TOP はたらくコラム

はたらくコラム

キャリアや働き方に関する様々な悩みや、解決方法をご紹介。

人間関係・仕事に対する不安
30代女性でもキャリアチェンジできる?失敗しない転職活動のポイントもご紹介!

30代女性でもキャリアチェンジできる?失敗しない転職活動のポイントもご紹介!

「30代だけどキャリアチェンジできるかな?」「転職活動に失敗したくない!」 そのように考える女性は多いのではないでしょうか。 30代になるとライフイベントの影響を受けたり、周りの環境を見渡したりしながらキャリアについて考え直すという方が多くなります。特に結婚して家庭があると、育児や家事、パートナーの理解や協力などが影響してくるので、特にキャリアチェンジに対して不安も大きいのではないでしょうか。 今回は、30代女性のキャリアの悩みや転職活動に失敗しないためのポイントをご紹介していきます。 30代女性がキャリアに悩む原因 30代の女性がキャリアに悩む原因は、多岐に渡ります。仕事の内容など社内だけではなく、プライベートも影響してくるからです。 ここでは具体的にどのような理由があり、キャリアに悩んでしまうのかご紹介します。 社内にロールモデルがいない キャリアについて悩んだ時は、自分と同じような境遇の人を探すのではないでしょうか。その場合に、社内に女性の上司や管理職がいなかったり、社内の平均年齢が低かったりすると、「この会社でこのままで大丈夫かな」と不安になりますよね。 特にこの先に「子どもが欲しい」と考えている人は、子育てに関しても仕事と両立できるのか、社内で受け入れてもらえるのかなどの反応なども気になります。 自分がロールモデルになることができればいいのですが、身近に相談できる相手や経験者がいないのは誰しも不安になるものです。 女性の管理職がいないのであれば、子育てしながらのキャリア形成に共感してくれる人も少ないと思いますし、子どもの発熱などで会社を急遽休まないといけないという時の周りの反応も未知数です。 社内にロールモデルがいなければ、「自分はもっとキャリアアップしていきたいけど、子どものことで周りに迷惑をかけるのであればこの環境では難しいかも」と考える人も多いのではないでしょうか。 ライフイベントの影響を受ける 30代になると、結婚や妊娠などのライフイベントの発生確率が高くなります。あなた自身に予定がなくとも、結婚式の参列が増えたり友人の出産報告を受けてたりしながら、「自分もそろそろかなぁ」と感じることがあるかもしれません。 女性にとってライフイベントは、今後のキャリアだけでなく自分自身の価値観などもにも大きく影響してきます。「ずっとバリバリ正社員で働くぞ!」と思っている方も、子どもを出産して「やっぱり子供とずっと一緒にいたい」と感じて退職する方も多くいますよね。 他人事だと思っていても、ライフイベントは予期せぬタイミングで発生し、キャリア形成にも多大な影響を及ぼします。 まだまだ関係ないと思っている方も、ライフイベントの発生で自分の人生が大きく変わる可能性を知っておいてください。 子育てとの両立が難しい 30代でお子さんがいる方は、子育てと仕事の両立で悩む方が多いのではないでしょうか。保育園や幼稚園のお迎えがあったり、子どもの体調不良で急に仕事を休まないといけなくなったりと、子育て中は独身時代のように自分のペースだけで仕事をするのが難しくなります。 独身時代にはバリバリ働いて、毎日残業をしながらでも仕事が楽しかったというような方は、思うように業務をこなせないことが大きなストレスになってしまうかもしれません。 我が子のことが可愛くて仕方なくても、仕事との両立が上手くできていないというイライラは蓄積されてしまいます。そのなかで、周りに申し訳ないという気持ちや、自分で思うように業務をコントロールできないストレスを何とか折り合いをつけていかなければなりません。 仕事も子育てもしっかりしたい!という完璧主義な方は、自分の都合だけでは進まないこの時期に、余計にキャリアに悩んでしまうでしょう。 キャリアチェンジに対するハードル 30代を迎えると、20代とはまた違うキャリアチェンジへのハードルがあり、業務未経験の20代と30代とでは、採用企業からの目も大きく変わります。 ではどのようなハードルがあるのか、見ていきましょう。 フルタイムで働けない 子どもが小さい間は、病気などで保育園や学校からの呼び出しもあり、自分の思うように、残業も厭わずフルタイムで働くことが難しくなる方はとても多いです。パートナーの協力体制が万全であれば別ですが、それが難しい場合は、時短勤務か定時で退社できるような仕事でなければ、子育てと両立するのは至難の業でしょう。 しかし、転職を考えるなかで、最初から「定時希望」「時短勤務希望」というのはなかなか難しいのが現実です。実際に転職サイトなども確認しても、未経験歓迎かつ時短勤務可能な求人はとても希少です。 家族やパートナーの協力があまり期待できない状況だと、未経験から他の職種に挑戦するのはとても難しいと感じますよね。 他にも、家計を考えると年収が下がってしまうのは受け入れがたかったり、家事や育児を考えると通勤時間が長くなるのは難しかったりと、自分の希望に合うものは少ないのではないでしょうか。 独身時代や20代の頃は色々な職種にチャレンジできたのかもしれないと、後悔も生まれてしまうかもしれません。 未経験で応募できる求人が少ない 30代も後半になると、もう若手という分類からは外れてしまうことが多くなります。求人掲載の際に年齢制限をしてはいけないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、実は特例があるのです。 厚生労働省では、未経験者の募集の際に職歴を不問にすることで「長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、若年者等を期間の定めのない労働契約の対象として募集・採用する場合」には、求人の年齢制限をしてもよいとされています。 この時の「若年者」は35歳未満と定義されているわけではありませんが、多くの求人では35歳を区切りとしているのが現実です。したがって、未経験からキャリアチェンジを考えた場合には、30代前半にチャレンジする方が難易度が下がると考えられます。 逆にいうと35歳を超えてくると、一気に募集できる求人が減ってしまうという現実もあるのです。もちろん30代後半でも未経験でキャリアチェンジは可能ですが、しっかりと求人や自分自身の適性などを見極める必要があります。 今のキャリアを諦めることへの不安 挑戦したい仕事があっても、今している業務や入社した会社から離れるというのは誰しも不安になるのではないでしょうか。 新しいものに挑戦したい、だけど今の環境も手放したくない。そんな気持ちになっているはずです。30代で失敗したら、もう後戻りできないのではないのかと考える人も多いですよね。 30代になると今まで頑張ってきたものがあるので、キャリアチェンジに興味はあっても、一方で心理的なハードル、不安も大きくなります。 その自分自身で作ってしまっている心理的なハードルを飛び越えてでも、キャリアチェンジをしたいという強い意志が必要になるでしょう。 失敗しない転職活動をするポイント キャリアチェンジをするために転職活動を始めるけど、絶対失敗したくない!という方に向けて、30代で転職活動をする際のポイントをご紹介していきます。 希望条件の優先順位をはっきりさせておく 転職で叶えたい希望条件というと、たくさん思いつくのではないでしょうか。しかし転職で、自分の希望を全てを完璧に叶えられることは極めて稀です。 全部の希望を叶えようとすると、最も大事な希望を叶えられるチャンスやご縁を見逃してしまいかねません。そうならないためにも、自分が絶対に譲れない「転職で叶えたいこと」とはっきりとさせ、希望条件の中にも優先順位をつけておきましょう。 たとえば、労働環境を改善したいから転職活動をしているのに、年収が上がりそうだからと決めてしまうと、入社後に労働環境はあまり変わらなかったことがわかり、「一体、何のための転職だったんだろう…」と後悔してしまうことになりかねません。 転職活動をしていると、選択と決断を迫られる場面が何度も出てくるでしょう。その時に、あなた自身がしっかりと理由を明確にできる状態になっておいてください。 事前に情報収集を怠らない 転職活動をする際に企業や求人の内容を検索すると思いますが、事前に情報収集を怠らないようにすることが、30代の転職を成功させる重要なポイントです。20代ならば、転職で失敗しても再挑戦しやすいですが、30代での転職の失敗は、20代よりも軌道修正が難しくなりますので、転職のリスクを下げるためにもしっかり情報収集をしておきましょう。 特に、その企業のことはしっかりと調べていても、業界全体や取引先については調べていないという方もいるのではないでしょうか。現在インターネット上には、たくさんの情報があります。取捨選択は難しいですが、できる限り多くの情報に触れるようにしてください。 面接で「残業はほぼないよ」と言われていても、同業界の口コミを調べると、定時退社とはかけ離れた現状があるかもしれません。 残業は少なくても、取引先との会食が必須の業界や企業もあります。そのようなあまり面接で教えてくれない情報も、しっかりと集めるようにしてください。 自分のアピールポイントをしっかりまとめる キャリアチェンジをするのであれば、通常の転職以上に採用担当者にあなたのことをアピールする必要があります。今までの経験が新しい仕事にどのように活かせるかをきちんと伝えられるように、しっかりと準備しておきましょう。 30代になると、やる気だけで採用してもらうのは難しくなってきます。20代はやる気や若さでカバーできていたものが、30代になると「30代なのに?」という評価に繋がってしまう危険もあります。 また事前準備をしっかりとすることで、企業が求めている情報を過不足なく伝えるということも大事です。あなたが自分自身で強みだと感じていることが、企業にとっては特に求めていない能力だと感じられてしまうこともありますので、求人募集の背景を理解し、この募集されているポジションではどういったことが求められているのかを想像力を働かせて考えることが重要です。 希望の職種でも妥協した選択をしない 30代の転職でキャリアチェンジをするとなると、「なぜキャリアチェンジしたいのか」「キャリアチェンジして、何がしたいのか」をしっかり考えておくことも大切です。 希望する職種に就いて、最終的にどのような経験をしスキルを身につけ、何を実現したいと思っているのか、しっかり考えておきましょう。そしてそれが実現できるのかどうか、企業が求めている方向性に合っているのかどうか、面接できちんと質問をして確認してきましょう。 仕事内容だけでなくプライベートとの兼ね合いも考える 30代であるからこそ、仕事内容だけでなく、転職後にプライベートの時間がどれだけ確保できるのか、それが自分の希望とあっているのかも確認しておくのがおすすめです。 社会人になって数年、自分の中でのルーティーン、ライフワークなどもできているのではないでしょうか。毎日定時に退社していた人が、急に激務の職場へ転職してプライベートの時間が確保できなくなる。毎日ジムに行っていたのに、飲みに行っていたのに、生活が一変してしまったという状況ではストレスが溜まってしまいます。 仕事内容に満足していたとしても、プライベートの不満は仕事にも大きく影響するでしょう。 パートナーやお子さんがいる方は特に、転職後の生活リズムを想像してみてください。今毎日18時に保育園へお迎えに行っている場合、転職してもそれは可能ですか?パートナーがお迎えを変わってくれますか?さまざまなパターンがありますよね。 あなた自身が転職で仕事を変えることで周りは応援してくれると思いますが、同時に負担もかけることがないか、確認してみてください。 今まで使っていなかったベビーシッターや家事代行を利用して、上手に家事もこなしていけるように事前に環境を整えるというのも考えておく必要があります。 人に相談してから動き出すのも大切 個人で集められる情報は限られているので、キャリアチェンジを成功させたいのであれば、しっかりと専門家に相談してから動き出すというのも大切です。 現在働いている方であればなおさら、専門家に相談して的確な情報提供を受ける方が考えも整理しやすくなりますし、情報収集の効率もよくなります。気になる企業の内情なども聞くことができるかもしれません。 転職活動では自分ひとりで書類を作成したり、面接日程調整をしたり、孤独な戦いになりがちです。そういった際にも、励ましてもらえたり相談できる相手がいるというのは大きな安心材料にもなります。 相談した結果、今の職場に留まる選択をすることだってあります。しかし、その時には、相談して考え抜いた結果の選択だからこそ、今の職場に対する思いや納得感も今までとは違うものになっているでしょう。 後悔しないキャリアを歩んでいくために、一度落ち着いてキャリアチェンジをしたい理由なども専門家に一度相談してみるのがおすすめです。 もし、「最初から転職前提で求人を紹介されるのはちょっとな…」という方は、転職エージェントではなくキャリア相談のみできるサービスを利用してみてください。 キャリア・コンサルティング・ラボでは、転職を前提としない、キャリア相談が受けられます。30代だから、女性だから、子どもがいるからと沢山不安があるかもしれませんが、あなた自身が後悔しない選択をできるように応援させていただきます!

2022/07/20
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
20代の今後のキャリアの考え方とキャリアプランの作り方をご紹介!

20代の今後のキャリアの考え方とキャリアプランの作り方をご紹介!

「キャリアについてはまだ考えなくていいや」「周りと差をつけたいけど何からすればいい?」 と考える、働く20代は多いのではないでしょうか。キャリアについて考えるのは早いに越したことはありません。 今後数十年働いていく中で、何となく働いているという時間を少なくすることで同じ20代でも周りと差をつけることができます。 今回は20代の方に、キャリアについて考えるメリットやキャリアやプランについてご紹介していきます。 20代で自分のキャリアに向き合うメリット 20代でまだ仕事を始めたばかりだから、キャリアなんて考えていないという方も多いのではないでしょうか。しかし早い段階でキャリアについて考えることは、実はメリットだらけなのです。 ここでは、20代でキャリアについて考えるメリットをご紹介します。 長期的にキャリア形成しやすい 20代でキャリアについて考え始めると、まず長期的なキャリアを描きやすくなります。単純にこれから働いていく時間が長いということもありますが、時間がかかる目標に対しても、着実に近づいていくことができるからです。 営業一筋だった人が50代になって、「やっぱりゲームが作りたい!」と思い立つのと、20代で営業職のあなたが「ゲームを作ってみたい!」と思うのでは難易度も変わってきます。 もちろん何歳になっても、やりたいことに挑戦することはできます。しかし物事にはそれに対して、ある程度かけなければならない時間や経験もあるのです。 今少しでも興味のあることややりたい事があるのであれば、後にそれを実現するための選択ができるようにしておくのも大切です。 上司や先輩など経験者に相談しやすい 20代だとまだ社内でも若手ということで、気軽に上司や先輩に相談できるというメリットがあります。 社内に転職経験者である中途入社の先輩がいたり、直属ではない上司がいたりと、若手だからこそ話しかけやすい人、あるいは、あなたが若手だからこそアドバイスをしてくれる人たちもいるはずです。 近くに自分より長くキャリアを歩んでいる先輩方がいるので、経験談など聞いておけば、この先自分のキャリアを考えるときに参考になるときがくるでしょう。 今全くキャリアについて悩みがなかったとしても、「20代のうちにやっておけばよかったこと」など情報収集しておくのがおすすめです。 また年次が上がってくるにつれて、キャリアに悩んだ際に周りに話しづらくなってしまうという状況もできてしまうので、今のうちから社内に相談相手を作っておくというメリットもあるでしょう。 先輩からしても、自分に相談してくれる後輩のことは気にかけたくなるものです。今しかできない行動をどんどんしていくことが、今後のキャリアに影響してきます。 今後に繋がる選択をできる 企業で勤めていると、キャリアに関して様々な選択をするタイミングがあります。そのような時に、日頃からキャリアについて考えておくと今後に繋がる選択をできるでしょう。1つの案件に対しても「めんどくさいから断る」と考えるのか、「大変そうだけど成長できそう!」と考えるのか、受け止め方にも違いが出てきます。 20代のうちから前向きに捉える習慣がついていると、自ずと周りからの評価も上がりますし、何より働いているあなた自身がストレスを感じにくくなるはずです。 企業勤めであればなおさら、社内の評価や自分のモチベーションを上げておくことで、仕事もやりやすくなりますし、さまざまなタイミングでチャンスが巡ってくる可能性が高くなります。 20代のうちに、ぜひ社内での基盤を作っておいてください。 キャリアに無頓着な人が仕事で陥る現象 20代でキャリアについて特に考えてこなかった人は、考えてきた人と比べるとモチベーションの維持や成長スピードに差が出てくる可能性があります。 ここでは、あまりキャリアについて考えていない人が陥ってしまう現象についてご紹介します。 モチベーションが維持しづらい キャリアについてあまり考えていない人は、業務に対するモチベーションを感じにくくなってしまうことがあるはずです。 明確に目標があるわけではないので、目の前の業務に対して意味付けするのが段々難しくなり、「何のためにこの仕事をしているんだろう…」「意味あるのかなぁ」と不満を感じてしまうこともあるのではないでしょうか。 そして一度そのループに入ると、なかなかモチベーションを取り戻すのは難しくなってしまうでしょう。 キャリアを長期的に見据えた周りの同期はモチベーションも高く、自分だけが置いて行かれているような感覚になってしまうかもしれません。周りと比べることで、余計に自己嫌悪に陥ってしまう可能性があります。 早期に転職を選択してしまう キャリアに向き合う機会が少ないと、「とにかく今の職場(仕事)が嫌だから」「まだ若いから」と安易に転職を考えてしまいます。 確かに年齢が若いうちの方が、未経験の職種などにも挑戦しやすくはなりますが、「しっかりとした転職理由がない」「新しい会社でも明確にやりたいことがない」という状態では、採用してもらうことは難しいでしょう。 20代前半だと、就職活動の延長のように転職活動を考えてしまうかもしれませんが、一度他の企業に入社したということはあなたは中途社員として評価されます。経験が求められるかどうかは年齢にもよりますが、最低限の社会人マナーなどは身についていて当然とみなされます。 そして何より、新卒入社から早期に離職をした場合、「すぐに仕事を辞めた」という経歴はあなたのキャリアにおいて一生消えることはありません。 企業によっては、過去の転職回数が多いと書類選考の段階で不採用とするところもあります。早まった転職の決断は、あなたが思うよりもずっと、大きな影響を残す可能性があるのです。 20代前半と後半では異なる悩み 20代とひとまとめに呼んでいても、学生から社会人になったばかりの20代前半と、数年社会人を経験している20代後半とでは悩みの種類が変わってきます。 では、20代前半と後半ではどのように悩みが異なってくるのでしょうか。 教えられる側から教える側へ 学生から社会人になった20代前半では、周りは全員先輩で、わからないことは聞けばいいし、仕事でミスをしてもフォローしてもらえていたかもしれません。しかし20代後半に差し掛かると、状況は大きく変わっているはずです。 あなた自身に後輩ができ、指導したりミスを庇ってあげたりしないといけなくなります。あなたの会社での立場は、明確に変わっていくでしょう。 20代前半では質問することが当たり前でも、20代後半で同じように質問すると「そんなことも知らないの?」と呆れられてしまうことがあります。 経験を重ねた社会人であることを意識し、日々学んでいかなければ、周りの環境はあなたが思うよりもずっと早く変化していきます。そんな周りの環境や自分の立場の変化、そして日々の業務に悩まされるということが20代後半では起こってしまいます。 転職活動を始める同期が増える 入社して1~2年は、同期と横並びで「仕事を覚えていくぞ」という時期だったかもしれませんが、数年経ってくるとやる気に満ち溢れていた同期も転職活動を始めたり、急に転職したりすることがあります。 一緒に頑張っていた人が突然いなくなると、不安にもなりますよね。 周りの環境は、人の悩みに対して大きな影響を与えます。職場を変えることなんて頭になかったという方も、「自分も環境を変えた方がいいのかもしれない…」と変に焦ってしまうのではないでしょうか。 もちろんあなた自身が今の環境に不満がないのであれば、悩む必要はないのですが、周囲の同僚が環境を変えていくことが、一度自分のキャリアを見直すきっかけになるかもしれませんね。 今後のキャリアパスを考える段階になる 新人時代からある程度の成績を残していた方であれば、20代後半にもなれば、リーダーなど責任のある業務を任されている方も多いのではないでしょうか。 そうなってくると今度は、30代からの自分のキャリアが気になりますよね。周りを見渡して30代での役職者は多いのか、それとも全くいないのかでもキャリアの見通しが変わってきます。 社内で昇進を目指すのであれば、早くから社内で「管理職になりたい」と積極的にアピールしておくことも大事です。何も言わない人よりも「こうなりたい!」と日々発信している人の方が、いざ誰が適任かと考えた時に頭に思い浮かびやすいからです。何より、「本人がやりたいと言っている」ということが、そのポジションを任せるかどうかの決定打になることもあります。 めんどくさかったり、媚びてるみたいで嫌だと感じる人もいるかもしれませんが、20代後半になってくると、社内での身の振り方も考え始めなければならないのです。 ライフイベントの発生 20代後半になると、結婚や出産などのライフイベントが発生する可能性が高くなります。マイホーム計画を始めて、お金に対して考えることも増えるかもしれません。 自分には関係ないと思っていても、予期せぬタイミングで仕事を休まないといけなくなったり、今の仕事自体続けられなくなるということもあるのです。 女性であればなおさら、妊娠で今後のキャリアを大幅に見直さないといけなくなるということもありますし、産休に入ることでキャリアに空白の時期ができてしまいます。 休むことでマイナスなことばかりではないですが、自分の思っていたタイミングと全く違っていたりすると、ネガティブな考えにもなってしまいます。 独身であれば、周囲の結婚出産ラッシュで焦りを感じることもあるでしょう。両親からのプレッシャーなども感じ始めるのではないでしょうか。 仕事だけの悩みではなくなってくるのが、20代後半の特徴でもあります。 20代からできるキャリアプランの考え方 キャリアを考えるにあたって、自分自身のキャリアプランを明確にしておくことが大事になってきます。 急にキャリアプランを言われても困ってしまうと思いますが、どのような考え方をすれば良いのでしょうか。 まずは自分のなりたい姿を考える キャリアプランを考える際には、自分のやりたいことや理想の働き方などをまずイメージしてみましょう。キャリアプランだからといって、仕事のことだけをイメージするのではなく、どんな働き方をしたいか、将来的にパートナーや子どものいる生活を考えるのか、とライフスタイルを考えるのも大切です。 今後さまざまなライフイベントの発生で、ずっと仕事優先で生きていくとは限りません。キャリアプランはライフプランと密接に関係していることを知っておいてください。 例えば「家族との時間を大切にしたいから、将来的にはマイホームを建てて在宅の仕事をしたい」というプライベート優先の考え方もあれば、「世界中で愛されるようなゲームを作りたい」という仕事上の目標を優先する場合もあるでしょう。 自分が何を大切にしたいのか、現段階で明確にしておくことがとても大切です。今後その内容が変わったとしても、根本的に大事にしているものは大きく変わらないはずです。 例えば「仕事で評価されていっぱい稼ぎたい」と仕事優先に思う方も、実際は「家族を幸せにするためにいっぱい稼ぎたい」とプライベートを大切にした考え方を持っているということもあります。 あなた自身が何を大切に思っているのか、早くから知っておきましょう。 短期的な目標から決めていく いきなり20年、30年後の自分を想像するのは難しいので、まずは短期的な目標から決めてみてください。 今新入社員なのであれば、「3ヶ月後には同期で1番の成績を出す」「1年後にはMVPを獲る」など、自分の中でイメージしやすい目標がおすすめです。 そしてそこから逆算して日々の業務をこなしていくと、「何のためにやっているのか」という目標が明確なので、モチベーションの維持がしやすくなります。 毎日の業務が何のためのものなのか、本質的に理解して納得することで、業務のパフォーマンス自体向上していくことでしょう。 現職でしっかりと評価されていれば、もし転職など環境を変えることになっても自信を持った行動をすることができるはずです。 いつでも軌道修正できる余裕をもつ プランという言葉を使うと、その通りに進まなければならないと感じてしまうかもしれませんが、決してキャリアプランに縛られる必要はありません。 キャリアを歩んでいるうちに、新しく興味を持てるモノやコトに出会うかもしれませんし、素敵な出会いがあって急に起業するなんてこともあるかもしれません。 20代でキャリアプランを練っておくことの最大のメリットは、いつでも柔軟に軌道修正できるということです。 40代、50代になってくるとキャリアプランから逸れた選択をすることに対して、無駄な時間や寄り道だと感じてしまうかもしれませんが、20代であるからこそ、より自分らしく生きていける選択をできるのではないでしょうか。 具体的にキャリアプランを立てるには? キャリアプランを立てたい!と思っても、具体的に何をすればよいか難しいですよね。 最後に、具体的にキャリアプランを立てる方法をご紹介していきます。 やりたい事が明確であれば詳しい人に相談 将来的に絶対にやりたい事がある人は、実際にその業務をしている人や詳しい人に相談してみてはいかがでしょうか。 例えばマーケティング会社を創りたいのであれば、実際に起業している人の話を聞いてみましょう。知り合いにいなくても、今ではSNSなどで繋がりを持つこともできます。起業まではいかなくとも、マーケティングのプロとしてキャリアを高めていきたいのであれば、社内外でロールモデルとなるような人を見つけて、話を聞いたりウェビナーに参加してみるのもおすすめです。 その人の経歴などを知ることで、実際に役立つ経験や持っておいた方がいいスキルを知ることから始めてみてください。 ここで注意しなければいけないのは、その方はキャリアに関しての専門家ではないので、あくまで実体験として参考にするにとどめておくことです。同じ経験をしないと!と思い込んでしまうのは危険です。その人はたまたま成功したかもしれませんが、あなたが同じやり方で成功するとは限らないからです。 未来へ向けて、材料を集める感覚で情報収集をしていきましょう。 20代だからと躊躇わずにプロに相談 「将来的にこれがやりたいけど、どういう選択をすればいいの?」というやりたいことが明確だけどそのプロセスがわからない方、あるいは「まだ20代だしやりたいこともわからない」という方は、ぜひキャリアのプロに相談してみてください。何となく不安という段階でも問題ありません。 プロに相談というと転職を勧められそうと思う方が大半ですが、仕事を斡旋する転職エージェントではなく、専門のキャリアコンサルタントにキャリアについて相談するだけのサービスもあります。 不安なことがまだなかったり、何に対して不安なのか明確でない人こそプロに相談しアドバイスをもらうことで、自分らしい働き方の選択をする事ができます。 本質的に自分が大切にしている価値観に気付くことができたり、ちょっと興味のあることに背中を押してもらえたり、1人では何も変わらない状況を変えていけるはずです。 これから長いキャリアを歩んでいく20代だからこそ、何も考えずに働く時間はもったいないと思ってください。 20代で相談しておくことで、自分にはプロの相談相手がいるという状況を作ることができます。年代が変わってもまた相談できる相手がいることで精神的にも安定するでしょう。 20代だからといって外部のサービスを利用することは決して早くありません。周りがやっていないのであれば、率先して利用することで周りと差をつけることもできるのではないでしょうか。

2022/07/11
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
キャリアを見直すタイミング?働く30代が抱える悩みは環境を変えると解決するの?

キャリアを見直すタイミング?働く30代が抱える悩みは環境を変えると解決するの?

