新しいことへの興味が強く、自ら情報を吸収しようとする人は、ITコンサルタント向きです。 ITコンサルタントは、技術進歩のスピードが速いITのトレンドや、クライアントの市場動向を常に追いかけなくてはいけません。 プロジェクトごとに異なる業界や未経験のビジネスモデルに直面する職業だからこそ、「ストレスなく学べる」という気質は大きな武器です。 ITコンサルタントに向いていない人の特徴 ITコンサルタントは向き不向きの激しい職業でもあり、以下のような特徴を持つ人はあまり向いていないとされています。 文書・資料を作るのが苦手な人 意外かもしれませんが、ITコンサルタントはPowerPoint・Excel・Wordなどを使って文書や資料を作る業務が多いです。 ITコンサルタントは目には見えない「自分の考えた計画・積み重ねたノウハウ」を売りにしています。実態がない商品を具現化するためには、自ら資料を作成するしかありません。 文書や資料をわかりやすくまとめるドキュメンテーション能力が求められるため、資料作成が極度に苦手な人はストレスを感じやすいでしょう。 答えが決まっていない問題が嫌いな人 明確な答えやゴールに向かって働きたいと考える人も、ITコンサルタントには向かないといわれています。 ITコンサルタントが扱うのは、答えがない問題です。システムだけに特化できるなら「動く・動かない」という比較的明確な答えがありますが、ITコンサルタントは「そもそも何が問題なのか」を考えるところから仕事がスタートします。 課題へのアプローチも自分の仮説が100%合っているという保証はないので、最初から「完璧な正解」を求めるタイプの人だとミスマッチが起こりやすいです。 プレッシャーに弱い人 ITコンサルタントは、決められた納期までに、クライアントの期待に応えなくてはいけません。 答えがない問題の中でスピーディに成果を出すことが求められるため、そのプレッシャーに耐えられない人には不向きでしょう。 また、コンサルティング業界は基本的に実力社会です。周囲との比較が生まれやすい環境なので、社内競争に精神的苦痛を感じやすい人も長続きしない傾向にあります。 専門領域だけに特化したい人 「自分の専門領域をとことん追求したい」と考える人は、ITコンサルタントではなく専門職向きです。 ITコンサルタントは、ITだけでなくビジネスや経営・経済全般の知識が求められます。ITやビジネスの全体像を捉える「広く浅く」の知識が重要視されるため、専門分野を「狭く深く」掘り下げたい人には向きません。 IT職はどんどん細分化が進んでいて専門職の種類も増えているので、自分が理想とするキャリアを実現しやすい道を選びましょう。 自分の成果を前面に出したい人 ITコンサルタントは、企業に成果をもたらすための、あくまでサポート役です。 そのため、たとえコンサルティングに成功したとしても、それは傍から見ると「あなたの功績」ではなく「企業の努力」だと評価される場合があります。 もちろん報酬や社内の査定ではきちんと評価されますが、「自身の影の努力に世間のスポットが当たらなくても平気」という人でなければ、ITコンサルタントは勤まらないでしょう。 ITコンサルタントになるための3ステップ 向いている要素を一つでも持っているなら、ITコンサルタントとして活躍できる可能性があります。ここからは、ITコンサルタントに転職するための3つのステップを解説します。 IT・ビジネスの基礎を身につける ITとビジネスの基礎知識は、ITコンサルタントの土台になります。ITコンサルタントには必要とされるスキルが多いため、一つに絞って学習するのではなく、網羅的な学習を意識しましょう。 磨くべき代表的なスキルは、以下の通りです。 ITの基礎知識 ビジネスや業務知識 論理的思考力と問題解決力 Excel・PowerPointなどの資料作成スキル ITコンサルタントは資格必須の職業ではないものの、知識の証明として関連資格の取得を目指すのもおすすめです。 システムエンジニアや社内SEになって経験を積む ITコンサルタントになるには、IT現場で実務経験を積み、そこからコンサルティングファームやIT企業へと転職するのが王道ルートです。 未経験からいきなりITコンサルタントになれるケースもありますが難易度が高いため、IT実務の経験がない場合はシステムエンジニアや社内SEを先に経験するほうが良いでしょう。 