新卒で仕事を辞めたい…退職理由や辞めるメリット・デメリットについて解説
新卒で働き始めたものの、すぐに仕事を辞めたいと感じることはがあります。実際に、入社1年未満で退職する社会人もゼロではありません。しかし早いうちに会社を辞めてしまうことに、不安や抵抗がある方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、新卒で仕事を辞める理由や、メリット・デメリットについて解説します。 新卒で仕事を辞めたいと思う理由 新卒で入った会社を「辞めたい」と思うのには、どんな理由があるのでしょうか。 人によって悩みの原因は様々ですが、分類化すると大きく「人間関係」「待遇」「将来性」の3つに分かれます。 人間関係についての悩み 退職理由として最もよくある理由は、「人間関係が上手くいかなかった」というものです。 自営業やフリーランスではなく会社員として働く以上、一緒に働く相手を選ぶことができません。どんなに「気が合わない」「話していると疲れる」と感じる相手でも、ほぼ毎日顔を合わせることになります。 そんなことは当たり前だと分かりつつ、日々一緒に仕事をしなければならないので少しずつストレスが溜まり、辞めたいと思うようになる人は珍しくありません。 また人間関係については、特定の人物に対してネガティブな感情を持つパターンと、全体的な雰囲気、社風が合わないと感じるパターンがあります。 前者の場合は対処がしやすく、例えば「今やっているプロジェクトが終わったら異動願いを出そう」「会社の制度を使って別のオフィスに移ろう」といった、「特定の人物から物理的に離れる」という対応ができるかもしれません。 パワハラやセクハラといったハラスメントを受けている場合は、すぐに人事課や対応する部署・委員会に通報しましょう。 「上司の方が長く会社にいるから、自分が訴えても無駄」と思うかもしれませんが、録音やメールなどの証拠を確保すれば、会社として動かざるを得なくなります。 黙殺されそうになったら、労働基準監督署に相談するという手もあります。いずれにせよ理不尽な悪意には耐える必要がないため、迅速に行動しましょう。 一方で会社の雰囲気や社風が合わない場合、異動などしても改善はあまり見込めません。 入社したばかりでまだ慣れていないだけの可能性もありますが、もし「この雰囲気にはなじめそうにない」と思うのであれば、転職を考えてもよいでしょう。 待遇についての悩み dodaの「平均年収ランキング」によると、2021年における20代の平均年収は341万円でした。この平均より下回っていると、「転職した方がもっと給料がもらえるのではないか」と思って、会社を辞めたくなる一因になります。 平均を上回っていたとしても、「残業代がもらえていない」「成果に対して対価が見合っていない」と感じれば、前向きに仕事に取り組むことは難しいでしょう。 年収が理由であるとするならば、まずはどうすればアップするのか、会社の規定を確認しましょう。年功序列で年次が進めば上がるのか、結果を出せばインセンティブがもらえるのかなど把握することがスタート地点です。 そのうえで、目標に向かって頑張れるのか、他の会社で働く方がベターかを判断します。 また、休日が少なくて会社を辞めたいと思う方もいるでしょう。多くの会社では年間休日は120日前後で、これより少ないと「仕事ばかりで疲れる」と感じるかもしれません。 体調や心の健康を損ねるようであれば一刻も早い対策が必要ですので、何かおかしいと思う点があるのであれば、医療機関で診察してもらいましょう。 医療機関に行くほどでもない場合、休みを取ってリフレッシュ期間を設けることがおすすめです。休みの間は仕事のことや将来のことを考えず、頭と体を休めることに注力してください。 目の前の仕事しか見えていないとネガティブな方向にばかり考えてしまいますが、休みを作ってすっきりした状態で考えれば、冷静に今後の計画を立てられます。 将来性についての悩み 新卒として働いていると、「この会社にいて、自分のキャリアはどうなるのか」「このままここにいて成長できるのか」など、将来について悩む瞬間は誰しもあります。考えれば考えるほど不安と焦燥感に駆られ、仕事を辞めたいと思い詰めてしまうものです。 こうした状況に陥ったら、まずは身近な先輩や上司を観察してみましょう。 仕事内容やキャリアステップ、給料などの待遇を見て、自分がなりたい姿かどうか考えてみてください。もしロールモデルになるような人がいないのであれば、あなたは今の会社と合っていないのかもしれません。 また、会社そのものの将来性に不安がある場合もあります。 これから伸びる業界もあれば長年右肩下がり状態の業界もあり、「自分はここで40年も働けるだろうか」と自信がなくなることもあるでしょう。もし別の業界・企業に転職した方が将来性があると感じるのであれば、無理に今の会社にいる必要はありません。 新卒で仕事を辞めるメリット・デメリット 新卒で仕事を辞めることに関してネガティブな考えを持っている方が多いですが、実際にはメリットとデメリットの両面があります。 具体的にどんなことがあるか、解説します。 メリット① 第二新卒として可能性を広げられる まだ年次が浅いうちに転職する人材を、新卒採用と同様に考えて採用に積極的な企業もあります。そのターゲットとなる「第二新卒」として転職するには一般的に、新卒3年以内、もしくは25歳以下である必要があります。 この場合、新卒採用に近く、意欲やポテンシャルを重視され、特定のスキルや経験が問われることが少ない点も魅力です。中途採用ではこれまでどんな仕事をしてきたかや、どのような役職に就いているか、どんなスキルや資格を持っているかなどが重視されますが、第二新卒であればそういったことは不問なことが多いです。 第二新卒を歓迎するコメントが記載されている求人を、チェックしてみましょう。 ただし、専門性は不要ですが、社会人としての一般的な常識やマナーは求められます。採用する企業からすると、ビジネスマナーを一から教える必要がないことが第二新卒を採用するメリットになるため、そういった部分ができないとなかなか内定に繋がりません。 メリット② 未経験から業界や職種を変えやすい 年齢が高くなるにつれて、未経験として新しい業界や職種への転職は難しくなります。一般的に企業は、相応の年齢には相応の経験を求めるからです。 しかし新卒で転職する場合は年齢が若く、未経験歓迎の募集に通りやすくなります。いわゆるポテンシャル採用です。自分の強みや弱みを改めて自己分析することが役立つので、しっかりと準備しましょう。 また、傾向として、伸び盛りの業界では未経験の募集がよくかけられています。現在であれば、コロナ禍を背景にIT系や医療業界が業績を伸ばしています。 市場が大きくなっている分野は人手不足になりやすいため、積極的に考えてみてください。 メリット③ ストレスから解放される 転職をすることで、現在の職場から離れることができます。 社会人になると人生の大半は仕事をしている時間になるため、仕事がストレス源だと非常につらい毎日になってしまいます。そういった現状から脱出するだけでも、大きな意味があるでしょう。 基本的には在職中に転職活動をして、次の転職先を決めてから退職することがおすすめですが、もし心身ともに疲れていて少し休息が必要であれば、数か月のインターバルを取るのも悪いことではありません。 何も考えず旅行をしたり地元でゆっくり過ごしたりしても良いですし、前向きな気持ちで取り組めるなら、次の職場で役立つ資格の勉強をしても良いでしょう。 デメリット① またすぐに辞めるのではと思われがち 次に、新卒で仕事を辞めるデメリットもみていきましょう。まず大きなデメリットとしては、転職活動で「この人を採用しても、またすぐやめてしまうのでは」と思われがちな点が挙げられます。 これを防ぐためには、「なぜ会社を辞めるか」を明確に説明する必要があります。 この時「給料が安いから」「休みが少ないから」といった点を真っ先に挙げるのは得策ではありません。あくまでも、前向きな内容にしてポジティブに伝えるようにしましょう。 例えば、実際は「ルーティンワークばかりでやりがいが感じられず、仕事がつまらない」という理由で転職するとします。 これをポジティブに言い換えるなら、「御社では若手のうちから新しい仕事にチャレンジできる環境が整っていると知り、積極的に企画を提案していきたいと思いました」といった内容になります。 ただし、こうした言い換えは必要ですが、嘘をつくことはやめましょう。 面接で色々と話すうちに一貫性がなくなってバレてしまいますし、取り繕って入社しても結局はミスマッチになる可能性が高いです。 デメリット② 転職理由を明確にしないと同じ失敗を繰り返す なんとなく今の仕事を辞めたいという気持ちのまま転職してしまうと、新しい職場でも二の舞になってしまうかもしれません。 転職活動を始める前に、「自分はなぜ辞めたいと思ったのか」「どこが我慢できないのか」「仕事に対して何を求めているのか」「どのような優先順位なのか」といった点を整理してください。 例えば「休みが少なくワークライフバランスが取れないのは耐えられない」という理由で転職するのに、「給料が1.5倍になる」「社風が合いそう」といった理由でまた休みの少ない企業に転職しても、上手くいきません。 また、転職理由があいまいなことは、面接での受け答えでバレてしまいます。 「この人は仕事に対して熱意がない」「目先のことしか考えられないタイプだ」と判断されてしまうと、なかなか内定を得ることはできません。 何を聞かれても自信を持って答えられるよう、入念に準備を整えましょう。しかし、自分で考えをうまく整理できないこともあるでしょう。そんな「答えがみつからない」「考えが整理できない」というモヤモヤを整理するのには、キャリア相談がとても有効です。ぜひ気軽に活用してみてください。 デメリット③ キャリアアップの転職にはなりにくい メリットの部分で、未経験の職種や業界に転職しやすい点を挙げました。その一方で、キャリアアップの転職にはつながりにくいというデメリットがあります。 1社目で十分な実績を残していれば話は別ですが、入社したての頃は仕事を覚えることがやっとで、なかなか大きな成果を出すことはできません。 だからこそ、「自分は前の会社で、こんな成功を収めた」といったアピールポイントが作りにくくなってしまいます。 もし、転職を機に大きく年収を上げたり役職をランクアップさせたりしたいのであれば、もう少し長く今の環境で働くことをおすすめします。 仕事を辞めたい方が転職活動で準備すべきこと まずは、今の会社に対する不満は転職しなくても解決するのではないかと考えてみてください。 人間関係が問題であればチームや部署を移ることで事足りるかもしれませんし、給与が少ないのであれば資格を取るなどして昇給できるかもしれません。こういったことを考えた上でも転職が最善だと判断したなら、まず自己分析をしましょう。 先述の通り、新卒での転職活動は第二新卒の枠になりやすく、ポテンシャル採用がメインになります。そのため、改めて自分の強みや働く上で大切にしたいことを明確化することが大切です。 また、新卒のうちはまだ狭い視野でしか自分や仕事が見えていない可能性もあるので、周りの方に積極的に相談してみてください。上司には転職したいと言いにくいかもしれませんが、同期や学生時代の友人などはきっと話を聞いてくれるでしょう。 客観的なアドバイスをもらうことで、意外な気付きがあり今後の転職活動やキャリア形成に役立つかもしれません。 また、キャリアのプロであるキャリアコンサルタントへの相談もおすすめです。専門性のあるアドバイスがもらえますし、どんな風に転職先を決めればいいか、何を優先すべきかといった具体的な相談をすることもできます。 一番大切なのは心と体の健康 新卒で仕事を辞めたいと言うと、周りから「根性がない」「逃げ癖がつく」など言われるかもしれません。 しかし、結局は自分がどう感じるかが一番大切です。 周りの意見を聞くことはもちろん大切ですが、それよりも自分自身がストレスなく健康に過ごせる環境を整えることを重視しましょう。 そのために転職が必要だと判断したら、ぜひ行動に移してください。新しい環境で頑張ることができれば、今の仕事を辞めることに何も問題はありませんよ。
転職で内定後に不安になるのは何故?「内定ブルー」の原因と対策を解説
転職で面接を受けている会社から内定が出ると、達成感や安堵感を強く感じることができます。過去の実績や面接での振る舞いが評価された結果であり、「必要とされている」ことを実感できる瞬間でもあるため、高い満足感を得る瞬間と言えるでしょう。 一方で、このような感情を持った後に不安や迷いを感じるケースも多いです。結婚という喜ばしいイベントを控えた人が不安を感じ、気持ちが沈んでしまうことを「マリッジブルー」と呼びますが、内定後に感じる不安や迷いも同様に「内定ブルー」と呼ばれています。 この記事では、特に転職活動での内定ブルーについて、それを感じてしまうタイミングや原因、対処法を解説していきます。現時点で内定ブルーに陥っている人や、これから転職活動を控えている人もしくは検討している人はぜひ参考にしてください。 転職活動における内定ブルーのタイミング 内定ブルーを感じる瞬間は、大きく分けて以下の3つがあげられます。 内定が出た瞬間 内定承諾後 入社後 内定ブルーによる不安や迷いは多くが一過性と言えますが、一時の感情で意思決定してしまった場合は将来的に後悔することもあります。 事前にタイミングを把握しておけば不安を和らげられる可能性があるため、これから転職活動を行う人も自分事として読み進めてください。 転職先から内定が出た瞬間 最初に不安を感じるのは、転職活動にて内定が出た瞬間です。 内定が出ると、結果が出たことに対する満足感や行き先が決まることによる安堵感を感じます。しかし、その後は今の環境が変わることに対する不安を感じるようになることが多いです。 内定先が複数ある場合、どの企業の内定を承諾するか迷いが生まれる場合や、内定を辞退することに気まずさを感じるなど精神面のハードルを感じるようになります。 結果的に、内定が出たにも関わらず転職をすべきか考え直すこともあるため、衝動的に判断しないような注意が必要です。 内定承諾後 次に感じるのは、内定承諾後のタイミングです。 内定を承諾するということは、現職からの退職が決定したことを意味します。一般的には、内定を承諾した後に退職の意思を伝える流れとなるため、この後に控える退職交渉に不安や気まずさが高まるタイミングです。 また、転職が決定したことで後戻りできない状況となるのも不安を感じる一因です。入社後の仕事に対しても不安を感じるようになります。 内定承諾後の辞退は法律的に可能であるものの、相手の企業に対して多大な迷惑をかけることとなるため必ず避けたい事象です。これも内定承諾後に後戻りができないと感じる要素となります。 転職先への入社後 最後に感じるのは、転職先の会社に入社した直後です。入社しているので、「内定」状態ではないですが、入社直後もブルーになりやすいタイミングです。 というのも、入社直後は人間関係も構築できておらず、業務の作法なども把握していない状態のため辛いと感じるケースが多いからです。また、エンジニアからコンサルタントなど、職種が変わった場合は仕事のやり方や考え方が異なるケースもありますし、同じ職種であっても会社によって仕事の進め方はことなるので、戸惑いを感じやすい時期と言えるでしょう。 そのため、「前職の方が楽しかった」「転職しなければこんな思いをしないで済んだ」というようなマイナスな感情を抱くようになり、前職への出戻りや再転職を検討する人もいます。 しかし、個人差はあるものの入社から半年ほどで慣れてくるケースがほとんどであり、慣れることで自然と不安が解消されることが多いです。 入社後は誰でも不安を感じるものだと割り切っておくのが得策かもしれません。 内定ブルーの具体的な内容 ここまで、内定ブルーを感じるタイミングについて解説してきました。 より具体的に、内定ブルーの状態で感じている不安や迷いを解説していきます。 本当に転職をして良いのか迷う 1つは、転職前に「本当に転職をしてよいのか」迷いを感じることです。 この迷いを感じる人は、転職の目的や転職後のキャリアプランを明確にしていなかった場合が多いと言えます。 例えば、周りの同僚が転職しているからという理由で転職活動を始めた場合です。現職に対して明確な退職理由や転職先でやりたいことがないため、実際に内定すると「なぜ転職するのか?」という疑問を抱き転職自体に疑問を持ってしまいます。 また、残業時間などの理由で今の会社から抜け出すことを目的としていた場合であっても、転職後のプランを描けていなければ「さらに過酷な労働にならないか?」といった不安を持ちがちです。 よって、迷いを少なくするためにも転職の目的や転職後のキャリアプランを明確にしたうえでの転職活動が望ましいと言えます。 転職先を決めた選択が正しいか迷う 2つ目は、転職先がこれでよかったのか、その選択が正しいかどうか迷うことです。 この迷いを感じる人は、同業他社を見なかったことなど企業研究が不足している人が感じやすいと言えます。 例えば、入社しやすさなどの理由から中堅企業しか受けなかった場合、大手企業を受けていないことから「本当は大手企業の方が良い環境なのでは?」と思いがちです。反対に、大手企業しか受けておらず内定を得た場合は、「中小企業で裁量を持って働くのが良いのでは?」という思いを持ちがちです。 選考で不採用となっていれば諦めがつくものの、申し込みをせずに転職活動が進んでしまった場合は後悔するケースも目立ちます。 志望する職種・業界の全企業を受けることはできませんが、あらかじめ受けたい企業を調べてリスト化しておきましょう。高校や大学受験のように、本命と滑り止めのように複数の企業をピックアップしておくことが望ましいと言えます。 転職先で働くイメージが湧かない 3つ目は、転職先で働くイメージが湧かないことです。 転職時は、新卒入社と異なりインターンシップや会社説明会がないケースがほとんどです。そのため、会社の雰囲気をつかめないまま選考が進み、内定が出ることもあります。 在籍社員と話す機会を設けることが解決策の1つですが、転職活動中に実現させることは容易ではありません。会社が引き合わせてくれることは特に内定前であればほぼありませんし、SNSなどでつながることも難しいと言えます。 一方で、内定後は在籍社員との会話機会を作れるチャンスです。会社にお願いすれば、ある程度希望に沿った社員と会話する機会を設けてくれる可能性が高まります。これは、会社側も内定した人が問題なく入社してもらうために必要なアクションと考えているからです。 働くイメージが湧かない人は、求められるレベルを実際に働く人から引き出せるかが重要です。自分から機会を得るために発信することが望ましいと言えます。 転職での内定ブルーの原因 では、内定ブルーを感じてしまう原因にはどんなものがあるのでしょうか。 あらかじめ原因を把握しておけば、内定ブルーを感じないように対策することが可能です。 初めての転職で何もかもが不安 1つ目は、転職が初めてであるということです。 転職者は誰もが経験しますが、初めての転職時はすべてに対して不安を感じます。現職を辞めることで、上司や同僚に対して申し訳なさを感じることもありますし、次の職場で今まで通り働けるかがわからないなどマイナスの感情を抱きやすくなる状態です。 先輩社員など、他に転職をした人に初めての転職に関する話を聞いておくことで不安が軽減できるかもしれません。 一方で、一度経験すると2回目以降の転職は心理的なハードルが下がる人が多いです。これは、1回目の転職で退職交渉や入社後の振る舞いについて抑えるべきポイントがわかるため、「こうすれば転職できる」という感覚が得られることが要因と言えます。 最初はすべてに不安を感じるものと割り切っておくのが良い心構えと言えるかもしれません。 転職理由を明確にしていなかった 2つ目は、転職理由を明確にしていなかったことです。 これは、「転職先で何をするのか」を明確にしていないことが該当します。例えば、「残業が多い現職の環境を抜け出すために転職する」という人の場合、抜け出した後に何をするかが明確にできていません。このような場合は、環境が変わることに対して強い不安を覚えることが多いと言えます。 転職活動の動機「現職の環境を抜け出す」ことだったとしても、その先にある転職先での仕事生活を思い描いておくことが重要です。 複数社を比較検討しなかった 3つ目は、複数社を比較検討しなかったことです。 転職活動時に、転職エージェントなどから紹介された会社にそのまま内定するということも珍しくありません。転職サイトは、登録された個人の職歴やスキルにマッチする求人を提案してくるため、内定する確率が高まります。よって、複数社を見ることなく転職活動が終了することもあります。 この場合、複数社を見ていないことから「本当にこの会社でいいのか」といった不安が拭いきれないケースが多いです。最終的に入社するのは1社ではあるものの、複数の会社を比較検討しておくことで会社の違いや良さもわかりますし、自分自身が納得した進路選択をすることができます。 転職での内定ブルーの対処法 ここまで、内定ブルーの原因をあげてきました。様々な例がありますが、共通していることは「転職活動でやれることを100%やりきっていない」ということです。 多くの人が仕事と並行して行うため、100%やりきることは非常に難しいですが、できることを最大限やりきることが不安を少なくする基本原則だと言えます。 しかし、不安を完全に感じないことは不可能です。ここからは、内定ブルーに陥った際の対処法を解説します。 他人に相談する 1つ目は、他人に相談することです。 ありきたりな方法ではあるものの、相談する人を選ぶことがポイントとなります。 代表的な相談相手はキャリアアドバイザーです。様々なキャリアアドバイザーが存在しますが、キャリアコンサルティングを専門に行っている人が望ましいと言えます。 理由として、フラットな立場から客観的な意見を得ることができるからです。例えば、会社の同僚や人事部所属のキャリアアドバイザーに相談した場合は、引き留めることを念頭に置いた会話になりがちです。また転職エージェントに相談しても、転職してもらうことを前提とした相談になるため偏った意見となります。 よりフラットかつ客観的に意見してもらうためには、キャリアコンサルティングを専門に展開している企業や人に相談するのが望ましいと言えます。 内定先に入社前の準備やキャッチアップ事項を聞く 2つ目は、内定先に入社前の準備事項やキャッチアップしておいた方がよいことを確認することです。 入社前にできることや勉強しておくのが望ましいことを入社前に行うことで、「これだけやっているから大丈夫」という安心感を得ることができます。例えば、転職先の仕事に関連した書籍を読破することや、資格勉強をすることなどがあげられるため、内定後の面談で確認しておくことが望ましいでしょう。 この際、もし可能であれば、現場のメンバーに確認しておくことをおすすめします。内定後の面談では主に人事部のメンバーが対応してくれるケースが多いですが、配属後の仕事に関することやその準備については、配属先の現場のメンバーからのほうが本当に必要な情報を得られるからです。 内定後の面談にて、「勤務先の雰囲気を知りたいから現場社員と話したい」とお願いすることでほぼ実現できると思われます。ぜひ打診してみてください。 転職活動で内定ブルーを感じたときの注意点 転職での内定ブルーの対処法を解説してきましたが、最後に内定ブルーに陥った際の注意点を解説します。ここで書く内容は一時的な感情に任せた判断をしないために重要となるため、ぜひ意識しておいてください。 内定ブルーが原因で内定辞退することはNG まず意識しておきたいことは、内定ブルーによる不安で内定を辞退することはNGだということです。 内定ブルーは一時的な感情であることがほとんどであり、自分の本心ではありません。 人間には現状維持を求める性質があり、転職という大きな環境変化を前にして不安感が高まることが原因です。 転職自体の成功・失敗は転職してからでないと判断ができません。転職してみてわかることも大いにあるため、転職前の不安から内定を辞退することは経験機会の損失とも言えます。 もちろん、家庭環境の変化など外部環境が変化した場合は考え直しが必要なケースもありますが、個人の不安感だけであれば転職を辞めないことが得策と言えます。 転職先でうまくいかなかった後のことを考えておく 転職先でうまくいかなかった場合を想定しておくと、万が一想定通りになってしまった場合でも次の選択肢を検討し始めることができます。 保険的な考えではあるものの、入社してからわかる事実は無数にあります。例えば、転職先の社風が合わないケースや、仕事内容が想定と異なっていることで高いストレスがかかることがあげられます。また、周囲のメンバーや上司とそりが合わないことも考えられますし、育児や介護の事情から家庭環境が大きく変化することもあります。 転職後にうまく働けなくなる要因は数多く存在するため、すべてを予期しておくことは不可能です。そのため、転職がうまくいかなかった場合を前提とした「次の選択肢」を考えておくことで不安を和らげることが期待できます。 まとめ 内定ブルーに関して、原因や対処法、注意点を解説してきました。程度の差はあれど、多くの人が実感するのが内定ブルーです。どれだけ準備しても、転職に不安を感じない人はそう多くないと言えます。内定ブルーに陥った後、誤った判断をしないためにもこの記事で解説した内容をぜひ参考にしてもらいたいと思います。
2年目で転職はできる?仕事を辞めたいと思ったらやってみるべき5つのこと
入社2年目で「仕事を辞めたい」「転職したい」と考え始める方は、たくさんいらっしゃいます。そこで今回はそんな悩みをお持ちの方に、具体的なアドバイスを5つご紹介します。 仕事を辞めたい方が取り組むべき5つのステップ 新卒で入社したばかりのころは、覚えることも多く、業務についていくのに精いっぱいになるものです。それが2年目になると仕事にも慣れ、会社を辞めたいという気持ちがわくこともあります。 しかし勢いで辞めてしまうと、その後のキャリアで大きな苦労を抱えてしまうかもしれません。 だからこそ、下記の5つを参考にきちんと計画を立てて行動してみてください。 1.会社を辞めたい理由を考える まずは、自分がなぜ転職をしたくなったのか、原因を考えましょう。 ここがクリアにならなければ、なんとなく転職をしてまた2年経ったころに仕事を辞めたくなってしまいます。 人が転職したい理由は様々ですが、多くの場合人間関係に由来します。上司と合わなかったり、職場の雰囲気に馴染めなかったり、後輩とのコミュニケーションが上手くいかなかったりといったものが多いでしょう。 人間関係が悪化すると、適応障害やうつ病などメンタル的な問題を抱えることもあります。 また、仕事内容を理由に転職する方も多いです。入社前とのイメージにギャップがあり、「仕事が楽しくない」「やりがいを感じられない」といったこともあるでしょう。 そういった状況で他社の求人を見ると、「自分のやりたいことは、別の会社でならできるかもしれない」といった気持ちになるものです。 給与や休日など、待遇面に関する理由もあります。 仲間に恵まれ仕事が面白くても、生活費に困るほど給料が少なかったり、休みが取れず余暇を楽しめなかったりすると、長く働き続けることはできません。似た仕事をしてもっと待遇が良くなる環境があれば、そちらで働きたいと思うのは自然なことです。 2.有給休暇の取得や休職 自分が退職したい理由を整理しようとしても、日々の仕事に追われて冷静に考えられないことがあります。 そんな時は有給休暇を取って、気分をリフレッシュしてください。 今の会社で続けるにしても、転職するにしても、ネガティブな気持ちのままでは上手くいきません。 休暇中にこの先のことを考え詰めるのではなく、一度仕事のことを忘れ、自分の気持ちを上向きにすることが大切です。休暇が終わりまた仕事に戻ったとき、転職活動をするか改めて考えてみてください。 また、肉体的・精神的な疲労が大きい場合、休職してみるのも一手です。退職してから会社に戻るのは難しくても、休職であればまた復帰できます。 「休職期間があると転職に不利ではないか」と考える方もいますが、一時的な家業の手伝いや、怪我をした家族のサポートなどの理由であれば、ネガティブに取られることは少ないです。 3.転職せず会社内で問題を解決できないか検討 なぜ転職したいかが明らかになったら、その問題をまずは社内で解決できないか考えてみましょう。 上司から正当な評価がされない、パワハラを受けているといった人間関係での問題は、人事部と交渉すると改善する可能性があります。ハラスメントがある場合は、証拠を持参できるとより早急に対応してもらいやすいでしょう。 また、こうした悩みから精神的に不安定になったり、体調が悪くなったりしている方は、産業医への相談も視野に入れてください。 後輩指導がネックになっている場合、指導係の変更などができないか上司に相談してみましょう。「自分は人にものを教えるのが向いていない」と考えてしまう方も多いですが、人と人との問題なので、単に相性が悪いだけの可能性もあります。 「途中で放り出しては申し訳ない」という気持ちも生まれるかもしれませんが、後輩にとってももより相性のよい上司と組んだ方が早く成長ができるため、お互いにとってメリットがあります。 仕事内容が原因で転職を考えているのであれば、部署移動やチームの変更などを検討します。業務内容が変わることで新しい気持ちで仕事に取り組め、前向きになるケースは少なくありません。 事前に「2年間だけ経験を積んで、そこで転職する」と決めておけば、期限が区切られている分、集中して働くこともできます。 部署異動を申し出る時には、「今の仕事が嫌だから」といった理由は伏せた方が賢明です。新しい仕事にチャレンジすることで、自分の対応できる仕事の幅が広がること、広い視野を持って業務ができるようになることなど、ポジティブな理由を考えましょう。 待遇面で給与に不満がある場合、まずは何を達成したら給与が上がるか、評価について確認しましょう。評価基準が明確なのであれば、それに向かって努力することと転職すること、どちらが自分にとって合っているか冷静に判断できます。 資格を取得すると手当てが出るケースもあるので、そういった情報も改めて確認してください。 休日の日数や労働時間が問題の場合、働き方を変えられないか相談することもできます。人事部や総務部と話し合い、どのような選択肢があるのか確認してください。 2年目は仕事での疲れが溜まり体調の変化も起きやすい時期なので、「みんな同じ条件で働いているから、自分だけ変えてほしいとは言い出せない」と無理しないようにしましょう。 いずれのケースでも、まずは自分を責めすぎる前に、周りの人に相談してみてください。 4.退職後のスケジューリング 考えた結果、転職を決意したのであれば、今後のスケジュールを立ててください。 何も決めずに退職してしまうと、仕事が決まらず気持ちが焦ったり、転職活動が上手くいかなかったりする可能性があります。今の職場から期間を空けずに転職する場合、退社日と入社日がかぶらないようにしなくてはなりません。 引継ぎや有給休暇の消化などを考え、直属の上司や人事とすり合わせましょう。 転職活動を始めたら、新しい職場にはいつまでは前の職場に籍を残す必要があるかを説明し、入社日で折り合いがつくかしっかり話し合ってください。 次の仕事を始めるまで期間をおく場合、失業保険についても調べておきましょう。年齢や職場に勤務していた年数などに応じて、もらえる金額や期間が変わります。また、手続きに必要な書類もあるので、ネットで調べたり役所で調べたりしてみてください。 5.転職活動の準備・実行 ここまで準備ができたら、いよいよ転職活動の準備を始めます。 求人を見ているとどれを選べばよいかわからなくなることもありますが、そんな時は先に考えた、「自分が転職したい理由」を改めて確認してください。 例えば、体育会系の厳しい人間関係に疲れているのに、給与が高いからといって似たような社風の職場に転職してしまうと、同じ悩みを持つことになります。 また、新卒の就職活動の時に行った自己分析をすることがおすすめです。学生のころから2年経ち、新たな強みができたり、以前は弱みだった部分がカバーできるようになったりしているはずです。そういったところを転職活動でアピールできるよう、改めて自分について考えましょう。 一人で考えるのが難しければ、キャリアコンサルティングを利用してみてください。 キャリアコンサルタントはこれからのキャリアを一緒に考え、自分の強みを活かした転職をするにはどうしたらいいかアドバイスをくれます。 ビジネスに対して意識が高い人が使うイメージもあるかもしれませんが、実際には「なんとなく仕事を辞めたいと思って悩んでいる」といった相談も受けています。 第三者の視点を入れることで客観的な意見を取り入れられるので、非常におすすめです。 準備が整ったら、転職活動を本格的に始めます。 まずは求人サイトを見てみて、どんな仕事があるか調べます。実際にその会社の従業員の方と話さないとわからないこともあるので、気になるものがあれば積極的に応募したり、話を聞きに行ったりしてみましょう。 自分で探すだけでなく、転職エージェントの活用も役立ちます。 プロの目線からよりあなたにあった求人をピックアップしてくれますし、採用されるようにあらゆる面でサポートが入ります。転職サイトや転職エージェントはそれぞれ特徴があり、例えば「看護師のための転職サイト」など、職種に特化したものがあります。 自分のやりたいことがはっきりしている場合は、こうしたサイトがおすすめです。 また、転職サイトや転職エージェントは2~3社ほどかけもちすると、スピード感を持って転職活動を進められます。 2年目の人の転職におすすめの業界 コロナ禍で休業・倒産する企業が増えていますが、一方で業績を伸ばしている企業もあります。2年目の方はこうした業界を選ぶことで、より転職しやすくなるでしょう。 まず、IT業界です。 各企業でリモートワークが導入されたり、人と人との接触を減らすためにITツールを導入したりといった動きが活発になり、社内システムの開発やIT機器の製造が伸びています。 今後も、コロナ禍が続く以上はこうした分野が成長していくと考えられています。エンジニアやIT機器メーカーの営業などに興味がある方は、今がチャンスです。 医療・衛生品もコロナ禍を追い風にしている業界です。医師や看護師、薬剤師といった医療従事者を始め、病院の受付や事務などの求人も増えています。 ハンドソープや石鹸、消毒液などのメーカーもビジネスを拡大しており、経験者はもちろん、未経験の第二新卒も採用しています。 人々が外出しなくなった結果、ECの利用が増え、それに伴い物流業界も業績を伸ばし始めました。ドライバーや運行管理などの需要が拡大し、求人も増加傾向です。 長距離運転は体力的に厳しいイメージもありますが、国土交通省を中心に長時間労働を是正する動きが強まっていますし、基本的には一人で業務が完結することからも人気が高まっています。 2年目の人が面接でアピールすべきポイント 2年目での転職は第二新卒という枠に入りますが、ここでアピールすべきポイントが2つあります。 1つ目は、1社目をなぜ辞めたかという理由を明確に説明することです。 面接官になんとなく転職していると思われてしまうと「うちで採用しても、またすぐ辞めて別の会社に転職するのでは」と判断されてしまいます。転職の理由は、嘘をつく必要はありませんが、なるべくポジティブな表現をすることがおすすめです。 例えば「仕事が合わなかった」という理由であれば、「○○という業務に携わることで、○○を経験し、そちらをメインにした仕事の方が自分の合っていると感じた」などと言い換えてみてください。 2つ目は、1社目で学んだことやスキルを、その会社でどう活かせるかについてです。 例えばエンジニアからウェディングプランナーに転職する場合、一見するとまったく関係のない業界なので、1社目の経験を活かすことが難しいように思えます。 しかし 「エンジニアとして他のメンバーと協力しながら、一つのアプリを開発するために、スケジュールをどう管理していくか、チーム内のコミュニケーションをどう工夫すれば円滑に進められるかを学びました。これはプランナーとして、お客様の結婚式という一つの目標に向かい、メンバーでコミュニケーションを取りながら取り組む中で、活かせるスキルだと思います」 といったように、つなげることは可能です。 2年目での転職はしっかり準備してから実行しよう よく「石の上にも3年」と言いますが、転職したい明確な理由があるのに、無理に今の会社に居続ける必要はありません。 冷静に現在の状況を考え、転職した方がよいと思うのであれば行動をすべきです。しかしその場合、勢いで辞めてしまうのではなく、しっかりと準備をしましょう。
転職に失敗する人の特徴5選!30代のキャリア選択は慎重に!