30代になると、今後のキャリアについての悩みを抱える人が増加します。 20代から働いてきてある程度仕事ができるようになると、悩みの種類も変わってきますし、周りの転職などもあなたの悩みに影響してくるでしょう。 今回は働く30代に向けてキャリアの悩みの種類や環境を変えると悩みは解決するのかなどご紹介していきます。 20代と30代では悩みの種類が異なる 20代の若手と言われていた頃と、30代で中堅と呼ばれるようになった今とではキャリアに関しての悩みの種類も変わってきたのではないでしょうか。 ここではどのような要因で悩みが変化していくのか、ご紹介していきます。 評価・給料が上がらない 20代では新人だったこともあり、少しずつ評価され給料も上がっていくことを実感できていました。しかし30代になるとそのスピードは緩やかになったり、止まってしまうというのは珍しくありません。 一見当たり前のように思いますが、実際に今まで通りの成績を残していても評価されない状況になると不満が生まれてくるものです。 会社によっては、20代よりも期待されるものが大きくなっているということが顕著に見えてくるかもしれません。 「業務内容は変わっていないのにどうすれば…?」と思う人も多いかもしれませんが、30代では今までの業務に自分で考え付加価値をつけていくことが求められているのです。 評価も給料も変わらないのにそんなことできないよ、という方は一度自分のモチベーションになるものを探した方がいいかもしれません。 後輩の教育が上手くいかない 30代になるとある程度業務を経験して、後輩の教育を任されるという人が増えてきます。 今までは自分の業務だけでよかったものが、後輩の面倒を見るとなると同じスケジュールで働くこともできませんし、シンプルに業務負荷が重くなりますよね。 そういった状況で、自分は後輩のことを考えて時間も割いているのに全く教育が上手くいってない…となるとストレスが溜まってしまいます。 後輩の態度などにもイライラしてしまったりと、悩むことが増えるでしょう。「このタイミングで、自分はこんなことしたいんじゃない」と感じる方も多くいます。 仕事とプライベートの両立が上手くいかない 20代後半から30代にかけて結婚・出産などで、プライベートに環境の変化が訪れたという方は多いのではないでしょうか。 そういった中で、思い描いていた結婚生活が送れていなかったり、育児に追われて仕事に集中できなかったり…という事態に直面することもあります。独身時代には感じなかった、「仕事とプライベートの両立」が悩みの一因になるでしょう。 家族で様々な家事の役割を担当しているにも関わらず、仕事でも段々と責任が重くなってくる状態では、どちらかが疎かになってしまう可能性もあります。 共働きでは、それがストレスや言い争いの原因になってしまうこともありますし、「家族のために働いているのに…」という方はよりストレスを感じてしまうかもしれません。 また、家族を養うために働いていても、激務が続いて子ども寝顔しか見ることができないという方もいるのではないでしょうか。 専門性がないと感じる 20代から一貫して同じ会社で働いていても、自分に専門性がないと感じると不安になりますよね。特にエンジニアなどの専門職でない方ですと、「自分には何ができるのか」と思ってしまう方も少なくないようです。 もちろん今まで仕事を頑張ってきているあなたは、自分で気付かないかもしれませんが確実に成長しているはずです。 20代の頃は苦手だった商談も、今では上手く流れを作れるようになっていたり、資料作りの時間が半分になっていたりと、実は気付かないスキルが身についているのではないでしょうか。 しかしそれでは、自分自身なかなか納得できないのが現実ですよね。たとえ客観的にみれば素晴らしい「スキル」であっても、自分では当たり前にできていることほど、それを「スキル」だと認識するのは難しいものです。その結果、職務経歴書を書いてみると、スキルや経験の部分でなかなか空欄が埋められないとなると不安になります。 周りの人が転職していく 30代になると、周りの転職や退職で焦りが生じるのではないでしょうか。 自分自身は転職など全く考えていなかったとしても、周りがどんどん転職していくとなんとなく不安になるものです。同じ部署のエース社員が、突然転職するということもよくありますよね。 そういった状況で「自分はこのままでいいのだろうか」と感じることは、当たり前の感覚とも言えます。 全ての人が今の会社で、「これを成し遂げてやる!」というような野望とも言える目標を持っているわけではありません。 目標は特にないけど、正社員だから続けているという方もいるはずです。自分自身のそのような感覚でいたのに、周りからの刺激によって変化していくことが多いというのも30代の特徴ではないでしょうか。 今の環境を変えずにキャリアアップする方法 キャリアに悩むと転職がすぐに頭をよぎるかもしれません。 しかし転職に乗り出す前に、まずは今のまま社内でできることを探してみてはいかがでしょうか。 ここでは、環境を変えずにキャリアアップを目指す方法をご紹介します。 社内でチャレンジできるポジションを探す 今のポジションや業務内容が少し退屈だと感じていたり、もっと違うことに挑戦したいという場合は、まず社内でチャレンジできそうなポジションがないか探してみましょう。 社内公募を行なっているような会社もありますし、人事などの詳しい人に話を聞いてみると、意外と会社を変えずに違うポジションへ挑戦できる可能性があります。 「業務内容や働く環境を変えたいけど、転職はちょっと…」という方は、ぜひ社内で挑戦できないかを確かめてみてください。 特に社員数が多い会社の場合は、「これがやりたい!」と自分の意思表示をしておき、席が空いたときには最初に思い出してもらえるような状況を作っておくことが大切です。 情報を集めて絶対に社内で挑戦できないとわかった場合でも、「自分の挑戦したいという気持ちと転職への不安を、天秤にかけてよく考えてみる」といういい機会になるでしょう。 今の業務に関連している勉強をする 今の職種のままキャリアアップを目指すのであれば、自分で業務に付加価値をつけていくことが必須となってきます。 そのためにはまず、業務に紐づいたスキルの勉強をしていくことがおすすめです。 「とりあえず頑張る!」と目の前の業務に取り組める方であればそれでもいいですが、自分自身が停滞していると感じていたり今の業務で今以上に評価を受けるのが難しいと感じる方は、プラスαで知識をつけていくのが良いでしょう。 そうすることで、今までなんとなく行なっていた業務の本来の意味を知ることができたり、「もっとこうしてみよう!」とアイデアが浮かんでくることもあります。 前向きな姿勢で業務に取り組むことで、あなたに対して周りの印象や評価も変化していくでしょう。 家族やパートナーへ協力を依頼する プライベートとの両立が難しいと感じる人は、家族やパートナーに悩みを相談し協力をお願いしてみましょう。 例えば、家事の分担を少し軽減してもらうことで仕事に充てる時間を増やしたり、時短家電などを導入するというのはいかがでしょうか。 すぐに仕事とプライベートの両立ができるようになるのは難しいかもしれないですが、今のあなたの気持ちを伝えることで何かしらの折衷案は出てくるはずです。 あなたがもっと仕事を頑張りたいというのであれば、パートナーが家庭に入るという選択肢も出てくるかもしれません。 いずれにせよ、あなたがこれからあらゆる選択をした結果、一番近くで影響を受けるのは家族やパートナーなので、しっかりと悩みを共有しておくことが大事です。 会社のビジョンを再確認し、モチベーションを維持する 入社して数年経ってくると、意外と会社のビジョンを忘れてしまっている人もいるのではないでしょうか。入社のタイミングでは、会社のビジョンに共感して頑張ろうと思っていたとしても、常日頃その気持ちを忘れないというのは難しいものです。 会社の雰囲気など全体を見渡すことができるようになった今、同じように会社のビジョンに共感できていますか。 「あぁそういえばこのために頑張っていたんだ」と、初心を思い出すことができるかもしれません。そうなれば、停滞気味だった仕事へのモチベーションもまた巻き返せるでしょう。今の環境に特に不満はないけれど、なんとなくキャリアという点で不安に思ってしまっている方は、今の環境でもう一度頑張ろうと思えるのではないでしょうか。 もう一度気持ちを持ち直す経験をすることで、どんな環境でもまた頑張ろうという力がついていくはずです。 今30代であれば、今後20年ほど働くことになる会社なので、会社が成し遂げたいビジョンとあなたが理想とするものの齟齬がないかの確認はぜひ確認してみてください。 キャリアを見直し転職をする場合 もちろんキャリアを見直した結果、転職して環境を変えるという決断をする方もいるでしょう。 30代であるということがプラスにもマイナスにも働く可能性があるということを理解して、しっかりと準備して転職活動に臨むのが大事です。 同じ業界・職種で経験を活かす キャリアを見直した際に、同じ業界や職種で経験を活かした転職をするという選択が一番想像しやすいのではないでしょうか。 業界や仕事内容は嫌いではなくても、今の会社ではできない経験をしたいという場合や、もっと収入を上げたいという場合によくある決断です。 「自分の能力をもっと伸ばしていきたい」という方にはおすすめですが、30代の経験者を採用するとなると、採用する側もあなたに大きな期待をしていることを忘れてはいけません。 採用企業は経験者であればあまり教育もしなくていいため、若手を採用するよりも高いコストをかけて採用しています。そのような中で新しい会社だからと新人気分でいては、会社からの期待を裏切ってしまう可能性があります。 自分の経験を活かして転職をする場合は、今まで以上にしっかりと業務と向き合い、結果を出すことを求められているという状況を理解しておきましょう。 勉強をしてから未経験の仕事へ挑戦する また、30代から未経験のキャリアへ挑戦するというのも、決して遅くない決断です。 しかし20代の若手と同じような気分で、「やる気はあります!」というアピールをしても採用してもらうのは難しいかもしれません。 例えば、今の職場での経験をある程度活かすことができるのであれば、プラス評価かもしれませんが、全く関係ない職種に挑戦する場合は、新卒入社の社員と同等のレベルで評価されることを理解しておかなければなりません。 そのため、未経験の職種に挑戦する場合は、ある程度事前に勉強して知識をつけておくのが良いでしょう。 エンジニアなどの専門職であれば、先に副業やオンラインスクールで経験を積んでおき、業務を学ぶ意欲があり、実際の業務も全くの未経験ではないこと、自分でできる限りのスキルを身に付ける努力をしてきたことをアピールするのがおすすめです。 30代になって「何もわかりませんがプログラマーになりたいです!」と面接で言われても、担当者は困ってしまいますよね。 未経験でもやりたい!と思えることがあるのであれば、自分でアピールできることを増やしてから挑戦するのが良いでしょう。 独立してやりたかったことに挑戦する やりたいことがある方に関しては、必ずしも企業に所属する必要はありません。独立してフリーランスになるのもいいですし、法人を設立することもできます。 ただし、今まであった安定収入を手放すというのは誰しも不安なはずです。家庭など守るものがあって、挑戦は難しいという方も多いでしょう。 そういった方は、まずは副業などをして収入の軸を複数作っておくと安心です。収入面での不安を少しでも軽くしておくことで、独立のための資金にもできますし、精神的にも安定するでしょう。 準備なしの転職は要注意 30代で、多くの人がキャリアに悩むことがあるでしょう。あらゆる選択肢がある中で、転職という選択をする場合はしっかりと事前準備をしてください。 「興味があるから」「やってみたいから」など理由は様々あると思いますが、そこから「なぜ興味を持ったのか」「なぜやってみたいのか」と深く掘り下げていく必要があります。 30代で自己分析をしてみることで、20代のころの自分との比較や改めて自分自身と向き合うことができます。 1人で考えてみても上手く言語化できない方は、人に話すことで上手く頭の中の考えを整理できるかもしれません。仲のいい友人に話すと気分転換にもなります。 しかし長期的にみて転職後もしっかりと計画を立てておきたいという方は、ぜひプロのコンサルタントに相談してみてください。 多くの人の悩みを聞いてきたプロのアドバイスによって、決意していた転職を思い留まるという可能性も大いにあります。 転職は人生において大きな転機になるので、絶対に失敗したくないという方はプロへの相談で少し安心して行動できるかもしれませんね。

2022/07/06
人間関係・仕事に対する不安
なぜ悩んでしまうの?人生における仕事とキャリアの考え方とキャリアプラン

なぜ悩んでしまうの?人生における仕事とキャリアの考え方とキャリアプラン

「このままでいいのかな」と、今の仕事や今後のキャリアについて、働く人の大半が悩みを感じたことがあるでしょう。 仕事を始めるタイミングでも、長期的なキャリアをイメージするものです。それでも働き始めると、思っていたような仕事内容や働き方ではなかったり、ライフイベントの発生で違うキャリアを選ばないといけなくなることもあります。 今回は人生における仕事とキャリアの考え方をご紹介します。 なぜキャリアに悩んでしまうの? 働く人のほとんどが直面する、仕事とキャリアについての悩み。なぜみんな、キャリアについて悩んでしまうのでしょうか。 一人ひとりキャリアは違う キャリアに関しては、一人ひとり違う道を歩んでいくのが大きな要因でしょう。同じ性別、同じ年齢でも育った環境が違えば後々の選択肢も変わってきますし、パートナーの有無やライフイベントの発生などでも大きく変わります。 ただ同じ会社で同じ仕事をするという点だけでみると、同じスタートラインに立って同じところを目指しているようにも見えます。 それが仕事とキャリアの大きな違いではないでしょうか。 仕事は業務を含めた共通の目標がありますが、キャリアは仕事を含めた一人ひとりの人生そのものなのです。 キャリアは誰にも正解がわからない キャリアに関しては、誰にも正解がわかりません。本人が正解と思ったら正解なのです。 だからこそ自分のキャリアに関しては、悩み続けるのが当たり前の姿なのかもしれません。悩んで、考えたからこそ、その決断を自分で正解と思える時がくるのだと思います。 自分がした選択を正解にするために努力し、考えていかなければならないのです。 キャリアは思い通りにならない キャリアに関しては思い描く理想の姿があったとしても、思い通りになるかはわかりません。 運やタイミングもありますし、そしてただ仕事で数字を追うということではなく、あなたの人生とあなたに関わる人の人生が絡みあっているからです。 「20代は仕事を頑張る!」と思っていても子どもを授かり、仕事よりも家庭を優先したくなるかもしれません。 人生何が起こるかわからないように、キャリアに関しても何が起こるかはわからないのです。 キャリアの悩みは多岐にわたる 一言でキャリアに関しての悩みといっても、その種類は多岐に渡ります。性別や年齢によって異なる悩みもあるからです。 ライフイベントとの兼ね合い キャリアを考える上でまず思い浮かぶのは、結婚などのライフイベントへの対応ではないでしょうか。 ライフイベントを計画的に行うこともできますが、いつも計画的に起こるとは限りません。そして計画外に発生したライフイベントであっても、あなたの人生にとって大きな転機となる可能性が高いのです。 特に妊娠・出産に関しては、女性の多くが悩むことでしょう。仕事が楽しくもっと頑張っていきたいと思っていても、必ず休まなければいけない期間があります。 そして頑張りたいと思っていても、心身共に今までとは異なる状態になるため、長年思い描いていたようなキャリアを断念せざるを得ないこともあるのです。 また男性にとっても、新しく家族が増えることで今後のライフプランが大きく変わるでしょう。パートナーが一生懸命お腹に宿した命を守ってくれているところを側で見守っていると「自分は仕事を頑張らないと!」という気持ちになる方が多いのではないでしょうか。 今まで激務で毎日深夜に帰宅するような生活をしていた方は、キャリアを見直す必要も出てきそうです。 長期的なキャリアパスが見えない 今仕事を頑張っていても、結局何になるんだろう?どうしたいんだろう?と悩む方もいるのではないでしょうか。 同じ仕事をし続けていて昇進せずに同じポジションのままだったり、周りのメンバーも変わらないとなると、長期的にみて「今後も何も変化がないのかもしれない」「このままでいいのだろうか」と不安になるかもしれません。 もちろん変化がないということが悪いことではありませんが、ずっと同じことをしていていいのだろうかという悩みは起きやすいです。 または周りが転職や退職など、どんどん変化を求めて環境を変えているような状況になると、自分は置いていかれているような感覚になるかもしれません。 そうなってくると自分の将来や、キャリアについても見直したくなるでしょう。 理想のロールモデルがいない もし、あなたが「理想の働き方」や「理想の仕事内容」が具体的にイメージできているのであれば、それを実現できている方が社内にいるかどうかはとても気になりますよね。 「30代で部長になりたい!」と思っていても、今の会社の部長陣は40代後半の方しかいなかったり「育休後は時短勤務で、両立しながら働きたい!」と思っていても時短勤務の社員がいないこともあります。 そういった環境では、ロールモデルとなる方がいないので不安になってしまいます。 「前例がなければ作ればいい!」と前向きに挑戦していけるのであれば問題ないのですが、前例がなければ自分のときも希望は叶わないのではないかと思ってしまうのも無理はありません。 仕事へのモチベーションが維持できない なんとなく仕事を続けているけど、仕事に対するモチベーションが維持できないという方もいるのではないでしょうか。 たとえ今の仕事自体に不満はなくても、「作業」と化してしまってやる気が出ないということもあります。 または、周りで働く人達のやる気のなさに影響されてしまうこともあるでしょう。周りは関係ない!と思っていても、実際にあまりモチベーションの高くない環境にいると精神的な負担は大きいものです。もしあなたが「仕事を頑張りたい」「仕事で成長したい」と思っているならば、モチベーションが低い環境は相当なストレスでしょう。 自分らしいキャリアプランとは あなたには、自分自身が実現したいキャリアプランはありますか。キャリアプランというのは、「バリバリ働いて実績を上げ、成功していきたい」というキャリアアップの話だけではありません。 キャリアはまさに人生そのもの。どんな仕事を、どんな環境でどのように働いていきたいかというものです。キャリアプランを考えることで、どんな方向に向かって、どのように歩いていきたいのか、自分の軸がはっきりします。また、自分の軸が明確になるので、軌道修正の際に何を大事にすればよいのかも考えやすくなりますし、悩みも整理しやすくなります。 ここではキャリアプランを練る際の流れをご紹介していきます。 理想のキャリアを書き出してみる 自分の理想のキャリアはどのようなものなのかを知るには、まず具体的に自分の理想像を書き出してみるのがおすすめです。 「40代で年収1,000万円を目指す!」「仕事も楽しみながら、プライベートも充実させたい」というような目指したい状態を描き、それを実現するにはどんな仕事や環境が必要なのか、いつまでに何をしておくとよいのかを考えていきましょう。 頭の中で想像するだけではなく、紙に書き起いてみると、可視化することでしっかりと認識することができるのでおすすめです。自分が実現したいことに対して、日々何が必要になってくるのかまでイメージしましょう。 あなたにとってのロールモデルがいるのであれば、その人がどのようなキャリアを歩んでいたか知ることも重要です。企画の責任者になりたいのであれば、その前にどのような経験やスキルが必要になるのかなど、具体的に知っておきましょう。闇雲に頑張っていても、もしかすると届かないキャリアなのかもしれないからです。 キャリアプランを明確にする 実現したいことが明確になったら、今度はキャリアプランを立ててみましょう。キャリアプランは仕事面のことだけではなく、人生そのものをどうしていきたいのかを反映させることが大事です。 例えば将来的には地元へ帰りたい、マイホームを建てたい、海外移住したいなど仕事への影響が大きい目標もあるのではないでしょうか。 自分でキャリアプランを練るのは難しいと感じる方は、プロに相談してみましょう。日本ではキャリアに悩んだからといってプロに相談するというのはあまり広まっていませんが、海外では当たり前のように行われています。 また転職エージェントだと転職を考えている人だけが相談するものというイメージが強いですが、仕事の斡旋ではなくキャリアを相談する相手としてキャリアコンサルタントが在籍しているところを選べば問題ありません。 プロに相談することでキャリアに対しての悩みがすっきりしたり、さまざまな選択を行う上で意思決定の後押しをしてくれるかもしれません。 今のままでも実現可能なことを知る キャリアプランを立てることができたら、自分の目標に対して今の環境や年齢だからこそできることを知っておきましょう。 たとえば、「起業して社長になりたいから退職する!」というような唐突な決断をする前に、少し落ち着いて現在自分の置かれている環境をしっかりとみてみてください。 社内に新規事業の発足を応援するプログラムがあったり、希望者にはマネジメント研修を受けさせてくれたりと、退職しなくてもあなたの目標へプラスになるようなものが今の環境にあるかもしれません。 目標に向かって突き進むことができるのはとても良い才能ですが、まずはリスクを取らずにメリットを享受することを考えるのがおすすめです。 「あの時退職したのは、間違いだったなぁ」と後悔しないような決断をするためには、しっかり状況を把握して冷静に判断していきましょう。 環境を変えないと難しいことを知る もちろん、今の環境では自分が希望するキャリアプランを実現するのは到底難しいという状況になることもあると思います。 自分が身につけたい経験やスキルが、今の環境では身に付かなかったり、地元に帰りたいけど支店がないから今の会社じゃ無理だということもあります。 その場合は今できることと、将来的に絶対不可能になることを比較してみましょう。そして環境を変えなくてはいけないのであれば、それはどのタイミングがベストなのか、など具体的にイメージしておきましょう。 なんとなくのタイミングで行動していると、もっと早くやっていればなぁと後悔することもあります。 あなたにとっての優先順位をつける キャリアプランを練って、今できることとできないことを知った後は、自分にとっての優先順位を考えてみましょう。「これだけは譲れない」というポイントを自分自身の中で持っておくことで、選択に迷った時に何を優先すれば良いのか判断しやすくなります。 これから長くキャリアを歩んでいく中で、全てが理想通りに進んでいくわけではありません。いつかは、何かを選び、何かを選ばないという取捨選択を迫られるタイミングがやってきます。 たとえば、地元に帰ることができても収入は減ってしまったり、やりたい仕事をできるけど、激務でなかなか家族との時間を確保できなくなってしまったり…など、「全てが思い通りになる」環境はなかなかないからです。 しかしそうなった場合でも、優先順位が明確であれば、自分自身も納得して意思決定することができます。地元に帰ることが第一優先なのであれば収入を諦めて帰る選択になりますし、家族との時間をたくさんとることが優先なのであれば違う仕事に就く選択もできます。 自分の中での優先順位を決めておけば、後から嫌なことがあったとしても一番大切にしていたことが守られていると、納得感のある決断をしたと思えるでしょう。 キャリアプランに沿った行動 理想のキャリアプランを練った後は、それに従い行動していくことになるでしょう。では具体的にどのような行動をするのが良いのか、ポイントをご紹介します。 必要な能力開発を行う 理想と現在の距離感を掴んだ後は、目指す理想とする姿にむけて、必要な能力開発に時間をかけることが大切です。なりたい姿はあるけど、能力が追いついていないとなると理想の実現はなかなか大変そうですよね。 たとえば経営者になりたいのであれば、扱う商材の知識が必要ですし経営の勉強もしなくてはいけません。 今の段階で具体的にやりたいことやなりたい姿がイメージできていない場合でも、自分の能力開発を行なっておくことで後々役に立つことがあります。特に興味のある分野がない方は、今取り組んでいる業務内容に沿ったスキルを伸ばしていくのがおすすめです。 営業であればもっと成績を伸ばすためにマーケティングを学んだり、心理学を学んでコミュニケーション能力を伸ばしておくというのもいいでしょう。 または会社で許可されているかの確認はしなくてはいけませんが、副業に挑戦してみるというのもおすすめです。 副業をしてみると個人事業主のように、どういう流れでお金が生み出されているかというビジネスに必要なことを体感することができます。気軽に始められることはたくさんありますし、それで副業収入も得られるので、最終的に自分には合っていないとわかったとしても挑戦してみる価値はあるでしょう。 何より「これは自分に合わない」「これが自分に合う」ということを知る経験は、今後の人生に活かせるはずです。 可能であれば上司へも共有する 上司との関係性や組織の雰囲気などもあると思いますが、もし理解をしてくれそうな上司ならば、上司にもあなたのキャリアプランを共有しておきましょう。 もしそれが社内で叶う内容なのであれば、新しいポジションが空いた際など上司の方はあなたのことを想起してくれるでしょう。地味なことですが、やりたいことはやりたいと、周囲にきちんとアピールしておくことは重要です。 ただ注意点は、絶対に今の会社では実現不可能な目標があるのであれば、上司や周りに退職を想起させてしまうので闇雲に話すのはやめておきましょう。ちょっと判断がつかない時も、言わないでおくのが安心です。 転職を検討する キャリアプランに沿った行動をする上で、もちろん転職という選択もあるでしょう。今の環境ではできないことを叶えるためには、一番早い方法です。 ただ近年転職は簡単にできるように思われていますが、実際にあなたが入りたい会社や職種に簡単になれるということかはわかりません。 求人倍率は、人気の職業とあまり人気ではない職業を合わせて算出されています。まずは転職を考えている業界の状況を、しっかりと把握することから初めてください。 転職はキャリアにおいてとても大きな転機となります。後々に後悔しないようフィーリングで決めてしまうのではなく、しっかりとプロに相談して進めていくようにしてください。

2022/06/28
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
これからの時代を生き抜く女性のキャリアの考え方

これからの時代を生き抜く女性のキャリアの考え方

「これからのキャリアってどうすればいいんだろう?」 そう感じる女性は多いのではないでしょうか。近年男女平等が謳われていますが、実際は全ての働く女性が、働く男性と同じ境遇というわけではありません。 結婚や出産、育児などのライフイベントを考慮しつつも、女性が自分らしく後悔しないキャリアを歩んでいく考え方をご紹介します。 女性はライフイベントの影響を受けやすい ライフイベントの発生により、キャリアについて悩む女性が多いのが現状です。妊娠や出産など女性ならではのものもあり、なかなか思う通りにはなりません。自分の理想のキャリアを歩むことを断念する方も多くいます。 今の段階で自分には関係ないと思っていても、キャリアを考える上で今後どのようなライフイベント発生の可能性があるのかは知っておく必要があります。 結婚 結婚によって仕事を辞めたり、転職したりする方は多くいます。 生活が変わるというのは女性だけではありませんが、まだまだ「女性は家庭を守るもの」「夫の仕事に合わせて、仕事を変えるもの」という考えの方も多いのではないでしょうか。 また、退職や転職はしなくとも、結婚によって独身時代よりも家事が増えたり住む場所が変わって通勤時間が長くなることもあります。そういった負担の積み重ねにより、キャリアについての悩みを感じる方は少なくありません。 またパートナーの職業によっては、全国転勤や海外駐在になることもあります。もちろんその際に一緒に行かない選択をすることも可能ですが、大半の女性はパートナーについていくことを選択するようです。 妊娠・出産 女性ならではのライフイベントといえば、妊娠と出産です。これだけは、男性が経験することのない一大イベントですよね。 妊娠と出産では、それぞれ義務付けられた休暇を取得しなければなりません。したがって、数ヶ月はキャリアが途切れるのを避けられないのです。 妊娠期間の休暇である産前休暇の取得は任意ですが、仕事をしていて急に陣痛がきてしまってそのまま休むとなると、会社に大きな迷惑をかけてしまうため、働く妊婦のほぼ全員が取得します。 そして産後休暇は、母体回復のために取得が義務付けられています。産後8週間の休暇が定められていますが、最短42日で医師の許可が出れば働くことも可能です。 しかしながら、1ヶ月以上は必ず休むことになるため、働いてキャリアアップを目指している方、なかなか仕事が休めない方などは妊娠へのハードルが高く感じるでしょう。 育児 育児はもちろん女性だけがするものではありません。しかし、授乳など母親にしかできない育児もあります。 我が子に向き合い育児をしていくうちに、仕事よりも家庭や育児に専念する方が自分には合っているかもしれないと考える方や、「子どもが小さいうちは、できるだけ一緒にいたい」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。 また多くの自治体で待機児童の問題もあり、保育園に預けてすぐに復職する予定であっても、2年間育児休業を取得しても保育園入園が叶わず、やむを得ずに退職を選択する方もいます。 育児は初めての経験だからこそ、予想がつかないことが起きるものです。その結果、想像もしていなかったタイミングで仕事を失ったり、働き方を変えなければならなくなることもあるでしょう。 企業でキャリアアップ?働き方を変える? さらに企業で数年働いていると、これからも続けていくのか働き方を変えるのかという悩みが出てきます。 女性が働きやすい環境であるのであれば、もちろんそのまま続けていくという選択になりますし、難しそうであれば働き方も変えていかなければなりません。 では、どのような選択肢があるのでしょうか。 フルタイムで働きながらキャリアアップ 今フルタイムで働いている方は、働き方を変えずにキャリアアップや長く働いていくことをまずは考えるでしょう。今の仕事が好きな方、今の仕事が安定している方、やりたいことや取りたい資格があるなど目標が明確な方はフルタイム勤務を続けていくことが一番です。 ただ先述の通り、女性であるからこそのライフイベントが発生する可能性もあります。その場合に向けても、まずはフルタイム勤務前提でキャリアを設計しつつ、他の選択肢として時短勤務になるかもしれないなどの可能性を頭に置いておくことが大切です。 ただ残念ながら、子どもが小さい間に時短勤務を選択すると、今までと任される業務が変わったり、「マミートラック」と言われる状況に陥ったりすることもあるのも現実です。今の企業がフルタイムで子育てしながらキャリアを積んでいける環境か、先輩社員の事例を見ながら見極めておきましょう。 フルタイムでの勤務を希望しているけれども、子育てしながらフルタイムを続けるのが難しそうな場合には、早いうちに転職を検討することも必要かもしれません。 扶養内でのパートタイマー 結婚や出産を機に、パートナーの扶養内で働くという選択もあります。 昔は結婚すると、寿退社をして女性は家庭に入るというような風潮が強くありましたが、現在は育児や家事と両立できる程度の時間でパートに出る女性が多くいます。 これは元々フルタイムで会社員として頑張っていた方が、家事や育児にも時間を取りながら、社会との繋がりが薄くなってしまう不安を解消するためにも良い選択でしょう。また扶養範囲内とはいえ、月数万円のパート収入は、家計にとっても大きなプラスになります。 出産や育児を経験すると、社会との繋がりがないことに不安を覚えたり、日中子どもと2人きりでの生活をストレスに感じたりする女性も多くいます。 フルタイムで働くのは難しいけれど少し外に出て働きたい方や、これからの教育費なども考えて家計の足しにしたい方には、パートで働くという選択肢もよいでしょう。 フリーランスとして独立 近年注目されているのが、フリーランスとして独立するという働き方です。最近では在宅ワークの求人なども多数あり、インターネットで仕事を見つけやすいので、空いた時間を効率的に使って働きたい方や就労証明を出して保育園に子どもを預けたいという方にはおすすめです。 フリーランスは個人事業主になるので、収入面で不安定になることは否めませんし、社会保険料などの負担が大きくなる可能性もあります。ただし、フリーランスであっても、扶養控除内の収入であれば、保険組合によってはそのままパートナーの健康保険に入ることもできます。事前によく調べておくとよいでしょう。 独立なんて怖い!と思うかもしれませんが、webデザインやwebライター、SNS運用など女性に人気の職業も多数あるため、働き方や仕事内容に興味のある方は、詳しく情報収集してみてはいかがでしょうか。 企業でキャリアを積んでいきたい女性へのハードルとは? 今の職種でキャリアを積んでいきたいという女性は多いと思います。特に専門職など、今の業務内容が好きであったり、会社に愛着があることもありますよね。 ずっと同じように働いていくことができれば良いのですが、長期的に考えた際に自分の理想のキャリアを描くことができない可能性も考えなければなりません。残念ながら、女性であるからこそ、キャリアへのハードルを感じることもあるからです。 男女での評価の違い 男女平等が謳われている世の中ですが、まだまだ男女格差が残っている企業もあります。 事務職だからといって、お茶汲みやコピーを頼まれることもあるのではないでしょうか。また、女性の昇進が難しかったり、あまり例がなかったりすることもあるかもしれません。 さらに、独身であれば結婚の予定やパートナーの有無を聞かれたりと、女性の突然のライフイベントの発生に敏感になっている企業もあります。重要な大型プロジェクトを任せてみたいけど、数年がかりのものであれば、途中で妊娠などの事情で抜けなければならない状況に陥ることもあるからです。 そうなってくると、自然と重要なポジションには男性がついていることが多いと感じてしまうのではないでしょうか。 女性のロールモデルがいない 「子どもができても、同じように仕事を続けていきたい」「同期に遅れることなくキャリアアップしていきたい」と具体的なイメージが自分の中にあったとしても、実際に体現している方がいなければ不安になりますよね。 まず想像できるのが、女性が昇進するのは難しいのではないかということ。そして、子育てをしながら今の会社に長く勤めるのは難しいのではないかということです。 長く勤めるのであれば、それなりに評価されたり昇進したりすることを期待しますが、そういった扱いを受けている女性が他にいなければ期待は薄くなります。また、評価や昇進に興味がなかったとしても、「興味がない」ことで居づらくならないのか、という不安もあるでしょう。 もちろん会社の創業年数なども関係するので、まだ若い会社なのであれば自分がロールモデルになっていくということもあり得ます。 会社の規模や女性の在籍年数などを考えた時に、今後への不安があるのか判断できればいいですね。 将来の家族計画が未定 「仕事は楽しいけど、いつか子どもが欲しいなぁ」と考える女性は少なくありません。子どもは授かりものですからいつ妊娠できるかもわかりませんし、パートナーと考えを擦り合わせておく必要もあります。 いつになるかわからない「いつか」のために仕事を少し抑え気味にするのか、悩ましいところですよね。 その場合は、現在の仕事に不満がないのであればそのまま仕事に取り組むのがいいのではないでしょうか。「いつか」の可能性が頭にあるだけでも十分ということもあります。 ワークライフバランスを重視する際の注意点 ライフイベントの発生など何らかの節目のタイミングで、ワークライフバランスを重視した働き方に変えようと思う方は多いのではないでしょうか。 例えば出産を機に専業主婦になるのも一つの選択です。しかし、とりあえず仕事を辞めるというような考え方では、その後の人生において後悔する可能性もあるのです。 ワークライフバランスを重視するあまり、キャリアの観点で後悔しないように注意するポイントを紹介します。 パートナーの理解を得る ワークライフバランスを重視して、フルタイムからパートタイム勤務に変更するなどキャリアを大きく変更するのであれば、パートナーの理解を得ることはとても大切です。 今までフルタイムの共働きであったのであれば、家にいる時間が長くなる分家事の分担を変えてみたり、毎月のお小遣いを変動させてみたりと工夫することも必要になるでしょう。 パートタイム勤務になると変にパートナーとの格差を感じてしまったり、上下関係が生まれてしまうこともあるので、事前にしっかりとお互いの考えを擦り合わせておくと安心です。 長期的にみたお金の問題 仕事の時間を減らすという選択をした場合、当然ながら時間労働から得られる収入は減少します。 今はそれでも生活できていけると感じるかもしれませんが、将来的に子どもの教育費やマイホーム資金など長期的にお金の問題を考えておく必要があります。 必要であればFPに相談して、将来設計や保険の見直しなども行っておくと安心できます。 「仕事=お金」が全てというわけではありませんが、ワークライフバランスを重視した選択をしたのにも関わらず、ライフの部分が崩れてしまう可能性もあるのです。今までと同じような支出をしていくことはできないことを、理解しておきましょう。 逃げの選択になっていないか考える 後々振り返った時に後悔しないためには、今選択しようとしていることが「逃げ」の選択になっていないかを一度考えてみてください。 「通勤が嫌だから」「残業が嫌だから」「やりがいがないから」などネガティブな理由ばかり思いつく時は、要注意です。 または「パートナーのために」「子どものために」と、決断の主語が他の人になっている時も、一度落ち着いて考えてみましょう。 自分が何をしたいか、どういう生活を送りたいかということが不明確なまま、嫌な理由や誰かのためにという理由を見つけて決断すると責任転嫁してしまう可能性があります。 「あなたのために仕事辞めて、キャリアを諦めたのに!」という気持ちになってしまうのも良くないですし、言われた相手も困ってしまいますよね。 キャリアを考えるときは、これからの人生全体を考えるようにして突発的な逃げの選択になってしまわないように気をつけましょう。 女性がキャリアを充実させるポイント さまざまなキャリアの選択肢がありますが、あなたが一番後悔なく自分らしく在れるようにしたいですね。 女性であるからこその我慢もあるかもしれませんが、女性であるからといってキャリアを諦めてはいけません。 あなたのキャリアを充実したものにするポイントを紹介します。 頼れるものはしっかりと頼る フルタイム働きながら子育てもするというのであれば、パートナーはもちろん周りをしっかりと頼りましょう。 近くに住んでいるのであればご両親に保育園のお迎えを頼んだり、家事まで手が回らないというのであれば、ベビーシッターやハウスキーパーの手を借りるというのはいかがでしょうか。 バリバリ仕事を頑張っていきたいという女性の多くは、仕事も家庭も疎かにしない!と自分で全てを背負い込んでしまいがちですが、頼れるものは頼るというのが長くキャリアを歩んでいくためには必要な方法です。 転職して評価される環境を選ぶ 「仕事を頑張っていく!」という方は、今の環境に対して不安があるのであれば、この環境で頑張り続けるというよりも、自分が評価されるような環境を選ぶことも大切です。 たとえば管理職を目指しているのに、女性管理職がいない職場だと出世にも時間がかかりそうですよね。その場合、同じ業界内でも女性管理職比率が高い会社を選んだり、子育て支援をしっかりと行っている会社を選ぶことで不安は薄くなるでしょう。 自分がどのような女性になりたいのか、どのような働き方をしたいのかを体現している、ロールモデルのような方が複数いる会社に出会えるかもしれません。 キャリアプランを練る 女性がキャリアを充実させるためには、キャリアプランをしっかりと練っておくことが大切です。 なんとなくで進んでいても上手くいくこともあります。しかし、突発的なライフイベントの発生などで本当はやりたかったことができなくなる可能性も十分にあるのです。 自分はどのようになりたいか、そして自分は今それに向かって進んでいけているのかを明確にしてみてはいかがでしょうか。 働き方や待遇の面での希望と、自分自身のスキルを棚卸することで今の立ち位置を知ることでこれからの行動を考えやすくなります。 自分自身で考えることも大切ですが、プロのキャリアコンサルタントと相談しつつキャリアプランを練ることもおすすめです。 あなたが理想としているプランに対して、実現するための行動指針を作ることができるでしょう。転職を考えていなかったとしても、現在の市況間など踏まえて考えが変わってくる可能性もあります。 キャリアコンサルタントに相談というと、転職をする人が仕事を紹介してもらうようなイメージが強いですが、今後のキャリアプランを相談するだけという方も多く利用しています。 プロの手助けも受けながら後悔しない、自分らしいキャリアプランを見つけてみてください。