そこでプロジェクトマネージャーにキャリアアップすると、ITコンサルタントへの道もさらに開きやすくなります。 また、実務を経ることで「本当に自分がITコンサルタントに向いているか」が見えてくる場合もあるはずです。 転職に向けて動き出す 基礎知識と実務経験を武器に、転職活動を始めましょう。ITコンサルタントを求めているのはコンサルティングファームの他、SIerやスタートアップ、一般企業のコンサル部門などもあります。 業界や企業の種類が豊富なので情報収集に時間をかけ、自分に合う転職先を見つけるのが大切です。 また、このタイミングでキャリアコンサルティングを受けると、転職活動がスムーズに進みやすくなります。 自己分析のサポートや転職に関する悩み相談などにも応じてもらえるので、心強い味方となるでしょう。 ITコンサルタントを目指す前に確認したいポイント ITコンサルタントは、人による向き不向きが大きい職業だからこそ、目指す際には以下の点を確認するのがおすすめです。 働き方が自分に合っているか 業務領域を正しく理解できているか コンサル業界特有のカルチャーに馴染めそうか 業務量が膨大で激務に追われやすいため、ITコンサルタントへの転職前には「自分に合った働き方ができそうか」のシミュレーションが欠かせません。 「ITコンサル=上流工程」というイメージが強いかもしれませんが、実際は資料作成・会議調整・進捗管理・課題管理といった地味な仕事もかなり多いので、自分が担当する業務領域も必ず確認しましょう。 また、コンサル業界には「短期間で結果を出す力」や「自発的に動く姿勢」を強く求める特有の雰囲気があります。このような雰囲気に自分が馴染めそうかも要チェックです。 向いている特徴が一つでもあるなら、ITコンサルタントを目指すのもあり どんな仕事にも向き不向きがありますが、その中でも特にITコンサルタントは個人の適性の差が出やすい仕事です。しかし一方で、向いている特徴を持つ人にとっては、自分の適性を活かして活躍しやすい環境でもあります。 また、「本当に向いているのかな?」「より適性を高めるにはどうすればいい?」と悩んでいるなら、キャリアコンサルティングを受けるのがおすすめ。 オンライン面談方式のキャリア・コンサルティング・ラボは、全国どこからでもあなたの悩みに寄り添います!
40代未経験からITエンジニアになれる?転職の流れと成功の秘訣
「40代未経験でもITエンジニアになれる?」「40代の未経験者がITエンジニアへの転職を成功させるには?」 このような疑問を持っている方も多いでしょう。 安定した将来性と高い需要があり、専門スキルが身につくITエンジニアは人気の仕事ですが、年齢や経験問わず目指せるのか気になるところですよね。 本記事では、40代未経験でもITエンジニアになれるのかという疑問を解消しつつ、具体的な転職ステップ、成功するためのコツなどを解説します。 40代未経験でもITエンジニアになれる 40代未経験からITエンジニアへの転職は、難易度が高いものの可能です。40代未経験だと望み薄な職業も多い中、なぜITエンジニアだと希望があるのか、理由を見ていきましょう。 人手不足が深刻な業界 IT需要の拡大により、IT業界は深刻な人手不足問題を抱えています。 2030年には最大約79万人ものIT人材が不足するという試算もあり、未経験の40代でも熱意や基礎知識があれば採用したいと考える企業は少なくありません。 大企業への人材集中により、中小企業は特に人手不足に苦しんでいるので、このような企業を狙うと40代未経験でもチャンスがあるでしょう。 未経験でも独学で知識を身につけられる ITの基礎知識は、パソコンとインターネット環境さえあれば、ある程度の範囲までは独学で習得できます。今は学習環境が充実しており、オンライン教材やプログラミングスクールの種類も豊富です。 自主学習で知識をつけることで実務の経験がなくても評価されやすくなり、年齢の壁を乗り越えられる可能性が高まります。 スキルと成果で給与が決まる実力主義 IT業界は、実力主義の傾向が強いです。技術と成果で個人を評価する企業が多いので、「40代」「未経験」という表面的な肩書きよりも、「今何ができるか」という本質を見てもらえるでしょう。 年功序列で評価する企業だと「年齢が高い=高い給与を支払わなくてはいけない」という考えから、ミドル層の採用ハードルが高くなりがちです。 しかし、実力主義が主流のIT業界ではこの縛りがないため、40代でも採用される可能性があります。 