「転職したいけど失敗するのが怖い」「実際転職に失敗するってどんな状況だろう?」 このように、これからのキャリアに不安を抱いている方は多いのではないでしょうか。30代にもなると、今の選択がこれから続いていくキャリアに大きな影響を与えます。 ここでは、転職に失敗する人の特徴をご紹介していきます。失敗しないためにできることもありますのでぜひ最後まで読んでみてください。 転職に失敗したと感じる理由 転職活動を終えて新しい会社に入社しても、転職しないほうがよかったかも?と感じる人は多くいます。30代で転職をしてすぐに後悔してしまうのは辛いですよね。 ここでは「転職に失敗した」と感じる理由をご紹介します。今から転職を考えている人も、転職したばかりの人も、自分に当てはまる可能性がないか確認してみてください。 思っていた仕事内容と違う 実際に働き始めてみると、想像していた仕事内容とは違うと感じることがあります。同じ業界で転職したものの、前職ではやらなくてよかった事務作業が莫大な量あったり、接待など聞いていなかったことをしなければならないという状況になることがあるかもしれません。 30代の転職では、経験を活かせるような職場を選ぶ人がほとんどです。今まで働いてきた中で培われたスキルや経験を、もっと磨いていきたいと思って転職先を選ぶもの。ですが、募集広告や面接で業務のすべてを伝えきることは難しいので、「こんなはずじゃなかった…」ということも十分に起こりえます。 たとえば、営業職でもっと顧客活動に力を入れたいと思っていたのに、30代で即戦力の採用であることで、後輩指導を任されることもあります。自分はそんなことに時間をかけたくないと感じるかもしれません。 やりたくないと思っても、転職してすぐに頼まれた仕事を嫌がることもできませんよね。渋々引き受ける仕事は、時間の無駄だと感じたりモチベーションが上がらなかったりします。 30代で転職をすると今まで働いていた時間があるからこそ、自分はしたくない仕事だとすぐに判断してしまい、拒否反応が出やすいのです。 収入が減った(残業が増えた) 「転職=収入アップ」と考えている人は多くいます。しかし一方で、収入を上げるために転職を決めたはずなのに、そんなに上がっていないと感じる人がいるのも現状です。 内定を貰って条件面も確認したはずなのに、そんなこと起こるはずがないと思いますよね。しかし収入自体は増えているけど、実質の労働時間が増えているということがあるのです。 条件を提示された中に固定残業代が含まれていたり、入社してみると払わなければならない会費があったりすることもあります。 中途採用の面接段階ではちょっと気になっても、印象が悪くなるかもと考えてあまりお金のことを質問できないという人がほとんどです。転職理由や志望理由が仕事内容やスキルアップなのに、条件面しかみていない人だと思われたくないという心情もあるでしょう。 しかし実際に働き始めてみると、収入面はとても重要です。日々の業務を頑張っていても報われないような気持ちになってしまうのです。 せっかく転職したのに、収入アップを実感できないような状況になると、「転職、失敗したのかも…」と感じてしまうかもしれません。 人間関係が上手くいかない 転職して働く環境が変わると、人間関係に悩む方が多くいます。 一緒に働く人の年代も変わりますし、会社によって人の雰囲気なども大きく変わるからです。特に転職するまで大手で新卒から同じ会社で働いていた人は、前職の環境からの変化でギャップを感じやすいのではないでしょうか。 自分より若い人ばかりの職場で、なんだか話が合わないなぁと感じたり、男女の割合が前職と真逆だったりすると、職場に馴染むまでに時間がかかるかもしれません。 誰でも新しい環境に飛び込んで、すでにコミュニティが出来上がっていると馴染みづらいと感じますよね。30代になると仕事を始めたばかりの頃よりそこに馴染むまでが苦痛に感じる人が多くいます。 自分から話しかけるのもちょっと恥ずかしかったり、自分より若い人ばかりだとプライドが邪魔をしてクールに対応してしまうこともあるのではないでしょうか。 職場の新しい仲間との壁を感じている時間が長いと、このまま馴染んでいけないのではないかと思い、転職に失敗したのではと感じてしまうかもしれません。 転職に失敗する人の特徴5選 転職活動はしっかりと準備をしておかないと、失敗してしまうことがよくあります。前職の方が良かったと感じても、簡単に元のポジションに戻ることはできません。 ここで紹介する失敗する人の特徴を確認し、それに当てはまらないように転職活動を進められるようにしましょう。 ①前向きな転職理由がない 「転職しなければよかった」と感じる人に共通するのが、転職した後にやりたいことや叶えたいことがないということです。 残業したくない、通勤したくない、など「逃げ」に感じられるような理由でも、立派な転職理由になります。しかし、そのネガティブポイントが解消された後のことを考えていない人が多くいるのです。 転職して新しい職場でやりたいことや、身につけたいスキルなど、全て叶えることは難しいとしても、自分の中で目標を持っていないと、嫌なことがあった時にまたすぐ転職という選択に逃げてしまいがちになります。 残業時間を減らしてプライベートの時間がもっと欲しいというのであれば、新しく捻出した時間で何をするのかを決めておかないと、ダラダラ過ごすだけになってしまうこともあります。 時間には余裕ができたけど、なんだか満たされないという状態になりやすくなるのです。 ②転職活動の期限を決めていない 働きながら転職活動していると、転職活動が長期化することがよくあります。毎日仕事をしながら提出書類を作成したり、面接の日程調整をするのは本当に大変ですよね。 なかなか企業とも日程が合わず、転職活動が進まない場合もあります。ダラダラと続いてしまう転職活動に嫌気がさしてしまい、最初に内定を貰った企業で決めてしまうということが起こってしまうのです。 転職活動が長引いてしまうと、自分はどこにも転職できないのではないかと自己嫌悪になってしまいますが、「働きながらの転職活動は、時間がかかるものだ」と理解して取り組むと少し気が楽になります。 時間がかかるのは当たり前だから、半年は覚悟しておこう、など自分で苦にならない程度の期限を決めておくことで、自分の転職軸をブレさせないことができます。 ③転職先の情報をしっかり集めていない なんだか思っていたものと違ったという漠然とした理由でも、転職に失敗したと感じることがあります。それは、転職活動中にしっかりと情報収集ができていないことが原因です。 これは特に、「同じ業界だから、なんとなく同じだろう」と考えて転職を決めてしまうような場合によく起こります。同じ業界・同じ職種でも仕事の進め方や、カウンターパートは全く違う場合があるのです。 営業職で商談などの顧客対応に集中できると思っていても、いざ働き始めると、前職ではやらなくてよかった契約書周りの事務作業も全てやらなければならないということも起こります。 前職ではアシスタントがいたからそれが当たり前と思って、具体的な業務内容を確認しないと業務を始めてから後悔につながりますよね。 30代での転職は今までの経験があるからこそ、足りない情報を自分の経験からの推測で補足してしまい、細かいところの情報収集が疎かになってしまうのです。自分の中での「当たり前」は、転職してから「当たり前でなかった」と気付かされるかもしれません。 日々の業務での小さなストレスであっても、転職してから気になることがあるともっと確認しておけばよかったと思いますよね。 ④自己アピールをできていない 転職活動では、自己アピールがとても重要です。企業が求めるスキルや経験と、個人のスキルや経験がマッチするかが重要視されます。 企業が今募集しているポジションで、あなたはどのように役に立てるかを上手くアピールできなければなりません。あなたがどれだけすごいスキルや経験をもっていたとしても、相手がそれを求めていないことには評価されないのです。 自分が応募しているポジションで求められているスキルや経験を理解し、そしてあなたがそれに対応できるスキルや経験があることを、上手く整理して伝える必要があります。 今まで当たり前にこなしていたことであると、面接官を前に言語化が難しいと感じますよね。事前に、アピールポイントを整理できるようになっておきましょう。 ⑤過去の栄光に囚われている 自己アピールをきちんとすることはとても大事ですが、一方で30代で転職活動をする際に、自分自身を高く評価しすぎてしまう人は転職活動に失敗しやすいです。 今まで働いていた中で、自分はとても評価されていたし、すごい仕事をしていたんだというプライドがある方も多いでしょう。しかしながら転職活動になると、前職での「実績」は重要ですが、「評価」はあまり関係がないのです(社長賞やMVPなど、社内表彰レベルの評価がある場合は別です)。 30代になると、転職活動中も面接官が自分よりも年下である場面もあるでしょう。その時に「自分は高い評価をされてきたから」という思いがあると、自分ではそんなつもりはなかったとしても、横柄な態度になってしまうこともあります。そうなると、本来なら評価されるべき今までのキャリアも、その態度のせいで評価されなくなってしまう、ということも起こりえます。 また、転職後も前職でのプライドがあると、周りにわからないことを質問できなかったり、あるいは転職先の配置や評価に対して不満を感じやすくなったりすることもありえます。 あなたのキャリアは素晴らしいものかもしれませんが、新しい職場に関しては、「自分は新人なのだ」という意識を持って相手や会社に敬意を払うことを忘れないようにしましょう。 転職に失敗しないためにできること 誰しも転職には失敗したくありませんよね。もちろん絶対に失敗しない方法というものは存在しません。しかし事前に準備しておくことで、失敗する可能性を少しでも下げていくことはできます。 ここでは転職に失敗しないためにできることを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。 キャリアプランを作成する 転職を失敗する人の多くは、転職したその先のキャリアプランを考えられていません。転職を考え始めたら、まずはキャリアプランを作成するのがおすすめです。 キャリアプランは、仕事において将来的にどうなりたいかを計画するもので、「何歳までに何をできるようになりたい」などを具体的に考えます。 転職した先で定年まで働きたいと考えるのか、その後独立して起業するためのスキルアップの場として経験を積みたいのか、その点を明確にすることで転職活動での企業選びにも影響するのです。 また入社後にも、何のためにこの会社にいるのかを思い出すことができるので、紙やスマホのメモなどに書いて保管しておくことをおすすめします。 将来的なゴールや年代別での目標地点を明確にしておくと、今何するべきか、ゴールから逆算すると少し遅れているかなど進捗も確認しやすいですよね。 転職は、新しいキャリアへ挑戦する際に1番効率的な方法だと言えます。しかし企業によっては、転職回数が多いと書類選考を通過できないこともあるのです。 ちょっと違うと思ったらすぐに転職という選択をとるようになってしまうと、客観的に「この人は忍耐力がない」「採用してもすぐ辞めてしまう」と判断されてしまいます。 せっかく魅力的な企業と出会っても、転職回数だけで面接の機会を得られず、あなたのキャリアや人柄が評価されることなく終わってしまうこともあるのです。それはとても勿体無いですよね。 転職しようと思ったら、しっかり自分の中での目的やゴールを決めて真摯に取り組むことを心がけてみてください。 面接対策を行う 中途採用ではスキルと経験が重視されますが、やはり最後には「カルチャーフィット(採用後の職場環境でうまくやっていけるか)」がカギとなります。 どれだけ理想的な経歴の持ち主でも、コミュニケーションがうまく取れなかったり、今いるメンバーとの相性が悪そうだと判断されると面接に合格することはできません。 面接に際して、転職理由など定番の質問に対して回答を考えておくことはもちろん大切ですが、企業によっては、必ず面接でする質問などもあります。全てを準備することは難しいですが、そういった質問にも準備ができていると面接官からの評価もよくなります。 初めての転職だと、面接時のマナーなども見直しておく必要もありますよね。普段商談をたくさんこなしているからといっても、面接のように自分自身が評価されるような場面を経験することは少ないはずです。 今はインターネットで調べると基本的なマナーなどは確認できるので、事前に調べられることは調べておきましょう。 キャリアコンサルティングの活用 転職を考えるのであれば必ず利用して欲しいのが、プロのキャリアコンサルティングです。 転職したい企業が明確だったり、転職エージェントに登録していたりする場合は、特に必要、ないと考える人もいるかもしれません。 しかし知人の紹介などで、十分な情報があってあらかじめ転職先が決まっているということがない限り、多少なりとも不安要素はあるのではないでしょうか。 もちろん周りの友人などに相談することで不安が和らぐこともあるでしょう。しかし、日々転職支援やキャリアコンサルティングをしているプロに相談するとまた違う視点を得られたり、考えや気持ちの整理ができたりします。 プロに相談することで現状の転職市場でのあなたの立ち位置や、今後のキャリアパスの広がりなどを新しく知ることができるかもしれません。 転職しようと思ったら、まずはプロを頼ってみてください。
40代で仕事が辛い!希望通りの転職はできる?
「40代になって、今までより仕事が辛くなってきた…」「今から転職は無理だろうなぁ」そのように悩んではいませんか? 多くの方は40代になると、もう働く環境を変えることは難しいと感じています。今の会社でのキャリアもありますし、家族やパートナーとの生活があるという方もいらっしゃいますよね。 ここでは40代で仕事が辛く、転職したいと考えている方に向けて希望する転職をするために必要な準備をご紹介しています。 最後まで読んでぜひ参考にしてみてください。 40代の会社員を取り巻く現状 40代になると、20代、30代の頃とは違った悩みが出てきます。自分だけでなく、自分自身を取り巻く環境が大きく変わっているということもあります。 まずは40代が置かれている環境を知っておきましょう。 ライフステージの変化 40代になると、家族の生活を支えていたり、住宅ローンなどの固定した支出があったりと、自分の意思だけで簡単に転職へ踏み出すのが難しい方が多いのではないでしょうか。 自分やパートナーの両親が高齢になってくると、今後の介護の問題も出てきます。働く場所を変えるのが難しかったり、勤務時間が変わってしまうのが難しかったり、様々な条件に縛られながら働いている方もいるでしょう。 もっと他にやりたいことができたり、職場が嫌になってしまったりしても、我慢して同じ職場に留まっているという方が大勢います。 40代はまだまだこれからキャリアが続いていくにもかかわらず、自由にキャリアチェンジに挑戦するのが難しい世代でもあるのです。 多くの企業で40代というとベテランのような扱いになりますが、会社の中のキャリアでも、新卒から定年までの期間でまだ半分経過したところですよね。就職したての20代などを思い返すと、やりたいことやなりたい姿があったと思います。そのような理想の自分に近づけている方はどれくらいいるのでしょうか。 40代は若手とも言われず、必ずしもベテランと言われるわけではない、狭間の世代といえるのです。 今後のキャリパスが不透明 40代になると周りの同僚がどんどん出世をしていたり、転職して違うキャリアを歩んでいることが多いのではないでしょうか。 社内で出世してより責任ある立場を目指していく人、環境を変えて違うチャレンジをする人、様々な選択を目の当たりにすると、自分自身も今後のキャリアを考えなければならないという気になりますよね。 あまり仕事内容が変わらなかったり、ポジションも変わらなかったりするとキャリアが停滞していると感じてしまいます。 自分よりもキャリアの長い人が大勢いると、これから今の職場でのキャリアアップは難しいのかもしれないと思うはずです。 上司から今後のキャリアパスについても、特に何も言われていないとなると目指すものがわからなくなってしまいます。自分自身の今後の姿がわからないということは、とても不安になるものです。 会社の今後に不安を感じる 20代、30代の頃は目の前の仕事をひたすらこなし、社内での評価を着実に上げてきた方でも、40代になると他の企業や業界の状態にまで目がいくようになりますよね。 そういった中で、自分の会社が他の会社よりも少し時代遅れな点を見つけてしまうことがあります。他の会社がシステム化しているものが、まだ紙媒体であったり、リモートワークに対応していないなどわかりやすい違いは目につきますよね。 これから定年まで働くことをイメージすると、このままの会社にいて安心できるのだろうかと想像するでしょう。経営に直接関わることがない部署だとしても、経営状況が心配になってしまうのではないでしょうか。 そのような状態から、40代で最後の転職をしようと考える方も多くなってきます。 すぐに転職できない理由 40代での転職にハードルを感じる人が多いですが、たしかにすぐに転職できない理由があるのです。希望する転職を成功させるためには、難しい理由をしっかりと理解しておく必要があります。 もちろん全ての方に当てはまる理由ではありませんが、ここでは代表的な理由をご紹介していきます。 あなた自身に当てはまるか、確認しながら読み進めてみてくださいね。 ピッタリの求人が少ない 40代での転職が難しい大きな理由の一つは、40代という中堅からベテラン層を求める求人が少ないということです。これはピッタリの求人が全くないという訳ではありません。40代の採用を視野に入れている求人は、同じ業界や業種での経験を活かして即戦力採用を考えているのです。 即戦力の良いポジションは、ヘッドハンティングや縁故などで信頼できる人物を探す傾向があり、求人サイトのようなオープンな場所で公開されていないことも多くあります。 あなたが現在社内でとてもいいポジションにいたとしても、それが転職市場でも求められているとは限りません。今いる会社での評価が転職する際にも影響するというわけではないのです。 社内でずっとエースのように働いていた方でも、いざ転職活動を始めてみると書類の段階でお見送りになってしまうということも少なくありません。 そして、いざ転職活動を始めて求人票を確認すると、条件が合わないということが多くあります。転職するのであれば、今貰っている給料水準と同等または条件をより良くしたいと考える方が多いのではないでしょうか。 40代まで同じ企業でキャリアを積んでいる方であればなおさら、順調に昇給していて同年代よりも高い生活水準になっているかもしれません。 そのような場合には、なかなか希望する条件の求人を見つけるのが難しくなってしまいます。 異業種に転職はハードルが高い 「他にやりたいことがある!」「異業種に挑戦したい!」 そのように考えて転職を視野に入れる方もいらっしゃいます。40代になると多くの企業では、中途採用は即戦力のみという条件をつけています。全くの未経験の業種を40代で挑戦するというのは、とても難易度が高いということです。 求人を出している企業からしても、未経験であるのであれば若手を社内で育てていくほうがいいと考えるところが多くなります。企業は40代で未経験の社員を採用した場合、育成していくことにハードルを感じてしまうのです。教育担当の社員の方が年下であったり、教育後にひとり立ちしてから定年まで働ける期間が短いということも懸念されるからです。 あなた自身がいくら前向きで、学んで活躍していきたいと考えていても、企業側からすると40代の未経験採用はハードルが高いと感じられてしまうのです。 転職活動を始めるためには準備が必須 40代での転職活動の難しさをご紹介しましたが、しっかりと準備することで希望する転職を叶えることもできます。40代で転職に踏み出したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。 まず自己分析から始める 転職活動を始めるには、まずは自分のことを知っていくのが大切です。 先に求人を探すようなイメージが強いかもしれませんが、あなた自身の希望の職種や働き方をしっかりと認識してから出ないと、求人を探している時間が無駄になってしまうかもしれません。 あなた自身がどういった理由で何を大切にしているか知っておくことで、転職活動にも活かせますし、今後のキャリアの中でも活かしていくことができます。 今までのキャリアからではなく、幼少時代からしっかりと振り返ることであなたが根本的に大事にしていることや、どんな時に達成感を感じるのかなどがわかってきます。 チームで何かを目指すことにやりがいを感じていたことを思い出すかもしれませんし、逆にもっと1人でコツコツ作業を進める仕事の方が安心できると思うかもしれません。 40代まで続けられた仕事だからといって、本当にあなたの根本的な性質に合った仕事とは限らないのです。 転職で叶えたいことを言語化する あなたが転職を考える理由はなんでしょうか? 「転職理由」と聞かれると、労働環境が悪い、給料が上がらない、スキルアップができない、などネガティブな理由が思い浮かびそうですよね。 しかし実際に転職活動をするのであれば、ネガティブな理由を解消することだけを重視していると、後で後悔することもあります。 あなたが実際に転職することでどうなりたいかを明確にし、しっかりと言語化しておくことが重要です。漠然とした理由での転職活動をしていると、最終的な判断をするときに妥協してしまうことがあります。 忙しいのが嫌で転職を決めたはずなのに、給料面に引かれて入社してみると前の職場よりも残業が多かった、などということも起こるのです。そうなってしまうと、そもそも何のために転職したんだろうと思いますよね。 あなた自身が転職することで叶えたいことが、時間に余裕を持つことなのであれば、どこまで収入を下げても許容できるのか、など具体的に考えておく必要があるのです。 未経験分野へは先に時間を投資する 「もう40代だから未経験分野には挑戦できない…」「新しいことを始めるのは遅いよなぁ」 そのように考えるひとも多いのではないでしょうか?確かに未経験分野に急にチャレンジするのは、とても難易度が高いのが現実です。 しかし、転職活動を始める前に挑戦したい分野の知識をつけ、経験を積んでおくことで希望する転職が叶うかもしれません。 やりたいことにすぐ挑戦するのは大切なことですが、後先考えずに今の仕事を離れるのはリスクがありますよね。40代で新しい分野に挑戦したいと思ったら、まずは現職に留まったまま休日に勉強をしたり、副業で仕事を始めてみることがおすすめです。 例えば、営業職でずっとキャリアを歩んできた方が、急にエンジニアになりたいと言っても求人を出している企業からすると、続けてくれるのかちょっと心配ですよね。 今の仕事に留まったままでも休日に知識本を読むことはできますし、実際に手を動かしてサイトを作ってみることもできます。余裕があれば、副業サイトで仕事を受注することもできるのです。そういう実績を作っておけば、書類や面接の段階で実際に作ったサイトをアピールの材料として使うこともできます。 このようにしっかりと努力した結果を見せることで、企業からの信頼度が上がり、未経験分野でも転職成功の確率が格段に上がるのです。 そしてこれには、あなた自身にも大きなメリットがあります。興味があって挑戦したい分野が、本当にやりたいことなのかを知る機会になるのです。それは転職は成功したけど、やっぱり向いていなかったという事態を防ぐことができます。 このように年齢を気にして未経験分野への挑戦に足踏みしている方は、まず未経験分野へ時間の投資をしてみるのはいかがでしょうか。 転職市場の情報を集める 転職活動をするにはどの年代にも共通して、転職市場の情報を集めることがとても重要になります。 今現在、どの分野の企業が多く求人を出しているのか、大量採用を実施している企業はあるか、大量リストラをした企業があるか、などいつもなら何気なくみている新聞やニュースの情報が大きく影響してくるのです。 あなたが希望している業界の状態はどうでしょうか。 どの企業も早期退職を促していたり、リストラを検討していたりするような業界だと、今から経験が浅くてもやる気のある人を育てるような体力はないですよね。 システムエラーで業績が大きく落ちてしまったのであれば、今強化したいのは即戦力のエンジニアかもしれませんし、顧客フォローのためにカスタマーセンターを新設するかもしれません。そういった流れを予測するために、しっかりと情報を集めて分析しておくことが大切です。 希望する業界や職種の現在とこれからの状況を大まかにでも見定めておくと、実際の転職活動でも上手く面接の受け応えに活かせるはずです。 キャリアコンサルタントに相談する 転職を最短距離で成功させたい方は、キャリアコンサルタントへ相談してみてください。なんとなく相談することにハードルを感じるかもしれませんが、相談したからといって転職を強要されるようなこともないので、忙しい方ほどサポートを受けることがおすすめです。 自己分析をしてみたけど、そこから履歴書に落とし込むのが難しかったり、今の仕事が合っているのかわからないという方もプロから適切なアドバイスを受けることができます。 転職市場の情報は個人で集めるのに限界がありますよね。そして想定するしかできませんが、キャリアコンサルタントに依頼することで求人を出す企業側の考えや視点を得ることができるのです。 あなたの今までのキャリアを活かせる選択肢を提案してもらえたりと、家族や友人に相談するだけでは知り得なかったことに気付かせてもらえるかもしれません。 また年齢が上がるにつれて、自分の悩みを人に話すのが苦手になっている方もいますよね。そういった方ほど、プライベートでは関わりのない、キャリアのプロに話を聞いてもらうだけで気持ちが楽になるのではないでしょうか。 そして今後またキャリアに悩んだ際に相談できる相手がいるというのは、心強いものです。 年齢を理由に転職を諦めようとしている方も、40代のこれからの可能性を知りたいという方も、ぜひ一度プロのキャリアコンサルタントに相談してみてはいかがでしょうか。 あなたのキャリアが一歩前に進み出すかもしれません。
30代なのにキャリアがない…良い転職をするために必要なアクションを解説
30代は10年ほどの社会人経験を持つ人がほとんどの年代であり、様々な経験を通じて高いスキルを持つ人が多いです。 大きな仕事を独力でやりきることはもちろん、数名の部下を持って高い成果を出している人もいます。 しかし、このようにはならず目立ったキャリアがないまま30代を迎えたという人も多いのではないでしょうか。 会社での昇進も期待できず、思い切って転職しようとしてもアピールできる経験がないため手詰まり感を感じている人がいるかもしれません。 この記事では、30代で目立ったキャリアを持たない人が、より良いキャリアを歩むために必要なことを解説していきます。 特に「転職するとしたら」という前提で転職市場から評価されるためのアクションを解説するため、上記のような悩みに直面している人はぜひ参考にしてください。 30代キャリアの特徴 まずは、現実を理解するという意味で30代キャリアの特徴を解説します。 30代は会社によって若手や中堅と見られ方が異なる年代ですが、どの会社でも独力で働くことが求められています。20代とは評価されるポイントが異なるため、ギャップとして認識しておくことで置かれた立場を理解したキャリア設計が可能です。 置かれている立場や現実を把握するという意味で読み進めてください。 基本は即戦力!一部でポテンシャル採用もあり 30代は、即戦力でありながらポテンシャルを評価されることもある年代です。 基本的には、一人前の戦力として働くことを期待されています。転職時も即戦力であることが要求されると言って良いでしょう。一人のプレイヤーとして成果を出しつつ、マネジメントに従事する人もいるため、事業の中核を担える人材として見られることが多いと言えます。 一方で、30代でもポテンシャルで採用されるケースがあります。ポテンシャル採用とは、即戦力となる経験を持つ人材でなくともその人の潜在能力を評価する方法で、中長期的な将来性を買って採用することです。 専門性の高い職ではポテンシャル採用を行っていませんが、営業やコンサルティングをはじめとして多くの職種で実施されています。 もちろん、年齢が若ければ若いほど有利になるためできるだけ早いタイミングでの転職が必要ですが、誇れる経験がなくても採用される可能性があることが30代の特徴と言えます。 30代前半と後半で転職難易度が違う しかし、30代で転職しようとした場合、30代前半よりも30代後半の人は転職難易度が高いと言えるでしょう。 転職をする場合、若ければ「将来的にどう成長するのか」という目線でも見られますが、年齢が上がるにつれて「どんなことができるのか」を問われます。スキルや実績、経験値が重視される傾向が強まるため、年齢が高くなればなるほど転職難易度は上がると言えます。 30代前半まではポテンシャル採用も含めて選択肢が多いため、様々な職種にチャレンジしても良いです。一方で、30代後半では自分の経験で「やれる」と判断可能な職種に絞り込むことで転職の成功率を上げることが可能です。 30代は基礎的なビジネススキルを求められる 30代では、コミュニケーションや資料作成といったビジネスの基礎的なスキルを備えていることが要求されます。これに加えて、数名程度の部下を管理できるマネジメントスキルがあれば評価されやすくなるでしょう。 これらのスキルは、必ずしも高いレベルである必要はありません。会社や職種によって求められる基準は異なりますが、ビジネスレベルで問題なく会話でき、ExcelやPowerPointといったOfficeソフトが人並みに使えれば大きな支障にはならず、最低限のレベルは満たしていると言えます。 何か一芸に秀でるスキルがあれば、基礎スキルが弱くてもスペシャリストとして評価される可能性があります。しかし、この場合は20代と比べても圧倒的にとび抜けている必要があるため、すべての人がスペシャリストとしてのキャリアを歩めるとは言えません。 キャリアがない場合の転職選択肢 ここまで30代キャリアの特徴を解説してきました。即戦力となるスキルや経験を求められ、年齢によって転職難易度も異なる年代ですが、一部でポテンシャル評価の余地も残ることが特徴と言えます。 しかし、周囲に評価されるようなスキル・経験がない場合はどのようなキャリア設計をすれば良いか判断できないと思います。 ここからは、キャリアがないと感じている人に向けてどんな転職ができるのかを解説していきます。 キャリアがないと、年収アップは難しい まず前提ですが、スキルや経験がない場合は転職による年収アップが難しいと言えます。 目立ったキャリアやスキルがなければ企業としても高い給料を支払う意味がないため、キャリアがない場合、年収アップでの転職はほぼ不可能と考えるのが妥当です。 インセンティブが高い業界・職種を選択すれば、キャリアがなくても年収アップを狙うことができます。しかし、アピールできるスキルや経験がない状態でいきなり成果を上げることは難しいです。過度のプレッシャーで心身ともにダウンし、働けなくなってしまう可能性もあります。 そのため、キャリアがない状態で年収アップを狙うのはリスクが高いと言えます。 