2022/06/28
人間関係・仕事に対する不安
キャリアに悩みを抱える20代が、転職より先にすべき事

キャリアに悩みを抱える20代が、転職より先にすべき事

「20代でキャリアに悩みを感じるのは早い?」 そのように考える方もいるのではないでしょうか?実際は、早いなんてことはありません。 20代は、これから長期的にキャリアを考えた際にとても大事な時期です。その大事な時期に悩みを感じられているあなたは、キャリアにしっかりと向き合っていると言えます。 しかし、20代であるからこそ、悩んだらすぐに転職して仕事を変えるという前に少し立ち止まってみてはいかがでしょうか。今回はキャリアに悩みを抱える20代のあなたに向けて、転職を決断する前にすべきことや考えるべきことをご紹介します。 20代が抱える悩みの種類 一括りに20代といっても、悩みの種類は多岐に渡ります。 特に在籍年数などによっても異なってくるので、段階ごとに違う悩みを抱えているはずです。ここでは、20代が抱える悩みの種類についてご紹介します。 新卒3年目までの悩み 新卒入社したのはいいけれど、思っていた仕事と違うと感じている方も多いのではないでしょうか。 営業に憧れて入社したけど、配属は経理であったり、自分が好きな商品を扱う会社に入社したけど、実際は違う商品の担当になったりと理想とは違う仕事に就くことがあります。 また労働環境の面でも、就職活動で聞いていたよりも残業がだいぶ多かったり、先輩社員が少なく仕事を教えてもらえなかったりする場合もあります。 もちろん全ての部署や職種で得られるものがありますが、学生から社会人への夢や想像を膨らませていた段階で、思っていた働き方と全然違うとなると少々ダメージが大きいですよね。 配属に対して意見を言うことは難しいので、そのような状況ではモチベーションの維持が困難になるでしょう。 昔から3年やってみないと何もわからないというような風潮がありますが、実際にそうとも言い切れません。たしかに3年で経験できることはたくさんありますが、それがあなたにとって本当に必要な経験かはわからないものです。 新人教育も任される中堅時代の悩み 入社して4~5年経ってくると、新人教育などを経験している方が多いのではないでしょうか。そうなってくると今度は自分自身の今後について、考えるようになります。 自分の担当業務は一通りできて、新人にも教えることができるとなると、次に想像が膨らむのは、今の会社で管理職などへの昇進を目指すのか、その業務のスペシャリストとしてメンバーとして関わり続けるか、他の選択肢を考えていくのかというところだと思います。 周りを見た時に、上司の方の働き方や同期のキャリアチェンジなど、あなたの悩みへ影響するものはたくさんありますよね。 このままの部署ではベテラン社員が多過ぎて、昇進を目指せるのはいつかわからなかったり、同期入社の社員がほとんど辞めてしまっていたりと不安材料が多いと悩みに繋がります。 中途入社で複数社経験してこその悩み 20代でも転職して、中途入社される方もたくさんいます。そのような方は、前職と今の環境を比べての悩みがあるのではないでしょうか。 前職ではやらなくてよかった事務作業が増えたり、思うように休憩時間を取れなかったり、転職活動の中で得ることのできなかった今の会社の現状にショックを受けることもしばしばあります。 「前職の方がよかったなぁ」と思ってしまうこともあるでしょう。 ただ20代で転職を経験すると、またすぐに転職というのは今後の経歴的にも気になってしまう方がほとんどです。そのような場合は、今の職場であまりモチベーションが上がらなくても続けないといけないのが悩みになりますね。 ※転職して後悔してしまった時の対処法は、こちらのコラムをご覧ください。「転職して後悔…もとの職場に戻りたい気持ちの対処法」 悩みの原因は会社にある?それとも自分? 多くの方がキャリアに悩みを感じると、「転職」を連想するはずです。たしかに仕事内容や職場環境を変えることによって、解決する悩みもたくさんあるでしょう。 しかし、転職することで本当に解決する悩みなのでしょうか。悩みの原因は一体どこにあるのか、まずは明確にする必要があります。 他の仕事を経験してみたい 業務内容に対しての悩みがある方は、他の仕事をしてみたいと考えますよね。 もし明確に他にしたい仕事があるのであれば、まず本当に今の会社でその仕事が出来ないのかを考えましょう。今の業務は一時的なもので、経験を積めば希望の部署に異動できる可能性もあります。 自分の悩みを先輩や人事に相談して、自分が求めている業務をできる可能性があるのか否かを知ることが大切です。 他に同じような状況で部署異動が叶った人がいたり、もしくは異動はとても難しい会社だということが判明する可能性があります。 今すぐできないからといって、自己判断で安易に転職して別の会社に入ったとしても、また同じような状況に陥ってしまうのは避けなくてはなりません。 収入や評価制度に不満を感じる 自分の評価や収入に悩みを感じている方は、どういう成果を残してどれくらいの収入が欲しいと自分は思っているのかを、まずは明確にしましょう。 「手取りが少ないなぁ」と思っていても、実は福利厚生が充実していたり、業界内で残業時間がとても少ない会社であったりと、他の会社で働く人からすると待遇の良い場合があります。 もう1年頑張れば、グッと収入が上がるということもあるかもしれません。収入が上がれば他に悩みがないという方であれば、もう少し頑張ることもできますよね。 評価制度に関しても、相対評価で実は同僚が自分の2倍の成果を出しているということもあります。あなた自身の評価ではとても頑張っていても、周りはもっと上である可能性もあるのです。 自分に対しての評価に疑問を抱いているのであれば、まずは現在の部署で評価されないとおかしいくらいの結果を出してみるというのもいいかもしれません。 その頑張りは転職活動をすることになっても、きっと役立ちます。 スキルアップをしたい 今よりもスキルアップをしたいと、自己成長に関して悩むこともあります。今の部署、今の仕事をしていても、このままではスキルアップできない、成長できないと不安に感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。 とても前向きな悩みなのですが、新しいスキルを習得したいのか今のスキルを伸ばしていきたいのかどちらでしょうか。なんとなく成長を感じられないといった場合もあるはずです。 「なんとなく」をそのまま放置してしまうと、自分自身が本当はスキルアップしていることに気づかない可能性もあります。明確にスキルや資格として表現できなくても、始めた頃と比べてみると営業成績が横ばいに見えるけど、本当は予算が1.5倍になっていたなんてこともあります。 自己成長について悩みを感じるのであれば、まず自分は始めた頃とどれくらい変わっているのかを知ることも大事です。 実は自分は頑張っていたんだと感じることができれば、尚良いでしょう。 職場の人間関係が良くない 人間関係に関しての悩みを抱えている方は、もう職場を変えたくなりますよね。 しかしその人間関係に関しての悩みは、今の会社で解決するのは難しそうですか?もし自分が部署異動できたら?悩みの原因になっている人物が、違う支店や支社、部署に異動したら?と具体的な解決策を考えてみるのも大事です。 たしかにあなたが退職すれば、今の人間関係の悩みは解決するでしょう。しかし、その後他の会社に入社して、人間関係の悩みが起きないと断言できますか? あなただけが我慢する必要はないのです。まずは人事に相談など、使える手段を使ってみましょう。 それでも難しい場合は転職もできます。人間関係のしがらみから抜け出す方法は残されているので、後悔しないように落ち着いた選択をするようにしましょう。 悩みを解決する方法は? 悩みを簡単に解決するのは難しいかもしれません。 だからこそさまざまな視点から、今の状況や長期的にみたキャリアを考えて最良の決断をしていくのがおすすめです。 仕事を続けながらスキルアップを目指す 自己成長について悩んでいる方は、今の仕事を続けながら身につけたいスキルを探すというのも一つの方法です。 会社で仕事を続けながら、自分で資格の勉強をしたり副業に挑戦することで、自分自身の選択肢も増えていくのではないでしょうか。 興味のあることに色々と手を出してみるというのもおすすめです。退職して挑戦するというところまでのやる気がなくても、少し興味のあることを勉強してみるのは良い気分転換にもなります。 営業職だけど実はマーケティングに興味があるから、オンラインスクールで学んでみるというような選択も可能です。 色々なことを学んでいるうちに、伸ばしたいスキルが明確になるかもしれません。本当に挑戦したいと感じることができるまで、仕事を続けつつ選択肢を増やすことに時間を使ってみるのはいかがでしょうか。 社内で部署異動を申し出る やりたいことが実は社内でできそうだ、と判明した場合は部署異動を希望してみてはいかがでしょうか。 会社によって部署異動はさまざまな規定があるはずなので、まずは人事などの担当者に話を聞いてみることをおすすめします。 直属の上司にすぐに相談しても、入社して間もないのであれば今の仕事のやる気がないと思われてしまう可能性がありますし、意外と社内で人事配属権を持っていない方だったりするからです。 例えば「社内で3年続けていれば他の部署へ異動希望が出せる」など、具体的な方法がわかればその3年頑張るのか、そんなに待てないというのであれば他の選択をしていくのか自分でも判断がしやすくなるでしょう。 まず自分で判断できる材料集めに取り組んでみることは大切です。 少し休んでみる 激務ゆえに悩みを抱えているという方は、休暇に対してとてもハードルが高いと思います。しかし、2〜3日でいいので少しゆっくりと休む時間をとってみるのはいかがでしょうか。 仕事ばかりの生活になっていたのであれば、少し仕事と距離を置いてみてどう感じるのか自分の気持ちに向き合ってみる必要があります。 休んでいる間も追われているような感覚があったり、ずっと不安なのであれば頑張り過ぎているのかもしれません。 少し気分転換をして「よし、また頑張ろう」と前向きになることができれば良いですが、余計不安になってしまったり心がしんどくなってしまっている場合は、休職も視野に入れてみてくださいね。 転職して職場環境を変える もちろん20代で転職するのも可能です。 「まだ1年しか働いていない…」と転職を躊躇う方もいるかもしれませんが、転職したいと気持ちが決まっているのであれば、第2新卒枠など若手だからこそ採用される確率が上がることもあります。 すでに複数社経験していて、経歴的にすぐ辞めそうだと思われそうと心配な方は、しっかりと志望動機や転職理由を整理することで採用企業の理解も得られるでしょう。 転職すると決めたのであれば、採用企業があなたに対して何を懸念に感じるかをたくさん予想して、準備をすることが大切です。20代だからこそのできることや熱意をアピールできるようにしましょう。 自分らしいキャリアを見つけよう 20代はまだまだ挑戦ができる年代です。そしてこの先まだまだキャリアが続いていきます。 その中で自分は何をしたいのか、どうなっていきたいのかをしっかりと考えキャリを選択していく必要があります。 自分自身が悩みを感じない働き方 働くなかで自分がストレスを感じるのは、どういう状況でしょうか。 「通勤が辛い」「数値目標を追うのがしんどい」 何が一番辛いのかまずは考えてみましょう。その辛さを軽減する働き方を模索することが大切です。 あなたの悩みを全て解決するのは難しいかもしれませんが、何が一番あなたの悩みに影響を及ぼしているのか知ってみることから始めてみてください。 評価され収入が上がれば悩まず働いていけるのか、そもそも企業や組織に所属して働いていることがストレスなのか、根本的なところから解決できるといいですね。 長期的にみたメリットを考える 長期的に考えた際に目標があるのであれば、スキルや経験を活かした資格の取得などもおすすめできます。例えば、実務経験が数年必要な国家資格などは転職して職種が変わってしまうともう取得することが難しくなります。 今、悩みが明確でなかったり、ちょっとモチベーションが低下しているという方などであれば、今の会社で働いていることのメリットを探しましょう。 将来独立を目指しているのであれば、企業での経験や実績は独立の際の肩書きとして強い力を発揮することもあります。 「あの時辞めていなかったら…」と後悔することは避けたいですね。 プロと二人三脚でキャリアプランを練ってみる 「なんとなく今後のキャリアが不安」「20代のうちにできることをしておきたい」という方は、キャリアコンサルタントとキャリアプランを練ってみるのもおすすめです。 「転職したいというわけじゃない…」と外部のサービスを使うことを躊躇う方が多いと思いますが、転職を希望していなくてもキャリアの相談をすることが可能です。 今何に悩んでいて、自分にはどういう選択肢があるのか、何がやりたいのかと他者に話してみるだけでも気持ちが楽になることもあります。 たくさんの人の悩みを聞いてきたプロのコンサルタントから、新しい気付きをもらえるかもしれません。 悩んでいると気付いた時に行動を起こしてみるのはいかがでしょうか。 転職を決断する前に考えることはたくさんある 20代が転職を決断する前に考えることやできることはたくさんあります。 転職は全く悪いことではありませんが、転職という選択肢しかないように感じる時には一度立ち止まって考えてみる必要があります。 キャリアは仕事だけではなく人生と密接に繋がっています。焦って決断したことが、これから続いていく20代のあなたのキャリアへ影響を及ぼしてしまう可能性もあるのです。 考え、行動を起こした上で、このまま頑張るというのも、転職・退職すると決めるのも後悔しないように選択することができればいいですね。

2022/06/22
人間関係・仕事に対する不安
「仕事についていけない」で転職すべき?辞める前にできることは?

「仕事についていけない」で転職すべき?辞める前にできることは?

任せられた仕事の難易度が高かったり、チームのメンバーが自分よりずっと仕事ができたりすると「自分はついていけないからもうやめようかな…」と転職を考えることがあります。 しかし、ちょっと待ってください。 そういった理由で転職して上手くいくこともありますが、また同じ状況に陥ってしまうことも多いです。 そこで今回は、転職する前にまずできることは何か、もし転職するならどんなことに気をつけるべきかについて詳しく解説していきます。 仕事についていけない理由 「仕事についていけないなんて、自分はダメなやつだ」と思いがちですが、そんなことはありません。 仕事についていけない理由は、いくつかあります。ほとんどの場合あなた自身がダメなのではなく、ちょっとした工夫が足りていないだけなので、以下の点に気をつけてみてください。 仕事量が多すぎる そもそも、仕事量が多すぎて手が回っていないのではないでしょうか。仕事ができる・できないは関係なく、単純に時間が足りないだけというパターンは珍しくありません。 この場合、仕事量を減らせば問題が解決することもあります。 しかし職場の人数やポジションによってはどうしても業務量を減らすことが難しい場合もあります。 そんな時は、仕事のスピードを上げる工夫をしてみましょう。 当たり前のことですが、朝のうちに業務の優先順位をつけ、何をいつまでに終わらせるか明確にしてから仕事に取り掛かるようにすることは大切です。 「ここまでは午前中に終わらせる」といった見立てを立てておきましょう。 また、無駄な作業を効率化することも重要で、これまで当たり前のように手動でやっていたことが自動化できないか方法を探してみましょう。例えばExcelの使い方一つとっても、面倒だと思っていた作業がショートカットを使うと一瞬で終わらせられることはままあります。 一つひとつの短縮時間は数分程度でも、それが積もり積もれば大幅にスピードアップするでしょう。 まだ仕事に慣れていない 与えられた業務に慣れておらず、時間がかかってしまい「仕事についていけない」となることもあります。これは時間が解決する問題のため、焦らず目の前のことにコツコツ取り組むしかありません。 特に入社したてや転職したての頃に陥りがちな現象ですが、あなたより長い期間その仕事をしてきた方が、あなたより効率よく業務を進められるのは当然です。 人と比べて必要以上に「もっとやらなくては」と落ち込むのはやめて、「今は修行の期間」と割り切ってみてください。 一日も早く仕事に慣れるには、似た業務を担当している仕事ができる先輩の真似をするのがおすすめです。同じ仕事をするにしても、どんな順番でやるのか、どんなツールを使うのかなどによってスピードが変わることがあります。 また、その業務に慣れていれば、どこに注力すべきところとそうでないところのメリハリがついているので、すべてを100%の力でやるよりも素早く完了させるコツがわかるでしょう。 ミスが多い 何度もミスをしてしまうと業務を進めるスピードが落ち、仕事が回らなくなってしまいます。怖いのは、「次はもうミスできない」と思うあまり、普段はしないような失敗を連発してしまうことです。この負のループに陥ってしまうと、焦りばかりが生まれてどんどん悪い方向に向かってしまいます。 断ち切るためには、成功体験が必要です。ミスばかりに目を向けるのではなく、小さくても上手くいったことに注目してください。 大きいことではなく、「頼まれていた資料をきちんと作れた」「会議を予定通り終わらせることができた」といったことでも構いません。少しずつ積み重ねて、自己肯定感を上げていきましょう。 質問が足りていない 仕事についていけないからもっと自分で頑張らなくてはと思ったり、ただでさえ迷惑をかけているからこれ以上周りの人を手間取らせるわけにはいかないと思ったりするせいで、業務上するべき質問ができていないこともよくあります。 質問すればすぐに解決する問題も、一人で考えているせいで30分、1時間とかかってしまい、他の業務が終わらなくなって「仕事についていけない」となる方も多いです。 周りに迷惑をかけたくないという気持ちもわかりますが、わからないことはどんどん質問して、早く一人立ちした方が結果的にチームのためになるので、気になることは聞いていきましょう。 コミュニケーションが足りない 質問不足と重複するところもありますが、周りの方とコミュニケーションが足りていないせいで仕事についていけない方もいます。 自分は仕事ができないと思い込んでしまって、普段のちょっとしたお喋りなどもしにくくなり、関係性が構築できず、それが仕事に反映されているのではないでしょうか。 そんな状態では、ある程度のスキルや経験があっても上手く発揮できません。 メンバーと関係性ができていれば、わからないところを教えてもらったり、ちょっとしたコツを聞いたりということもしやすくなります。 また、周りからしても気安く話せる関係の方が、「業務は順調?」「困っていることはない?」と声をかけやすいものです。 謙虚な気持ちでいることは大切ですが、卑屈になって殻に閉じこもることはやめ、こちらからどんどんコミュニケーションを取りましょう。 周りのモチベーションが高すぎる 「仕事についていけない」には2種類あり、基本的にはこれまで説明したような業務に対して自分のスキルや時間が追い付かないパターンが多いです。 そしてもう一つが、精神的なものになります。 職場の人の仕事に対するモチベーションがあまりにも高い場合、自分だけ気後れしたような気持ちになり「ついていけないな…」と感じるものです。特にスタートアップやベンチャー企業ではこの傾向が強く、熱量の差が開くことがあります。 ただ、モチベーションに関しては無理にそろえる必要はありません。 まずはやるべきことをやること、仕事をきちんと完遂していれば気持ちの面でついていけないところがあっても大きな問題とはならないでしょう。 仕事についていけないという理由で転職する前にすべきこと 仕事についていけないから転職しようと思っているかもしれませんが、それは早計ではないでしょうか。 転職も一つの解決策ではありますが、それより前にやるべきことは色々とあるものです。 まずは今の職場で、以下の4つを実行してみてください。 業務量を減らす 仕事が多くてついていけないのであれば、業務量を減らすことが先決です。まずは、本来は自分の仕事ではないが人から頼まれるものを、しっかり断るところから始めましょう。 頼まれるとつい何でも引き受けてしまう気持ちはわかりますが、それで他の仕事も終わらなくなってしまうと本末転倒です。 何かを断るのは勇気がいるかもしれませんが、相手も「絶対に今、この人に頼みたい」と思っているのではなく「もし手が空いていればやってほしい」くらいの気持ちかもしれません。 知識と経験を増やす インプットを増やすことで仕事についていけるようになることもあります。知識が足りなければ、業務にまつわる勉強をして補ってみるのはいかがでしょうか。 資格取得を目指したり、セミナーなどに参加したりするだけでも、理解度が深まり効率的に業務をこなせるようになる可能性があります。 社内研修制度があれば、それを使ってみるのも一手です。単に知識が広がるだけでなく、業務に対する前向きな姿勢も示す効果があります。 仕事についていけないと、一生懸命やっていても「手を抜いているのではないか」と思われてしまうことがありますが、このように積極的な行動をすることで、そういった誤解が解け「助けてあげよう」と思ってもらえるものです。 周りの人に相談する 仕事についていけず一人で抱え込んでいても、なかなか解決の糸口は見つかりません。 だからこそ、周りの方に積極的に相談しましょう。 周囲の先輩や上司も、あなたが今何で困っているのか、どんな助けが欲しいのかがわかれば、適切なアドバイスができます。そうすれば、もっと楽に仕事ができるようになるかもしれません。 また、職場の人だけではなく友人などに相談するのもおすすめです。仕事ができないという悩みを抱えている人は多く、気持ちをわかりあうだけでもストレス発散になります。 もし仕事についていけないという理由で転職を考えているのであれば、キャリアコンサルタントに相談してみてください。 本当に転職すべきか、今の職場でできることがあるか、転職する場合はどんな条件がよいかなど、幅広くコンサルティングしてもらえます。 転職するかどうするか決まっておらず、もやもやした状態でもフラットに話を聞いてもらうことができるので、気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。 部署やチームを異動する 今の部署やチームにいる限り仕事についていけないという場合、異動を申し出るのもよいでしょう。 とはいえ、「ここでは仕事についていけないので別のチームに移りたいです」といってもネガティブに思われてしまいます。「自分のスキルを活かすために、○○を担当したい」「仕事の幅を広げるために○○部に行きたい」など、将来的な成長を見越した理由の方が会社としても受け入れやすくなるので、伝え方はよく検討しましょう。 転職後に同じ環境にならないためのポイント もし仕事についていけないという理由で転職するのであれば、新しい会社で同じような状況に陥らないようにする必要があります。 そのために、以下の3つのポイントに気を付けてください。 同業他社に転職する ゼロから新しい仕事をするとなると周りに追いつくまでにまた時間がかかり、現状と同じような状態になってしまう可能性が高いです。すでに経験のある職種を選ぶことで、ある程度のアドバンテージがあるところから始められます。 とはいえ、企業側も経験者として迎え入れるので、即戦力としての活躍が求められます。 現職を辞めてから転職先で働き始めるまでにタイムラグがあるのであれば、その間に知識をインプットするなど準備しておくとよいでしょう。 完璧主義をやめる 仕事についていけないと感じると自分のダメなところばかりが目立ち、できたことよりできなかったことの数を数えてしまいます。すると完璧を求めるようになり、完璧主義になってしまうものです。 完璧主義はより高いクオリティのために頑張れるというポジティブな面もありますが、同時によくない面もあります。 概ね成功していても100%納得できなければ「自分はダメだ」「あれもこれもきちんとやりたいのについていかない」となってしまい、自己肯定感が下がります。 新しい職場では、このような完璧主義をやめてみてください。 少しくらい上手くいかなくても、最低ラインを超えていればOKという基準に下げることで、前向きに仕事に取り組めるようになります。 大きい目標だけでなく小さい目標も作る 仕事についていけないと思う方は、ゴールが大きすぎることが多いです。あまりに大きな目標は、モチベーションが下がるだけであまり意味がありません。 転職先では、最終ゴールは大きいままでもよいので、その前に小さなゴールを作ってみてください。 例えば高校卒業以来まったく英語の勉強をしていなかったのに、TOEIC950点を目指すのは無理があります。まずは実力を知るために直近の試験を受け、例えば400点だったのであれば、小さい目標として500点をゴールに設定します。そこから100点アップさせるために英会話スクールに通ったり、単語帳を何週もしたりと細かいタスクを決めてください。 少し頑張ればできそうなことを何度もやりぬくことで自信もつき、最終的なゴールに到達できるようになります。 「仕事についていけない=転職」は早い! 仕事についていけない人には理由があり、それが解決できるのであれば無理に転職する必要はありません。仕事についていけないということ以外に不満がないのであれば、それだけで転職するのはもったいないこともあります。 まずは今の職場でできることに取り組み、少しずつ成長することでだんだんと追いつけるよう頑張りましょう。 それ以外にも理由がある方や、一通り頑張ってみた上でやはり転職したいと思う方は、次の職場で二の舞にならないように気をつけてください。 また、自分の考えだけで転職するのではなく、友人やキャリアコンサルタントなど周りの意見を聞くこともおすすめですよ。

2022/06/10
人間関係・仕事に対する不安
結婚・出産後のキャリアが不安…仕事に復帰後も輝くことができる?

結婚・出産後のキャリアが不安…仕事に復帰後も輝くことができる?