「40代未経験からITエンジニアは厳しい」といわれる理由 40代の未経験者でもITエンジニアになれますが、それは「年齢だけを理由に門前払いされにくい」のであって「年齢の壁が存在しない」のではありません。40代未経験だと採用の難易度が高くなる理由を解説します。 教育コストに見合うリターンを期待しにくい 企業は、20代の応募者には「未経験で採用→数年かけて育成→30代で戦力化」という計画を立てやすいです。一方、40代未経験者を数年かけて育成した場合は、戦力化に期待できる年齢が40代後半~50代となってしまいます。 20代と比較すると40代は、「同じ育成コストをかけても短い期間しか働けない存在」と捉えられるため、採用で不利になりやすいです。 給与条件が合いにくい ITエンジニアに対して「給料が高い仕事」というイメージを持つ人も多いでしょう。事実、上流工程を担うITエンジニアの中には、年収1,000万円以上という人もいます。 しかし、未経験者がITエンジニアになって最初に任されるのは、基本的にロースキル業務です。難易度の高いスキルを求められない代わりに給料が低い傾向にあり、未経験からの転職だとほとんどの場合で収入が下がります。 40代は、家庭を持っていて一定の収入が必要という人も多く、未経験者向けの仕事だとどうしても給与条件とマッチしにくいため、転職が難しくなりやすいです。 技術進化に対応できるか懸念される もちろん個人差がありますが、世間一般的には「若い人のほうが新しい知識を吸収するスピードが速い」という先入観があります。 IT業界はとにかく技術進化の速度が速く、常に勉強が必要な業界なので、40代だと新たな技術についていけなくなるリスクを不安視されやすいです。 また、40代は家事や育児に追われる人が多い世代でもあり、これも企業側の「新しい知識を勉強する時間が取れないのでは」という懸念につながります。 40代未経験者がITエンジニアになるためのステップ 40代未経験者がITエンジニアになるためには、徹底した準備と戦略が必要です。ここでは、採用を勝ち取るためのステップを解説します。 目指す職種を決めて情報収集する ITエンジニアとは、IT技術者の総称です。実際には、システムエンジニア・プログラマー・ITコンサルタント・システム運用など、細かく職種が分かれています。 そのため、まずは目指す職種を絞りましょう。職種を考える際は「自分が興味のある分野か」はもちろん、「40代未経験でもチャンスがありそうか」にも注目です。 特定の職種に狙いを定めてスキルを磨いたのに、その職種は40代未経験歓迎の求人が極端に少ない…という状況になると、勉強した時間が無駄になってしまいます。 情報収集のために求人情報をチェックし、40代未経験でも可能性がある職種の絞り込みを行ってください。 基礎知識の習得 希望の職種が決まったら、その職種で必要となる基礎知識やスキルを学習しましょう。 未経験可の求人だからといって、「全て入社してから教えてもらえばいい」というスタンスでいると、受身だと思われて採用を見送られやすいです。 40代は年齢で不利になりやすいからこそ、自分で学べる範囲の知識や熱意といった部分でカバーする必要があります。 また、ある程度基礎知識がついてきたら、実際に手を動かして成果物を作るのがおすすめです。見せられる成果物があれば、転職希望先の企業にわかりやすく自分の能力を示せます。 「私はプログラミングができます」と言うよりも説得力が出るので、未経験がハンデになりにくいです。 キャリアの棚卸し・自己分析 基礎知識の学習と並行して、本格的な転職活動に向けたキャリアの棚卸し・自己分析も開始しましょう。 40代の転職では、たとえ異業種へのキャリアチェンジであっても「今まで何をしてきたか」「その経験を今後どう活かせるか」が問われます。 ITエンジニアだからといって、ITに関する知識・スキルだけが重視されるわけではないので、自分の強みを的確にアピールできるように情報を整理してください。 また、「なぜ40代からITエンジニアを目指したのか」は、高い確率で面接官から質問されることが予想されます。 ここで説得力のある返しができるかどうかでも採用が左右されるため、自己分析で自分の価値観をはっきりさせるのが大切です。 転職活動を始める 準備が整ったら、転職活動をスタートさせます。転職先の会社を選ぶ際は「完璧な理想」を追い求めすぎないようにしましょう。 