労働環境の改善はできる 年収アップを狙った転職は難しいですが、一方で残業時間等の労働環境を改善する転職は可能です。 例えば、同業他社への転職は実現方法の1つと言えます。社風や働く人の雰囲気は会社ごとに異なりますが、労働時間なども会社によって様々です。同業であっても残業が少ない会社は存在する可能性があり、口コミサイトなどでのリサーチを通じて実態を把握しておくことが望ましいです。 同業他社であれば目立ったキャリアがなくとも即戦力になることは間違いありません。やっている仕事が似ており、それまでの職務経験をそのまま活かすことができるため、働く環境が変わることによるリスクを下げることができます。 キャリアがない人は、年収を上げるよりも理想的な労働環境を追求する方が現実的な選択肢と言えます。 キャリアは作るべし ここまで、キャリアのない30代ができる転職方法を解説してきました。 しかし、「キャリアがない」こと自体を解消できれば、さらに多くの選択肢が出てくると言えます。 ここからは、「キャリアがない」現状から「キャリアがある」状態を作るために必要なアクションを解説していきます。 今の会社で改善活動をおこす 1つ目のアクションは、今の会社で改善活動を行うことです。 転職市場でアピールできる経験として、改善活動はうってつけです。特に以下のような内容で説明できるような活動ができればベストと言えます。 活動を起こしたきっかけとその背景 活動内容と改善プロセス 活動の成果 特に活動内容とそのプロセスが重要で、どんな考えを持って活動したのかを訴えられれば高く評価してもらえる可能性があります。 また、最終的に転職しない場合であっても、社内の労働環境や事業内容を良くすることとなるため、自分の働く場所を快適にすることにもつながります。 資格勉強をする 2つ目のアクションは、資格勉強を行うことです。 資格自体は何でも良いという訳ではなく、自分の仕事に直結するような資格が良いでしょう。 とはいえ、簿記2級など一般的に履歴書に書けるレベルと言われている難易度である必要はあります。仕事と直結することが前提ですが、高難度である社会保険労務士などの士業系の資格を取得できれば難易度の高い資格を取得できたとしてアピール材料にできます。 資格を持つこと自体は、転職において大きく有利になることはありません。しかし、資格勉強への自発的な取り組みやスタンスが評価される可能性があるため、アクションを起こしてみる価値はあると言えます。 副業を始める 3つ目のアクションは、副業を始めることです。副業を始めることで得られるメリットは、「収入」と「スキル・経験」です。 「収入」は副業と聞いてまず思い浮かべる要素だと思います。月数万円ほどでも安定的に稼げていれば、転職先に求める収入基準も緩められるため選択肢が広げることが可能です。 しかし、キャリアのない30代が意識したいのは「スキル・経験」です。副業でスキルや経験を身につけることで、本業の仕事にも好影響を与えることが期待でき実績を積むことができます。また、副業収入が本業を超えるようなケースも多々あるため、最終的には副業として始めた仕事を本業にするため転職することや、脱サラしてフリーランスになることも期待できます。 最近では大々的に解禁の流れが進んでおり、多くの企業で副業を認めている状況です。禁止している企業であっても、他社で労働者(月給制や時給制)として働くことを禁止しているだけで、成果だけを求められる業務委託や書籍の執筆などは労働ではないから禁止していないという会社も多いです。 これから始めるのであれば、会社のルールとしてどこまでがOKなのかを忘れずに確認してください。 キャリアは仕事だけでない ここまで、主に仕事に関する内容を解説してきました。しかし、キャリアは仕事だけではありません。 仕事とは違った目線で、普段の生活から取り組める内容を解説していきます。 運動に取り組む 1つ目は、筋トレやランニングなどの運動に取り組むことです。 理由ですが、「見た目を良くすること」と「ハードに働ける身体基盤を作ること」があげられます。 「見た目を良くすること」で、転職時により高く評価してもらうための加点要素を作り出すことが可能です。 転職では実績やスキルが評価されますが、見た目が良いことでさらにプラス評価とすることが期待できます。例えば顧客対応などがある業務では、キャリアに対する評価が同じであれば、好印象の方を採用するということもあり得るからです。 もう1つの「ハードに働ける身体基盤を作ること」は、運動と聞いて真っ先に思い浮かぶ内容だと思います。 肉体・精神的にタフであればより高いパフォーマンスを出せるようになり、今の仕事ではもちろん、転職先の仕事がハードであっても耐えることが可能です。 転職時・転職後それぞれメリットがあることから、運動に取り組むことは大きな価値があると言えます。 仕事と家庭を両立させる 2つ目は、仕事と家庭を両立させることです。 仕事と家庭を両立させるためには、仕事や家事を効率的に終わらせることが前提となります。両立ができているということは、タスクの処理能力が高いと評価できるため転職時にアピールすることが可能です。 かつては長時間労働している人がすごいというような風潮もありましたが、最近では短時間で効率的にタスクをこなせる人材が評価されています。 仕事で目立った経験がなくても、家庭と両立させながら働ける人材であれば効率的な仕事が期待できるため、会社からも評価されると言えます。 地域活動に参加してみる 3つ目は、地域で行われているイベント等の活動に参加することです。 ここでの参加は、運営側として企画やマネジメントに携わることを意味します。地域イベントとはいえ、実際に参画してみると会場取りからコンテンツ企画、協賛先へのあいさつというように仕事と同じ要素が求められるため、遊び半分のような感覚ではありません。 仕事にも活きるスキルアップにつながる可能性もあり、参加する価値があると言えます。 また、近隣住民や協賛先の企業などと会話することで、転職候補となる会社の情報が入ってくることもあります。思わぬ副産物も期待できるため、積極的に参加してみることがおすすめです。 まとめ ここまで、キャリアがないと感じている30代の人がより良いキャリアを歩むための方法を解説してきました。 より良いキャリアを歩むためには、自分自身の現状や転職市場が求める要素などを正確に把握することが必要です。 30代であれば選択肢も残されているため、着実な転職活動を行うことで内定取得が可能と言えます。 また、キャリアがなければ、キャリアを作るためのアクションを数多く起こすことで解消できるはずです。解説してきた内容を参考に、まずは自分ができることから始めてみてはいかがでしょうか。
キャリアがなんとなく不安!転職を考えている方へ
「私のキャリアって、このままでいいのかな…」「なんとなく不安…」「周りに転職している人が多いから、私も考えようかな…」 漠然としたキャリアの悩みを持っている方は、たくさんいます。今日は、キャリアに対してもやもや、漠然とした不安を抱えているあなたへ、転職を考えているあなたへ、お送りします。 このコラムを読んだ後には、その不安への解決策、考え方をわかっていただけると思います! キャリアを不安に思っている人は多い 大前提として、キャリアに不安を感じている人は、とても多いです。 インターネット検索で、「キャリア」を打つと、上位に「不安」「転職」と予測変換が表示されます。このことから、多くの方が、キャリアに対してもやもやを感じていることがわかります。 キャリアに対する不安の例 では、具体的に、どういう不安を抱えているのでしょうか?今回は、例として、7つご紹介します。 年収が不安 「給与がどんどん減っていき、この先のお金の面が心配…」「いつ会社がつぶれるかわからないし、終身雇用も崩壊したのでいつクビになるかもわからない…」「どんどん物価が値上がりして、毎日の暮らしで精いっぱい…」 お金に関する不安は、切っても切り離せません。 やりがいがなくて不安 「今の仕事が全然楽しくないので、これがこのままずっと続くと思うと、不安」「他になりたいことがあるのに、こんな仕事のままでいいのかな…」 仕事内容にやりがいを感じていない人は、不安に思う傾向があります。 働き方が不安 「今の仕事が激務で、深夜まで残業があるので、体力的に続けられないかも…」「毎日出社だけれど、子どももいるし、リモートワークで働きたい…」 そんな働き方に関する不安です。 業界や仕事に将来性を感じない 「今の業界が、どんどん傾いて減収しているので、とても不安を感じる」「今の仕事を続けていても、将来役に立つかわからなくて、将来性を感じることができない…」 今はAIなど技術の進化も早く、変化のスピードが速い時代。将来が不安になってしまう企業や業界もあるでしょう。 今の仕事に必要なスキルや知識が不足している 「今の仕事はやりがいを持っているけれど、スキルや知識が不足していて、しんどい…」「周りが自分より専門性があるので、なんとなく疎外感を感じている…」 求められるレベルと自分自身の現状に不釣り合いを感じているケースです。 職場の環境 「人間関係がうまくいっていなくて、つらい…」「職場の安全面で不安があるので、転職を考えている…」 人間関係や職場の安全面などで、不安を抱えている場合もあります。 語学力が足りていない 「上司が外国人になり、コミュニケーションがうまく取れず悩んでいる…」「ミーティングが英語ばかりになってしまい、疲弊している」 今や多くの企業がグローバルを視野に進出しているので、英語力などがないとしんどいと感じる部署があります。 などなど、あなたにも心当たりがある不安がありましたか?例外はあると思いますが、多くの人の悩みは上記のいずれか、もしくは複数に当てはまるのではないかと思います。 キャリアの不安に対して、実行していること では、その不安・悩みに対して、なにか実行していることはありますか?ここでは、一般的に実行している人が多い対策を挙げていきます。 資格取得を目指す 「資格を取得して、専門性と市場価値をあげて、年収アップを図っている」「今の職場を離れて、別の会社に行きたいので、資格勉強をしている」 業務に必要とされる資格に興味を持っている人、実際に行動を起こしている人は多くいます。前向きに資格の勉強をすると、どんどん市場価値も上がりますね。 自己分析をする 「自分にどんな仕事が向いていて、何が得意なのか、改めて自己分析をしている」「キャリアへの価値観の棚卸しなどを実践している」 などなど、自分のことをより理解すると、今後の仕事選びにも活きていきます。 キャリアコンサルタントに相談する 「国家資格をもつ、キャリアコンサルタントの方に相談している」「キャリアコンサルタントに定期的にコーチングのように話を聞いてもらっている」 プロの専門家に相談すると、悩みもすんなり解決することがあります。 転職活動をする 「自分をもっと評価してもらえるような会社を探して、転職活動をしている」「テレワークという働き方を実現するために、転職活動中」 転職はリスクはありますが、自分の望む条件を叶えやすい方法です。 転職がうまくいく人の特徴 転職という選択肢をとった方の中でも、転職がうまくいく人と、うまくいかない人がいると思います。 その違いは何なのでしょうか?3つご紹介します。 転職の軸をしっかり考えている 転職がうまくいく人は、転職の軸をしっかり考えています。具体的には、 ・年収は今いくらくらいもらっていて、次は○○万円以上ほしい・職種は○○か○○が良い・業界は○○の分野か、○○の分野・働き方は、残業○○時間以下は譲れない・勤務はテレワークが良い などなど、自分なりの軸をもって、転職活動に挑んでいます。 もし、自分なりの軸をもって転職をしていないと、エージェントの言葉をうのみにしてしまったり、望まない業界に入ってしまったりするなど、ミスマッチが起こりやすくなります。 「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためにも、転職の軸を決めることが大切です。 中長期的なキャリアビジョンを持つ 転職がうまくいく人は、中長期的なキャリアビジョンを持っていることが多いです。 中長期的なキャリアビジョンとは、「5年後こうなっていたい」「10年後はこういう働き方をしていたい」などの、少し先の未来を思い描いて、計画を立てることです。 「5年後、10年後なんて、わかりっこないよ!」という方もいらっしゃると思いますが、ビジョンを持つことで、人間の脳はそのビジョンを目指して無意識的に動くこともあります。 漠然としたイメージでもいいので、中長期的なキャリアビジョンは持つようにしましょう。 自己分析をする では、転職の軸を決めたり、中長期的なビジョンを持ったりするためには、どんなことをするとよいでしょうか? それは、自分のことを知る、つまり自己分析です。 あなたは、自己分析をしたことがありますか?就職活動を経験した方なら、ほとんどの方に経験があると思います。 ただ、就職活動以来、たいして自己分析をしていないな…という方も多いのではないでしょうか?今日は、自己分析の方法もご紹介します。 自己分析の方法 自己分析をするための手法には様々なものがありますが、代表的な5つをご紹介します! SWOT分析 SWOT分析は、以下の4つの要素から構成されています。 ①Strengths(強み):自分が持っている優れた能力や資質、経験、人脈など②Weaknesses(弱み):自分に不足している能力や資質、経験、人脈など③Opportunities(機会):自分にとって、活躍できる可能性があるもの。④Threats(脅威):自分とって、活躍しにくい要因となるもの。 SWOT分析は、自己分析だけではなく、企業やチームなどの分析にも応用されることがあります。 自分自身を客観的に見つめ直して、キャリアの方向性を見出す上で非常に役立つ手法と言えます。 MBTI診断 Myers-Briggs Type Indicatorの略称で、人格の傾向を16種類に分類して、自分自身のタイプを特定する手法です。 ちなみに、MBTIとは、以下の4つの要素から成り立っています。 ①Extraversion(外向性)- Introversion(内向性)②Sensing(感覚的)- Intuition(直感的)③Thinking(思考型)- Feeling(感情型)④Judging(判断型)- Perceiving(知覚型) 自分がどのタイプか、無料で診断できるサイトもありますので、気になる方はぜひ試してみてください! →MBTI診断はこちら! ジョハリの窓 自分の意識している部分と、意識していない部分に分けて、情報を整理して、自己理解を深めるための手法です。 ①開放の窓…自分も知っているし、相手も知っている部分②秘密の窓…自分は知っているけれど、相手は知らない部分③盲点の窓…自分は知らないけれど、相手は知っている部分④未知の窓…自分も知らないし、相手も知らない部分 上記の4つに分けて分析します。 開放の窓をどんどん広げていくと、コミュニケーションが取りやすく良いとされています。 ライフラインチャート 自分自身の今までの経験を年代別に分けて、それぞれの時期で経験したことや感じたことを整理し、自己理解を深める方法です。 イベントごとに感情やモチベーション、幸福度の状態などを掘り下げていきます。 「あの時引っ越しをして、幸福度が上がったな~。なぜなら…」「あの職場は○○の部分で自分に合わずに、モチベーションが下がったな…。具体的には…」 など、今までの経験をじっくり、具体的に、棚卸しをすることで、自分の人生の価値観や傾向などを把握することができます。 見つけた価値観は、今後も自分の価値観として動く可能性が高いので、その価値観に合った方向性を考えていきましょう。 周りに自分の長所・短所を聞いてみる 家族や友人、職場の人など、周りに自分について質問するのも、自己分析に役立つ手法です。 「私ってどんな強みがあると思う?」「どんなところが課題かな?」 など、問いかけてみることによって、ジョハリの窓でいうと「他人が知っていて、自分が知らない」盲点の窓に気づくことが出来るチャンスがあるかもしれません。 周りの人々は、自分が思っている以上に、自分のことを観察してくれているものです。 転職以外の選択肢もある ここまで、転職がうまくいく人の特徴や、自己分析について解説してきました。ただ、キャリアに不安がある場合は、転職以外の選択肢もあります。 どのようなものがあるのでしょうか?一緒に見ていきましょう。 今の会社で異動できるか、探ってみる わざわざ転職をしなくても、あなたの望む状態を叶えられる場合があります。「異動で、問題を解決できるかも…?」と感じた方は、以下の方法も参考に、考えてみてください。 ①会社内の情報を収集する 異動についての情報は、会社内のどこかに存在しています。まずは、上司や人事部の担当者、同僚などに異動に関する情報を聞いてみると良いでしょう。また、社内のポータルサイトや社内報などからも、情報を収集できます。 ②自分でアプローチをする 自分から上司や人事部に異動の希望を伝えることも重要です。自分がどのような異動を希望しているかを明確に伝え、それに合った異動先がある場合は、チャンスをつかむことができます。 副業をする また、転職の他に、「副業をする」という選択肢もあります。副業のメリットは下記をご参考ください。 ①収入源を多様化できる 副業を持つことで、収入源を多様化することができます。本業だけでなく、副業の収入も得られるため、収入面でのリスクを分散することができます。 ②新しいスキルや知識を身に着けられる 副業は、本業とは異なる分野で働くことができるため、新しいスキルや知識を習得することができます。これにより、自己成長やキャリアアップにつながることがあります。また、これが転職のアピールポイントになることも多いです。 副業は転職とは異なる形でキャリアアップや自己成長につながる可能性があります。ただし、副業を行う場合は、本業に支障が出ないように十分注意することが大切です。 フリーランスになる また、フリーランスになるという選択肢もあります。 フリーランスになることで、自分自身のスキルや経験を最大限に活かし、自由な働き方をすることができます。 ただし、フリーランスになることは、自己管理やビジネススキルが必要になるため、自己研鑽やリスクマネジメント能力の向上が必要となってきます。 さいごに キャリアが不安で転職を考えているということは、言い換えると新しい挑戦や成長を求めているということです。 転職は、自分自身を成長させ、自分の人生を変える機会でもあります。 まずは、自分自身が本当にやりたいことや、どのようなキャリアを目指したいのかを明確にすることが大切です。 転職にはリスクが伴いますが、自分自身のスキルや経験を客観的に見つめ直し、不足しているスキルや知識を習得することで、成功確率を高めることができます。 転職は一つの選択肢にすぎません。焦って何者かになろうとするのではなく、「本当は自分は何を達成したいのか?どうなりたいのか?」を、じっくり自分と向き合って考えていきましょう。
30代女性の転職は失敗しやすい?納得できる転職活動をするためのコツ
何かと悩みが多くなる30代…。20代のころは、がむしゃらに進んでいたけれどふと立ち止まって、 「今の会社に居続けていてもいいのかな?」「30代って実際、転職難しいのかな?」「転職が失敗してしまったらどうしよう・・」 そんなことを思っている方もいらっしゃるかもしれません。 現に30代女性のキャリアは、たくさんのライフイベントと重なることが多くなるため、転職などに悩む方も多くいらっしゃいます。 今回は、30代の女性が転職を失敗しないためにはどうすればよいか、効果的な考え方やそのコツについてお伝えしていきます。 日本市場にいる30代女性の割合 まず、そもそも日本で働いている30代の女性はどのくらいいるのでしょうか? 時代別の傾向としては、30代の女性は「M字カーブ現象」と呼ばれる、出産・育児などのライフイベントを機会に仕事を辞める女性が多かったのですが、現在では、その解消が進んでいると言われています。 あなたの周りの30代の友人や家族も何かしらの形で働いている人が多いのではないでしょうか。実際、共働きの家庭も増加傾向にあるので、日本全体として働く女性が多くなっています。 また、この10年間で、特に、30代の結婚をしている女性が働くことが多くなったという傾向を示すデータもあります。 https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/josei-jitsujo/dl/20-01.pdf 資料出所:総務省「労働力調査」(平成 22 年、令和2年) 30代女性を取り巻く環境と悩み 今この記事を読んでいただいているあなたも、もしかすると下記のような悩みを持たれているかもしれません。 ・結婚・出産・育児・仕事の将来性・スキルアップ・お金・会社の人間関係・職種・働き方・友人・家族・体力や精神 などなど…いろんな悩みの種類があり、そのスケールはきっと20代の時より大きいものになっているかもしれません。 そんな中でも、30代女性に多い悩みと、取り巻く環境を見ていきましょう。 出産・育児と仕事の両立が不安 1つ目は、出産や育児と、仕事の両立が不安という悩みです。 20代後半~30代にかけて、日本では出産する人が多い傾向になります。そのため、仕事と妊活、仕事と出産、仕事と育児、、などの両立が大変になる時期でもあります。 40代になると、ある程度子供の手も離れ、ご自身の時間に集中できる人も多くなると言われていますが、それまでの30代は一番大変な過渡期と言えるかもしれません。 「20代の頃ほど体力的にもバリバリ動けない…、なんだか疲れやすくなった」と感じている方もいらっしゃいます。 30代は、何かと悩みが多い時期ととらえられています。 このままの仕事でいいか不安 2つ目は、仕事の将来性やスキルアップに関する悩みです。20代の頃は、がむしゃらにやっていたけれど、ふと30代になって立ち止まる瞬間、きっとあると思います。 その時に、自分がやりがいを感じて、目標をもって、働くことができる仕事だと、「この仕事を続けていこう」という思いになるかと思います。ただ、あまり日々の仕事にやりがいを感じず、 「自分が成長していない気がする…」「このまま働いていても自分の目指す姿はここじゃない…」「何のために毎日頑張っているのかわからなくなってきた」 といったような、もやもやとした気持ちが出てくる方もいらっしゃいます。 働き方を見直したい そして、30代の女性が、出産・育児から仕事復帰しようとした場合や、転職する場合などに、どんな働き方をしようか、迷うことが多い傾向にあると言えます。 ・フルタイムか、パートか・ゼネラリストかスペシャリストか・正社員か派遣社員か契約社員か・リモートワークか出社かハイブリッド型か 色んな選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットがある分、とても悩んでしまう部分だと思います。 どちらが良いというのはなく、ご自身に合った働き方を選んで、主体的にキャリアを形成していくことが一番大切です。 30代女性は転職市場ではどう見られている? では、実際、転職市場では30代の女性はどういう風にみられているのでしょうか?一般的に言われていることとして、年齢的に20代とは違い、30代は即戦力として見られる場合が多いということです。 未経験の職種に転職をして、新しいスキルを身につける、という考え方も成長意欲がありとても良いと思いますが、一般的には、今までの経験を元にすぐに活躍してくれそうな人材として求められることが多いです。 そのため、ご自身がやりたい仕事に関連する資格などを取っておいたほうが、転職には有利に働くと言われています。 30代女性の転職者の割合 では、30代女性のうち、実際どのくらいの人が転職しているのでしょうか? https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/21-2/dl/kekka_gaiyo-04.pdf 参考:厚生労働省「令和2年雇用動向調査」 こちらは、厚生労働省のホームページ内の「年齢階級別転職入職率」です。ご覧の通り、30代女性の転職率は、約10%となっています。20代の転職率は約14%なので、それに比べると転職率が低下していることがわかります。しかし、より年代を重ねると1桁台になり低下傾向にあるので、若いうちに転職する人が多いと考えられます。 そして、女性はパート職へのほうが総じて転職率が高くなっているのが特徴です。出産や育児などで、雇用形態を変えないといけない状況になった方も多いと見受けられます。 転職の成功・失敗 では30代で転職をする女性はどんな理由で転職をするのでしょうか?多い理由としては、下記のようなものがあげられます。 ・年収を上げたい・人間関係が良い環境で働きたい・新しい仕事に挑戦したい・結婚、出産のため・福利厚生・倒産、契約の終了・体力的につらい・仕事が合わない・会社の将来性が不安・正社員になりたい・やりがいを感じない などなど 上記のような、さまざまな理由で転職した後、その転職が成功したか、失敗したかの判断はみなさんどうやってしているのでしょうか? 「転職に失敗したらどうしよう・・」 できることなら失敗したくない転職活動ですが、中には、 「この転職は失敗だったな…」「早く辞めたい…」と思ってしまうケースもあるのも事実です。 では、いくつか実際のケースを見ていきましょう。 30代女性がこの転職、失敗した…と思った事例 Aさん(30代女性、独身、1人暮らし) 「私は、前の会社の年収が周りの友人を比べて低かったのが嫌で、年収アップを1番の条件に転職活動を行いました。希望通り、転職面接を受けた中でも一番年収が高い企業に内定をもらうことができ、転職をしたのですが、実際働いてみると殺伐とした雰囲気で、残業も多く、心も体もとても疲れています。もう少し、ほかの条件も見ればよかったと後悔しています」 Bさん(30代女性、1児の母、家族3人暮らし) 「私は、出産を機に仕事を辞めて、専業主婦をしていたのですが、子供も手が離れてきたので、もう一度働きたいと思って、転職・就職活動をしました。独身の頃にバリバリ働いていた記憶があるので、需要はあるだろう、すぐ見つかるだろう、と思っていたのですが、資格を何も持っていない30代後半は、思った以上に転職活動が難しいということがわかりました。結局パートの仕事をしか見つからず、少し体力的にきついなと感じています。」 30代女性が転職に成功したと思う事例 では、逆に転職に成功したと言えるケースはどうでしょうか?一緒に見ていきましょう。 Cさん(30代女性、既婚、夫と2人暮らし) 「私は、前の会社で仕事内容に対してあまりやりがいを感じていないこと・結果を出せていないことが悩みでした。そこで自分に向いていることが何か?自分は何で活躍することができるか?徹底的に自己分析をしました。そして、自分に向いている仕事を見つけて、資格勉強をしながら、転職活動をしました。最初は覚えることが多く、とても大変でしたが、一度きりしかない人生なので、転職してよかったです。」 Dさん(30代女性、1児の母、家族3人暮らし) 「私は、残業が多いいわゆるブラック企業で働いていました。妊娠をしているときに、つわりがひどく体調が悪くなってしまい、仕事との両立ができずに退職しました。出産・育児を経て、契約社員としてテレワークで働けています。テレワークは通勤時間がないため、家に多くの時間いることができ、子育て中の自分に合った働き方だと思っています。」 転職を成功させるためのコツ では、転職を成功させるためのコツは何でしょうか?ここからご紹介していきます! 「なぜ転職したいのか」を考える 自分にとって成功と言える状態はなんでしょうか?それは人それぞれ違うと思います。給料を上げたい人もいれば、もっとゆるく働きたい人もいます。 通勤時間を短くしたい人もいれば、人間関係で環境を変えたい人もいます。 仕事内容を変えたい人や、もっとやりがいをもって働きたい、という人もいます。 例えば、先ほどのAさんのように、単純に、「給料が少ないので他のいい条件の会社に転職したい」と思っていても、給料が上がったかもしれませんが、ワークライフバランスが崩れてしまい健康でなくなったなどのケースもあります。 もし今転職したいと思われている場合は、「なぜ自分は転職したいのか」をしっかり考えることをおすすめします。あなたにとって譲れない条件とはなんでしょうか? しっかりとご自身が「なぜ転職したいのか」を考えて、1つだけの条件で考えずに、複合的に総合的に考えるようにするといいと思います。 自己分析をする 転職を考えるときに、自己分析も実施すると、より納得感のある結果になりやすいと言われています。 逆に、自己分析ができていなかったり、おろそかにしていると、「転職してみてやっぱり違った」「こんなはずじゃなかった」というような気持ちになるケースが多いと思います。 自分は何に向いていて、どんなことがしたいのか?過去、自分はどういうことにわくわくしたのか?どんな働き方が自分に向いていそうか? 今の自分自身について、ゆっくりと分析することも、転職の成功の秘訣になります。 冷静に情報収集をする そして、大切なのは、情報収集です。現代では、たくさんの情報にあふれています。この記事も1つの情報源です。 ありとあらゆる情報に恵まれすぎて、膨大なデータがありすぎて、圧倒されてしまうことがあるかもしれません。転職エージェントの強い押しにあって、行きたくもない会社の面接対策をしてしまっているかもしれません。 焦らず、じっくり、冷静に、情報収集をすることは大切だと思います。 自己分析や転職の理由を考えると同時に、世間にはどんな求人があるのか?どんなスキルや能力が求められているのか?を、インターネットなどで調べてみたり、実際目で見て確かめてみたりすることが、とても効果的です。 求められているスキル・能力がわかると、それに関連した資格や勉強を始めることもできます。 キャリアプランを考える 今や人生100年時代と言われています。そんな長い人生を、どのように生きていきたいか、キャリアプランを考えてみましょう。自分はどんな人でいたいか、どんな生活をしたいかなど、5年後、10年後など、長期的な視野で、考えてみましょう。 そうすると、転職がキャリアプランをかなえるためのステップになっているか、そうでないか、判断することができるようになると思います。 今、目の前の状況だけでなく、長期的に見て転職を考えることが良いと言われています。 プロのキャリアコンサルタントに相談する また、プロのキャリアコンサルタントに相談することもとてもおすすめです。 「転職したいけれど失敗したらどうしよう…」「私、何がしたいんだろう。もやもやする…」「キャリアについて相談したい。アドバイスが欲しい…」 など、いろんな悩みがあるかと思います。 その悩みを、プロの資格を持ったキャリアコンサルタントに相談してみると、心が軽くなり、自分のことを客観的に見ることができるようになり、具体的な目標やアクションが見つかるかもしれません。 転職は人生の大きなイベントでもあります。 「30代で転職自信がないけれどできるかな」「もっとこうしたい」「今の仕事を辞めたい」 などという思いがある方は、一人で悩まず、気軽にプロに相談してみましょう。きっと親身になって寄り添って、あなたにとって最適な解決策や目標を見つけるお手伝いをすることができると思います!