女性の人生の中でとても大きな出来事の「結婚・出産」とても幸せなことではありますが、同時に色々な悩み事も出てくるのではないでしょうか? 長期で仕事を離れることもあり、 「休んでいる間に自分の働く場所がなくなるのではないか…?」「復帰したとしても休んでいる間に自分のスキルが落ちているかも…」「復帰したとしても自分の今後のキャリアはどうなるのか…」 など不安な思いはどんどん出てきます。 この記事では、上記のような女性の不安に「何ができるのか?」「復帰後のキャリアアップはどうすればいいのか?」をご紹介します 「女性は仕事を続けられる?」結婚、出産後の不安 まず初めに思うことは「自分は復帰後仕事を続けられるのだろうか…?」という点ではないでしょうか? 初めての出産だと色々なことに不安を抱くと思います。 産休に入るまで仕事をしている時の不安産休中自分の今後についての不安復帰後スキルがついていってないなどの不安 このように「産休前」「産休中」「復帰後」と大きく三つの時期での不安が出てきます。 産休に入るまで仕事をしている時の不安 仕事はまだ続けている状態ですが、出産日がどんどん迫ってきます。そんな状況の中、特に仕事一筋で休まず働いていた方からすると「長期で休む」という未知の体験が待っているわけです。 後輩や部下がいる立場の方ならば、「現在進行している業務や、プロジェクトの進行への不安」なども出てくることもあります。 そしてどのような立場の人であっても「産休による自分のキャリアへの影響はどうなるのか?」「産休後の仕事や働き方はどうなるのだろう」といった先のことへの不安も募ることでしょう。 産休・育休後の自分の今後についての不安 さて、いざ産休に入ると、「復職後のキャリアの変化への不安」が増してくるのではないでしょうか? もちろん、生まれてくる新しい命への楽しみはありますが、仕事から離れることで「社会から取り残されたような感覚」にとらわれることもあるかもしれません。産休・育休中に仕事の不安にかられてしまうと、その不安が育児に影響することもあるでしょう。 赤ちゃんの世話に追われながらも、仕事から離れることで、色々と考えてしまうことが増えてしまうのも、一つの不安の要因と思われます。 職場復帰後の仕事への不安 産休・育休明けは、その期間に仕事をしてなかったこともあり、自分自身のスキルや判断力に、不安を感じる方も多いようです。 産休・育休中は、育児中心の生活をしていたので、今までの仕事のペースを取り戻すのが難しく感じることもあります。また、休んでいる間に業務内容がアップデートされていたり、新しいルールが導入されていたり、時にはシステムが変わっていたり…と、職場や仕事の変化に対応するのが大変ということもあるかもしれません。 職場復帰後うまく働けるのか不安…しかしこれで解決! 不安になるのは普通ですし、ごく当たり前のことです。そんな不安を解消するための解決策をこれから紹介します。解決策は大きく3点。 会社の人と適度にコミュニケーションを取っておく限られた時間だからこその効率性を追求する自分のワークライフバランスを意識する です。一つずつ詳しくみておきましょう。 育休中も会社の人と適度にコミュニケーションを取る 一つめは、会社の人と適度なコミュニケーションを取っておくことです。 産休・育休では長い期間、会社を休むことになります。その間に会社では、様々な変化がおきます。その情報に少しでもキャッチアップしておけば、復職後に「こんなに変ってるなんて」という衝撃も減らせます。もし職場に仲の良い先輩や後輩がいたら、出産報告などと合わせて、会社の状況などを聞いてみるのもいいでしょう。 さらに、職場復帰前に上司コミュニケーションを取っておけば、「復帰後自分が何をするのか?」「産休前と現在の会社の変化」を知ることもできますし、「自分自身のやりたいこと」を上司に伝えておくことができます。 職場復帰前に、上司との面談が設定される企業もありますが、もしそのような制度がない場合には、一度話をしたいと相談してみるのもよいかもしれません。 限られた時間だからこそ、効率を追求する 育休明けに時短勤務を選択する方も多いと思います。またフルタイムで職場復帰しても、出産前と同じような残業をすることは難しいという方がほとんどでしょう。 小さな子供を育てながらの仕事は、時間との闘いです。しかし、時短勤務でもフルタイムでも、限られた時間だからこそ、効率を追求していくことができれば、短い時間でも仕事の成果は上げられますし、自分自身への評価にもつながります。もしそれを職場に展開することができれば、職場全体の業務改善にも繋がります。 限られた時間で効率的な仕事を目指すことで、この期間にスキルアップすることも、評価を上げることもできるでしょう。 自分のワークライフバランスを意識する 一方で、仕事と育児をしなければならないからこそ、ワークライフバランスを意識することも大切です。ワークライフバランスとは、「仕事と育児や介護、趣味や学習、休養、地域活動の両方を充実させる働き方・生き方」のことですが、子育て中は、なかなか思うように仕事に関われなかったり、育児や家事に手が回らなかったりと、「自分の思い通りにいかない」ことが増えてきます。 その状況にストレスを感じてしまうこともあるかと思いますが、完璧を目指し過ぎず、周囲に協力を求めながら、よいバランスをとれるようにしていきましょう。 キャリアアップはできるの? さて、「出産してもキャリアアップはできるのか?」と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際に、次のような不安を感じる方も多くいらっしゃいます。 産休・育休のブランクで仕事に復帰しても何も出来ないのでは? 「産休・育休のブランク中に色々と忘れてしまうのではないか?」「他の社員がどんどん成長して、自分だけ取り残されるのではないか?」 など、キャリアアップ以前に仕事に対する不安に駆られるかと思います。 確かに、仕事に触れていない間に色々忘れることはあるかもしれません。しかし、職場復帰して仕事を始めれば徐々に仕事のペースは戻ってきます。焦らずに、できることから仕事のペースをつかんでいきましょう。 産休・育休後、自分の待遇はどうなるの? 業務とは別に、待遇面に関する不安もあるでしょう。産休中・育休中は基本的に給与は支払われませんが「出産手当金・育児休業給付金」というかたちで「雇用保険・健康保険」から給料の5〜7割支給されますので安心してください。 また、会社の制度によっては、給与の何割かが支給されたりするケースもありますので、自分の会社の制度を確認しておきましょう。 職場復帰直後は「時短勤務」なることが多いため、どうしても給与は低下します。しかしパートナーの協力が難しい場合には、育児中は「保育園の送り迎え」など、フルタイムではどうしても対応しきれないことが出てきます。子どもが大きくなれば、フルタイムに復帰するタイミングは必ずありますので、子どもが小さい間と割り切って、乗り切っていきましょう。 女性が職場復帰後にキャリアアップするためには? では、職場復帰後にキャリアアップするには、どうすればいいでしょうか?そのために大切なのは、「自分自身の将来のキャリアを描いておくこと」です。 ただ漠然と「キャリアアップ」とだけ考えていると具体的な行動に繋がりにくいので、きちんとし「自分のやりたいこと」や「なりたい自分」を描いておきましょう。 どんなキャリアを目指したいか、どんな働き方を実現したいかというイメージがついたら、それを実現するには、 今の会社でキャリアアップ転職してキャリアアップ ということが考えられます。いずれにしても重要なのは、「パートナーとしっかり話し合い」をすること。 どのようなキャリア、働き方を実現するにしても、「パートナーの協力」は欠かせないため、自分の思いを伝え、パートナーの理解を得ておきましょう。 今の会社でキャリアアップを目指す場合 次に、今の会社でキャリアアップを目指す場合のポイントを紹介します。 限られた時間で結果を出す工夫をする 復職後は、育児もあるため、時短勤務で働く方が多いと思います。限られた時間では、今までやっていたことや、「ここまではやりたい」と思うことがどうしてもやりきれないこともあります。 しかし、仕事の効率化を目指していけば、短時間でもできることがあります。工夫を重ね、今までと同じかそれ以上の業務量をこなすことができれば、自分自身もスキルアップできますし、周囲からの評価も得られるでしょう。 その積み重ねが評価され、フルタイムに戻ったときに、キャリアアップができたり、新たな仕事を任されて仕事の幅が広がったりする可能性もあります また、業務に資格が必要な場合には、産休・育休中に時間を見つけて資格を取得しておくことで、さらにキャリアアップの可能性を高めることができます 自分の思い描いたキャリアにつながる部署への異動をする 異動希望は、希望通りになるとは限りませんが、その分野に興味があること、意欲があることを伝えておくと、何かの機会に声がかかる可能性があります。職場復帰後に希望の部署に異動するのは、少し難しいかもしれませんが、自分の思いを然るべきかたちで伝えておくことは大切です。 もちろん希望するだけでなく、今の仕事をしっかりと行い、一見関連がないように見えても、今の業務での成果もきちんと出していきましょう。 その信頼が積み重なれば、「彼女は未経験だけど、業務スキルが高いので、きっとすぐに学んで、活躍してくれるだろう」と思ってもらえ、チャンスがやってくる可能性もあります。 社内に提案制度などがあれば、希望する部署の内容でチャレンジしてみるのもおすすめです。 転職してキャリアアップする場合 もちろん、転職もキャリアアップの有効な手段です。 しかし出産後、まだ子どもが小さい間は、「子どもは誰が見てくれるのか」ということが問われ、転職に大きな壁があるのも現実です。そのため、今の会社ではキャリアアップが見込めない場合、やりたいことができない場合、実現したい働き方が叶わない場合には、妊娠・出産前に、自分の希望が叶えられる会社に転職しておくことが賢明といえます。 出産後、まだ子どもが小さいうちに転職活動を行う場合には、今までのキャリアや志望動機と共に、「子どもが病気になった時に見てくれる人はいるのか」など、育児と仕事の両立体制について確認されることもあります。家族や行政、民間のサポートを活用して対応できる準備をしておくと、転職活動もスムーズになるでしょう。 「育児や家庭を行いながらキャリアアップする」ことに対して理解があり、制度設計が確立されている企業も増えています。企業によって規模感、働き方や安心感が違いがあるので、自分自身の働き方や価値観に合う企業を転職先に選ぶようにしましょう。 まとめ 今回は結婚・出産後のキャリアについての不安と解決策を説明しました。 不安を解消するためにも、「自分に何ができるのか?」「自分は今後何をしたいのか?」を明確にし、それに応じた「準備」や「心構え」ができれば不安は軽くなります。 女性として人生の分岐ともなる結婚・出産。 とても幸せなことですので、少しでも不安な気持ちを解消して自分自身の人生を「家事・育児・仕事」全てを通して幸せになれたら最高ですね。 自分自身のキャリアはご自身のものです。不安な気持ちになるのは当たり前ですし、不安になってもいいんです。 しかし、安心してください。必ず仕事に復帰後も輝くことは可能です。 みなさまの人生が素敵なものになることを願っています。

2022/06/10
人間関係・仕事に対する不安
<strong>仕事が暇で辞めたい方の対処法!社内でできることや転職のためのコツを解説</strong>

仕事が暇で辞めたい方の対処法!社内でできることや転職のためのコツを解説

一般的には「仕事=忙しい」というイメージがありますが、なかには「やることがない」「暇すぎて疲れる」という方もいます。 端から見ると羨ましく思えるかもしれませんが、当事者にとっては深刻な問題です。そこで今回は、仕事が暇で困っている方のために、現在の職場でできることや、転職について解説していきます。 仕事が暇でつらい理由 仕事が暇なら、気楽で良いのではないかと思う方もいるかもしれません。しかし実際には、非常につらく「辞めたい」と思ってしまうものです。 暇なのになぜつらいのか、理由をご紹介します。 時間を無駄にしている 特に若い世代の方は、「周りは仕事を通してスキルアップしているのに、自分は何も成長していない」という焦りが生まれます。 通常であれば顧客と折衝することで営業力が上がったり、商品開発業務を通して企画力を身につけたり、経理の仕事を熟知して資格を取ったり、何かしらの成長があるものです。 それらが一切なく、ただ歳だけを重ねていくことに恐怖を感じます。 「今はいいかもしれないが、5年後の自分は大丈夫だろうか」「もし会社が倒産したら、他の職場に就職できないのではないだろうか」などを考えると、非常に大きな不安を感じます。 社内の周りとの差を感じる 同じオフィスにいる同僚や先輩・後輩が仕事をしているにもかかわらず、自分だけ何もしないでいるのはつらいでしょう。 他の人は成果を生み出し利益を上げているのに、自分は何もせずにいるだけとなると「自分はここにいるべきではないのだろうか」と悩んでしまいます。 特に周りの人にも自分が何もしていないことを知られている場合、「なぜあいつだけ座っているだけで給料をもらっているんだ」「不公平で納得できない」というネガティブな視線にさらされることになり、大きなストレスになります。 仕事が暇な方がやるべきこと ただ「仕事が暇で困る」と嘆くだけでなく、自ら行動を起こしてみましょう。 具体的にどんな行動が必要か悩んでいる方のために、ポイントをご紹介します。 今できる仕事を探す まずやるべきは、自ら仕事を探すことです。 特に新卒や入社年次の浅い方だと「そもそもどんな業務があるのかわからない」というパターンもありますが、遠慮なく上司に相談してみてください。 忙しそうで話しかけにくいと思うかもしれませんが、まず時間を割いてもらい仕事を振ってもらうことで、上司のサポートができるようになり結果的にお互いにとってメリットが生まれます。 また、先輩の仕事を見て自分にも手伝えそうなことはないか確認してみましょう。業務のコアな部分は難しくても、コピーをとったり指定された資料を調べたりといったことはできるはずです。 漠然と「何かできることありますか」と聞いても「今は大丈夫」と言われてしまう可能性があるので、様子を見て「○○の作業をしましょうか?」など具体的に提案できると、相手も頼みやすくなります。 また、何度も相談することで「次に新しい業務を頼む時は、あの人にお願いしよう」と思ってもらうきっかけにもなるでしょう。 一つひとつの仕事を丁寧に行う 仕事がなくて暇な理由の一つに、「与えられた業務を雑に早く終わらせている」ケースがあります。 仕事が速いのは良いことですが、不備があるなど雑さが目立つと、結局はやり直しすることになったり、「別の人に頼もう」と思われてしまったりというデメリットも。 せっかく時間があるのであれば、今ある仕事を一つひとつ丁寧に取り組むようにしてみてください。時間をかけて取り組むことで、「ここはもっとこうした方が次の人がやりやすいだろう」「この作業はこの作業と一緒にやった方が効率的になりそう」など、それまで気づかなかった点に気づくことができます。 より完成度の高い状態で仕事を完結させることで、「この人に頼むと完璧に終わらせてくれる」という評価につながり、新しい仕事を振ってもらえるきっかけにもなるでしょう。 部署異動やチーム変更を希望する 暇になるほど仕事がない理由として、所属している部署やチームとのミスマッチを起こしている可能性があります。あなたのスキルや経験などが足りておらず、お願いしたいことはあってもできないという状況かもしれません。 この場合、異動した方が自分の実力を発揮しやすいでしょう。 本来は企業側が社員にあったポジションを準備すべきですが、それができないケースもあるので、ただ「仕事がない」と待っているのではなく異動を申し出てみてください。 具体的に自分には何ができるのか、どんな分野に興味があるのかなどを明確に説明できるようにしておくと、新しい異動先が決まりやすくなるかもしれません。 せっかく時間があるのであれば、こうした点を整理してみてください。 資格などの勉強をする どんなに自分から働きかけても、仕事がまわってこないこともあります。そんな時は、自分のための勉強の時間に充てましょう。 経理の仕事をしていれば簿記の勉強に取り組むなどすると、将来的なステップアップにつながります。資格の勉強を通して業務で活用できる知識が増えれば、新しい仕事を任されるチャンスが増えるかもしれません。 また、資格だけでなく業界や競合についてのリサーチをするのもおすすめです。いざ新しい仕事が生まれた時、こうした知識が活用できる場面があるかもしれません。 とはいえ、こういった個人的な勉強は業務時間中に堂々とすべきことではありません。リモートワークであれば目立ちませんが、オフィスにいる間はPCで業務画面などを開きながら取り組んだ方がベターです。 また、もし自分にできる仕事を振られたら、すぐに勉強はやめてそちらに尽力しましょう。 社内起業を目指す 「仕事が振られないなら、自分で仕事を作ろう」という考え、社内起業を目指すのも一手です。 社内起業とは会社の中で新しい製品やサービスを作るため、新しく組織を作り取り組む制度のことです。会社の人材や資金、取引先などのリソースを活用できるため、自分で起業するよりもローリスクでビジネスを始められます。 まずは自社の中で社内起業制度があるか調べ、あった場合はどのような規定になっているのかを調べましょう。 仮に選考に通らず社内起業が実現しなかったとしても、準備のために立てた計画を見てもらったり、プレゼンを見てもらったりすることで、他部署の上司から「あの人材がうちに欲しい」と言われて、新しいチームに移りそこで仕事を任されるといった可能性もあります。 「絶対に実現しなくてはならない」と考えるとプレッシャーにつながりますが、「ただ仕事が来るのを待っているだけよりも、有意義な時間を過ごせる」とある意味気楽に考えて取り組んでみることをおすすめします。 転職を検討する きちんと仕事ができる環境に身を置くため、転職を考えるという方法もあります。暇な時間を使って転職サイトを見ることで、自分の希望にあった募集を探すことができます。 特に差し迫った理由がなく、「仕事がなくて暇だから、いい会社があれば転職したい」ということであれば、期限も決まっていないので自分の納得できる募集を見つけるまで転職活動を続けることが可能です。 慌てて転職すると「こんなことなら、前の会社にいればよかった」と後悔するケースもあるのですが、しっかり吟味できるのは大きなメリットです。 しかし、ダラダラと引き延ばしていると時間だけが無駄にすぎてしまうので、「来年までに転職する」など、ある程度は自分で線引きをしましょう。 特に転職市場では若さが有利に働くことがほとんどなので、時間を無駄に使うのは厳禁です。 仕事が暇で転職する際のポイント 会社にいても暇でやることがなく、転職を決めた方のためのポイントを解説します。次の会社でも同じ轍を踏まないように、以下の点に気をつけてください。 志望動機を練る 転職の面接では必ず志望動機を聞かれますが、ここで正直に「今の職場では仕事がないので」と話すことが、必ずしもいいことだとは限りません。 会社の都合で仕事がない状況だったとしても、「能力が低くてこの人に任せられる仕事がないと判断されているのではないか」「仕事に対して積極性がないのではないか」などと思われてしまう可能性があるので、面接では別の内容を話すようにしましょう。 とはいえ、嘘をつく必要はありません。 なぜその業界に興味を持ったか、なぜその企業で働きたいと思ったかなどを話してみてください。適切な志望動機を作るときには、キャリアアドバイザーのサポートを受けることがおすすめです。志望動機をどのように伝えればいいか、細かいところまで相談にのってくれます。 また、そもそもどんな企業を選べばいいかなど、転職に関する全体的なことへのアドバイスをもらうこともできます。 キャリアアドバイザーに対してなんとなく敷居が高いと感じている方も多いですが、キャリアに対して漠然と悩んでいる方や、転職をしようかまだ迷っている方もぜひ気軽に利用してみてください。 興味のある分野に転職する 給与や休日は転職先を決めるうえで大切な要素ですが、それだけで決めてしまうとまた「仕事が暇、辞めたい」という状況になりかねません。そのため、自分がその仕事に対して興味が持てるかを大切にしましょう。 もし業界や業種に対して興味があれば、仕事を振られないタイミングでも「自分に何ができるか」などを考えるモチベーションが高まります。 そうすれば、現状と同じような状況に陥ることを防ぐことが可能です。 転職エージェントを利用する 「今の職場にいると時間を無駄にしているようで焦る、できるだけ早く転職したい」という方は、転職エージェントの利用がおすすめです。まずは転職先に何を求めるかなどを細かくヒアリングしてくれ、スピード感を持って転職先を紹介してくれます。 また、エージェントによっては面接の練習や書類の書き方などを指導してくれることがあります。特に「仕事が暇だから転職したい」というネガティブに聞こえる志望動機を、どう練ればいいかについても相談にのってくれるはずです。 転職に有利な資格を取得する せっかく時間があるならば、資格を取得してから転職するという選択肢もあります。 業界や職種によっては、特定の資格を持っているだけで基本給が上がったり、採用になる確率が大きくなったりします。 特に未経験の業界に転職する場合、資格があれば経験はなくとも知識はあるとアピールできますし、「本当にこの業界で働きたいと考えているのか」と志望度の強さを理解してもらえて好印象につながります。 まずは、自分が興味のある業界、職種にはどんな資格があるのかを調べてみましょう。そして、難易度の低いものがあれば試しに受験してみてください。 会社で暇な時間にコツコツ勉強していれば、きっと合格できるはずです。 転職前にリフレッシュのための休暇をとる 忙しい職場に転職したらゆっくりする時間が取れなくなる可能性もあるので、休暇を取ってリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。 また、「仕事が暇で辞めたい」と気分が落ち込んでいる方にも休みをとることをおすすめします。長期で休暇がとれるのであれば、旅行をして新しい場所に行くことで気持ちを一新できます。 あまり長く休めない場合でも、趣味に励んだり、映画を観たり、自然の中を散歩したりすることで気持ちが休まるでしょう。 新しい職場でモチベーションを高く働くためにも、休暇の取得は非常におすすめです。 仕事が暇で辞めたい時にはさまざまな対処法がある 職場に行ってもやることがなく暇で仕方ないという方は、実は少なくありません。そういった人を指す「社内ニート」という言葉も生まれているほどです。 端から見れば「何もせずに給料をもらえるなんていいではないか」と思われることもありますが、いざ自分がその立場になってみると、大変つらい思いをするものです。 現状を打破するために色々と考えたり行動したりするのはよいのですが、「仕事がないのは、自分に責任があるのではないか」と責めることはやめましょう。 今回ご紹介したいくつかのポイントをおさえて、自分が働きやすい環境を作ってみてください。

2022/05/16
人間関係・仕事に対する不安
「仕事を覚えられないから辞めたい」という悩みを解決!仕事ができる人になるには?

「仕事を覚えられないから辞めたい」という悩みを解決!仕事ができる人になるには?

仕事に慣れないうちは、「全然覚えられない」「質問ばかりして迷惑をかけてしまう」など悩みを抱えるものです。 しかし「早く覚えなくては」と焦れば焦るほど、やる気が空回り上手くいかないことも。そこで今回は、仕事ができる人になるために必要なコツをお伝えします。 なぜ仕事を覚えられないのか? 新入社員として入社した方、転職して新しい業界・業種で働くことになった方は、「説明してもらっても、マニュアルを読んでも、なかなか仕事を覚えられない」と悩むことが少なくありません。 そのため「自分はダメだ」「仕事ができない人間だ」「周りも迷惑だと思っているに違いない」とネガティブな気持ちになってしまうこともあるでしょう。 しかし実際には、仕事ができないと悩む理由はいくつかあります。 まだ仕事に慣れていない 一つ目は、そもそもまだ慣れていないということです。一度説明されただけでは、理解はできてもスムーズに業務をこなすことは難しいものです。 しかし周りにいる先輩や上司はすでにその仕事に慣れているためどんどんこなし、「自分だけできていない」と思ってしまいます。 これは時間が解決する問題なので、「きっと自分もそのうち慣れるだろう」と捉えてみてください。 「早く覚えよう」と前向きに頑張るのはよいですが、それが焦りにつながると余計に時間がかかってしまうこともあります。 比較対象が誤っている 二つ目は、比べる対象が間違っていることです。あなたは、誰と比べて「自分は仕事が覚えられない」と考えているのでしょうか。 例えば、「あの先輩はこんなに仕事をこなしているのに、自分は同じ時間でこれしかできていない」と比較していませんか。先輩の方が仕事が速いのは当たり前、むしろ新人にすぐに追い付かれてしまうのなら、そちらの方が問題です。 あなたが比べるべきは、過去の自分です。 もし部署のメンバーの中で一番仕事が遅かったとしても、先月の自分と比べてスピードが上がっているなら、確実に成長しています。 わざわざ周りの人と比較して落ち込むのではなく、「昨日できなかったことが、今日はなんとかできるようになった」など過去の自分と比較するようにしましょう。 仕事に興味を持てない 三つ目は、仕事に対して興味を持てないというパターンです。 仕事の向き不向きはテクニックを使えばある程度は対応できます。しかし仕事そのものに興味が持てるかどうかは、本人の気持ちが大きく関係するものです。 「就活が上手くいかず、内定が出た企業にとりあえず入社した」「今の職場が嫌で、ここ以外ならどこでもいいと思って転職した」という場合、あまり興味が持てないということもあります。この場合、仕事そのものに興味を持つことは簡単ではありません。 そのため、少し視野を広げることが必要です。 例えば銀行で働いている方で「お金を扱うことに興味を持てない」という方も、「融資をすることで中小企業の経営をサポートできる」など、自社の製品やサービスの先にあるものを考えてみると、やりがいが生まれて興味が持てるかもしれません。 仕事が覚えられない方におすすめのテクニック 仕事が覚えられないと気分が落ち込み、辞めたいと思ってしまうものです。そこで明日から実践できるテクニックを◎つご紹介します。 メモを「書く」ことをやめる 教わったことを忘れないよう、細かくメモを取る方は多いです。しかし後から見返して「このメモはどういう意味だっけ?」となってしまうことも多々あるのではないでしょうか。 そんな時は、説明を動画や音声で残しておくことをおすすめします。 最近ではリモートワークが主流になり、Zoomなどのツールを使って業務を教わることも増えました。そこで新しい仕事を教わるタイミングで画面録画をしておいて、後からまったく同じ説明を確認できるようにしておくと理解度が深まります。 また、オフィスで直接教わる場合にも音声などを録っておくと、自分で書いたメモよりもわかりやすくなります。 録音するときには一言相手に「録音していいですか」と確認すれば、断られることはないはず。ボイスメモをうまく活用していきましょう。 メモの書き方を工夫する 職場や状況によっては、動画で残しておくことが難しく手書きのメモしかできないこともあります。その場合、書き方を工夫しましょう。 まず大切なのは、そのメモが何のメモなのか、後から見てすぐにわかるようにすることです。 いきなり内容を書き始めるのではなく、「営業電話をかける時の手順」「商品開発MTGに参加するために必要な準備」など、タイトルをつけておきましょう。 次に、手順とポイントをわけておくことが大切です。 例えば「会議室の予約の仕方」について教わる時、「社内システムにログインする」「予約ページを開く」といった手順と、「参加人数が〇人以上なら、この会議室が適している」といったポイントをごちゃまぜにしてしまうと、わかりにくくなってしまいます。 さらに、余白を十分にとっておくことも大切です。 まずは説明してもらったことをメモし、後から見返したり、自分でやってみたときに気づいたことを余白に書き込んでおくことで、理解度が高まります。 定期的に復習する エビングハウスの忘却曲線によると、何かを新しく覚えても、20分後には58%しか覚えていられません。1時間後に覚えているのは44%、翌日になると33%と、なんと覚えたことの70%は忘れてしまっているのです。これが1か月後になると、覚えているのは21%と、どんどん忘れていってしまいます。 だからこそ、定期的に復習することが大切です。 新しいことを覚えてから24時間以内に10分復習すると、記憶率は100%に戻ります。次に、1週間以内に5分だけ復習するとまた記憶を定着させられ、1ヶ月以内に3分復習すると引き続き覚えていられます。 たった数分、復習の時間を取るだけ教わったことの定着率は格段に上がるので、ぜひ復習する習慣を取り入れてみましょう。 仕事から離れる時間を作る 「仕事を覚えるために休みの日もずっと勉強しよう」と、休みの日も仕事のことを考え続けるのは、必ずしもいいとは言えません。 もちろん新しく教わったことを復習したり、システムをゆっくり触ってみたりするのはよいのですが、頭がずっと仕事モードだと、集中力が続きません。 しっかりオフにして頭を休めることで記憶が定着しますし、また新しい気持ちで仕事に取り組めるようになります。 そのため、「土曜日は復習の時間にあて、日曜日は仕事のことは忘れてゆっくり休む」などメリハリをつけるようにしてください。 幅広い知識を習得する 教わった業務だけを繰り返し振り返るだけでなく、業界の知識や会社全体の製品やサービスについて理解を深めることで、一つひとつの業務を理解しやすくなることがあります。 最初のうちは「こんなことを勉強して意味があるのか」と思うかもしれませんが、後々の理解度に影響するので、余力があれば取り組んでみてください。 ワーキングメモリを強化する ワーキングメモリとは、何かの作業をするときに、一時的に情報を覚えておいて処理する能力のことです。 私たちは生活しているだけで、色々な情報を得ています。 例えば職場で「目の前にPCがある」「隣の席には同僚の○○さんがいる」など、意識してはいなくても、あらゆる事柄が脳に入って来るのです。 その情報のうち、必要なものとそうでないものを整理したり、必要な情報を長期的に覚えておいたりするために、ワーキングメモリが使われます。仕事を覚える時にも、どの情報が重要で何を覚えておかなければならないのか取捨選択が必要です。 だからこそ「聞いたはずなのにすぐ忘れてしまう」「メモをしたのに何のことだか覚えていない」という方は、ワーキングメモリを強化することで仕事を覚えやすくなる可能性があります。 ワーキングメモリを伸ばすためには、まず十分な睡眠が必要です。 個人差はありますが、7~8時間の睡眠をとることで、ワーキングメモリ機能を最大限発揮できると言われています。 また、運動と知的作業を同時に行うことも練習になります。 皿洗いをしながら昨日食べたものを思い出す、掃除をしながら前に読んだ本の内容を思い出すなどチャレンジしてみてください。 仕事が覚えられない方が身につけたい考え方 仕事を覚えるためには上記のようなテクニックが役立ちますが、それだけではなく仕事に対する考え方を改めることも有効です。 質問も仕事のうちだと考える 忙しい上司や先輩に質問をする時、「こんな初歩的なことを聞くのは申し訳ない」と思ってしまうかもしれません。しかし新人のうちは、自分から質問をすることも仕事です。 早い段階でどんどん質問すれば理解のスピードもあがり、独り立ちできるタイミングも早まります。 いつまでも質問せずあやふやにやっていき、いつまでたっても一人で仕事を完結できない方が迷惑になるので、「今はとにかく質問しよう!」と決めて、どんどん聞いてみてください。 また、「後から聞いておこう」と思うと忘れてしまったり、仕事を進めたのに「ここが間違っているからすべてやり直し」と二度手間になることもあるので、わからないことがあればできる限りすぐに質問するようにしましょう。 仕事の目的を明らかにする 人間は、意味や目的がわからないことを覚えることがなかなかできません。 例えば、「犬、頭、怒っている人、全力で走る、箸、きれい、紙くず」という単語を順番通りに覚えるのは、少し苦労するかもしれません。しかし「お客様に電話を掛ける時には、商品マニュアルを手元に置いておく」という一文は、すぐに覚えられるのではないでしょうか。 この2つは文字数はそれほど変わりませんが、暗記のしやすさは格段に違います。 仕事を覚える時にも、「何のためにこれをやるのか」など意味が解っていた方が、しっかり覚えられます。この業務はいつやるのか、どのような目的があるのかなど、前提条件を常に明らかにしておくようにしましょう。 リラックスを心がける あなたが突然俳優に抜擢され、間近で大きなカメラに撮られながら、大人数のスタッフに見守られながら「コーヒーを飲む」というシーンを撮るところを想像してみてください。 普段は何も考えずにできている動作でも、きっと「カップは右手と左でどちらで持つのか」「一口飲んだ方がいいのか、二口の方がいいのか」など気になってしまい、ぎこちなくなってしまいますよね。もしかすると、手が滑ってカップをひっくり返してしまうかもしれません。 これは緊張状態になっていることが原因です。 仕事も同じで、緊張していると普通ならなんの疑問もなくできることが、どんどんできなくなってしまいます。 例えばいつもはしないようなメールの誤字脱字などしてしまって、「なぜこんなこともできないんだ」と落ち込んだ経験はないでしょうか。 こうしたミスを避けるためには、リラックスを心がけることです。 新しい職場で心からリラックスするのは難しいですが、「焦ったら深呼吸する」「頭がこんがらがったらお茶を飲んで休憩する」など、対処法を見つけておくとよいでしょう。 タスクを管理してやる気を出す 仕事を覚えられないうちは、「あれもこれもやらなくては」と無駄に気持ちが焦ってしまうことが多いです。しかしそれにより集中力が欠け、より仕事を覚える作業がはかどらなくなってしまいます。 これを解消するためには、その日に何をしなくてはならないのか、朝のうちに明らかにすることが必要です。 「これとこれだけを終わらせれば大丈夫」と思うことで無用なプレッシャーを感じずに済みます。 仕事に対してもっと興味を持つ 子どものころ、「宿題をやりなさい」と言われるとやる気がなくなってしまった経験はありませんか。誰しもやれと命令されるとモチベーションが下がりますし、これは仕事でも同じことです。 そのため、まずは自ら興味を持てるポイントを見つけてみると、積極的に取り組めるでしょう。 目の間の業務を覚えることだけにとらわれず、「いつかこういう商品を開発してみたい」「あの先輩のようにどんどん成績を上げたい」など、自分のテンションがあがることを考える時間を取るようにすると、「そのためにはまず業務を覚えよう」と思えます。 「仕事が覚えられないから辞めたい」と思う前に 仕事が覚えられないと職場に行くのがつらくなり「やめたい」と思ってしまうものです。自分のことをダメだと感じてしまうかもしれませんが、こういった悩みを抱えているのはあなただけではありません。 頼りになる上司や成績優秀な先輩も、きっと初めは上手くいかないことも多かったはず。 すぐに「辞めたい」と思うのではなく、「どうしたら早く仕事を覚えられるのだろう?」という方向に思考を変えることから始めてみてください。