40代の未経験者がいきなり「高収入・福利厚生充実・リモート勤務可能・希望の職種」のような、全ての条件を満たす仕事に就くのは難しいです。 一度ITエンジニアとしての経験を身につければ後々転職も可能なので、まずは最低限無理なく働ける会社で、ITエンジニアとして履歴書に書ける実務経験を作ることに重きを置いてください。 ちなみに、この時点ではまだ今の会社に在籍し、退職するのは転職先が決まってからがベストです。 2〜3年後にキャリアの見直しをする 転職して2~3年経てば、もう「IT未経験」ではありません。 「ITエンジニアとして3年間、〇〇をやってきました」といえるだけの経歴があるので、必要ならさらに良い条件の会社や理想の職種にキャリアアップするのもアリでしょう。 40代が未経験からITエンジニアを目指す場合は、一社目の転職で全てを完結させようとするのではなく、長い目を持って活動するのが重要になります。 40代未経験でも採用されやすいITエンジニアの職種3選 「ITエンジニアにはさまざまな職種がある」とお伝えしましたが、職種によって40代未経験者の採用率が変わります。どのような職種なら40代未経験でも採用されやすいのか、3つ厳選して紹介しましょう。 マークアップエンジニア マークアップエンジニアは、主にHTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を使って、Webサイトを実装する職種です。 デザイナーが考えたデザインにただ従うのではなく、ユーザーの見やすさや使いやすさ、検索エンジンへの評価などにまで考慮してページ構築しなくてはいけません。 非常に奥が深い仕事であるものの、言語の基礎知識は独学でも習得でき、IT業界の中では比較的入門しやすい職種だといわれています。 ITコンサルタント・プロジェクトマネージャー ITコンサルタントはITを用いて企業の課題を解決する専門家、プロジェクトマネージャーはプロジェクトの全工程を統括する責任者です。 どちらの職種もマネジメント経験やコミュニケーション能力が必要とされ、前職での経験が活かせます。また、製造・金融・医療といった特定業界の知識も、他職種よりも高く評価されやすいです。 これまでのキャリアにITを掛け合わせて仕事ができるため、40代未経験でも採用される可能性は十分あります。 運用監視オペレーター 運用監視オペレーターは、コンピューターシステムやサーバーなどが正常に動いているかを監視し、トラブル時の一時対応を担う職種です。 マニュアル業務が中心なので専門知識が求められにくく、年齢や経験不問の求人もたくさんあります。 監視は24時間365日必要のため、夜勤やシフト制の勤務が多いですが、「IT業界への入り口」として選択する人が少なくありません。 40代未経験からITエンジニアへの転職を成功させるポイント 可能性はゼロではないものの厳しい現実もある、40代未経験からのITエンジニア転職。最後は、厳しい面を乗り越えるために重要となるポイントをお伝えします。 前職の知識・経験を活かす IT分野に関しては未経験でも、長い社会人経験があるのは40代ならではの武器です。 特定の業界に関する深い専門知識やマネジメント経験、コミュニケーション能力などは、ITエンジニアにおいても武器として使えます。 この武器を自ら捨ててしまうのはもったいないので、前職の知識・経験をうまくITエンジニアへの転職につなげましょう。 たとえば面接の場で、「これまでに得た〇〇の経験を活かして、ITエンジニアとして△△ができます」のようにアピールができると、年齢がネックになりにくいです。 最初の年収ダウンに備える 実力主義のIT業界で、未経験者が入社直後から経験者と同じ水準の給与を手にするのはほぼ不可能です。 転職直後は今よりも年収が下がる可能性が高いので、「一時的な収入ダウンに耐えられるか」は徹底的にシミュレーションしておく必要があります。 また、家族がいる場合は、自分の収入が家族の生活にも直結するので、周囲の理解を得なくてはいけません。 「ITエンジニアになりたい」という目標と、「ITエンジニアになって今の生活を維持できるか」という現実のバランスをよく検討しましょう。 若手に教えてもらう心構えを持つ ITの現場には、若くして活躍している人がたくさんいます。40代未経験でITエンジニアになった場合、仕事を教えてくれる先輩や上司の多くが、自分より年下である可能性が高いです。 