どうやって選ぶ?仕事が選べない原因と対策について
就職する際に、「自分に向いている仕事」を選ぶことは多くの人が望んでいることではないでしょうか。楽しく働きながらお金を稼ぐことで、家庭や趣味が充実した生活を過ごすことができますよね。 ですが、「何の仕事が向いているのかわからない」という方も非常に多いです。高収入だからと転職したものの、仕事が全く向いておらず精神的に疲弊してしまうケースもあります。 転職というアクションを起こせていればまだ良い方で、「向いている仕事がわからない」という理由から転職に踏み切れず、職場への不満を抱えながら働き続ける方もいます。 この記事では、仕事選びがわからない原因を深堀りしたうえで、自分の向いている仕事を選ぶために知っておきたいステップをご紹介します。仕事の選び方がわからずにお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。 なぜ仕事の選び方がわからないのか 仕事選びがわからないとは、具体的には「仕事選びの基準」がわからないからと言えます。この基準は人によって異なるので、基準を明確にしないまま就職した場合は「年収は高いけど仕事が辛く満足感がない」というミスマッチにつながる可能性があります。 原因として3つの要素があげられるので、当てはまっている要素がないか1つずつ確認してみてください。 自分自身の特性・願望を把握できていない 仕事選びがわからない原因の1つ目は、自分自身がどんな人間であるか把握できていないことです。仕事の好き嫌いや仕事中に心地良さを感じるポイントなどを把握していないため、どんな仕事なら楽しく働けそうか判断できない状態になります。 例えば、お客さんと会話することに楽しさを感じているのに、事務職などの作業メインの仕事に就いてしまっては楽しさを感じる機会がないですよね。会話が多い仕事である営業職や接客業などの方が向いている可能性が高いと言えます。 職種や業界の知識がない 2つ目の理由は、職種や業界のことを知らないことで比較ができず、仕事が選べないということです。 仕事内容がわかれば、自分がやれそうだと感じたり、やりがいを感じられそうな仕事が見えてきます。逆に仕事で苦労すること、大変なことを知っておけば、「このくらいなら耐えられそう」など自分の許容範囲が見えてくるので、仕事選びの軸を作ることができますよね。 また、業界ごとのビジネス状況や、将来的な成長度なども把握しておくと、仕事選びの範囲を絞り込むことができます。例えば、高収入を稼ぎたい場合は成長産業を中心に選択すべきですし、ほどほどの稼ぎでまったり働きたいのであれば安定した業界から選択するのが良いです。 世の中にどんな仕事があり、業界ごとにどんな特徴があるのかを知らないと仕事選びもできないので、インターネットやニュースを通じて情報を仕入れておくことが必要です。 世間体や周囲の評価を気にしすぎている 3つ目の理由が、世間体をはじめとした周囲からの見られ方を気にしすぎているということです。これは、大企業に勤めることや高年収の職業に就くことで周囲から高く評価される…という点を軸に仕事選びを行ってしまうことです。 確かに、誰もが知る大企業に勤めていれば周囲から「すごい!」と思われる場面もあります。 一方で、周囲に評価される大企業で働いていたとしても、仕事があわず肉体的・精神的にボロボロになりながら仕事をしている状況では元も子もないですよね。 世間体や周囲の評価といった他人軸ではなく、自分自身の軸で選択することが望ましいです。 具体的な仕事の選び方 なぜ仕事が選べないのか、その代表的な理由を書いてきましたがいかがでしょうか。 まずは自分自身の特性を理解することで仕事選びの「自分軸」を作ることが先決です。仕事や業界の情報を踏まえたうえで、自分がどの仕事にマッチしそうかを検討していくことで、自分に向いている仕事に一歩近づくことができます。 ここからは、仕事を選ぶ時の判断軸を書いていきます。人によって判断軸の優先度が変わりますので、一番共感できた要素を軸にしてみてください。 条件や環境で選ぶ 1つ目は、労働条件や労働環境を判断軸とすることです。この選び方は、仕事に対して収入や働きやすさを重視する人であれば判断しやすいかと思います。 労働条件は、主に年収をはじめとする経済的な要素で判断します。基本給や賞与をベースに、住宅手当などの諸手当、退職金の有無なども判断要素です。諸手当や退職金が手厚くなっている会社や、ストックオプションの権利がもらえる会社もあるので、自分の希望する収入となる会社を選択するような判断方法となります。 もう一方の労働環境は、勤務地や残業時間などの働き方面を判断軸とします。自宅から近いこと、残業が少ないことだけがベストな選択肢とは限らないため、過去の職歴から「自分が理想とする労働環境」を定義しておくのが良いかと思います。 自己実現できるか 次に、目指しているライフプランが実現できる仕事であるかという選び方です。この選び方をするには、自身のライフプランが言語化できていることが前提です。 例えば、「早期にリタイアして悠々自適な生活を送りたい」ということであれば、より高収入な職種に絞って短期間で稼いだり、ストックオプション付きの会社を選ぶなどがあげられます。 また、「将来的に独立したい」というプランであれば、独立のスキル・ノウハウが学べる会社が良いですよね。将来のプラン実現をもとにすることで、納得感の高い仕事選びができます。 自分自身がいまできることで選ぶ 3つ目は、今の自分ができることで選ぶという選択肢です。この選び方をする人は、同業他社への転職ももちろん良いですが、それまでとは別の仕事に就職することも視野に入れていく必要があります。 例えばコールセンターで勤務している場合、「相手の話を正確に聞き取れる」ことを活かし、法人のルート営業などでの活躍が期待できるでしょう。今の仕事を通じて自分ができることを言語化し、同じことが求められる仕事を選択していくことで 自分ができることを仕事にすれば、周囲からの評価が得やすくなることで承認欲求が満たされやすくなります。また、人間関係や日常生活をプラスのメンタルで過ごせるので、人生の幸福度は高まるはずです。 やるべきこと ここまで仕事の選び方を書いてきましたが、どの判断軸で選択していくのかは人それぞれ異なります。また1つの判断軸ではなく、3つの判断軸に優先順位をつけながら選択することがしっくりくる人もいるため、何を判断軸とするかを決定する必要があります。 そのために必要なアクションを3つ記載します。1人ではじめられるものもありますので、記事を読んだうえでまずは行動してみてください。 自己分析 まずは、自己分析を通じて自分自身を把握することからはじめましょう。自己分析に関する書籍は数多く販売されており、この内容にもとづいて分析してみることもお勧めです。 職歴がある人なら、過去の職歴を振り返ったモチベーショングラフを作成してみてください。これは過去の経験を時系列で書き出し、それぞれの経験を通じてモチベーションや満足度がどう変化したのかを分析する手法です。 モチベーションが上がった場面、下がった場面でそれぞれ共通する要素が何かを洗い出すことで、自分自身の好き嫌いなどを把握することができます。 自分の願望を書き出す 自己分析の一環として、将来の願望を紙に書き出すこともお勧めです。海外に移住したい、月の半分を別荘で過ごしたいなどのライフスタイルはもちろん、「働かないで過ごす」といった内容でもOK。 しかしここで気を付けたいのは、いったん現実性を度外視して書き出すことです。現実性を考えてしまうと本当の願望は書き出せないので、「夢」レベルでの願望を書き出すのが望ましいでしょう。 書き出したうえで、それを実現するためにはどれだけ稼ぐ必要があるのか、そのためにはどんな業界・職種でどんなスキルが必要なのかを分析することで仕事選び判断軸を作ることができます。 職種・業界について研究する 職種・業界を知ることも、仕事選びにおいて大事な要素です。職種ごとに、どんな働き方をするのか、どんなスキルが必要なのか、ネットや書籍でもある程度把握することができます。 また、実際に働いている人にインタビューするのも効果的ですし、可能であれば実際にその仕事で働いてみるとリアルな経験を積むことができます。 職種だけでなく、業界知識も把握しておきましょう。業界の成長率などもそうですが、仕事内容のハードさや残業時間の多さも業界によって異なるため、仕事を選ぶ際に比較検討できる情報となります。 会社に所属している方であれば、自分の会社にやってみたい職種がないか調べてみることも価値があります。会社は1つの職種だけでは機能しないので、必ず複数の職種があるはずです。社内異動は転職よりもハードルが低いため、これで希望が叶えられれば個人・会社双方にとってメリットのある着地ができます。 専門家に相談する 自己分析、職種・業界研究を通じて自分なりの仕事選ぶ軸が形成できたうえで、キャリアコンサルタントに相談してみましょう。 自分なりの選択では、どうしても検討漏れや偏った判断になりがちです。多くの相談をこなしてきたキャリアコンサルタントの経験から、自分の判断軸に偏りがないか意見をもらうことで、より精度の高い判断ができるようになります。 客観的な目線で、仕事選びに不足している箇所がないか、他に選択肢がないかをチェックしてもらい、時には提案してもらうこともおすすめです。専門家の意見を取り入れることで、より良い仕事選択に近づける可能性が高まります。 仕事を変える キャリアコンサルタントへの相談を経た後は、仕事を変えるために転職や社内異動をしてみるのもありです。 「自分に向いている仕事」を見つけるためには、実際に仕事をしてみて検証するのが一番です。自己分析などでは気づけない自分の特性もあるので、実際の経験を踏まえて転職・社内異動した後の仕事が自分に向いているのか考えてみましょう。もし仕事が合わないようであれば、具体的に何が合わないかを言語化するなどして、自分のスキルアップで解消できるのかを分析しましょう。仮にスキルアップで解消が図れないようであれば、再び仕事を変えるというのも視野に入れる必要があります。 仕事選びで注意したいこと ここまで仕事選びのステップを記載してきましたが、注意しておきたいことは以下の3点です。 キャリアプランを作って可視化する 自己分析やキャリアコンサルタントへの相談を通じて仕事選びをしているものの、仕事に対する向き・不向きや願望は変化していきます。 何を目的にその仕事を選ぶのか、どんな願望に向かって仕事をするのか、こういったプランも年齢を重ねるごとに変化していくので、何らかのドキュメントに落とし込み、常にブラッシュアップしていくことが必要です。 特に家庭を持ったり体調が変化したり…など、仕事以外の要因でキャリアプランが変わることはよくあるので、都度見直しながら仕事選びを検討してください。 転職することが絶対的な正解ではない 仕事を変えることが必ずしも正解というわけではありません。前にも書きましたが、自分のスキルを磨くことで最初は不向きだと思っていた仕事の楽しみ方がわかることも十分あります。 仕事の能力アップは数年スパンで考えるほど時間がかかるため、まずは今の仕事を楽しめるようになるまで頑張って取り組んでみてください。 チャレンジしないことは絶対に避ける どんな仕事が向いているかわからない、めんどくさいといった理由で「行動・チャレンジをしないこと」は避けたいです。行動やチャレンジをした結果、たとえ失敗だったとしても教訓にできる実経験を得ることができるので、仕事選びとしては必ず前進します。失敗を繰り返さないよう、分析しなおすことでより高精度で満足のいく仕事選びができるようになるはずです。 終わりに 仕事の選び方について、その方法や選べない理由を書いてきました。 仕事選びをするために、まずは自己分析を通じて自分の現状を正しく把握してください。そのうえで、情報収集やキャリアコンサルタントへの相談といったアクションを起こしていきましょう。 繰り返しにはなりますが、実際に転職すること、社内異動することが正解ではありません。すぐに仕事を変えるのではなく、必要なスキルを身につけながら根気強く働いてくことも必要です。キャリアコンサルタントへの相談をうまく利用しながら、納得感のある仕事選びをしていってくださいね。
仕事がイヤで転職したくなったら?後悔しないキャリアの考え方
誰しも働き始めると、「仕事がイヤだなぁ」と思ったことがあるのではないでしょうか。イヤだと感じたら最初に頭に思い浮かぶのは、転職ですよね。 なんとなくイヤだからという軽い気持ちで転職を選択すると、後で後悔につながる可能性があります。 今回は、仕事がイヤで転職したくなっているあなたに向けて、後悔しないキャリアの考え方をご紹介していきます。 仕事がイヤな理由を整理しよう まずは、なぜ仕事がイヤだと感じているのかを整理していきましょう。「なんとなくイヤだ」という方も、よく考えると具体的に理由が見えてくるはずです。 こちらではよくある理由をご紹介します。 労働時間が長すぎる 仕事がイヤになってくる要因で多いのは、時間的拘束に関するものではないでしょうか。仕事内容にそこまで不満がなくても、それが長時間に及ぶと不満が出てきますよね。 元々標準労働時間にしっかりと業務が終わるような設定がされていない場合は、なかなか自分の努力だけでは環境改善できないのではないでしょうか。 定時が18時までなのに、毎日20時から会議が入っているなんてこともあるかもしれません。そのような状況であれば、それだけでも月に約40時間の残業は確定してしまいます。 プライベート重視の方であればなおさら、自分のために費やす時間が短くなってしまい、不満やストレスも溜まってしまうのも無理はありません。 さらに、夜遅くまで仕事をしていると生活リズムが崩れてしまい、ただでさえストレスを感じやすくなってしまいます。仕事がイヤになると朝が来るのがイヤになり、夜眠れなくなるなど悪循環につながってしまうでしょう。 労働時間が長すぎるというのは、あなたの精神状態だけでなく健康に対しても影響を及ぼす可能性があるのです。 業務内容に納得できない 任せられている仕事がやりたい仕事と違っていたり、希望の部署から異動させられてしまうというのは組織で働いていればよくあることです。そのため、「業務内容がイヤだ!」と周りに漏らすと、ワガママを言っているかのように受け取られるかもしれません。 しかし目的を持って今の会社へ入社した方や、経験したいことや得たいスキルが明確な方にとってはとても辛い状況ですよね。 「何のために働いているのか」という根底の部分が守られていないと、働くこと自体が大きなストレスにつながってしまうのです。 評価や収入に納得できない 仕事を続けて数年が経つと、自分自身でも仕事のクオリティが上がっていることを体感できるのではないでしょうか。業務処理のスピードが上がっていたり、ミスが少なくなっていたり、成約率が上がっていたりと目に見えてわかるものもあるはずです。 しかし、自分で成長を実感できていても、組織からしっかりと評価されていないと感じることもあるのではないでしょうか。 同期は昇進しているのに自分だけメンバーのままだったり、目標の200%達成しても賞与の評価が平均だったりと、客観的におかしいという状況の可能性もあります。 評価に関しては会社や組織単位での基準があるはずなのですが、上司に対して自分の評価について意見するのはなかなかハードルが高いものです。 そういった状況であれば、もう環境を変えるしかないのかと思うのではないでしょうか。仕事も内容も不満がないのであれば、同業界での転職が頭をよぎるはずです。 職場の雰囲気が悪い 仕事自体に何の不満がなくても、仕事をする周りの環境が悪いとそこで仕事をするのがイヤになりますよね。自分の所属する部署内での人間関係が悪かったり、ハラスメントが横行していたりすると、自分自身の今後についても心配になります。 人間関係に悩み、部署異動をさせてもらうということもできるかもしれませんが、そういった理由であれば希望する部署や業務内容に就くのは難しくなるかもしれません。 こうした場合は、転職すれば今の環境を変えることはできますが、変えた先の新しい職場が今よりも良い環境かどうかは、転職活動中に得られる情報からだけでは判断しかねるのも現実です。転職期間中に会った社員の印象はよかったけれど、一緒に仕事をしてみたらやりにくかった…ということもあるからです。 そうしたリスクも踏まえて、今の職場で改善できることが何かないのか、それとも転職するのがベストなのか、客観的に今の状況を捉えてみるとよいでしょう。 ※職場の人間関係に対する悩みには、こちらのコラムで詳しく紹介しています!⇒「仕事を辞めたいほど人間関係が辛い状況を改善する6つの方法」 キャリア形成のために自己分析を 仕事がイヤな理由を整理してみれば、転職しなくても解決できることが見えてくるかもしれません。 しかし転職することがベストだと思った時には、後悔しないキャリアを描いていくためには、しっかりと自己分析を行うことが大切です。キャリアというと、仕事のことばかり考えてしまいそうですが、まずはあなた自身について理解を深めてください。 自分の大切にしている価値観を知る 長期的にキャリアを考える際には、まず自分自身が大切にしている価値観を知ることから始めてみてください。働く上であなたにとって大事なものは何なのかを言語化しておけば、理想からブレてしまうことを防げます。 たとえば、「何となくお金を稼ぎたいから」という方もいるでしょう。ではその理由は何なのか深く掘り下げていってみてください。 そのお金の使い道は何ですか?今後に対する貯蓄ですか?趣味にもっとお金をかけたいと思っていますか?それとも最低限の衣食住が守られていれば満足できますか? 言語化してみることで、本質的に自分が大切にしている価値観が見えてくるはずです。「バリバリ働きたい」「キャリアをつけたい」という方は、その先に何を求めているのか(周囲からの評価なのか、社内外での地位や知名度なのか等)、どんな状態を実現したいのか(専門家として一目置かれている、雑誌やメディアから取材を受けている、高収入を得て豊かな暮らしをしている等)を考えてみましょう。 しっかり考えていくと、「表面的にやりたいと思っていること」と「本質的に求めていること」が異なることもよくあります。 キャリア形成では、あなた自身が本質的に大切にしている価値観を明確にしながら、それをできる限り実現できる仕事や環境を選択していくことが理想です。 能力を発揮できる場所を考える キャリアを考えた際に、やりたいことがよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。そんなときには、あなたの能力が発揮できる環境を考えてみることがおすすめです。 給料や福利厚生などの条件で仕事を選ぶ方も多いですが、しっかりと評価される環境を選べば収入も自ずと上がっていきますよね。 わざわざ不得手な職務内容の環境へ飛び込もうとしなくても、あなた自身のスキルや経験を活かせる場所を選ぶことで、ストレスを感じずに働いていくこともできます。 キャリアというと厳しくても頑張るというようなイメージがありますが、得意な能力が発揮できる場であれば頑張りすぎる必要はないのです。 電話や商談が苦ではないのであれば、わざわざ外回りの営業職を選ばなくても内勤のインバウンドセールスを選べば良いですし、事務作業が得意なのであればわざわざ営業職を選ばなくても良いのです。 あなたがあなた自身の良いところや得意なところをどんどん伸ばしていけるようなキャリアを選択するというのも、キャリア形成における一つの方法であることを知っておいてください。 伸ばしたいスキル・得たい経験を言語化する わたしたちは働くことに人生の多くの時間を費やします。せっかく多くの時間を費やすのですから、その中で少しでもスキルを身に付けたり、成長していきたいと思いますよね。 キャリアを考えていく際に「これができるようになりたい」というものがあるのであれば、そこへ向けてしておかないといけない経験などを逆算していく必要があります。 まずは、自分はどのようなスキルが欲しいのかを言語化してみてください。そしてそれは仕事の中でしか得られないスキルなのかも合わせて考えながら、そのスキルや経験が得られる環境はどこなのか、考えてみましょう。 転職をする際に注意するポイント 転職をするにあたっては、たくさん注意するポイントがあります。ただ求人を見て気になったら応募するだけでは、いざ面接に行ったり、転職が決まったりした後に後悔を招く可能性もあります。 ここでは転職において、注意するポイントをご紹介していきます。 転職の目的を忘れない 転職活動をする上で、「転職して叶えたいことを忘れない」というのはとても大事なことです。特に転職活動が長期間に渡っていたり、先に退職していて早く仕事につかないといけないと焦っている場合は注意してください。 面接に受かることばかりを優先して、大事なことを質問し忘れたり、条件がうやむやなままに入社を決めてしまうと、実際に入社しても「思っていたのと違う」という状態に必ずなってしまうかもしれません。 特に何だか焦りを感じている時ほど、そもそもの転職理由をしっかりと思い出すようにしてください。 長時間労働が苦になって転職活動を始めたのに、条件や職務内容だけを確認して興味があるからと入社を決めたら、実は残業が常態化しているような環境だったなんてこともあります。 「これだけは絶対に譲れない」という条件が多すぎたりこだわりすぎたりすると、なかなか転職先が見つからなくなってしまいますが、「絶対に譲れない条件」を妥協しすぎてしまうと、転職後に後悔してしまうことになってしまう可能性もあります。 転職活動中は「絶対に譲れない条件」「妥協してもよい条件」を明確にして、納得できる意思決定ができるようにしましょう。 企業・業界研究を怠らない 業界大手の企業や、大まかな業界の分類で会社を判断してしまっていませんか?転職は情報戦と言われるほど、情報収集することがとても大切です。 大手だからこそ業務の範囲がとても広く、たとえば「商品開発」といってもどの商品かわかりませんし、海外の工場勤務スタートだというところもあります。 名前に惹かれて応募する気持ちはわかりますが、一体どのような職務内容なのかをしっかりと確認しておかなければ書類を作成して、面接に行く時間も無駄にしてしまうかもしれません。 事前に全ての情報を集めるのは難しいですが、インターネットや求人サイトから得られるような情報は全て確認するようにしてください。 また長期的にキャリアを形成していく上で大事になるのが、業界の今後の見通しです。今まさに盛り上がっている業界でも、10年後、20年後はどうなっているかはわかりません。 同じ業界の中でも戦略やビジョンで差別化を図っているはずなので、今後の時代に即した経営をしていけそうな会社なのかというのも、判断材料として確認しておいてください。 経営基盤が安定していなければ、社会情勢の影響を大きく受けますしリストラや給与カットもあり得るのです。 もちろん予測できない大きな問題が世界的に起こってしまう場合もあるので、必ず避けられるということではありませんが、ある程度予測を立てておくことがおすすめです。 受ける企業を絞りすぎない 転職をするのであれば、名前を知っている大手企業に行きたいと考える方も多いはずです。しかしあまり企業名にこだわってしまうと、選択肢を大幅に狭めてしまうことになります。 大手企業だからこそできる経験や扱いたい商品などもあるかもしれませんが、多くの人がそのように考えるからこそ倍率も高いですし、入社すれば大手企業だからこそできない経験もあるのです。 転職活動を始めてみると、想像よりも受けられる企業が少ないことに気づくこともあるかもしれません。 知名度はなくても、働きやすい良い環境の企業はたくさんあります。なんとなくのイメージで受ける企業を絞ってしまっている人は、最初は従業員規模などにはこだわらず、少し広めに業界などをみるようにしてみましょう。 自分1人で考えすぎない 転職に関しては、考えて整理することがたくさんあります。自己分析をして職務経歴書を作成するところから始まり、企業・業界研究、面接対策もしなければなりません。 それを自分ひとりで全てをやり切るには、実はそこそこ大変です。初めての転職であれば書類の記載方法があっているのかも不安になりますし、面接で何を聞かれるかの想定も難しいですよね。 転職活動の負担を少しでも軽減するには、自分1人で考えすぎないということがとても大切です。周りの転職経験者などに相談することでアドバイスももらえるかもしれません。友人に話すことで気分転換にもなり、ストレス軽減にも繋がるでしょう。 知り合いに転職の相談をするのはちょっと避けたいと思う方は、プロのコンサルタントに相談してみるのも一つの方法です。 プロに相談することのメリットとしては、職務経歴書の内容を確認してもらえたり、転職市場の市況感を教えてもらえることが大きいでしょう。個人では情報収集に限界があるので、上手くサービスを活用することで自分だけでは知り得なかった情報を得られるかもしれません。 また長期的にキャリアを描いたときに、あなたの選択が正しいのかの確認もすることができます。自分が望んでいることを叶えるには、実は今考えている選択肢以外の可能性があるかもしれないと、新たな可能性に気づけることもあるからです。 「自分が相談してもいいのだろうか」とプロに相談することに抵抗を感じることもあるかもしれませんが、モヤモヤしているときほど、ぜひうまくプロの力を活用してみましょう。
やってられない!職場に嫌気がさしたときにおすすめの3つの行動