2022/05/11
人気の記事
人間関係・仕事に対する不安
やってられない!職場に嫌気がさしたときにおすすめの3つの行動

やってられない!職場に嫌気がさしたときにおすすめの3つの行動

仕事に慣れないうちは、「全然覚えられない」「質問ばかりして迷惑をかけてしまう」など悩みを抱えるものです。 しかし「早く覚えなくては」と焦れば焦るほど、やる気が空回り上手くいかないことも。そこで今回は、仕事ができる人になるために必要なコツをお伝えします。 なぜ仕事を覚えられないのか? 新入社員として入社した方、転職して新しい業界・業種で働くことになった方は、「説明してもらっても、マニュアルを読んでも、なかなか仕事を覚えられない」と悩むことが少なくありません。 そのため「自分はダメだ」「仕事ができない人間だ」「周りも迷惑だと思っているに違いない」とネガティブな気持ちになってしまうこともあるでしょう。 しかし実際には、仕事ができないと悩む理由はいくつかあります。 まだ仕事に慣れていない 一つ目は、そもそもまだ慣れていないということです。一度説明されただけでは、理解はできてもスムーズに業務をこなすことは難しいものです。 しかし周りにいる先輩や上司はすでにその仕事に慣れているためどんどんこなし、「自分だけできていない」と思ってしまいます。 これは時間が解決する問題なので、「きっと自分もそのうち慣れるだろう」と捉えてみてください。 「早く覚えよう」と前向きに頑張るのはよいですが、それが焦りにつながると余計に時間がかかってしまうこともあります。 比較対象が誤っている 二つ目は、比べる対象が間違っていることです。あなたは、誰と比べて「自分は仕事が覚えられない」と考えているのでしょうか。 例えば、「あの先輩はこんなに仕事をこなしているのに、自分は同じ時間でこれしかできていない」と比較していませんか。先輩の方が仕事が速いのは当たり前、むしろ新人にすぐに追い付かれてしまうのなら、そちらの方が問題です。 あなたが比べるべきは、過去の自分です。 もし部署のメンバーの中で一番仕事が遅かったとしても、先月の自分と比べてスピードが上がっているなら、確実に成長しています。 わざわざ周りの人と比較して落ち込むのではなく、「昨日できなかったことが、今日はなんとかできるようになった」など過去の自分と比較するようにしましょう。 仕事に興味を持てない 三つ目は、仕事に対して興味を持てないというパターンです。 仕事の向き不向きはテクニックを使えばある程度は対応できます。しかし仕事そのものに興味が持てるかどうかは、本人の気持ちが大きく関係するものです。 「就活が上手くいかず、内定が出た企業にとりあえず入社した」「今の職場が嫌で、ここ以外ならどこでもいいと思って転職した」という場合、あまり興味が持てないということもあります。この場合、仕事そのものに興味を持つことは簡単ではありません。 そのため、少し視野を広げることが必要です。 例えば銀行で働いている方で「お金を扱うことに興味を持てない」という方も、「融資をすることで中小企業の経営をサポートできる」など、自社の製品やサービスの先にあるものを考えてみると、やりがいが生まれて興味が持てるかもしれません。 仕事が覚えられない方におすすめのテクニック 仕事が覚えられないと気分が落ち込み、辞めたいと思ってしまうものです。そこで明日から実践できるテクニックを◎つご紹介します。 メモを「書く」ことをやめる 教わったことを忘れないよう、細かくメモを取る方は多いです。しかし後から見返して「このメモはどういう意味だっけ?」となってしまうことも多々あるのではないでしょうか。 そんな時は、説明を動画や音声で残しておくことをおすすめします。 最近ではリモートワークが主流になり、Zoomなどのツールを使って業務を教わることも増えました。そこで新しい仕事を教わるタイミングで画面録画をしておいて、後からまったく同じ説明を確認できるようにしておくと理解度が深まります。 また、オフィスで直接教わる場合にも音声などを録っておくと、自分で書いたメモよりもわかりやすくなります。 録音するときには一言相手に「録音していいですか」と確認すれば、断られることはないはず。ボイスメモをうまく活用していきましょう。 メモの書き方を工夫する 職場や状況によっては、動画で残しておくことが難しく手書きのメモしかできないこともあります。その場合、書き方を工夫しましょう。 まず大切なのは、そのメモが何のメモなのか、後から見てすぐにわかるようにすることです。 いきなり内容を書き始めるのではなく、「営業電話をかける時の手順」「商品開発MTGに参加するために必要な準備」など、タイトルをつけておきましょう。 次に、手順とポイントをわけておくことが大切です。 例えば「会議室の予約の仕方」について教わる時、「社内システムにログインする」「予約ページを開く」といった手順と、「参加人数が〇人以上なら、この会議室が適している」といったポイントをごちゃまぜにしてしまうと、わかりにくくなってしまいます。 さらに、余白を十分にとっておくことも大切です。 まずは説明してもらったことをメモし、後から見返したり、自分でやってみたときに気づいたことを余白に書き込んでおくことで、理解度が高まります。 定期的に復習する エビングハウスの忘却曲線によると、何かを新しく覚えても、20分後には58%しか覚えていられません。1時間後に覚えているのは44%、翌日になると33%と、なんと覚えたことの70%は忘れてしまっているのです。これが1か月後になると、覚えているのは21%と、どんどん忘れていってしまいます。 だからこそ、定期的に復習することが大切です。 新しいことを覚えてから24時間以内に10分復習すると、記憶率は100%に戻ります。次に、1週間以内に5分だけ復習するとまた記憶を定着させられ、1ヶ月以内に3分復習すると引き続き覚えていられます。 たった数分、復習の時間を取るだけ教わったことの定着率は格段に上がるので、ぜひ復習する習慣を取り入れてみましょう。 仕事から離れる時間を作る 「仕事を覚えるために休みの日もずっと勉強しよう」と、休みの日も仕事のことを考え続けるのは、必ずしもいいとは言えません。 もちろん新しく教わったことを復習したり、システムをゆっくり触ってみたりするのはよいのですが、頭がずっと仕事モードだと、集中力が続きません。 しっかりオフにして頭を休めることで記憶が定着しますし、また新しい気持ちで仕事に取り組めるようになります。 そのため、「土曜日は復習の時間にあて、日曜日は仕事のことは忘れてゆっくり休む」などメリハリをつけるようにしてください。 幅広い知識を習得する 教わった業務だけを繰り返し振り返るだけでなく、業界の知識や会社全体の製品やサービスについて理解を深めることで、一つひとつの業務を理解しやすくなることがあります。 最初のうちは「こんなことを勉強して意味があるのか」と思うかもしれませんが、後々の理解度に影響するので、余力があれば取り組んでみてください。 ワーキングメモリを強化する ワーキングメモリとは、何かの作業をするときに、一時的に情報を覚えておいて処理する能力のことです。 私たちは生活しているだけで、色々な情報を得ています。 例えば職場で「目の前にPCがある」「隣の席には同僚の○○さんがいる」など、意識してはいなくても、あらゆる事柄が脳に入って来るのです。 その情報のうち、必要なものとそうでないものを整理したり、必要な情報を長期的に覚えておいたりするために、ワーキングメモリが使われます。仕事を覚える時にも、どの情報が重要で何を覚えておかなければならないのか取捨選択が必要です。 だからこそ「聞いたはずなのにすぐ忘れてしまう」「メモをしたのに何のことだか覚えていない」という方は、ワーキングメモリを強化することで仕事を覚えやすくなる可能性があります。 ワーキングメモリを伸ばすためには、まず十分な睡眠が必要です。 個人差はありますが、7~8時間の睡眠をとることで、ワーキングメモリ機能を最大限発揮できると言われています。 また、運動と知的作業を同時に行うことも練習になります。 皿洗いをしながら昨日食べたものを思い出す、掃除をしながら前に読んだ本の内容を思い出すなどチャレンジしてみてください。 仕事が覚えられない方が身につけたい考え方 仕事を覚えるためには上記のようなテクニックが役立ちますが、それだけではなく仕事に対する考え方を改めることも有効です。 質問も仕事のうちだと考える 忙しい上司や先輩に質問をする時、「こんな初歩的なことを聞くのは申し訳ない」と思ってしまうかもしれません。しかし新人のうちは、自分から質問をすることも仕事です。 早い段階でどんどん質問すれば理解のスピードもあがり、独り立ちできるタイミングも早まります。 いつまでも質問せずあやふやにやっていき、いつまでたっても一人で仕事を完結できない方が迷惑になるので、「今はとにかく質問しよう!」と決めて、どんどん聞いてみてください。 また、「後から聞いておこう」と思うと忘れてしまったり、仕事を進めたのに「ここが間違っているからすべてやり直し」と二度手間になることもあるので、わからないことがあればできる限りすぐに質問するようにしましょう。 仕事の目的を明らかにする 人間は、意味や目的がわからないことを覚えることがなかなかできません。 例えば、「犬、頭、怒っている人、全力で走る、箸、きれい、紙くず」という単語を順番通りに覚えるのは、少し苦労するかもしれません。しかし「お客様に電話を掛ける時には、商品マニュアルを手元に置いておく」という一文は、すぐに覚えられるのではないでしょうか。 この2つは文字数はそれほど変わりませんが、暗記のしやすさは格段に違います。 仕事を覚える時にも、「何のためにこれをやるのか」など意味が解っていた方が、しっかり覚えられます。この業務はいつやるのか、どのような目的があるのかなど、前提条件を常に明らかにしておくようにしましょう。 リラックスを心がける あなたが突然俳優に抜擢され、間近で大きなカメラに撮られながら、大人数のスタッフに見守られながら「コーヒーを飲む」というシーンを撮るところを想像してみてください。 普段は何も考えずにできている動作でも、きっと「カップは右手と左でどちらで持つのか」「一口飲んだ方がいいのか、二口の方がいいのか」など気になってしまい、ぎこちなくなってしまいますよね。もしかすると、手が滑ってカップをひっくり返してしまうかもしれません。 これは緊張状態になっていることが原因です。 仕事も同じで、緊張していると普通ならなんの疑問もなくできることが、どんどんできなくなってしまいます。 例えばいつもはしないようなメールの誤字脱字などしてしまって、「なぜこんなこともできないんだ」と落ち込んだ経験はないでしょうか。 こうしたミスを避けるためには、リラックスを心がけることです。 新しい職場で心からリラックスするのは難しいですが、「焦ったら深呼吸する」「頭がこんがらがったらお茶を飲んで休憩する」など、対処法を見つけておくとよいでしょう。 タスクを管理してやる気を出す 仕事を覚えられないうちは、「あれもこれもやらなくては」と無駄に気持ちが焦ってしまうことが多いです。しかしそれにより集中力が欠け、より仕事を覚える作業がはかどらなくなってしまいます。 これを解消するためには、その日に何をしなくてはならないのか、朝のうちに明らかにすることが必要です。 「これとこれだけを終わらせれば大丈夫」と思うことで無用なプレッシャーを感じずに済みます。 仕事に対してもっと興味を持つ 子どものころ、「宿題をやりなさい」と言われるとやる気がなくなってしまった経験はありませんか。誰しもやれと命令されるとモチベーションが下がりますし、これは仕事でも同じことです。 そのため、まずは自ら興味を持てるポイントを見つけてみると、積極的に取り組めるでしょう。 目の間の業務を覚えることだけにとらわれず、「いつかこういう商品を開発してみたい」「あの先輩のようにどんどん成績を上げたい」など、自分のテンションがあがることを考える時間を取るようにすると、「そのためにはまず業務を覚えよう」と思えます。 「仕事が覚えられないから辞めたい」と思う前に 仕事が覚えられないと職場に行くのがつらくなり「やめたい」と思ってしまうものです。自分のことをダメだと感じてしまうかもしれませんが、こういった悩みを抱えているのはあなただけではありません。 頼りになる上司や成績優秀な先輩も、きっと初めは上手くいかないことも多かったはず。 すぐに「辞めたい」と思うのではなく、「どうしたら早く仕事を覚えられるのだろう?」という方向に思考を変えることから始めてみてください。

2020/05/22
仕事と家庭との両立について
「時短勤務って迷惑!」と言われない人がしている3つの気遣い

「時短勤務って迷惑!」と言われない人がしている3つの気遣い

仕事に慣れないうちは、「全然覚えられない」「質問ばかりして迷惑をかけてしまう」など悩みを抱えるものです。 しかし「早く覚えなくては」と焦れば焦るほど、やる気が空回り上手くいかないことも。そこで今回は、仕事ができる人になるために必要なコツをお伝えします。 なぜ仕事を覚えられないのか? 新入社員として入社した方、転職して新しい業界・業種で働くことになった方は、「説明してもらっても、マニュアルを読んでも、なかなか仕事を覚えられない」と悩むことが少なくありません。 そのため「自分はダメだ」「仕事ができない人間だ」「周りも迷惑だと思っているに違いない」とネガティブな気持ちになってしまうこともあるでしょう。 しかし実際には、仕事ができないと悩む理由はいくつかあります。 まだ仕事に慣れていない 一つ目は、そもそもまだ慣れていないということです。一度説明されただけでは、理解はできてもスムーズに業務をこなすことは難しいものです。 しかし周りにいる先輩や上司はすでにその仕事に慣れているためどんどんこなし、「自分だけできていない」と思ってしまいます。 これは時間が解決する問題なので、「きっと自分もそのうち慣れるだろう」と捉えてみてください。 「早く覚えよう」と前向きに頑張るのはよいですが、それが焦りにつながると余計に時間がかかってしまうこともあります。 比較対象が誤っている 二つ目は、比べる対象が間違っていることです。あなたは、誰と比べて「自分は仕事が覚えられない」と考えているのでしょうか。 例えば、「あの先輩はこんなに仕事をこなしているのに、自分は同じ時間でこれしかできていない」と比較していませんか。先輩の方が仕事が速いのは当たり前、むしろ新人にすぐに追い付かれてしまうのなら、そちらの方が問題です。 あなたが比べるべきは、過去の自分です。 もし部署のメンバーの中で一番仕事が遅かったとしても、先月の自分と比べてスピードが上がっているなら、確実に成長しています。 わざわざ周りの人と比較して落ち込むのではなく、「昨日できなかったことが、今日はなんとかできるようになった」など過去の自分と比較するようにしましょう。 仕事に興味を持てない 三つ目は、仕事に対して興味を持てないというパターンです。 仕事の向き不向きはテクニックを使えばある程度は対応できます。しかし仕事そのものに興味が持てるかどうかは、本人の気持ちが大きく関係するものです。 「就活が上手くいかず、内定が出た企業にとりあえず入社した」「今の職場が嫌で、ここ以外ならどこでもいいと思って転職した」という場合、あまり興味が持てないということもあります。この場合、仕事そのものに興味を持つことは簡単ではありません。 そのため、少し視野を広げることが必要です。 例えば銀行で働いている方で「お金を扱うことに興味を持てない」という方も、「融資をすることで中小企業の経営をサポートできる」など、自社の製品やサービスの先にあるものを考えてみると、やりがいが生まれて興味が持てるかもしれません。 仕事が覚えられない方におすすめのテクニック 仕事が覚えられないと気分が落ち込み、辞めたいと思ってしまうものです。そこで明日から実践できるテクニックを◎つご紹介します。 メモを「書く」ことをやめる 教わったことを忘れないよう、細かくメモを取る方は多いです。しかし後から見返して「このメモはどういう意味だっけ?」となってしまうことも多々あるのではないでしょうか。 そんな時は、説明を動画や音声で残しておくことをおすすめします。 最近ではリモートワークが主流になり、Zoomなどのツールを使って業務を教わることも増えました。そこで新しい仕事を教わるタイミングで画面録画をしておいて、後からまったく同じ説明を確認できるようにしておくと理解度が深まります。 また、オフィスで直接教わる場合にも音声などを録っておくと、自分で書いたメモよりもわかりやすくなります。 録音するときには一言相手に「録音していいですか」と確認すれば、断られることはないはず。ボイスメモをうまく活用していきましょう。 メモの書き方を工夫する 職場や状況によっては、動画で残しておくことが難しく手書きのメモしかできないこともあります。その場合、書き方を工夫しましょう。 まず大切なのは、そのメモが何のメモなのか、後から見てすぐにわかるようにすることです。 いきなり内容を書き始めるのではなく、「営業電話をかける時の手順」「商品開発MTGに参加するために必要な準備」など、タイトルをつけておきましょう。 次に、手順とポイントをわけておくことが大切です。 例えば「会議室の予約の仕方」について教わる時、「社内システムにログインする」「予約ページを開く」といった手順と、「参加人数が〇人以上なら、この会議室が適している」といったポイントをごちゃまぜにしてしまうと、わかりにくくなってしまいます。 さらに、余白を十分にとっておくことも大切です。 まずは説明してもらったことをメモし、後から見返したり、自分でやってみたときに気づいたことを余白に書き込んでおくことで、理解度が高まります。 定期的に復習する エビングハウスの忘却曲線によると、何かを新しく覚えても、20分後には58%しか覚えていられません。1時間後に覚えているのは44%、翌日になると33%と、なんと覚えたことの70%は忘れてしまっているのです。これが1か月後になると、覚えているのは21%と、どんどん忘れていってしまいます。 だからこそ、定期的に復習することが大切です。 新しいことを覚えてから24時間以内に10分復習すると、記憶率は100%に戻ります。次に、1週間以内に5分だけ復習するとまた記憶を定着させられ、1ヶ月以内に3分復習すると引き続き覚えていられます。 たった数分、復習の時間を取るだけ教わったことの定着率は格段に上がるので、ぜひ復習する習慣を取り入れてみましょう。 仕事から離れる時間を作る 「仕事を覚えるために休みの日もずっと勉強しよう」と、休みの日も仕事のことを考え続けるのは、必ずしもいいとは言えません。 もちろん新しく教わったことを復習したり、システムをゆっくり触ってみたりするのはよいのですが、頭がずっと仕事モードだと、集中力が続きません。 しっかりオフにして頭を休めることで記憶が定着しますし、また新しい気持ちで仕事に取り組めるようになります。 そのため、「土曜日は復習の時間にあて、日曜日は仕事のことは忘れてゆっくり休む」などメリハリをつけるようにしてください。 幅広い知識を習得する 教わった業務だけを繰り返し振り返るだけでなく、業界の知識や会社全体の製品やサービスについて理解を深めることで、一つひとつの業務を理解しやすくなることがあります。 最初のうちは「こんなことを勉強して意味があるのか」と思うかもしれませんが、後々の理解度に影響するので、余力があれば取り組んでみてください。 ワーキングメモリを強化する ワーキングメモリとは、何かの作業をするときに、一時的に情報を覚えておいて処理する能力のことです。 私たちは生活しているだけで、色々な情報を得ています。 例えば職場で「目の前にPCがある」「隣の席には同僚の○○さんがいる」など、意識してはいなくても、あらゆる事柄が脳に入って来るのです。 その情報のうち、必要なものとそうでないものを整理したり、必要な情報を長期的に覚えておいたりするために、ワーキングメモリが使われます。仕事を覚える時にも、どの情報が重要で何を覚えておかなければならないのか取捨選択が必要です。 だからこそ「聞いたはずなのにすぐ忘れてしまう」「メモをしたのに何のことだか覚えていない」という方は、ワーキングメモリを強化することで仕事を覚えやすくなる可能性があります。 ワーキングメモリを伸ばすためには、まず十分な睡眠が必要です。 個人差はありますが、7~8時間の睡眠をとることで、ワーキングメモリ機能を最大限発揮できると言われています。 また、運動と知的作業を同時に行うことも練習になります。 皿洗いをしながら昨日食べたものを思い出す、掃除をしながら前に読んだ本の内容を思い出すなどチャレンジしてみてください。 仕事が覚えられない方が身につけたい考え方 仕事を覚えるためには上記のようなテクニックが役立ちますが、それだけではなく仕事に対する考え方を改めることも有効です。 質問も仕事のうちだと考える 忙しい上司や先輩に質問をする時、「こんな初歩的なことを聞くのは申し訳ない」と思ってしまうかもしれません。しかし新人のうちは、自分から質問をすることも仕事です。 早い段階でどんどん質問すれば理解のスピードもあがり、独り立ちできるタイミングも早まります。 いつまでも質問せずあやふやにやっていき、いつまでたっても一人で仕事を完結できない方が迷惑になるので、「今はとにかく質問しよう!」と決めて、どんどん聞いてみてください。 また、「後から聞いておこう」と思うと忘れてしまったり、仕事を進めたのに「ここが間違っているからすべてやり直し」と二度手間になることもあるので、わからないことがあればできる限りすぐに質問するようにしましょう。 仕事の目的を明らかにする 人間は、意味や目的がわからないことを覚えることがなかなかできません。 例えば、「犬、頭、怒っている人、全力で走る、箸、きれい、紙くず」という単語を順番通りに覚えるのは、少し苦労するかもしれません。しかし「お客様に電話を掛ける時には、商品マニュアルを手元に置いておく」という一文は、すぐに覚えられるのではないでしょうか。 この2つは文字数はそれほど変わりませんが、暗記のしやすさは格段に違います。 仕事を覚える時にも、「何のためにこれをやるのか」など意味が解っていた方が、しっかり覚えられます。この業務はいつやるのか、どのような目的があるのかなど、前提条件を常に明らかにしておくようにしましょう。 リラックスを心がける あなたが突然俳優に抜擢され、間近で大きなカメラに撮られながら、大人数のスタッフに見守られながら「コーヒーを飲む」というシーンを撮るところを想像してみてください。 普段は何も考えずにできている動作でも、きっと「カップは右手と左でどちらで持つのか」「一口飲んだ方がいいのか、二口の方がいいのか」など気になってしまい、ぎこちなくなってしまいますよね。もしかすると、手が滑ってカップをひっくり返してしまうかもしれません。 これは緊張状態になっていることが原因です。 仕事も同じで、緊張していると普通ならなんの疑問もなくできることが、どんどんできなくなってしまいます。 例えばいつもはしないようなメールの誤字脱字などしてしまって、「なぜこんなこともできないんだ」と落ち込んだ経験はないでしょうか。 こうしたミスを避けるためには、リラックスを心がけることです。 新しい職場で心からリラックスするのは難しいですが、「焦ったら深呼吸する」「頭がこんがらがったらお茶を飲んで休憩する」など、対処法を見つけておくとよいでしょう。 タスクを管理してやる気を出す 仕事を覚えられないうちは、「あれもこれもやらなくては」と無駄に気持ちが焦ってしまうことが多いです。しかしそれにより集中力が欠け、より仕事を覚える作業がはかどらなくなってしまいます。 これを解消するためには、その日に何をしなくてはならないのか、朝のうちに明らかにすることが必要です。 「これとこれだけを終わらせれば大丈夫」と思うことで無用なプレッシャーを感じずに済みます。 仕事に対してもっと興味を持つ 子どものころ、「宿題をやりなさい」と言われるとやる気がなくなってしまった経験はありませんか。誰しもやれと命令されるとモチベーションが下がりますし、これは仕事でも同じことです。 そのため、まずは自ら興味を持てるポイントを見つけてみると、積極的に取り組めるでしょう。 目の間の業務を覚えることだけにとらわれず、「いつかこういう商品を開発してみたい」「あの先輩のようにどんどん成績を上げたい」など、自分のテンションがあがることを考える時間を取るようにすると、「そのためにはまず業務を覚えよう」と思えます。 「仕事が覚えられないから辞めたい」と思う前に 仕事が覚えられないと職場に行くのがつらくなり「やめたい」と思ってしまうものです。自分のことをダメだと感じてしまうかもしれませんが、こういった悩みを抱えているのはあなただけではありません。 頼りになる上司や成績優秀な先輩も、きっと初めは上手くいかないことも多かったはず。 すぐに「辞めたい」と思うのではなく、「どうしたら早く仕事を覚えられるのだろう?」という方向に思考を変えることから始めてみてください。