「年上・年下」という価値観を強く意識しすぎると、素直に学ぶ姿勢が損なわれてスキルが育ちにくくなってしまいます。 周囲との人間関係もぎくしゃくしやすくなるので、年齢にとらわれず敬意を持って接し、柔軟に指導を受ける心構えを持ちましょう。 40代未経験でITエンジニアになれる?と不安なら、キャリアのプロに相談! 40代未経験からITエンジニアへの転職は、簡単ではありません。 しかし、「難易度が高いから絶対無理」というわけでもなく、自分に合った職種の選択や自主学習、徹底した転職準備などを行えば突破口が開ける場合があります。 本気で目指しているなら挑戦してみる価値は十分にあるので、必要な行動を一つずつ積み重ねてくださいね。 また、もしも「本当に40代未経験でも大丈夫?」と不安になったり、「今の自分のスキルでITエンジニアになれる?」と疑問を抱いたりしたときは、キャリアのプロに相談するのがおすすめです。 専門知識を持つプロに相談すれば、自身のキャリアの方向性や今後の転職活動の軸も早く見つかり、「自分が今やるべきこと」だけに集中しやすくなります。 キャリアの中盤に差し掛かった40代で今後の目標をしっかり定め、自分らしいキャリアを築いていきましょう!
ITエンジニアの「35歳限界説」とは?限界を超えるキャリア戦略
IT業界で働くエンジニアなら、誰もが一度は「ITエンジニアは35歳が限界」という説を耳にしたことがあるでしょう。 ただし、これは1990年代後半から2000年代初頭にかけて広まった古い俗説であり、今のIT業界には35歳を超えても活躍するエンジニアが多くいます。 とはいえ、30代はITエンジニアにとって、キャリアの転換期となりやすい時期であるのも事実。 そこでこの記事では、ITエンジニア35歳限界説が生まれた背景や現在を取り巻く状況、今後のキャリア戦略などについて解説します。 「ITエンジニア35歳限界説」とは ITエンジニア35歳限界説とは、昔の日本のIT業界で広まった「エンジニアは35歳前後まで」「それ以降は管理職や上流工程へ移るべき」という俗説です。 35歳以上でITエンジニアを続ける、管理職以外の道を目指すというキャリアモデルがほとんど存在しなかったため、「ITエンジニア35歳定年説」とも呼ばれていました。 なお、現在は大幅にキャリアモデルが増えており、ITエンジニアが持つキャリアの選択肢は豊富です。 ただし、選択肢が広がったからこそ、現代のITエンジニアは自らの意思でキャリア形成しなくてはいけなくなりました。 置かれている状況は変わったものの、ITエンジニアが30代半ばでキャリアの分岐点を迎えやすいのは、今も昔も変わらないといえるでしょう。 ITエンジニア35歳限界説が生まれた背景 そもそも、なぜITエンジニア35歳限界説が生まれたのでしょうか。まずは、俗説が生まれた歴史的背景を解説します。 過酷な労働環境・急速な技術変化に対応しにくいと考えられた かつてのIT業界は今以上に過酷な労働環境の職場が多く、エンジニアは長時間労働や夜間対応を強いられることも珍しくありませんでした。 そのため、家庭を持っていて仕事だけに専念しにくかったり、体力の衰えを実感したりしやすい35歳前後が現場で働ける限界だといわれていたのです。 また、変化の激しいIT業界では、新たな技術や知識を吸収する速さも重要なスキルと見なされます。 「年齢を重ねたエンジニアは、技術変化のスピードに対応できないのでは」という懸念も、35歳限界説につながった一因でしょう。 管理職への転換が一般的なキャリアモデルだった ITエンジニア35歳限界説が生まれたのはIT黎明期であり、当時はエンジニアがそのまま定年まで勤め上げられるような仕組みがまだありませんでした。 「ITエンジニアは35歳前後で管理職になるもの」という考え方が浸透しすぎた結果、業界ではそれが常識となっていたのです。 さらに、会社側もこの常識を前提としていたため、当時のITエンジニアには管理職にならないと給料が上がりにくい、現場で居場所を失いやすいという現実もありました。 賃金システムと多重下請け構造の問題 現代とは異なり、当時は昔ながらの年功序列の賃金制度を採用している企業が大半でした。 必然的に、勤続年数の長いベテランエンジニアのほうが若手エンジニアより給料が高くなりますが、これを「コストパフォーマンスが悪い」と考える企業も多かったです。 というのも、日本のIT業界は大規模なシステム開発を元請けから下請けへ発注していく「多重下請け構造」になっています。 