誰しも働き始めると、「仕事がイヤだなぁ」と思ったことがあるのではないでしょうか。イヤだと感じたら最初に頭に思い浮かぶのは、転職ですよね。 なんとなくイヤだからという軽い気持ちで転職を選択すると、後で後悔につながる可能性があります。 今回は、仕事がイヤで転職したくなっているあなたに向けて、後悔しないキャリアの考え方をご紹介していきます。 仕事がイヤな理由を整理しよう まずは、なぜ仕事がイヤだと感じているのかを整理していきましょう。「なんとなくイヤだ」という方も、よく考えると具体的に理由が見えてくるはずです。 こちらではよくある理由をご紹介します。 労働時間が長すぎる 仕事がイヤになってくる要因で多いのは、時間的拘束に関するものではないでしょうか。仕事内容にそこまで不満がなくても、それが長時間に及ぶと不満が出てきますよね。 元々標準労働時間にしっかりと業務が終わるような設定がされていない場合は、なかなか自分の努力だけでは環境改善できないのではないでしょうか。 定時が18時までなのに、毎日20時から会議が入っているなんてこともあるかもしれません。そのような状況であれば、それだけでも月に約40時間の残業は確定してしまいます。 プライベート重視の方であればなおさら、自分のために費やす時間が短くなってしまい、不満やストレスも溜まってしまうのも無理はありません。 さらに、夜遅くまで仕事をしていると生活リズムが崩れてしまい、ただでさえストレスを感じやすくなってしまいます。仕事がイヤになると朝が来るのがイヤになり、夜眠れなくなるなど悪循環につながってしまうでしょう。 労働時間が長すぎるというのは、あなたの精神状態だけでなく健康に対しても影響を及ぼす可能性があるのです。 業務内容に納得できない 任せられている仕事がやりたい仕事と違っていたり、希望の部署から異動させられてしまうというのは組織で働いていればよくあることです。そのため、「業務内容がイヤだ!」と周りに漏らすと、ワガママを言っているかのように受け取られるかもしれません。 しかし目的を持って今の会社へ入社した方や、経験したいことや得たいスキルが明確な方にとってはとても辛い状況ですよね。 「何のために働いているのか」という根底の部分が守られていないと、働くこと自体が大きなストレスにつながってしまうのです。 評価や収入に納得できない 仕事を続けて数年が経つと、自分自身でも仕事のクオリティが上がっていることを体感できるのではないでしょうか。業務処理のスピードが上がっていたり、ミスが少なくなっていたり、成約率が上がっていたりと目に見えてわかるものもあるはずです。 しかし、自分で成長を実感できていても、組織からしっかりと評価されていないと感じることもあるのではないでしょうか。 同期は昇進しているのに自分だけメンバーのままだったり、目標の200%達成しても賞与の評価が平均だったりと、客観的におかしいという状況の可能性もあります。 評価に関しては会社や組織単位での基準があるはずなのですが、上司に対して自分の評価について意見するのはなかなかハードルが高いものです。 そういった状況であれば、もう環境を変えるしかないのかと思うのではないでしょうか。仕事も内容も不満がないのであれば、同業界での転職が頭をよぎるはずです。 職場の雰囲気が悪い 仕事自体に何の不満がなくても、仕事をする周りの環境が悪いとそこで仕事をするのがイヤになりますよね。自分の所属する部署内での人間関係が悪かったり、ハラスメントが横行していたりすると、自分自身の今後についても心配になります。 人間関係に悩み、部署異動をさせてもらうということもできるかもしれませんが、そういった理由であれば希望する部署や業務内容に就くのは難しくなるかもしれません。 こうした場合は、転職すれば今の環境を変えることはできますが、変えた先の新しい職場が今よりも良い環境かどうかは、転職活動中に得られる情報からだけでは判断しかねるのも現実です。転職期間中に会った社員の印象はよかったけれど、一緒に仕事をしてみたらやりにくかった…ということもあるからです。 そうしたリスクも踏まえて、今の職場で改善できることが何かないのか、それとも転職するのがベストなのか、客観的に今の状況を捉えてみるとよいでしょう。 ※職場の人間関係に対する悩みには、こちらのコラムで詳しく紹介しています!⇒「仕事を辞めたいほど人間関係が辛い状況を改善する6つの方法」 キャリア形成のために自己分析を 仕事がイヤな理由を整理してみれば、転職しなくても解決できることが見えてくるかもしれません。 しかし転職することがベストだと思った時には、後悔しないキャリアを描いていくためには、しっかりと自己分析を行うことが大切です。キャリアというと、仕事のことばかり考えてしまいそうですが、まずはあなた自身について理解を深めてください。 自分の大切にしている価値観を知る 長期的にキャリアを考える際には、まず自分自身が大切にしている価値観を知ることから始めてみてください。働く上であなたにとって大事なものは何なのかを言語化しておけば、理想からブレてしまうことを防げます。 たとえば、「何となくお金を稼ぎたいから」という方もいるでしょう。ではその理由は何なのか深く掘り下げていってみてください。 そのお金の使い道は何ですか?今後に対する貯蓄ですか?趣味にもっとお金をかけたいと思っていますか?それとも最低限の衣食住が守られていれば満足できますか? 言語化してみることで、本質的に自分が大切にしている価値観が見えてくるはずです。「バリバリ働きたい」「キャリアをつけたい」という方は、その先に何を求めているのか(周囲からの評価なのか、社内外での地位や知名度なのか等)、どんな状態を実現したいのか(専門家として一目置かれている、雑誌やメディアから取材を受けている、高収入を得て豊かな暮らしをしている等)を考えてみましょう。 しっかり考えていくと、「表面的にやりたいと思っていること」と「本質的に求めていること」が異なることもよくあります。 キャリア形成では、あなた自身が本質的に大切にしている価値観を明確にしながら、それをできる限り実現できる仕事や環境を選択していくことが理想です。 能力を発揮できる場所を考える キャリアを考えた際に、やりたいことがよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。そんなときには、あなたの能力が発揮できる環境を考えてみることがおすすめです。 給料や福利厚生などの条件で仕事を選ぶ方も多いですが、しっかりと評価される環境を選べば収入も自ずと上がっていきますよね。 わざわざ不得手な職務内容の環境へ飛び込もうとしなくても、あなた自身のスキルや経験を活かせる場所を選ぶことで、ストレスを感じずに働いていくこともできます。 キャリアというと厳しくても頑張るというようなイメージがありますが、得意な能力が発揮できる場であれば頑張りすぎる必要はないのです。 電話や商談が苦ではないのであれば、わざわざ外回りの営業職を選ばなくても内勤のインバウンドセールスを選べば良いですし、事務作業が得意なのであればわざわざ営業職を選ばなくても良いのです。 あなたがあなた自身の良いところや得意なところをどんどん伸ばしていけるようなキャリアを選択するというのも、キャリア形成における一つの方法であることを知っておいてください。 伸ばしたいスキル・得たい経験を言語化する わたしたちは働くことに人生の多くの時間を費やします。せっかく多くの時間を費やすのですから、その中で少しでもスキルを身に付けたり、成長していきたいと思いますよね。 キャリアを考えていく際に「これができるようになりたい」というものがあるのであれば、そこへ向けてしておかないといけない経験などを逆算していく必要があります。 まずは、自分はどのようなスキルが欲しいのかを言語化してみてください。そしてそれは仕事の中でしか得られないスキルなのかも合わせて考えながら、そのスキルや経験が得られる環境はどこなのか、考えてみましょう。 転職をする際に注意するポイント 転職をするにあたっては、たくさん注意するポイントがあります。ただ求人を見て気になったら応募するだけでは、いざ面接に行ったり、転職が決まったりした後に後悔を招く可能性もあります。 ここでは転職において、注意するポイントをご紹介していきます。 転職の目的を忘れない 転職活動をする上で、「転職して叶えたいことを忘れない」というのはとても大事なことです。特に転職活動が長期間に渡っていたり、先に退職していて早く仕事につかないといけないと焦っている場合は注意してください。 面接に受かることばかりを優先して、大事なことを質問し忘れたり、条件がうやむやなままに入社を決めてしまうと、実際に入社しても「思っていたのと違う」という状態に必ずなってしまうかもしれません。 特に何だか焦りを感じている時ほど、そもそもの転職理由をしっかりと思い出すようにしてください。 長時間労働が苦になって転職活動を始めたのに、条件や職務内容だけを確認して興味があるからと入社を決めたら、実は残業が常態化しているような環境だったなんてこともあります。 「これだけは絶対に譲れない」という条件が多すぎたりこだわりすぎたりすると、なかなか転職先が見つからなくなってしまいますが、「絶対に譲れない条件」を妥協しすぎてしまうと、転職後に後悔してしまうことになってしまう可能性もあります。 転職活動中は「絶対に譲れない条件」「妥協してもよい条件」を明確にして、納得できる意思決定ができるようにしましょう。 企業・業界研究を怠らない 業界大手の企業や、大まかな業界の分類で会社を判断してしまっていませんか?転職は情報戦と言われるほど、情報収集することがとても大切です。 大手だからこそ業務の範囲がとても広く、たとえば「商品開発」といってもどの商品かわかりませんし、海外の工場勤務スタートだというところもあります。 名前に惹かれて応募する気持ちはわかりますが、一体どのような職務内容なのかをしっかりと確認しておかなければ書類を作成して、面接に行く時間も無駄にしてしまうかもしれません。 事前に全ての情報を集めるのは難しいですが、インターネットや求人サイトから得られるような情報は全て確認するようにしてください。 また長期的にキャリアを形成していく上で大事になるのが、業界の今後の見通しです。今まさに盛り上がっている業界でも、10年後、20年後はどうなっているかはわかりません。 同じ業界の中でも戦略やビジョンで差別化を図っているはずなので、今後の時代に即した経営をしていけそうな会社なのかというのも、判断材料として確認しておいてください。 経営基盤が安定していなければ、社会情勢の影響を大きく受けますしリストラや給与カットもあり得るのです。 もちろん予測できない大きな問題が世界的に起こってしまう場合もあるので、必ず避けられるということではありませんが、ある程度予測を立てておくことがおすすめです。 受ける企業を絞りすぎない 転職をするのであれば、名前を知っている大手企業に行きたいと考える方も多いはずです。しかしあまり企業名にこだわってしまうと、選択肢を大幅に狭めてしまうことになります。 大手企業だからこそできる経験や扱いたい商品などもあるかもしれませんが、多くの人がそのように考えるからこそ倍率も高いですし、入社すれば大手企業だからこそできない経験もあるのです。 転職活動を始めてみると、想像よりも受けられる企業が少ないことに気づくこともあるかもしれません。 知名度はなくても、働きやすい良い環境の企業はたくさんあります。なんとなくのイメージで受ける企業を絞ってしまっている人は、最初は従業員規模などにはこだわらず、少し広めに業界などをみるようにしてみましょう。 自分1人で考えすぎない 転職に関しては、考えて整理することがたくさんあります。自己分析をして職務経歴書を作成するところから始まり、企業・業界研究、面接対策もしなければなりません。 それを自分ひとりで全てをやり切るには、実はそこそこ大変です。初めての転職であれば書類の記載方法があっているのかも不安になりますし、面接で何を聞かれるかの想定も難しいですよね。 転職活動の負担を少しでも軽減するには、自分1人で考えすぎないということがとても大切です。周りの転職経験者などに相談することでアドバイスももらえるかもしれません。友人に話すことで気分転換にもなり、ストレス軽減にも繋がるでしょう。 知り合いに転職の相談をするのはちょっと避けたいと思う方は、プロのコンサルタントに相談してみるのも一つの方法です。 プロに相談することのメリットとしては、職務経歴書の内容を確認してもらえたり、転職市場の市況感を教えてもらえることが大きいでしょう。個人では情報収集に限界があるので、上手くサービスを活用することで自分だけでは知り得なかった情報を得られるかもしれません。 また長期的にキャリアを描いたときに、あなたの選択が正しいのかの確認もすることができます。自分が望んでいることを叶えるには、実は今考えている選択肢以外の可能性があるかもしれないと、新たな可能性に気づけることもあるからです。 「自分が相談してもいいのだろうか」とプロに相談することに抵抗を感じることもあるかもしれませんが、モヤモヤしているときほど、ぜひうまくプロの力を活用してみましょう。
「時短勤務って迷惑!」と言われない人がしている3つの気遣い
誰しも働き始めると、「仕事がイヤだなぁ」と思ったことがあるのではないでしょうか。イヤだと感じたら最初に頭に思い浮かぶのは、転職ですよね。 なんとなくイヤだからという軽い気持ちで転職を選択すると、後で後悔につながる可能性があります。 今回は、仕事がイヤで転職したくなっているあなたに向けて、後悔しないキャリアの考え方をご紹介していきます。 仕事がイヤな理由を整理しよう まずは、なぜ仕事がイヤだと感じているのかを整理していきましょう。「なんとなくイヤだ」という方も、よく考えると具体的に理由が見えてくるはずです。 こちらではよくある理由をご紹介します。 労働時間が長すぎる 仕事がイヤになってくる要因で多いのは、時間的拘束に関するものではないでしょうか。仕事内容にそこまで不満がなくても、それが長時間に及ぶと不満が出てきますよね。 元々標準労働時間にしっかりと業務が終わるような設定がされていない場合は、なかなか自分の努力だけでは環境改善できないのではないでしょうか。 定時が18時までなのに、毎日20時から会議が入っているなんてこともあるかもしれません。そのような状況であれば、それだけでも月に約40時間の残業は確定してしまいます。 プライベート重視の方であればなおさら、自分のために費やす時間が短くなってしまい、不満やストレスも溜まってしまうのも無理はありません。 さらに、夜遅くまで仕事をしていると生活リズムが崩れてしまい、ただでさえストレスを感じやすくなってしまいます。仕事がイヤになると朝が来るのがイヤになり、夜眠れなくなるなど悪循環につながってしまうでしょう。 労働時間が長すぎるというのは、あなたの精神状態だけでなく健康に対しても影響を及ぼす可能性があるのです。 業務内容に納得できない 任せられている仕事がやりたい仕事と違っていたり、希望の部署から異動させられてしまうというのは組織で働いていればよくあることです。そのため、「業務内容がイヤだ!」と周りに漏らすと、ワガママを言っているかのように受け取られるかもしれません。 しかし目的を持って今の会社へ入社した方や、経験したいことや得たいスキルが明確な方にとってはとても辛い状況ですよね。 「何のために働いているのか」という根底の部分が守られていないと、働くこと自体が大きなストレスにつながってしまうのです。 評価や収入に納得できない 仕事を続けて数年が経つと、自分自身でも仕事のクオリティが上がっていることを体感できるのではないでしょうか。業務処理のスピードが上がっていたり、ミスが少なくなっていたり、成約率が上がっていたりと目に見えてわかるものもあるはずです。 しかし、自分で成長を実感できていても、組織からしっかりと評価されていないと感じることもあるのではないでしょうか。 同期は昇進しているのに自分だけメンバーのままだったり、目標の200%達成しても賞与の評価が平均だったりと、客観的におかしいという状況の可能性もあります。 評価に関しては会社や組織単位での基準があるはずなのですが、上司に対して自分の評価について意見するのはなかなかハードルが高いものです。 そういった状況であれば、もう環境を変えるしかないのかと思うのではないでしょうか。仕事も内容も不満がないのであれば、同業界での転職が頭をよぎるはずです。 職場の雰囲気が悪い 仕事自体に何の不満がなくても、仕事をする周りの環境が悪いとそこで仕事をするのがイヤになりますよね。自分の所属する部署内での人間関係が悪かったり、ハラスメントが横行していたりすると、自分自身の今後についても心配になります。 人間関係に悩み、部署異動をさせてもらうということもできるかもしれませんが、そういった理由であれば希望する部署や業務内容に就くのは難しくなるかもしれません。 こうした場合は、転職すれば今の環境を変えることはできますが、変えた先の新しい職場が今よりも良い環境かどうかは、転職活動中に得られる情報からだけでは判断しかねるのも現実です。転職期間中に会った社員の印象はよかったけれど、一緒に仕事をしてみたらやりにくかった…ということもあるからです。 そうしたリスクも踏まえて、今の職場で改善できることが何かないのか、それとも転職するのがベストなのか、客観的に今の状況を捉えてみるとよいでしょう。 ※職場の人間関係に対する悩みには、こちらのコラムで詳しく紹介しています!⇒「仕事を辞めたいほど人間関係が辛い状況を改善する6つの方法」 キャリア形成のために自己分析を 仕事がイヤな理由を整理してみれば、転職しなくても解決できることが見えてくるかもしれません。 しかし転職することがベストだと思った時には、後悔しないキャリアを描いていくためには、しっかりと自己分析を行うことが大切です。キャリアというと、仕事のことばかり考えてしまいそうですが、まずはあなた自身について理解を深めてください。 自分の大切にしている価値観を知る 長期的にキャリアを考える際には、まず自分自身が大切にしている価値観を知ることから始めてみてください。働く上であなたにとって大事なものは何なのかを言語化しておけば、理想からブレてしまうことを防げます。 たとえば、「何となくお金を稼ぎたいから」という方もいるでしょう。ではその理由は何なのか深く掘り下げていってみてください。 そのお金の使い道は何ですか?今後に対する貯蓄ですか?趣味にもっとお金をかけたいと思っていますか?それとも最低限の衣食住が守られていれば満足できますか? 言語化してみることで、本質的に自分が大切にしている価値観が見えてくるはずです。「バリバリ働きたい」「キャリアをつけたい」という方は、その先に何を求めているのか(周囲からの評価なのか、社内外での地位や知名度なのか等)、どんな状態を実現したいのか(専門家として一目置かれている、雑誌やメディアから取材を受けている、高収入を得て豊かな暮らしをしている等)を考えてみましょう。 しっかり考えていくと、「表面的にやりたいと思っていること」と「本質的に求めていること」が異なることもよくあります。 キャリア形成では、あなた自身が本質的に大切にしている価値観を明確にしながら、それをできる限り実現できる仕事や環境を選択していくことが理想です。 能力を発揮できる場所を考える キャリアを考えた際に、やりたいことがよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。そんなときには、あなたの能力が発揮できる環境を考えてみることがおすすめです。 給料や福利厚生などの条件で仕事を選ぶ方も多いですが、しっかりと評価される環境を選べば収入も自ずと上がっていきますよね。 わざわざ不得手な職務内容の環境へ飛び込もうとしなくても、あなた自身のスキルや経験を活かせる場所を選ぶことで、ストレスを感じずに働いていくこともできます。 キャリアというと厳しくても頑張るというようなイメージがありますが、得意な能力が発揮できる場であれば頑張りすぎる必要はないのです。 電話や商談が苦ではないのであれば、わざわざ外回りの営業職を選ばなくても内勤のインバウンドセールスを選べば良いですし、事務作業が得意なのであればわざわざ営業職を選ばなくても良いのです。 あなたがあなた自身の良いところや得意なところをどんどん伸ばしていけるようなキャリアを選択するというのも、キャリア形成における一つの方法であることを知っておいてください。 伸ばしたいスキル・得たい経験を言語化する わたしたちは働くことに人生の多くの時間を費やします。せっかく多くの時間を費やすのですから、その中で少しでもスキルを身に付けたり、成長していきたいと思いますよね。 キャリアを考えていく際に「これができるようになりたい」というものがあるのであれば、そこへ向けてしておかないといけない経験などを逆算していく必要があります。 まずは、自分はどのようなスキルが欲しいのかを言語化してみてください。そしてそれは仕事の中でしか得られないスキルなのかも合わせて考えながら、そのスキルや経験が得られる環境はどこなのか、考えてみましょう。 転職をする際に注意するポイント 転職をするにあたっては、たくさん注意するポイントがあります。ただ求人を見て気になったら応募するだけでは、いざ面接に行ったり、転職が決まったりした後に後悔を招く可能性もあります。 ここでは転職において、注意するポイントをご紹介していきます。 転職の目的を忘れない 転職活動をする上で、「転職して叶えたいことを忘れない」というのはとても大事なことです。特に転職活動が長期間に渡っていたり、先に退職していて早く仕事につかないといけないと焦っている場合は注意してください。 面接に受かることばかりを優先して、大事なことを質問し忘れたり、条件がうやむやなままに入社を決めてしまうと、実際に入社しても「思っていたのと違う」という状態に必ずなってしまうかもしれません。 特に何だか焦りを感じている時ほど、そもそもの転職理由をしっかりと思い出すようにしてください。 長時間労働が苦になって転職活動を始めたのに、条件や職務内容だけを確認して興味があるからと入社を決めたら、実は残業が常態化しているような環境だったなんてこともあります。 「これだけは絶対に譲れない」という条件が多すぎたりこだわりすぎたりすると、なかなか転職先が見つからなくなってしまいますが、「絶対に譲れない条件」を妥協しすぎてしまうと、転職後に後悔してしまうことになってしまう可能性もあります。 転職活動中は「絶対に譲れない条件」「妥協してもよい条件」を明確にして、納得できる意思決定ができるようにしましょう。 企業・業界研究を怠らない 業界大手の企業や、大まかな業界の分類で会社を判断してしまっていませんか?転職は情報戦と言われるほど、情報収集することがとても大切です。 大手だからこそ業務の範囲がとても広く、たとえば「商品開発」といってもどの商品かわかりませんし、海外の工場勤務スタートだというところもあります。 名前に惹かれて応募する気持ちはわかりますが、一体どのような職務内容なのかをしっかりと確認しておかなければ書類を作成して、面接に行く時間も無駄にしてしまうかもしれません。 事前に全ての情報を集めるのは難しいですが、インターネットや求人サイトから得られるような情報は全て確認するようにしてください。 また長期的にキャリアを形成していく上で大事になるのが、業界の今後の見通しです。今まさに盛り上がっている業界でも、10年後、20年後はどうなっているかはわかりません。 同じ業界の中でも戦略やビジョンで差別化を図っているはずなので、今後の時代に即した経営をしていけそうな会社なのかというのも、判断材料として確認しておいてください。 経営基盤が安定していなければ、社会情勢の影響を大きく受けますしリストラや給与カットもあり得るのです。 もちろん予測できない大きな問題が世界的に起こってしまう場合もあるので、必ず避けられるということではありませんが、ある程度予測を立てておくことがおすすめです。 受ける企業を絞りすぎない 転職をするのであれば、名前を知っている大手企業に行きたいと考える方も多いはずです。しかしあまり企業名にこだわってしまうと、選択肢を大幅に狭めてしまうことになります。 大手企業だからこそできる経験や扱いたい商品などもあるかもしれませんが、多くの人がそのように考えるからこそ倍率も高いですし、入社すれば大手企業だからこそできない経験もあるのです。 転職活動を始めてみると、想像よりも受けられる企業が少ないことに気づくこともあるかもしれません。 知名度はなくても、働きやすい良い環境の企業はたくさんあります。なんとなくのイメージで受ける企業を絞ってしまっている人は、最初は従業員規模などにはこだわらず、少し広めに業界などをみるようにしてみましょう。 自分1人で考えすぎない 転職に関しては、考えて整理することがたくさんあります。自己分析をして職務経歴書を作成するところから始まり、企業・業界研究、面接対策もしなければなりません。 それを自分ひとりで全てをやり切るには、実はそこそこ大変です。初めての転職であれば書類の記載方法があっているのかも不安になりますし、面接で何を聞かれるかの想定も難しいですよね。 転職活動の負担を少しでも軽減するには、自分1人で考えすぎないということがとても大切です。周りの転職経験者などに相談することでアドバイスももらえるかもしれません。友人に話すことで気分転換にもなり、ストレス軽減にも繋がるでしょう。 知り合いに転職の相談をするのはちょっと避けたいと思う方は、プロのコンサルタントに相談してみるのも一つの方法です。 プロに相談することのメリットとしては、職務経歴書の内容を確認してもらえたり、転職市場の市況感を教えてもらえることが大きいでしょう。個人では情報収集に限界があるので、上手くサービスを活用することで自分だけでは知り得なかった情報を得られるかもしれません。 また長期的にキャリアを描いたときに、あなたの選択が正しいのかの確認もすることができます。自分が望んでいることを叶えるには、実は今考えている選択肢以外の可能性があるかもしれないと、新たな可能性に気づけることもあるからです。 「自分が相談してもいいのだろうか」とプロに相談することに抵抗を感じることもあるかもしれませんが、モヤモヤしているときほど、ぜひうまくプロの力を活用してみましょう。
入社10年目でもう仕事を辞めたいと思ったら…知っておきたい対処法
誰しも働き始めると、「仕事がイヤだなぁ」と思ったことがあるのではないでしょうか。イヤだと感じたら最初に頭に思い浮かぶのは、転職ですよね。 なんとなくイヤだからという軽い気持ちで転職を選択すると、後で後悔につながる可能性があります。 今回は、仕事がイヤで転職したくなっているあなたに向けて、後悔しないキャリアの考え方をご紹介していきます。 仕事がイヤな理由を整理しよう まずは、なぜ仕事がイヤだと感じているのかを整理していきましょう。「なんとなくイヤだ」という方も、よく考えると具体的に理由が見えてくるはずです。 こちらではよくある理由をご紹介します。 労働時間が長すぎる 仕事がイヤになってくる要因で多いのは、時間的拘束に関するものではないでしょうか。仕事内容にそこまで不満がなくても、それが長時間に及ぶと不満が出てきますよね。 元々標準労働時間にしっかりと業務が終わるような設定がされていない場合は、なかなか自分の努力だけでは環境改善できないのではないでしょうか。 定時が18時までなのに、毎日20時から会議が入っているなんてこともあるかもしれません。そのような状況であれば、それだけでも月に約40時間の残業は確定してしまいます。 プライベート重視の方であればなおさら、自分のために費やす時間が短くなってしまい、不満やストレスも溜まってしまうのも無理はありません。 さらに、夜遅くまで仕事をしていると生活リズムが崩れてしまい、ただでさえストレスを感じやすくなってしまいます。仕事がイヤになると朝が来るのがイヤになり、夜眠れなくなるなど悪循環につながってしまうでしょう。 労働時間が長すぎるというのは、あなたの精神状態だけでなく健康に対しても影響を及ぼす可能性があるのです。 業務内容に納得できない 任せられている仕事がやりたい仕事と違っていたり、希望の部署から異動させられてしまうというのは組織で働いていればよくあることです。そのため、「業務内容がイヤだ!」と周りに漏らすと、ワガママを言っているかのように受け取られるかもしれません。 しかし目的を持って今の会社へ入社した方や、経験したいことや得たいスキルが明確な方にとってはとても辛い状況ですよね。 「何のために働いているのか」という根底の部分が守られていないと、働くこと自体が大きなストレスにつながってしまうのです。 評価や収入に納得できない 仕事を続けて数年が経つと、自分自身でも仕事のクオリティが上がっていることを体感できるのではないでしょうか。業務処理のスピードが上がっていたり、ミスが少なくなっていたり、成約率が上がっていたりと目に見えてわかるものもあるはずです。 しかし、自分で成長を実感できていても、組織からしっかりと評価されていないと感じることもあるのではないでしょうか。 同期は昇進しているのに自分だけメンバーのままだったり、目標の200%達成しても賞与の評価が平均だったりと、客観的におかしいという状況の可能性もあります。 評価に関しては会社や組織単位での基準があるはずなのですが、上司に対して自分の評価について意見するのはなかなかハードルが高いものです。 そういった状況であれば、もう環境を変えるしかないのかと思うのではないでしょうか。仕事も内容も不満がないのであれば、同業界での転職が頭をよぎるはずです。 職場の雰囲気が悪い 仕事自体に何の不満がなくても、仕事をする周りの環境が悪いとそこで仕事をするのがイヤになりますよね。自分の所属する部署内での人間関係が悪かったり、ハラスメントが横行していたりすると、自分自身の今後についても心配になります。 人間関係に悩み、部署異動をさせてもらうということもできるかもしれませんが、そういった理由であれば希望する部署や業務内容に就くのは難しくなるかもしれません。 こうした場合は、転職すれば今の環境を変えることはできますが、変えた先の新しい職場が今よりも良い環境かどうかは、転職活動中に得られる情報からだけでは判断しかねるのも現実です。転職期間中に会った社員の印象はよかったけれど、一緒に仕事をしてみたらやりにくかった…ということもあるからです。 そうしたリスクも踏まえて、今の職場で改善できることが何かないのか、それとも転職するのがベストなのか、客観的に今の状況を捉えてみるとよいでしょう。 ※職場の人間関係に対する悩みには、こちらのコラムで詳しく紹介しています!⇒「仕事を辞めたいほど人間関係が辛い状況を改善する6つの方法」 キャリア形成のために自己分析を 仕事がイヤな理由を整理してみれば、転職しなくても解決できることが見えてくるかもしれません。 しかし転職することがベストだと思った時には、後悔しないキャリアを描いていくためには、しっかりと自己分析を行うことが大切です。キャリアというと、仕事のことばかり考えてしまいそうですが、まずはあなた自身について理解を深めてください。 自分の大切にしている価値観を知る 長期的にキャリアを考える際には、まず自分自身が大切にしている価値観を知ることから始めてみてください。働く上であなたにとって大事なものは何なのかを言語化しておけば、理想からブレてしまうことを防げます。 たとえば、「何となくお金を稼ぎたいから」という方もいるでしょう。ではその理由は何なのか深く掘り下げていってみてください。 そのお金の使い道は何ですか?今後に対する貯蓄ですか?趣味にもっとお金をかけたいと思っていますか?それとも最低限の衣食住が守られていれば満足できますか? 言語化してみることで、本質的に自分が大切にしている価値観が見えてくるはずです。「バリバリ働きたい」「キャリアをつけたい」という方は、その先に何を求めているのか(周囲からの評価なのか、社内外での地位や知名度なのか等)、どんな状態を実現したいのか(専門家として一目置かれている、雑誌やメディアから取材を受けている、高収入を得て豊かな暮らしをしている等)を考えてみましょう。 しっかり考えていくと、「表面的にやりたいと思っていること」と「本質的に求めていること」が異なることもよくあります。 