2025/11/05
人間関係・仕事に対する不安
入社10年目でもう仕事を辞めたいと思ったら…知っておきたい対処法

入社10年目でもう仕事を辞めたいと思ったら…知っておきたい対処法

仕事に慣れないうちは、「全然覚えられない」「質問ばかりして迷惑をかけてしまう」など悩みを抱えるものです。 しかし「早く覚えなくては」と焦れば焦るほど、やる気が空回り上手くいかないことも。そこで今回は、仕事ができる人になるために必要なコツをお伝えします。 なぜ仕事を覚えられないのか? 新入社員として入社した方、転職して新しい業界・業種で働くことになった方は、「説明してもらっても、マニュアルを読んでも、なかなか仕事を覚えられない」と悩むことが少なくありません。 そのため「自分はダメだ」「仕事ができない人間だ」「周りも迷惑だと思っているに違いない」とネガティブな気持ちになってしまうこともあるでしょう。 しかし実際には、仕事ができないと悩む理由はいくつかあります。 まだ仕事に慣れていない 一つ目は、そもそもまだ慣れていないということです。一度説明されただけでは、理解はできてもスムーズに業務をこなすことは難しいものです。 しかし周りにいる先輩や上司はすでにその仕事に慣れているためどんどんこなし、「自分だけできていない」と思ってしまいます。 これは時間が解決する問題なので、「きっと自分もそのうち慣れるだろう」と捉えてみてください。 「早く覚えよう」と前向きに頑張るのはよいですが、それが焦りにつながると余計に時間がかかってしまうこともあります。 比較対象が誤っている 二つ目は、比べる対象が間違っていることです。あなたは、誰と比べて「自分は仕事が覚えられない」と考えているのでしょうか。 例えば、「あの先輩はこんなに仕事をこなしているのに、自分は同じ時間でこれしかできていない」と比較していませんか。先輩の方が仕事が速いのは当たり前、むしろ新人にすぐに追い付かれてしまうのなら、そちらの方が問題です。 あなたが比べるべきは、過去の自分です。 もし部署のメンバーの中で一番仕事が遅かったとしても、先月の自分と比べてスピードが上がっているなら、確実に成長しています。 わざわざ周りの人と比較して落ち込むのではなく、「昨日できなかったことが、今日はなんとかできるようになった」など過去の自分と比較するようにしましょう。 仕事に興味を持てない 三つ目は、仕事に対して興味を持てないというパターンです。 仕事の向き不向きはテクニックを使えばある程度は対応できます。しかし仕事そのものに興味が持てるかどうかは、本人の気持ちが大きく関係するものです。 「就活が上手くいかず、内定が出た企業にとりあえず入社した」「今の職場が嫌で、ここ以外ならどこでもいいと思って転職した」という場合、あまり興味が持てないということもあります。この場合、仕事そのものに興味を持つことは簡単ではありません。 そのため、少し視野を広げることが必要です。 例えば銀行で働いている方で「お金を扱うことに興味を持てない」という方も、「融資をすることで中小企業の経営をサポートできる」など、自社の製品やサービスの先にあるものを考えてみると、やりがいが生まれて興味が持てるかもしれません。 仕事が覚えられない方におすすめのテクニック 仕事が覚えられないと気分が落ち込み、辞めたいと思ってしまうものです。そこで明日から実践できるテクニックを◎つご紹介します。 メモを「書く」ことをやめる 教わったことを忘れないよう、細かくメモを取る方は多いです。しかし後から見返して「このメモはどういう意味だっけ?」となってしまうことも多々あるのではないでしょうか。 そんな時は、説明を動画や音声で残しておくことをおすすめします。 最近ではリモートワークが主流になり、Zoomなどのツールを使って業務を教わることも増えました。そこで新しい仕事を教わるタイミングで画面録画をしておいて、後からまったく同じ説明を確認できるようにしておくと理解度が深まります。 また、オフィスで直接教わる場合にも音声などを録っておくと、自分で書いたメモよりもわかりやすくなります。 録音するときには一言相手に「録音していいですか」と確認すれば、断られることはないはず。ボイスメモをうまく活用していきましょう。 メモの書き方を工夫する 職場や状況によっては、動画で残しておくことが難しく手書きのメモしかできないこともあります。その場合、書き方を工夫しましょう。 まず大切なのは、そのメモが何のメモなのか、後から見てすぐにわかるようにすることです。 いきなり内容を書き始めるのではなく、「営業電話をかける時の手順」「商品開発MTGに参加するために必要な準備」など、タイトルをつけておきましょう。 次に、手順とポイントをわけておくことが大切です。 例えば「会議室の予約の仕方」について教わる時、「社内システムにログインする」「予約ページを開く」といった手順と、「参加人数が〇人以上なら、この会議室が適している」といったポイントをごちゃまぜにしてしまうと、わかりにくくなってしまいます。 さらに、余白を十分にとっておくことも大切です。 まずは説明してもらったことをメモし、後から見返したり、自分でやってみたときに気づいたことを余白に書き込んでおくことで、理解度が高まります。 定期的に復習する エビングハウスの忘却曲線によると、何かを新しく覚えても、20分後には58%しか覚えていられません。1時間後に覚えているのは44%、翌日になると33%と、なんと覚えたことの70%は忘れてしまっているのです。これが1か月後になると、覚えているのは21%と、どんどん忘れていってしまいます。 だからこそ、定期的に復習することが大切です。 新しいことを覚えてから24時間以内に10分復習すると、記憶率は100%に戻ります。次に、1週間以内に5分だけ復習するとまた記憶を定着させられ、1ヶ月以内に3分復習すると引き続き覚えていられます。 たった数分、復習の時間を取るだけ教わったことの定着率は格段に上がるので、ぜひ復習する習慣を取り入れてみましょう。 仕事から離れる時間を作る 「仕事を覚えるために休みの日もずっと勉強しよう」と、休みの日も仕事のことを考え続けるのは、必ずしもいいとは言えません。 もちろん新しく教わったことを復習したり、システムをゆっくり触ってみたりするのはよいのですが、頭がずっと仕事モードだと、集中力が続きません。 しっかりオフにして頭を休めることで記憶が定着しますし、また新しい気持ちで仕事に取り組めるようになります。 そのため、「土曜日は復習の時間にあて、日曜日は仕事のことは忘れてゆっくり休む」などメリハリをつけるようにしてください。 幅広い知識を習得する 教わった業務だけを繰り返し振り返るだけでなく、業界の知識や会社全体の製品やサービスについて理解を深めることで、一つひとつの業務を理解しやすくなることがあります。 最初のうちは「こんなことを勉強して意味があるのか」と思うかもしれませんが、後々の理解度に影響するので、余力があれば取り組んでみてください。 ワーキングメモリを強化する ワーキングメモリとは、何かの作業をするときに、一時的に情報を覚えておいて処理する能力のことです。 私たちは生活しているだけで、色々な情報を得ています。 例えば職場で「目の前にPCがある」「隣の席には同僚の○○さんがいる」など、意識してはいなくても、あらゆる事柄が脳に入って来るのです。 その情報のうち、必要なものとそうでないものを整理したり、必要な情報を長期的に覚えておいたりするために、ワーキングメモリが使われます。仕事を覚える時にも、どの情報が重要で何を覚えておかなければならないのか取捨選択が必要です。 だからこそ「聞いたはずなのにすぐ忘れてしまう」「メモをしたのに何のことだか覚えていない」という方は、ワーキングメモリを強化することで仕事を覚えやすくなる可能性があります。 ワーキングメモリを伸ばすためには、まず十分な睡眠が必要です。 個人差はありますが、7~8時間の睡眠をとることで、ワーキングメモリ機能を最大限発揮できると言われています。 また、運動と知的作業を同時に行うことも練習になります。 皿洗いをしながら昨日食べたものを思い出す、掃除をしながら前に読んだ本の内容を思い出すなどチャレンジしてみてください。 仕事が覚えられない方が身につけたい考え方 仕事を覚えるためには上記のようなテクニックが役立ちますが、それだけではなく仕事に対する考え方を改めることも有効です。 質問も仕事のうちだと考える 忙しい上司や先輩に質問をする時、「こんな初歩的なことを聞くのは申し訳ない」と思ってしまうかもしれません。しかし新人のうちは、自分から質問をすることも仕事です。 早い段階でどんどん質問すれば理解のスピードもあがり、独り立ちできるタイミングも早まります。 いつまでも質問せずあやふやにやっていき、いつまでたっても一人で仕事を完結できない方が迷惑になるので、「今はとにかく質問しよう!」と決めて、どんどん聞いてみてください。 また、「後から聞いておこう」と思うと忘れてしまったり、仕事を進めたのに「ここが間違っているからすべてやり直し」と二度手間になることもあるので、わからないことがあればできる限りすぐに質問するようにしましょう。 仕事の目的を明らかにする 人間は、意味や目的がわからないことを覚えることがなかなかできません。 例えば、「犬、頭、怒っている人、全力で走る、箸、きれい、紙くず」という単語を順番通りに覚えるのは、少し苦労するかもしれません。しかし「お客様に電話を掛ける時には、商品マニュアルを手元に置いておく」という一文は、すぐに覚えられるのではないでしょうか。 この2つは文字数はそれほど変わりませんが、暗記のしやすさは格段に違います。 仕事を覚える時にも、「何のためにこれをやるのか」など意味が解っていた方が、しっかり覚えられます。この業務はいつやるのか、どのような目的があるのかなど、前提条件を常に明らかにしておくようにしましょう。 リラックスを心がける あなたが突然俳優に抜擢され、間近で大きなカメラに撮られながら、大人数のスタッフに見守られながら「コーヒーを飲む」というシーンを撮るところを想像してみてください。 普段は何も考えずにできている動作でも、きっと「カップは右手と左でどちらで持つのか」「一口飲んだ方がいいのか、二口の方がいいのか」など気になってしまい、ぎこちなくなってしまいますよね。もしかすると、手が滑ってカップをひっくり返してしまうかもしれません。 これは緊張状態になっていることが原因です。 仕事も同じで、緊張していると普通ならなんの疑問もなくできることが、どんどんできなくなってしまいます。 例えばいつもはしないようなメールの誤字脱字などしてしまって、「なぜこんなこともできないんだ」と落ち込んだ経験はないでしょうか。 こうしたミスを避けるためには、リラックスを心がけることです。 新しい職場で心からリラックスするのは難しいですが、「焦ったら深呼吸する」「頭がこんがらがったらお茶を飲んで休憩する」など、対処法を見つけておくとよいでしょう。 タスクを管理してやる気を出す 仕事を覚えられないうちは、「あれもこれもやらなくては」と無駄に気持ちが焦ってしまうことが多いです。しかしそれにより集中力が欠け、より仕事を覚える作業がはかどらなくなってしまいます。 これを解消するためには、その日に何をしなくてはならないのか、朝のうちに明らかにすることが必要です。 「これとこれだけを終わらせれば大丈夫」と思うことで無用なプレッシャーを感じずに済みます。 仕事に対してもっと興味を持つ 子どものころ、「宿題をやりなさい」と言われるとやる気がなくなってしまった経験はありませんか。誰しもやれと命令されるとモチベーションが下がりますし、これは仕事でも同じことです。 そのため、まずは自ら興味を持てるポイントを見つけてみると、積極的に取り組めるでしょう。 目の間の業務を覚えることだけにとらわれず、「いつかこういう商品を開発してみたい」「あの先輩のようにどんどん成績を上げたい」など、自分のテンションがあがることを考える時間を取るようにすると、「そのためにはまず業務を覚えよう」と思えます。 「仕事が覚えられないから辞めたい」と思う前に 仕事が覚えられないと職場に行くのがつらくなり「やめたい」と思ってしまうものです。自分のことをダメだと感じてしまうかもしれませんが、こういった悩みを抱えているのはあなただけではありません。 頼りになる上司や成績優秀な先輩も、きっと初めは上手くいかないことも多かったはず。 すぐに「辞めたい」と思うのではなく、「どうしたら早く仕事を覚えられるのだろう?」という方向に思考を変えることから始めてみてください。

2025/05/22
仕事と家庭との両立について
育休明けで「迷惑」と言われてしまう人の5つの特徴

育休明けで「迷惑」と言われてしまう人の5つの特徴

仕事に慣れないうちは、「全然覚えられない」「質問ばかりして迷惑をかけてしまう」など悩みを抱えるものです。 しかし「早く覚えなくては」と焦れば焦るほど、やる気が空回り上手くいかないことも。そこで今回は、仕事ができる人になるために必要なコツをお伝えします。 なぜ仕事を覚えられないのか? 新入社員として入社した方、転職して新しい業界・業種で働くことになった方は、「説明してもらっても、マニュアルを読んでも、なかなか仕事を覚えられない」と悩むことが少なくありません。 そのため「自分はダメだ」「仕事ができない人間だ」「周りも迷惑だと思っているに違いない」とネガティブな気持ちになってしまうこともあるでしょう。 しかし実際には、仕事ができないと悩む理由はいくつかあります。 まだ仕事に慣れていない 一つ目は、そもそもまだ慣れていないということです。一度説明されただけでは、理解はできてもスムーズに業務をこなすことは難しいものです。 しかし周りにいる先輩や上司はすでにその仕事に慣れているためどんどんこなし、「自分だけできていない」と思ってしまいます。 これは時間が解決する問題なので、「きっと自分もそのうち慣れるだろう」と捉えてみてください。 「早く覚えよう」と前向きに頑張るのはよいですが、それが焦りにつながると余計に時間がかかってしまうこともあります。 比較対象が誤っている 二つ目は、比べる対象が間違っていることです。あなたは、誰と比べて「自分は仕事が覚えられない」と考えているのでしょうか。 例えば、「あの先輩はこんなに仕事をこなしているのに、自分は同じ時間でこれしかできていない」と比較していませんか。先輩の方が仕事が速いのは当たり前、むしろ新人にすぐに追い付かれてしまうのなら、そちらの方が問題です。 あなたが比べるべきは、過去の自分です。 もし部署のメンバーの中で一番仕事が遅かったとしても、先月の自分と比べてスピードが上がっているなら、確実に成長しています。 わざわざ周りの人と比較して落ち込むのではなく、「昨日できなかったことが、今日はなんとかできるようになった」など過去の自分と比較するようにしましょう。 仕事に興味を持てない 三つ目は、仕事に対して興味を持てないというパターンです。 仕事の向き不向きはテクニックを使えばある程度は対応できます。しかし仕事そのものに興味が持てるかどうかは、本人の気持ちが大きく関係するものです。 「就活が上手くいかず、内定が出た企業にとりあえず入社した」「今の職場が嫌で、ここ以外ならどこでもいいと思って転職した」という場合、あまり興味が持てないということもあります。この場合、仕事そのものに興味を持つことは簡単ではありません。 そのため、少し視野を広げることが必要です。 例えば銀行で働いている方で「お金を扱うことに興味を持てない」という方も、「融資をすることで中小企業の経営をサポートできる」など、自社の製品やサービスの先にあるものを考えてみると、やりがいが生まれて興味が持てるかもしれません。 仕事が覚えられない方におすすめのテクニック 仕事が覚えられないと気分が落ち込み、辞めたいと思ってしまうものです。そこで明日から実践できるテクニックを◎つご紹介します。 メモを「書く」ことをやめる 教わったことを忘れないよう、細かくメモを取る方は多いです。しかし後から見返して「このメモはどういう意味だっけ?」となってしまうことも多々あるのではないでしょうか。 そんな時は、説明を動画や音声で残しておくことをおすすめします。 最近ではリモートワークが主流になり、Zoomなどのツールを使って業務を教わることも増えました。そこで新しい仕事を教わるタイミングで画面録画をしておいて、後からまったく同じ説明を確認できるようにしておくと理解度が深まります。 また、オフィスで直接教わる場合にも音声などを録っておくと、自分で書いたメモよりもわかりやすくなります。 録音するときには一言相手に「録音していいですか」と確認すれば、断られることはないはず。ボイスメモをうまく活用していきましょう。 メモの書き方を工夫する 職場や状況によっては、動画で残しておくことが難しく手書きのメモしかできないこともあります。その場合、書き方を工夫しましょう。 まず大切なのは、そのメモが何のメモなのか、後から見てすぐにわかるようにすることです。 いきなり内容を書き始めるのではなく、「営業電話をかける時の手順」「商品開発MTGに参加するために必要な準備」など、タイトルをつけておきましょう。 次に、手順とポイントをわけておくことが大切です。 例えば「会議室の予約の仕方」について教わる時、「社内システムにログインする」「予約ページを開く」といった手順と、「参加人数が〇人以上なら、この会議室が適している」といったポイントをごちゃまぜにしてしまうと、わかりにくくなってしまいます。 さらに、余白を十分にとっておくことも大切です。 まずは説明してもらったことをメモし、後から見返したり、自分でやってみたときに気づいたことを余白に書き込んでおくことで、理解度が高まります。 定期的に復習する エビングハウスの忘却曲線によると、何かを新しく覚えても、20分後には58%しか覚えていられません。1時間後に覚えているのは44%、翌日になると33%と、なんと覚えたことの70%は忘れてしまっているのです。これが1か月後になると、覚えているのは21%と、どんどん忘れていってしまいます。 だからこそ、定期的に復習することが大切です。 新しいことを覚えてから24時間以内に10分復習すると、記憶率は100%に戻ります。次に、1週間以内に5分だけ復習するとまた記憶を定着させられ、1ヶ月以内に3分復習すると引き続き覚えていられます。 たった数分、復習の時間を取るだけ教わったことの定着率は格段に上がるので、ぜひ復習する習慣を取り入れてみましょう。 仕事から離れる時間を作る 「仕事を覚えるために休みの日もずっと勉強しよう」と、休みの日も仕事のことを考え続けるのは、必ずしもいいとは言えません。 もちろん新しく教わったことを復習したり、システムをゆっくり触ってみたりするのはよいのですが、頭がずっと仕事モードだと、集中力が続きません。 しっかりオフにして頭を休めることで記憶が定着しますし、また新しい気持ちで仕事に取り組めるようになります。 そのため、「土曜日は復習の時間にあて、日曜日は仕事のことは忘れてゆっくり休む」などメリハリをつけるようにしてください。 幅広い知識を習得する 教わった業務だけを繰り返し振り返るだけでなく、業界の知識や会社全体の製品やサービスについて理解を深めることで、一つひとつの業務を理解しやすくなることがあります。 最初のうちは「こんなことを勉強して意味があるのか」と思うかもしれませんが、後々の理解度に影響するので、余力があれば取り組んでみてください。 ワーキングメモリを強化する ワーキングメモリとは、何かの作業をするときに、一時的に情報を覚えておいて処理する能力のことです。 私たちは生活しているだけで、色々な情報を得ています。 例えば職場で「目の前にPCがある」「隣の席には同僚の○○さんがいる」など、意識してはいなくても、あらゆる事柄が脳に入って来るのです。 その情報のうち、必要なものとそうでないものを整理したり、必要な情報を長期的に覚えておいたりするために、ワーキングメモリが使われます。仕事を覚える時にも、どの情報が重要で何を覚えておかなければならないのか取捨選択が必要です。 だからこそ「聞いたはずなのにすぐ忘れてしまう」「メモをしたのに何のことだか覚えていない」という方は、ワーキングメモリを強化することで仕事を覚えやすくなる可能性があります。 ワーキングメモリを伸ばすためには、まず十分な睡眠が必要です。 個人差はありますが、7~8時間の睡眠をとることで、ワーキングメモリ機能を最大限発揮できると言われています。 また、運動と知的作業を同時に行うことも練習になります。 皿洗いをしながら昨日食べたものを思い出す、掃除をしながら前に読んだ本の内容を思い出すなどチャレンジしてみてください。 仕事が覚えられない方が身につけたい考え方 仕事を覚えるためには上記のようなテクニックが役立ちますが、それだけではなく仕事に対する考え方を改めることも有効です。 質問も仕事のうちだと考える 忙しい上司や先輩に質問をする時、「こんな初歩的なことを聞くのは申し訳ない」と思ってしまうかもしれません。しかし新人のうちは、自分から質問をすることも仕事です。 早い段階でどんどん質問すれば理解のスピードもあがり、独り立ちできるタイミングも早まります。 いつまでも質問せずあやふやにやっていき、いつまでたっても一人で仕事を完結できない方が迷惑になるので、「今はとにかく質問しよう!」と決めて、どんどん聞いてみてください。 また、「後から聞いておこう」と思うと忘れてしまったり、仕事を進めたのに「ここが間違っているからすべてやり直し」と二度手間になることもあるので、わからないことがあればできる限りすぐに質問するようにしましょう。 仕事の目的を明らかにする 人間は、意味や目的がわからないことを覚えることがなかなかできません。 例えば、「犬、頭、怒っている人、全力で走る、箸、きれい、紙くず」という単語を順番通りに覚えるのは、少し苦労するかもしれません。しかし「お客様に電話を掛ける時には、商品マニュアルを手元に置いておく」という一文は、すぐに覚えられるのではないでしょうか。 この2つは文字数はそれほど変わりませんが、暗記のしやすさは格段に違います。 仕事を覚える時にも、「何のためにこれをやるのか」など意味が解っていた方が、しっかり覚えられます。この業務はいつやるのか、どのような目的があるのかなど、前提条件を常に明らかにしておくようにしましょう。 リラックスを心がける あなたが突然俳優に抜擢され、間近で大きなカメラに撮られながら、大人数のスタッフに見守られながら「コーヒーを飲む」というシーンを撮るところを想像してみてください。 普段は何も考えずにできている動作でも、きっと「カップは右手と左でどちらで持つのか」「一口飲んだ方がいいのか、二口の方がいいのか」など気になってしまい、ぎこちなくなってしまいますよね。もしかすると、手が滑ってカップをひっくり返してしまうかもしれません。 これは緊張状態になっていることが原因です。 仕事も同じで、緊張していると普通ならなんの疑問もなくできることが、どんどんできなくなってしまいます。 例えばいつもはしないようなメールの誤字脱字などしてしまって、「なぜこんなこともできないんだ」と落ち込んだ経験はないでしょうか。 こうしたミスを避けるためには、リラックスを心がけることです。 新しい職場で心からリラックスするのは難しいですが、「焦ったら深呼吸する」「頭がこんがらがったらお茶を飲んで休憩する」など、対処法を見つけておくとよいでしょう。 タスクを管理してやる気を出す 仕事を覚えられないうちは、「あれもこれもやらなくては」と無駄に気持ちが焦ってしまうことが多いです。しかしそれにより集中力が欠け、より仕事を覚える作業がはかどらなくなってしまいます。 これを解消するためには、その日に何をしなくてはならないのか、朝のうちに明らかにすることが必要です。 「これとこれだけを終わらせれば大丈夫」と思うことで無用なプレッシャーを感じずに済みます。 仕事に対してもっと興味を持つ 子どものころ、「宿題をやりなさい」と言われるとやる気がなくなってしまった経験はありませんか。誰しもやれと命令されるとモチベーションが下がりますし、これは仕事でも同じことです。 そのため、まずは自ら興味を持てるポイントを見つけてみると、積極的に取り組めるでしょう。 目の間の業務を覚えることだけにとらわれず、「いつかこういう商品を開発してみたい」「あの先輩のようにどんどん成績を上げたい」など、自分のテンションがあがることを考える時間を取るようにすると、「そのためにはまず業務を覚えよう」と思えます。 「仕事が覚えられないから辞めたい」と思う前に 仕事が覚えられないと職場に行くのがつらくなり「やめたい」と思ってしまうものです。自分のことをダメだと感じてしまうかもしれませんが、こういった悩みを抱えているのはあなただけではありません。 頼りになる上司や成績優秀な先輩も、きっと初めは上手くいかないことも多かったはず。 すぐに「辞めたい」と思うのではなく、「どうしたら早く仕事を覚えられるのだろう?」という方向に思考を変えることから始めてみてください。

2026/02/19
転職について
仕事の辞め癖と逃げ癖、その末路には何がある?

仕事の辞め癖と逃げ癖、その末路には何がある?

仕事に慣れないうちは、「全然覚えられない」「質問ばかりして迷惑をかけてしまう」など悩みを抱えるものです。 しかし「早く覚えなくては」と焦れば焦るほど、やる気が空回り上手くいかないことも。そこで今回は、仕事ができる人になるために必要なコツをお伝えします。 なぜ仕事を覚えられないのか? 新入社員として入社した方、転職して新しい業界・業種で働くことになった方は、「説明してもらっても、マニュアルを読んでも、なかなか仕事を覚えられない」と悩むことが少なくありません。 そのため「自分はダメだ」「仕事ができない人間だ」「周りも迷惑だと思っているに違いない」とネガティブな気持ちになってしまうこともあるでしょう。 しかし実際には、仕事ができないと悩む理由はいくつかあります。 まだ仕事に慣れていない 一つ目は、そもそもまだ慣れていないということです。一度説明されただけでは、理解はできてもスムーズに業務をこなすことは難しいものです。 しかし周りにいる先輩や上司はすでにその仕事に慣れているためどんどんこなし、「自分だけできていない」と思ってしまいます。 これは時間が解決する問題なので、「きっと自分もそのうち慣れるだろう」と捉えてみてください。 「早く覚えよう」と前向きに頑張るのはよいですが、それが焦りにつながると余計に時間がかかってしまうこともあります。 比較対象が誤っている 二つ目は、比べる対象が間違っていることです。あなたは、誰と比べて「自分は仕事が覚えられない」と考えているのでしょうか。 例えば、「あの先輩はこんなに仕事をこなしているのに、自分は同じ時間でこれしかできていない」と比較していませんか。先輩の方が仕事が速いのは当たり前、むしろ新人にすぐに追い付かれてしまうのなら、そちらの方が問題です。 あなたが比べるべきは、過去の自分です。 もし部署のメンバーの中で一番仕事が遅かったとしても、先月の自分と比べてスピードが上がっているなら、確実に成長しています。 わざわざ周りの人と比較して落ち込むのではなく、「昨日できなかったことが、今日はなんとかできるようになった」など過去の自分と比較するようにしましょう。 仕事に興味を持てない 三つ目は、仕事に対して興味を持てないというパターンです。 仕事の向き不向きはテクニックを使えばある程度は対応できます。しかし仕事そのものに興味が持てるかどうかは、本人の気持ちが大きく関係するものです。 「就活が上手くいかず、内定が出た企業にとりあえず入社した」「今の職場が嫌で、ここ以外ならどこでもいいと思って転職した」という場合、あまり興味が持てないということもあります。この場合、仕事そのものに興味を持つことは簡単ではありません。 そのため、少し視野を広げることが必要です。 例えば銀行で働いている方で「お金を扱うことに興味を持てない」という方も、「融資をすることで中小企業の経営をサポートできる」など、自社の製品やサービスの先にあるものを考えてみると、やりがいが生まれて興味が持てるかもしれません。 仕事が覚えられない方におすすめのテクニック 仕事が覚えられないと気分が落ち込み、辞めたいと思ってしまうものです。そこで明日から実践できるテクニックを◎つご紹介します。 メモを「書く」ことをやめる 教わったことを忘れないよう、細かくメモを取る方は多いです。しかし後から見返して「このメモはどういう意味だっけ?」となってしまうことも多々あるのではないでしょうか。 そんな時は、説明を動画や音声で残しておくことをおすすめします。 最近ではリモートワークが主流になり、Zoomなどのツールを使って業務を教わることも増えました。そこで新しい仕事を教わるタイミングで画面録画をしておいて、後からまったく同じ説明を確認できるようにしておくと理解度が深まります。 また、オフィスで直接教わる場合にも音声などを録っておくと、自分で書いたメモよりもわかりやすくなります。 録音するときには一言相手に「録音していいですか」と確認すれば、断られることはないはず。ボイスメモをうまく活用していきましょう。 メモの書き方を工夫する 職場や状況によっては、動画で残しておくことが難しく手書きのメモしかできないこともあります。その場合、書き方を工夫しましょう。 まず大切なのは、そのメモが何のメモなのか、後から見てすぐにわかるようにすることです。 いきなり内容を書き始めるのではなく、「営業電話をかける時の手順」「商品開発MTGに参加するために必要な準備」など、タイトルをつけておきましょう。 次に、手順とポイントをわけておくことが大切です。 例えば「会議室の予約の仕方」について教わる時、「社内システムにログインする」「予約ページを開く」といった手順と、「参加人数が〇人以上なら、この会議室が適している」といったポイントをごちゃまぜにしてしまうと、わかりにくくなってしまいます。 さらに、余白を十分にとっておくことも大切です。 まずは説明してもらったことをメモし、後から見返したり、自分でやってみたときに気づいたことを余白に書き込んでおくことで、理解度が高まります。 定期的に復習する エビングハウスの忘却曲線によると、何かを新しく覚えても、20分後には58%しか覚えていられません。1時間後に覚えているのは44%、翌日になると33%と、なんと覚えたことの70%は忘れてしまっているのです。これが1か月後になると、覚えているのは21%と、どんどん忘れていってしまいます。 だからこそ、定期的に復習することが大切です。 新しいことを覚えてから24時間以内に10分復習すると、記憶率は100%に戻ります。次に、1週間以内に5分だけ復習するとまた記憶を定着させられ、1ヶ月以内に3分復習すると引き続き覚えていられます。 たった数分、復習の時間を取るだけ教わったことの定着率は格段に上がるので、ぜひ復習する習慣を取り入れてみましょう。 仕事から離れる時間を作る 「仕事を覚えるために休みの日もずっと勉強しよう」と、休みの日も仕事のことを考え続けるのは、必ずしもいいとは言えません。 もちろん新しく教わったことを復習したり、システムをゆっくり触ってみたりするのはよいのですが、頭がずっと仕事モードだと、集中力が続きません。 しっかりオフにして頭を休めることで記憶が定着しますし、また新しい気持ちで仕事に取り組めるようになります。 そのため、「土曜日は復習の時間にあて、日曜日は仕事のことは忘れてゆっくり休む」などメリハリをつけるようにしてください。 幅広い知識を習得する 教わった業務だけを繰り返し振り返るだけでなく、業界の知識や会社全体の製品やサービスについて理解を深めることで、一つひとつの業務を理解しやすくなることがあります。 最初のうちは「こんなことを勉強して意味があるのか」と思うかもしれませんが、後々の理解度に影響するので、余力があれば取り組んでみてください。 ワーキングメモリを強化する ワーキングメモリとは、何かの作業をするときに、一時的に情報を覚えておいて処理する能力のことです。 私たちは生活しているだけで、色々な情報を得ています。 例えば職場で「目の前にPCがある」「隣の席には同僚の○○さんがいる」など、意識してはいなくても、あらゆる事柄が脳に入って来るのです。 その情報のうち、必要なものとそうでないものを整理したり、必要な情報を長期的に覚えておいたりするために、ワーキングメモリが使われます。仕事を覚える時にも、どの情報が重要で何を覚えておかなければならないのか取捨選択が必要です。 だからこそ「聞いたはずなのにすぐ忘れてしまう」「メモをしたのに何のことだか覚えていない」という方は、ワーキングメモリを強化することで仕事を覚えやすくなる可能性があります。 ワーキングメモリを伸ばすためには、まず十分な睡眠が必要です。 個人差はありますが、7~8時間の睡眠をとることで、ワーキングメモリ機能を最大限発揮できると言われています。 また、運動と知的作業を同時に行うことも練習になります。 皿洗いをしながら昨日食べたものを思い出す、掃除をしながら前に読んだ本の内容を思い出すなどチャレンジしてみてください。 仕事が覚えられない方が身につけたい考え方 仕事を覚えるためには上記のようなテクニックが役立ちますが、それだけではなく仕事に対する考え方を改めることも有効です。 質問も仕事のうちだと考える 忙しい上司や先輩に質問をする時、「こんな初歩的なことを聞くのは申し訳ない」と思ってしまうかもしれません。しかし新人のうちは、自分から質問をすることも仕事です。 早い段階でどんどん質問すれば理解のスピードもあがり、独り立ちできるタイミングも早まります。 いつまでも質問せずあやふやにやっていき、いつまでたっても一人で仕事を完結できない方が迷惑になるので、「今はとにかく質問しよう!」と決めて、どんどん聞いてみてください。 また、「後から聞いておこう」と思うと忘れてしまったり、仕事を進めたのに「ここが間違っているからすべてやり直し」と二度手間になることもあるので、わからないことがあればできる限りすぐに質問するようにしましょう。 仕事の目的を明らかにする 人間は、意味や目的がわからないことを覚えることがなかなかできません。 例えば、「犬、頭、怒っている人、全力で走る、箸、きれい、紙くず」という単語を順番通りに覚えるのは、少し苦労するかもしれません。しかし「お客様に電話を掛ける時には、商品マニュアルを手元に置いておく」という一文は、すぐに覚えられるのではないでしょうか。 この2つは文字数はそれほど変わりませんが、暗記のしやすさは格段に違います。 仕事を覚える時にも、「何のためにこれをやるのか」など意味が解っていた方が、しっかり覚えられます。この業務はいつやるのか、どのような目的があるのかなど、前提条件を常に明らかにしておくようにしましょう。 リラックスを心がける あなたが突然俳優に抜擢され、間近で大きなカメラに撮られながら、大人数のスタッフに見守られながら「コーヒーを飲む」というシーンを撮るところを想像してみてください。 普段は何も考えずにできている動作でも、きっと「カップは右手と左でどちらで持つのか」「一口飲んだ方がいいのか、二口の方がいいのか」など気になってしまい、ぎこちなくなってしまいますよね。もしかすると、手が滑ってカップをひっくり返してしまうかもしれません。 これは緊張状態になっていることが原因です。 仕事も同じで、緊張していると普通ならなんの疑問もなくできることが、どんどんできなくなってしまいます。 例えばいつもはしないようなメールの誤字脱字などしてしまって、「なぜこんなこともできないんだ」と落ち込んだ経験はないでしょうか。 こうしたミスを避けるためには、リラックスを心がけることです。 新しい職場で心からリラックスするのは難しいですが、「焦ったら深呼吸する」「頭がこんがらがったらお茶を飲んで休憩する」など、対処法を見つけておくとよいでしょう。 タスクを管理してやる気を出す 仕事を覚えられないうちは、「あれもこれもやらなくては」と無駄に気持ちが焦ってしまうことが多いです。しかしそれにより集中力が欠け、より仕事を覚える作業がはかどらなくなってしまいます。 これを解消するためには、その日に何をしなくてはならないのか、朝のうちに明らかにすることが必要です。 「これとこれだけを終わらせれば大丈夫」と思うことで無用なプレッシャーを感じずに済みます。 仕事に対してもっと興味を持つ 子どものころ、「宿題をやりなさい」と言われるとやる気がなくなってしまった経験はありませんか。誰しもやれと命令されるとモチベーションが下がりますし、これは仕事でも同じことです。 そのため、まずは自ら興味を持てるポイントを見つけてみると、積極的に取り組めるでしょう。 目の間の業務を覚えることだけにとらわれず、「いつかこういう商品を開発してみたい」「あの先輩のようにどんどん成績を上げたい」など、自分のテンションがあがることを考える時間を取るようにすると、「そのためにはまず業務を覚えよう」と思えます。 「仕事が覚えられないから辞めたい」と思う前に 仕事が覚えられないと職場に行くのがつらくなり「やめたい」と思ってしまうものです。自分のことをダメだと感じてしまうかもしれませんが、こういった悩みを抱えているのはあなただけではありません。 頼りになる上司や成績優秀な先輩も、きっと初めは上手くいかないことも多かったはず。 すぐに「辞めたい」と思うのではなく、「どうしたら早く仕事を覚えられるのだろう?」という方向に思考を変えることから始めてみてください。