階層が深くなるほど中間マージンが差し引かれ、下層企業の利益が少なくなるため、企業は利益確保のために「人件費が上がったベテラン」よりも「安い若手」を求めました。 近年、ITエンジニア35歳限界説が消えた要因 今では、ITエンジニア35歳限界説は過去の俗説として扱われています。限界説を消した現代の要因とは何だったのか、チェックしていきましょう。 深刻なIT人材不足 ITエンジニア35歳限界説が消えた一番大きな要因は、業界全体に広がる深刻な人材不足です。 限界説が囁かれた2000年前後は、まだ本格的な人手不足ではありませんでした。しかし、2010年に入るとついに労働需要が供給を上回り、以降はどんどん人手不足が深刻に。 特にIT業界は、あらゆる場面でIT化が進んだことで業界全体の需要が急増し、より人手が足りなくなったのです。 安くて若いエンジニアが入ってこない上にIT需要の急拡大が重なり、今では大多数の企業が「35歳以上のエンジニアにも働いてほしい」と考えています。 過去の経験・知識に対する価値の高騰 昔は、「ITエンジニアは最新技術さえ身につければ勤まる」と考えられていました。 IT分野の歴史が浅かった当時は、まだ「過去を深掘りする重要性」に気づいていない人がほとんどだったのです。 しかし実際には、何十年も昔に導入したITシステムを今なお使っている企業が多くあります。 現代のITエンジニアは最新技術の知識に加えて、過去のシステムへの理解も求められており、過去に対してすでに十分な知識と経験を持つベテランエンジニアの価値が高まっているのです。 成果主義企業の増加 ITエンジニア35歳限界説が広まった一因に、年功序列型の賃金制度によりベテランエンジニアの人件費が高い問題がありました。 しかし現在は、多くのIT企業が外資系企業の手法を参考にした成果主義の賃金制度を採用しています。 勤続年数が長いから給料を増やすのではなく、実際のスキルと成果で適正に評価する仕組みが業界のスタンダードになったことで、従業員の年齢を気にする企業が激減しました。 技術専門職というキャリアの確立 かつてのIT業界に存在した「35歳になったら管理職」というキャリアモデルは、今はもう常識として機能しなくなりました。 企業によっては、管理職にならない技術専門職というキャリアも一般的になり、以前よりも格段にITエンジニアとして働き続けるハードルが下がっているのです。 また、ITエンジニアからITジェネラリストへ、はたまたITコンサルタントへのように、ITエンジニアからつながるキャリアモデルも増加の一途をたどっています。 働き方の多様化 昔のITエンジニアは、長時間残業や休日出勤など、過酷な環境下で労働を課されることが多くありました。 しかし現代においては、過酷な労働環境は業界全体で是正されつつあり、ワークライフバランスを重視する企業が大幅に増えています。 また、働き方の多様化により、フリーランスやリモートワークといった柔軟な労働スタイルを実現しやすくなったのも大きいでしょう。35歳を超えたITエンジニアも、個々のライフスタイルに考慮しながら働ける環境が整ってきています。 35歳限界説が消えたITエンジニアのキャリアパス かつてはほぼ「管理職一択」だったITエンジニアのキャリアですが、今は複数の選択肢があります。どのような選択肢があるのか、ITエンジニアの主なキャリアパスを紹介しましょう。 ITスペシャリスト ITスペシャリストとは、特定の専門分野において高度な知識と技術を持つ人材のことです。 システム開発の現場で主に働きますがただの作業者ではなく、難易度の高い課題解決や意思決定を行う役割を担っています。 ずっと現場の最前線で活躍でき、自分の得意領域に特化できるので、「ITエンジニアを極めたい」「興味のある専門分野を深く掘り下げたい」と考える人に適しているでしょう。 替えが利かない専門知識を持つ人材は、市場価値も上がりやすいです。 ITジェネラリスト ITジェネラリストとは、システム開発からマネジメント、実際の運用まで広範な知識・経験を持ち、全体を統括する人材のことです。 全体を見渡して最適な判断を下す役割を担っている他、顧客から聞き出した要望をわかりやすく開発チームに伝えたり、チームのバランスを取りながら進行を管理したりと、組織における重要な橋渡し役でもあります。 