キャリア形成では、あなた自身が本質的に大切にしている価値観を明確にしながら、それをできる限り実現できる仕事や環境を選択していくことが理想です。 能力を発揮できる場所を考える キャリアを考えた際に、やりたいことがよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。そんなときには、あなたの能力が発揮できる環境を考えてみることがおすすめです。 給料や福利厚生などの条件で仕事を選ぶ方も多いですが、しっかりと評価される環境を選べば収入も自ずと上がっていきますよね。 わざわざ不得手な職務内容の環境へ飛び込もうとしなくても、あなた自身のスキルや経験を活かせる場所を選ぶことで、ストレスを感じずに働いていくこともできます。 キャリアというと厳しくても頑張るというようなイメージがありますが、得意な能力が発揮できる場であれば頑張りすぎる必要はないのです。 電話や商談が苦ではないのであれば、わざわざ外回りの営業職を選ばなくても内勤のインバウンドセールスを選べば良いですし、事務作業が得意なのであればわざわざ営業職を選ばなくても良いのです。 あなたがあなた自身の良いところや得意なところをどんどん伸ばしていけるようなキャリアを選択するというのも、キャリア形成における一つの方法であることを知っておいてください。 伸ばしたいスキル・得たい経験を言語化する わたしたちは働くことに人生の多くの時間を費やします。せっかく多くの時間を費やすのですから、その中で少しでもスキルを身に付けたり、成長していきたいと思いますよね。 キャリアを考えていく際に「これができるようになりたい」というものがあるのであれば、そこへ向けてしておかないといけない経験などを逆算していく必要があります。 まずは、自分はどのようなスキルが欲しいのかを言語化してみてください。そしてそれは仕事の中でしか得られないスキルなのかも合わせて考えながら、そのスキルや経験が得られる環境はどこなのか、考えてみましょう。 転職をする際に注意するポイント 転職をするにあたっては、たくさん注意するポイントがあります。ただ求人を見て気になったら応募するだけでは、いざ面接に行ったり、転職が決まったりした後に後悔を招く可能性もあります。 ここでは転職において、注意するポイントをご紹介していきます。 転職の目的を忘れない 転職活動をする上で、「転職して叶えたいことを忘れない」というのはとても大事なことです。特に転職活動が長期間に渡っていたり、先に退職していて早く仕事につかないといけないと焦っている場合は注意してください。 面接に受かることばかりを優先して、大事なことを質問し忘れたり、条件がうやむやなままに入社を決めてしまうと、実際に入社しても「思っていたのと違う」という状態に必ずなってしまうかもしれません。 特に何だか焦りを感じている時ほど、そもそもの転職理由をしっかりと思い出すようにしてください。 長時間労働が苦になって転職活動を始めたのに、条件や職務内容だけを確認して興味があるからと入社を決めたら、実は残業が常態化しているような環境だったなんてこともあります。 「これだけは絶対に譲れない」という条件が多すぎたりこだわりすぎたりすると、なかなか転職先が見つからなくなってしまいますが、「絶対に譲れない条件」を妥協しすぎてしまうと、転職後に後悔してしまうことになってしまう可能性もあります。 転職活動中は「絶対に譲れない条件」「妥協してもよい条件」を明確にして、納得できる意思決定ができるようにしましょう。 企業・業界研究を怠らない 業界大手の企業や、大まかな業界の分類で会社を判断してしまっていませんか?転職は情報戦と言われるほど、情報収集することがとても大切です。 大手だからこそ業務の範囲がとても広く、たとえば「商品開発」といってもどの商品かわかりませんし、海外の工場勤務スタートだというところもあります。 名前に惹かれて応募する気持ちはわかりますが、一体どのような職務内容なのかをしっかりと確認しておかなければ書類を作成して、面接に行く時間も無駄にしてしまうかもしれません。 事前に全ての情報を集めるのは難しいですが、インターネットや求人サイトから得られるような情報は全て確認するようにしてください。 また長期的にキャリアを形成していく上で大事になるのが、業界の今後の見通しです。今まさに盛り上がっている業界でも、10年後、20年後はどうなっているかはわかりません。 同じ業界の中でも戦略やビジョンで差別化を図っているはずなので、今後の時代に即した経営をしていけそうな会社なのかというのも、判断材料として確認しておいてください。 経営基盤が安定していなければ、社会情勢の影響を大きく受けますしリストラや給与カットもあり得るのです。 もちろん予測できない大きな問題が世界的に起こってしまう場合もあるので、必ず避けられるということではありませんが、ある程度予測を立てておくことがおすすめです。 受ける企業を絞りすぎない 転職をするのであれば、名前を知っている大手企業に行きたいと考える方も多いはずです。しかしあまり企業名にこだわってしまうと、選択肢を大幅に狭めてしまうことになります。 大手企業だからこそできる経験や扱いたい商品などもあるかもしれませんが、多くの人がそのように考えるからこそ倍率も高いですし、入社すれば大手企業だからこそできない経験もあるのです。 転職活動を始めてみると、想像よりも受けられる企業が少ないことに気づくこともあるかもしれません。 知名度はなくても、働きやすい良い環境の企業はたくさんあります。なんとなくのイメージで受ける企業を絞ってしまっている人は、最初は従業員規模などにはこだわらず、少し広めに業界などをみるようにしてみましょう。 自分1人で考えすぎない 転職に関しては、考えて整理することがたくさんあります。自己分析をして職務経歴書を作成するところから始まり、企業・業界研究、面接対策もしなければなりません。 それを自分ひとりで全てをやり切るには、実はそこそこ大変です。初めての転職であれば書類の記載方法があっているのかも不安になりますし、面接で何を聞かれるかの想定も難しいですよね。 転職活動の負担を少しでも軽減するには、自分1人で考えすぎないということがとても大切です。周りの転職経験者などに相談することでアドバイスももらえるかもしれません。友人に話すことで気分転換にもなり、ストレス軽減にも繋がるでしょう。 知り合いに転職の相談をするのはちょっと避けたいと思う方は、プロのコンサルタントに相談してみるのも一つの方法です。 プロに相談することのメリットとしては、職務経歴書の内容を確認してもらえたり、転職市場の市況感を教えてもらえることが大きいでしょう。個人では情報収集に限界があるので、上手くサービスを活用することで自分だけでは知り得なかった情報を得られるかもしれません。 また長期的にキャリアを描いたときに、あなたの選択が正しいのかの確認もすることができます。自分が望んでいることを叶えるには、実は今考えている選択肢以外の可能性があるかもしれないと、新たな可能性に気づけることもあるからです。 「自分が相談してもいいのだろうか」とプロに相談することに抵抗を感じることもあるかもしれませんが、モヤモヤしているときほど、ぜひうまくプロの力を活用してみましょう。
育休明けで「迷惑」と言われてしまう人の5つの特徴
誰しも働き始めると、「仕事がイヤだなぁ」と思ったことがあるのではないでしょうか。イヤだと感じたら最初に頭に思い浮かぶのは、転職ですよね。 なんとなくイヤだからという軽い気持ちで転職を選択すると、後で後悔につながる可能性があります。 今回は、仕事がイヤで転職したくなっているあなたに向けて、後悔しないキャリアの考え方をご紹介していきます。 仕事がイヤな理由を整理しよう まずは、なぜ仕事がイヤだと感じているのかを整理していきましょう。「なんとなくイヤだ」という方も、よく考えると具体的に理由が見えてくるはずです。 こちらではよくある理由をご紹介します。 労働時間が長すぎる 仕事がイヤになってくる要因で多いのは、時間的拘束に関するものではないでしょうか。仕事内容にそこまで不満がなくても、それが長時間に及ぶと不満が出てきますよね。 元々標準労働時間にしっかりと業務が終わるような設定がされていない場合は、なかなか自分の努力だけでは環境改善できないのではないでしょうか。 定時が18時までなのに、毎日20時から会議が入っているなんてこともあるかもしれません。そのような状況であれば、それだけでも月に約40時間の残業は確定してしまいます。 プライベート重視の方であればなおさら、自分のために費やす時間が短くなってしまい、不満やストレスも溜まってしまうのも無理はありません。 さらに、夜遅くまで仕事をしていると生活リズムが崩れてしまい、ただでさえストレスを感じやすくなってしまいます。仕事がイヤになると朝が来るのがイヤになり、夜眠れなくなるなど悪循環につながってしまうでしょう。 労働時間が長すぎるというのは、あなたの精神状態だけでなく健康に対しても影響を及ぼす可能性があるのです。 業務内容に納得できない 任せられている仕事がやりたい仕事と違っていたり、希望の部署から異動させられてしまうというのは組織で働いていればよくあることです。そのため、「業務内容がイヤだ!」と周りに漏らすと、ワガママを言っているかのように受け取られるかもしれません。 しかし目的を持って今の会社へ入社した方や、経験したいことや得たいスキルが明確な方にとってはとても辛い状況ですよね。 「何のために働いているのか」という根底の部分が守られていないと、働くこと自体が大きなストレスにつながってしまうのです。 評価や収入に納得できない 仕事を続けて数年が経つと、自分自身でも仕事のクオリティが上がっていることを体感できるのではないでしょうか。業務処理のスピードが上がっていたり、ミスが少なくなっていたり、成約率が上がっていたりと目に見えてわかるものもあるはずです。 しかし、自分で成長を実感できていても、組織からしっかりと評価されていないと感じることもあるのではないでしょうか。 同期は昇進しているのに自分だけメンバーのままだったり、目標の200%達成しても賞与の評価が平均だったりと、客観的におかしいという状況の可能性もあります。 評価に関しては会社や組織単位での基準があるはずなのですが、上司に対して自分の評価について意見するのはなかなかハードルが高いものです。 そういった状況であれば、もう環境を変えるしかないのかと思うのではないでしょうか。仕事も内容も不満がないのであれば、同業界での転職が頭をよぎるはずです。 職場の雰囲気が悪い 仕事自体に何の不満がなくても、仕事をする周りの環境が悪いとそこで仕事をするのがイヤになりますよね。自分の所属する部署内での人間関係が悪かったり、ハラスメントが横行していたりすると、自分自身の今後についても心配になります。 人間関係に悩み、部署異動をさせてもらうということもできるかもしれませんが、そういった理由であれば希望する部署や業務内容に就くのは難しくなるかもしれません。 こうした場合は、転職すれば今の環境を変えることはできますが、変えた先の新しい職場が今よりも良い環境かどうかは、転職活動中に得られる情報からだけでは判断しかねるのも現実です。転職期間中に会った社員の印象はよかったけれど、一緒に仕事をしてみたらやりにくかった…ということもあるからです。 そうしたリスクも踏まえて、今の職場で改善できることが何かないのか、それとも転職するのがベストなのか、客観的に今の状況を捉えてみるとよいでしょう。 ※職場の人間関係に対する悩みには、こちらのコラムで詳しく紹介しています!⇒「仕事を辞めたいほど人間関係が辛い状況を改善する6つの方法」 キャリア形成のために自己分析を 仕事がイヤな理由を整理してみれば、転職しなくても解決できることが見えてくるかもしれません。 しかし転職することがベストだと思った時には、後悔しないキャリアを描いていくためには、しっかりと自己分析を行うことが大切です。キャリアというと、仕事のことばかり考えてしまいそうですが、まずはあなた自身について理解を深めてください。 自分の大切にしている価値観を知る 長期的にキャリアを考える際には、まず自分自身が大切にしている価値観を知ることから始めてみてください。働く上であなたにとって大事なものは何なのかを言語化しておけば、理想からブレてしまうことを防げます。 たとえば、「何となくお金を稼ぎたいから」という方もいるでしょう。ではその理由は何なのか深く掘り下げていってみてください。 そのお金の使い道は何ですか?今後に対する貯蓄ですか?趣味にもっとお金をかけたいと思っていますか?それとも最低限の衣食住が守られていれば満足できますか? 言語化してみることで、本質的に自分が大切にしている価値観が見えてくるはずです。「バリバリ働きたい」「キャリアをつけたい」という方は、その先に何を求めているのか(周囲からの評価なのか、社内外での地位や知名度なのか等)、どんな状態を実現したいのか(専門家として一目置かれている、雑誌やメディアから取材を受けている、高収入を得て豊かな暮らしをしている等)を考えてみましょう。 しっかり考えていくと、「表面的にやりたいと思っていること」と「本質的に求めていること」が異なることもよくあります。 キャリア形成では、あなた自身が本質的に大切にしている価値観を明確にしながら、それをできる限り実現できる仕事や環境を選択していくことが理想です。 能力を発揮できる場所を考える キャリアを考えた際に、やりたいことがよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。そんなときには、あなたの能力が発揮できる環境を考えてみることがおすすめです。 給料や福利厚生などの条件で仕事を選ぶ方も多いですが、しっかりと評価される環境を選べば収入も自ずと上がっていきますよね。 わざわざ不得手な職務内容の環境へ飛び込もうとしなくても、あなた自身のスキルや経験を活かせる場所を選ぶことで、ストレスを感じずに働いていくこともできます。 キャリアというと厳しくても頑張るというようなイメージがありますが、得意な能力が発揮できる場であれば頑張りすぎる必要はないのです。 電話や商談が苦ではないのであれば、わざわざ外回りの営業職を選ばなくても内勤のインバウンドセールスを選べば良いですし、事務作業が得意なのであればわざわざ営業職を選ばなくても良いのです。 あなたがあなた自身の良いところや得意なところをどんどん伸ばしていけるようなキャリアを選択するというのも、キャリア形成における一つの方法であることを知っておいてください。 伸ばしたいスキル・得たい経験を言語化する わたしたちは働くことに人生の多くの時間を費やします。せっかく多くの時間を費やすのですから、その中で少しでもスキルを身に付けたり、成長していきたいと思いますよね。 キャリアを考えていく際に「これができるようになりたい」というものがあるのであれば、そこへ向けてしておかないといけない経験などを逆算していく必要があります。 まずは、自分はどのようなスキルが欲しいのかを言語化してみてください。そしてそれは仕事の中でしか得られないスキルなのかも合わせて考えながら、そのスキルや経験が得られる環境はどこなのか、考えてみましょう。 転職をする際に注意するポイント 転職をするにあたっては、たくさん注意するポイントがあります。ただ求人を見て気になったら応募するだけでは、いざ面接に行ったり、転職が決まったりした後に後悔を招く可能性もあります。 ここでは転職において、注意するポイントをご紹介していきます。 転職の目的を忘れない 転職活動をする上で、「転職して叶えたいことを忘れない」というのはとても大事なことです。特に転職活動が長期間に渡っていたり、先に退職していて早く仕事につかないといけないと焦っている場合は注意してください。 面接に受かることばかりを優先して、大事なことを質問し忘れたり、条件がうやむやなままに入社を決めてしまうと、実際に入社しても「思っていたのと違う」という状態に必ずなってしまうかもしれません。 特に何だか焦りを感じている時ほど、そもそもの転職理由をしっかりと思い出すようにしてください。 長時間労働が苦になって転職活動を始めたのに、条件や職務内容だけを確認して興味があるからと入社を決めたら、実は残業が常態化しているような環境だったなんてこともあります。 「これだけは絶対に譲れない」という条件が多すぎたりこだわりすぎたりすると、なかなか転職先が見つからなくなってしまいますが、「絶対に譲れない条件」を妥協しすぎてしまうと、転職後に後悔してしまうことになってしまう可能性もあります。 転職活動中は「絶対に譲れない条件」「妥協してもよい条件」を明確にして、納得できる意思決定ができるようにしましょう。 企業・業界研究を怠らない 業界大手の企業や、大まかな業界の分類で会社を判断してしまっていませんか?転職は情報戦と言われるほど、情報収集することがとても大切です。 大手だからこそ業務の範囲がとても広く、たとえば「商品開発」といってもどの商品かわかりませんし、海外の工場勤務スタートだというところもあります。 名前に惹かれて応募する気持ちはわかりますが、一体どのような職務内容なのかをしっかりと確認しておかなければ書類を作成して、面接に行く時間も無駄にしてしまうかもしれません。 事前に全ての情報を集めるのは難しいですが、インターネットや求人サイトから得られるような情報は全て確認するようにしてください。 また長期的にキャリアを形成していく上で大事になるのが、業界の今後の見通しです。今まさに盛り上がっている業界でも、10年後、20年後はどうなっているかはわかりません。 同じ業界の中でも戦略やビジョンで差別化を図っているはずなので、今後の時代に即した経営をしていけそうな会社なのかというのも、判断材料として確認しておいてください。 経営基盤が安定していなければ、社会情勢の影響を大きく受けますしリストラや給与カットもあり得るのです。 もちろん予測できない大きな問題が世界的に起こってしまう場合もあるので、必ず避けられるということではありませんが、ある程度予測を立てておくことがおすすめです。 受ける企業を絞りすぎない 転職をするのであれば、名前を知っている大手企業に行きたいと考える方も多いはずです。しかしあまり企業名にこだわってしまうと、選択肢を大幅に狭めてしまうことになります。 大手企業だからこそできる経験や扱いたい商品などもあるかもしれませんが、多くの人がそのように考えるからこそ倍率も高いですし、入社すれば大手企業だからこそできない経験もあるのです。 転職活動を始めてみると、想像よりも受けられる企業が少ないことに気づくこともあるかもしれません。 知名度はなくても、働きやすい良い環境の企業はたくさんあります。なんとなくのイメージで受ける企業を絞ってしまっている人は、最初は従業員規模などにはこだわらず、少し広めに業界などをみるようにしてみましょう。 自分1人で考えすぎない 転職に関しては、考えて整理することがたくさんあります。自己分析をして職務経歴書を作成するところから始まり、企業・業界研究、面接対策もしなければなりません。 それを自分ひとりで全てをやり切るには、実はそこそこ大変です。初めての転職であれば書類の記載方法があっているのかも不安になりますし、面接で何を聞かれるかの想定も難しいですよね。 転職活動の負担を少しでも軽減するには、自分1人で考えすぎないということがとても大切です。周りの転職経験者などに相談することでアドバイスももらえるかもしれません。友人に話すことで気分転換にもなり、ストレス軽減にも繋がるでしょう。 知り合いに転職の相談をするのはちょっと避けたいと思う方は、プロのコンサルタントに相談してみるのも一つの方法です。 プロに相談することのメリットとしては、職務経歴書の内容を確認してもらえたり、転職市場の市況感を教えてもらえることが大きいでしょう。個人では情報収集に限界があるので、上手くサービスを活用することで自分だけでは知り得なかった情報を得られるかもしれません。 また長期的にキャリアを描いたときに、あなたの選択が正しいのかの確認もすることができます。自分が望んでいることを叶えるには、実は今考えている選択肢以外の可能性があるかもしれないと、新たな可能性に気づけることもあるからです。 「自分が相談してもいいのだろうか」とプロに相談することに抵抗を感じることもあるかもしれませんが、モヤモヤしているときほど、ぜひうまくプロの力を活用してみましょう。
仕事の辞め癖と逃げ癖、その末路には何がある?
誰しも働き始めると、「仕事がイヤだなぁ」と思ったことがあるのではないでしょうか。イヤだと感じたら最初に頭に思い浮かぶのは、転職ですよね。 なんとなくイヤだからという軽い気持ちで転職を選択すると、後で後悔につながる可能性があります。 今回は、仕事がイヤで転職したくなっているあなたに向けて、後悔しないキャリアの考え方をご紹介していきます。 仕事がイヤな理由を整理しよう まずは、なぜ仕事がイヤだと感じているのかを整理していきましょう。「なんとなくイヤだ」という方も、よく考えると具体的に理由が見えてくるはずです。 こちらではよくある理由をご紹介します。 労働時間が長すぎる 仕事がイヤになってくる要因で多いのは、時間的拘束に関するものではないでしょうか。仕事内容にそこまで不満がなくても、それが長時間に及ぶと不満が出てきますよね。 元々標準労働時間にしっかりと業務が終わるような設定がされていない場合は、なかなか自分の努力だけでは環境改善できないのではないでしょうか。 定時が18時までなのに、毎日20時から会議が入っているなんてこともあるかもしれません。そのような状況であれば、それだけでも月に約40時間の残業は確定してしまいます。 プライベート重視の方であればなおさら、自分のために費やす時間が短くなってしまい、不満やストレスも溜まってしまうのも無理はありません。 さらに、夜遅くまで仕事をしていると生活リズムが崩れてしまい、ただでさえストレスを感じやすくなってしまいます。仕事がイヤになると朝が来るのがイヤになり、夜眠れなくなるなど悪循環につながってしまうでしょう。 労働時間が長すぎるというのは、あなたの精神状態だけでなく健康に対しても影響を及ぼす可能性があるのです。 業務内容に納得できない 任せられている仕事がやりたい仕事と違っていたり、希望の部署から異動させられてしまうというのは組織で働いていればよくあることです。そのため、「業務内容がイヤだ!」と周りに漏らすと、ワガママを言っているかのように受け取られるかもしれません。 しかし目的を持って今の会社へ入社した方や、経験したいことや得たいスキルが明確な方にとってはとても辛い状況ですよね。 「何のために働いているのか」という根底の部分が守られていないと、働くこと自体が大きなストレスにつながってしまうのです。 評価や収入に納得できない 仕事を続けて数年が経つと、自分自身でも仕事のクオリティが上がっていることを体感できるのではないでしょうか。業務処理のスピードが上がっていたり、ミスが少なくなっていたり、成約率が上がっていたりと目に見えてわかるものもあるはずです。 しかし、自分で成長を実感できていても、組織からしっかりと評価されていないと感じることもあるのではないでしょうか。 同期は昇進しているのに自分だけメンバーのままだったり、目標の200%達成しても賞与の評価が平均だったりと、客観的におかしいという状況の可能性もあります。 評価に関しては会社や組織単位での基準があるはずなのですが、上司に対して自分の評価について意見するのはなかなかハードルが高いものです。 そういった状況であれば、もう環境を変えるしかないのかと思うのではないでしょうか。仕事も内容も不満がないのであれば、同業界での転職が頭をよぎるはずです。 職場の雰囲気が悪い 仕事自体に何の不満がなくても、仕事をする周りの環境が悪いとそこで仕事をするのがイヤになりますよね。自分の所属する部署内での人間関係が悪かったり、ハラスメントが横行していたりすると、自分自身の今後についても心配になります。 人間関係に悩み、部署異動をさせてもらうということもできるかもしれませんが、そういった理由であれば希望する部署や業務内容に就くのは難しくなるかもしれません。 こうした場合は、転職すれば今の環境を変えることはできますが、変えた先の新しい職場が今よりも良い環境かどうかは、転職活動中に得られる情報からだけでは判断しかねるのも現実です。転職期間中に会った社員の印象はよかったけれど、一緒に仕事をしてみたらやりにくかった…ということもあるからです。 そうしたリスクも踏まえて、今の職場で改善できることが何かないのか、それとも転職するのがベストなのか、客観的に今の状況を捉えてみるとよいでしょう。 ※職場の人間関係に対する悩みには、こちらのコラムで詳しく紹介しています!⇒「仕事を辞めたいほど人間関係が辛い状況を改善する6つの方法」 キャリア形成のために自己分析を 仕事がイヤな理由を整理してみれば、転職しなくても解決できることが見えてくるかもしれません。 しかし転職することがベストだと思った時には、後悔しないキャリアを描いていくためには、しっかりと自己分析を行うことが大切です。キャリアというと、仕事のことばかり考えてしまいそうですが、まずはあなた自身について理解を深めてください。 自分の大切にしている価値観を知る 長期的にキャリアを考える際には、まず自分自身が大切にしている価値観を知ることから始めてみてください。働く上であなたにとって大事なものは何なのかを言語化しておけば、理想からブレてしまうことを防げます。 たとえば、「何となくお金を稼ぎたいから」という方もいるでしょう。ではその理由は何なのか深く掘り下げていってみてください。 そのお金の使い道は何ですか?今後に対する貯蓄ですか?趣味にもっとお金をかけたいと思っていますか?それとも最低限の衣食住が守られていれば満足できますか? 言語化してみることで、本質的に自分が大切にしている価値観が見えてくるはずです。「バリバリ働きたい」「キャリアをつけたい」という方は、その先に何を求めているのか(周囲からの評価なのか、社内外での地位や知名度なのか等)、どんな状態を実現したいのか(専門家として一目置かれている、雑誌やメディアから取材を受けている、高収入を得て豊かな暮らしをしている等)を考えてみましょう。 しっかり考えていくと、「表面的にやりたいと思っていること」と「本質的に求めていること」が異なることもよくあります。 キャリア形成では、あなた自身が本質的に大切にしている価値観を明確にしながら、それをできる限り実現できる仕事や環境を選択していくことが理想です。 能力を発揮できる場所を考える キャリアを考えた際に、やりたいことがよくわからないという方もいらっしゃるでしょう。そんなときには、あなたの能力が発揮できる環境を考えてみることがおすすめです。 給料や福利厚生などの条件で仕事を選ぶ方も多いですが、しっかりと評価される環境を選べば収入も自ずと上がっていきますよね。 わざわざ不得手な職務内容の環境へ飛び込もうとしなくても、あなた自身のスキルや経験を活かせる場所を選ぶことで、ストレスを感じずに働いていくこともできます。 キャリアというと厳しくても頑張るというようなイメージがありますが、得意な能力が発揮できる場であれば頑張りすぎる必要はないのです。 電話や商談が苦ではないのであれば、わざわざ外回りの営業職を選ばなくても内勤のインバウンドセールスを選べば良いですし、事務作業が得意なのであればわざわざ営業職を選ばなくても良いのです。 あなたがあなた自身の良いところや得意なところをどんどん伸ばしていけるようなキャリアを選択するというのも、キャリア形成における一つの方法であることを知っておいてください。 伸ばしたいスキル・得たい経験を言語化する わたしたちは働くことに人生の多くの時間を費やします。せっかく多くの時間を費やすのですから、その中で少しでもスキルを身に付けたり、成長していきたいと思いますよね。 キャリアを考えていく際に「これができるようになりたい」というものがあるのであれば、そこへ向けてしておかないといけない経験などを逆算していく必要があります。 まずは、自分はどのようなスキルが欲しいのかを言語化してみてください。そしてそれは仕事の中でしか得られないスキルなのかも合わせて考えながら、そのスキルや経験が得られる環境はどこなのか、考えてみましょう。 転職をする際に注意するポイント 転職をするにあたっては、たくさん注意するポイントがあります。ただ求人を見て気になったら応募するだけでは、いざ面接に行ったり、転職が決まったりした後に後悔を招く可能性もあります。 ここでは転職において、注意するポイントをご紹介していきます。 転職の目的を忘れない 転職活動をする上で、「転職して叶えたいことを忘れない」というのはとても大事なことです。特に転職活動が長期間に渡っていたり、先に退職していて早く仕事につかないといけないと焦っている場合は注意してください。 