2020/05/22
Avator
ご利用者の声
Voice
お悩みの内容
キャリアコンサルティングの利用法その他人間関係・仕事に対する不安今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて仕事と家庭との両立について働き方就職活動履歴書・職務経歴書等、書類添削独立について転職について適職診断・自己分析・自分探し面接対策
新着記事
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
ITコンサルタントに向いている人の特徴5選!転職ステップと確認ポイント

ITコンサルタントに向いている人の特徴5選!転職ステップと確認ポイント

ITコンサルタントは、やりがいが大きい上に収入も高くなりやすく、キャリアチェンジやキャリアアップ先としても人気の職種です。 しかし、形のない「知見・ノウハウ・課題解決力」を商品として提供する仕事は、向き不向きが明確に分かれやすいともいわれています。 この記事では、ITコンサルタントに向いている人の特徴や目指し方、転職前に確認したいポイントを解説! 自分にITコンサルタントの適性があるのか気になっている方は、ぜひ参考にしてください。   そもそもITコンサルタントとは? ITコンサルタントは、クライアントである企業の経営課題を発見し、IT技術を使って解決へと導く「問題解決のプロフェッショナル」です。 経営コンサルタントに通ずる役割を持っていますが、システム全体の設計に関わることもあり、システムエンジニアのような役割を担う場面も少なくありません。 クライアントの課題発見・IT戦略の立案・システムの選定や導入・その後の運用改善まで支援するため、業務範囲は多岐に渡ります。 また、プロジェクト単位での勤務が一般的なので、プロジェクトが変わるごとに顧客はもちろん、一緒に働くメンバーや求められるスキルも変化するのが特徴です。   ITコンサルタントになるメリット・デメリット ITコンサルタントとして働くことにはメリットがある一方で、人によってはデメリットと感じる点もいくつかあります。どのようなメリット・デメリットがあるのか、把握しておきましょう。   ITコンサルタントのメリット ITコンサルタントの代表的なメリットは、以下の3つです。 高収入を実現しやすい 市場価値を上げやすい やりがいや達成感が大きい ITコンサルタントは、昔ながらの年功序列ではなく成果主義の報酬体系が主流です。そのため、他のIT職よりも年収が高くなりやすい傾向にあります。 経営とITのスキルが身について市場価値が上がりやすいのも魅力で、将来のキャリアの選択肢も広がるでしょう。 また、クライアントやチーム一丸となって課題を解決できた際には、大きな達成感を感じます。   ITコンサルタントのデメリット ITコンサルタントのデメリットといわれている主な要素は、以下の3つです。 長時間労働になりやすい プレッシャーが大きい 常に勉強し続ける必要がある ITコンサルタントは、納期に追われたり急な依頼を受けたりすることも珍しくありません。必然的に、残業や激務になりやすいです。 さらに、クライアントからは「確実な成果」を出すよう求められ、それをプレッシャーに感じる人もいます。 最新のIT技術やクライアントの業界傾向を常に勉強しないといけない点も、ルーティンワークやマニュアル業務を好む人にとってはデメリットになるでしょう。   ITコンサルタントに向いている人の特徴 ITコンサルタントとして活躍するためには、スキルだけでなく適性も非常に重要です。どのような人がITコンサルタントに向いているのか、特徴を解説します。   論理的思考力が高い人 何が起きているのかを一つずつ整理して、筋道を立てて原因や解決策を考えられる人は、ITコンサルタントに向いています。 クライアントが抱える経営課題は複雑で、すぐには問題の本質が見えないことも多いです。また、最初から全ての情報が揃っているとも限らず、時には情報不足のまま計画の方向性を示さないといけない場面もあります。 そんなとき「情報がないから何もできない」ではなく、「現時点ではAの計画が有力。ただしBの情報を確認してから確定しよう」のように考えられる人のほうが、信頼されるITコンサルタントとなるでしょう。   ヒアリング能力が高い人 クライアント先である企業や担当者が、ITをほとんど知らなかったり経営課題を把握できていなかったりするケースも少なくありません。 「最近、なぜか経営がうまくいかなくて…」「なんかシステムが使いづらくて…」のような曖昧な相談をされることも多く、そんな場面で顧客から情報を引き出すのもITコンサルタントの役割です。 そのため、相手の話を丁寧に聞き、多角的な視点で課題の本質を引き出す能力が高い人が、ITコンサルタントに向いています。   物事をわかりやすく説明できる人 どんなに素晴らしい戦略でも、専門用語を使って難解な説明をすると、経営層から理解されず実行には至りません。 ITの話は専門用語が多いですが、それをIT初心者にもわかりやすくかみ砕いて説明できる人が、ITコンサルタントに向いています。 また、単に話をかみ砕くだけでなく、相手の理解度に合わせて伝え方を変えられると、さらに重宝されるITコンサルタントになれるでしょう。 ITコンサルタントはチームで仕事をするので、チームメンバーとの意思疎通もスムーズになり、連携強化につながります。   柔軟性と適応力がある人 ITコンサルタントは、「これが原因なのでは」と仮説を立てて、必要に応じて修正していく作業がたくさんあります。 そのため、最初から正解を当てようとするのではなく、「まずはやってみる」「間違っていたら修正する」という柔軟性がある人に向いているでしょう。 プロジェクトごとに環境が変わったり、一人で複数のプロジェクトに関わったりするケースも多いため、臨機応変な対応ができる適応力がある人も適性を発揮しやすいです。   知らないことや新しいことを学ぶのが好きな人 知らないことや新しいことへの興味が強く、自ら情報を吸収しようとする人は、ITコンサルタント向きです。 ITコンサルタントは、技術進歩のスピードが速いITのトレンドや、クライアントの市場動向を常に追いかけなくてはいけません。 プロジェクトごとに異なる業界や未経験のビジネスモデルに直面する職業だからこそ、「ストレスなく学べる」という気質は大きな武器です。   ITコンサルタントに向いていない人の特徴 ITコンサルタントは向き不向きの激しい職業でもあり、以下のような特徴を持つ人はあまり向いていないとされています。   文書・資料を作るのが苦手な人 意外かもしれませんが、ITコンサルタントはPowerPoint・Excel・Wordなどを使って文書や資料を作る業務が多いです。 ITコンサルタントは目には見えない「自分の考えた計画・積み重ねたノウハウ」を売りにしています。実態がない商品を具現化するためには、自ら資料を作成するしかありません。 文書や資料をわかりやすくまとめるドキュメンテーション能力が求められるため、資料作成が極度に苦手な人はストレスを感じやすいでしょう。   答えが決まっていない問題が嫌いな人 明確な答えやゴールに向かって働きたいと考える人も、ITコンサルタントには向かないといわれています。 ITコンサルタントが扱うのは、答えがない問題です。システムだけに特化できるなら「動く・動かない」という比較的明確な答えがありますが、ITコンサルタントは「そもそも何が問題なのか」を考えるところから仕事がスタートします。 課題へのアプローチも自分の仮説が100%合っているという保証はないので、最初から「完璧な正解」を求めるタイプの人だとミスマッチが起こりやすいです。   プレッシャーに弱い人 ITコンサルタントは、決められた納期までに、クライアントの期待に応えなくてはいけません。 答えがない問題の中でスピーディに成果を出すことが求められるため、そのプレッシャーに耐えられない人には不向きでしょう。 また、コンサルティング業界は基本的に実力社会です。周囲との比較が生まれやすい環境なので、社内競争に精神的苦痛を感じやすい人も長続きしない傾向にあります。   専門領域だけに特化したい人 「自分の専門領域をとことん追求したい」と考える人は、ITコンサルタントではなく専門職向きです。 ITコンサルタントは、ITだけでなくビジネスや経営・経済全般の知識が求められます。ITやビジネスの全体像を捉える「広く浅く」の知識が重要視されるため、専門分野を「狭く深く」掘り下げたい人には向きません。 IT職はどんどん細分化が進んでいて専門職の種類も増えているので、自分が理想とするキャリアを実現しやすい道を選びましょう。   自分の成果を前面に出したい人 ITコンサルタントは、企業に成果をもたらすための、あくまでサポート役です。 そのため、たとえコンサルティングに成功したとしても、それは傍から見ると「あなたの功績」ではなく「企業の努力」だと評価される場合があります。 もちろん報酬や社内の査定ではきちんと評価されますが、「自身の影の努力に世間のスポットが当たらなくても平気」という人でなければ、ITコンサルタントは勤まらないでしょう。   ITコンサルタントになるための3ステップ 向いている要素を一つでも持っているなら、ITコンサルタントとして活躍できる可能性があります。ここからは、ITコンサルタントに転職するための3つのステップを解説します。   IT・ビジネスの基礎を身につける ITとビジネスの基礎知識は、ITコンサルタントの土台になります。ITコンサルタントには必要とされるスキルが多いため、一つに絞って学習するのではなく、網羅的な学習を意識しましょう。 磨くべき代表的なスキルは、以下の通りです。 ITの基礎知識 ビジネスや業務知識 論理的思考力と問題解決力 Excel・PowerPointなどの資料作成スキル ITコンサルタントは資格必須の職業ではないものの、知識の証明として関連資格の取得を目指すのもおすすめです。   システムエンジニアや社内SEになって経験を積む ITコンサルタントになるには、IT現場で実務経験を積み、そこからコンサルティングファームやIT企業へと転職するのが王道ルートです。 未経験からいきなりITコンサルタントになれるケースもありますが難易度が高いため、IT実務の経験がない場合はシステムエンジニアや社内SEを先に経験するほうが良いでしょう。 そこでプロジェクトマネージャーにキャリアアップすると、ITコンサルタントへの道もさらに開きやすくなります。 また、実務を経ることで「本当に自分がITコンサルタントに向いているか」が見えてくる場合もあるはずです。   転職に向けて動き出す 基礎知識と実務経験を武器に、転職活動を始めましょう。ITコンサルタントを求めているのはコンサルティングファームの他、SIerやスタートアップ、一般企業のコンサル部門などもあります。 業界や企業の種類が豊富なので情報収集に時間をかけ、自分に合う転職先を見つけるのが大切です。 また、このタイミングでキャリアコンサルティングを受けると、転職活動がスムーズに進みやすくなります。 自己分析のサポートや転職に関する悩み相談などにも応じてもらえるので、心強い味方となるでしょう。   ITコンサルタントを目指す前に確認したいポイント ITコンサルタントは、人による向き不向きが大きい職業だからこそ、目指す際には以下の点を確認するのがおすすめです。 働き方が自分に合っているか 業務領域を正しく理解できているか コンサル業界特有のカルチャーに馴染めそうか 業務量が膨大で激務に追われやすいため、ITコンサルタントへの転職前には「自分に合った働き方ができそうか」のシミュレーションが欠かせません。 「ITコンサル=上流工程」というイメージが強いかもしれませんが、実際は資料作成・会議調整・進捗管理・課題管理といった地味な仕事もかなり多いので、自分が担当する業務領域も必ず確認しましょう。 また、コンサル業界には「短期間で結果を出す力」や「自発的に動く姿勢」を強く求める特有の雰囲気があります。このような雰囲気に自分が馴染めそうかも要チェックです。   向いている特徴が一つでもあるなら、ITコンサルタントを目指すのもあり どんな仕事にも向き不向きがありますが、その中でも特にITコンサルタントは個人の適性の差が出やすい仕事です。しかし一方で、向いている特徴を持つ人にとっては、自分の適性を活かして活躍しやすい環境でもあります。 また、「本当に向いているのかな?」「より適性を高めるにはどうすればいい?」と悩んでいるなら、キャリアコンサルティングを受けるのがおすすめ。 オンライン面談方式のキャリア・コンサルティング・ラボは、全国どこからでもあなたの悩みに寄り添います!

2026/10/07
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
40代未経験からITエンジニアになれる?転職の流れと成功の秘訣

40代未経験からITエンジニアになれる?転職の流れと成功の秘訣

「40代未経験でもITエンジニアになれる?」「40代の未経験者がITエンジニアへの転職を成功させるには?」 このような疑問を持っている方も多いでしょう。 安定した将来性と高い需要があり、専門スキルが身につくITエンジニアは人気の仕事ですが、年齢や経験問わず目指せるのか気になるところですよね。 本記事では、40代未経験でもITエンジニアになれるのかという疑問を解消しつつ、具体的な転職ステップ、成功するためのコツなどを解説します。 40代未経験でもITエンジニアになれる 40代未経験からITエンジニアへの転職は、難易度が高いものの可能です。40代未経験だと望み薄な職業も多い中、なぜITエンジニアだと希望があるのか、理由を見ていきましょう。 人手不足が深刻な業界 IT需要の拡大により、IT業界は深刻な人手不足問題を抱えています。 2030年には最大約79万人ものIT人材が不足するという試算もあり、未経験の40代でも熱意や基礎知識があれば採用したいと考える企業は少なくありません。 大企業への人材集中により、中小企業は特に人手不足に苦しんでいるので、このような企業を狙うと40代未経験でもチャンスがあるでしょう。 未経験でも独学で知識を身につけられる ITの基礎知識は、パソコンとインターネット環境さえあれば、ある程度の範囲までは独学で習得できます。今は学習環境が充実しており、オンライン教材やプログラミングスクールの種類も豊富です。 自主学習で知識をつけることで実務の経験がなくても評価されやすくなり、年齢の壁を乗り越えられる可能性が高まります。 スキルと成果で給与が決まる実力主義 IT業界は、実力主義の傾向が強いです。技術と成果で個人を評価する企業が多いので、「40代」「未経験」という表面的な肩書きよりも、「今何ができるか」という本質を見てもらえるでしょう。 年功序列で評価する企業だと「年齢が高い=高い給与を支払わなくてはいけない」という考えから、ミドル層の採用ハードルが高くなりがちです。 しかし、実力主義が主流のIT業界ではこの縛りがないため、40代でも採用される可能性があります。 「40代未経験からITエンジニアは厳しい」といわれる理由 40代の未経験者でもITエンジニアになれますが、それは「年齢だけを理由に門前払いされにくい」のであって「年齢の壁が存在しない」のではありません。40代未経験だと採用の難易度が高くなる理由を解説します。 教育コストに見合うリターンを期待しにくい 企業は、20代の応募者には「未経験で採用→数年かけて育成→30代で戦力化」という計画を立てやすいです。一方、40代未経験者を数年かけて育成した場合は、戦力化に期待できる年齢が40代後半~50代となってしまいます。 20代と比較すると40代は、「同じ育成コストをかけても短い期間しか働けない存在」と捉えられるため、採用で不利になりやすいです。 給与条件が合いにくい ITエンジニアに対して「給料が高い仕事」というイメージを持つ人も多いでしょう。事実、上流工程を担うITエンジニアの中には、年収1,000万円以上という人もいます。 しかし、未経験者がITエンジニアになって最初に任されるのは、基本的にロースキル業務です。難易度の高いスキルを求められない代わりに給料が低い傾向にあり、未経験からの転職だとほとんどの場合で収入が下がります。 40代は、家庭を持っていて一定の収入が必要という人も多く、未経験者向けの仕事だとどうしても給与条件とマッチしにくいため、転職が難しくなりやすいです。 技術進化に対応できるか懸念される もちろん個人差がありますが、世間一般的には「若い人のほうが新しい知識を吸収するスピードが速い」という先入観があります。 IT業界はとにかく技術進化の速度が速く、常に勉強が必要な業界なので、40代だと新たな技術についていけなくなるリスクを不安視されやすいです。 また、40代は家事や育児に追われる人が多い世代でもあり、これも企業側の「新しい知識を勉強する時間が取れないのでは」という懸念につながります。 40代未経験者がITエンジニアになるためのステップ 40代未経験者がITエンジニアになるためには、徹底した準備と戦略が必要です。ここでは、採用を勝ち取るためのステップを解説します。 目指す職種を決めて情報収集する ITエンジニアとは、IT技術者の総称です。実際には、システムエンジニア・プログラマー・ITコンサルタント・システム運用など、細かく職種が分かれています。 そのため、まずは目指す職種を絞りましょう。職種を考える際は「自分が興味のある分野か」はもちろん、「40代未経験でもチャンスがありそうか」にも注目です。 特定の職種に狙いを定めてスキルを磨いたのに、その職種は40代未経験歓迎の求人が極端に少ない…という状況になると、勉強した時間が無駄になってしまいます。 情報収集のために求人情報をチェックし、40代未経験でも可能性がある職種の絞り込みを行ってください。 基礎知識の習得 希望の職種が決まったら、その職種で必要となる基礎知識やスキルを学習しましょう。 未経験可の求人だからといって、「全て入社してから教えてもらえばいい」というスタンスでいると、受身だと思われて採用を見送られやすいです。 40代は年齢で不利になりやすいからこそ、自分で学べる範囲の知識や熱意といった部分でカバーする必要があります。 また、ある程度基礎知識がついてきたら、実際に手を動かして成果物を作るのがおすすめです。見せられる成果物があれば、転職希望先の企業にわかりやすく自分の能力を示せます。 「私はプログラミングができます」と言うよりも説得力が出るので、未経験がハンデになりにくいです。 キャリアの棚卸し・自己分析 基礎知識の学習と並行して、本格的な転職活動に向けたキャリアの棚卸し・自己分析も開始しましょう。 40代の転職では、たとえ異業種へのキャリアチェンジであっても「今まで何をしてきたか」「その経験を今後どう活かせるか」が問われます。 ITエンジニアだからといって、ITに関する知識・スキルだけが重視されるわけではないので、自分の強みを的確にアピールできるように情報を整理してください。 また、「なぜ40代からITエンジニアを目指したのか」は、高い確率で面接官から質問されることが予想されます。 ここで説得力のある返しができるかどうかでも採用が左右されるため、自己分析で自分の価値観をはっきりさせるのが大切です。 転職活動を始める 準備が整ったら、転職活動をスタートさせます。転職先の会社を選ぶ際は「完璧な理想」を追い求めすぎないようにしましょう。 40代の未経験者がいきなり「高収入・福利厚生充実・リモート勤務可能・希望の職種」のような、全ての条件を満たす仕事に就くのは難しいです。 一度ITエンジニアとしての経験を身につければ後々転職も可能なので、まずは最低限無理なく働ける会社で、ITエンジニアとして履歴書に書ける実務経験を作ることに重きを置いてください。 ちなみに、この時点ではまだ今の会社に在籍し、退職するのは転職先が決まってからがベストです。 2〜3年後にキャリアの見直しをする 転職して2~3年経てば、もう「IT未経験」ではありません。 「ITエンジニアとして3年間、〇〇をやってきました」といえるだけの経歴があるので、必要ならさらに良い条件の会社や理想の職種にキャリアアップするのもアリでしょう。 40代が未経験からITエンジニアを目指す場合は、一社目の転職で全てを完結させようとするのではなく、長い目を持って活動するのが重要になります。 40代未経験でも採用されやすいITエンジニアの職種3選 「ITエンジニアにはさまざまな職種がある」とお伝えしましたが、職種によって40代未経験者の採用率が変わります。どのような職種なら40代未経験でも採用されやすいのか、3つ厳選して紹介しましょう。 マークアップエンジニア マークアップエンジニアは、主にHTMLやCSS、JavaScriptなどの言語を使って、Webサイトを実装する職種です。 デザイナーが考えたデザインにただ従うのではなく、ユーザーの見やすさや使いやすさ、検索エンジンへの評価などにまで考慮してページ構築しなくてはいけません。 非常に奥が深い仕事であるものの、言語の基礎知識は独学でも習得でき、IT業界の中では比較的入門しやすい職種だといわれています。 ITコンサルタント・プロジェクトマネージャー ITコンサルタントはITを用いて企業の課題を解決する専門家、プロジェクトマネージャーはプロジェクトの全工程を統括する責任者です。 どちらの職種もマネジメント経験やコミュニケーション能力が必要とされ、前職での経験が活かせます。また、製造・金融・医療といった特定業界の知識も、他職種よりも高く評価されやすいです。 これまでのキャリアにITを掛け合わせて仕事ができるため、40代未経験でも採用される可能性は十分あります。 運用監視オペレーター 運用監視オペレーターは、コンピューターシステムやサーバーなどが正常に動いているかを監視し、トラブル時の一時対応を担う職種です。 マニュアル業務が中心なので専門知識が求められにくく、年齢や経験不問の求人もたくさんあります。 監視は24時間365日必要のため、夜勤やシフト制の勤務が多いですが、「IT業界への入り口」として選択する人が少なくありません。 40代未経験からITエンジニアへの転職を成功させるポイント 可能性はゼロではないものの厳しい現実もある、40代未経験からのITエンジニア転職。最後は、厳しい面を乗り越えるために重要となるポイントをお伝えします。 前職の知識・経験を活かす IT分野に関しては未経験でも、長い社会人経験があるのは40代ならではの武器です。 特定の業界に関する深い専門知識やマネジメント経験、コミュニケーション能力などは、ITエンジニアにおいても武器として使えます。 この武器を自ら捨ててしまうのはもったいないので、前職の知識・経験をうまくITエンジニアへの転職につなげましょう。 たとえば面接の場で、「これまでに得た〇〇の経験を活かして、ITエンジニアとして△△ができます」のようにアピールができると、年齢がネックになりにくいです。 最初の年収ダウンに備える 実力主義のIT業界で、未経験者が入社直後から経験者と同じ水準の給与を手にするのはほぼ不可能です。 転職直後は今よりも年収が下がる可能性が高いので、「一時的な収入ダウンに耐えられるか」は徹底的にシミュレーションしておく必要があります。 また、家族がいる場合は、自分の収入が家族の生活にも直結するので、周囲の理解を得なくてはいけません。 「ITエンジニアになりたい」という目標と、「ITエンジニアになって今の生活を維持できるか」という現実のバランスをよく検討しましょう。 若手に教えてもらう心構えを持つ ITの現場には、若くして活躍している人がたくさんいます。40代未経験でITエンジニアになった場合、仕事を教えてくれる先輩や上司の多くが、自分より年下である可能性が高いです。 「年上・年下」という価値観を強く意識しすぎると、素直に学ぶ姿勢が損なわれてスキルが育ちにくくなってしまいます。 周囲との人間関係もぎくしゃくしやすくなるので、年齢にとらわれず敬意を持って接し、柔軟に指導を受ける心構えを持ちましょう。 40代未経験でITエンジニアになれる?と不安なら、キャリアのプロに相談! 40代未経験からITエンジニアへの転職は、簡単ではありません。 しかし、「難易度が高いから絶対無理」というわけでもなく、自分に合った職種の選択や自主学習、徹底した転職準備などを行えば突破口が開ける場合があります。 本気で目指しているなら挑戦してみる価値は十分にあるので、必要な行動を一つずつ積み重ねてくださいね。 また、もしも「本当に40代未経験でも大丈夫?」と不安になったり、「今の自分のスキルでITエンジニアになれる?」と疑問を抱いたりしたときは、キャリアのプロに相談するのがおすすめです。 専門知識を持つプロに相談すれば、自身のキャリアの方向性や今後の転職活動の軸も早く見つかり、「自分が今やるべきこと」だけに集中しやすくなります。 キャリアの中盤に差し掛かった40代で今後の目標をしっかり定め、自分らしいキャリアを築いていきましょう!