ITスペシャリストが「狭く深く」タイプであるのに対し、ITジェネラリストは「広く浅く」タイプであるため、複数分野に対応できるスキルが必要です。 プロジェクトマネージャー プロジェクトマネージャーとは、システム開発を行うプロジェクトチームの責任者です。 プロジェクトの計画立案から完了まで全ての工程を統括し、品質・予算・納期の目標を達成しながら、プロジェクトを成功に導く役割を担っています。 現場で自ら手を動かすというよりかは、人やお金、時間を管理する作業のほうが多い仕事なので、マネジメント力やコミュニケーション能力が高い人に向いているでしょう。 独立・フリーランス ITエンジニアは、パソコンとインターネット環境があれば仕事ができるため、他の職種と比べて独立しやすい職業だといわれています。 企業で一通りの実務経験を積み、より柔軟な働き方や選択肢の自由を求めるなら、フリーランスや個人事業主として独立するというキャリアもあるでしょう。 ただし独立には、「興味のあるプロジェクトを自分で選べる」「収入アップが狙える」といったメリットがある一方で、「収入が不安定」「事務作業が増える」などのデメリットもあります。メリット・デメリットをよく考えた上で決断するのが重要です。 キャリアチェンジ ITエンジニアとして培った技術理解や課題解決力を武器に、別の職種にキャリアチェンジするという選択肢もあります。 今と全く異なる職種にチャレンジするのも一案ですが、IT分野の職種であればよりスキルが評価されやすく優遇されるでしょう。 例としては、ITコンサルタント、プロダクトマネージャー、セールスエンジニアなどが挙げられます。 今後のITエンジニアに必要なキャリア戦略 ITエンジニア35歳限界説が消えて、豊富なキャリアの選択肢が生まれたからこそ、自身のキャリアに悩むエンジニアも増えました。ここでは、ITエンジニアが今後自分らしいキャリアを歩むために必要な戦略を解説します。 自分の目指す方向を定める 現代のITエンジニアは自由なキャリアを描けるため、自分の意思で「これからどうなりたいのか」を選ばなくてはいけません。 まずは、自分の強みや適性を理解し、目指す方向を定めるのが第一歩です。 方向性が定まるとスキルやキャリアにも一貫性が出て、将来の選択肢も広がります。 なお、最初から「これが一生の進路だ」と気負う必要はありません。自分の得意分野を探るため、あえてあらゆることに挑戦してみるのも良いでしょう。 ただし、何年もその状態を続けるとスキルが分散してしまうリスクがあるので、あらかじめ期間を決めておくのがおすすめです。 プラスアルファのスキルを身につける IT技術は日々急速に進化しているため、一つの技術だけに依存すると、いつか技術進化のスピードについていけなくなる危険性があります。 そのため、今の専門分野を一本持った状態で、プラスアルファのスキルを磨くのが重要です。 たとえば、セキュリティ分野を専門にしているならネットワークを、データに強いならAIスキルをといったように、今の専門性と隣接する領域であればスキル学習の難易度も下がるでしょう。 学び続けるための仕組みを作る 年齢を重ねてもIT業界で活躍できる人材になるためには、毎日少しずつ技術・業務知識・設計能力を更新しなくてはいけません。 一時期だけ気合いを入れて猛勉強するのではなく、日々自然に学習が続く環境やルールを整えることが、キャリアの幅を増やす分かれ道になります。 通勤時間を勉強時間に充てる、勉強会などに定期参加する、新しいツールは一度試してみるなど、無理に頑張らなくても新たな知識を吸収できる習慣を早い段階で身につけましょう。 35歳限界説を乗り越えて自分らしいキャリアを歩もう 今はもう存在しない、ITエンジニア35歳限界説。 ただしそれは、「人を年齢で判断しなくなった」というだけで、「いつまでも指示通りにコードを書くだけでよくなった」という話ではありません。 長く活躍し続けるためには、自らの意思でキャリアの方向性を定め、それに向かって経験と行動を積むのが大切です。 なお、もしも「キャリアの方向性に迷っている…」「やっぱり35歳以降のキャリアが不安…」という場合には、キャリアコンサルティングを受けるという手もあります。 キャリアのプロに相談することで、迷いや不安の一番の原因、自分の適性、武器となる実績などを客観視でき、悩みの早期解決につながるでしょう。 少しでも気になった方は、オンライン面談方式で全国どこからでも相談できるキャリア・コンサルティング・ラボをぜひご活用ください。