面接に受かることばかりを優先して、大事なことを質問し忘れたり、条件がうやむやなままに入社を決めてしまうと、実際に入社しても「思っていたのと違う」という状態に必ずなってしまうかもしれません。 特に何だか焦りを感じている時ほど、そもそもの転職理由をしっかりと思い出すようにしてください。 長時間労働が苦になって転職活動を始めたのに、条件や職務内容だけを確認して興味があるからと入社を決めたら、実は残業が常態化しているような環境だったなんてこともあります。 「これだけは絶対に譲れない」という条件が多すぎたりこだわりすぎたりすると、なかなか転職先が見つからなくなってしまいますが、「絶対に譲れない条件」を妥協しすぎてしまうと、転職後に後悔してしまうことになってしまう可能性もあります。 転職活動中は「絶対に譲れない条件」「妥協してもよい条件」を明確にして、納得できる意思決定ができるようにしましょう。 企業・業界研究を怠らない 業界大手の企業や、大まかな業界の分類で会社を判断してしまっていませんか?転職は情報戦と言われるほど、情報収集することがとても大切です。 大手だからこそ業務の範囲がとても広く、たとえば「商品開発」といってもどの商品かわかりませんし、海外の工場勤務スタートだというところもあります。 名前に惹かれて応募する気持ちはわかりますが、一体どのような職務内容なのかをしっかりと確認しておかなければ書類を作成して、面接に行く時間も無駄にしてしまうかもしれません。 事前に全ての情報を集めるのは難しいですが、インターネットや求人サイトから得られるような情報は全て確認するようにしてください。 また長期的にキャリアを形成していく上で大事になるのが、業界の今後の見通しです。今まさに盛り上がっている業界でも、10年後、20年後はどうなっているかはわかりません。 同じ業界の中でも戦略やビジョンで差別化を図っているはずなので、今後の時代に即した経営をしていけそうな会社なのかというのも、判断材料として確認しておいてください。 経営基盤が安定していなければ、社会情勢の影響を大きく受けますしリストラや給与カットもあり得るのです。 もちろん予測できない大きな問題が世界的に起こってしまう場合もあるので、必ず避けられるということではありませんが、ある程度予測を立てておくことがおすすめです。 受ける企業を絞りすぎない 転職をするのであれば、名前を知っている大手企業に行きたいと考える方も多いはずです。しかしあまり企業名にこだわってしまうと、選択肢を大幅に狭めてしまうことになります。 大手企業だからこそできる経験や扱いたい商品などもあるかもしれませんが、多くの人がそのように考えるからこそ倍率も高いですし、入社すれば大手企業だからこそできない経験もあるのです。 転職活動を始めてみると、想像よりも受けられる企業が少ないことに気づくこともあるかもしれません。 知名度はなくても、働きやすい良い環境の企業はたくさんあります。なんとなくのイメージで受ける企業を絞ってしまっている人は、最初は従業員規模などにはこだわらず、少し広めに業界などをみるようにしてみましょう。 自分1人で考えすぎない 転職に関しては、考えて整理することがたくさんあります。自己分析をして職務経歴書を作成するところから始まり、企業・業界研究、面接対策もしなければなりません。 それを自分ひとりで全てをやり切るには、実はそこそこ大変です。初めての転職であれば書類の記載方法があっているのかも不安になりますし、面接で何を聞かれるかの想定も難しいですよね。 転職活動の負担を少しでも軽減するには、自分1人で考えすぎないということがとても大切です。周りの転職経験者などに相談することでアドバイスももらえるかもしれません。友人に話すことで気分転換にもなり、ストレス軽減にも繋がるでしょう。 知り合いに転職の相談をするのはちょっと避けたいと思う方は、プロのコンサルタントに相談してみるのも一つの方法です。 プロに相談することのメリットとしては、職務経歴書の内容を確認してもらえたり、転職市場の市況感を教えてもらえることが大きいでしょう。個人では情報収集に限界があるので、上手くサービスを活用することで自分だけでは知り得なかった情報を得られるかもしれません。 また長期的にキャリアを描いたときに、あなたの選択が正しいのかの確認もすることができます。自分が望んでいることを叶えるには、実は今考えている選択肢以外の可能性があるかもしれないと、新たな可能性に気づけることもあるからです。 「自分が相談してもいいのだろうか」とプロに相談することに抵抗を感じることもあるかもしれませんが、モヤモヤしているときほど、ぜひうまくプロの力を活用してみましょう。
ITエンジニアの「35歳限界説」とは?限界を超えるキャリア戦略
IT業界で働くエンジニアなら、誰もが一度は「ITエンジニアは35歳が限界」という説を耳にしたことがあるでしょう。 ただし、これは1990年代後半から2000年代初頭にかけて広まった古い俗説であり、今のIT業界には35歳を超えても活躍するエンジニアが多くいます。 とはいえ、30代はITエンジニアにとって、キャリアの転換期となりやすい時期であるのも事実。 そこでこの記事では、ITエンジニア35歳限界説が生まれた背景や現在を取り巻く状況、今後のキャリア戦略などについて解説します。 「ITエンジニア35歳限界説」とは ITエンジニア35歳限界説とは、昔の日本のIT業界で広まった「エンジニアは35歳前後まで」「それ以降は管理職や上流工程へ移るべき」という俗説です。 35歳以上でITエンジニアを続ける、管理職以外の道を目指すというキャリアモデルがほとんど存在しなかったため、「ITエンジニア35歳定年説」とも呼ばれていました。 なお、現在は大幅にキャリアモデルが増えており、ITエンジニアが持つキャリアの選択肢は豊富です。 ただし、選択肢が広がったからこそ、現代のITエンジニアは自らの意思でキャリア形成しなくてはいけなくなりました。 置かれている状況は変わったものの、ITエンジニアが30代半ばでキャリアの分岐点を迎えやすいのは、今も昔も変わらないといえるでしょう。 ITエンジニア35歳限界説が生まれた背景 そもそも、なぜITエンジニア35歳限界説が生まれたのでしょうか。まずは、俗説が生まれた歴史的背景を解説します。 過酷な労働環境・急速な技術変化に対応しにくいと考えられた かつてのIT業界は今以上に過酷な労働環境の職場が多く、エンジニアは長時間労働や夜間対応を強いられることも珍しくありませんでした。 そのため、家庭を持っていて仕事だけに専念しにくかったり、体力の衰えを実感したりしやすい35歳前後が現場で働ける限界だといわれていたのです。 また、変化の激しいIT業界では、新たな技術や知識を吸収する速さも重要なスキルと見なされます。 「年齢を重ねたエンジニアは、技術変化のスピードに対応できないのでは」という懸念も、35歳限界説につながった一因でしょう。 管理職への転換が一般的なキャリアモデルだった ITエンジニア35歳限界説が生まれたのはIT黎明期であり、当時はエンジニアがそのまま定年まで勤め上げられるような仕組みがまだありませんでした。 「ITエンジニアは35歳前後で管理職になるもの」という考え方が浸透しすぎた結果、業界ではそれが常識となっていたのです。 さらに、会社側もこの常識を前提としていたため、当時のITエンジニアには管理職にならないと給料が上がりにくい、現場で居場所を失いやすいという現実もありました。 賃金システムと多重下請け構造の問題 現代とは異なり、当時は昔ながらの年功序列の賃金制度を採用している企業が大半でした。 必然的に、勤続年数の長いベテランエンジニアのほうが若手エンジニアより給料が高くなりますが、これを「コストパフォーマンスが悪い」と考える企業も多かったです。 というのも、日本のIT業界は大規模なシステム開発を元請けから下請けへ発注していく「多重下請け構造」になっています。 階層が深くなるほど中間マージンが差し引かれ、下層企業の利益が少なくなるため、企業は利益確保のために「人件費が上がったベテラン」よりも「安い若手」を求めました。 近年、ITエンジニア35歳限界説が消えた要因 今では、ITエンジニア35歳限界説は過去の俗説として扱われています。限界説を消した現代の要因とは何だったのか、チェックしていきましょう。 深刻なIT人材不足 ITエンジニア35歳限界説が消えた一番大きな要因は、業界全体に広がる深刻な人材不足です。 限界説が囁かれた2000年前後は、まだ本格的な人手不足ではありませんでした。しかし、2010年に入るとついに労働需要が供給を上回り、以降はどんどん人手不足が深刻に。 特にIT業界は、あらゆる場面でIT化が進んだことで業界全体の需要が急増し、より人手が足りなくなったのです。 安くて若いエンジニアが入ってこない上にIT需要の急拡大が重なり、今では大多数の企業が「35歳以上のエンジニアにも働いてほしい」と考えています。 過去の経験・知識に対する価値の高騰 昔は、「ITエンジニアは最新技術さえ身につければ勤まる」と考えられていました。 IT分野の歴史が浅かった当時は、まだ「過去を深掘りする重要性」に気づいていない人がほとんどだったのです。 しかし実際には、何十年も昔に導入したITシステムを今なお使っている企業が多くあります。 現代のITエンジニアは最新技術の知識に加えて、過去のシステムへの理解も求められており、過去に対してすでに十分な知識と経験を持つベテランエンジニアの価値が高まっているのです。 成果主義企業の増加 ITエンジニア35歳限界説が広まった一因に、年功序列型の賃金制度によりベテランエンジニアの人件費が高い問題がありました。 しかし現在は、多くのIT企業が外資系企業の手法を参考にした成果主義の賃金制度を採用しています。 勤続年数が長いから給料を増やすのではなく、実際のスキルと成果で適正に評価する仕組みが業界のスタンダードになったことで、従業員の年齢を気にする企業が激減しました。 技術専門職というキャリアの確立 かつてのIT業界に存在した「35歳になったら管理職」というキャリアモデルは、今はもう常識として機能しなくなりました。 企業によっては、管理職にならない技術専門職というキャリアも一般的になり、以前よりも格段にITエンジニアとして働き続けるハードルが下がっているのです。 また、ITエンジニアからITジェネラリストへ、はたまたITコンサルタントへのように、ITエンジニアからつながるキャリアモデルも増加の一途をたどっています。 働き方の多様化 昔のITエンジニアは、長時間残業や休日出勤など、過酷な環境下で労働を課されることが多くありました。 しかし現代においては、過酷な労働環境は業界全体で是正されつつあり、ワークライフバランスを重視する企業が大幅に増えています。 また、働き方の多様化により、フリーランスやリモートワークといった柔軟な労働スタイルを実現しやすくなったのも大きいでしょう。35歳を超えたITエンジニアも、個々のライフスタイルに考慮しながら働ける環境が整ってきています。 35歳限界説が消えたITエンジニアのキャリアパス かつてはほぼ「管理職一択」だったITエンジニアのキャリアですが、今は複数の選択肢があります。どのような選択肢があるのか、ITエンジニアの主なキャリアパスを紹介しましょう。 ITスペシャリスト ITスペシャリストとは、特定の専門分野において高度な知識と技術を持つ人材のことです。 システム開発の現場で主に働きますがただの作業者ではなく、難易度の高い課題解決や意思決定を行う役割を担っています。 ずっと現場の最前線で活躍でき、自分の得意領域に特化できるので、「ITエンジニアを極めたい」「興味のある専門分野を深く掘り下げたい」と考える人に適しているでしょう。 替えが利かない専門知識を持つ人材は、市場価値も上がりやすいです。 ITジェネラリスト ITジェネラリストとは、システム開発からマネジメント、実際の運用まで広範な知識・経験を持ち、全体を統括する人材のことです。 全体を見渡して最適な判断を下す役割を担っている他、顧客から聞き出した要望をわかりやすく開発チームに伝えたり、チームのバランスを取りながら進行を管理したりと、組織における重要な橋渡し役でもあります。 ITスペシャリストが「狭く深く」タイプであるのに対し、ITジェネラリストは「広く浅く」タイプであるため、複数分野に対応できるスキルが必要です。 プロジェクトマネージャー プロジェクトマネージャーとは、システム開発を行うプロジェクトチームの責任者です。 プロジェクトの計画立案から完了まで全ての工程を統括し、品質・予算・納期の目標を達成しながら、プロジェクトを成功に導く役割を担っています。 現場で自ら手を動かすというよりかは、人やお金、時間を管理する作業のほうが多い仕事なので、マネジメント力やコミュニケーション能力が高い人に向いているでしょう。 独立・フリーランス ITエンジニアは、パソコンとインターネット環境があれば仕事ができるため、他の職種と比べて独立しやすい職業だといわれています。 企業で一通りの実務経験を積み、より柔軟な働き方や選択肢の自由を求めるなら、フリーランスや個人事業主として独立するというキャリアもあるでしょう。 ただし独立には、「興味のあるプロジェクトを自分で選べる」「収入アップが狙える」といったメリットがある一方で、「収入が不安定」「事務作業が増える」などのデメリットもあります。メリット・デメリットをよく考えた上で決断するのが重要です。 キャリアチェンジ ITエンジニアとして培った技術理解や課題解決力を武器に、別の職種にキャリアチェンジするという選択肢もあります。 今と全く異なる職種にチャレンジするのも一案ですが、IT分野の職種であればよりスキルが評価されやすく優遇されるでしょう。 例としては、ITコンサルタント、プロダクトマネージャー、セールスエンジニアなどが挙げられます。 今後のITエンジニアに必要なキャリア戦略 ITエンジニア35歳限界説が消えて、豊富なキャリアの選択肢が生まれたからこそ、自身のキャリアに悩むエンジニアも増えました。ここでは、ITエンジニアが今後自分らしいキャリアを歩むために必要な戦略を解説します。 自分の目指す方向を定める 現代のITエンジニアは自由なキャリアを描けるため、自分の意思で「これからどうなりたいのか」を選ばなくてはいけません。 まずは、自分の強みや適性を理解し、目指す方向を定めるのが第一歩です。 方向性が定まるとスキルやキャリアにも一貫性が出て、将来の選択肢も広がります。 なお、最初から「これが一生の進路だ」と気負う必要はありません。自分の得意分野を探るため、あえてあらゆることに挑戦してみるのも良いでしょう。 ただし、何年もその状態を続けるとスキルが分散してしまうリスクがあるので、あらかじめ期間を決めておくのがおすすめです。 プラスアルファのスキルを身につける IT技術は日々急速に進化しているため、一つの技術だけに依存すると、いつか技術進化のスピードについていけなくなる危険性があります。 そのため、今の専門分野を一本持った状態で、プラスアルファのスキルを磨くのが重要です。 たとえば、セキュリティ分野を専門にしているならネットワークを、データに強いならAIスキルをといったように、今の専門性と隣接する領域であればスキル学習の難易度も下がるでしょう。 学び続けるための仕組みを作る 年齢を重ねてもIT業界で活躍できる人材になるためには、毎日少しずつ技術・業務知識・設計能力を更新しなくてはいけません。 一時期だけ気合いを入れて猛勉強するのではなく、日々自然に学習が続く環境やルールを整えることが、キャリアの幅を増やす分かれ道になります。 通勤時間を勉強時間に充てる、勉強会などに定期参加する、新しいツールは一度試してみるなど、無理に頑張らなくても新たな知識を吸収できる習慣を早い段階で身につけましょう。 35歳限界説を乗り越えて自分らしいキャリアを歩もう 今はもう存在しない、ITエンジニア35歳限界説。 ただしそれは、「人を年齢で判断しなくなった」というだけで、「いつまでも指示通りにコードを書くだけでよくなった」という話ではありません。 長く活躍し続けるためには、自らの意思でキャリアの方向性を定め、それに向かって経験と行動を積むのが大切です。 なお、もしも「キャリアの方向性に迷っている…」「やっぱり35歳以降のキャリアが不安…」という場合には、キャリアコンサルティングを受けるという手もあります。 キャリアのプロに相談することで、迷いや不安の一番の原因、自分の適性、武器となる実績などを客観視でき、悩みの早期解決につながるでしょう。 少しでも気になった方は、オンライン面談方式で全国どこからでも相談できるキャリア・コンサルティング・ラボをぜひご活用ください。
30代でも社内SEに転職できる?転職成功のプロセスと注意点
社内SEに転職したいけど、スキルや経験に自信がない30代だと難しいかも…と悩んでいませんか? しかし、社内SEは必ずしも「高いプログラミングスキル」や「若さ」だけで採用されるわけではありません。 本記事では、30代から社内SEに転職できる理由、採用される人の特徴、転職成功のための具体的なプロセスを解説します。 転職前に知っておくべき注意点もまとめたので、社内SEへの転職を目指している30代の方は必見です。 30代から社内SEに転職できる? 30代から社内SEに転職することは十分可能です。ただし、完全未経験となるとやはりハードルは上がります。ここでは、30代が社内SEに転職できる理由や、未経験者の現実を解説します。 これまでの社会人経験が武器になる 社内SEは、「現場の業務を理解してシステムに落とし込む仕事」です。 そのため、高度なIT技術を持っているだけでは戦力として認められず、現場への深い理解や課題発見力、交渉力など、さまざまなスキルが求められます。 30代は、すでにこれまでの社会人経験を通じて、企業が求める「社会人基礎力」を持っている人が多いです。 企業は、ITスキルと社会人経験を総合的に見て採用を決めるため、30代でも社内SEへの転職は可能だといわれています。 IT・業界経験者なら即戦力に 30代で社内SEを目指す人の中には、IT経験者も少なくありません。未経験者をゼロから育てるには時間もコストもかかりますが、IT経験者なら即戦力としての活躍に期待ができるため、採用されやすくなるでしょう。 また、たとえITの経験がなくても、過去にその業界で働いたことがあるならば採用される確率は上がります。 たとえば、小売業界経験者が小売企業の社内SEに応募する、医療業界経験者が医療法人の社内SEを目指すなどした場合は、ITスキルがそれほど高くなくても「現場を知っている」ことがプラスに働く傾向です。 コミュニケーション能力が重視される 外部のクライアントや実際にシステムを使うユーザーが顧客のシステムエンジニアとは異なり、社内SEにとってのお客さんは同じ企業で働く従業員です。 ITに関する知識がほとんどない人と話す機会が非常に多いため、社内SEには「専門用語を使わず説明できる」「相手の困っていることを聞き出せる」といったスキルが求められます。 30代は、これまでの業務経験の中でコミュニケーション能力もある程度育っているとみなされやすいため、コミュニケーション力をうまくアピールできれば転職に成功できるでしょう。 とはいえ、完全未経験だとハードルは上がる 社内SEは30代からでも目指せるものの、やはり完全未経験だと転職難易度が上がります。 20代のうちは今後の伸びしろに期待して採用する「ポテンシャル採用」も多くありますが、30代になるとポテンシャルだけでは採用されにくいです。 同年代の経験者と比較されやすい上、面接官は「なぜ今から社内SEなのか」を疑問に思うので、スキル習得や面接対策が転職成功のカギとなるでしょう。 なお、未経験の場合は、ひとまずヘルプデスクやインフラ運用として入社し、スキルを積んでから社内SEにステップアップするという道もあります。 30代で社内SEに転職できる人の特徴 30代で社内SEに転職できる人には、いくつか共通する特徴があります。どのような共通点があるのか、チェックしていきましょう。 ITの基礎知識や実務経験がある ITに詳しい人や実務経験がある人は、やはり転職活動で有利です。 企業によっては、少人数の社内SEしかおらず、教育体制が万全ではないケースもよくあります。新人教育の時間を十分に確保できない環境が珍しくないため、最低限の教育コストで済むIT精通者の需要は高いです。 なお、今から実務経験を得るのは難しいかもしれませんが、基礎知識であれば習得できます。 「一通りのIT用語がわかれば十分」と考える企業も多いので、スキルや経験に不足を感じる場合は自らITスキルを磨いてください。 ITを活用した経験を具体的に話せる ITというと「複雑で難解なプログラミング言語を使いこなす」のようなイメージがあるかもしれません。 しかし実際には、コンピューターやインターネットを使って情報を集める、少しの手間を解消させるなどもITに含まれます。 転職活動の場では、単に「ITが好き」「興味がある」とアピールするよりも、「ITを活用して何をしたか」を話したほうが面接官に好印象を残すので、ITの概念を再確認しエピソードを用意しておきましょう。 わかりやすく説明するのが得意 社内SEが相手にするのは、主に現場で働くITにそれほど詳しくない従業員たちです。 「なぜかソフトが動きません」「パソコンがおかしいです」といった、ざっくりとした質問や相談をよくされるため、社内SEは話の内容をわかりやすく整理して、必要なことをかみ砕いて説明できる人が重宝されます。 「相手がわからないポイント」や「相手にもわかる言い方」をすばやく見抜くコミュニケーション能力が高い人ほど、転職成功率が上がります。 指示を待つのではなく自ら考えて動ける 社内SEだからといって、社内のシステム全てに万能に対応できるわけではありません。見たことのないエラーや不具合に直面することも、実際にはよくあります。 そして、そのたびに誰かからの指示を待っていると問題解決までに時間がかかってしまうため、自分で原因を考えて解決策を試す、ダメなら別の方法を試すと、自ら試行錯誤できる人が重宝される傾向です。 特に、少数精鋭で回していて教育システムが整っていない企業ほど、主体性が求められるでしょう。 自分のやりたいことだけにこだわらず柔軟性がある 社内SEは、経営陣の戦略や、現場の「ここを直してほしい」という困りごとを解決するのが仕事です。 自分のこだわりよりも、社内の人たちのニーズを満たすのが重要なので、やりたいことや専門性だけに特化したい人には向かないでしょう。 また、社内SEは開発だけでなく、保守や雑務など業務範囲が多岐に渡ります。エンジニアの仕事だけに専念できる環境ではない場合が多いので、あらゆる業務に柔軟に対応できる人が採用されやすいです。 30代で社内SEに転職するためのプロセス ここからは具体的に、30代で社内SEに転職するための方法を解説します。 スキルの棚卸し・自己分析 30代は豊富な社会人経験があるからこそ、転職活動では実務経験やスキルに注目されます。 一見ITとは関連のないスキルも、社内SEとして働く際に役立つことがあるので、まずはこれまでの経験を振り返り、専門知識や能力を洗い出しましょう。 また、「なぜ30代で転職を決意したのか」「なぜ社内SEなのか」は面接でもよく聞かれる質問です。スムーズに答えるためには自己分析が欠かせないので、自分の考えや価値観の整理も並行して行ってください。 IT学習や資格の取得 たとえ同じ未経験者でも「ITの基礎知識がある人」と「IT用語を何も知らない人」では、前者のほうが採用される可能性は高くなります。 転職への熱意を示す効果もあるので、OSやネットワーク、データベースなどの基本は押さえておくのがおすすめです。 学習した証拠として、資格取得を目指すのも良いでしょう。「ITの経験はありませんが、自主的に勉強して〇〇の資格を取得しました」と言えば、自分のスキルをわかりやすく伝えられるだけでなく、主体性のアピールにもなります。 「自分が狙える社内SE」の情報収集 求人情報を見ながら、企業ごとの「社内SEに求めるレベル」を探るのも重要です。 社内SEの仕事内容は、企業によって大きく異なります。 ヘルプデスクやPC管理が中心という企業がある一方で、社内システムの開発やIT戦略までが業務に含まれる企業もあり、裁量にかなり差があるのです。 大手のほうが即戦力・専門スキルを求められやすいので、今の自分の経験・スキルで採用のチャンスがある企業を冷静に見極めなくてはいけません。 この他、求人票から「企業が必要としているスキル」が見えてくる場合もあるでしょう。 キャリアコンサルティングを受ける 30代での転職は即戦力や専門スキルが求められやすく、なかなか思い通りにいかないことも…。「一人で転職活動をするのが不安」「転職成功率を少しでも上げたい」と考えるなら、キャリアのプロの力を借りるのがおすすめです。 キャリアコンサルティングでは、スキルの棚卸し・自己分析のサポートや、今後目指すべき方向性のアドバイスが受けられます。 「そもそも社内SEに転職すべきか迷っている」のような悩み相談にも利用できるので、まずは自分の思いを打ち明けてみてください。 社内SE向けのアピールポイントを考え、応募する 自己分析やスキルアップ、企業研究などが一通りできたら、気になる企業に応募してみましょう。 なお、応募時に求められることが多い履歴書や職務経歴書は、過去の文言をそのまま使い回すのではなく社内SE向けに内容を作り変えると書類通過率が上がります。 たとえば「○○業務に従事」とするよりも、「○○業務を担当し、Excelを使用して△△の作業時間を短縮した」のように書いたほうが、社内SEとの関連性があると判断されて高評価につながりやすいです。 社内SEに転職したい30代が知っておくべきポイント 社内SEには、普通のエンジニアとは異なる点が多々あります。転職してから「知らなかった…」と後悔しないためにも、知っておいてほしい注意点をまとめました。 スキルアップの限界を感じやすい 一般的なシステムエンジニアはコンピュータシステムの設計・開発・運用を主に担いますが、社内SEの業務は基本的に保守運用です。 新しい技術や上流工程に触れる機会が多くないため、マンネリ化してモチベーションが低下したり、スキルアップの限界を感じたりする人もいます。 自分自身で新たなスキルを学ばなければ「自社独自のシステムにだけ詳しい人」になってしまい、市場価値が下がるリスクがゼロではありません。 専門性を追求しにくい 社内SEは、社内のITを包括的に支える存在です。 そのため、パソコンの初期設定、ネットワークのトラブル対応、他部署の雑用的なIT相談など、業務範囲が多岐に渡りやすいという特徴があります。 幅広い知識や経験を得られる反面、一つの分野に特化して極めるのは難しい環境であることは理解しておきましょう。 給与が低い傾向にある 大手Web系企業のSEと、一般企業の社内SEとでは、社内SEのほうが給与が低くなりやすいです。 社内SEは企業に直接売上をもたらす存在ではないため、事務職や管理部門と同等として扱われることがよくあります。 また、Web系企業のSEに比べると社内SEは高度なプログラミングスキルや上流設計のスキルを求められにくく、これも給与アップにつながらない一因でしょう。 会社のIT環境が整っていないことも 企業によっては、古いシステムをいつまでも使い続けているケースも少なくありません。 「壊れたら直す」というのが慣習で新しいシステムに触れる機会が少ないので、業務がルーティン化しやすく自身の技術力低下が心配になることもあるでしょう。 さらに中には、経営層のIT意識が著しく低いことも。このような企業では、IT投資が「コスト」とみなされて予算削減の対象になりやすいので、IT部門ごと縮小されて将来の不安を感じる可能性があります。 楽な仕事ではない 社内SEは、自社で腰を据えて働ける、社外の人間との交流が少ないという観点から「楽な仕事」「ストレスが少ない仕事」といわれることがよくあります。 しかし、社内のIT全般に対応しなくてはいけない社内SEは、決して楽な仕事ではありません。 システムエラーが起きた際には、休日や夜間でも対応を迫られることがあります。また、パソコンの初期設定やアカウント発行といった雑務も社内SEの仕事である場合が多く、業務範囲が膨大になりやすいです。 楽な仕事だと楽観視しすぎると、転職してから「思っていた仕事と違う」と後悔しやすいので注意しましょう。 ポイントを押さえて30代の社内SE転職を成功させよう 社内SEへの転職は、30代からでも可能です。 しかし経験やスキルによっては転職のハードルが高くなることもあるので、冷静に今の自分を見極め、戦略を立てて行動しましょう。 また、転職に関する不安や悩みがあるときは、キャリアコンサルティングを受けるのがおすすめ。 キャリア・コンサルティング・ラボには、転職やキャリアチェンジに特化した相談プランもあるので、ぜひ活用してみてください!