2026/09/28
人間関係・仕事に対する不安
ITエンジニアの「35歳限界説」とは?限界を超えるキャリア戦略

ITエンジニアの「35歳限界説」とは?限界を超えるキャリア戦略

IT業界で働くエンジニアなら、誰もが一度は「ITエンジニアは35歳が限界」という説を耳にしたことがあるでしょう。 ただし、これは1990年代後半から2000年代初頭にかけて広まった古い俗説であり、今のIT業界には35歳を超えても活躍するエンジニアが多くいます。 とはいえ、30代はITエンジニアにとって、キャリアの転換期となりやすい時期であるのも事実。 そこでこの記事では、ITエンジニア35歳限界説が生まれた背景や現在を取り巻く状況、今後のキャリア戦略などについて解説します。   「ITエンジニア35歳限界説」とは ITエンジニア35歳限界説とは、昔の日本のIT業界で広まった「エンジニアは35歳前後まで」「それ以降は管理職や上流工程へ移るべき」という俗説です。 35歳以上でITエンジニアを続ける、管理職以外の道を目指すというキャリアモデルがほとんど存在しなかったため、「ITエンジニア35歳定年説」とも呼ばれていました。 なお、現在は大幅にキャリアモデルが増えており、ITエンジニアが持つキャリアの選択肢は豊富です。 ただし、選択肢が広がったからこそ、現代のITエンジニアは自らの意思でキャリア形成しなくてはいけなくなりました。 置かれている状況は変わったものの、ITエンジニアが30代半ばでキャリアの分岐点を迎えやすいのは、今も昔も変わらないといえるでしょう。   ITエンジニア35歳限界説が生まれた背景 そもそも、なぜITエンジニア35歳限界説が生まれたのでしょうか。まずは、俗説が生まれた歴史的背景を解説します。   過酷な労働環境・急速な技術変化に対応しにくいと考えられた かつてのIT業界は今以上に過酷な労働環境の職場が多く、エンジニアは長時間労働や夜間対応を強いられることも珍しくありませんでした。 そのため、家庭を持っていて仕事だけに専念しにくかったり、体力の衰えを実感したりしやすい35歳前後が現場で働ける限界だといわれていたのです。 また、変化の激しいIT業界では、新たな技術や知識を吸収する速さも重要なスキルと見なされます。 「年齢を重ねたエンジニアは、技術変化のスピードに対応できないのでは」という懸念も、35歳限界説につながった一因でしょう。   管理職への転換が一般的なキャリアモデルだった ITエンジニア35歳限界説が生まれたのはIT黎明期であり、当時はエンジニアがそのまま定年まで勤め上げられるような仕組みがまだありませんでした。 「ITエンジニアは35歳前後で管理職になるもの」という考え方が浸透しすぎた結果、業界ではそれが常識となっていたのです。 さらに、会社側もこの常識を前提としていたため、当時のITエンジニアには管理職にならないと給料が上がりにくい、現場で居場所を失いやすいという現実もありました。   賃金システムと多重下請け構造の問題 現代とは異なり、当時は昔ながらの年功序列の賃金制度を採用している企業が大半でした。 必然的に、勤続年数の長いベテランエンジニアのほうが若手エンジニアより給料が高くなりますが、これを「コストパフォーマンスが悪い」と考える企業も多かったです。 というのも、日本のIT業界は大規模なシステム開発を元請けから下請けへ発注していく「多重下請け構造」になっています。 階層が深くなるほど中間マージンが差し引かれ、下層企業の利益が少なくなるため、企業は利益確保のために「人件費が上がったベテラン」よりも「安い若手」を求めました。   近年、ITエンジニア35歳限界説が消えた要因 今では、ITエンジニア35歳限界説は過去の俗説として扱われています。限界説を消した現代の要因とは何だったのか、チェックしていきましょう。   深刻なIT人材不足 ITエンジニア35歳限界説が消えた一番大きな要因は、業界全体に広がる深刻な人材不足です。 限界説が囁かれた2000年前後は、まだ本格的な人手不足ではありませんでした。しかし、2010年に入るとついに労働需要が供給を上回り、以降はどんどん人手不足が深刻に。 特にIT業界は、あらゆる場面でIT化が進んだことで業界全体の需要が急増し、より人手が足りなくなったのです。 安くて若いエンジニアが入ってこない上にIT需要の急拡大が重なり、今では大多数の企業が「35歳以上のエンジニアにも働いてほしい」と考えています。   過去の経験・知識に対する価値の高騰 昔は、「ITエンジニアは最新技術さえ身につければ勤まる」と考えられていました。 IT分野の歴史が浅かった当時は、まだ「過去を深掘りする重要性」に気づいていない人がほとんどだったのです。 しかし実際には、何十年も昔に導入したITシステムを今なお使っている企業が多くあります。 現代のITエンジニアは最新技術の知識に加えて、過去のシステムへの理解も求められており、過去に対してすでに十分な知識と経験を持つベテランエンジニアの価値が高まっているのです。   成果主義企業の増加 ITエンジニア35歳限界説が広まった一因に、年功序列型の賃金制度によりベテランエンジニアの人件費が高い問題がありました。 しかし現在は、多くのIT企業が外資系企業の手法を参考にした成果主義の賃金制度を採用しています。 勤続年数が長いから給料を増やすのではなく、実際のスキルと成果で適正に評価する仕組みが業界のスタンダードになったことで、従業員の年齢を気にする企業が激減しました。   技術専門職というキャリアの確立 かつてのIT業界に存在した「35歳になったら管理職」というキャリアモデルは、今はもう常識として機能しなくなりました。 企業によっては、管理職にならない技術専門職というキャリアも一般的になり、以前よりも格段にITエンジニアとして働き続けるハードルが下がっているのです。 また、ITエンジニアからITジェネラリストへ、はたまたITコンサルタントへのように、ITエンジニアからつながるキャリアモデルも増加の一途をたどっています。   働き方の多様化 昔のITエンジニアは、長時間残業や休日出勤など、過酷な環境下で労働を課されることが多くありました。 しかし現代においては、過酷な労働環境は業界全体で是正されつつあり、ワークライフバランスを重視する企業が大幅に増えています。 また、働き方の多様化により、フリーランスやリモートワークといった柔軟な労働スタイルを実現しやすくなったのも大きいでしょう。35歳を超えたITエンジニアも、個々のライフスタイルに考慮しながら働ける環境が整ってきています。   35歳限界説が消えたITエンジニアのキャリアパス かつてはほぼ「管理職一択」だったITエンジニアのキャリアですが、今は複数の選択肢があります。どのような選択肢があるのか、ITエンジニアの主なキャリアパスを紹介しましょう。   ITスペシャリスト ITスペシャリストとは、特定の専門分野において高度な知識と技術を持つ人材のことです。 システム開発の現場で主に働きますがただの作業者ではなく、難易度の高い課題解決や意思決定を行う役割を担っています。 ずっと現場の最前線で活躍でき、自分の得意領域に特化できるので、「ITエンジニアを極めたい」「興味のある専門分野を深く掘り下げたい」と考える人に適しているでしょう。 替えが利かない専門知識を持つ人材は、市場価値も上がりやすいです。   ITジェネラリスト ITジェネラリストとは、システム開発からマネジメント、実際の運用まで広範な知識・経験を持ち、全体を統括する人材のことです。 全体を見渡して最適な判断を下す役割を担っている他、顧客から聞き出した要望をわかりやすく開発チームに伝えたり、チームのバランスを取りながら進行を管理したりと、組織における重要な橋渡し役でもあります。 ITスペシャリストが「狭く深く」タイプであるのに対し、ITジェネラリストは「広く浅く」タイプであるため、複数分野に対応できるスキルが必要です。   プロジェクトマネージャー プロジェクトマネージャーとは、システム開発を行うプロジェクトチームの責任者です。 プロジェクトの計画立案から完了まで全ての工程を統括し、品質・予算・納期の目標を達成しながら、プロジェクトを成功に導く役割を担っています。 現場で自ら手を動かすというよりかは、人やお金、時間を管理する作業のほうが多い仕事なので、マネジメント力やコミュニケーション能力が高い人に向いているでしょう。   独立・フリーランス ITエンジニアは、パソコンとインターネット環境があれば仕事ができるため、他の職種と比べて独立しやすい職業だといわれています。 企業で一通りの実務経験を積み、より柔軟な働き方や選択肢の自由を求めるなら、フリーランスや個人事業主として独立するというキャリアもあるでしょう。 ただし独立には、「興味のあるプロジェクトを自分で選べる」「収入アップが狙える」といったメリットがある一方で、「収入が不安定」「事務作業が増える」などのデメリットもあります。メリット・デメリットをよく考えた上で決断するのが重要です。   キャリアチェンジ ITエンジニアとして培った技術理解や課題解決力を武器に、別の職種にキャリアチェンジするという選択肢もあります。 今と全く異なる職種にチャレンジするのも一案ですが、IT分野の職種であればよりスキルが評価されやすく優遇されるでしょう。 例としては、ITコンサルタント、プロダクトマネージャー、セールスエンジニアなどが挙げられます。   今後のITエンジニアに必要なキャリア戦略 ITエンジニア35歳限界説が消えて、豊富なキャリアの選択肢が生まれたからこそ、自身のキャリアに悩むエンジニアも増えました。ここでは、ITエンジニアが今後自分らしいキャリアを歩むために必要な戦略を解説します。   自分の目指す方向を定める 現代のITエンジニアは自由なキャリアを描けるため、自分の意思で「これからどうなりたいのか」を選ばなくてはいけません。 まずは、自分の強みや適性を理解し、目指す方向を定めるのが第一歩です。 方向性が定まるとスキルやキャリアにも一貫性が出て、将来の選択肢も広がります。 なお、最初から「これが一生の進路だ」と気負う必要はありません。自分の得意分野を探るため、あえてあらゆることに挑戦してみるのも良いでしょう。 ただし、何年もその状態を続けるとスキルが分散してしまうリスクがあるので、あらかじめ期間を決めておくのがおすすめです。   プラスアルファのスキルを身につける IT技術は日々急速に進化しているため、一つの技術だけに依存すると、いつか技術進化のスピードについていけなくなる危険性があります。 そのため、今の専門分野を一本持った状態で、プラスアルファのスキルを磨くのが重要です。 たとえば、セキュリティ分野を専門にしているならネットワークを、データに強いならAIスキルをといったように、今の専門性と隣接する領域であればスキル学習の難易度も下がるでしょう。   学び続けるための仕組みを作る 年齢を重ねてもIT業界で活躍できる人材になるためには、毎日少しずつ技術・業務知識・設計能力を更新しなくてはいけません。 一時期だけ気合いを入れて猛勉強するのではなく、日々自然に学習が続く環境やルールを整えることが、キャリアの幅を増やす分かれ道になります。 通勤時間を勉強時間に充てる、勉強会などに定期参加する、新しいツールは一度試してみるなど、無理に頑張らなくても新たな知識を吸収できる習慣を早い段階で身につけましょう。   35歳限界説を乗り越えて自分らしいキャリアを歩もう 今はもう存在しない、ITエンジニア35歳限界説。 ただしそれは、「人を年齢で判断しなくなった」というだけで、「いつまでも指示通りにコードを書くだけでよくなった」という話ではありません。 長く活躍し続けるためには、自らの意思でキャリアの方向性を定め、それに向かって経験と行動を積むのが大切です。 なお、もしも「キャリアの方向性に迷っている…」「やっぱり35歳以降のキャリアが不安…」という場合には、キャリアコンサルティングを受けるという手もあります。 キャリアのプロに相談することで、迷いや不安の一番の原因、自分の適性、武器となる実績などを客観視でき、悩みの早期解決につながるでしょう。 少しでも気になった方は、オンライン面談方式で全国どこからでも相談できるキャリア・コンサルティング・ラボをぜひご活用ください。

2026/09/17
今後のキャリアプランやセカンドキャリアについて
30代でも社内SEに転職できる?転職成功のプロセスと注意点

30代でも社内SEに転職できる?転職成功のプロセスと注意点

社内SEに転職したいけど、スキルや経験に自信がない30代だと難しいかも…と悩んでいませんか? しかし、社内SEは必ずしも「高いプログラミングスキル」や「若さ」だけで採用されるわけではありません。 本記事では、30代から社内SEに転職できる理由、採用される人の特徴、転職成功のための具体的なプロセスを解説します。 転職前に知っておくべき注意点もまとめたので、社内SEへの転職を目指している30代の方は必見です。 30代から社内SEに転職できる? 30代から社内SEに転職することは十分可能です。ただし、完全未経験となるとやはりハードルは上がります。ここでは、30代が社内SEに転職できる理由や、未経験者の現実を解説します。 これまでの社会人経験が武器になる 社内SEは、「現場の業務を理解してシステムに落とし込む仕事」です。 そのため、高度なIT技術を持っているだけでは戦力として認められず、現場への深い理解や課題発見力、交渉力など、さまざまなスキルが求められます。 30代は、すでにこれまでの社会人経験を通じて、企業が求める「社会人基礎力」を持っている人が多いです。 企業は、ITスキルと社会人経験を総合的に見て採用を決めるため、30代でも社内SEへの転職は可能だといわれています。   IT・業界経験者なら即戦力に 30代で社内SEを目指す人の中には、IT経験者も少なくありません。未経験者をゼロから育てるには時間もコストもかかりますが、IT経験者なら即戦力としての活躍に期待ができるため、採用されやすくなるでしょう。 また、たとえITの経験がなくても、過去にその業界で働いたことがあるならば採用される確率は上がります。 たとえば、小売業界経験者が小売企業の社内SEに応募する、医療業界経験者が医療法人の社内SEを目指すなどした場合は、ITスキルがそれほど高くなくても「現場を知っている」ことがプラスに働く傾向です。   コミュニケーション能力が重視される 外部のクライアントや実際にシステムを使うユーザーが顧客のシステムエンジニアとは異なり、社内SEにとってのお客さんは同じ企業で働く従業員です。 ITに関する知識がほとんどない人と話す機会が非常に多いため、社内SEには「専門用語を使わず説明できる」「相手の困っていることを聞き出せる」といったスキルが求められます。 30代は、これまでの業務経験の中でコミュニケーション能力もある程度育っているとみなされやすいため、コミュニケーション力をうまくアピールできれば転職に成功できるでしょう。   とはいえ、完全未経験だとハードルは上がる 社内SEは30代からでも目指せるものの、やはり完全未経験だと転職難易度が上がります。 20代のうちは今後の伸びしろに期待して採用する「ポテンシャル採用」も多くありますが、30代になるとポテンシャルだけでは採用されにくいです。 同年代の経験者と比較されやすい上、面接官は「なぜ今から社内SEなのか」を疑問に思うので、スキル習得や面接対策が転職成功のカギとなるでしょう。 なお、未経験の場合は、ひとまずヘルプデスクやインフラ運用として入社し、スキルを積んでから社内SEにステップアップするという道もあります。   30代で社内SEに転職できる人の特徴 30代で社内SEに転職できる人には、いくつか共通する特徴があります。どのような共通点があるのか、チェックしていきましょう。   ITの基礎知識や実務経験がある ITに詳しい人や実務経験がある人は、やはり転職活動で有利です。 企業によっては、少人数の社内SEしかおらず、教育体制が万全ではないケースもよくあります。新人教育の時間を十分に確保できない環境が珍しくないため、最低限の教育コストで済むIT精通者の需要は高いです。 なお、今から実務経験を得るのは難しいかもしれませんが、基礎知識であれば習得できます。 「一通りのIT用語がわかれば十分」と考える企業も多いので、スキルや経験に不足を感じる場合は自らITスキルを磨いてください。   ITを活用した経験を具体的に話せる ITというと「複雑で難解なプログラミング言語を使いこなす」のようなイメージがあるかもしれません。 しかし実際には、コンピューターやインターネットを使って情報を集める、少しの手間を解消させるなどもITに含まれます。 転職活動の場では、単に「ITが好き」「興味がある」とアピールするよりも、「ITを活用して何をしたか」を話したほうが面接官に好印象を残すので、ITの概念を再確認しエピソードを用意しておきましょう。   わかりやすく説明するのが得意 社内SEが相手にするのは、主に現場で働くITにそれほど詳しくない従業員たちです。 「なぜかソフトが動きません」「パソコンがおかしいです」といった、ざっくりとした質問や相談をよくされるため、社内SEは話の内容をわかりやすく整理して、必要なことをかみ砕いて説明できる人が重宝されます。 「相手がわからないポイント」や「相手にもわかる言い方」をすばやく見抜くコミュニケーション能力が高い人ほど、転職成功率が上がります。   指示を待つのではなく自ら考えて動ける 社内SEだからといって、社内のシステム全てに万能に対応できるわけではありません。見たことのないエラーや不具合に直面することも、実際にはよくあります。 そして、そのたびに誰かからの指示を待っていると問題解決までに時間がかかってしまうため、自分で原因を考えて解決策を試す、ダメなら別の方法を試すと、自ら試行錯誤できる人が重宝される傾向です。 特に、少数精鋭で回していて教育システムが整っていない企業ほど、主体性が求められるでしょう。   自分のやりたいことだけにこだわらず柔軟性がある 社内SEは、経営陣の戦略や、現場の「ここを直してほしい」という困りごとを解決するのが仕事です。 自分のこだわりよりも、社内の人たちのニーズを満たすのが重要なので、やりたいことや専門性だけに特化したい人には向かないでしょう。 また、社内SEは開発だけでなく、保守や雑務など業務範囲が多岐に渡ります。エンジニアの仕事だけに専念できる環境ではない場合が多いので、あらゆる業務に柔軟に対応できる人が採用されやすいです。   30代で社内SEに転職するためのプロセス ここからは具体的に、30代で社内SEに転職するための方法を解説します。   スキルの棚卸し・自己分析 30代は豊富な社会人経験があるからこそ、転職活動では実務経験やスキルに注目されます。 一見ITとは関連のないスキルも、社内SEとして働く際に役立つことがあるので、まずはこれまでの経験を振り返り、専門知識や能力を洗い出しましょう。 また、「なぜ30代で転職を決意したのか」「なぜ社内SEなのか」は面接でもよく聞かれる質問です。スムーズに答えるためには自己分析が欠かせないので、自分の考えや価値観の整理も並行して行ってください。   IT学習や資格の取得 たとえ同じ未経験者でも「ITの基礎知識がある人」と「IT用語を何も知らない人」では、前者のほうが採用される可能性は高くなります。 転職への熱意を示す効果もあるので、OSやネットワーク、データベースなどの基本は押さえておくのがおすすめです。 学習した証拠として、資格取得を目指すのも良いでしょう。「ITの経験はありませんが、自主的に勉強して〇〇の資格を取得しました」と言えば、自分のスキルをわかりやすく伝えられるだけでなく、主体性のアピールにもなります。   「自分が狙える社内SE」の情報収集 求人情報を見ながら、企業ごとの「社内SEに求めるレベル」を探るのも重要です。 社内SEの仕事内容は、企業によって大きく異なります。 ヘルプデスクやPC管理が中心という企業がある一方で、社内システムの開発やIT戦略までが業務に含まれる企業もあり、裁量にかなり差があるのです。 大手のほうが即戦力・専門スキルを求められやすいので、今の自分の経験・スキルで採用のチャンスがある企業を冷静に見極めなくてはいけません。 この他、求人票から「企業が必要としているスキル」が見えてくる場合もあるでしょう。   キャリアコンサルティングを受ける 30代での転職は即戦力や専門スキルが求められやすく、なかなか思い通りにいかないことも…。「一人で転職活動をするのが不安」「転職成功率を少しでも上げたい」と考えるなら、キャリアのプロの力を借りるのがおすすめです。 キャリアコンサルティングでは、スキルの棚卸し・自己分析のサポートや、今後目指すべき方向性のアドバイスが受けられます。 「そもそも社内SEに転職すべきか迷っている」のような悩み相談にも利用できるので、まずは自分の思いを打ち明けてみてください。   社内SE向けのアピールポイントを考え、応募する 自己分析やスキルアップ、企業研究などが一通りできたら、気になる企業に応募してみましょう。 なお、応募時に求められることが多い履歴書や職務経歴書は、過去の文言をそのまま使い回すのではなく社内SE向けに内容を作り変えると書類通過率が上がります。 たとえば「○○業務に従事」とするよりも、「○○業務を担当し、Excelを使用して△△の作業時間を短縮した」のように書いたほうが、社内SEとの関連性があると判断されて高評価につながりやすいです。   社内SEに転職したい30代が知っておくべきポイント 社内SEには、普通のエンジニアとは異なる点が多々あります。転職してから「知らなかった…」と後悔しないためにも、知っておいてほしい注意点をまとめました。   スキルアップの限界を感じやすい 一般的なシステムエンジニアはコンピュータシステムの設計・開発・運用を主に担いますが、社内SEの業務は基本的に保守運用です。 新しい技術や上流工程に触れる機会が多くないため、マンネリ化してモチベーションが低下したり、スキルアップの限界を感じたりする人もいます。 自分自身で新たなスキルを学ばなければ「自社独自のシステムにだけ詳しい人」になってしまい、市場価値が下がるリスクがゼロではありません。   専門性を追求しにくい 社内SEは、社内のITを包括的に支える存在です。 そのため、パソコンの初期設定、ネットワークのトラブル対応、他部署の雑用的なIT相談など、業務範囲が多岐に渡りやすいという特徴があります。 幅広い知識や経験を得られる反面、一つの分野に特化して極めるのは難しい環境であることは理解しておきましょう。   給与が低い傾向にある 大手Web系企業のSEと、一般企業の社内SEとでは、社内SEのほうが給与が低くなりやすいです。 社内SEは企業に直接売上をもたらす存在ではないため、事務職や管理部門と同等として扱われることがよくあります。 また、Web系企業のSEに比べると社内SEは高度なプログラミングスキルや上流設計のスキルを求められにくく、これも給与アップにつながらない一因でしょう。   会社のIT環境が整っていないことも 企業によっては、古いシステムをいつまでも使い続けているケースも少なくありません。 「壊れたら直す」というのが慣習で新しいシステムに触れる機会が少ないので、業務がルーティン化しやすく自身の技術力低下が心配になることもあるでしょう。 さらに中には、経営層のIT意識が著しく低いことも。このような企業では、IT投資が「コスト」とみなされて予算削減の対象になりやすいので、IT部門ごと縮小されて将来の不安を感じる可能性があります。   楽な仕事ではない 社内SEは、自社で腰を据えて働ける、社外の人間との交流が少ないという観点から「楽な仕事」「ストレスが少ない仕事」といわれることがよくあります。 しかし、社内のIT全般に対応しなくてはいけない社内SEは、決して楽な仕事ではありません。 システムエラーが起きた際には、休日や夜間でも対応を迫られることがあります。また、パソコンの初期設定やアカウント発行といった雑務も社内SEの仕事である場合が多く、業務範囲が膨大になりやすいです。 楽な仕事だと楽観視しすぎると、転職してから「思っていた仕事と違う」と後悔しやすいので注意しましょう。   ポイントを押さえて30代の社内SE転職を成功させよう 社内SEへの転職は、30代からでも可能です。 しかし経験やスキルによっては転職のハードルが高くなることもあるので、冷静に今の自分を見極め、戦略を立てて行動しましょう。 また、転職に関する不安や悩みがあるときは、キャリアコンサルティングを受けるのがおすすめ。 キャリア・コンサルティング・ラボには、転職やキャリアチェンジに特化した相談プランもあるので、ぜひ活用してみてください!

2026/09/07
働き方
AI時代に働き方はどう変わる?今のうちからできること5選

AI時代に働き方はどう変わる?今のうちからできること5選

人間の働き方は、時代に合わせて常に変化してきました。そして、これから本格的に到来する「AI時代」では、また新たな働き方の変化が起きるといわれています。 この記事では、これからのAI時代に起きると考えられる、働き方の変化について詳しく解説。 具体的にどのような変化が起きるのか、変化に備えて今からできることは何かなどをお伝えします。 AI時代を迎えても、働き方はまだ大きく変わっていない 今はすでにAI時代に突入していますが、実感として「まだ大きな働き方の変化を感じていない」という方も多くいるのではないでしょうか。 AI時代を迎えても人間の働き方が急変しないのには、いくつかの理由があります。まずはそれらをチェックしていきましょう。 企業の制度・ルール整備が整っていない ビジネスの現場にAIを実装するとなると、新たなルールや制度を設けなくてはいけません。 「誰がAIを管理するのか」「どのような手順で導入を広げるか」「既存の社内システムとどう連携させるか」など、検討すべきことがたくさんあります。 今やっている業務と並行して、AIを導入した場合の新たな制度を整えるのは容易ではないため、実際に私たちの働き方が変わるまでには時間がかかりやすいです。 AI導入に保守的な企業も多い プライベートで生成AIを使う人は増えましたが、ビジネスではAI導入に保守的な企業も珍しくなく、このような実態も働き方が変わりにくい理由となっています。 AIは急速なスピードで進化し続けているものの、まだまだ「指示の解釈を間違える」「誤った回答をする」など、間違えることも多いです。安心して仕事を任せられるほどにはAIの精度が上がっていないと判断して、AI導入を見送っている企業は少なくありません。 また、日本には古い体質の企業も多く残っており、AI導入どころかIT化が進んでいない企業もあります。 AIを使いこなせる人がまだ少ない ちょっとした検索や思考の整理などにAIを活用する人は増えていますが、今はまだビジネスシーンでAIを使いこなせる人が少数派です。 仕事で使いこなすには、業務のどの部分をAIに置き換えるか、どのような指示を出せば業務進行がスムーズかなど、いくつもの難しいポイントを的確に見極めなくてはいけません。 現時点でAIを導入するとなると、導入コストだけでなく社員教育にも大きなコストがかかりやすいため、企業は昔ながらの仕事のやり方を継続しがちです。 社会全体が変わるのには時間がかかる そもそも、社会や人間の慣習を変えるのには時間がかかります。たとえば、今となってはビジネスに欠かせない携帯電話やパソコンだって、登場した瞬間からすぐに普及したわけではありません。 AIも同様に、多くの人が「当たり前」として使うようになるまでには、何年もかかると考えられます。 特に今はAIの登場で社会構造や労働市場が根本から変わりつつある転換期であるため、早期に働き方が変わる人・なかなか働き方が変わらない人が二極化しやすいです。 働き方を変えるのが難しい仕事もある AI時代がどれほど進んでも、全ての仕事をAIで代替するのは不可能であり、職種によっては働き方を変えるのが困難なケースもあります。 たとえば大きな責任が伴う仕事、相手との信頼関係が重要な仕事、マニュアル通りではない柔軟な対応が求められる仕事などは、AIへの置き換えが難しいでしょう。 このような仕事では、業務の一部がAIに置き換わることはあっても、人間が担う役割の大きさはそれほど変わらないため、働き方にも変化が加わりにくいです。 それでも「AI時代は働き方が変わる」といわれている理由 AI時代における働き方の変化には、上記で挙げた通りまだ課題が多いです。しかし、以下のような理由から、今後は確実に働き方が変わっていくと見られています。 AIの性能はどんどん向上している AIは、今最も急速な進化を遂げているシステムといっても過言ではありません。 現時点では精度の問題からビジネスへの導入が難しくても、近い将来には性能が劇的に向上して、ビジネスのさまざまな場面で活用されることが見込まれています。 「今の職場はAI導入を検討していないから、今後も自分の働き方は変わらないだろう」とのんびりしていると、あっという間にAIが進化して状況が変わる可能性があるのです。 AIを導入する企業は増加傾向にある 以前は、AIを導入する企業は一部のIT企業や大手企業だけでした。しかし近年は、その他の企業でもAI導入の検討や試験運用が進んでおり、AIを仕事に使う企業が増えています。 また、AIを導入する企業が増えたことにより、AI市場が活発になってサービスも多様化している傾向です。低コストで導入できるAIシステムも数多く登場しており、コスト面から導入を見送っていた企業も、今後は次々にAI導入を進めるでしょう。 深刻な人手不足に直面している 現在の日本は少子高齢化を背景に、深刻な人手不足問題を抱えています。 「応募者が集まらない」「ベテランが退職する」といった人手不足の課題を解消するための手段としても、AIには期待が集まっているのです。 そのため、AIは今後「導入するかしないか企業が決める」というよりかは「労働力不足を補うために導入せざるを得ないもの」として扱われる可能性があります。 AI化の流れは止まらないため、人間は働き方の変化から逃れられません。 AI時代、人間の働き方はどう変わる? では具体的に、AI時代の人間の働き方はどのように変わっていくのでしょうか。ここでは、5つの仮説を立ててみました。 今以上に「AIありき」の働き方になる 今は「AIを使った働き方をしている人」と「AIを使わず働いている人」が混在していますが、時代が進めば社会全体が「AIを使用して働くのが当たり前」というスタンスになる可能性があります。 たとえば今でいう電卓やパソコンのように、職種を問わずさまざまな仕事でAIが用いられるようになるでしょう。 議事録や資料の作成、メールの下書き、情報収集といった業務はAIが担うようになり、このような作業は「AIでベースを作ってから人間が調整する」という働き方が標準になるかもしれません。 定型業務が大幅に減少する・新しい仕事が生まれる AIは、あらかじめパターンが決められているルーティンワークが得意です。そのため、書類の整理やデータ入力といった定型業務の大半はAIによって自動化され、人間が作業をする機会は減少すると考えられています。 しかし一方で、AIをビジネスで使用するようになれば、今までにはなかった「AIを管理する」という仕事が生まれるでしょう。 AIは自発的にはやるべき仕事を見つけられないうえ、出力した内容が誤っている場合もあるため、AIに指示を出したり出力内容を確認したりする役割の人間が必要となります。 一人あたりの仕事量が増える可能性がある 人間は体が一つである以上、可能なマルチタスクには限度があります。しかし、AIの補助が入れば同時に進行できるタスクが増え、今より業務効率が上がるでしょう。 そして一人あたりの生産性が上がれば、任される仕事量も今より増える可能性があります。 「仕事量が増える」と聞くと、今よりハードな働き方を強いられるイメージを持つかもしれません。しかし実際はAIのサポートにより、今より業務量は多いのに少ない負担で働けるという未来もあり得ます。 労働時間や日数が減少する可能性がある AIを使用すれば、今まで人間が丸一日かけて行っていた業務を、半日で完了させられるようになるかもしれません。 このようにAIに任せられる仕事が増えることで、給与減額なしの「週休3日制」や「労働時間短縮」といった働き方の実現が期待されています。 ただしこちらの予想に関しては、効率化したぶんだけ別の業務が追加され、人間の労働時間にはさほど変化がないのではという指摘もあります。 単にAIの進化だけでなく、経済や制度の影響も大きく関与する問題であるため、今後の動向に注目です。 採用や評価の基準が変わり、働き方がより多様化する 採用や社内評価において今はまだ「AIが使えるかどうか」は、それほど重要な基準ではありません。しかし今後は重要視される可能性が高く、職種によっては「使えるのが当然」とする企業も増える見通しです。 また、AIとの協働により一人でできることが増えるので、個人事業主・フリーランスといった自律的な働き方を選ぶ人が多くなると考えられています。 企業に所属して働く場合でも、フルリモートで自宅から高い成果を出したり、副業で新しい仕事に挑戦したりする働き方が広がり、今以上に多様な働き方が浸透するでしょう。 AI時代の働き方に適応するため、今からできること AI時代の進行により、今後働き方が変わるのはほぼ確実といえるでしょう。そんな中、これからの変化に備えて今のうちから取り掛かれる行動もあります。 最後は、AI時代の働き方に対応するために、今から始めてほしいことを紹介します。 AIを日常的に使ってみる 「AIに一切触れたことがありません」では、今後は選択できる働き方がかなり限られてしまうと予想されます。そのため、仕事・プライベート問わず、使用できる場面では積極的にAIを使ってみることから始めてみてください。 AIに触れる機会が増えれば、AIの特性や強みが見えてきます。「AIに任せる仕事」と「自分でやる仕事」の線引きが自然とできるようになり、AIスキルが高まるはずです。 ただし、AIの回答を鵜呑みにしすぎると「自分で考える力」が弱くなるリスクがあるため、AIを過信しすぎないように注意しましょう。 「新しいもの」に対する抵抗を減らす 新しいツール、新しい働き方、新しい仕事のやり方などが次々登場する流れは、今後もしばらく止まらないでしょう。 そのためAI時代のビジネスパーソンには、年齢や経験にかかわらず定期的に「学び直し」をすることが求められます。 自分には関係ない、今のままでうまくいっていると考えるのではなく、新しいものに対して興味を持ち、「まずはやってみる」という姿勢でいるのが何よりも大切です。 コミュニケーション能力を磨く 人間には不可能な高速処理・長時間稼働ができるのはAIの強みですが、仕事はそれらの能力だけではスムーズに進行しません。 仕事は他者との連携や信頼関係ありきで進むことも多いため、周囲と円滑な関係を築くのに欠かせないコミュニケーション能力は引き続き求められるでしょう。 特に、相手に寄り添う共感力や、声のトーン・表情などから言いたいことを理解する文脈理解力は、AIには持ち得ないスキルです。 課題発見力を鍛える AIは出された指示には応えられますが、「そもそも何が課題なのか」を自ら見つけることはできません。そのため、AI時代のビジネスシーンでは、AIを使いこなせる課題発見力を持つ人が重宝されるでしょう。 課題発見力を鍛えるには「理想の状態」と「現状」のギャップを洗い出し、それを正しく言語化して「なぜ?」と深掘りするのが有効です。感覚に頼るのではなく論理的に考え、多角的な視点を意識してください。 キャリアコンサルティングを受ける AI時代はまだ幕を開けたばかりであり、ここからどうなっていくのか不透明な部分がたくさんあります。 今後予期せぬ変化に見舞われても自身のキャリアの方向性を見失わないように、今のうちからキャリアコンサルティングを受けておくのも効果的な準備の一つといえるでしょう。 専門知識を持つプロに相談することで、AI時代を見据えつつ、今後目指したい働き方の方向性が早く定まります。 方向性が決まれば「本当に自分が今やるべき行動」も見えてくるので、最短ルートで理想のキャリアが描けるはずです。 AI時代の到来で変わる働き方に備えて、今できることをやろう AI時代に、人間の働き方が変わるのは避けられません。 変化が起きても柔軟に対応できるよう、今のうちからできる行動を積み重ねて備えておくのが重要です。 人間はどうしても先の見えない未来に不安を覚えがちですが、AI時代の働き方の変化によって、今以上に自分に合う働き方ができる可能性もあります。 未来の選択肢を広げるためにも、今できることから一つずつ取り組んでみてくださいね。

2026/08/24
あなたの今の悩みは?