AI時代に働き方はどう変わる?今のうちからできること5選
人間の働き方は、時代に合わせて常に変化してきました。そして、これから本格的に到来する「AI時代」では、また新たな働き方の変化が起きるといわれています。 この記事では、これからのAI時代に起きると考えられる、働き方の変化について詳しく解説。 具体的にどのような変化が起きるのか、変化に備えて今からできることは何かなどをお伝えします。 AI時代を迎えても、働き方はまだ大きく変わっていない 今はすでにAI時代に突入していますが、実感として「まだ大きな働き方の変化を感じていない」という方も多くいるのではないでしょうか。 AI時代を迎えても人間の働き方が急変しないのには、いくつかの理由があります。まずはそれらをチェックしていきましょう。 企業の制度・ルール整備が整っていない ビジネスの現場にAIを実装するとなると、新たなルールや制度を設けなくてはいけません。 「誰がAIを管理するのか」「どのような手順で導入を広げるか」「既存の社内システムとどう連携させるか」など、検討すべきことがたくさんあります。 今やっている業務と並行して、AIを導入した場合の新たな制度を整えるのは容易ではないため、実際に私たちの働き方が変わるまでには時間がかかりやすいです。 AI導入に保守的な企業も多い プライベートで生成AIを使う人は増えましたが、ビジネスではAI導入に保守的な企業も珍しくなく、このような実態も働き方が変わりにくい理由となっています。 AIは急速なスピードで進化し続けているものの、まだまだ「指示の解釈を間違える」「誤った回答をする」など、間違えることも多いです。安心して仕事を任せられるほどにはAIの精度が上がっていないと判断して、AI導入を見送っている企業は少なくありません。 また、日本には古い体質の企業も多く残っており、AI導入どころかIT化が進んでいない企業もあります。 AIを使いこなせる人がまだ少ない ちょっとした検索や思考の整理などにAIを活用する人は増えていますが、今はまだビジネスシーンでAIを使いこなせる人が少数派です。 仕事で使いこなすには、業務のどの部分をAIに置き換えるか、どのような指示を出せば業務進行がスムーズかなど、いくつもの難しいポイントを的確に見極めなくてはいけません。 現時点でAIを導入するとなると、導入コストだけでなく社員教育にも大きなコストがかかりやすいため、企業は昔ながらの仕事のやり方を継続しがちです。 社会全体が変わるのには時間がかかる そもそも、社会や人間の慣習を変えるのには時間がかかります。たとえば、今となってはビジネスに欠かせない携帯電話やパソコンだって、登場した瞬間からすぐに普及したわけではありません。 AIも同様に、多くの人が「当たり前」として使うようになるまでには、何年もかかると考えられます。 特に今はAIの登場で社会構造や労働市場が根本から変わりつつある転換期であるため、早期に働き方が変わる人・なかなか働き方が変わらない人が二極化しやすいです。 働き方を変えるのが難しい仕事もある AI時代がどれほど進んでも、全ての仕事をAIで代替するのは不可能であり、職種によっては働き方を変えるのが困難なケースもあります。 たとえば大きな責任が伴う仕事、相手との信頼関係が重要な仕事、マニュアル通りではない柔軟な対応が求められる仕事などは、AIへの置き換えが難しいでしょう。 このような仕事では、業務の一部がAIに置き換わることはあっても、人間が担う役割の大きさはそれほど変わらないため、働き方にも変化が加わりにくいです。 それでも「AI時代は働き方が変わる」といわれている理由 AI時代における働き方の変化には、上記で挙げた通りまだ課題が多いです。しかし、以下のような理由から、今後は確実に働き方が変わっていくと見られています。 AIの性能はどんどん向上している AIは、今最も急速な進化を遂げているシステムといっても過言ではありません。 現時点では精度の問題からビジネスへの導入が難しくても、近い将来には性能が劇的に向上して、ビジネスのさまざまな場面で活用されることが見込まれています。 「今の職場はAI導入を検討していないから、今後も自分の働き方は変わらないだろう」とのんびりしていると、あっという間にAIが進化して状況が変わる可能性があるのです。 AIを導入する企業は増加傾向にある 以前は、AIを導入する企業は一部のIT企業や大手企業だけでした。しかし近年は、その他の企業でもAI導入の検討や試験運用が進んでおり、AIを仕事に使う企業が増えています。 また、AIを導入する企業が増えたことにより、AI市場が活発になってサービスも多様化している傾向です。低コストで導入できるAIシステムも数多く登場しており、コスト面から導入を見送っていた企業も、今後は次々にAI導入を進めるでしょう。 深刻な人手不足に直面している 現在の日本は少子高齢化を背景に、深刻な人手不足問題を抱えています。 「応募者が集まらない」「ベテランが退職する」といった人手不足の課題を解消するための手段としても、AIには期待が集まっているのです。 そのため、AIは今後「導入するかしないか企業が決める」というよりかは「労働力不足を補うために導入せざるを得ないもの」として扱われる可能性があります。 AI化の流れは止まらないため、人間は働き方の変化から逃れられません。 AI時代、人間の働き方はどう変わる? では具体的に、AI時代の人間の働き方はどのように変わっていくのでしょうか。ここでは、5つの仮説を立ててみました。 今以上に「AIありき」の働き方になる 今は「AIを使った働き方をしている人」と「AIを使わず働いている人」が混在していますが、時代が進めば社会全体が「AIを使用して働くのが当たり前」というスタンスになる可能性があります。 たとえば今でいう電卓やパソコンのように、職種を問わずさまざまな仕事でAIが用いられるようになるでしょう。 議事録や資料の作成、メールの下書き、情報収集といった業務はAIが担うようになり、このような作業は「AIでベースを作ってから人間が調整する」という働き方が標準になるかもしれません。 定型業務が大幅に減少する・新しい仕事が生まれる AIは、あらかじめパターンが決められているルーティンワークが得意です。そのため、書類の整理やデータ入力といった定型業務の大半はAIによって自動化され、人間が作業をする機会は減少すると考えられています。 しかし一方で、AIをビジネスで使用するようになれば、今までにはなかった「AIを管理する」という仕事が生まれるでしょう。 AIは自発的にはやるべき仕事を見つけられないうえ、出力した内容が誤っている場合もあるため、AIに指示を出したり出力内容を確認したりする役割の人間が必要となります。 一人あたりの仕事量が増える可能性がある 人間は体が一つである以上、可能なマルチタスクには限度があります。しかし、AIの補助が入れば同時に進行できるタスクが増え、今より業務効率が上がるでしょう。 そして一人あたりの生産性が上がれば、任される仕事量も今より増える可能性があります。 「仕事量が増える」と聞くと、今よりハードな働き方を強いられるイメージを持つかもしれません。しかし実際はAIのサポートにより、今より業務量は多いのに少ない負担で働けるという未来もあり得ます。 労働時間や日数が減少する可能性がある AIを使用すれば、今まで人間が丸一日かけて行っていた業務を、半日で完了させられるようになるかもしれません。 このようにAIに任せられる仕事が増えることで、給与減額なしの「週休3日制」や「労働時間短縮」といった働き方の実現が期待されています。 ただしこちらの予想に関しては、効率化したぶんだけ別の業務が追加され、人間の労働時間にはさほど変化がないのではという指摘もあります。 単にAIの進化だけでなく、経済や制度の影響も大きく関与する問題であるため、今後の動向に注目です。 採用や評価の基準が変わり、働き方がより多様化する 採用や社内評価において今はまだ「AIが使えるかどうか」は、それほど重要な基準ではありません。しかし今後は重要視される可能性が高く、職種によっては「使えるのが当然」とする企業も増える見通しです。 また、AIとの協働により一人でできることが増えるので、個人事業主・フリーランスといった自律的な働き方を選ぶ人が多くなると考えられています。 企業に所属して働く場合でも、フルリモートで自宅から高い成果を出したり、副業で新しい仕事に挑戦したりする働き方が広がり、今以上に多様な働き方が浸透するでしょう。 AI時代の働き方に適応するため、今からできること AI時代の進行により、今後働き方が変わるのはほぼ確実といえるでしょう。そんな中、これからの変化に備えて今のうちから取り掛かれる行動もあります。 最後は、AI時代の働き方に対応するために、今から始めてほしいことを紹介します。 AIを日常的に使ってみる 「AIに一切触れたことがありません」では、今後は選択できる働き方がかなり限られてしまうと予想されます。そのため、仕事・プライベート問わず、使用できる場面では積極的にAIを使ってみることから始めてみてください。 AIに触れる機会が増えれば、AIの特性や強みが見えてきます。「AIに任せる仕事」と「自分でやる仕事」の線引きが自然とできるようになり、AIスキルが高まるはずです。 ただし、AIの回答を鵜呑みにしすぎると「自分で考える力」が弱くなるリスクがあるため、AIを過信しすぎないように注意しましょう。 「新しいもの」に対する抵抗を減らす 新しいツール、新しい働き方、新しい仕事のやり方などが次々登場する流れは、今後もしばらく止まらないでしょう。 そのためAI時代のビジネスパーソンには、年齢や経験にかかわらず定期的に「学び直し」をすることが求められます。 自分には関係ない、今のままでうまくいっていると考えるのではなく、新しいものに対して興味を持ち、「まずはやってみる」という姿勢でいるのが何よりも大切です。 コミュニケーション能力を磨く 人間には不可能な高速処理・長時間稼働ができるのはAIの強みですが、仕事はそれらの能力だけではスムーズに進行しません。 仕事は他者との連携や信頼関係ありきで進むことも多いため、周囲と円滑な関係を築くのに欠かせないコミュニケーション能力は引き続き求められるでしょう。 特に、相手に寄り添う共感力や、声のトーン・表情などから言いたいことを理解する文脈理解力は、AIには持ち得ないスキルです。 課題発見力を鍛える AIは出された指示には応えられますが、「そもそも何が課題なのか」を自ら見つけることはできません。そのため、AI時代のビジネスシーンでは、AIを使いこなせる課題発見力を持つ人が重宝されるでしょう。 課題発見力を鍛えるには「理想の状態」と「現状」のギャップを洗い出し、それを正しく言語化して「なぜ?」と深掘りするのが有効です。感覚に頼るのではなく論理的に考え、多角的な視点を意識してください。 キャリアコンサルティングを受ける AI時代はまだ幕を開けたばかりであり、ここからどうなっていくのか不透明な部分がたくさんあります。 今後予期せぬ変化に見舞われても自身のキャリアの方向性を見失わないように、今のうちからキャリアコンサルティングを受けておくのも効果的な準備の一つといえるでしょう。 専門知識を持つプロに相談することで、AI時代を見据えつつ、今後目指したい働き方の方向性が早く定まります。 方向性が決まれば「本当に自分が今やるべき行動」も見えてくるので、最短ルートで理想のキャリアが描けるはずです。 AI時代の到来で変わる働き方に備えて、今できることをやろう AI時代に、人間の働き方が変わるのは避けられません。 変化が起きても柔軟に対応できるよう、今のうちからできる行動を積み重ねて備えておくのが重要です。 人間はどうしても先の見えない未来に不安を覚えがちですが、AI時代の働き方の変化によって、今以上に自分に合う働き方ができる可能性もあります。 未来の選択肢を広げるためにも、今できることから一つずつ取り組んでみてくださいね。
AI時代に重要となるキャリア設計。考え方・やり方を具体的に解説
2022年、OpenAI社が開発した生成AI「ChatGPT」が一般公開され、瞬く間にAIブームに火がつきました。 AI音声アシスタントや産業用AIロボットなどもどんどん普及しており、今はAIが社会やビジネスへ本格的に浸透しつつある「AI時代」を迎えているといえるでしょう。 しかし、AI時代はまだ幕を開けたばかりです。そのため、これからどうなるのか不透明な部分が多く、キャリア設計がうまくできない…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。 今回は「AI時代のキャリア設計」に焦点を当て、具体的な考え方・やり方をわかりやすく解説します。 そもそもキャリア設計とは?似た言葉との違い 理想の働き方やライフスタイル、将来なりたい姿を明確にして、主体的に構想・設計することを「キャリア設計」といいます。 昇進・昇給といった社内でのキャリアだけでなく、職業人生全体の充実を考えるのが、キャリア設計の大きな特徴。 AI時代のキャリア設計では、生成AIやその他自動化技術の進化を「脅威」ではなく「便利なツール」と捉えた上で、自分に合う仕事や働き方を設計する必要があります。 なお、キャリアに関する言葉は似た表現がいくつもあって「違いがよくわからない…」という人も少なくありません。ここではキャリア設計と混同されやすい「キャリア形成」「キャリアプラン」「キャリアパス」との違いを解説しましょう。 キャリア形成との相違点 キャリア形成とは、将来の目標やありたい姿をイメージし、それに向けて計画的に課題の克服や経験の蓄積を行うプロセスです。 キャリア設計が未来の「設計図」「計画」であるのに対し、キャリア形成は設計をもとに経験やスキルを積み上げる「活動」を指しています。 そのため、どちらか片方だけではなく両方行うのが理想的です。 キャリアプランとの相違点 キャリアプランとは、仕事や働き方の「将来的にこうなりたい」という目標を実現するために立てる行動計画です。 「計画を立てる」という点ではキャリア設計と同じですが、キャリアプランは転職やキャリアアップ、働き方の転換といった仕事の計画に特化しています。 一方、キャリア設計は仕事と私生活を含めた職業人生全体の計画であるのが違いです。 キャリアパスとの相違点 キャリアパスとは、企業が従業員に示す昇進・昇格のルートです。 企業内で特定の役職やポジションに就くことをゴールとしており、ルートには「どのような業務経験を積み、どのようなスキルを習得すべきか」が盛り込まれています。 「個人が主体」となって自由に描くキャリア設計とは異なり、キャリアパスは「企業が主体」かつ組織内のキャリアに限定されているのが特徴です。 AI時代にキャリア設計をする目的 キャリア設計の重要性は前々から説かれていましたが、AI時代を迎えた今はより重要性が高まっているといわれています。ここでは、AI時代にキャリア設計をする目的を理解していきましょう。 「自分らしさ」を見つけてキャリアの主導権を握る AI時代のキャリア設計では、「自分らしさ」を見つけるのが重要な目的となります。 キャリアは、自分一人の力でコントロールできるものではありません。異動や転勤を命じられる、AI技術の発展により業務内容が変わるなど、予期せぬ変化を強いられる場面が多々あります。 ですが、変化を強いられて迷いが生じやすい場面でも、キャリア設計で自分のありたい姿や自分らしい働き方の「軸」ができていれば、迷うことなく理想の未来に向かって自らキャリアを進められるでしょう。 AI時代にマッチした「学び直し」の環境を作る AI時代は、これまでの時代とは比べ物にならないくらい、物事が変化するスピードが速いです。AIの性能向上ペースは加速し続けており、それに伴い人間に求められる職種やスキルも急速に変化しています。 そのためAI時代のキャリア設計では、「技術や市場は急激に変わるもの」というのを前提にして、柔軟にリスキリングできる状態を作るのも一つの目的。 計画を綿密に固めてしまうのではなく、ある程度ゆとりのある計画を立てることで、時々に応じた「今必要な知識・スキル」を学び直せてAI時代に乗り遅れるリスクを防ぎます。 「自分にしか出せない人間力」を明確にする AI時代が進めば、簡単な定型業務や情報処理業務などは完全にAIに置き換わる可能性があります。 一方、AIが苦手とする共感力、課題発見力、倫理観、リーダーシップといったスキルは、今以上に需要が高まるでしょう。 このような今後求められる人間力の中から、特に「自分が得意とする人間力」を見つけるのも、AI時代のキャリア設計の目的です。 自分だけの強みを把握し、それを伸ばしていければ、今後どれだけAIが普及しても代替できない人材として重宝されます。 AI時代のキャリア設計を考えるときに重要な3ステップ AI時代のキャリア設計を考える上で重要となるのが、「Will・Can・Must」のビジネスフレームワークです。このフレームワークを活用し、自己理解や目標を整理しましょう。 Will(やりたいこと) 将来どうなりたいか、どんな仕事・働き方がしたいかなどを考え、理想の将来像を描きます。 これまでの経験の中で特に楽しいと思えた仕事や、やりがいを感じた場面などを振り返ると、理想が具体的になりやすいでしょう。また、憧れている人物の姿を参考にするのも効果的です。 全てが画一的になりやすいAI時代だからこそ、「心が震える瞬間」や「本当に成し遂げたいこと」といった、自分の価値観を深掘りするのが強力な推進力となります。 Can(できること・得意なこと) やりたい・やりたくないは抜きにして、現在の自分の能力・スキル・経験を客観視します。 なお、「〇〇の業務経験」「△△の資格」といったわかりやすい能力・スキルだけでなく、業務遂行に必要なコミュニケーション能力や忍耐力、論理的思考力といった内面的要素も立派なスキルです。 これからの時代は、AIが持ち得ない内面的スキルに注目される機会が多くなるため、きちんと把握してCanに含めておきましょう。 なかなか思いつかない場合は、周囲の人にフィードバックをもらったり、生成AIや診断ツールを活用したりするのもおすすめです。 Must(求められること・やるべきこと) 所属する組織で期待されている役割、社会のニーズ、果たすべき責任を理解します。 会社が抱える課題に注目したり、評価基準を参考にしたりすると、理解が進みやすいでしょう。 また、ビジネスの現場におけるAI導入は、今後ますます拡大する見込みです。そのため現状では仕事でAIに触れる機会が少ない場合でも、これからのAI時代を見据えて「自分の市場価値を上げるためにやるべきこと」を見つけるのがポイントになります。 AI時代のキャリア設計のやり方 ここからは、より具体的にキャリア設計のやり方を解説していきます。 自己理解・社会理解を深める 一つ前の項目で説明した「Will・Can・Must」のフレームワークを使って、まずは自己理解を深めます。「What(何をするか)」だけではなく、「Why(なぜ、どう生きたいか)」にも焦点を当てるのがポイントです。 また、ある程度自己理解ができたら、社会の仕組みやニーズ、雇用環境のトレンドなどを把握する社会理解も深めていきましょう。 自分自身と社会の両方を深く理解することで「自分が社会でどう価値を発揮できるか」を見極めやすくなります。 ありたい姿・なりたい自分を明確にする 深めた自己理解・社会理解をもとに「将来の理想の自分」を具体的にイメージし、目標を設定します。 ただし、これからのAI時代は予期せぬ変化が多発する可能性が高いです。そのため、10年後・20年後のような長期的な括りで目標を定めるのではなく、3年後・5年後といった短中期的な括りで目標設定したほうが良いでしょう。 AI時代を見据えつつ、どのようなスキルを身につけていたいか、どんなポジションで仕事がしたいか、どんなライフスタイルを送っていたいかなどを考えてみてください。 キャリアロードマップを計画し、今やるべき行動を決める 設定した目標から逆算して「今何をすべきか」を明確化したキャリアロードマップを計画します。現状と理想のギャップを把握し、ギャップを埋めるために必要な行動を可視化しましょう。 なお、計画通りに進まないケースも珍しくないため、計画には柔軟性を持たせるのが非常に重要です。 いつ発生するのか予測できない変化を想定し、「もしも異動になった場合はこうする」「もしも健康状態に変化があった場合はこうする」など、状況別に複数の計画を用意している人もいます。 AI時代のキャリア設計で必要なアクション AI時代にマッチしたアクションを取ることで、キャリア設計はより成功につながりやすくなります。ここでは、AI時代のキャリア設計で必要なアクションをまとめました。 自己分析にAIを活用する AIだけに頼るのはNGですが、自己分析をする際は生成AIを活用してみましょう。 AIは、客観的なデータや多角的な視点から分析するのが得意です。そのため、AIと対話を繰り返すと自然と自分を深掘りでき、自己理解が深まりやすいといわれています。 ただし、AIを活用して自己分析をするには、AIに適切な指示(プロンプト)を出さなくてはいけません。 たとえば「あなたは優秀なキャリアコーチです。これからキャリア設計のための自己分析をサポートしてください。私の回答を深掘りして、私が自分自身の強みや価値観に気づけるよう導いてください」のようにプロンプトを出せば、AIから鋭い深掘りを引き出せるでしょう。 また、AIからの質問には、取り繕わずに本音で答える必要があります。 AIツールを日常的に使用する AI時代が進むほどに「AIを使いこなせる人材かどうか」が、さまざまな場面で重要視されるでしょう。 そのため、今のうちからAIを日常的に使用し、基本的な知識を身につけておくのがおすすめ。 「プライベートで使うAIが、キャリアに良い影響をもたらすのか」と疑問視する方もいるかもしれませんが、AIを日常使いすれば自然とAIリテラシーが高まり、プロンプトの出し方も上達します。 ゆくゆくAIと協働する土台になるので、まずは自らAIに歩み寄り慣れておきましょう。 「実験的に学ぶ」を意識する 変化が激しいAI時代のキャリア設計は、一度作ったら終わりではない「不完全な設計図」です。性能向上や新しいAIツールの登場により、現時点の計画が途中で機能しなくなる可能性は十分あります。 そのため、「計画を完璧に遂行すること」に重きを置くのではなく「実験的に学び続けること」を意識するのが重要です。 新しいAIツールや知らない機能と出会った際、自ら触れて知識を増やす「実験」ができるかどうかで、将来のキャリアの幅に大きな影響を与えます。 ポートフォリオ型のキャリア設計をする AI時代には、ポートフォリオ型のキャリア設計をするのもおすすめです。 ポートフォリオ型のキャリアとは、単一の企業や職種に依存せず、複数の仕事や肩書きを掛け持ちして独自のキャリアを形成することを指します。複数の「小さなキャリア」を同時並行で育てる設計により、多彩な実績や能力を獲得でき、自分だけの市場価値を高められるでしょう。 また、収入源が分散されるため、AI時代という予測不可能な激変期における最強のリスクヘッジにもなります。 AI時代の進化に流されないために、今キャリア設計が必要 進化・変化の激しいAI時代を生き抜くためには、キャリア設計が必要です。 とはいえ、予測不可能なAI時代だからこそ、キャリア設計を「難しい」と感じる人も多いでしょう。さまざまなAIツールもキャリア設計に役立つものの、やはりデータ・効率化といった観点だけでは導き出せないものがありますよね。 AI時代のキャリア設計に迷ったときや、AI時代特有のキャリア不安を感じているときは、プロのキャリアコンサルティングを受けるのも一つの手です。 AIは指示を出せば無数の選択肢を提案してきますが、その中にはもっともらしい嘘やあなたの価値観には合わない一般論も混ざっています。一方、キャリアコンサルティングであれば、あなたの価値観やライフステージに合ったものを人間ならではの視点で絞り込み、的確な提案をしてくれるでしょう。 AIに埋もれず、かつ「自分らしさ」を大切にしながら市場価値を高める計画を、キャリアのプロと一緒に考えてみませんか。 ※AI時代のキャリア設計の考え方は、こちらの記事で詳しくご紹介しています!
AI時代に求められる人材とは?必要なスキルや注意点を解説
AIの進化により、私たちの暮らしや働き方は変わってきています。 そして、社会が変われば「求められる人材」の定義も変わるもの。これからの時代を生き抜くためには、自分の価値観やスキルをアップデートして「AI時代に求められる人材」にならなくてはいけません。 この記事では、AI時代に求められる人材の特徴や身につけるべきスキルについて詳しく解説します。 注意点もお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください! 過去とAI時代、人材に求められるものの変化 AI時代以前とAI時代とで、人材に求められるものはどう変化したのでしょうか。まずは、過去とAI時代における求められるものをそれぞれ比較してみます。 AI時代以前の人材に求められたもの 昭和の日本社会では、主に「勤勉さ・従順さ・協調性」という特徴を持つ人材が求められる傾向にありました。 ワークライフバランスやハラスメントの定義がまだ曖昧だった時代、休まず働く勤勉さや上司の意向を優先する従順さは非常に重宝されたのです。また、あらゆる作業を人力でこなしていて人との連携が欠かせなかったので、組織の輪を大切にする協調性も必須でした。 長期不況に陥った平成では、限られた予算と人員で最大の利益を生むことを重視する企業が増えます。人材に求められるものは、主に「即戦力・コスト意識・IT化への適応」へと変化していきました。 AI時代の人材に求められるもの 令和以降はAIが急速な進化を遂げ、今は「AI時代」を迎えています。 そしてAI時代では、主に「AI活用力・柔軟な適応力・人間ならではの強み」を持つ人材が求められる傾向です。 AIに置き換わる業務が増えていく中で、AIを活用できる側にならなければ、時代に取り残されやすくなります。また、柔軟性や人間ならではの強みを持つ人材は、AIでの代替が難しく市場価値がより高まる見込みです。 AI時代に求められる人材とは? 「AI活用力・柔軟な適応力・人間ならではの強み」を持つ人材とは、どのような人材なのでしょうか。ここからはより具体的に、AI時代に求められる人材の特徴について解説します。 AIを使いこなせる人材 これからの時代は、AIを恐れたり遠ざけたりするのではなく「便利な仕事道具」として業務に取り入れ、自ら生産性を高められる人材が社会から求められます。 なお、ゆくゆくはAIを使って仕事をするのが今以上に当たり前になる可能性が高いため、ただAIに仕事を任せるだけでは「AIを使いこなしている」とはいえません。 AIを使いこなすには、AIの得意・不得意をきちんと理解しつつ、「どう使えば仕事の質が上がるか」を考えるスキルが必要です。 自分で考え、判断できる人材 こちらの問いに対し、いくつもの可能性や選択肢の候補を一瞬で挙げてくれるのはAIの魅力です。 しかし、それらが本当に正しい情報なのか、リスクはないのか、複数の候補の中からどれを採用するかなどは、人間が判断しなくてはいけません。 したがって、AIを使って幅広い可能性を検討したうえで、責任を持って自ら最終判断ができる人材がAI時代では求められるでしょう。 特にAI時代は、全てをAIに丸投げして思考停止に陥る人が増えるリスクも懸念されているため、自分で考えられる人材は評価されます。 課題や問題を発見できる人材 自発性を持たないAIは、人間からの問いかけや指示がなければ何も実行しません。「考えて」「分析して」と指示されない限り動かないので、違和感や課題にAI自らが気づくのは難しいです。 そのため、自ら客観的に分析して、まだ表面化していない問題を見つけ出すスキルを持つ人材は、AI時代に重宝されるといわれています。 課題発見力が高い人は、「何か変」ではなく「ここがおかしい」とAIへの入力も的確になりやすいので、必然的にAIを使いこなすことにもつながりやすいです。 変化に柔軟な人材 AIの普及により、仕事の定義や進め方、雇用のあり方などは、今後も変わっていくと見られています。 新しいツール、新しい働き方、新しい仕事のやり方などが次々と誕生するため、「AI時代は変化して当たり前」という新たな常識に柔軟に適応できる人材ほど、社会から求められるでしょう。 「一度やり方を覚えたらもう学ばなくていい」と考えるのではなく、「必要に応じてどんどん自分をアップデートする」と考えられる人ほど、その姿勢が武器になります。 専門性を持つ人材 平成の時代から人材に求められていた専門性は、AI時代においても引き続き重要視されています。 「AIがあれば、人間は専門知識を持たなくていいのでは?」と思うかもしれませんが、AIは人間と違って一つの分野に特化する専門性を持ちません。 それゆえに誤った情報を出力したり、人間側の間違いを見落としたりすることもよくあります。 AIに的確に指示を出し、AIの回答の正誤を見極めるためには、積み重ねた専門知識や現場での経験が不可欠です。 創造力や企画力がある人材 AIが出力する回答は過去のデータの再構築であり、完全なオリジナルではありません。 だからこそ、過去の前例にとらわれない独自の創造力を持つ人材や、0から1を生み出せる企画力がある人材はAI時代に求められます。 AI時代が進めば進むほど、社会全体が画一的になりやすいため、画期的なアイデアを持つ人は貴重な人材として扱われるでしょう。 新しい情報や異分野にも積極的に興味を示し、思考の枠を広げてみてください。 AIにはない価値を提供できる人材 現場での実作業、臨機応変な対応、人と心を通わせるコミュニケーションなどは、人間にしか提供できない価値です。 自動化できる仕事はどんどんAIへの代替が進むからこそ、今後はこのような人間独自の強みを持つ人材が社会から求められます。 AI時代がどれだけ進んだとしても、現場で試行錯誤した経験や、その経験からしか得られない独自の視点は自分だけの強みになるでしょう。 AI時代に求められる人材になる方法 AI時代に求められる人材になるためには、何か一つの分野を突出して磨くのではなく、「AI活用力・柔軟な適応力・人間ならではの強み」を網羅的に伸ばす必要があります。より具体的に、スキルの身につけ方や成長のポイントをお伝えしましょう。 AIを使い倒す 「AIは仕事で使えるらしい」「便利らしい」という知識を持っているだけでは、AIスキルは身につきません。 何に使えて、どう便利なのかを理解するためにも、自らの業務にAIを組み込んで実践的なスキルを養いましょう。 AIを日常的に使用することで、的確に指示する力や情報を見極める力が育ちます。また、「新しいものを学んで使いこなせるようになった」という成功体験があると、今後新しい仕組みやツールが登場したときも苦手意識を持ちにくいです。 専門知識を身につける 専門分野に関する内容でも、一般知識程度の質問であればAIは回答できます。 しかし、やはり踏み込んだ知識や経験に基づいた情報をAIから引き出すことは不可能なので、専門性の向上は常に意識しましょう。 そもそも、こちらに専門知識がなければ適切な問いを立てられません。さらに、AIの間違いにも気づけないため、AIを使って仕事の効率を上げるどころか、かえって効率ダウンを招くリスクがあります。 自分の強みを把握する AI時代は「人間らしい強み」を持つ人材が求められますが、強みを見つけるためには自分自身をじっくり振り返る必要があります。 普段、なかなか自分を振り返る時間が取れず、自分の強みに気づけていない人は珍しくないため、一度徹底的に自己分析をして自分の強みを洗い出してみましょう。 なお、強みは仕事の成果に直結する資格や、作業スキル以外の要素も含みます。たとえば「協調性や傾聴力がある」「主体的に行動できる」「論理的思考が得意」なども、立派な強みです。 倫理とAIガバナンスへの理解を深める 今後AI時代が進めば、個人情報の取り扱いや著作権、AI利用によるリスク管理などの観点はさらに厳格化されると予想されます。 安全かつ健全にAIを運用できる人材がより求められる時代となるため、今のうちから倫理観を高めるとともに、AIガバナンスへの理解を深めましょう。 AIガバナンスとは、AIを安全に使用するための仕組みやルールのことです。経済産業省が無料でガイドラインを公開しているので、よければ一度目を通してみてください。 信頼関係構築力を磨く AIは、学習した人間の感情のデータに基づいて共感しているように振る舞うことはできますが、本当に共感したり相手に寄り添ったりはできません。 真剣に他者と向き合う、心のこもった言葉をかけるといった言動で相手と信頼関係を築けるのは、人間独自のヒューマンスキルです。 このスキルを高めるためには、コミュニケーション能力や傾聴力、非言語サインに気づく力の向上を目指す必要があります。併せて、「約束を守る」「嘘をつかない」といった姿勢を見せるのも忘れてはいけません。 振り返りを習慣にする 仕事や勉強の後には、「なぜ上手くいったのか」「より効率化する方法はないか」などを振り返って考えるのを習慣にしましょう。 振り返りの重要性はAI時代より前から説かれていましたが、新しいツールが次々登場して日々「小さな改善」が欠かせないAI時代では、より重要度が高まっています。 また、変化の激しいAI時代は、常に「さらに便利なやり方や方法はないか?」と見直せる人が、変化への対応が早く評価されやすいです。 キャリアコンサルティングを受ける AI時代に求められる人材になるためには、AIスキルの強化、ヒューマンスキルや専門性の向上、強みの再発見など、やるべきことがたくさんあります。一人で並行してやれることには限度があるため、キャリアコンサルティングを活用して考えを整理するのを効率化するのがおすすめです。 キャリアコンサルティングを受けると、こちらの話を丁寧に深掘りしたうえで、自己分析のサポートをしてもらえます。 自分に合った伸ばすべき専門性や学習ルートなども提案してもらえるので、回り道をすることなくスピーディに成長できるはずです。 AI時代に求められる人材を目指す際の注意点 「AI時代に求められる人材になること」を意識するのは重要ですが、いくつか注意点もあります。ここでは、大切な3つのポイントを解説します。 AIを使う本質を見失わない 最新のAIツールや指示出しのテクニックを覚える=AIを使いこなす、ではありません。 AIに関する知識を増やしたところで、「それを用いてどのような成果を出すのか」「どんな課題を解決するのか」という本質が見えていなければ、AIを使いこなしているとはいえないのです。 どれだけ優れたシステムだとしても、AIはあくまで道具です。AIを使うこと自体を目的とするのではなく、目的達成のためにAIを使うというスタンスを保ってください。 人間らしさを軽視しない 「これからはAIの時代」は事実ですが、「だからデータや論理、効率化が全て」という考え方は間違いです。むしろ、AI時代が進むほどに、人間しか持たない「人間味」「感情を動かす力」の希少価値は高まります。 対人スキルや熱意、倫理観といった部分をないがしろにすると「AIのような人間」になってしまいますが、そのような人材が一番AIに代替されやすいので注意しましょう。 時代のスピードに焦らない AI時代はこれまでの時代以上に変化のスピードが速く、次々と新しいAIサービスやトレンドが登場します。 新しい情報を積極的にキャッチしようとする姿勢は大切ですが、全てのトレンドに乗るのは不可能なため、過剰に「乗り遅れないようにしないと」と焦る必要はありません。 全てを追おうとすると、あれこれ手を出しすぎて結果的に全てのスキルが中途半端になってしまうリスクがあります。 AI時代を担う、求められる人材へと成長していこう AI時代の到来により、仕事のあり方は根本から変わりつつあり、それに伴って人材に求められるものも変わってきています。社会で活躍し続けるためには、働く人のほとんど全員が「これからの時代に合う、求められる人材」へと進化する必要があるでしょう。 いきなりガラリと働き方や生活を変える必要はないので、自分にできることから一つずつ積み重ねて、成長を目指してくださいね。 また、もしも「自分に合う成長方法がわからない」「自分の強みって何?」と躓いたときには、ぜひキャリアコンサルティングの利用を検討してみてください! ※AI時代のキャリア形成が気になる方には、こちらの記事もおすすめです! https://career-lab.biz/column/ai_career02/
